JP2002085490A - 注射針溶融器 - Google Patents

注射針溶融器

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JP2002085490A
JP2002085490A JP2000324725A JP2000324725A JP2002085490A JP 2002085490 A JP2002085490 A JP 2002085490A JP 2000324725 A JP2000324725 A JP 2000324725A JP 2000324725 A JP2000324725 A JP 2000324725A JP 2002085490 A JP2002085490 A JP 2002085490A
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Japan
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needle
melting
main switch
melter
battery
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JP2000324725A
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Teruo Hoshi
照雄 法師
Yoshio Emori
義雄 江森
Yasuo Tanaka
康夫 田中
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TAIHOO PROD KK
Original Assignee
TAIHOO PROD KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】医療に使用された注射針を、安全に廃棄するた
めの溶融器を提供する。 【構成】差し入れた針を固定する電動メカと、針先を受
けるカーボン電極と、針を検出するスイッチと、溶融電
流回路のメインスイッチとバッテリーと、これらに接続
する電子制御回路を設け、針が挿入されると、これを検
知して固定し、メインスイッチをONにして針先に溶融
電流を流し、溶けた後にメインスイッチをOFFにして
から、針の固定をリリースする注射針溶融器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】使用済み注射針は先端部が鋭く尖
っており、刃が付いているので肌に刺さりやすく、更に
血液や薬物が付着しているので、病気感染の畏れもあ
り、廃棄過程での危険性が心配されるので、溶かしてか
ら廃棄するよう定められている。この発明は、医療に使
用された注射針を、安全に廃棄するための注射針溶融器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の注射針溶融器は、図2に示すよう
に、電圧のかかっている2つの電極(9)(10)に針
を押し当てて、バッテリー(11)から流れる電流によ
り、発生する熱で針先を溶かして、鋭利な針先の部分を
除去する構造と成っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】イ.2つの電極に針を
押し当てるときに、指先で針を操作してうまく電流回路
を形成する必要があり、使い方が難しく時間がかかり、
操作に慣れる必要があった。 ロ.電極に針が融着したり、あるいは溶けた針が変形し
て固まり、差し入れた口から取り出せなくなることがあ
った。 ハ.針先の溶融に伴って、針を差し入れると溶融の必要
ない、中間部まで溶かしてしまい、電池に過大な負担を
かけることがあった。 ニ.処理した針は赤熱しており、火傷の危険があった。 本発明は、以上の問題点を解決するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】図1に示すように、針の
挿入口に設けた針ガイド(8)と、差し入れた針を固定
する電動メカ(3)と、バネで支えられた針先を受ける
カーボン電極(1)と、この電極が押されたことを検出
するマイクロスイッチ(2)と、溶融電流回路のメイン
スイッチ(4)を備え、これらに接続する電子制御回路
(7)及びバッテリー(5)を設ける。本発明は、以上
の構成を持つ注射針溶融器である。
【0005】
【作用】針を差し入れて、注射針(6)の先でカーボン
電極(1)が押され、マイクロスイッチ(2)が働く
と、タイムチャート図3に示すように、トリガー(2
5)が発生し、電子制御回路(7)のシーケンスがスタ
ートして、メカ駆動(26)の期間、電動メカ(3)が
