JP2550363Y2 - 部品取り付け構造 - Google Patents

部品取り付け構造

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JP2550363Y2
JP2550363Y2 JP1992049591U JP4959192U JP2550363Y2 JP 2550363 Y2 JP2550363 Y2 JP 2550363Y2 JP 1992049591 U JP1992049591 U JP 1992049591U JP 4959192 U JP4959192 U JP 4959192U JP 2550363 Y2 JP2550363 Y2 JP 2550363Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プリンタや複写機ある
いはファックス等の電子機器において、電源ユニット等
に固定した取り付けプレートや、印字ヘッドのガイドに
用いられるガイドレール等の部品を、シャーシやフレー
ム等の機器基盤に取り付けるための部品取り付け構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の部品取り付け構造として
特開平2−135798号に開示されたものがあり、そ
の技術を図8〜図10を用いて説明する。図8は従来の
部品取り付け構造を示す一部破断正面図、図9は同従来
例の部品取り付け前の斜視図、図10は図9の一部分拡
大図である。
【0003】図において1は電子機器としてのプリンタ
に用いられる電源ユニット、2はこの電源ユニット1に
ビス等で固定した部品すなわち取り付けプレートであ
る。この取り付けプレート2は全体が1枚の金属板で形
成されており、平面形状が矩形でかつ前後の2辺を下方
に曲折したプレート本体2aと、その曲折部の一側端に
形成した凸部2bと、プレート本体2aの左右2辺のう
ちの左側の辺すなわち前記凸部2bと反対側の辺に形成
した略U字形の弾性を有する係止片2cと、この係止片
2cの底部に一部を下方に切り起こして形成した弾性を
有する脚部2dを有する構造となっている。
【0004】3はシャーシやフレーム等の機器基盤で、
通常はプラスチックによって形成されており、この機器
基盤3上には前記凸部2bと対応する位置決め穴4を有
する2つの支持部5と、この両支持部5と対向する係止
部6が形成されていて、この係止部6の支持部5と対向
する面には係止縁6が形成されている。この構成にお
いて、取り付けプレート2は次のように機器基盤3に取
り付けられる。
【0005】すなわち、電源ユニット1と共に取り付け
プレート2を手で持って係止片2側が上になるように
傾け、その両凸部2bを機器基盤3上の支持部5に設け
られた位置決め穴4に斜め上方からそれぞれ挿入する。
次いで、前記支持部5を支点として回転させるように電
源ユニット1と共に取り付けプレート2を押し下げてゆ
くと、係止片2cの自由端が係止部6の係止縁6に押
されて撓み、更に押し下げると係止片2cの自由端が係
止縁6を通過してその撓みが復旧し、係止縁6の内
側に入り込んで係止部6の面に当接する。
【0006】この状態で前記取り付けプレート2は係止
片2cの弾性力によって支持部5側への付勢力を受ける
ため、前記両凸部2bは支持部5の位置決め穴4内に保
持され、そして脚部2dが機器基盤3上に押し付けられ
ることによる反力により取り付けプレート2が上方に付
勢されるため、前記係止片2cは係止縁6の内側に引
っ掛かる。
【0007】これにより取り付けプレート2は機器基盤
3に取り付けられ、同時にこの取り付けプレート2を介
して電源ユニット1も機器基盤3に取り付けられる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の部品取り付け構造では、機器基盤に対して取り付
けプレートを容易に取り付けることができるという長所
を有するものの、振動や衝撃等により取り付けプレート
が図8に矢印Aで示した水平方向からの外力を受けると
係止片が撓んで取り付けプレート全体が係止部側に位置
ずれを生じてしまい、これにより凸部が支持部の位置決
め穴から抜け出て取り付けプレートが簡単に外れてしま
うという不都合がある。
【0009】このように取り付けプレートが機器基盤か
ら簡単に外れることは、この取り付けプレートを固定し
た電源ユニットのように通常は機器基盤から取り外すこ
とがないものにとって甚だ具合が悪く、取り付けの信頼
性が低いという問題がある。また、取り付けプレートに
限らず、機器基盤上に取り付ける部品が例えば印字ヘッ
ドのガイドに用いられるガイドレールレール等の場合で
