JP2551286Y2 - グロメット - Google Patents

グロメット

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JP2551286Y2
JP2551286Y2 JP1990111690U JP11169090U JP2551286Y2 JP 2551286 Y2 JP2551286 Y2 JP 2551286Y2 JP 1990111690 U JP1990111690 U JP 1990111690U JP 11169090 U JP11169090 U JP 11169090U JP 2551286 Y2 JP2551286 Y2 JP 2551286Y2
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JP
Japan
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grommet
leg
screw
mounting hole
hole
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直之 小林
茂雄 大井
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Togo Seisakusho Corp
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Togo Seisakusho Corp
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  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 自動車の車体パネル等に穿設された取付孔に仮止めさ
れた後、ねじの螺進によりその脚部を拡開して前記取付
孔に取着されるグロメットに関する。特に、基板と脚部
との間で装飾部材を挟着したり、その基板に自動車の車
体パネル等に装着される装飾部材を取着する取着部を備
えたグロメットに関する。
[従来技術] 自動車の車体パネルには数多くの取付孔が穿設され,
この取付孔に係着される係止具を介してモールディン
グ、ガーニッシュ等の装飾部材が車体パネルに装着され
る。この係止具のなかには、第7図のように、基板11と
脚部12とこれらを貫通するねじ下孔13を備えたグロメッ
ト1と称される係止具がある。
第7図のように、グロメット1は、脚部12を取付孔31
に係着して仮止された後、前記ねじ下孔13にねじ2を螺
合させることにより、脚部12を拡開させ、グロメット1
は車体パネル3に取着される。このグロメット1のねじ
下孔13の周辺部は、第8図に示すようなねじ2の螺進時
の空転を防ぐため、厚肉に形成される。厚肉に形成され
た脚部12に設けられる係止突起16の突出量は、挿入作業
性を考慮して小さくされる。このため、脚部12の係止突
起16と車体パネル3との重なり代を十分に確保できず、
仮止時、グロメット1は車体パネル3からはずれ易くな
る。これを防ぐため、前記係止突起の突出量を大きくす
れば、グロメット1の車体パネル3に対する挿入荷重は
高くなり、取付作業性は低下する。
[考案の解決しようとする課題] 本件考案の解決しようとする課題は、車体パネルに対
する仮止作業性とねじ締め作業性を向上させるグロメッ
トを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 基板と、これに垂設され自動車の車体パネル等に係着
する脚部と、これらの一部を貫通するねじ下孔を備えた
グロメットを以下の構成とする。
脚部の一部には、外周面の大部分を残して、幅方向の
両側部を除肉して、抜け止片が形成される。
脚部の一部には、ねじ螺進時には取付孔の孔縁のコー
ナー部近傍に当接して回り止めをなす突部が設けられ
る。
[作用] グロメットを車体パネルの取付孔に挿入する際、抜け
止片は、前記取付孔に弾接して、取付孔孔縁に沿って弾
性変形した後、弾性復元して、その一部は車体パネルと
の間で所定の重なり代を形成する。ねじ螺進時、基板も
しくは脚部の一部に設けられた突部は、取付孔の孔縁の
コーナー部近傍に当接して回り止めをなす。
[実施例] 自動車の前端部には、ラジエータグリル、ヘッドラン
プドア等が、ラジエータサポートパネルに装着され、フ
ロントマスクの一部を形成する。このヘッドランプドア
は、ラジエータグリルの両側方へ、クリップを介して仮
止された後、ねじとグロメットを介してねじ締めされ
る。
このグロメットについて第2図に基づいて説明する。
本実施例の説明において、脚片17が、及び逆テーパ状に
延出する方向に直交する方向を幅方向と規定する。グロ
メット1は、方形状の基板11とこれに垂設される二つの
脚片17A、17Bにより成り立つ脚部12を備えている。脚片
17は基板11の下面から斜め下方に向かって逆テーパ状に
延出し、途中から折れ曲がってテーパ状に延出してい
る。脚片17A、17B間には隙間が形成されるとともに、脚
片17Aと脚片17Bとの対向面の一部には、基板11に設けら
れたねじ下孔と連続するねじ下孔が設けられ、基板11と
脚部12を貫通するねじ下孔13を形成する。一方の脚片17
