JP2549994B2 - ヒトケラチン繊維の一時的変形処理方法 - Google Patents

ヒトケラチン繊維の一時的変形処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒトケラチン繊維、特
に毛髪を一時的に変形させる、および/または、その変
形を元に戻すための目的で、特にセットの形で、ヒトケ
ラチン繊維、特に毛髪を処理する改善された方法に関す
る。前記方法は特に、専門の理髪店および美容院などの
分野において使用可能な方法である。また本発明は特
に、水蒸気および特別な処理物質を用いる方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】理髪
店および美容院において、’セット’とは、毛髪に一時
的にセット(一般的にはウエーブ、たとえばカールな
ど)を施すことからなる単純な操作を示すこととして知
られている。この一時的なセットは、いわゆるパーマ処
理とは異なり、毛髪を再度濡らした場合、特に水または
シャンプーで、セット処理した毛髪を洗浄すると、即座
に消えるものである。一方、いわゆるパーマ処理の場合
には、純粋な化学処理および/または変換(還元/酸
化)がヒトケラチン繊維に起こり、毛髪に形成された最
終形状が、この場合、上記外部薬剤に対してもはや変化
しない(または多少、変化する)ものである。
【0003】毛髪のセット(または一時的な変形)を行
う最も一般的な技術は、まず、予め濡らしたまたはまだ
濡れている毛髪に(セットカーラーまたはローラータイ
プなどの従来の支持体を用いて)引張力を加え、次い
で、引張力をかけたまま、30℃と60℃の間の温度に
加熱したサロンヘアードライヤーで、乾燥させるべき毛
髪の量に応じて、20分から60分の範囲の時間、乾燥
させ、その後、引張力を付与する手段を、前記乾燥した
毛髪から外し、最後に、所望の最終形状のヘアースタイ
ルを得るべく、毛髪に仕上げの櫛入れをすることからな
る。または、あまり一般的ではない方法であるが、他の
方法としては、旧式のいわゆるカール焼きごてまたはス
タイリング焼きごて技術(濡れた毛髪の束を金属コアの
周囲に巻き、これに少なくとも20秒間、100℃より
も高い温度をかける)を用いることからなる。この後者
の技術は、専門の理髪店および美容院では現在ほとんど
使用されていないものであり、というのは、特に、実際
に加熱コアに接触している部分とコアから離れている部
分との毛髪の温度差が大きいという事実のため、全体と
して、不均一で不満足とされる結果を与えるものである
からである。
【0004】特許文献:FR−A−2,273,492に
おいては、特に毛髪のセット効率および/またはセット
の質を向上させる目的で、過熱蒸気を用いた処理を利用
することが既に提案されている。この技術は実際、従来
の方法と比較すると、セットのある特徴、特にセット効
率(またはカールの度合)を向上させることが可能とな
るものであるが、これらの改善点は、いうまでもなく、
処理後の2、3日以内に、一般的にはセット処理が消え
るものであるため、経時的な持続性が限られてしまうも
のである。さらに、上記カールの度合の持続性とは独立
的に、蒸気処理を施すものでも施さないものでも、現在
知られているものと比較して、最初のカールの度合(す
なわちセット処理直後)をさらに改善可能である点で優
位である。最後に、上記蒸気方法は、他の主なる欠点を
有するものであり、すなわち最終的に処理された毛髪の
手触りがもじゃもじゃしてスムーズではなく、これは、
化粧品分野の見地からは所望されないことである。
【0005】本発明の目的は、特に、上記問題点を解決
することである。より詳細には、本発明の目的は、ヒト
ケラチン繊維、特に毛髪を一時的に変形させるのに適当
な新規な方法、特に、高質のカールを施すことの可能な
方法を提供することである。さらに、このカールが持続
性を有することを可能とする方法を提供することを目的
とする。
