JP2551143Y2 - カバー取付構造 - Google Patents

カバー取付構造

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JP2551143Y2
JP2551143Y2 JP5926792U JP5926792U JP2551143Y2 JP 2551143 Y2 JP2551143 Y2 JP 2551143Y2 JP 5926792 U JP5926792 U JP 5926792U JP 5926792 U JP5926792 U JP 5926792U JP 2551143 Y2 JP2551143 Y2 JP 2551143Y2
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融 澤田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はカバー取付構造に係り、
特に、ディスク駆動装置等のカバー取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ディスク駆動装置では、キャリ
ッジ移送装置等のディスク駆動装置構成部品を搭載した
シャーシに断面コ字状のカバーを被せ、このカバーとシ
ャーシをフックで係合させて取付固定していた。
【0003】図9及び図10は従来のディスク駆動装置
のカバー取付構造を示してあり、図9は従来のディスク
駆動装置のカバー取付構造の分解斜視図、図10は従来
のディスク駆動装置のカバー取付構造のフック部分の拡
大断面図である。
【0004】これらの図において、1はシャーシで、こ
のシャーシ1には、例えば検出スイッチ2等のディスク
駆動装置構成部品が搭載されている。3は下カバーで、
この下カバー3両側部は上方に折り返されて断面コ字状
に形成され、下カバー3の側板4,4が設けられてい
る。この下カバー3の側板4,4には、切り欠かれて平
板上のフック5が設けられている。したがって、フック
5の下端部6が遊端とされ、フック5の下端部6が前記
シャーシ1に設けられた係合孔7に引っ掻けられるよう
になっている。
【0005】このような従来のディスク駆動装置のカバ
ー取付構造の取付取外し方法を説明する。
【0006】まず、図9の状態から下カバー3とシャー
シ1を近付けてシャーシ1に下カバー3を被せる。シャ
ーシ1を挾むようにしてシャーシ1の両側面に沿って下
カバー3の側板4,4を摺接させる。下カバー3の側板
4,4にそれぞれ設けられたフック5,5は内方に突出
しているので、フック5,5はそれ自身の弾性力に抗し
てシャーシ1の側面により外方に弾性変形される。そし
て、フック5,5の下端部6,6がシャーシ1の係合孔
7,7に達すると、フック5,5はそれ自身の弾性力に
より内方に、つまり、元に戻って係合孔7,7内に突出
し係合する。この状態で、下カバー3とシャーシ1とは
取付固定される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
カバー取付構造では、カバー3を取り外す場合、係合孔
7,7内に突出しているフック5を、取外し工具等によ
り外方に押し曲げて係合孔7から外し、カバー3を取り
外すものであった。したがって、取付取外し作業を繰り
返しているうちにフック5が変形してしまい、確実に取
付固定されなくなってしまう問題があった。また、取外
しに際しては、前述したように、取外し工具等を使用し
てフック5の係合を外さなければならないので、作業に
手間が掛っていた。
【0008】本考案は前記従来技術の課題に鑑み、これ
を解決すべくなされたもので、フックが取付取外し時変
形せず、かつ取外し工具等を使用することなくカバーを
容易に取り外すことができるカバー取付構造を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案は、シャーシと、このシャーシに被せられる
カバーとを有し、前記シャーシにフックを設けるととも
に、前記シャーシに前記フックを係合させる係合部を設
けて前記カバーを前記シャーシに取付固定してなるカバ
ー取付構造において、前記フックは異なる2方向に傾斜
部を有するように屈曲形成するとともに、これらの傾斜
部を連続して形成した構成にしてある。
【0010】
【作用】前記手段により、取付に際しては、カバーの上
方からシャーシを被せることにより、フックの一方の方
向の傾斜部にガイドされてスムースにフックがシャーシ
の係合部に達して係合される。一方、取り外す場合は、
フックの他方の方向の傾斜部の方向に沿ってシャーシと
カバーとをスライドさせることにより、フックは係合部
から外される。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を説明する。
【0012】図1ないし図8は本考案の一実施例を説明
するためのもので、図1ないし図8では本考案の一実施
例を適用したディスク駆動装置の例を示してある。図1
