JP2550828Y2 - トリミング撮影可能なカメラ - Google Patents

トリミング撮影可能なカメラ

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JP2550828Y2
JP2550828Y2 JP1991020791U JP2079191U JP2550828Y2 JP 2550828 Y2 JP2550828 Y2 JP 2550828Y2 JP 1991020791 U JP1991020791 U JP 1991020791U JP 2079191 U JP2079191 U JP 2079191U JP 2550828 Y2 JP2550828 Y2 JP 2550828Y2
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勇次 片野
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Nikon Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ズームレンズを有する
トリミング撮影可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】プリント時に撮影画面の天地左右をトリ
ミングすることにより、あたかもズームアップ撮影を行
なったのと同様な写真が得られ、一方、プリント時に撮
影画面の天地をトリミングすることにより、あたかもパ
ノラマ撮影を行なったのと同様な写真が得られるトリミ
ング撮影可能なカメラが知られている(例えば、特開平
2−17149号公報参照)。なお以下では、前者を疑
似ズームアップ撮影と呼び、後者を疑似パノラマ撮影と
呼ぶ。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トリミング撮影可能なカメラでは、ズーミングを行なう
操作部材とトリミング撮影モードを設定する操作部材と
が別個に設けられており、この両者によりズームミング
操作と、通常撮影モードおよびトリミング撮影モードの
切り換え操作とを行なわなければならず、操作性に難点
がある。この問題を解決するため、1つの操作部材でズ
ーミングおよび撮影モードの切り換えを行なうカメラが
提案されている(例えば、特開平2−17149号公報
参照)。しかし、この操作部材は、操作ストロークに応
じてズーミングと撮影モードの切り換えを行なっている
ので、誤操作をするおそれがある。
【0004】本考案の目的は、ズーミング操作と撮影モ
ードの切り換え操作とを1つの操作部材で確実に操作で
きるトリミング撮影可能なカメラを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図3に対
応づけて本考案を説明すると、請求項1の考案は、ズー
ムレンズを備えたトリミング撮影可能なカメラに適用さ
れ、一端を押し下げるとズームレンズがズームアップ
し、他端を押し下げるとズームレンズがズームダウン
し、中央部を押し下げると撮影画面全体をプリントする
通常撮影モードから、撮影画面の一部をトリミングして
プリントするトリミング撮影モードへ切り換わる操作手
段22を備え、操作手段22の中央部を押し下げてトリ
ミング撮影モードに切り換え、いったん操作手段22を
開放した後、一端を押し下げると撮影画面の一部をトリ
ミングして疑似的なズームアップ写真を得る疑似ズーム
撮影モードへ切り換わり、他端を押し下げると撮影画面
の一部をトリミングして疑似的なパノラマ写真を得る疑
似パノラマ撮影モードに切り換わる。また、請求項2の
トリミング撮影可能なカメラは、疑似ズーム撮影モード
が設定されているときに、操作手段22の一端を押し下
げると疑似ズーム撮影の倍率が増加し、他端を押し下げ
ると疑似ズーム撮影の倍率が減少するようにしたもので
ある。さらに、請求項3のトリミング撮影可能なカメラ
は、疑似パノラマ撮影モードが設定されているときに、
操作手段22の一端を押し下げると疑似パノラマ撮影の
縦横比が増加し、他端を押し下げると疑似パノラマ撮影
の縦横比が減少するようにしたものである。
【0006】
【作用】請求項1のトリミング撮影可能なカメラでは、
操作手段22の一端を押し下げるとズームレンズがズー
ムアップし、他端を押し下げるとズームレンズがズーム
ダウンし、中央部を押し下げると通常撮影モードからト