も、同様の問題が生じる。
【0010】本考案はこのような問題を解決するために
なされたもので、機器基盤に対して部品を容易に取り付
けることができ、しかも水平方向からの外力を受けても
部品の取り付け状態を保証できる信頼性の高い部品取り
付け構造を実現することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本考案は、部品を機器基盤に取り付けるための部品
取り付け構造において、前記部品は、本体と、この本体
の一端に設けられた第1の凸部と、本体の他端に設けら
れた前記第1の凸部より短い第2の凸部と、本体の底部
凹状の段差を成すように設けられた係止部とを有し、
前記機器基盤は、前記第1の凸部に対応する位置決め穴
を有する第1の支持部と、前記第1の凸部に対応する位
置決め穴を有しかつ前記第1の支持部と対向した第2の
支持部と、この両支持部間に位置しかつ自由端を第2の
支持部の方向に向けると共に斜めに浮き上がるように設
けられたバネ性を有する係止片とを備え、前記部品の第
1の凸部の先端から本体の他端までの長さを前記第1の
支持部と第2の支持部間の距離よりも大きくし、前記第
2の凸部の先端から本体の一端までの長さを前記第1の
支持部と第2の支持部間の距離と等しいかやや短くし、
前記本体の他端から係止部までの長さを第2の支持部か
ら係止片の自由端までの距離と等しいかやや短くして、
前記部品の第1の凸部を機器基盤の第1の支持部の位置
決め穴に挿入した状態で第2の凸部を第2の支持部の位
置決め穴に挿入したとき、前記部品の本体底部に段差を
成すように設けられている係止部に前記機器基盤側の係
止片の自由端が係止して、前記部品が第1の支持部側に
逆戻りしないようにしたことを特徴とする。
【0012】
【作用】このような構成を有する本考案は、前記部品の
第1の凸部を機器基盤の第1の支持部の位置決め穴に斜
めに挿入した後、部品を機器基盤側に回動させて本体と
第2の凸部を第1の支持部と第2の支持部間に入れ、更
に部品を水平方向に移動させて第2の凸部を第2の支持
部の位置決め穴に挿入すると、本体の係止部に機器基盤
側の係止片が係止して、これにより部品は第1の支持部
側に逆戻りしないように固定されて機器基盤に取り付け
られる。
【0013】この状態においては係止片の自由端が部品
の本体の係止部に係止し、また本体の他端が第2の支持
部に当接または近接しているため、つまり部品の本体が
係止片と第2の支持部に挟まれて固定されるため、振動
や衝撃等により部品が水平方向からの外力を受けても、
第1の凸部あるいは第2の凸部が第1の支持部の位置決
め穴,あるいは第2の支持部の位置決め穴から抜けるこ
とはなく、部品の取り付け状態が保証される。
【0014】従ってこれによれば、機器基盤に対して部
品を容易に取り付けることができ、しかも水平方向から
の外力を受けても部品の取り付け状態が保証されるの
で、取り付けの信頼性が高いものとなる。
【0015】
【実 施 例】以下に図面を参照して実施例を説明す
る。図1は本考案による部品取り付け構造の第1の実施
例を示す一部を断面とした正面図、図2は同実施例の部
品取り付け前の斜視図、図3は同実施例における取り付
けプレートの斜視図、図4は同実施例の作用を示す正面
図である。
【0016】図において11は電子機器としてのプリン
タに用いられる電源ユニット、12はこの電源ユニット
11にビス等で固定した部品すなわち取り付けプレート
である。この取り付けプレート12は金属板により形成
されており、上面を開放した箱状の本体12aと、その
一端(図では右端)に形成した2つの第1の凸部12b
と、前記本体12aの他端(図では左端)に形成した第
2の凸部12cと、前記本体12aの一端側の底部(図
では右端側の底部)に形成した係止部12dを有し、こ
の係止部12dは凹状の段差を成すように形成されてい
る。
【0017】13はシャーシやフレーム等の機器基盤
で、通常はプラスチックによって形成されており、この
機器基盤13上には前記第1の凸部12bと対応する位
置決め穴14を有する2つの第1の支持部15と、前記
第2の凸部12cと対応する位置決め穴16を有しかつ
各々の第1の支持部15と対向する第2の支持部17が
形成されている。
【0018】18は鉄等の磁性体による金属板で、この
金属板18には前記第1,第2の凸部2b,12cに対
応する位置にそれぞれ逃げ部19が設けられており、ま
た所定の位置には自由端を第2の支持部17の方向に向
けた性(バネ性)を有する係止片20が切り起こし
により斜めに浮き上がる形で形成されていて、前記逃げ
