JPH03247349A - 注射針の処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は使用済の注射針を処理する場合に用いられる注
射針の処理装置に関する。

「従来の技術」 従来、患者の体内に薬剤を注射した後の注射針は、使用
後直ちＩこキャップをかぶせて、注射器共々、あるいは
、注射針単体で段ボール箱などに入れ、これらを段ボー
ル箱ごと一括して焼却したり、あるいは、ゴミ処理場に
投棄していた。

「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述した従来の注射針の処理においては、注
射針にキャップをかぶせる際に、しばしば指等を傷付け
てしまうということがあった。

従って、患者がエイズやＢ型肝炎などに感染していた場
合Ｉこは、医師や看護婦がこれらの疾病？こ感染して発
病してしまうという問題があった。

また、このことは、一般の注射器を使用する場合に限ら
ない。例えば、献血や点滴などを行う場合にも針順を使
用しているので、同様な問題が起こっている。

本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、安全確
実に使用済の注射針を処理することができる注射針の処
理装置を提供することを目的としている。

「課題を解決するための手段Ｊ 請求項１記載の発明は、注射器のシリンダの先端開口部
に外嵌され注射針と合成樹脂の嵌挿部とからなる注射針
ユニットに外嵌される合成樹脂のキャップの・最大径部
が遊嵌される孔が設けられた本体と、該本体の内側の前
記孔の近傍にあって、前記キャップが前記孔に遊嵌され
た場合に、前記キャップの最大径部付近を包囲するよう
に設けられた発熱体を具備することを特徴としている。

また、請求項２記載の発明は、請求項１記載の発明にお
いて、前記発熱体は、抵抗線であることを特徴としてい
る。

さらに、請求項３記載の発明は、請求項１記載の発明に
おいて、前記発熱体の電源が電池であることを特徴とし
ている。

「作用Ｊ 本発明によれば、医師または看護婦が患者の体内に注射
器を用いて薬剤を注射するには、まず、針ユニットにキ
ャップが外嵌された注射器より手でキャップを抜く。

そして、本体の孔にキャップを手で遊嵌する。

次に、注射器に針の先端から薬剤を注入した後、患者に
その薬剤を注射する。

次に、使用後の注射器を針ユニットがついたまま本体の
孔に遊嵌されているキャップに挿入して嵌挿部をキャッ
プに密着させた後、発熱体に電源を印加すると、発熱体
に電流が流れて発熱するため、シリンダの先端開口部と
針ユニットの嵌挿部および針ユニットの嵌挿部とキャッ
プとがそれぞれ融着する。

そして、注射器を上方に引き上げる。これにより、注射
器は針ユニットおよびキャップと一体になって本体の孔
から抜き出される。

最後に、その注射器を廃棄する。

「実施例」 以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明す
る。第１図は本発明の一実施例による注射針の処理装置
の構成を示す概略断面図であり、この図において、１は
処理装置本体、２は処理装置本体１の底面に取り付けら
れたゴム磁石からなる底板、３は処理装置本体１にかぶ
せられた上板であり、合成樹脂等からなる注射器４のシ
リンダ４ａの先端開口部４ｂに外嵌された注射針ユニッ
ト５に工場出荷時に外嵌された合成樹脂等からなる片方
が封止された円筒状のキャップ６の最大径部６ａが遊嵌
される孔８が設けられている。７はストッパである。

尚、針ユニット５は、針５８と、シリンダ４ａの先端開
口部４ｂに外嵌される合成樹脂等からなる嵌挿部５ｂと
から構成されている。

また、９はリング状に巻回されたニクロム線（抵抗線）
からなる発熱体であり、孔８の内側近傍に、キャップ６
の最大径部６ａが孔８に遊嵌された場合に、キャップ６
の最大径部６ａを包囲するように設けられている。１０
は孔８の下方であって、処理装置本体１の底面に取り付
けられたサポータであり、キャップ６の先端部６ｂが嵌
挿される凹部１０ａが設けられている。

さらに、１１．および１１！はそれぞれ発熱体９の両端
が接続されたターミナル、１２は乾電池あるいは充電電
池からなる電源、１３は一端がターミナル１１．に接続
され、他端が電源１２のマイナス端子に接続されたリー
ド線、１４は処理装置本体Ｉ内の側板】ａにネジなどに
より取り付けられると共に、電源Ｉ２のプラス端子に接
続された端子である。