リミング撮影モードへ切り換わる。操作手段22の中央
部を押し下げてトリミング撮影モードに切り換え、いっ
たん操作手段22を開放した後、一端を押し下げると疑
似ズーム撮影モードへ切り換わり、他端を押し下げると
疑似パノラマ撮影モードに切り換わる。また、請求項2
のトリミング撮影可能なカメラでは、疑似ズーム撮影モ
ードが設定されているときに、操作手段22の一端を押
し下げると疑似ズーム撮影の倍率が増加し、他端を押し
下げると疑似ズーム撮影の倍率が減少する。さらに、請
求項3のトリミング撮影可能なカメラでは、疑似パノラ
マ撮影モードが設定されているときに、操作手段22の
一端を押し下げると疑似パノラマ撮影の縦横比が増加し
てよりワイドになり、他端を押し下げると疑似パノラマ
撮影の縦横比が減少する。
【0007】なお、本考案の構成を説明する上記課題を
解決するための手段および作用の項では、本考案を分り
やすくするために実施例の図を用いたが、これにより本
考案が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】−第1の実施例− 図1は、第1の実施例の構成を示すブロック図である。
図において、1は、シャッターレリーズボタンを半押し
した時にオンするスイッチ、2は、シャッターレリーズ
ボタンを全押しした時にオンするスイッチ、3は、ズー
ムレンズをズームアップさせるスイッチ、4は、ズーム
レンズをズームダウンさせるスイッチ、5は、通常撮影
モードからトリミング撮影モードへ切り換えるスイッチ
である。なおスイッチ3〜5は、後述する1つの操作ボ
タンにより動作する。
【0009】さらに、6は測光装置であり、撮影画面内
を測光して輝度情報を出力する。7は測距装置であり、
被写体までの撮影距離を検出して距離情報を出力する。
8はズームレンズ駆動回路であり、ズームレンズモータ
8aを駆動してズーミングを行なう。9は情報記録回路
であり、磁気ヘッド9aを介してフィルム上に塗付され
た磁気記録媒体にトリミング撮影などに関する撮影情報
を記録する。10は露出制御回路であり、シャッター機
構部10aおよび絞り機構部10bを駆動して撮影動作
を行なう。11は、マイクロコンピュータおよびその周
辺部品から構成される制御回路であり、後述する制御プ
ログラムを実行してズーミング動作,撮影モード切り換
え動作,情報記録動作,撮影動作などを行なう。
【0010】図2は、本考案のトリミング撮影可能なカ
メラの斜視図である。カメラ21の背面に、ズーミング
および撮影モード切り換えを操作する操作ボタン22
が、カバー23の開口部から突出して設けられる。
【0011】図3は、操作ボタン22の非操作状態にお
ける断面を示す。操作ボタン22は、軸31によって揺
動および上下に移動可能に支持される。操作ボタン22
の中央部は、親指が掛かりやすいように凹形に形成さ
れ、ファインダーを覗いたまま親指の感覚だけで、撮影
モード切り換え操作とズーミング操作とを確実に行なえ
るようになっている。カメラ21の内部には、操作ボタ
ン22に対向して導電ゴムスイッチ32およびフレキシ
ブルプリント基板(以下、FPCと呼ぶ)33が、押え
板34とビス35により支持部材36に固定される。操
作ボタン22の突出部22aは導電ゴムスイッチ32の
ボタン部32aに当接しており、そのボタン部32aの
内側には導体部37aが設けられる。この導体部37a
はFPC33のスイッチパターン33aと対向してお
り、このスイッチパターン33aと導体部37aとでズ
ームアップスイッチ3が構成される。
【0012】また、操作ボタン22の突出部22bは導
電ゴムスイッチ32のボタン部32bに当接しており、
そのボタン部32bの内側には導体部37bが設けられ
る。この導体部37bはFPC33のスイッチパターン
33bと対向しており、このスイッチパターン33bと
導体部37bとでズームダウンスイッチ4が構成され
る。さらに、操作ボタン22の突出部22cは導電ゴム
スイッチ32のボタン部32cに当接しており、そのボ
タン部32cの内側には導体部37cが設けられる。こ
の導体部37cはFPC33のスイッチパターン33c
と対向しており、このスイッチパターン33cと導体部
37cとで撮影モード切り換えスイッチ5が構成され
る。
【0013】図4は、操作ボタン22が操作されて、ズ
ームアップスイッチ3がオンしている状態を示す。操作
ボタン22の一端矢印部を押し下げると、操作ボタン2
