JP2020031349A - ディスプレイ装置 - Google Patents

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【課題】背面キャビネットをシャーシに固定する場合に装置背面に露出するビスを削減でき、かつ、熱膨張にも対応可能なディスプレイ装置を提供する。【解決手段】ディスプレイ装置は、シャーシ100と、シャーシ100の背面側に取り付けられる背面キャビネット200とを有する。シャーシ100には、互いに対向する2本の係合腕部112を有するホック部材110が取り付けられている。背面キャビネット200には、ホック部材110の2本の係合腕部112に挟まれるように係合する係合突起部210が設けられている。ホック部材110は、シャーシ100に対して第1方向に摺動可能となるように取り付けられており、ホック部材110の係合腕部112に係合された係合突起部210は、係合腕部112に対して第1方向に対して直交する第2方向に摺動可能である。【選択図】図7

Description

本発明は、シャーシと、シャーシの背面側に取り付けられる背面キャビネットとを有するディスプレイ装置に関する。
薄型テレビなどのディスプレイ装置では、背面キャビネットをシャーシ(回路基板やその他の電子部品が装着されるメタルフレーム)などにビスにて固定することが一般的である。すなわち、ディスプレイ装置の背面側からビスを締結し、このビスによって背面キャビネットをシャーシに固定する。
近年、薄型テレビの大型化が進んでおり、それに伴って外観であるキャビネットも大型化している。そのため、背面キャビネットをシャーシなどにビスにて固定する際、強度上の問題や熱膨張によるキャビネットの反りの問題から多くのビスを用いるようになっている。しかしながら、ディスプレイ装置の背面側からビスを締結する従来の構造では、装置の背面にて多くのビスが露出し、装置の美観が損なわれるといった問題がある。
これに対し、特許文献1には、ビスを用いずに背面キャビネットを固定する構造が開示されている。すなわち、特許文献1に開示されたディスプレイ装置は、背面キャビネットの周枠部に設けた帯板状縁板を前面キャビネットの周枠部内に嵌入させ、背面キャビネットを固定する構成とされている。
特開2011−109506号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来構成は、部材の熱膨張による変形を考慮しているものではなく、実際、2つのキャビネット部材(前面キャビネットおよび背面キャビネット)に熱膨張差が生じた場合に対応できる構成ではない。
例えば、特許文献1におけるキャビネットの固定方法を、背面キャビネット(通常、樹脂部材)をシャーシ(通常、金属部材)に固定する場合に適用すれば、キャビネットに反りが発生したり、場合によっては部材の破損が生じたりする恐れもある。これは、材質の異なる背面キャビネットとシャーシとでは、熱膨張による変形量の差(大型のディスプレイ装置では4〜5mmになることもある)が大きいことに起因する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、背面キャビネットをシャーシに固定する場合に装置背面に露出するビスを削減でき、かつ、熱膨張にも対応可能なディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、シャーシと、前記シャーシの背面側に取り付けられる背面キャビネットとを有するディスプレイ装置であって、前記シャーシおよび前記背面キャビネットの一方である第1部材には、互いに対向する2本の係合腕部を有する係合部材が取り付けられており、前記シャーシおよび前記背面キャビネットの他方である第2部材には、前記係合部材の前記2本の係合腕部に挟まれるように係合する係合突起部が設けられており、前記係合部材は、前記第1部材に対して第1方向に摺動可能となるように取り付けられており、前記係合部材の係合腕部に係合された前記係合突起部は、前記係合腕部に対して前記第1方向に対して直交する第2方向に摺動可能であることを特徴としている。
上記の構成によれば、第1部材側の係合腕部に第2部材側の係合突起部を係合させることで、背面キャビネットをシャーシに対して取り付け、背面キャビネットを固定することができる。この固定方法では、ディスプレイ装置の背面側からビスを締結する従来の背面キャビネットの固定方法に比べ、装置背面に露出するビスを大幅に削減でき、装置の美観を向上することができる。