部19にて第1,第2の凸部2b,12cが逃げるよう
に金属板18は前記機器基盤13上にネジ止め等により
固定されている。
【0019】この構成における各部の寸法関係は次の通
りである。すなわち、図1に示したように取り付けプレ
ート12の第1の凸部12bの先端から本体12aの他
端(図では左端)までの長さをL1、第2の凸部12c
の先端から本体12aの一端(図では右端)までの長さ
をL2、本体12aの他端から係止部12dまでの長さ
をL3、機器基盤13上の第1の支持部15と第2の支
持部17間の距離をL4、第2の支持部17から金属板
18の係止片20の自由端までの距離をL5とすると、
L1はL4よりも長く、L2はL4に等しいかやや短
く、L3はL5に等しいかやや短く、なるように設定さ
れている。
【0020】次に上述した構成の作用について説明す
る。まず、図4に示したように電源ユニット11と共に
取り付けプレート12を手で持って第2の凸部12c側
が上になるように傾け、第1の凸部12bを機器基盤1
3上の第1の支持部15に設けられた位置決め穴14に
矢印(イ)で示したように斜め上方からそれぞれ挿入す
る。
【0021】次いで、前記第1の支持部15を支点とし
て矢印(ロ)方向に回転させるように電源ユニット1と
共に取り付けプレート12を押し下げると、その本体1
2aが第2の凸部12cと共に第1の支持部15と第2
の支持部17間に入り込み、同時に本体12aの底面に
より金属板18の係止片20の自由端が押圧されて、該
係止片20が平らになるように撓む。
【0022】そこで、更に取り付けプレート12を矢印
(ハ)で示したように水平方向に移動させると、これに
より第2の凸部12cが第2の支持部17の位置決め穴
16に挿入され、そして本体12aの他端が第2の支持
部17に突き当たるところで係止部12dが係止片20
の自由端を通過するため、係止片20は撓みが復旧して
その自由端が係止部12dに係止する。
【0023】この場合、取り付けプレート12の第1の
凸部12bの先端から本体12aの他端までの長さL1
が、第1の支持部15と第2の支持部17間の距離L4
より長く設定されているので、第1の凸部12bは第1
の支持部15の位置決め穴14から抜けることはなく、
従って取り付けプレート12は機器基盤13に取り付け
られ、同時にこの取り付けプレート12を介して電源ユ
ニット11も機器基盤13に取り付けられる。
【0024】そして、この状態においては係止片20の
自由端が取り付けプレート12の本体12aの係止部1
2dに係止し、また本体12aの他端が第2の支持部1
7に当接または近接しているため、つまり取り付けプレ
ート12の本体12aが第2の支持部17と係止片20
とで挟まれて固定されるため、振動や衝撃等により取り
付けプレート12が水平方向からの外力を受けても、第
1の凸部12bあるいは第2の凸部12cが第1の支持
部15の位置決め穴14,あるいは第2の支持部17の
位置決め穴16から抜けることはなく、取り付けプレー
ト12の取り付け状態が保証される。
【0025】尚、前記金属板18は取り付けプレート1
2を介して電源ユニット11をアースするものである
が、取り付けプレート12がアースを要しないものに取
り付けられている場合は、金属板18は省略することが
でき、その場合係止片20は機器基盤13に形成または
取り付ければよい。図5は本考案による部品取り付け構
造の第2の実施例を示す正面断面図、図6は同実施例の
要部斜視図、図7は同実施例の作用を示す正面断面図で
ある。
【0026】図において21ガイドレールで、図示しな
いプリンタの印字ヘッドの移動をガイドする部品であ
る。このガイドレール21は、断面形状をコの字形とし
た本体21aと、その一側端に形成した第1の凸部21
bと、前記本体21aの他側端に形成した第2の凸部2
1cと、前記本体21aの他側側底部に形成した係止部
21dと、本体21aの所定位置に設けた長孔21eを
有する構造となっており、前記係止部21dは凹状の段
差を成すように形成されている。
【0027】22はシャーシやフレーム等の機器基盤
で、通常はプラスチックによって形成されており、この
機器基22上には前記第1の凸部21bと対応する位
置決め穴23を有する第1の支持部24と、前記第2の
凸部21cと対応する位置決め穴25を有しかつ前記第
1の支持部24と対向する第2の支持部26と、この両
支持部24,26間に位置に切り起こしにより斜めに浮
き上がる形で形成され、自由端を第2の支持部26の方
向に向けた弾性(バネ性)を有する係止片27と、前
記長孔21eに対応する支柱28が設けられている。
【0028】尚、前記第1の支持部24の上部24aは