2は軸31を中心に揺動し、突出部22aがボタン部3
2aを押し下げる。この時、導体部37aがスイッチパ
ターン33aを導通させ、ズームアップスイッチ3がオ
ンする。なお図示を省略するが、操作ボタン22の他端
を押し下げると、突出部22bがボタン部32bを押し
下げる。この時、導体部37bがスイッチパターン33
bを導通させ、ズームダウンスイッチ4がオンする。
【0014】図5は、操作ボタン22が操作されて、撮
影モード切り換えスイッチ5がオンしている状態を示
す。操作ボタン22の中央矢印部を押し下げると、操作
ボタン22は軸31に沿って押し下げられ、突出部22
cがボタン部32cを押し下げる。この時、導体部37
cがスイッチパターン33cを導通させ、撮影モード切
り換えスイッチ5がオンする。なおこの時、上述したズ
ームアップスイッチ3およびズームダウンスイッチ4も
オンする。
【0015】図6は、制御回路11で実行される制御プ
ログラムを示すフローチャートである。このフローチャ
ートにより、動作を説明する。ステップS1において、
トリミング撮影モードを示すフラグFをリセットした
後、ステップS2で、ズームアップスイッチ3がオンさ
れているか否かを判別し、ズームアップであればステッ
プS3へ進み、そうでなければステップS5へ進む。ス
テップS3では、ズームレンズ駆動回路8を制御してズ
ームアップを開始させるとともに、フラグFをリセット
する。続くステップS4で、ズームアップスイッチ3が
オンされているか否かを判別し、オンのままであればス
テップS3へ戻り、オフされていればステップS11へ
進む。
【0016】ステップS5では、ズームダウンスイッチ
4がオンされているか否かを判別し、ズームダウンであ
ればステップS6へ進み、そうでなければステップS8
へ進む。ステップS6では、ズームレンズ駆動回路8を
制御してズームダウンを開始させるとともに、フラグF
をリセットする。続くステップS7で、ズームダウンス
イッチ4がオンされているか否かを判別し、オンのまま
であればステップS6へ戻り、オフされていればステッ
プS11へ進む。
【0017】ステップS8では、撮影モード切り換えス
イッチ5がオンされているか否か、すなわちトリミング
撮影モードか否かを判別し、オンされていればステップ
S9へ進んで、トリミング撮影モードフラグFをセット
する。一方、オンされていなければステップS10へ進
んで、フラグFをリセットした後、ステップS11へ進
む。なお、このトリミング撮影モードでは、例えば1.
5倍の固定倍率の疑似ズームアップ撮影を行なう。
【0018】ステップS11で、スイッチ1によりシャ
ッターレリーズボタンが半押しされているか否かを判別
し、半押しされていればステップS12へ進み、そうで
なければステップS2へ戻る。ステップS12では、測
光装置6を制御して輝度情報を検出し、その輝度情報に
基づいてシャッター速度および絞り値を演算する。さら
に、測距装置7を制御して撮影距離情報を検出し、その
撮影距離情報に基づいて不図示の撮影レンズを合焦駆動
する。次にステップS13で、スイッチ2によりシャッ
ターレリーズボタンが全押しされているか否かを判別
し、全押しされていればステップS14へ進み、そうで
なければステップS2へ戻る。ステップS14では、露
出制御回路10を制御して撮影動作を行なう。撮影終了
後のステップS15で、フィルムの1駒送りを開始する
とともに、フラグFがセットされていれば情報記録回路
9を制御してトリミング撮影に関する情報をフィルムに
記録する。ステップS16で、全ての撮影駒の撮影を完
了したか否かを判別し、完了していればプログラムの実
行を終了し、未撮影駒があればステップS2へ戻る。
【0019】このようにして撮影されたフィルムは、プ
リント時に、フィルムに記録されている各撮影駒ごとの
トリミング撮影に関する情報が再生され、トリミング撮
影駒に対しては所定の疑似ズーム撮影倍率に応じて撮影
画面の天地左右がトリミングされ、所定のサイズの疑似
ズーム写真に引伸し処理される。
【0020】このように、ズーミング操作と撮影モード
切り換え操作とを1つの操作ボタン22で行ない、この
操作ボタン22の一端を押し下げるとズームアップし、
他端を押し下げるとズームダウンし、中央凹部を押し下
げると通常撮影モードからトリミング撮影モードへ切り
換わるようにしたので、1つの操作ボタン22でズーミ