【0006】また、本発明の目的は、柔らかくスムーズ
な、化粧品的特性を示しながら、ヒトケラチン繊維を一
時的に変形させることの可能な方法を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】したがって、
本主題に関して鋭意研究した結果、本出願人は驚くべき
ことに、上記目的は、予め、任意にシリコーン類および
/またはオイル類と組み合わせて、多糖類および/また
は多糖類誘導体で処理したヒトケラチン繊維に、ある特
別な条件下、水蒸気を用いることによって達成可能であ
ることを見い出した。この発見が本発明の基礎となるも
のである。
【0008】本発明による、ヒトケラチン繊維、特に毛
髪を、一時的変形させる、または変形を元に戻すのに適
した新規な処理方法は、(1)少なくとも1つの多糖お
よび/または多糖の誘導体を含有する組成物が既に適用
されていて、(ローラー、カーラーなどの)機械的引張
力がかけられているヒトケラチン繊維を、少なくとも7
5℃の温度の、水蒸気を含有するガスと、2分を越えな
い時間、接触させ、(2)このように処理された繊維を
冷却し、最後に(3)前記繊維にかけられた機械的引張
力を除去することからなることを特徴とする、処理方法
である。
【0009】以下の主なる記述は、毛髪の処理の特別な
ケースに集中するが、本発明による方法は、一般的に種
々のヒトケラチン物質、特にまつげ、髭、一般的な毛髪
等に適用可能であることを記しておく。
【0010】前記熱処理ガスは好ましくは、少なくとも
1容量%の水蒸気を含有する。
【0011】水蒸気に加えて、キャリアガス(またはガ
ス状ビヒクル)は、溶媒蒸気、酸素または窒素などのガ
ス、空気などのガス混合物または気化可能な化合物を含
有してもよい。
【0012】蒸気(水/溶媒混合物)の製造用に使用可
能な溶媒としては、特に化粧品用として許容可能な有機
溶媒を使用することが可能であり、たとえば、アルコー
ル類、たとえばエタノール、イソプロパノール、ベンジ
ルアルコール、およびフェニルエチルアルコール、また
はグリコール類またはグリコールエーテル類、たとえば
エチレングリコール、およびそのモノメチル、モノエチ
ル、およびモノブチルエーテル、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、お
よびジエチレングリコールモノブチルエーテルなどのア
ルキルエーテル類が挙げられる。
【0013】本発明によれば、ガスは好ましくは、水蒸
気のみもしくはほとんど主に水蒸気であるか、または、
水および空気の混合物のみもしくはほとんど水および空
気の混合物であるかのいずれかである。
【0014】前記ガスの温度は好ましくは、85℃以上
であり、より好ましくは約85℃から150℃である。
【0015】本発明による方法の重要な特徴によれば、
熱処理ガスと繊維との接触時間は、短くなければなら
ず、いずれの場合にも、2分を越えない時間でなければ
ならない。好ましくは、ガスは、0.01秒から30秒
の範囲の時間で、好ましくは、1秒から10秒の範囲の
時間で、繊維と接触する。前記ガスの適用は、同じ繊維
に対して、上記範囲の時間に基づいて、数回繰り返すこ
とが可能である。
【0016】本発明による方法の好ましい実施態様にお
いては、まず、一部または全てが多糖類および/または
多糖類の誘導体からなる組成物を毛髪に適用する。この
多糖類適用処理は、最終的に所望されるヘアースタイル
(例えば巻き毛)に対応する形に、毛髪の束に引張力を
かける前に、引張力をかける間に、または引張力をかけ
た後に、施すことが可能である。この引張力をかける処
理自体は、公知の適当な種々の手段、特に、毛髪に引張
力をかけて保持するための機械的手段、たとえば、円柱
体、ローラー、カーラーなどによって行うことが可能で
ある。次ぎに、多糖類(または多糖類の誘導体)を浸み
込ませた毛髪の束に、上記条件にそった水蒸気作用を短
時間施し、さらに、冷却する。好ましくは水蒸気で処理