また、係合部材は第1部材に対して第1方向に摺動可能であるため、第1方向の熱膨張による変形は、係合部材が第1部材に対して摺動移動することによって吸収できる。さらに、係合突起部は係合腕部に対して第2方向に摺動可能であるため、第2方向の熱膨張による変形は、係合突起部が係合部材に対して摺動移動することによって吸収できる。すなわち、互いに直交する第1方向および第2方向の何れに対しても、熱膨張による変形を部材の摺動移動によって吸収でき、熱膨張によって背面キャビネットに反りが発生することなどを防止できる。
また、上記ディスプレイ装置では、前記2本の係合腕部の少なくとも一方は、対向する他方の係合腕部側に膨らんだ凸部を有する形状であり、前記係合突起部は、前記凸部に嵌合する凹部を有する形状である構成とすることができる。
また、上記ディスプレイ装置では、前記係合部材は、前記第1方向に沿った第1長孔を有しており、該第1長孔内に前記第1部材に設けられたボスを通し、該ボスに通されるビスによって前記第1部材に対して取り付けられている構成とすることができる。
上記の構成によれば、係合部材をビスによって第1部材に取り付けながらも、ビスの締結によって係合部材が完全に固定されることはなく、係合部材を第1部材に対して容易に摺動可能とすることができる。
また、上記ディスプレイ装置では、前記係合部材は、前記第1方向に沿った第2長孔を有しており、該第2長孔内に前記第1部材に設けられたガイド突起が挿入されて前記第1部材に取り付けられている構成とすることができる。
上記の構成によれば、係合部材の第2長孔内に第1部材に設けられたガイド突起が挿入されることで、係合部材は、第1長孔に挿入されるボスと第2長孔に挿入されるガイド突起とによって回転が制限される。これにより、係合部材が第1部材に対してブレなく摺動移動することが可能となる。
また、上記ディスプレイ装置では、前記第1部材はシャーシであり、前記第2部材は背面キャビネットである構成とすることができる。
上記の構成によれば、係合突起部を樹脂部材である背面キャビネット側に設けることで、係合突起部を背面キャビネットと一体的に樹脂成型することができる。
また、上記ディスプレイ装置では、前記第1方向は、前記背面キャビネットの短辺に沿った方向である構成とすることができる。
上記の構成によれば、摺動範囲が第1長孔の長手方向の長さに制限される第1方向を、熱膨張による変形量の差がより小さくなる背面キャビネットの短辺方向に合わせることで、係合部材が必要以上に大きくなることを抑制できる。
本発明のディスプレイ装置は、背面キャビネットをシャーシに対して取り付けて固定するにあたって、第1部材(例えばシャーシ)側の係合腕部に第2部材(例えば背面キャビネット)側の係合突起部を係合させることで、装置背面に露出するビスを大幅に削減でき、装置の美観を向上することができるといった効果を奏する。また、係合部材は第1部材に対して第1方向に摺動可能であり、係合突起部は係合腕部に対して第2方向に摺動可能であるため、互いに直交する第1方向および第2方向の何れに対しても、熱膨張による変形を部材の摺動移動によって吸収でき、熱膨張によって背面キャビネットに反りが発生することなどを防止できるといった効果を奏する。
実施の形態1に係るディスプレイ装置におけるシャーシおよび背面キャビネットを抜き出して記載した図であり、シャーシ側から見た状態の分解斜視図である。 図1のシャーシを背面側から見た斜視図である。 (a)はホック部材を上面側から見た斜視図、(b)はホック部材を下面側から見た斜視図である。 ホック部材のシャーシへの取付構造を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 図1の背面キャビネットを前面側から見た斜視図である。 係合突起部を示す斜視図である。 実施の形態1に係るディスプレイ装置において、背面キャビネットをシャーシに取り付け固定する際の、1つのホック部材と1つの係合突起部との係合状態を示す側面図である。 実施の形態3に係るディスプレイ装置において、背面キャビネットをシャーシに取り付け固定する際の、1つのホック部材と1つの係合突起部との係合状態を示す側面図である。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態に係るディスプレイ装置は、図1に示すシャーシ100と背面キャビネット200とを含む構成であり、背面キャビネット200をシャーシ100に対して固定する構造を前提とする。尚、図1は、ディスプレイ装置におけるシャーシ100および背面キャビネット200を抜き出して記載した分解斜視図であり、シャーシ100側から見た状態(ディスプレイ装置の前面側から見た状態)を示している。
図2は、シャーシ100を背面側から見た斜視図である。シャーシ100の背面(背面キャビネット200との対向面)には、複数のホック部材(係合部材)110が取り付けられる。本実施の形態1では、シャーシ100が特許請求の範囲に記載の第1部材(係合部材が取り付けられる部材)に相当する。尚、ホック部材110は、シャーシ100の背面の任意の位置にビス120(図4参照)にて取り付けることができるが、ホック部材110の取付位置および取付数は、本発明において特に限定されるものではない。
