JP3121977U - キャビネットに操作部を備えた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作ボタンからの押圧力による回路基板の変形を防いで回路基板を安定的に固定できるようにする。
【解決手段】回路基板の他端縁を操作パネル3に突設する第2の取付けボス部9Aにねじ止めし、操作ボタン15側に位置する回路基板4の一端縁を操作パネル3に突設する第2の取付けボス部9と、操作ボタン15に一体形成する固定ボス部25にねじ止めする。これにより、回路基板4の一端縁部に加わる操作ボタン15からの押圧力を第2の取付けボス部9と、操作ボタン15に一体形成する固定ボス部25で支持し、回路基板4の反りや曲げなどの変形を防止する。
【選択図】図1

Description

本考案は、キャビネットの操作パネルに操作ボタンを露出させて配置し、この操作ボタンを押圧操作してキャビネットの内側に配置したスイッチを操作するように構成したキャビネットに操作部を備えた電子機器、特に、操作ボタンの押圧力による回路基板の反りや曲がりなどの変形を効果的に抑制することが可能なキャビネットに操作部を備えた電子機器に関する。
従来から各種電子機器(例えば、テレビ、DVDプレーヤ、ハードディスクレコーダ、電話、FAX、コピー機、など)において、キャビネットの前面側に配置した操作パネルに操作ボタンを設け、この操作ボタンを押圧操作することによってキャビネットの内部に位置して操作ボタンの背面側に設けたスイッチを操作するものである。この種の操作ボタンを備えた電子機器は、前記操作ボタンで押圧操作されるスイッチが回路基板に実装され、この回路基板をキャビネットの内側に固定するものであり、例えば、特許文献1に示す電子機器の操作パネル装置においては、操作パネルの背面より後方へと延出するボス部を形成し、このボス部と対応する回路基板に挿通孔を形成し、この挿通孔を通したねじを前記ボスにネジを螺着して操作パネルの背面側に回路基板を固定している。一方、操作ボタンは、操作パネルの背面に固定するために筒状の取付け部と、前記操作パネルの背面側から操作パネルの表面側に突出する操作突部と、その操作突部と取付け部とを連結する薄肉状のヒンジ部とで構成され、筒状の取付け部を前記ボス部の先端側に形成する段差凹部に嵌合させて、その段差凹部とボス部に固定した回路基板とで取付け部を挟着することによって操作ボタンの取付け部と回路基板とを共締めしている。このように、操作ボタンの取付け部をボス部に固定することによって、操作突部の背面が回路基板に実装したスイッチと対向し、操作突部を押すことによりヒンジ部が撓んでスイッチが押圧操作される。
特開平11−167458号公報
前記電子機器の操作パネル装置のように、回路基板を操作パネルの背面側に突設するボス部にねじ止めする構造においては、必然的に操作ボタンと対応する部分には回路基板を固定するためのボス部を突設することができないから、操作ボタンを避けた位置、例えば、操作ボタンより外側にボス部を形成せざるを得ない。しかし、例えば操作ボタンが操作パネルの外端寄りに配置され、操作ボタンより外側にボス部を形成するスペース的な余裕が無い場合もある。この場合、特許文献1の図1で示すように、操作ボタンと対応する回路基板の外端縁が自由端となってしまうことから、操作ボタンから受ける押圧力によって回路基板の変形(反り、曲げや屈曲など)が生じ易く、最悪の場合回路基板が破損する危険性もある。
本考案は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、操作ボタンから受ける押圧力によって回路基板が変形することなく安定的に固定することができる操作ボタンを備えた電子機器とすることを第1の目的とする。また、操作ボタンの背面に操作回路基板を配設する際の位置決めを簡素な構造によって実現し、電子機器の製造時における組み付け作業性の改善を図ることを第2の目的とする。
本考案の請求項1に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器は、キャビネットの前面に操作パネルを設け、この操作パネルの背面側に操作ボタンと、スイッチを実装した回路基板とを固定するとともに、前記操作ボタンの一部を前記操作パネルから外部に突出させ、前記操作パネルの外方側から前記操作ボタンを操作して前記キャビネットの内側に配置したスイッチを押圧操作するように構成したキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記操作パネルの背面側に前記操作ボタンを固定する第1の取付けボス部と、前記回路基板を固定する第2の取付けボス部を形成するとともに、少なくとも前記スイッチ側に位置する前記回路基板の一端角部を固定するための固定ボス部を前記操作ボタンに一体形成したことを特徴とする。