若干の可撓性が得られるように形成されている。29と
30は前記第1の支持部24及び第2の支持部26のそ
れぞれの位置決め穴23と25に取り付けた磨耗防止用
の金属板である。この構成において各部の寸法関係は、
前記第1の実施例の各部の寸法関係と同様に設定されて
いる。
【0029】すなわち、ガイドレール21の第1の凸部
21bの先端から本体21aの他端までの長さは、機器
基盤22上の第1の支持部24と第2の支持部26間の
距離より長く、また第2の凸部21cの先端から本体2
1aの一端までの長さは、第1の支持部24と第2の支
持部26間の距離と等しいかやや短く、更に、本体21
aの他端から係止部21dまでの長さは、第2の支持部
26から機器基盤22の係止片27の自由端までの距離
と等しいかやや短くなるように設定されている。
【0030】次に上述した構成の作用について説明す
る。まず、図7に示したようにガイドレール21を手で
持って第2の凸部21c側が上になるように傾け、第1
の凸部21bを機器基盤22上の第1の支持部24に設
けられた位置決め穴23に矢印(イ)で示したように斜
め上方からそれぞれ挿入する。
【0031】このとき第1の支持部24の上部24aは
若干の撓むので、ガイドレール21の第1の凸部21b
を位置決め穴23に支障なく挿入することができる。次
いで、前記第1の支持部24を支点として矢印(ロ)方
向に回転させるようにガイドレール21を押し下げる
と、その本体21aが第2の凸部21cと共に第1の支
持部24と第2の支持部26間に入り込み、同時に本体
21aの底面により係止片27の自由端が押圧されて、
該係止片27が平らになるように撓むと共に、前記第1
の支持部24の上部24aが復旧して第1の凸部21b
を押さえ込む。
【0032】そこで、更にガイドレール21を矢印
(ハ)で示したように水平方向に移動させると、これに
より第2の凸部21cが第2の支持部26の位置決め穴
25に挿入され、そして本体21aの他端が第2の支持
部26に突き当たるところで係止部21dが係止片27
の自由端を通過するため、係止片27は撓みが復旧して
その自由端が係止部21dに係止する。
【0033】この場合、ガイドレール21の第1の凸部
21bの先端から本体21aの他端までの長さが、第1
の支持部24と第2の支持部26間の距離より長く設定
されているので、第1の凸部21bは第1の支持部24
の位置決め穴23から抜けることはなく、従ってガイド
レール21は機器基盤22に取り付けられる。そして、
この状態においては係止片27の自由端がガイドレール
22の本体21aの係止部21dに係止し、また本体2
1aの他端が第2の支持部26に当接または近接してい
るため、振動や衝撃等によりガイドレール21が水平方
向からの外力を受けても、第1の凸部21bあるいは第
2の凸部21cが第1の支持部24の位置決め穴23,
あるいは第2の支持部26の位置決め穴25から抜ける
ことはなく、ガイドレール21の取り付け状態が保証さ
れる。
【0034】尚、このガイドレール21の取り付けに際
して該ガイドレール21を前記矢印(ロ)の方向に押し
下げたとき、各長孔21eはその他端側(図では左端
側)で機器基盤22上の対応する支柱28に嵌合し、そ
してガイドレール21を前記矢印(ハ)の方向に移動さ
せるとき支柱28に対して摺動するためガイドレール2
1の取り付けはスムーズに行うことができる。
【0035】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、部品の第
1の凸部の先端から本体の他端までの長さを前記第1の
支持部と第2の支持部間の距離よりも長くし、前記第2
の凸部の先端から本体の一端までの長さを前記第1の支
持部と第2の支持部間の距離と等しいかやや短くし、前
記本体の他端から係止部までの長さを第2の支持部から
係止片の自由端までの距離をに等しいかやや短くした構
造として、前記部品の第1の凸部を機器基盤の第1の支
持部の位置決め穴に挿入した状態で第2の凸部を第2の
支持部の位置決め穴に挿入したとき、前記部品の本体底
部に段差を成すように設けられている係止部に前記機器
基盤側の係止片の自由端が係止して、前記部品が第1の
支持部側に逆戻りしないよう機器基盤に取り付けられよ
うにしている。
【0036】従ってこれによれば、機器基盤に対して部
品を容易に取り付けることができ、しかも部品の本体が
係止片と第2の支持部に挟まれて固定されるため、振動
や衝撃等により部品が水平方向からの外力を受けても、
第1の凸部あるいは第2の凸部が第1の支持部の位置決
め穴,あるいは第2の支持部の位置決め穴から抜けるこ
