JP2551070B2 - 真空ダイカスト装置における安全弁 - Google Patents

真空ダイカスト装置における安全弁

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JP2551070B2
JP2551070B2 JP62334940A JP33494087A JP2551070B2 JP 2551070 B2 JP2551070 B2 JP 2551070B2 JP 62334940 A JP62334940 A JP 62334940A JP 33494087 A JP33494087 A JP 33494087A JP 2551070 B2 JP2551070 B2 JP 2551070B2
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vacuum
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vacuum valve
safety valve
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政敏 沢村
仁郎 斉木
睦雄 井上
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、真空ダイカスト装置に関するもので、特に
真空系への溶湯の流入を防止する安全弁に係るものであ
る。
〔従来の技術〕
真空ダイカスト装置において、真空弁を閉鎖する時期
は、真空弁以降の真空系に溶湯を流出させないために、
溶湯射出手段が射出終端に至る時より早くする必要があ
る。しかし、真空弁を閉鎖する時期が早すぎると、金型
キャビティ内の真空度が十分に下りきれず、製品品質が
低下する。したがつて、金型のキャビティ内が溶湯で充
された直後に真空弁が閉じらるようなタイミングとする
必要がある。
本出願人は、先に金型キャビティ内が溶湯で満された
直後に真空弁が閉じるように自動制御する装置を特願昭
61−59055号として出願している。この装置が正常に作
動しているときは、溶湯が真空系に流出することはない
が、真空弁を閉鎖するアクチュエーターの故障、真空弁
の摺動不良等により、真空弁閉鎖が完全に行われないと
真空弁以降の真空系に溶湯が流出する事故が発生し、復
旧に多大な時間を要することとなる。
また、特開昭60−83762号公報には、金型内において
金型キャビティに連通する排出路にセラミック系の多孔
質体を設け、金型内のガスは自由に排出するが、溶融金
属を通さないようにしたものが提案されている。しかし
ながら、この多孔質体は溶融金属を通さないようにすた
め、微細な間隙を形成する必要があり、そのためガス排
出能力は十分でない。また、毎ショット溶湯を遮断する
多孔質体は目詰りを起してガス排出能力が低下する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は、真空弁の閉鎖を行う装置に故障が発生し
た場合にも、真空系へ溶湯を流出させず、事故の発生を
防止すると共に、通常は十分なガス排出能力を有し、金
型キャビティ内の真空度を十分上げることができ、万一
安全弁に溶湯が流入した場合にも真空ホースを傷つける
ことなく、また、容易に復旧することができる安全弁を
提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本発明は金型に連通するガス排気通路に該通路を開閉
する真空弁を設け、該真空弁と真空ホース接続口の間に
仕切板を配設した溶湯ストッパーを摺動可能に設置し、
前記仕切板が溶湯の圧力を受けることにより、前記溶湯
ストッパーが前記真空ホース接続口を閉鎖する真空ダイ
カスト装置における安全弁である。
真空弁が正常に作動しているときは、溶湯ストッパー
は真空ホースの接続口を開いた状態で静止して排気を行
う。
真空弁を閉鎖するアクチュエーターの故障、真空弁の
摺動不良等により、真空弁閉鎖が完全に行われないと、
溶湯は真空弁を通過し真空系に進入して来る。すると、
溶湯ストッパーの仕切板が溶湯の圧力を受けて溶湯スト
ッパーは軸線方向に摺動し、真空ホースの接続口を閉じ
るので、それ以降の真空系への溶湯の進入を阻止する。
〔実施例〕
第4図は本発明の安全弁を備えた真空ダイカスト装置
の一実施例を示すものである。
1は金型で、割型の一方の正面図を示している。金型
キャビティ2はガス排気通路3が連通し、その終端部に
真空吸引口4が設けられている。この金型1には、真空
弁の摺動方向が金型分割面と平行になるように、真空弁
及びその駆動機構が配置される。
真空弁の弁体5は、アクチュエーター9のピストン7
に真空弁ロッド6で連結され、真空弁ガイド8の弁座に
対向して真空吸引口部4に配置してある。
真空ダイカスト装置を作動させ、金型キャビティ2内
を真空に吸引するときには、先ず、電磁制御弁14のプラ
ンジャーを図において左方に移動させる。この状態で
は、空気圧等の流体圧力がアクチュエーター9のピスト
ンヘッド側の室Aに接続し、ロッド側の室Bは大気に開
放されるので、ピストン7は図において下方に押され、
真空弁体5は真空弁ロッド6を介して真空弁ガイド8の
弁座から離れて真空吸引口4を開放する。
真空弁を開放した直後に電磁制御弁14のプランジャー
は図示の位置に切換わり、この状態では流体圧力源は閉
じられ、アクチュエーター9の室A、室Bは何れも大気
圧に開放される。したがつて、アクチュエーター9のヘ
ッド側、ロッド側共に流体圧が全くかゝらない状態とな
つて、金型キャビティ2はガス排気通路3、真空吸引口
4、開放している真空弁、真空弁ガイド8、安全弁20及
び真空ホース12を介し、真空タンク13により吸引され
る。
真空ダイカスト装置の射出シリンダーロッドが所定ス
トローク移動し、溶湯を射出する途中で真空弁閉鎖信号