Aには、外周面の大部分を残して、幅方向の両側部を除
肉して、抜け止片15が形成される。外周面の基板に近い
部分は、切り欠かれ、抜け止片15の弾性変形能力を促進
させる。一方の脚片17Aの切欠より基板側には、取付孔
のコーナー部に沿うように突出する突部14が設けられ
る。また、他方の脚片17Bは、基板11の下面から逆テー
パー状に延出して、途中から折れ曲がってテーパー状に
延出する。その幅方向両側縁は、除肉され、脚片17Bの
弾性変形能力を促進する。
次に、このグロメット1がねじ2、クリップ6ととも
にヘッドランプドア4をラジエータサポートパネル33に
取着されるまでの過程の説明する。第1図のようにヘッ
ドランプドア4の上部には、挿通孔を有するブラケット
41が延出される。このブラケット41の挿通孔42を通し
て、ラジエータサポートパネル33の取付孔31に、グロメ
ット1は取着される。ヘッドランプドア4の下部に取着
されるクリップ6と協働して、グロメット1は、ヘッド
ランプドア4をラジエータサポートパネル3に仮止す
る。グロメット1をラジエータサポートパネル3に取着
する際、グロメット1の抜け止片15は、第3図のように
前記取付孔31の短辺に沿って弾性変形した後、弾性復元
して仮止時のグロメット1の前記取付孔31からの抜け止
をなす。ヘッドランプドア4は、仮止された後、グロメ
ット1を介して螺着される。ねじ2が、グロメット1の
ねじ下孔13を通して下方へ螺進していくに従って、脚片
17は拡開してラジエータサポートパネル33との重なり代
を増加させる。ねじ螺進に伴い、ねじ2の回転方向にグ
ロメット1は回転しようとする。しかし、第4図のよう
にグロメット1の一方の脚片17Aに設けられた突部14
は、ラジエータサポート33の取付孔孔縁32に当接してグ
ロメット1の空転を防ぐ。ねじ2の頭部21の着座面22
は、グロメット1の基板11に当接して、取付作業は終了
する。グロメット1の脚片17は、拡開してラジエータサ
ポート33の取付孔31に当接する。この脚片17とラジエー
タサポートパネル33との間には重なり代が形成され、グ
ロメット1がラジエータサポートパネル33の取付孔31か
ら容易に外れることは無い。ヘッドランプドア4は、グ
ロメット1の基板11とラジエータサポートパネル33の間
に挟持されて、ラジエータサポートパネル33の両側部に
取着される。
以上のように、グロメット1の基板11と車体パネル3
との間に装着部材を挟み込む場合以外にも、第6図のよ
うにグロメット1の基板11に取付部19を設けて、装着部
材を取着するグロメット1にも適用できる。第5図に示
されるのは、自動車のバックウインド8とラッゲージパ
ネル9との隙間を覆うバックウインドモールディング7
のロア部分を車体パネル8に取着するグロメット1であ
る。
その他、ウインドシールドガラスの位置決め用スペー
サ、クォータウインドモールディングの取り付け用クリ
ップ等にも適用できる。
[効果] 仮止時、グロメットが車体パネルから外れたり、ねじ
締め時、グロメットが空転することは無く、仮止作業と
ねじ締め作業性は向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、自動車を右斜め前方から見た全体図で、本考
案のグロメットが使用される部位を示す。 第2図は、本考案のグロメットを示す斜視図である。 第3図は、グロメットを車体パネル上方に位置させてか
ら、取付孔に取着する過程を示す断面図とそれに対応す
る下面図である。 第4図は、グロメットを螺着させた時、グロメットを斜
め下方から見た斜視図である。 第5図は、本考案の他の実施例のグロメットの適用され
る部位を示す自動車の後方斜視図である。 第6図は、第5図のV−V断面線を示す断面図と斜視図
で、本考案の他の実施例のグロメットが、適用される取
付構造とグロメットを示す。 第7図は、従来技術のグロメットを取付孔に取着する過
程を示す断面図で、第3図の(イ)〜(ハ)に対応す
る。 第8図は、従来技術の不具合を示す斜視図である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、これに垂設され自動車の車体パネ
    ル等に係着する脚部と、これらの一部を貫通するねじ下
    孔を備えたグロメットであって、 基板もしくは脚部の一部に、取付孔の孔縁のコーナー部
    近傍に当接して、ねじ螺進時には回り止めをなす突部
    と、脚部の一部に外周面の大部分を残して、幅方向の両
    側部を除去して、仮止時抜け止をなす抜け止片を設けた
    ことを特徴とするグロメット。
JP1990111690U 1990-10-23 1990-10-23 グロメット Expired - Fee Related JP2551286Y2 (ja)

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JPH0468209U JPH0468209U (ja) 1992-06-17
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JPH0527689Y2 (ja) * 1988-04-01 1993-07-15

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