JP2551301Y2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

Info

Publication number
JP2551301Y2
JP2551301Y2 JP1990106262U JP10626290U JP2551301Y2 JP 2551301 Y2 JP2551301 Y2 JP 2551301Y2 JP 1990106262 U JP1990106262 U JP 1990106262U JP 10626290 U JP10626290 U JP 10626290U JP 2551301 Y2 JP2551301 Y2 JP 2551301Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
engine
hydraulic pump
room
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990106262U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0462004U (ja
Inventor
道夫 堀内
啓一 大本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP1990106262U priority Critical patent/JP2551301Y2/ja
Publication of JPH0462004U publication Critical patent/JPH0462004U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2551301Y2 publication Critical patent/JP2551301Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Combines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、圃場に植立する茎稈の刈取り収穫をするコ
ンバインに関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種コンバインのなかには、例えば操向制
御、前処理部の昇降作動制御、走行体の位置移動制御等
の制御を油圧で行うようにしたものが有る。そして、こ
の様に油圧制御機構を用いる場合には、必ず油圧ポンプ
を設ける必要が有る。
ところで油圧ポンプは、主クラツチ用のクラツチ機構
の如く断続操作可能な断続クラツチ機構が断状態になつ
ているときでも駆動して圧油供給をすることが要求さ
れ、そこで従来、油圧ポンプは、エンジンの出力軸に直
結したり、トランスミツシヨンケースの入力軸に直結し
たりして、断続クラツチの断操作に無関係に常時駆動す
るようになつていた。
しかるにこのものでは、油圧ポンプがエンジンの近傍
に配置せざるを得ないことになり、この結果、油圧ポン
プはエンジンの高熱に常に晒されてどうしても高温とな
つて油温が上昇し、これが油圧作動部に供給されるとい
う不具合があるうえ、油圧ポンプの配設スペースをエン
ジン側方に確保しなければならず、スペース状の問題も
ある。
[課題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一
掃することができるコンバインを提供することを目的と
して創案されたものであつて、一端側に走行系動力出力
用の駆動プーリが設けられたエンジン出力軸の他端部と
ラジエータ用冷却フアンのフアン軸とを、常時動力伝動
するよう構成された動力伝動機構を介して連動連結して
なるコンバインにおいて、前記ラジエータが収容される
ラジエータルームを、エンジンルームの上方で、かつ前
記駆動プーリがはみ出す状態でエンジンルームを囲繞す
るよう機体フレームから立設したフレーム材の上部に配
する一方、ラジエータの冷却風路を横向きにするための
冷却フアンを、フレーム材内側位置でかつラジエータル
ームに対し前記駆動プーリ側で対向する位置に配し、該
冷却フアンの駆動プーリ側に突出するフアン軸を前記フ
レーム材に回動自在に軸承すると共に、該フアン軸に入
力軸が一体的に連結される油圧ポンプを、フレーム材の
外側となる駆動プーリ上方の冷却風路位置に配したこと
を特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、エンジン駆動に
連動して常時駆動する油圧ポンプでありながら、油圧ポ
ンプがエンジンの高熱に直接晒されることが無いように
したものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1はコンバインの走行機体であつて、該
走行機体1の前部には前処理部2が備えられ、該前処理
部2で刈取られた茎稈は、脱穀選別部3で脱穀および選
別処理をされ、排稈は細断機等の後処理部4によつて後
処理され、穀粒は穀粒タンク5に蓄留され、そしてホツ
パ5aから該蓄留された穀粒が放出されるようになつてい
ること等は何れも従来通りである。
6は機体前部右側にある運転席7の後部に配設される
エンジンルームであつて、該エンジンルーム6を構成す
るエンジンベース6aにはエンジン8が搭載されている
が、このエンジン出力軸8aの両端部は、機体の左右方向
に向けてそれぞれ突出している。そして機体内方側に向
けて突出する出力軸端には走行系等に対してベルト伝動
するための駆動プーリ9が一体的に設けられているが、
さらに機体外側方に向けて突出する出力軸端にも駆動プ
ーリ10、11が一体的に設けられており、これらプーリの
うちの一方の駆動プーリ11がラジエータ17に動力伝動を
するためのものに設定されている。
13は機体フレーム1aからエンジンルーム6を囲繞する
ように立設されたフレーム材であつて、該フレーム材13
は、前記走行系の駆動プーリ9が外側にはみ出すように
してエンジンルーム6を越えて上方に高くなつていて、
エンジンルーム6の上方にラジエータルーム14を形成し