針を固定することにより、ここを2つ目の接続点とし
て、メイン電流回路が形成される。この時ソレノイドプ
ランジャ(31)の駆動音が“ゴツッ”と発生し、ユー
ザーへの手応えとなる。そして約0.1秒後に、溶融
(27)の期間、メインスイッチ(4)がONとなり、
注射針(6)の先端部に溶融電流が印加されカーボン電
極(1)に接する部分から溶融する。メインスイッチ
(4)はシーケンスにより、スタートから約1秒でOF
Fするが、これより先、針がおよそ2mm溶融し短くな
ったとき、カーボン電極(1)を針先に押しつけていた
バネが戻り、針先とカーボン電極との導通が切れて、実
際の溶融電流は、実電流(28)に示すように、0.2
秒から0.8秒で途切れる。この後メインスイッチ
(4)がOFFしてから、後に電動メカ(3)から注射
針(6)が開放され、“カチッ”と鳴るので、この音を
合図に針を取り出して、廃棄口(24)に投入する。こ
れにより、針の入れ方によらず均一な溶融処理が出来る
ので、初めての人にも簡単に注射針の処理が出来る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を述べる。 イ.針を溶かす電力源として、6V−5AHのバッテリ
ー(5)を備えており、電子制御回路(7)の一部とし
て、このバッテリー(5)の充電回路を備え、AC10
0Vに接続している場合には、常にこのバッテリー
(5)を満充電にするように構成されている。 ロ.本体には、電源スイッチ(13)が設けられてお
り、これをONにすることで緑のLED(14)が点灯
して針の溶融が出来る事を示す。ただし、AC100V
に接続していない場合には点滅となり、いずれにしても
電源スイッチ(13)のOFFで消える。 ハ.本体には、バッテリー(5)の充電状態を示す赤の
LED(14)と橙のLED(16)も設けられてお
り、50%−20%の充電状態では橙のLED(16)
が点灯して充電の必要を知らせ、20%以下の充電状態
では赤のLED(15)が点灯するとともに、バッテリ
ー(5)を保護するため溶融機能を停止している。 ニ.本体天面には、針の挿入口に設けた針ガイド(8)
が見えており、針を差し込む場所をわかりやすく示して
いる。針ガイド(8)の形状は、医療現場で使用されて
いる針の形状に合わせて、なるべくすべての針に対応出
来るように考えられている。すなわち点滴用に考えられ
た蝶々型のタブを備えた短い針でも処理が可能となって
いる。 ホ.針ガイド(8)の下に備えた、電動メカ(3)は、
図8に示すように、最も吸引力の大きいソレノイドプラ
ンジャ(31)の終点付近で針を押え込むように考えら
れたリンクで構成されており、溶融電流、接続端の一つ
となる。ソレノイドプランジャ(31)の通電をOFF
するとスプリング(30)により、針はリリースされ
て、5mm四方の開口(32)が開き、針の抜き取りを
妨げない。 ヘ.注射針(6)の先端を受け止める、カーボン電極
(1)は、片持ちバネで支持されており、もひとつの溶
融電流、接続端となる。高温度で溶ける部分に接するた
め、金属電極では融着が避けられないのでここにカーボ
ンを使用している。 ト.カーボン電極(1)の下には、マイクロスイッチ
(2)があり、カーボン電極(1)が針で押されると、
マイクロスイッチ(2)がONになり、針の挿入を検知
して、電子制御回路(7)に伝えられて一連のシーケン
スが開始される。 チ.マイクロスイッチ(2)の下にはダストボックス
(18)が用意されており、溶融した針の先端部が粉末
状になって落ちるのを受ける。また、処理した針を廃棄
口(24)から投入して一時的に収納するようにしてい
る。 リ.溶融処理により、針に付着していた血液や薬物も焦
げて蒸発するので、異臭が発生するが、ダストボックス
の側面に消臭剤を入れたカートリッジを取り付けて、本
体側面に設けたフアン(23)により、異臭を含むエア
ーは消臭剤を入れたカートリッジを通って外部に吸い出
されるように構成して臭気対策をしている。消臭剤には
商品名でエファロンと呼ばれているものを使用した。消
臭剤をカートリッジにしてダストボックスの側面に取り
つけることで、消臭剤の交換を容易にしている。 ヌ.本体には、バッテリー(5)の充電状態を示す赤と
橙のLEDに並行して、青のLED(17)も設けられ
ており、これは溶融処理によりスタートする7分間の消
臭タイマーに連動する,フアン(23)の作動中を示し
ている。 ル.カーボン電極(1)は消耗するので、一定の処理数
に達したら交換の必要があるため、処理した針の数を示
すカウンター1(19)を設けている。このカウンター
はカーボン電極(1)を交換する毎にメンテカバー(2
9)の内部に設けたボタンでリセットする。消臭剤を入
れたカートリッジの交換も同時に行なう。 ヲ.更にダストボックス(18)の容量も限られている
