JP2551347B2 - 感熱記録装置 - Google Patents

感熱記録装置

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JP2551347B2
JP2551347B2 JP5213727A JP21372793A JP2551347B2 JP 2551347 B2 JP2551347 B2 JP 2551347B2 JP 5213727 A JP5213727 A JP 5213727A JP 21372793 A JP21372793 A JP 21372793A JP 2551347 B2 JP2551347 B2 JP 2551347B2
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roller
head
thermal
cover
pressure contact
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芳雄 藤田
清 細谷
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ファクシミリ等の感熱記録装置
に係り、更に詳述すれば、感熱ヘッドと圧接ローラーと
の位置合わせ機構を有する感熱記録装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ等の感熱記録装置は、耐
熱、高抵抗性の基板上に直線状に形成された発熱抵抗素
子群を有する感熱ヘッドと、圧接ローラーとより成り、
両者を適当な手段で圧接状態となし、この間に感熱記録
紙を通して記録を行うものである。
【0003】この装置においては記録の幅方向、即ち圧
接ローラーの長手方向の圧接力の均一性もさることなが
ら、ローラーの母線と直線状抵抗体(ヘッドの発熱素子
列)との位置が完全に一致していることが均一な濃度の
記録画を得る条件である。従ってヘッドとローラーとの
位置出しが必要となる。一方、記録紙の装填を容易にす
ることと感熱ヘッドの発熱抵抗体部分の清掃さらには紙
詰まりの除去等の際にはヘッド長手方向の各面とローラ
ーの長手方向の各面を離間する必要があるため、ヘッド
とローラーをそれぞれ別の支持体に支持し相対的に移動
可能としている結果、上述した位置出しが部品単品の製
作精度だけで出すのは難しく、組み立て時両者の位置関
係を調整する必要があった。
【0004】そのような従来の一例を図4に示す。図中
6は圧接ローラーで筐体1内に収容されベース2に固定
された記録装置本体3に軸支されている。記録ヘッド7
は別に枠体4にコイルバネ8を介して弾性的に支持され
ており、前記記録ヘッド7を含む枠体4は記録装置本体
3と支点5を中心として回転可能であり、こうして圧接
ローラー6とヘッド7とを開放する構造となしている。
ヘッド7とローラー6との位置合せにはヘッドの弾性支
持支点10が枠体4に対しその位置を調整できるように
なっている。具体的には支点ピン10を固定した支持片
11を調整し位置出しができたところで前記支持片11
をネジ12により記録装置本体3に固定するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような構
成においては位置出しのための基準となるものがない上
調整する方向は3次元的であり、目視によったり、実際
に画を記録しながら試行錯誤的に行う以外になく調整に
多大な時間を費やし、これが製品コストを上げる一因と
もなっていた。尚図中9はダイオード基板である。
【0006】本発明の目的は、上記した従来技術に鑑み
なされ、極めて簡単な機構でヘッドの位置調整を不要と
した感熱記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、発熱素子を
有する感熱ヘッドとローラーとを含み、該感熱ヘッドと
ローラーとを圧接するようにして構成された感熱記録装
置において、記録装置本体と該本体に回動可能に支持さ
れたカバーとの間に、前記感熱ヘッドと前記ローラーと
を支持しこれらの相対位置を合せる機構を設け、該位置
合せ機構は前記カバーを閉じた時、該カバーの位置を決
定するロック部材と、該ロック部材のロック時、前記感
熱ヘッドを支持したヘッド支持体と前記ローラーの軸と
を係合し、それらの相対位置を規制する係合体および該
係合体により係合された前記ヘッド支持体と前記ローラ
ーとの相対位置関係を弾性的に保持する弾性体を備えて