ている。そしてエンジンルーム6とラジエータルーム14
との境界部位に左右方向に向けて中間軸15が回動自在に
軸承されているが、該中間軸15の左右両端部に伝動プー
リ15a、15bが設けられている。このうちの一方の伝動プ
ーリ15aと前記駆動プーリ11との間にはテンションベル
ト16が懸回されていて、エンジン8の駆動力が中間軸15
に伝達されるようになつている。尚、16aはテンシヨン
プーリである。
17はラジエータルーム14に配設されたラジエータであ
つて、該ラジエータ17を冷却するための冷却フアン(ラ
ジエータフアン)18は、ラジエータ17に対してフレーム
材13内において機体内側横方に配されるように構成され
ている。この冷却フアン18のフアン軸18aはフレーム材1
3に回動自在に軸承されるが、該フアン軸18aに一体的に
設けた伝動プーリ19と前記中間軸側伝動プーリ15bとの
間にはテンシヨンベルト20が懸回されていて、前記伝達
されたエンジン側の駆動力を冷却フアン18に伝達するよ
うになつている。そして冷却フアン18の回転に伴う吸引
力によつて、ラジエータ冷却風は、機体右側方から外気
がラジエータルーム14に取り入れられラジエータ17を冷
却し、そして冷却フアン18を経て機体内方に排出する左
右横方向を向く冷却風路として流れるように構成されて
いる。尚、20aはテンシヨンプーリである。
21は各種の油圧作動をする油圧機構系の油圧ポンプで
あつて、該油圧ポンプ21は、伝動プーリ19を挟んでラジ
エータとは反対側、つまりフレーム材13の外側で駆動プ
ーリ9の上方において平面視でオーバーラツプする状態
で配設されており、しかも油圧ポンプ21の入力軸21aは
前記冷却フアン軸18aに一体的に連結されており、これ
によつて油圧ポンプ21は、冷却フアン18の作動に連繋し
て一体回動する構成になつている。
叙述のごとく構成された本考案の実施例において、機
体走行すべくエンジン6を駆動させると、該エンジン駆
動力は駆動プーリ9、10、11からそれぞれ出力されて各
種従動部の動力源となるが、冷却フアン18は、駆動プー
リ11、中間軸15を経由する中間に作業者による任意の断
続切換え操作可能なクラツチ機構のない動力伝動系によ
つてエンジン側の動力が直接的に伝達されることにな
り、従つてエンジン8が駆動状態になれば、冷却フアン
18も同時駆動してラジエータ17の冷却をすることにな
る。そしてこの冷却フアン18と連繋して油圧ポンプ21も
一体駆動することになる。
この様に、本考案が実施されたものにおいては、エン
ジン8が駆動状態のとき、必ず冷却フアン18が回転して
ラジエータ17の冷却をすることになるが、これと連繋し
て油圧ポンプ21も一体駆動するため、主変速クラツチや
副変速クラツチ、あるいは刈取りクラツチ等の断続クラ
ツチが全て断状態になつているときでもエンジン8が駆
動していてラジエータ17を冷却する限りは油圧ポンプ21
も駆動することになつて、油圧作動を行うことができ
る。
しかも、この様に各種断続クラツチの断続に関係なく
油圧ポンプ21が駆動するものでありながら、油圧ポンプ
21は、従来のようにエンジン出力軸8aやトランスミツシ
ヨンケースの入力軸に直結的に配設されるものでなく、
ラジエータ冷却用の冷却フアン軸18aに直接的に連結さ
れているため、エンジン8からは離間した位置に配され
ることになる。しかも冷却フアン18による冷却風の風路
に位置するため、冷却風による積極的な冷却作用を受け
ることになる。この結果、油圧ポンプ18からは、エンジ
ン近傍に配した従来のもののように油圧ポンプ自体が高
温になつて、ここで油温が高くなつた圧油が油圧作動機
構側に供給されてしまう不具合が無く、冷却フアン18に
よつて冷却された状態の油圧ポンプ21から圧油が供給さ
れることになつて、油温上昇による作動不具合を招来し
てしまう不具合を回避できて、円滑な油圧作動を行え
る。
そのうえこのものでは、エンジンルーム6の上方にラ
ジエータルーム14が配設された上下配設構造を採用し、
そして油圧ポンプ21は、ラジエータルーム14に対してフ
レーム材13の外側ではあるが機体内側方に露出した配置
構造になつていて、油圧ポンプ21は、走行系の駆動プー
リ9の上方空間において該駆動プーリ9と平面視でオー
バーラツプする状態で配される結果、エンジン3に直結
したもののように油圧ポンプが側方に突出する構造にな
つてその配設スペースをいちいち確保する必要がなく、
駆動プーリ9の上方空間を有効に利用して配することが
できるうえ、フレーム材13についても、フアン軸18aと
ポンプ軸21aとを支持するための支持部材となるうえ、
駆動プーリ9が外側にはみ出す小型のもので良いことに
なつて、軽量コンパクト化が計れると共に、フレーム材
が大型になつて他部材の配設の邪魔になつてしまうこと
の回避策も計れる。
しかも冷却フアン18によつてラジエータ17を通つて吸
引された冷却風が当たることになるため、油圧ポンプに
当たる冷却風自体はラジエータ17を冷却した後の若干温
められたものとなり、これによつて油圧ポンプ21が冷た
い外気によつて冷却され過ぎて、油温が必要以上に低く
なつて圧油の粘度が逆に高くなつてしまうことが防止さ
れるという利点が有る。
尚、本考案は、前記実施例に限定されないものである
ことは勿論であつて、中間軸が介在しない状態でエンジ
ンと冷却フアンとを直接的に連動連結したものであつて
も良いのである。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、エンジンが駆動状態であれば、主変速クラツ
チ等のクラツチ機構を断状態にしたときでも冷却フアン
と共に油温ポンプも駆動することになつて、油圧作動を
行うことができるものでありながら、該油圧ポンプは、
ラジエータルームおよび冷却フアンが内側に配されるフ
レーム材の外側で、かつエンジン出力軸の一端側に設け
られる駆動プーリの上方空間の冷却風路位置に配される
ことになる。
この結果、油圧ポンプは、駆動プーリの上方空間にお
いて該駆動プーリとオーバーラツプする状態で配される