ング操作と撮影モード切り換え操作とを確実に行うこと
ができ、操作性が向上する。さらに、この操作ボタン2
2の中央部を凹形としたので、指先の感覚で所望の操作
が確実に行なえ、誤操作が避けられる。
【0021】なお、トリミング撮影モードにおいて複数
の疑似ズーム撮影倍率を切り換える場合には、操作ボタ
ン22を押し下げるごとに、例えば通常撮影モード,
1.5倍擬似ズーム撮影モード,2倍擬似ズーム撮影モ
ードというように順に切り換えてもよい。
【0022】−第2の実施例− 第1の実施例では、操作ボタン22の中央凹部を押し下
げると、固定倍率の疑似ズーム撮影モードに切り換えた
が、中央凹部を押し下げてトリミング撮影モードに切り
換え、いったん操作ボタン22を開放状態にした後、ふ
たたび一端を押し下げると疑似ズーム撮影モードに切り
換わり、他端を押し下げると疑似パノラマ撮影モードに
切り換わる第2の実施例を説明する。なおこの第2の実
施例では、図1に示す第1の実施例の装置と同様な構成
の装置、および図2〜図5に示すカメラ21および操作
ボタン22を用いるので、それらの説明を省略する。
【0023】図7は、第2の実施例の制御プログラム例
を示す。なお、図6に示す第1の実施例の制御プログラ
ムと同様な処理を行なうステップに対しては、同ステッ
プ番号を付して相違点を中心に説明する。まずステップ
S1aにおいて、疑似ズーム撮影モードを示すフラグF
1および疑似パノラマ撮影モードを示すフラグF2をリ
セットした後、ステップS2〜ステップS7において、
上述したようにズームアップスイッチ3またはズームダ
ウンスイッチ4の動作状態に応じて、ズームレンズをズ
ームアップまたはズームダウンさせる。なお、ステップ
S3aでは、ズームレンズをズームアップ開始させると
ともに、フラグF1,F2をリセットする。また、ステ
ップS6aでは、ズームレンズをズームダウン開始させ
るとともに、フラグF1,F2をリセットする。ズーム
アップスイッチ3およびズームダウンスイッチ4のいず
れもオンされていない時は、ステップS8へ進み、撮影
モード切り換えスイッチ5がオンされているか否か、す
なわちトリミング撮影モードであるか否かを判別し、ト
リミング撮影モードであればステップS9aへ進み、そ
うでなければステップS11へ進む。
【0024】ステップS9aでは、図8,図9に示すト
リミング処理プログラムを実行する。図8のステップS
21において、スイッチ3〜5がいったんオフされた
後、ふたたびズームアップスイッチ3がオンされたか否
かを判別し、オンされていればステップS22へ進み、
そうでなければステップS31へ進む。ステップS22
では、フラグF1をセット、フラグF2をリセットし
て、疑似ズーム撮影モードを設定する。続くステップS
23で、ズームアップスイッチ3がオンされているか否
かを判別し、オンされていればステップS24へ進み、
そうでなければステップS27へ進む。ステップS24
では、疑似ズーム撮影倍率をアップする。すなわち、疑
似ズーム撮影倍率を記憶しているメモリの値を増加させ
る。なお疑似ズーム撮影倍率は、予め定めた例えば1〜
5倍の範囲で連続的に可変できるものとする。続くステ
ップS25で、ズームアップスイッチ3がオンされてい
るか否かを判別し、オンされていればステップS24へ
戻り、そうでなければ図7に示すプログラムへリターン
する。
【0025】ステップS27において、ズームダウンス
イッチ4がオンされているか否かを判別し、オンされて
いればステップS28へ進み、そうでなければ図7に示
す制御プログラムへリターンする。ステップS28で
は、疑似ズーム撮影倍率をダウンする。すなわち、疑似
ズーム撮影倍率を記憶しているメモリの値を減少させ
る。続くステップS29で、ズームダウンスイッチ4が
オンされているか否かを判別し、オンされていればステ
ップS28へ戻り、そうでなければ図7に示す制御プロ
グラムへリターンする。
【0026】次に、ステップS21が否定された時は、
ステップS31へ進み、ズームダウンスイッチ4がオン
されているか否かを判別し、オンされていればステップ
S32へ進み、そうでなければ図7に示す制御プログラ
ムへリターンする。ステップS32では、フラグF2を
セット、フラグF1をリセットして、疑似パノラマ撮影
モードを設定する。次に図9のステップS33で、ズー
ムダウンスイッチ4がオンされているか否かを判別し、
オンされていればステップS34へ進み、そうでなけれ
