JP2561038B2 - 感熱記録装置の位置合せ機構 - Google Patents

感熱記録装置の位置合せ機構

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JP2561038B2
JP2561038B2 JP6257869A JP25786994A JP2561038B2 JP 2561038 B2 JP2561038 B2 JP 2561038B2 JP 6257869 A JP6257869 A JP 6257869A JP 25786994 A JP25786994 A JP 25786994A JP 2561038 B2 JP2561038 B2 JP 2561038B2
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thermal
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芳雄 藤田
清 細谷
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ等の感熱記
録装置に係り、更に詳述すれば、感熱ヘッドと圧接ロ−
ラ−との位置合せ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ等の感熱記録装置は、耐
熱、高抵抗性の基板上の直線状に形成された発熱抵抗素
子群を有する感熱ヘッドと、圧接ロ−ラ−とより成り、
両者を適当な手段で圧接状態となし、この間に感熱記録
紙を通して記録を行なうものである。
【0003】この装置においては記録の幅方向、即ち圧
接ロ−ラ−の長手方向の圧接力の均一性もさることなが
ら、ロ−ラ−の母線と直線状抵抗体との位置が完全に一
致していることが均一な濃度の記録面を得る条件であ
る。従ってヘッドとロ−ラ−との位置出しが必要とな
る。一方、記録紙の装填を容易にすることと感熱ヘッド
の発熱抵抗体部分の清掃さらには紙詰りの除去等の際に
はヘッド長手方向の各面とロ−ラ−の長手方向の各面を
離間する必要があるため、ヘッドとロ−ラ−をそれぞれ
別の支持体に支持し相対的に移動可能としている結果、
上記した位置出しが部品単品の製作精度だけで出すのは
難しく、組立て時両者の位置関係を調整する必要があっ
た。
【0004】そのような従来の一例を図1に示す。図中
6は圧接ロ−ラ−で筐体1内に収容されベ−ス2に固定
された記録装置本体3に軸支されている。記録ヘッド7
は別に枠体4にコイルバネ8を介して弾性的に支持され
ており、前記記録ヘッド7を含む枠体4は記録装置本体
3と支点5を中心として回転可能であり、こうして圧接
ロ−ラ−6とヘッド7とを開放する構造となしている。
ヘッド7とロ−ラ−6との位置合せにはヘッドの弾性支
持支点10が枠体4に対しその位置を調整できるように
なっている。具体的には支点ピン10を固定した支持片
11を調整し位置出しができたところで前記支持片11
をネジ12により記録装置本体3に固定するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような構
成においては位置出しのための基準となるものがない上
調整する方向は3次元的であり、目視によったり、実際
に画を記録しながら試行錯誤的に行なう以外になく調整
に多大な時間を費やし、これが製品コストを上げる一因
ともなっていた。尚図中9はダイオ−ド基板である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は上記した
従来技術の欠点をなくし、極めて簡単な機構でヘッドの
位置調整を不要とした感熱記録装置の位置合せ機構を提
供することにある。
【0007】本発明は、発熱素子を有する感熱ヘッド及
び圧接ロ−ラ−を収納した記録装置本体を、筐体と該筐
体に開閉自在に取付けられた枠体で構成すると共に該枠
体の内側に前記感熱ヘッドを配置して、該ヘッドと前記
圧接ロ−ラ−との圧接及び該圧接の解除を自由に行える
ように構成した感熱記録装置において、前記感熱ヘッド
に固定され該感熱ヘッドを支持するヘッド支持部及び該
ヘッド支持部の端部に設けられ、前記圧接ロ−ラ−の軸
にメタルを介して嵌合する案内溝を有した軸支持部材を