請求項1の構成により、スイッチが実装された回路基板の一端縁が操作ボタンの固定ボス部と操作パネルに形成する第2の取付けボス部によって支持され、操作ボタンから受ける押圧力によって生じる回路基板の反り、曲がりなどの変形を抑制することが可能となる。
本考案の請求項2に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器は、請求項1記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記操作ボタンが、前記第1の取付けボス部に固定する取付け部と、前記スイッチを押圧操作する平板矩形状の押圧板と、この押圧板の前面から突出して前記操作パネルの外部に露出する操作突部と、前記押圧板と前記取付け部とを連結するヒンジ部とで構成され、前記取付け部には前記第1の取付けボス部に螺着するためのねじの貫通孔を形成し、その貫通孔と近傍した取付け部の内縁から前記固定ボス部を内側に向かって一体形成するとともに、前記押圧板には前記固定ボス部を避ける切欠き凹部を形成したことを特徴とする。
請求項2の構成により、操作パネルから外部に突出した操作突部を押すと、ヒンジ部が弾性変形して押圧板によってスイッチが押圧される。これによりスイッチのON/OFFが切り換えられる。この時、操作突部から受ける押圧力を操作パネルに固定される操作ボタンの固定ボス部と操作パネルに形成する第2の取付けボス部によって支持することができる。
本考案の請求項3に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器は、請求項1又は2記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記操作パネル又は前記取付け部の何れか一方に位置決めピンを形成するとともに、該操作パネル又は取付け部の何れか他方に前記位置決めピンと嵌合する位置決め孔を形成したことを特徴とする。
請求項3の構成により、操作パネルに形成した第1の取付けボス部に操作ボタンを固定する際、操作ボタンの取付け部又は操作パネルの何れかに形成する位置決めピンに他方の位置決め孔を嵌め入れることによって、操作パネルに対する操作ボタンの位置決めが成される。
本考案の請求項4に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器は、請求項3記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記固定ボス部と第2の取付けボス部とが上下に間隔をおいて直線的に並設され、この固定ボス部と第2の取付けボス部によって前記回路基板の一端両角部をねじ止めすることによって、回路基板の一端外縁が前記操作ボタンの取付け部より外側に張り出すことなく、取付け部の内側に収まることを特徴とする。
請求項4の構成により、上下に対を成す操作パネルの第2の取付けボス部と操作ボタンに形成する固定ボス部に回路基板の一端両角部を固定することでスイッチを操作する際の押圧力よって生じる回路基板の変形を防止することが可能となる。また、回路基板の一端外縁が操作ボタンの取付けボス部より内側に収まるから、回路基板の外縁を取付け部より外側に延ばす必要もなくなる。
本考案の請求項5に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器は、請求項2〜4の何れか1項に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記取付け部に前記回路基板の一部を位置決めする係止手段を一体形成したことを特徴とする。
請求項5の構成により、操作パネルに固定した操作ボタンに回路基板を組み付ける際、係止手段によって操作ボタンに対する回路基板の位置決めが成される。
本考案の請求項6に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器は、請求項5記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記係止手段を、前記取付け部から突設した突出部と、この突出部の内側角部を切り欠いて回路基板の一端角部を位置決めする切欠き部と、回路基板の一端角部を支持する受け面とで構成したことを特徴とする。