を出すと、電磁制御弁14のプランジャーは図において右
方に切換わり、流体圧力が室Bに加わり、真空弁の弁体
5が弁座に当たり真空弁を閉鎖する。
安全弁を拡大して示す第1図に示すように、真空弁ガ
イド8の側壁にT型の安全弁20を取付金具21で着脱可能
に固定する。安全弁20の内部には、円筒の側壁に設けた
スリットに、第2図、第3図に示す半円盤状の数個の仕
切板F1,F2を上下方向から互い違に配設した溶湯ストッ
パー22を挿入し、真空弁側をスナップリング23で止め、
他側は真空ホース接続口20aをL1だけ開口するように配
置してある。
溶湯ストッパー22は、その外壁に設けた凹部25にボー
ルプランジャー26のボールを弾設して、常時は静止して
いるが、所定以上の推力が軸線方向に印加されたときに
は、ボールプランジャー26のボールが凹部25から押出さ
れて移動するようになつている。
安全弁20の排気口室20bの開放端には、ゴムシール28
と、これに当接する旋回する蓋27が配設され、真空ホー
ス接続口20aは真空ホース12に接続される。
真空弁が開放された状態では、金型キャビティ2内の
空気は、ガス排気通路3、真空吸引口4、真空弁を通
り、第1図の矢印a1,a2,a3に示すように、各仕切板F1,F
2の間を抜け、真空ホース接続口20aから吸引される。こ
の場合には、蓋27はゴムシール28に当つてこの部分を密
封し、溶湯ストッパー22はその仕切板F1,F2に印加され
るガスによる推力が弱いので、溶湯ストッパー22はボー
ルプランジャー26で保持されて移動しない。L1の大きさ
は、その通路面積が各仕切板F1,F2で狭められた溶湯ス
トッパー22の通路面積及びガス排気通路3の断面積L3
ほぼ等しくなるようにするのが適切である。
真空弁を閉鎖するアクチュエーターの故障、真空弁の
摺動不良等により、真空弁閉鎖が完全に行われないと、
アルミ合金等の溶湯は真空弁を通過し安全弁20に流入す
る。溶湯が溶湯ストッパー22の各仕切板F1,F2に次々に
当たり、その溶湯圧による推力がボールプランジャー26
の保持力を超えると、溶湯ストッパー22は図において左
方に摺動し、排気口室20bに締代L2で嵌合し、真空ホー
ス接続口20aえの溶湯の進入を阻止し、流入した溶湯は
排気口室20bに溜る。
進入した溶湯は、溶湯ストッパー22に到達するまでに
低温となり、その流動性が低下しているので、各仕切板
F1,F2に十分な圧力を印加する。
ボールプランジャー26のボールの押圧力を調整するこ
とで、溶湯が真空ホース接続口20aに侵入する前に溶湯
ストッパー22が真空ホース接続口20aを閉じるようにす
る。したがって、通常は十分なガス排出能力を有し、金
型キャビティ内の真空度を十分上げることができ、万一
安全弁に溶湯が流入した場合にも、アルミ合金等の溶湯
は、複数の仕切板で阻止され、排気口室20bには少しし
か侵入せず、真空ホース接続口20aを完全に閉じるの
で、真空ホースを傷つけることがない。
そして、安全弁に溶湯が流入した場合には、その冷却
を待ち、取付金具21で安全弁20を真空弁から取り出し、
スナップリング23を取り、蓋27を開けて、困つた溶湯を
溶湯ストッパー22ごと押出し、溶湯ストッパー22の各仕
切板F1,F2を外せば、溶湯ストッパー22の内部からも溶
湯の固まりを容易に取り出せる。溶湯ストッパー22と各
仕切板F1,F2は再度組立てて使用することができる。
この実施例の安全弁は、真空弁ガイドに着脱自在に取
付けられているので、真空弁が故障して溶湯が安全弁に
侵入した場合でも、迅速に補修することができ、故障の
復旧が短時間で済み、保守が容易である。
〔発明の効果〕
この発明は、真空弁の閉鎖を行う装置に故障が発生し
た場合にも、真空系へ溶湯を流出させず、事故の発生を
防止するとともに、通常の真空鋳造時において十分なガ
ス排出能力を有し、金型キャビティ内の真空度を十分上
げることができる。
また、安全弁の保守が容易であり、溶湯ストッパーの
再使用が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は第1
図のX−X線による断面図、第3図は仕切板の正面図、
第4図は真空ダイカスト装置を示す一部断面正面図であ
る。 1:金型、2:金型キャビティ 3:ガス排気通路、4:真空吸引口 5:真空弁の弁体、6:真空弁ロッド 8:真空弁のガイド、12:真空ホース 13:真空タンク、20:安全弁 20a:真空ホース接続口 20b:排気口室、22:溶湯ストッパー F1,F2:仕切板、25:凹部 26:ボールプランジャー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−109849(JP,U) 特公 昭59−47624(JP,B2) 実公 昭60−23093(JP,Y2) 実公 昭60−7887(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型に連通するガス排気通路に該通路を開
    閉する真空弁を設け、該真空弁と真空ホース接続口の間
    に仕切板を配設した溶湯ストッパーを摺動可能に設置
    し、前記仕切板が溶湯の圧力を受けることにより、前記
    溶湯ストッパーが前記真空ホース接続口を閉鎖すること
    を特徴とする真空ダイカスト装置における安全弁。
JP62334940A 1987-12-28 1987-12-28 真空ダイカスト装置における安全弁 Expired - Lifetime JP2551070B2 (ja)

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JPH01180767A JPH01180767A (ja) 1989-07-18
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