おり、該カバーを閉じた時には前記感熱ヘッドと前記ロ
ーラーとの圧接状態を達成し、前記ロック部材のロック
状態を解除し前記カバーを開放した時には前記感熱ヘッ
ドと前記ローラーとの圧接状態を開放するようにし、前
記係合体は前記ロック部材のロック時、前記ヘッド支持
体と前記ローラーの軸とを係合させる案内係合溝を有
し、該案内係合溝の形状は前記ヘッド支持体と前記ロー
ラーの軸が係合した際に、記録紙の送り方向には所定の
公差を持ち、且つ記録紙に対する圧接方向には移動可能
なU字状に形成されて、前記カバーが閉じられた時に、
前記感熱記録ヘッドが前記ローラーに対して記録紙の送
り方向および圧接方向に移動可能に構成されることによ
って、前記感熱ヘッドの発熱素子列と前記ローラーとの
軸との相対位置が所定位置よりずれている時、前記感熱
ヘッドが該ローラーの軸に追随して前記発熱素子列と前
記ローラーの軸との相対位置を一致させる構成とした。
【0008】
【作用】感熱ヘッドと圧接ローラーの軸との相対位置が
所望の位置よりずれている時該感熱ヘッドが該圧接ロー
ラーの軸に追随して該ヘッドと該圧接ローラーの軸との
相対位置が一致するように移動し、感熱ヘッドのローラ
ー軸への取付けが容易にかつ確実に行なえる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1乃至図3を用い
て詳述する。
【0010】図1〜図3において、23は筐体21、ベ
ース22を含む記録装置本体を構成する側板で該側板間
に圧接ローラー26をメタル31を介して軸支する他圧
接ローラー26を駆動するモータ(図示せず)、感熱記
録紙30等を支持するものである。24は枠体(カバ
ー)で感熱ヘッド27をコイルバネ28を介して弾性的
に支持すると共に感熱記録ヘッド27にフレキシブル基
板33を介して接続されたヘッド駆動回路用のダイオー
ドマトリックス基板29をも支持する。そして枠体24
は記録装置本体に対し支点25を中心として回動可能に
支持されている。枠体の所定位置即ち感熱記録ヘッド2
7が圧接ローラー26に圧接する位置に固定するために
ロックレバー35が設けられている。ロックレバー35
は枠体24に支点36をもち、そのカム状切欠が本体側
板23に設けられたピン37に係合することにより本体
に対する枠体24の位置決めするものである。38は左
右のロックレバーを連結するシャフトでロックレバーの
解除時の取手となるもので、これを持ち上げることによ
りロックレバー35の係合が外れ枠体24が開放され
る。
【0011】感熱記録ヘッド27は圧接ローラー26に
対向する表面に前述した発熱抵抗体41を形成しその裏
面は放熱とヘッドの補強と兼ねたヘッドベース32に支
持される。
【0012】前記ヘッドベース32はその長手方向両端
部に立上り部42を形成し、ここにメタル31の外径と
適当な公差をもって嵌合し、また記録紙に対する圧接方
向には図示から明らかのように移動可能な空隙を有する
ようにU字状の案内溝43を形成する。前記案内溝43
はヘッドベース32の幅の中心に位置させ、一方発熱抵
抗体41はヘッド幅に対し中心に配置させている。そし
て両者の幅を同一とし、両者の幅方向の端面が一致する
ように固着している。従って案内溝43と発熱抵抗体4
1との中心位置は一致する。案内溝43の発熱抵抗体4
1に対する位置は幅方向のどちらかの端面を基準として
位置精度を出しても良い。またヘッドベース32には枠
体(カバー)24に固着されたガイド板34が挿入され
る角穴44が穿っている。ガイド板34はヘッドベース
32の角穴44に挿入されるガイド片45に対しヘッド
ベース32がある程度自由に動けるように適当な隙間を
もった大きさとなっている。28は前述した如くヘッド
ベース32とガイド板34との間に介在された圧縮コイ
ルバネを示し、該バネは圧縮ローラー26の軸の真下に
位する位置に2ケ所対称的に配置され、その位置は前記
ガイド板34とヘッドベース32の双方に形成された円
形押出し部46により規制されている。47はヘッドベ
−ス32のガイド板34からの抜けを防止する割ピンで
ある。上記した構造によりヘッドベース32、従って感
熱記録ヘッド27は枠体24に対し弾性的に、しかもあ
る程度3次元的に自由に支持される構造となっている。
感熱記録ヘッド27が傾斜して取付けられているのは支
点25と感熱記録ヘッド27との位置関係により定まる
ヘッドの可動軌跡に合せるためで、かくすることにより
案内溝43がメタル31にスムースに嵌入することを保
証する。