ことになつて、エンジンに直結したもののように油圧ポ
ンプが徒に突出する構造になつてその配設スペースをい
ちいち確保する必要がなく、駆動プーリの上方空間を有
効に利用して配することができるうえ、フレーム材につ
いても、フアン軸とポンプ軸とを支持するための支持部
材となるうえ、駆動プーリが外側にはみ出す小型のもの
で良いことになつて、軽量コンパクト化が計れると共
に、フレーム材が大型になつて他部材の配設の邪魔にな
つてしまうことの回避策も計れる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るコンバインの実施例を示したもの
であつて、第1図はコンバインの概略全体側面図、第2
図は同上概略全体平面図、第3図はエンジンおよびラジ
エータルーム部の側面図、第4図は同上正面断面図であ
る。 図中、6はエンジンルーム、8はエンジン、9は走行系
駆動プーリ、13はフレーム材、14はラジエータルーム、
17はラジエータ、18は冷却フアン、18aはフアン軸、21
は油圧ポンプ、21aはポンプ軸である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側に走行系動力出力用の駆動プーリが
    設けられたエンジン出力軸の他端部とラジエータ用冷却
    フアンのフアン軸とを、常時動力伝動するよう構成され
    た動力伝動機構を介して連動連結してなるコンバインに
    おいて、前記ラジエータが収容されるラジエータルーム
    を、エンジンルームの上方で、かつ前記駆動プーリがは
    み出す状態でエンジンルームを囲繞するよう機体フレー
    ムから立設したフレーム材の上部に配する一方、ラジエ
    ータの冷却風路を横向きにするための冷却フアンを、フ
    レーム材内側位置でかつラジエータルームに対し前記駆
    動プーリ側で対向する位置に配し、該冷却フアンの駆動
    プーリ側に突出するフアン軸を前記フレーム材に回動自
    在に軸承すると共に、該フアン軸に入力軸が一体的に連
    結される油圧ポンプを、フレーム材の外側となる駆動プ
    ーリ上方の冷却風路位置に配したことを特徴とするコン
    バイン。
JP1990106262U 1990-10-09 1990-10-09 コンバイン Expired - Lifetime JP2551301Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990106262U JP2551301Y2 (ja) 1990-10-09 1990-10-09 コンバイン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990106262U JP2551301Y2 (ja) 1990-10-09 1990-10-09 コンバイン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0462004U JPH0462004U (ja) 1992-05-27
JP2551301Y2 true JP2551301Y2 (ja) 1997-10-22

Family

ID=31852277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990106262U Expired - Lifetime JP2551301Y2 (ja) 1990-10-09 1990-10-09 コンバイン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2551301Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6225380Y2 (ja) * 1981-04-27 1987-06-29
JP2630811B2 (ja) * 1988-05-10 1997-07-16 ヤンマー農機株式会社 コンバイン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0462004U (ja) 1992-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6247296B1 (en) Drive arrangement for the crop conveying and/or processing mechanism of a harvesting machine
US20090025997A1 (en) Hydraulic Drive Vehicle with Cooling System
JP6345103B2 (ja) 作業車
US7730701B1 (en) Variable speed hydraulic conditioner drive
JP2551301Y2 (ja) コンバイン
JP2003088221A (ja) コンバイン
WO2011048710A1 (ja) コンバイン
JP5443450B2 (ja) コンバイン
JP2534272Y2 (ja) エンジン冷却装置
JPH106796A (ja) コンバイン
JP3554144B2 (ja) 移動収穫機
CN204870573U (zh) 作业机
JP5059510B2 (ja) コンバイン
CN206551862U (zh) 联合收割机
JP5644971B1 (ja) コンバインの原動部構造
JP4884618B2 (ja) コンバイン
JP2002315422A (ja) コンバインの伝動装置
JPH023729Y2 (ja)
JP4837207B2 (ja) コンバイン
JP4837205B2 (ja) コンバイン
JP2574549Y2 (ja) コンバインのミッション冷却装置
KR101789439B1 (ko) 콤바인의 압축기 구동장치
JP3291579B2 (ja) コンバイン
JP2006112387A (ja) 起風構造
JP2004148973A (ja) トラクタのミッドモーア用フロントpto軸構造