ばステップS37へ進む。ステップS34では、パノラ
マ撮影画面の縦横比を増加してよりワイドな疑似パノラ
マ撮影にする。すなわち、疑似パノラマ撮影の縦横比を
記憶しているメモリの値を増加させる。なお疑似パノラ
マ撮影の縦横比は、予め定めた範囲で連続的に可変す
る。次にステップS35で、ズームダウンスイッチ4が
オンされているか否かを判別し、オンされていればステ
ップS34へ戻り、そうでなければ図7に示す制御プロ
グラムへリターンする。
【0027】ステップS37において、ズームアップス
イッチ3がオンされているか否かを判別し、オンされて
いればステップS38へ進み、そうでなければ図7の制
御プログラムへリターンする。ステップS38では、パ
ノラマ撮影の縦横比を減少する。すなわち、疑似パノラ
マ撮影の縦横比を記憶しているメモリの値を減少させ
る。次にステップS39で、ズームアップスイッチ3が
オンされているか否かを判別し、オンされていればステ
ップS38へ戻り、そうでなければ図7の制御プログラ
ムへリターンする。
【0028】図7の制御プログラムへリターン後、ステ
ップS11〜ステップS16で、上述した第1の実施例
と同様に、シャッターレリーズボタンの操作にしたがっ
て測光、測距および撮影動作を行なう。なお、撮影終了
後のステップS15aでは、1駒送り時にフラグF1,
F2を確認し、疑似ズーム撮影モードであればメモリに
記憶されている疑似ズーム撮影倍率をフィルムに記録
し、疑似パノラマ撮影モードであればメモリに記憶され
ている疑似パノラマ撮影の縦横比をフィルムに記録す
る。
【0029】撮影後のフィルムは、プリント時に、フィ
ルムに記録されている各撮影駒ごとのトリミング撮影に
関する情報が再生され、疑似ズーム撮影駒に対しては撮
影時の疑似ズーム撮影倍率に応じて撮影画面の天地左右
がトリミングされ、また、疑似パノラマ撮影駒に対して
は撮影時の縦横比に応じて撮影画面の天地がトリミング
されて、所定のサイズの疑似ズーム写真または疑似パノ
ラマ写真に引伸し処理される。
【0030】このように、ズーミング操作と撮影モード
切り換え操作とを1つの操作ボタン22で行ない、この
操作ボタン22の中央凹部を押し下げてトリミング撮影
モードに切り換え、いったん操作ボタン22を開放した
後、ふたたび一端を押し下げると疑似ズーム撮影モード
に切り換わり、他端を押し下げると疑似パノラマ撮影モ
ードに切り換わるようにしたので、1つの操作ボタン2
2でズーミング操作と疑似ズームあるいは疑似パノラマ
撮影モードへの切り換え操作とを確実に行うことがで
き、操作性が向上する。さらに、この操作ボタン22の
中央部を凹形としたので、指先の感覚で所望の操作を確
実に行なうことができ、誤操作が避けられる。
【0031】また、疑似ズーム撮影モードにおいて、一
端を押し下げると疑似ズーム撮影倍率がアップし、他端
を押し下げると疑似ズーム撮影倍率がダウンする。一
方、疑似パノラマ撮影モードにおいて、一端を押し下げ
ると疑似パノラマ撮影の縦横比が増加してよりワイドに
なり、他端を押し下げると疑似パノラマ撮影の縦横比が
減少するようにしたので、簡単な操作でトリミング撮影
時の撮影倍率または縦横比を連続的に可変でき、所望の
疑似ズーム写真または疑似パノラマ写真が得られる。
【0032】なお上記各実施例では、撮影モード切り換
えスイッチ5を設けたが、操作ボタン22の中央凹部を
押し下げると、ズームアップスイッチ3およびズームダ
ウンスイッチ4がともにオンするので、撮影モード切り
換えスイッチ5を設けずにスイッチ3およびスイッチ4
がともにオンしたら、トリミング撮影モードへ切り換え
るようにしてもよい。
【0033】また上記各実施例では、導電ゴムスイッチ
32を用いているが、リーフスイッチやダイヤフラムス
イッチを用いてもよい。
【0034】以上の実施例の構成において、操作ボタン
22が操作手段を構成する。
【0035】
【考案の効果】以上説明したように請求項1の考案によ
れば、一端を押し下げるとズームアップし、他端を押し
下げるとズームダウンし、中央部を押し下げると通常撮
影モードからトリミング撮影モードへ切り換わる操作手
段を備え、操作手段の中央部を押し下げてトリミング撮
影モードに切り換え、いったん操作手段を開放した後、
一端を押し下げると疑似ズーム撮影モードへ切り換わ
り、他端を押し下げると疑似パノラマ撮影モードに切り