された毛髪の束に、急速に、たとえば室温で気流を全体
的に通す、および/または巻かれた毛髪の束を大気流で
吸引することにより冷却する。最後に、全体的に処理さ
れて所望の形状にセットされた毛髪の束に引張力を保持
していた機械的手段を、毛髪から除去する。このように
して、たとえば魅力的で柔らかいカールした毛髪が得ら
れるものである。
【0017】水蒸気を含有する熱ガスの製造は、この目
的にデザインされたものでそれ自体知られているどの装
置を用いても製造可能である。しかしながら、本発明に
よれば、仏国特許出願FR−A−2,273,492に記
載されているような装置、または特に本願の場合(一体
化した後処理冷却を用いて、過熱の危険がない、一定で
均一な、毛髪の処理)に適当な同等の他の装置が使用可
能である。
【0018】本発明によれば、種々の公知の多糖または
多糖の誘導体を使用可能であり、これらは、動物、植
物、微生物、細菌、または合成物由来の、ホモ多糖また
はヘテロ多糖であってもよい。
【0019】一般的には、本発明に使用可能な多糖類お
よび多糖類の誘導体は、特に、文献:’エンシクロペデ
ィア・オブ・ケミカル・テクノロジー(Encyclopedia o
f Chemical Technology)、カーク−オスマー(Kirk−O
thmer)、第3版、1982年、3巻、896−900
ページ、および15巻、439−458ページ’、’ポ
リマーズ・イン・ネーチャー(Polymers in Nature)、
E.A.マックグレガーおよびC.T.グリーンウッド、エ
ディションズ・ジョン・ウイリー・アンド・サンズ、チ
ャプター6、240−328ページ、1980年’、お
よび’インダストリアル・ガムズ−ポリサッカライズ・
アンド・ゼア・デリバティブズ(Industrial Gums−Pol
ysaccharides and their Derivatives)、ロイ・L・ウ
イストラー、第2版、エディション・アカデミック・プ
レス・インコーポレーション’に開示されており、これ
ら3つの文献の内容は、本願に参照して組み入れられて
いるものである。
【0020】本発明によれば、1つの多糖および/また
はその誘導体、または、いくつかの異なった多糖類およ
び/またはそれらの誘導体のいずれかを使用可能であ
る。
【0021】本発明による方法を実施するのに適当な多
糖類またはその誘導体としては、特に、グルカン類、デ
ンプン類、変性されたもの(たとえば、小麦、とうもろ
こし、または米などの穀類、えんどうなどのさや類、じ
ゃがいも、さつまいもまたはカサバなどの塊茎から搾取
されるもの)、アミロース、アミロペクチン、グリコー
ゲン、デキストラン類、β−グルカン類、セルロース
類、およびそれらの誘導体(メチルセルロース類、ヒド
ロキシアルキルセルロース類、エチルヒドロキシエチル
セルロース類、カルボキシメチルセルロース類)、フラ
クトサン類、イヌリン、レバン、マンナン類、キシラン
類、リグニン類、アラバン類、ガラクタン類、ガラクツ
ロナン類(galacturonans)、キチン、グルコロノキシ
ラン類、アラビノキシラン類、キシログルカン類、ガラ
クトマンナン類、グルコマンナン類、ペクチン酸類、お
よびペクチン類、アルギン酸およびアルギン酸塩類、ア
ラビノガラクタン類、カラゲニン類、寒天、グリコサミ
ノグルカン類、アラビアゴム類、トラガカントゴム類、
ガッティ(ghatti)ゴム類、カラヤ(karaya)ゴム類、
カロブ(carob)ゴム類、グアゴム類、キサンタンゴム
類が挙げられる。
【0022】本発明による特に好ましい実施態様によれ
ば、使用される多糖類は、任意に変性された、デンプン
類およびセルロース類、およびこれらの誘導体から選択
される。
【0023】変性されたデンプン類またはセルロース類
とは、デンプン類またはセルロース類が、従来の化学的
作用、たとえば、プリゲル化、加水分解(マルトデキス
トリン、グルコースシロップ)、バイ焼(デキストリ