請求項6の構成により、操作パネルに固定した操作ボタンに回路基板を組み付ける際、回路基板の一端角部を操作ボタンに形成する突出部の切欠き部に合わせることによって、操作パネルの取付け部に対する回路基板の位置決めが成されるとともに、回路基板の一端角部が突出部の受け面で支持される。
本考案の請求項1に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器によれば、キャビネットの前面に操作パネルを設け、この操作パネルの背面側に操作ボタンと、スイッチを実装した回路基板とを固定するとともに、前記操作ボタンの一部を前記操作パネルから外部に突出させ、前記操作パネルの外方側から前記操作ボタンを操作して前記キャビネットの内側に配置したスイッチを押圧操作するように構成したキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記操作パネルの背面側に前記操作ボタンを固定する第1の取付けボス部と、前記回路基板を固定する第2の取付けボス部を形成するとともに、少なくとも前記スイッチ側に位置する前記回路基板の一端角部を固定するための固定ボス部を前記操作ボタンに一体形成したものであるから、スイッチが実装された回路基板の一端縁部を操作パネルに形成する第2の取付けボス部と、操作ボタンに形成する固定ボス部とで確実かつ安定的に固定することができ、操作ボタンから受ける押圧力によって生じる回路基板の反り曲げや屈曲などの変形を効果的に防止することができる。また、操作ボタンに回路基板を固定するための固定ボス部を一体形成することで、操作ボタンをコンパクトに一体化でき、組付け部品点数の削減並びに組み付け時の作業性を高めることができる。
本考案の請求項2に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器によれば、請求項1記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記操作ボタンが、前記第1の取付けボス部に固定する取付け部と、前記スイッチを押圧操作する平板矩形状の押圧板と、この押圧板の前面から突出して前記操作パネルの外部に露出する操作突部と、前記押圧板と前記取付け部とを連結するヒンジ部とで構成され、前記取付け部には前記第1の取付けボス部に螺着するためのねじの貫通孔を形成し、その貫通孔と近傍した取付け部の内縁から前記固定ボス部を内側に向かって一体形成するとともに、前記押圧板には前記固定ボス部を避ける切欠き凹部を形成したものであるから、回路基板を固定するための固定ボス部を直接、押圧力が加わる操作突部に可及的に近づけて形成することが可能となり、操作ボタンからの押圧力に対する回路基板の変形をより確実に抑制することが可能となる。
本考案の請求項3に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器によれば、請求項1又は2記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記操作パネル又は前記取付け部の何れか一方に位置決めピンを形成するとともに、該操作パネル又は取付け部の何れか他方に前記位置決めピンと嵌合する位置決め孔を形成したものであるから、操作パネルに形成した第1の取付けボス部に操作ボタンを固定する際、操作パネルに対して操作ボタンを簡単に位置決めできる。
本考案の請求項4に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器によれば、請求項3記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記固定ボス部と第2の取付けボス部とが上下に間隔をおいて直線的に並設され、この固定ボス部と第2の取付けボス部によって前記回路基板の一端両角部をねじ止めすることによって、回路基板の一端外縁が前記操作ボタンの取付け部より外側に張り出すことなく、取付け部の内側に収まるものであるから、スペース的な制約などによって操作ボタンに近接した部位において回路基板の固定箇所を形成できない場合であって、回路基板を確実に固定することが可能となり、電子機器の小型化も可能となる。