ホック部材110の具体的構成について図3を参照して説明する。図3において、(a)はホック部材110を上面側から見た斜視図、(b)はホック部材110を下面側から見た斜視図である。尚、説明の便宜上、ホック部材110がシャーシ100と接触する面を下面としている。
ホック部材110は、図3に示すように、大略的にはベース部111および係合腕部112を有している。ベース部111は略長方形状の板状部材であり、ホック部材110をシャーシ100に取り付けた時には、ベース部111の下面がシャーシ100に対向する。係合腕部112はベース部111の上面から垂直に突出するように立設されており、ホック部材110では2本の係合腕部112が互いに対向するように並べて配置されている。また、対向する2本の係合腕部112の配列方向は、ベース部111の長手方向と一致している。
係合腕部112のそれぞれは、対向する他方の係合腕部112側に膨らんだ山型の凸部112Aを有する形状となっている。すなわち、対向する2本の係合腕部112の間隔は、凸部112Aの頂部箇所でくびれが生じるように狭くなり、この頂部箇所から係合腕部112の先端に向かうにつれて再び広くなる。
ベース部111には、1つの取付用長孔(第1長孔)113と、2つのガイド用長孔(第2長孔)114が形成されている。取付用長孔113は、ホック部材110をシャーシ100に取り付けるために設けられている。また、取付用長孔113は、2本の係合腕部112の間に設けられ、ベース部111と長手方向が一致するように形成されている。ガイド用長孔114は、ホック部材110がシャーシ100に対して摺動する時のガイドとなり、ホック部材110のブレを無くすために設けられている。また、ガイド用長孔114は、2本の係合腕部112のそれぞれの外側に設けられ、ベース部111と長手方向が一致するように形成されている。さらに、取付用長孔113と2つのガイド用長孔114とは、その長手方向の長さが同じであることが望ましい。
さらに、ベース部111の下面には、複数(図3では6個)の小突起部115が形成されていてもよい。これらの小突起部115は、ホック部材110とシャーシ100との接触面積を減らし、ホック部材110がシャーシ100に対して摺動しやすくなるためのものである。
図4はホック部材110のシャーシ100への取付構造を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)のA−A断面図である。シャーシ100におけるホック部材110の取付位置にはボス122が設けられており、このボス122をホック部材110の取付用長孔113に挿入して上側からビス120を締結する。また、ビス120とボス122との間には座金121が入れられることが望ましい。ボス122の高さはホック部材110のベース部111の厚みよりも僅かに大きく設定される。これにより、ビス120の締結によってもホック部材110が完全に固定されることは無く、ホック部材110の取付用長孔113がボス122に摺動することで、ホック部材110がシャーシ100に対して摺動可能に取り付けられる。
また、シャーシ100には、シャーシ100におけるホック部材110の取付位置には、ボス122と近接してガイド突起101も形成される。このガイド突起101はホック部材110のガイド用長孔114に挿入される。すなわち、ホック部材110は、取付用長孔113に挿入されるボス122と、ガイド用長孔114に挿入されるガイド突起101とによって回転が制限され、ホック部材110がシャーシ100に対してブレなく摺動移動することが可能となる。
尚、図4に示す構成では、シャーシ100に形成されるガイド突起101が1つであるのに対し、ホック部材110に形成されるガイド用長孔114は2つとされている。このように、ガイド用長孔114が2つ形成されることによってホック部材110は上面から見て点対称となり、ホック部材110をシャーシ100に取り付ける際に上面から見て180度回転させたどちらの向きでも取付けが可能となるため、ホック部材110の取り付け作業性が向上する。
次に、図5は、背面キャビネット200を前面側から見た斜視図である。背面キャビネット200の前面(シャーシ100との対向面)には、複数の係合突起部210が取り付けられる。本実施の形態1では、背面キャビネット200が特許請求の範囲に記載の第2部材(係合突起部が設けられる部材)に相当する。尚、係合突起部210は、シャーシ100におけるホック部材110と同数設けられるものであり、その形成箇所もシャーシ100におけるホック部材110の取付位置に対向する。また、係合突起部210は、背面キャビネット200と一体的に樹脂成型することが可能である。