ので、一定の数に達したら清掃の必要があるので、入れ
た針の数を示すカウンター2(20)も設けている。こ
のカウンターは、針を処理する毎にダストボックスに入
れたと見做してカウントし、清掃の毎にリセットボタン
(21)でリセットする。 ワ.メインスイッチ(4)には、定格200Aのハイサ
イドスイッチと呼ばれる半導体を採用した。これにより
電流の開閉に伴って発生する不要輻射は殆ど発生しな
い。 カ.注射針(6)の外径は0.4mmから1.5mmま
であり、バッテリー(5)の充電率にもより、針がおよ
そ2mm溶融し、針先とカーボン電極との導通が切れ
て、溶融電流が途切れるまでの時間はおよそ0.2秒か
ら0.8秒と変化するので、溶融(27)の期間は1秒
程度が必要となる。しかし、処理時間は短い方が快適な
ので、実電流(28)を観測することにより、これが途
切れるまで、シーケンスのクロックを停止し、または遅
くすることにより、細い針を処理する場合の、溶融(2
7)の期間を0.5秒程度まで短縮することが出来る。 ヨ.処理した針を取り出して、廃棄口(24)に投入す
るまで、赤熱している針に触れると火傷の畏れがある
が、針の熱容量は小さいので短時間に自然冷却するの
で、図4に示すように、溶融(27)の立ち下がりから
針の冷却時間をおいてメカ駆動(26)を立ち下げるこ
とで、この危険を軽減することができる。
【0007】
【発明の効果】イ.注射針の溶融処理が簡単になり、誰
にも出来るようになる。 ロ.注射針の先端部だけを溶融するので、処理が短時間
で済み快適になる。 ハ.バッテリーからの消費電力も最小で済み、カーボン
電極の消耗も少ない。 ニ.溶融後の冷却時間を設けることで、溶融の後で針に
触れても火傷の畏れがなく、安全である。 本発明により、使用済み注射針の溶融処理が安全快適に
出来るようになり、医療関係者の働く環境整備に貢献す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図
【図2】従来品の構成図
【図3】本発明のタイムチャート図
【図4】本発明の別のタイムチャート図
【図5】本発明の本体平面図
【図6】本発明の本体側面図
【図7】本発明の本体正面図
【図8】本発明の電動メカの実施例
【符号の説明】
1.カーボン電極 2.マイクロスイッチ 3.電動メカ 4.メインスイッチ 5.バッテリー 6.注射針 7.電子制御回路 8.針ガイド 9.電極1 10. 電極2 11. バッテリー 12. バッテリー充電回路 13. 電源スイッチ 14. 緑のLED 15. 赤のLED 16. 橙のLED 17. 青のLED 18. ダストボックス 19. カウンター1 20. カウンター2 21. リセットボタン 22. ハンドル 23. フアン 24. 廃棄口 25. トリガー 26. メカ駆動 27. 溶融 28. 実電流 29. メンテカバー 30. スプリング 31. ソレノイドプランジャー 32. 開口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針の中間部を固定する電動メカと、溶融電
    流を開閉するメインスイッチと、電子制御回路を備え、
    針が挿入されると、電動メカが動作して針を固定し、メ
    インスイッチがONとなり、針の先端部に溶融電流が通
    電され、その後メインスイッチがOFFとなり,電動メ
    カがリリースされる注射針溶融器。
  2. 【請求項2】溶融電流を検出して、この電流が流れてい
    る期間はシーケンスの進行を遅くすることを特徴とす
    る、請求項1に記載の注射針溶融器。
  3. 【請求項3】メインスイッチがOFFとなった後,針の
    冷却時間が経過してから電動メカがリリースされる請求
    項1に記載の注射針溶融器。
JP2000324725A 2000-09-19 2000-09-19 注射針溶融器 Pending JP2002085490A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012085782A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Seirin Kk 鍼灸鍼回収装置
US20130334175A1 (en) * 2011-09-15 2013-12-19 Kenneth A. Jackson Needle disabling device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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