換わるようにしたので、1つの操作手段でズームアップ
およびズームダウンのズーミング操作と、通常撮影モー
ドとトリミング撮影モードとの切り換え操作と、トリミ
ング撮影モードにおける疑似ズーム撮影モードまたは疑
似パノラマ撮影モードの選択操作との、3種類の操作を
確実に行なうことができ、操作性が向上する。また、請
求項2の考案によれば、疑似ズーム撮影モードが設定さ
れているときに、操作手段の一端を押し下げると疑似ズ
ーム撮影の倍率が増加し、他端を押し下げると疑似ズー
ム撮影の倍率が減少するようにしたので、簡単な操作で
疑似ズーム撮影時の倍率を連続的に可変でき、所望の倍
率の疑似ズーム写真が得られる。さらに、請求項3の考
案によれば、疑似パノラマ撮影モードが設定されている
ときに、操作手段の一端を押し下げると疑似パノラマ撮
影の縦横比が増加し、他端を押し下げると疑似パノラマ
撮影の縦横比が減少するようにしたので、簡単な操作で
疑似パノラマ撮影時の縦横比を連続的に可変でき、所望
の縦横比の疑似パノラマ写真が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本考案のトリミング撮影可能なカメラの斜視図
である。
【図3】非操作状態における操作ボタンの断面図であ
る。
【図4】一端が押し下げられた状態の操作ボタンの断面
図である。
【図5】中央部が押し下げられた状態の操作ボタンの断
面図である。
【図6】第1の実施例の制御プログラム例を示すフロー
チャートである。
【図7】第2の実施例の制御プログラム例を示すフロー
チャートである。
【図8】トリミング処理プログラム例を示すフローチャ
ートである。
【図9】トリミング処理プログラム例を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 シャッターレリーズ半押しスイッチ 2 シャッターレリーズ全押しスイッチ 3 ズームアップスイッチ 4 ズームダウンスイッチ 5 撮影モード切り換えスイッチ 8 ズームレンズ駆動回路 8a ズームレンズモータ 9 情報記録回路 9a 磁気ヘッド 22 操作ボタン 31 軸 32 導電ゴムスイッチ 32a,32b,32c ボタン部 33 フレキシブルプリント基板 33a,33b,33c スイッチパターン 34 押え板 35 ビス 36 支持部材 37a,37b,37c 導体部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズームレンズを備えたトリミング撮影可
    能なカメラにおいて、 一端を押し下げると前記ズームレンズがズームアップ
    し、他端を押し下げると前記ズームレンズがズームダウ
    ンし、中央部を押し下げると撮影画面全体をプリントす
    る通常撮影モードから、撮影画面の一部をトリミングし
    てプリントするトリミング撮影モードへ切り換わる操作
    手段を備え 前記操作手段の中央部を押し下げて前記トリミング撮影
    モードに切り換え、いったん前記操作手段を開放した
    後、一端を押し下げると撮影画面の一部をトリミングし
    て疑似的なズームアップ写真を得る疑似ズーム撮影モー
    ドへ切り換わり、他端を押し下げると撮影画面の一部を
    トリミングして疑似的なパノラマ写真を得る疑似パノラ
    マ撮影モードに切り換わる ことを特徴とするトリミング
    撮影可能なカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトリミング撮影可能な
    カメラにおいて、前記疑似ズーム撮影モードが設定されているときに、前
    記操作手段の一端を押し下げると疑似ズーム撮影の倍率
    が増加し、他端を押し下げると疑似ズーム撮影の倍率が
    減少する ことを特徴とするトリミング撮影可能なカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のトリミ
    ング撮影可能なカメラにおいて、 前記疑似パノラマ撮影モードが設定されているときに、
    前記操作手段の一端を押し下げると疑似パノラマ撮影の
    縦横比が増加し、他端を押し下げると疑似パノラマ撮影
    の縦横比が減少する ことを特徴とするトリミング撮影可
    能なカメラ。
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