加えて、１５は一端がリード線１６を介してターミナル
１１．に接続され、他端がリード線１７を介して端子１
４の一端に接続されたブツシュスイッチである。

このような構成において、医師または看護婦が患者の体
内に注射器４を用いて薬剤を注射するには、まず、新品
の、即ち、針ユニット５にキャップ６が外嵌された注射
器４からキャップ６を手でとり、そのキャップ６を孔８
から先端部６ａがサポータ１０の凹部１０ａに嵌挿され
るまで挿入する。　そして、注射器４に針５８の先端か
ら薬剤を注入した後、患者にその薬剤を注射する。

次に、使用後の注射器４を針ユニット５がついたままサ
ポータ１０の凹部１０ａに嵌挿されているキャップ６に
挿入して嵌挿部５ｂをキャップ６に密着させる、即ち、
第２図に示すような状態にした後、ブツシュスイッチ１
５を押す。これにより、発熱体９に電源１２が印加され
て、発熱体９に電流が流れて発熱するため、共に合成樹
脂からなるシリンダ４ａの先端開口部４ｂと針ユニット
５の嵌挿部５ｂおよび針ユニット５の嵌挿部５ｂとキャ
ップ６とがそれぞれ融着する。

そして、注射器４を上方に引き上げる。これにより、注
射器４が針ユニット５およびキャップ６と共に抜き出さ
れる。

最後に、その注射器４を廃棄する。

以上説明したように、使用済の注射針４と針ユニット５
とキャップ６とを共に融着するようにしたので、注射針
５８は以後キャップされたままであり、廃棄した後も、
安全である。

また、乾電池あるいは充電電池程度の電源１２で注射器
４と針ユニット５とキャップ６とを融着することができ
るので、電源コードを引き回す必要がない。尚、この注
射針の処理装置を一定の場所に設置しておく場合には、
電源１２に交流変圧器を用いてもよい。

さらに、底板２にゴム磁石を用いているので、振動に強
く、充分に全作業が片手で行うことができる。

尚、上述の説明においては、注射器４と針ユニット５と
キャップ６とを融着した例を示したが、注射器４がガラ
ス等によって構成されている場合には、この注射針の処
理装置を第３図および第４図に示すような構成にして針
ユニット５とキャップ６のみを融着するようにしてもよ
い。尚、第３図および第４図において、第１図および第
２図の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その
説明を省略する。

「発明の効果Ｊ 以上説明したように、本発明によれば、医師または看護
婦は、少なくとも注射後は、注射針で自分の手などを傷
付けることがないという効果がある。

従って、安全性が飛躍的に向上すると共に、確実に使用
済の注射針を処理することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による注射針の処理装置の構
成を示す概略断面図、第２図は第１図の孔８に注射器４
が遊嵌された場合の針ユニツト５近傍の拡大断面図、第
３図は本発明の応用例による注射針の処理装置の構成を
示す概略断面図、第４図は第３図の孔８に注射器４が遊
嵌された場合の針ユニツト５近傍の拡大断面図である。 １・・・・・・処理装置本体、３・・・・・・上板、４
・・・・・・注射器、４ａ・・・・・・シリンダ、４ｂ
・・・・・・先端開口部、５・・・・・・針ユニット、
５ａ・・・・・・針、５ｂ・・・・・・嵌挿部、６・・
・・・・キャップ、７・・・・・・ストッパ、８・・・
・・・孔、９・・・・・発熱体、１２・・・・・・電源
。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）注射器のシリンダの先端開口部に外嵌され注射針
   と合成樹脂の嵌挿部とからなる注射針ユニットに外嵌さ
   れる合成樹脂のキャップの最大径部が遊嵌される孔が設
   けられた本体と、 該本体の内側の前記孔の近傍にあって、前記キャップの
   最大径部が前記孔に遊嵌された場合に、前記キャップの
   最大径部付近を包囲するように設けられた発熱体と を具備することを特徴とする注射針の処理装置。
2. （２）前記発熱体は、抵抗線であることを特徴とする請
   求項１記載の注射針の処理装置。
3. （３）前記発熱体の電源が電池であることを特徴とする
   請求項１記載の注射針の処理装置。