含むヘッド支持体と、前記枠体の内側と前記ヘッド支持
体との間に介在され、前記ヘッド支持体を該枠体の内面
より遠ざける方向に弾性的に支持する弾性部材及び前記
ヘッド支持体をある程度3次元的に自由にガイドするガ
イド体34を含む支持ガイド部材とからなり、前記支持
ガイド部材をもって、前記ヘッド支持体を、該枠体の内
面より遠ざける方向に弾性的に支持しかつ前記感熱ヘッ
ドの発熱素子と前記圧接ロ−ラ−の軸との相対位置が所
望の位置よりずれている時該発熱素子が該圧接ロ−ラ−
の軸に追随して該発熱素子と該圧接ロ−ラ−の軸との相
対位置が一致するようにガイドしたものである。
【0008】
【作用】枠体を筐体に対し閉じた時、ヘッド支持体は、
ロ−ラ−の軸を軸支すると共に支持ガイド部材により、
3次元的に移動する。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図2〜図4を用いて
詳述する。図2〜図4において、23は、筐体21、ベ
−ス22を含む記録装置本体を構成する側板で該側板間
に圧接ロ−ラ−26をメタル31を介して軸支する他、
圧接ロ−ラ−26を駆動するモ−タ(図示せず)、感熱
記録紙30等を支持するものである。24は枠体で感熱
ヘッド27をコイルバネ28を介して弾性的に支持する
と共に感熱記録ヘッド27にフレキシブル基板33を介
して接続されたヘッド駆動回路用のダイオ−ドマトリッ
クス基板29をも支持する。そして枠体24は記録装置
本体に対し支点25を中心として回動可能に支持されて
いる。枠体の所定位置即ち感熱記録ヘッド27が圧接ロ
−ラ−26に圧接する位置に固定するためにロックレバ
−35は枠体24に支点36をもち、そのカム状切欠き
が本体側板23に設けられたピン37に係合することに
より本体に対する枠体24の位置決めするものである。
38は左右のロックレバ−を連結するシャフトでロック
レバ−の解除時の取手となるもので、これを持ち上げる
ことによりロックレバ−35の係合が外れ枠体24が開
放される。
【0010】感熱記録ヘッド27は圧接ロ−ラ−26に
対向する表面に前述した発熱抵抗体41を形成しその表
面は放熱とヘッドの補強と兼ねたヘッドベ−ス32に支
持される。
【0011】前記ヘッドベ−ス32はその長手方向両端
部に立上り部42を形成し、ここにメタル31の外径と
適当な公差をもって嵌合し、また記録紙に対する圧接す
る方向には図示から明らかのように移動可能な空隙を有
するようにU字状の案内溝43を形成する。前記案内溝
43はヘッドベ−ス32の幅の中心に位置させ、一方発
熱抵抗体41はヘッド幅に対し中心に配置させている。
そして両者の幅を同一とし、両者の幅方向の両端が一致
するように固着している。従って案内溝43と発熱抵抗
体41との中心位置は一致する。案内溝43の発熱抵抗
体に対する位置は幅方向のどちらの端面を基準として位
置精度を出しても良い。またヘッドベ−ス32には枠体
24に固着されたガイド板34が挿入される角穴44が
設けられている。ガイド板34はヘッドベ−ス32の角
穴44に挿入されるガイド片45が一体的に折り曲げ形
成されたものである。ここで角穴44はガイド片45に
対しヘッドベ−ス32がある程度自由に動けるように適
当な隙間をもった大きさとなっている。28は前述した
如くヘッドベ−ス32とガイド板34との間に介在され
た圧縮コイルバネで圧接ロ−ラ−26の軸の真下に位す
る位置に2ヵ所対称的に配置され、その位置は前記ガイ
ド板34とヘッドベ−ス32の双方に形成された円形押
出し部46により規制されている。47はヘッドベ−ス
32のガイド板34からの抜けを防止する割ピンであ
る。上記した構造によりヘッドベ−ス32つまり感熱記
録ヘッド27は枠体24に対し弾性的に、しかもある程
度3次元的つまり記録紙の送り方向、上下方向、左右方
向に自由に支持される構造となっている。感熱記録ヘッ
ド27との位置関係により定まるヘッドの可動奇跡に合
わせるためで、かくすることにより案内溝43がメタル
31にスム−スに嵌入することを保証する。
【0012】かかる構造において、その動作を説明する
と、感熱記録紙30を装填する。あるいはヘッドの清
掃、紙詰りの除去等を行なう際はロックレバ−35を解
除し、枠体24を開くことにより感熱記録ヘッド27部