(a),(b),(c)は取付状態、取付前の状態、及
び取外し時の状態を示す説明図、図2(a),(b)は
シャーシの係合部を示し、図2(a)はシャーシの側面
図、図2(b)は図2(a)のA−A線に沿った断面
図、図3(a),(b),(c)はフック部分の平面
図、正面図、及び側面図、図4はシャーシと下カバーと
を組み込んだ状態の全体を示す側面図、図5はシャーシ
と下カバーとの分解斜視図、図6(a),(b),
(c)はディスク駆動装置全体の平面図、正面図、及び
側面図、図7は取付板部分の要部分解斜視図、図8は取
付板の変形例を示す要部分解斜視図である。
【0013】この種のディスク駆動装置は、下カバー1
0と、シャーシ11と、図示していないが、このシャー
シ11の側板12,12間にシャーシ本体に対して上下
動自在に支持され、カートリッジ挿入口から挿入された
図示しないディスクカートリッジを保持するカートリッ
ジホルダと、シャーシの上面に露出し、ディスクカート
リッジのケース内に収容された磁気ディスクを回転駆動
するターンテーブルと、ターンテーブルを回転駆動する
シャーシ11の底面側に配設されたターンテーブルの回
転駆動手段としてのスピンドルモータと、ターンテーブ
ルにロードされた磁気ディスクに対して信号の書き込み
および/または読み出しを行なう磁気ヘッドと、これら
の磁気ヘッドをそれぞれ支持する磁気ヘッド支持手段と
してのキャリッジおよびホールドケースと、ホールドケ
ースを揺動自在に支持するキャリッジを磁気ディスクの
半径方向に移送するステッピングモータを含むキャリッ
ジ移送装置とから主に構成されている。
【0014】下カバー10は、図5に示すように、その
両側部を上方に屈曲形成して側板13,13が形成され
ている。これらの側板13には、図3に示すように、フ
ック14がそれぞれ形成されている。このフック14の
下端部には横長状の長孔15が穿設されており、このフ
ック14の下端部が長孔15の上縁部となっている。ま
た、フック14はそれぞれ内方に屈曲形成され、下部を
底辺とし上部を頂点とした三角錐状に形成されている。
したがって、フック14は傾斜面16a,16bと稜線
部17a,17b,17cが構成されている。
【0015】シャーシ11の両側板12,12には、下
カバー10を組み込んだときにフック14に対応する位
置に横長状の長孔18が穿設されている。この長孔18
の下端縁部19がフック14の下端部と係合する。ま
た、長孔18のディスク挿入側Aの側縁部の外方に面取
り部20が設けられ、図1(c)のように取り外すと
き、下カバー10に対し、シャーシ11を矢印方向にス
ライドさせることによりフック14は面取り部20にガ
イドされて長孔18から外せるようになっている。
【0016】なお、下カバー10のディスク挿入側Aの
前縁部は、図1に示すように、断面コ字状に折り曲げら
れて前縁折り曲げ部21が設けられている。この前縁折
り曲げ部21はシャーシ11のディスク挿入側Aの前縁
部22に嵌め込まれるようになっている。従来では、図
9のように、検出スイッチ2を実装してあるFPC24
の下面を下カバー3の上面で支持して、検出スイッチ2
の高さ規制をさせる場合、下カバー3のディスク挿入側
Aの前縁部に撓み(破線で示す)が発生し、高さ規制が
難しかった。しかしながら、本実施例では、前縁折り曲
げ部21を設けてあるため、下カバー10をシャーシ1
1の前縁部22側全体で引っ掻けるので、下カバー10
の撓みを極小にして、検出スイッチ2の高さがシャーシ
11と下カバー10の部品寸法で決定でき、検出スイッ
チ2の高さ精度を得られる。また、下カバー10に反
り、撓みがあっても、これらの反り、撓みを強制的に修
正でき、検出スイッチ2の高さ精度を得られる。
【0017】また、図7に示すように、システムにディ
スク駆動装置を取付ける場合、ネジ51を、取付板50
に穿設した丸孔52a、長孔52bを挿通して、シャー
シ11に刻設されたタップ53に螺合し、シャーシ11
の底面側からねじ締めするようにしてある。
【0018】図8は取付板の変形例を示し、この変形例
では、シャーシ11に丸孔58、長孔59が穿設され、
一方、取付板55にはバーリングタップ56,56が刻
設され、取付板55の位置決めを容易にし、かつ上面か
らネジ57で締め付けできる。したがって、取付板55
のバーリングタップ56,56の外周と、シャーシ11
の丸孔58、長孔59とで、自動的に取付板55を位置
決めできる。また、上面からの、積み上げ方法による組
み込みができ、作業性の向上を図れる。
【0019】次に、前記実施例の取付取外し方法につい
て説明する。
【0020】図1(b)の状態から、例えば、シャーシ
11を下カバー10に取付ける場合、シャーシ11のデ
ィスク挿入側Aの前縁部から先に下カバー10の前縁折
り曲げ部21に嵌め込み、ここを中心とするようにして
シャーシ11を下カバー10の側板13,13間に組み
込む。すると、側板13,13のフック14の稜線部1
