JP2508061Y2 - コンパクトディスクケ―ス保持具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、コンパクトディスクケースを入れたケース
を多数個まとめて保持するために用いる保持具に関する
ものである。

「従来の技術」 市販されているコンパクトディスクケースのうち特に
8cm型と呼ばれているものは、薄型のケースに収納され
ている。このコンパクトディスクケースは第８図に示す
ような構造のもので、紙やプラスチックよりなる表紙2
1、裏表紙22と、この裏表紙22に接着固定したコンパク
トディスクケースを収納する円形状の凹部を有するディ
スク受23等からなっている。このケースの表紙には表
題，歌詞などの様々な情報が印刷されている。そのため
ケースはディスクの単なる収納具だけでなくディスクの
説明部分でもあるので、これを捨ててディスクのみを収
納するようにすると、ディスクに記録されている内容が
判明出来なくなる。

「考案が解決しようとする課題」 上記のようなコンパクトディスクケースは、多数保管
したり携帯するのが不便である。

本考案は、上記のような課題を解決するためのもの
で、多数のケースをまとめて保管をすると共に携帯が楽
で、整理が簡単なコンパクトディスクケース保持具を提
供することを目的とするものである。

「課題を解決するための手段」 本考案のコンパクトディスクケース保持具は、前記の
目的を達成するためのもので、コンパクトディスクケー
スを収納する保持具本体の一側面に少なくとも一つの保
持穴を有する保持用突起を設け、この保持用突起の保持
穴を利用して多数の保持具を綴じ具に取り付け保持する
もので、例えば、市販のバインダーにも簡単に取り付け
られるものである。

「実施例」 次に本考案のコンパクトディスクケース保持具の実施
例について説明する。

第１図は、本考案の第１の実施例の斜視図で、１は保
持具本体であって、裏板２と、その両側に形成された外
れ止め突起５を有する枠４と、枠４と一体に形成されて
いて複数の保持穴７を設けた保持用突起６と、枠４に回
動自在に取り付けられた止め具（抜け止め機構）８とよ
り形成され、コンパクトディスクケース20を図示するよ
うに挿入して止め具８により固定するものである。この
時止め具８の下片はケース20の裏表紙22とディスク受23
の間に入る。尚10はディスクである。

この実施例によれば、コンパクトディスクケースを収
納した保持具を保持用突起６を利用して図面に示すよう
なバインダー綴じ具11に取り付けることが出来る。同様
にして他のコンパクトディスクケース保持具をバインダ
ーに取り付け、複数のコンパクトディスクケース保持具
を重ねた状態にて保持することが出来る。

上記実施例の保持用突起６の保持穴７の間隔を市販の
ルーズリーフ類の穴と同間隔にすれば市販の綴じ具をそ
のまま利用して複数のコンパクトディスクケース保持具
を綴込み保持することが出来る。

第２図は、本考案の第２の実施例を示す斜視図で、枠
４の先端の止め具８の取り付け部に第３図に示すように
嵌合凹部12がまた止め具８の内側には前記嵌合凹部12に
嵌合する嵌合凸部13が形成されている。その他は裏板
２、保持用突起６、外れ止め突起５を有している。

この第２図の実施例も、ケースをディスク受の先端部
等が裏板と外れ止め突起５の間に挿入するようにしたう
えで止め具８を回動しコンパクトディスクケースを保持
具本体１中に収納保持する。その時枠４の嵌合凹部12と
嵌合凸部13とが嵌合するので止め具４がみだりに外れる
ことがなく保持される。尚保持用突起６の保持穴７を利
用して複数のコンパクトディスクケース保持具を取り付
け得ることは第１の実施例と同じである。

第４図は、本考案の第３の実施例で、第５図に示すよ
うに外れ止め突起５の内側にケース止め突起14（抜け止
め機構）を設けディスク受に形成された凹部等に係合さ
せるもので、これにょって止め具８を用いなくともディ
スク受つまりコンパクトディスクケースが抜け出ること
がない。

第６図は、第４の実施例を示す斜視図である。この実
施例は、保持用突起が保持穴７を一つのみ有する点で第
３の実施例と異なっているが、その他は第３の実施例と
実質上同じである。そして図示するようにバインダー綴
じ具11に取り付けて保持する。尚第６図に示す保持具突
起の形状は、他の第１、第２の実施例にも適用できる。

第７図は、以上各実施例にもとづいて説明した本考案
のコンパクトディスクケースを多数それらの保持用突起
を利用してバインダーにて一つにまとめたものを更にカ
バーにて覆ったものである。このようなカバー用いれは
更に保管並びに携帯に便利である。

尚本考案は、8cm型コンパクトディスクケースに限る
ことなく、他のコンパクトディスクやレーザーディスク
用等にも適用出来る。即ち、第１図乃至第３図に示す実
施例においては保持具本体１および止め具８等の大きさ
形状をコンパクトディスクケース、レーザーディスク等
の使用するディスクケースに合わせて変形することによ
り、又第４図乃至第６図に示す実施例においては保持具
本体１等の形状、大きさ等を同様に変形することによ
り、本考案の要旨から逸脱することなしに適用出来る。

「考案の効果」 本考案のコンパクトディスクケース保持具は、保持具
本体の一側面に保持穴を有する保持用突起を設けただけ
の簡単な構造であって、綴じ具への保持具の取り付けも
容易である。また多数のコンパクトディスクケース保持
具をまとめて保持出来るので、保管に便利であり更に携
帯にも便利である。その上、綴じ具に取り付けたままの
状態で全てのケースの収納されているディスクの内容を
知ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の第１の実施例の斜視図、第２図は、本
考案の第２の実施例の斜視図、第３図は前記第２の実施
例の止め具の断面図、第４図は本考案の第３の実施例の
斜視図、第５図は第４図におけるＶ−Ｖ線断面図、第６
図は本考案の第４の実施例の斜視図、第７図は本考案の
ケースをカバーを用いてまとめた状態を示す斜視図、第
８図は従来のコンパクトディスクケースの斜視図であ
る。 １……保持具本体、２……裏板、４……枠、５……外れ
止め突起、６……保持用突起、７……保持穴、８……止
め具

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】少なくともコンパクトディスクよりも大き
   な開口を有し該開口に形成されたコンパクトディスクケ
   ース外れ止め用突起５を持つ保持具本体１を有し、前記
   保持具本体１は、一側面に少なくとも一つの保持穴７を
   有する保持用突起６と、保持具本体１に保持されるコン
   パクトディスクケースの抜け防止機構8,14とを備え、前
   記保持用突起６の保持穴７を利用して多数の保持具を綴
   じ具に取り付け保持するコンパクトディスクケース保持
   具。