分が開放されるので所定の作業を行った後枠体24を閉
じる。即ち記録紙の装填では記録紙を本体に装着しその
先端を引張り出しながら圧接ロ−ラ−26上のセットし
枠体24を閉じる。そうすると記録紙を挟んだまま感熱
記録ヘッド27と圧接ロ−ラ−26はロックレバ−35
の係合位置でバネ28により適当な圧接力をもって圧接
状態となり、記録可能な状態となる。この際感熱記録ヘ
ッド27は自由に弾性支持されかつ案内溝43がメタル
31に嵌入してゆくので発熱抵抗体41はロ−ラ−軸に
追随する如く自動的に両者の位置が一致するものであ
る。尚図中39、40は紙ガイド、48は取付けねじ、
49は締付け金具である。ここで、メタル31は、一般
的な軸受としての利用つまり摩擦低減、取付け保持、精
度の向上とは別に支持体の案内溝に嵌合される軸部の径
を大きくすることでヘッドとロ−ラとの位置出し精度を
向上し得るようにすると共に、ヘッドとロ−ラとの摩擦
により生じる記録紙部の内部静電気を側板側に導く、帯
電防止機能を持たせることが可能である。つまりメタル
31は、ヘッド支持体との嵌合精度の向上と帯電防止機
能を兼ね得るものである。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ヘッ
ドを枠体に対し弾性的に、しかもある程度3次元的に自
由に支持し得る構成としたので、蓋体を筐体に対して閉
じ、その状態をロック部材にて規制したとき、感熱ヘッ
ドと圧接ロ−ラ−との相対位置関係及び感熱ヘッドと圧
接ロ−ラ−との圧接力を良好に維持することが可能とな
り、またヘッド位置としては多少の位置ずれは許容で
き、ヘッドを支持するガイド板、枠体などの単品の公差
を厳しくする必要がなく、また組立て上も位置調整を行
う必要がなく、また極めて簡単な機構でヘッドの位置合
せの調整が不要となり組立てコストを大きく低減できる
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の感熱記録装置の概略を示す断面図。
【図2】本発明の感熱記録装置の概略を示す断面図。
【図3】図2の位置合せ機構部を拡大して示す断面図。
【図4】図2の長手方向方向の断面図。
【符号の説明】
26:圧接ロ−ラ−、27:感熱記録ヘッド、32:ヘ
ッドベ−ス、34:ガイド板、 41:発熱抵抗体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱素子を有する感熱ヘッドとローラーと
    の間で記録紙を移送しながら記録する感熱記録装置にお
    いて、該記録装置本体は、圧接ロ−ラ−を収納した筐体
    と該筐体に対して開閉自在に軸支され、前記感熱ヘッド
    を収納した蓋体とで構成されており、前記蓋体が閉じら
    れたときに前記筐体に対して位置関係を規制する係脱自
    在のロック部材を備えて前記筐体に対して閉じられたと
    きには前記感熱ヘッドと前記圧接ロ−ラ−との圧接状態
    を達成し、かつ前記蓋体を前記筐体に対して開放したと
    きには前記感熱ヘッドと前記圧接ロ−ラ−との圧接状態
    を開放するようにし、前記感熱ヘッドを支持するヘッド
    支持部と該ヘッド支持部の両端部に設けられた前記圧接
    ロ−ラ−の軸が嵌合される案内溝を有した軸支持部材を
    含むヘッド支持体と、前記蓋体の内側と前記ヘッド支持
    体との間に介在され、前記ヘッド支持体を該蓋体の内面
    より遠ざける方向に弾性的にかつ前記ヘッド支持体を
    録紙の送り方向、上下方向、左右方向に支持する支持体
    を含む支持装置とを具え、前記支持装置をもって、前記
    ヘッド支持体を、該枠体の内面より遠ざける方向に支持
    しかつ前記蓋体が閉じられたときに、前記感熱ヘッドが
    前記圧接ロ−ラ−に対して記録紙の送り方向及び圧接方
    向に移動可能に構成し、前記軸支持部材の案内溝に前記
    圧接ロ−ラ−の軸が嵌入したとき前記感熱ヘッドの発熱
    素子と前記圧接ロ−ラ−の軸との相対位置を自動的に一
    致させる構成としたことを特徴とする感熱記録装置の位
    置合せ機構。
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