本考案の請求項5に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器によれば、請求項2〜4の何れか1項に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記取付け部に前記回路基板の一部を位置決めする係止手段を一体形成したものであるから、操作パネルに固定した操作ボタンに回路基板を組み付ける際、係止手段によって操作ボタンに対して回路基板を簡単かつ迅速に位置決めすることができる。
本考案の請求項6に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器によれば、請求項5記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記係止手段を、前記取付け部から突設した突出部と、この突出部の内側角部を切り欠いて回路基板の一端角部を位置決めする切欠き部と、回路基板の一端角部を支持する受け面とで構成したものであるから、回路基板の一端角部を操作ボタンに形成する突出部の切欠き部に合わせることによって、操作ボタンに対して回路基板を簡単かつ迅速に位置決めすることができるとともに、回路基板の一端角部を突出部の受け面によって安定的に支持することができる。
以下、本考案の具体的実施例について、添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施態様は、本考案を具体化する際の一形態であって、本考案をその範囲内に限定するためのものではない。
図1〜図7は本発明の実施例1を示すものであり、図1は操作ボタンの分解斜視図、図2は正面側から見た操作ボタンの斜視図、図3は背面側から見た操作ボタンの斜視図、図4は操作パネルの背面図、図5は操作ボタンを組み込んだ操作パネルの背面図、図6は操作ボタンと回路基板を組み込んだ操作パネルの背面図、図7は操作ボタンと回路基板を組み込んだ操作パネルの断面図である。同図において、1は特に限定しないがテレビ、DVDプレーヤ、ハードディスクレコーダ、電話、FAX、コピー機などの電子機器、2は電子機器1のキャビネットであり、このキャビネット2の内部に図示しない各種電子部品が固定されるとともに、キャビネット2の前面には、該キャビネット2の前面開口部を塞ぐ操作パネル3が装着されている。この操作パネル3の背面側には、回路基板4に実装するスイッチ5及びそのスイッチ5をキャビネット2の外部から操作するための操作ボタン15が取付けられている。
前記操作パネル3には、前記操作ボタン15を貫通させる開口孔6と前記回路基板4に実装された液晶表示部7に対応する表示窓7Aが形成され、前記操作パネル3の背面側には、図4に示すように前記開口孔6と近接して前記操作ボタン15を固定する第1のボス部8と前記回路基板4の一端下方角部(図5において図示左縁下方角部)を固定するための第2のボス部9が突設されるとともに、これら第1の取付けボス部8と第2の取付けボス部9と表示窓7Aを挟んで回路基板4の他端両縁角部(図5において図示右縁上下角部)を固定するための第2の取付けボス部9Aが突設されている。また、前記開口孔6に近接して突設される第1及び第2の取付けボス部8,9はリブ10で連結され、このリブ10に前記操作ボタン15を位置決めするための複数の位置決めピン11が突設されている。
前記操作ボタン15は、前記スイッチ5を押圧操作する平板矩形状の押圧板16と、この押圧板16の前面から突出して前記開口孔6から外部に貫通する操作突部17と、前記第1の取付けボス部8に固定される取付け部18と、この取付け部18と前記押圧板16とを連結する上下一対の薄肉状のヒンジ部19とで構成されている。また、前記取付け部18には前記第1の取付けボス部8に螺着するねじ20の貫通孔21を備えた嵌合凹部22及び前記位置決めピン11と対応する複数の位置決め孔23が形成されている。さらに、前記取付け部18の内縁端部には前記貫通孔21に近接して前記回路基板4の一端上方角部(図5において図示左縁上方角部)を固定するための固定ボス部25が一体形成されている。この固定ボス部25は前記操作突部17を避けて固定ボス部25の一部が前記押圧板16に食い込むように内方側に向かって突出され、一方、押圧板16には、前記固定ボス部25の先端部に対応する半円状の切欠き凹部26が形成され、この切欠き凹部26の内面に臨んで前記固定ボス部25が配置される。また、前記回路基板4を固定する第2の取付けボス部9,9Aと固定ボス部25及び前記操作ボタン15を固定する第1の取付けボス部8には前記ねじ20を螺着するためのねじ孔28がそれぞれ形成されている。