ン、イエローデキストリン、ホワイトデキストリン)、
酸化、架橋、エステル化、エーテル化、グラフト化また
は4級化によって、物理特性のいくらかを変性する、ま
たは、分子に新たなる官能性を導入する(化学特性の変
性)目的で、たとえば、アニオン基類(燐酸塩類、硫酸
塩類、スルホン酸塩類、カルボン酸塩類またはジカルボ
ン酸塩類、たとえば酢酸塩類、アジピン酸塩類、アクリ
ル酸塩類、クロトン酸塩類およびオクテニルこはく酸塩
類など)、カチオン基類(第4級アンモニウム)、また
は中性基類(たとえば、アセチルおよびヒドロキシアル
キル)を用いて、変性されるものである。
【0024】本発明によれば、多糖類は、単独で使用可
能であるが、多くの場合、化粧品的に許容可能なビヒク
ルにおける多糖類を含有する組成物からなるものが使用
される。これらは、水性媒体または有機性媒体、または
水性−有機性媒体において、溶解、または分散または
(微)乳化可能である。適当な有機溶媒としては、一価
アルコール類またはポリオール類(エタノール、イソプ
ロパノール、グリセロール、ベンジルアルコール、グリ
コール類)、アセトン、ポリオールエーテル類、炭化水
素類、エステル類、ジメトキシメタンまたは揮発性シリ
コーン類が、特に挙げられる。
【0025】本発明の特別な実施態様によれば、上記組
成物は、さらに少なくとも1つのシリコーン(シリコー
ン油、樹脂またはゴム、または、揮発性シリコーン)お
よび/または少なくとも1つのオイル(鉱油、動物油、
植物油、または合成物油)、たとえばポリジメチルシロ
キサン、鉱油またはイソパラフィンを含有する。この添
加によって、処理の最後に、毛髪に改善された化粧品特
性、特に柔軟性およびスムーズさを付与することが可能
となるものである。
【0026】組成物における多糖(類)(または多糖の
誘導体)の含有量は、種々の範囲でよく、たとえば組成
物の全重量に関して0.01と50重量%の間、好まし
くは、0.1と30重量%の間であってもよい。
【0027】この組成物は、局部使用用ヘアーケアー組
成物の分野において使用される種々の形態、たとえば、
より濃く又は薄く粘稠またはゲル化される液体、クリー
ム、ムース、ローション、ゲル、ペースト、エマルジョ
ン、エアゾールまたは適当な他の形態で提供可能であ
る。
【0028】多糖ベースの組成物は、一般的に、局部使
用用ヘアーケアー組成物の調製分野において使用される
種々の添加剤を使用可能であり、たとえば、UVしゃへい
剤、増粘剤、浸透剤、抗酸化剤、金属イオン封鎖剤、乳
白剤、緩衝剤、たとえばアルキルポリグリコシド類の非
イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン
性界面活性剤、および両性界面活性剤から選択される界
面活性剤、溶解剤、緩和剤、着色剤、香料、および保存
剤を含有可能である。
【0029】毛髪に適用するための、本発明に使用され
る多糖ベースの組成物は、好ましくは、pH3とpH11の
間であるが、このpHは適当に、化粧品的に許容される公
知の標準アルカリ性化剤または標準酸性化剤のいずれか
を添加することによって、所望の値に調整することが可
能である。
【0030】以後、実施例を用いて本発明を例解する
が、ただし本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。比較する目的で、同じ最初の毛髪の束(処理以
前)が、すべての実施例において使用された。
【0031】
【実施例】
実施例1 以下の組成(重量%)を有する多糖ベースの組成物1を
使用した:
【0032】 −ナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社から商標名ピュリティー・ガム( PURITY GUM)59(100%活性物質(AS))として販売されている変性デンプ ン 3% −蒸留水 全体として100%とするための適量
【0033】この組成物は、1回のスプレーあたり0.