【0013】かかる構造においてその動作を説明する
と、感熱記録紙30を装填する、あるいはヘッドの清
掃、紙詰りの除去等を行う際はロックレバー35を解除
し、枠体24を開くことにより感熱記録ヘッド27部分
が開放されるので所定の作業を行った後枠体24を閉じ
る。即ち記録紙の装填では記録紙を本体に装着しその先
端を引張り出しながら圧接ローラー26上にセットし枠
体24を閉じる。そうすると記録紙を挾んだまま感熱記
録ヘッド27と圧接ローラー26はロックレバー35の
係合位置でバネ28により適当な圧接力をもって圧接状
態となり記録可能の状態となる。この際感熱記録ヘッド
27の発熱抵抗体41の可動軌跡がローラー軸に対して
ずれていたとしても感熱記録ヘッド27は自由に弾性支
持されかつ案内溝43がメタル31に嵌入してゆくので
発熱抵抗体41はローラー軸に追随する如く自動的に両
者の位置が一致するものである。尚図中39,40は紙
ガイド、48は取付ねじ、49は締付金具である。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ヘッ
ド位置としては多少の位置ずれは許容されるので、ヘッ
ドを支持するヘッド支持体等の単品の公差を厳しくする
必要がなく、組み立て上も位置調整を行なう必要がな
く、また極めて簡単な構成でヘッドの位置合せの調整が
不要となり、組み立てコストを大きく低減できるもので
ある。また、本発明によれば、ヘッドとローラーとの相
対位置関係およびカバー側を閉じた後の装置使用時にお
けるヘッドと圧接ローラーとの圧接力を良好に維持する
ことが可能であり、ヘッドとローラーとの良好な圧接力
により良好な印字品質を得ることができる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示すファクシミリ装
置の断面図、
【図2】図2はその位置合せ機構部の拡大した断面図、
【図3】図3は同じくその長手方向の断面図、
【図4】図4は従来のファクシミリ装置の概略を示す断
面図。
【符号の説明】
26.圧接ローラー、 27.感熱記録ヘッド、 32.ヘッドベース、 34.ガイド板、 41.発熱抵抗体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱素子を有する感熱ヘッドとローラーと
    を含み、該感熱ヘッドとローラーとを圧接するようにし
    て構成された感熱記録装置において、記録装置本体と該
    本体に回動可能に支持されたカバーとの間に、前記感熱
    ヘッドと前記ローラーとを支持しこれらの相対位置を合
    せる機構を設け、該位置合せ機構は前記カバーを閉じた
    時、該カバーの位置を決定するロック部材と、該ロック
    部材のロック時、前記感熱ヘッドを支持したヘッド支持
    体と前記ローラーの軸とを係合し、それらの相対位置を
    規制する係合体および該係合体により係合された前記ヘ
    ッド支持体と前記ローラーとの相対位置関係を弾性的に
    保持する弾性体を備えており、該カバーを閉じた時には
    前記感熱ヘッドと前記ローラーとの圧接状態を達成し、
    前記ロック部材のロック状態を解除し前記カバーを開放
    した時には前記感熱ヘッドと前記ローラーとの圧接状態
    を開放するようにし、前記係合体は前記ロック部材のロ
    ック時、前記ヘッド支持体と前記ローラーの軸とを係合
    させる案内係合溝を有し、該案内係合溝の形状は前記ヘ
    ッド支持体と前記ローラーの軸が係合した際に、記録紙
    の送り方向には所定の公差を持ち、且つ記録紙に対する
    圧接方向には移動可能なU字状に形成されて、前記カバ
    ーが閉じられた時に、前記感熱記録ヘッドが前記ローラ
    ーに対して記録紙の送り方向および圧接方向に移動可能
    に構成されることによって、前記感熱ヘッドの発熱素子
    列と前記ローラーとの軸との相対位置が所定位置よりず
    れている時、前記感熱ヘッドが該ローラーの軸に追随し
    て前記発熱素子列と前記ローラーの軸との相対位置を一
    致させることを特徴とする感熱記録装置。
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JPH06179280A JPH06179280A (ja) 1994-06-28
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