以上のように構成される本実施例の組み付け手順について説明する。まず、操作パネル3の背面側から該操作パネル3に形成する開口孔6に操作ボタン15の操作突部17を貫通させながら、操作パネル3の第1の取付けボス部8に前記取付け部18の固定ボス部25に形成する嵌合凹部22を嵌合させ、かつ、前記操作パネル3の位置決めピン11に取付け部18の位置決め孔23を嵌め入れる。これにより、操作パネル3の背面に操作ボタン15が位置決め保持され、嵌合凹部22の貫通孔21と第1の取付けボス部8のねじ孔28とが位置合わせされる。このように貫通孔21とねじ孔28とを位置合わせした状態でねじ20を貫通孔21に挿通し、取付けボス部8のねじ孔28に螺着することによって、操作パネル3の背面側に操作ボタン15が固定される。これにより、操作ボタン15に形成する固定ボス部25と操作パネル3の背面に突設する第2の取付けボス部9とが縦方向に直線的に並び、その固定ボス部25と第2の取付けボス部9及び表示窓7Aを挟んで対向する第2の取付けボス部9Aに回路基板4の四隅を重ね合わせ、回路基板4を介して前記固定ボス部25と第2の取付けボス部9,9Aに形成するねじ孔28にねじ20を螺着して操作ボタン15の背面側に回路基板4を固定する。なお、図7(b)に示すように、操作ボタン15に形成する固定ボス部25と第2の取付けボス部9,9Aの高さはそれぞれ同一高さであって、その固定ボス部25と第2の取付けボス部9,9Aに回路基板4を固定すると、操作ボタン15の押圧板16と回路基板4のスイッチ5とが離間した状態で操作パネル3の背面側に操作ボタン15と回路基板4とが固定される。これにより、操作パネル3の開口孔6から操作パネル3の外部に突出した操作突部17を押圧操作すると、ヒンジ部19が弾性変形して押圧板16によってスイッチ4のON/OFFが切り換えられる。
以上のように、本実施例においては、押圧板16からの押圧力を受ける回路基板4の一端縁部を操作パネル3に形成する第2の取付けボス部9と、操作パネル3に固定される操作ボタン15に形成する固定ボス部25とで確実かつ安定的に固定することができる。これにより、従来のようにスペース的な制約などによって操作ボタン15に近接した部位において操作パネル3に回路基板4を固定するための取付けボス部9が形成できない場合であっても、操作ボタン15に形成する固定ボス部25によって回路基板4を強固に固定することが可能となり、操作ボタン15から受ける押圧力によって生じる回路基板4の反り曲げや屈曲などの変形を効果的に防止することができる。加えて、回路基板4を固定する固定ボス部25は、操作ボタン15を固定するねじ20と近接し、さらに、ユーザが押圧操作する操作突部17に可及的に近付けるように、押圧板16に半円状の切欠き凹部26を形成し、この切欠き凹部26に固定ボス部25を臨ませて取付け部18の内縁から内方側に向かって突出しているため、操作突部17から受ける押圧力が最も加わる回路基板4の一端縁部を固定ボス部25によって安定した状態で支持することができる。また、操作ボタン15に固定ボス部25を一体形成することによって、回路基板4の一端縁を操作ボタン15の外側まで延ばす必要も無いから、電子機器1の小型化も可能となる。さらに、操作ボタン15に回路基板4を固定するための固定ボス部25を一体形成することで、操作ボタン15をコンパクトに一体化でき、組付け部品点数の削減並びに組み付け作業性に優れるものである。
図8及び図9は本考案の実施例2を示し、図8は操作ボタンと回路基板を組み込んだ操作パネルの背面図、図9は正面側から見た操作ボタンの斜視図である。
なお、本実施例においては、操作ボタン15に回路基板4を係止めする係止手段30を備えた点で前記実施例1と異なる以外、前記実施例1の構成と実質同一であるから、前記実施例1と同一機能を有する部分には同一符号を付し、重複する部分の説明については省略する。本実施例においては、操作ボタン15の取付け部18の下端部に突出部31を形成し、この突出部31の内側角部に前記回路基板4の一端角部を位置決めする切欠き部32と回路基板4を支持する受け面33とを形成している。これにより、操作パネル3の背面側に回路基板4を固定する際、図8に示すように、回路基板4の左端下端角部を突出部31の切欠き部32に係止めすることによって、回路基板4に形成したねじ20を通すために挿通孔(図示せず)と固定ボス部25及び第2の取付けボス部9Aのねじ孔28との位置合わせを簡単に行うことができ、組み付け作業をより簡略化でき、作業時間の短縮化も可能となる。