図6は、1つの係合突起部210を示す斜視図である。係合突起部210は、基部211と頭部212とから構成されており、基部211と頭部212との境界付近において凹部213を有している。凹部213は、ホック部材110の凸部112Aに嵌合する部分である。基部211は、背面キャビネット200から立設するように形成されるが、その高さは全ての係合突起部210において同じである必要はない。すなわち、背面キャビネット200において、係合突起部210が形成される面は一定の平面とは限らないため、背面キャビネット200とシャーシ100との対向面間の距離は、係合突起部210の形成箇所によって異なる。すなわち、基部211の高さは、各係合突起部210の形成箇所における背面キャビネット200とシャーシ100との対向面間の距離に応じて設定される。
図7は、背面キャビネット200をシャーシ100に取り付けて固定する際の、1つのホック部材110と1つの係合突起部210との係合状態を示す側面図である。ホック部材110と係合突起部210との係合においては、係合突起部210がホック部材110の2本の係合腕部112に挟まれ、この時、係合突起部210における2箇所の凹部213が係合腕部112の凸部112Aのそれぞれに係合する。尚、図7に示す係合状態は、係合突起部210における頭部212を、2本の係合腕部112の先端に当てて押し込むことで容易に得ることができる。
このように、本実施の形態に係るディスプレイ装置では、シャーシ100に取り付けられるホック部材110に、背面キャビネット200に設けられる係合突起部210を係合させることで、背面キャビネット200をシャーシ100に対して取り付け、背面キャビネット200を固定することができる。この固定方法では、ディスプレイ装置の背面側からビスを締結する従来の背面キャビネットの固定方法に比べ、装置背面に露出するビスを大幅に削減でき、装置の美観を向上することができる。
さらに、本実施の形態1に係る背面キャビネット200の固定方法は、シャーシ100および背面キャビネット200の熱膨張による変形量の差にも対応できる。この点について説明すると以下のとおりである。
先ず、シャーシ100に取り付けられるホック部材110は、上述したようにシャーシ100に対して完全に固定されるものではなく、ホック部材110の長手方向に摺動可能である。すなわち、ホック部材110の長手方向を第1方向(図7におけるA1方向)とすれば、該第1方向の熱膨張による変形は、ホック部材110がシャーシ100に対して摺動移動することによって吸収できる。
一方、第1方向に対して直交する第2方向(図7におけるB1方向)に関しては、ホック部材110の係合腕部112に係合された係合突起部210が、係合腕部112に対して摺動可能となる。すなわち、第2方向の熱膨張による変形は、係合突起部210がホック部材110に対して摺動移動することによって吸収できる。
このように、本実施の形態に係る背面キャビネット200の固定方法は、互いに直交する第1方向および第2方向の何れに対しても、熱膨張による変形を部材の摺動移動によって吸収でき、熱膨張によって背面キャビネット200に反りが発生することなどを防止できる。
また、本実施の形態1に係る背面キャビネット200の固定方法は、装置背面に露出するビスを大幅に削減できる(背面キャビネット200の固定に使用するビスの数を削減できる)ものであるが、装置背面に露出するビスを完全に無くすものには限定されない。すなわち、背面キャビネット200の固定は、ホック部材110と係合突起部210との係合のみで行う必要は無く、補助的にビス(ディスプレイ装置の背面側から締結するビス)を用いてもよい。尚、このようなビス締結による固定方法は、熱膨張による変形量の差には対応できないため、背面キャビネット200をシャーシ100に対してビス固定するのではなく、背面キャビネット200を前面キャビネット(図示せず)に対してビス固定できる箇所で使用することが望ましい。これは、背面キャビネット200と前面キャビネットとでは、何れも樹脂部材とすることで熱膨張率の差を小さくすることができるためである。
尚、ホック部材110のシャーシ100への取付方向に関しては、第1方向(ホック部材110のシャーシ100に対する摺動方向)を背面キャビネット200の短辺に沿った方向とすることが望ましい。これは、以下の理由による。