とはなく、部品の取り付け状態が保証されるので、取り
付けの信頼性が高いという効果が得られる。また、本考
案の構造によれば、機器基盤側の係止片が自由端を第2
の支持部の方向に向けると共に斜めに浮き上がるように
設けられ、この係止片の自由端が部品の本体底部に段差
を成すように設けられている係止部に係止するようにし
ているため、係止片の自由端が係止部に一旦係止する
と、係止片の水平方向の剛性により部品は第1の支持部
側に逆戻りすることがなく、水平方向から加わる外力の
みならず、上下、左右、前後、あるいは斜め上方から振
動や衝撃等の外力が加えられても、係止片の自由端が係
止部から外れることがないので、部品の取り付け状態を
確実に確保できるという効果が得られる。 更に、本考案
の取り付け構造は、部品の本体に第1,第2の凸部と、
係止部を設け、機器基盤側には第1,第2の支持部と係
止片を設けるだけで実現できるので、構成が複雑になら
ず、製造が容易であるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による部品取り付け構造の第1の実施例
を示す一部を断面とした正面図である。
【図2】第1の実施例の部品取り付け前の斜視図であ
る。
【図3】第1の実施例における取り付けプレートの斜視
図である。
【図4】第1の実施例の作用を示す正面図である。
【図5】本考案による部品取り付け構造の第2の実施例
を示す正面断面図である。
【図6】第2の実施例の要部斜視図である。
【図7】第2の実施例の作用を示す正面断面図である。
【図8】従来例を示す一部破断正面図である。
【図9】従来例の部品取り付け前の斜視図である。
【図10】図9の一部分拡大図である。
【符号の説明】
12 取り付けプレート(部品) 12a 本体 12b 第1の凸部 12c 第2の凸部 12d 係止部 13 機器基盤 14 位置決め穴 15 第1の支持部 16 位置決め穴 17 第2の支持部 20 係止片 21 ガイドレール(部品) 21a 本体 21b 第1の凸部 21c 第2の凸部 21d 係止部 22 機器基盤 23 位置決め穴 24 第1の支持部 25 位置決め穴 26 第2の支持部 27 係止片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品を機器基盤に取り付けるための部品
    取り付け構造において、 前記部品は、本体と、この本
    体の一端に設けられた第1の凸部と、本体の他端に設け
    られた前記第1の凸部より短い第2の凸部と、本体の底
    部に凹状の段差を成すように設けられた係止部とを有
    し、 前記機器基盤は、前記第1の凸部に対応する位置決め穴
    を有する第1の支持部と、前記第1の凸部に対応する位
    置決め穴を有しかつ前記第1の支持部と対向した第2の
    支持部と、この両支持部間に位置しかつ自由端を第2の
    支持部の方向に向けると共に斜めに浮き上がるように設
    けられたバネ性を有する係止片とを備え、 前記部品の第1の凸部の先端から本体の他端までの長さ
    を前記第1の支持部と第2の支持部間の距離よりも大き
    くし、 前記第2の凸部の先端から本体の一端までの長さを前記
    第1の支持部と第2の支持部間の距離と等しいかやや短
    くし、 前記本体の他端から係止部までの長さを第2の支持部か
    ら係止片の自由端までの距離と等しいかやや短くして、 前記部品の第1の凸部を機器基盤の第1の支持部の位置
    決め穴に挿入した状態で第2の凸部を第2の支持部の位
    置決め穴に挿入したとき、前記部品の本体底部に段差を
    成すように設けられている係止部に前記機器基盤側の係
    止片の自由端が係止して、前記部品が第1の支持部側に
    逆戻りしないようにしたことを特徴とする部品取り付け
    構造。
JP1992049591U 1992-07-15 1992-07-15 部品取り付け構造 Expired - Lifetime JP2550363Y2 (ja)

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58103180U (ja) * 1982-01-05 1983-07-13 松下電器産業株式会社 部品の取付装置

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JPH0611387U (ja) 1994-02-10

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