以上、本考案の一実施例を詳述したが、本考案は前記実施例に限定されるものでなく、本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、操作パネルやキャビネットの形状などの電子機器の基本的構成や操作ボタンの形状などは前記実施例に限定されるものではなく、適宜選定すればよい。
本考案の実施例1を示す操作ボタンの分解斜視図である。 同上、正面側から見た操作ボタンの斜視図である。 同上、背面側から見た操作ボタンの斜視図である。 同上、操作パネルの背面図である。 同上、操作ボタンを組み込んだ操作パネルの背面図である。 同上、操作ボタンと回路基板を組み込んだ操作パネルの背面図である。 同上、操作ボタンと回路基板を組み込んだ操作パネルの断面図であり、図7(a)は図6のA−A線断面図、図7(b)は図6のB−B線断面図、図7(c)は図6のC−C線断面図を示している。 本考案の実施例2を示す操作ボタンと回路基板を組み込んだ操作パネルの背面図である。 背面側から見た操作ボタンの斜視図である。
符号の説明
1 電子機器
2 キャビネット
3 操作パネル
4 回路基板
5 スイッチ
6 開口孔
8 第1の取付けボス部
9,9A 第2の取付けボス部
10 リブ
11 位置決めピン
15 操作ボタン
16 押圧板
17 操作突部
18 取付け部
19 ヒンジ部
20 ねじ
21 貫通孔
22 嵌合凹部
23 位置決め孔
25 固定ボス部
26 切欠き凹部
30 係止手段
31 突出部
32 切欠き部
33 受け面

Claims (6)

  1. キャビネットの前面に操作パネルを設け、この操作パネルの背面側に操作ボタンと、スイッチを実装した回路基板とを固定するとともに、前記操作ボタンの一部を前記操作パネルから外部に突出させ、前記操作パネルの外方側から前記操作ボタンを操作して前記キャビネットの内側に配置したスイッチを押圧操作するように構成したキャビネットに操作部を備えた電子機器において、前記操作パネルの背面側に前記操作ボタンを固定する第1の取付けボス部と、前記回路基板を固定する第2の取付けボス部を形成するとともに、少なくとも前記スイッチ側に位置する前記回路基板の一端角部を固定するための固定ボス部を前記操作ボタンに一体形成したことを特徴とするキャビネットに操作部を備えた電子機器。
  2. 前記操作ボタンが、前記第1の取付けボス部に固定する取付け部と、前記スイッチを押圧操作する平板矩形状の押圧板と、この押圧板の前面から突出して前記操作パネルの外部に露出する操作突部と、前記押圧板と前記取付け部とを連結するヒンジ部とで構成され、前記取付け部には前記第1の取付けボス部に螺着するためのねじの貫通孔を形成し、その貫通孔と近傍した取付け部の内縁から前記固定ボス部を内側に向かって一体形成するとともに、前記押圧板には前記固定ボス部を避ける切欠き凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器。
  3. 前記操作パネル又は前記取付け部の何れか一方に位置決めピンを形成するとともに、該操作パネル又は取付け部の何れか他方に前記位置決めピンと嵌合する位置決め孔を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器。
  4. 前記固定ボス部と第2の取付けボス部とが上下に間隔をおいて直線的に並設され、この固定ボス部と第2の取付けボス部によって前記回路基板のほぼ一端両角部をねじ止めすることによって、回路基板の一端外縁が前記操作ボタンの取付け部より外側に張り出すことなく、取付け部の内側に収まることを特徴とする請求項3記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器。
  5. 前記取付け部に前記回路基板の一部を位置決めする係止手段を一体形成したことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器。
  6. 前記係止手段を、前記取付け部から突設した突出部と、この突出部の内側角部を切り欠いて回路基板の一端角部を位置決めする切欠き部と、回路基板の一端角部を支持する受け面とで構成したことを特徴とする請求項5記載のキャビネットに操作部を備えた電子機器。
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