まず、第1方向の摺動範囲は、取付用長孔113の長手方向の長さに制限されるが、この範囲を大きくすれば、限られた設置範囲の中で取り付け可能なホック部材110の数が減少する。そのため、第1方向の摺動範囲を必要以上に大きくすることは好ましくない。一方で、第2方向の摺動範囲は、例えば、係合突起部210の第2方向の幅を大きくすることで、容易にその範囲を大きくすることができる。このため、熱膨張による変形量の差がより大きくなる背面キャビネット200の長辺方向を第2方向に合わせ、熱膨張による変形量の差がより小さくなる背面キャビネット200の短辺方向を第1方向に合わせることが好ましいと言える。言い換えれば、摺動範囲が取付用長孔113の長手方向の長さに制限される第1方向を、熱膨張による変形量の差がより小さくなる背面キャビネット200の短辺方向に合わせることで、ホック部材110が長手方向に必要以上に大きくなることを抑制できる。
〔実施の形態2〕
実施の形態1では、ホック部材110が取り付けられる第1部材をシャーシ100とし、係合突起部210が設けられる第2部材を背面キャビネット200とする構成を例示した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、ホック部材110が取り付けられる第1部材を背面キャビネット200とし、係合突起部210が設けられる第2部材をシャーシ100とすることも可能である。
但し、係合突起部210を第2部材と一体的に設けるには、係合突起部210を樹脂部材である背面キャビネット200側に設け、係合突起部210を背面キャビネット200と一体的に樹脂成型する構成とすることが好ましい。
〔実施の形態3〕
実施の形態1では、ホック部材110における2本の係合腕部112のそれぞれに凸部112Aを設け、係合突起部210にもこれに対応して2箇所に凹部213を設ける構成を例示した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、図8に示すように、2本の係合腕部112の一方のみに凸部112Aを設け、係合突起部210にもこれに対応して1箇所のみに凹部213を設ける構成としてもよい。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
100 シャーシ
101 ガイド突起
110 ホック部材(係合部材)
111 ベース部
112 係合腕部
112A 凸部
113 取付用長孔(第1長孔)
114 ガイド用長孔(第2長孔)
115 小突起部
120 ビス
121 座金
122 ボス
200 背面キャビネット
210 係合突起部
211 基部
212 頭部
213 凹部

Claims (6)

  1. シャーシと、前記シャーシの背面側に取り付けられる背面キャビネットとを有するディスプレイ装置であって、
    前記シャーシおよび前記背面キャビネットの一方である第1部材には、互いに対向する2本の係合腕部を有する係合部材が取り付けられており、
    前記シャーシおよび前記背面キャビネットの他方である第2部材には、前記係合部材の前記2本の係合腕部に挟まれるように係合する係合突起部が設けられており、
    前記係合部材は、前記第1部材に対して第1方向に摺動可能となるように取り付けられており、
    前記係合部材の係合腕部に係合された前記係合突起部は、前記係合腕部に対して前記第1方向に対して直交する第2方向に摺動可能であることを特徴とするディスプレイ装置。
  2. 請求項1に記載のディスプレイ装置であって、
    前記2本の係合腕部の少なくとも一方は、対向する他方の係合腕部側に膨らんだ凸部を有する形状であり、
    前記係合突起部は、前記凸部に嵌合する凹部を有する形状であることを特徴とするディスプレイ装置。
  3. 請求項1または2に記載のディスプレイ装置であって、
    前記係合部材は、前記第1方向に沿った第1長孔を有しており、該第1長孔内に前記第1部材に設けられたボスを通し、該ボスに通されるビスによって前記第1部材に対して取り付けられていることを特徴とするディスプレイ装置。
  4. 請求項3に記載のディスプレイ装置であって、
    前記係合部材は、前記第1方向に沿った第2長孔を有しており、該第2長孔内に前記第1部材に設けられたガイド突起が挿入されて前記第1部材に取り付けられていることを特徴とするディスプレイ装置。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載のディスプレイ装置であって、
    前記第1部材はシャーシであり、前記第2部材は背面キャビネットであることを特徴とするディスプレイ装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載のディスプレイ装置であって、
    前記第1方向は、前記背面キャビネットの短辺に沿った方向であることを特徴とするディスプレイ装置。
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