15mlの量を分散するポンプボトルに入れられる。
【0034】本方法は、以下のようにおこなわれる:処
理すべき毛髪の束に、上記組成物を4回スプレーする;
このように処理された毛髪の束を次いで、20mmの直径
のカーラーに巻く;巻かれた毛髪の束を次いで、85℃
の温度で、本質的に水蒸気のみからなるガス気流で5秒
間処理する;このように処理された毛髪の束を次いで急
速に、大気の気流で冷却する;最後にカーラーを毛髪の
束から除去する。
【0035】本発明による方法の効能を調べるために、
毛髪の束の初期長さL0(cm単位)(毛髪の束を垂直にと
って、毛髪の根元から毛先までの長さ)を、蒸気処理の
前に測定した;同様にして、上記処理が終了した直後の
同じ毛髪の束の長さL1を測定した;最後に、上記処理後
48時間経過してから、この毛髪の束の長さL2を測定し
た。
【0036】このセット効率(%)は、比率、p=[(L
0−L1)/L0]X100で定められる。セットの持続性
(%)は、比率、r=[(L0−L2)/L0]X100で定め
られる。これら2つの比率のうちの1つおよび/または
もう1つ(および好ましくは両方)の値が高くなればな
るほど、セットがより良好に施されたといえる。
【0037】得られた結果は以下のようである: L0=24cm;L1=16cm(p=33%):L2=17cm(r
=29%)。
【0038】比較として、予め多糖類で処理されていな
い毛髪の束に水蒸気処理を行った場合に得られた結果
は、以下のようである: L0=24cm;L1=18cm(p=25%):L2=23cm(r
=4%)。
【0039】実施例2 以下の組成(重量%)を有する多糖ベースの組成物2を
使用した以外は、実施例1と同様の方法を実施した: −アベベ(AVEBE)社から商標名ソルビトース(SOLVITOSE)N(100%活性物 質(AS))として販売されているプリゼラチン化され4級化されたデンプン(イ モ粉) 2% −蒸留水 全体として100%とするための適量
【0040】得られた結果は、実施例1の結果と類似す
るものである。
【0041】実施例3 以下の組成(重量%)を有する多糖ベースの組成物3を
使用した以外は、実施例1と同様の方法を実施した: −アベベ(AVEBE)社から商標名レタボンド(RETABOND)AP(100%活性物質 (AS))として販売されているデンプン(イモ粉末)硫酸塩 3% −蒸留水 全体として100%とするための適量
【0042】得られた結果は、実施例1の結果と類似す
るものである。
【0043】実施例4 以下の組成(重量%)を有する多糖ベースの組成物4を
使用した以外は、実施例1と同様の方法を実施した: −アクアロン(AQUALON)社から商標名アメルガム(AMERGUM)1221(100 %活性物質(AS))として販売されているカルボキシメチルセルロースナトリウ ム 3% −蒸留水 全体として100%とするための適量
【0044】得られた結果は、実施例1の結果と類似す
るものである。
【0045】上記すべての結果から明らかなように、本
発明による方法で得られたセットにおいては、効率と持
続性が改善されるものである。さらに、シリコーンおよ
び/またはオイルと組み合わせて多糖で予め処理された
毛髪の束の全ては、最終的には、非常に柔軟でスムーズ
な手触りが得られた。

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒトケラチン繊維、特に毛髪の一時的変
    形処理方法であって、この方法は、(1)少なくとも1
    つの多糖および/または多糖の誘導体を含有する組成物
    が既に適用されていて機械的引張力がかけられているヒ
    トケラチン繊維を、少なくとも75℃の温度の、水蒸気
    を含有するガスと、2分を越えない時間、接触させ、
    (2)このように処理された繊維を冷却し、最後に
    (3)前記繊維にかけられた機械的引張力を除去するこ
    とからなることを特徴とする、処理方法。
  2. 【請求項2】 前記ガスが、85℃以上の温度であるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ガスが、85℃から150℃の温度
    であることを特徴とする、特許請求の範囲第2項に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 前記ガスが、0.01秒から2分の範囲
    の時間で、変形されるべき繊維と接触することを特徴と
    する、特許請求の範囲第1ないし3項のいずれか1項に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記時間が、0.01秒から30秒の範
    囲であることを特徴とする、特許請求の範囲第4項に記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 前記時間が、1秒から10秒の範囲であ
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第5項に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記ガスの適用が同じ繊維に対して数回
    繰り返されることを特徴とする、特許請求の範囲第1な
    いし6項のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ガスが水蒸気のみを含有することを
    特徴とする、特許請求の範囲第1ないし7項のいずれか
    1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ガスが、水蒸気と少なくとも1つの
    ガス状または蒸気状の他の化合物を含有することを特徴
    とする、特許請求の範囲第1ないし7項のいずれか1項
    に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ガスが、水蒸気および空気を含有
    することを特徴とする、特許請求の範囲第9項に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 前記多糖が、任意に変性された、デン
    プン類およびセルロース類、およびこれらの誘導体から
    選択されることを特徴とする、特許請求の範囲第1ない
    し10項のいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 ケラチン繊維がガスと接触する前に、
    少なくとも1つのシリコーンおよび/またはオイルが、
    ケラチン繊維に適用されることを特徴とする、特許請求
    の範囲第1ないし11項のいずれか1項に記載の方法。
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