7bがシャーシ11の側板12の下端縁に当接してガイ
ドされ、フック14は弾性変形させられながら側板12
をスムースに摺動し、フック14は長孔18に達して、
図1(a)に示すように、フック14の下端部が長孔1
8の下端縁部に係合して取付固定される。
【0021】一方、取外しに際しては、図1(a)の状
態から、図1(c)に示すように、下カバー10をディ
スク挿入側Aの方(矢印方向)へスライドさせる。する
と、フック14の稜線部17cと傾斜面16bが長孔1
8の面取り部20に当接し、フック14は弾性変形させ
られながらスムースに長孔18から外され、下カバー1
0をシャーシ11から取外す。
【0022】このように構成された前記実施例によれ
ば、シャーシ11と、このシャーシ11に被せられる下
カバー10とを有し、下カバー10にフック14を設け
るとともに、シャーシ11にフック14を係合させる長
孔18を設けて下カバー10をシャーシ11に取付固定
してなるカバー取付構造において、フック14は傾斜部
である傾斜面16a,16bと稜線部17a,17b,
17cを有するように屈曲形成するとともに、これらの
傾斜部を連続して形成したため、取付に際しては、下カ
バー10の上方からシャーシ11を被せることにより、
フック14の一方の方向の傾斜部にガイドされてスムー
スにフック14がシャーシ11の係合部に達して係合さ
れ、一方、取り外す場合は、フック14の他方の方向の
傾斜部の方向に沿ってシャーシ11と下カバー10とを
スライドさせることにより、フック14は係合部から外
されるので、フック14が取付取外し時変形せず、かつ
取外し工具等を使用することなく下カバー10を容易に
取り外すことができる。
【0023】なお、前記実施例では、フック14を三角
錐状に形成してあるが、本考案はこれに限られるもので
はなく、フックは異なる2方向に傾斜部を有するように
屈曲形成するとともに、これらの傾斜部を連続して形成
してあればよいもので、例えば、円錐形上等、種々の形
状としてもよい。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
シャーシと、このシャーシに被せられるカバーとを有
し、前記カバーにフックを設けるとともに、前記シャー
シに前記フックを係合させる係合部を設けて前記カバー
を前記シャーシに取付固定してなるカバー取付構造にお
いて、前記フックは異なる2方向に傾斜部を有するよう
に屈曲形成するとともに、これらの傾斜部を連続して形
成したので、フックが取付取外し時変形せず、かつ取外
し工具等を使用することなくカバーを容易に取り外すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を適用したディスク駆動装置
における取付状態、取付前の状態、及び取外し時の状態
を示す説明図である。
【図2】本考案の一実施例を適用したディスク駆動装置
におけるシャーシの説明図である。
【図3】本考案の一実施例を適用したディスク駆動装置
におけるフック部分の説明図である。
【図4】本考案の一実施例を適用したディスク駆動装置
におけるシャーシと下カバーとを組み込んだ状態の全体
を示す側面図である。
【図5】本考案の一実施例を適用したディスク駆動装置
におけるシャーシと下カバーとの分解斜視図である。
【図6】本考案の一実施例を適用したディスク駆動装置
全体の説明図である。
【図7】本考案の一実施例を適用したディスク駆動装置
における取付板部分の要部分解斜視図である。
【図8】本考案の一実施例を適用したディスク駆動装置
における取付板の変形例を示す要部分解斜視図である。
【図9】従来のディスク駆動装置のカバー取付構造の分
解斜視図である。
【図10】従来のディスク駆動装置のカバー取付構造の
フック部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 下カバー 13 側板 14 フック 15 長孔 16a,16b 傾斜面 17a,17b,17c 稜線部 18 長孔 19 下端縁部 20 面取り部 A ディスク挿入側

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシと、このシャーシに被せられる
    カバーとを有し、前記カバーにフックを設けるととも
    に、前記シャーシに前記フックを係合させる係合部を設
    けて前記カバーを前記シャーシに取付固定してなるカバ
    ー取付構造において、前記フックは異なる2方向に傾斜
    部を有するように屈曲形成するとともに、これらの傾斜
    部を連続して形成したことを特徴とするカバー取付構
    造。
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JPH0626092U JPH0626092U (ja) 1994-04-08
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