JP2549933B2 - 加色混合型色変りランプ - Google Patents

加色混合型色変りランプ

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JP2549933B2 JP11572890A JP11572890A JP2549933B2 JP 2549933 B2 JP2549933 B2 JP 2549933B2 JP 11572890 A JP11572890 A JP 11572890A JP 11572890 A JP11572890 A JP 11572890A JP 2549933 B2 JP2549933 B2 JP 2549933B2
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正自 小林
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、色を異にするフィルタ透過光の合成によっ
て機能色を通常色と異なった色に発色する加色混合型色
変りランプに関するものである。
〔従来の技術〕
従来より車両用のリアコンビネーションランプにおい
て、例えば消灯時の外観色調を赤色調に見せ、点灯時に
は、後退灯を白色、停止及び尾灯を赤色、及び旋回灯を
橙色に輝光させる加色混合型色変りランプが知られてい
る。この種の加色混合型色変りランプは、第9図(a)
に示すように、一定のピッチPによって拡散ステップ5
1,51…を形成したインナーレンズ50表面に、上記各ピッ
チ毎の拡散ステップ51と対応して有彩色透光性膜52を設
けると共に、光源側に機能色のカラーフィルタ53を設け
た構造に成り、非点灯時にはインナーレンズ50の表面に
配設した有彩色透光性膜52の透過光を拡散ステップ51に
よって外側向きの屈折光として反射し、通常色を呈する
と共に、点灯時にはカラーフィルタ53を透過した光束が
インナーレンズ50を透過して照射するように成り、該イ
ンナーレンズ50表面の有彩色透光性膜52を透過した光L1
と透光性膜52を透過しない光L2の加色混合により機能色
を呈するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の構成では点灯時において、第9図
(b)に示すように、インナーレンズ50の拡散範囲を超
える斜め側方又は上方からの視認位置では、全照射光束
が透光性膜52を透過した光L1によって形成されるように
成り、例えば、透光性膜52を赤色、カラーフィルタ53を
青緑色によって構成し、点灯時の機能色を白色になるよ
うにした後退灯の場合、上方又は側方からの視認色が赤
色に輝光して見える等、正面からと有角度からの視認色
が異なって見える等の問題を有しており、また彎曲した
インナーレンズ50をもった灯具では、正面方向からの視
認色さえも中央部と周部で異なる等の問題を有してい
た。
更に、従来の構成では、非点灯時に透光性膜52の間の
非膜部を透して灯室内のカラーフィルタ53の色が視認さ
れるため、非点灯時の外観色を安定的に確保することが
できないという問題を有していた。
本発明は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、
加色混合により点灯時に非点灯時と異なった標識色を発
色する灯具において、視認位置に関係なく安定した発色
を得ることができる加色混合型色変りランプを提供する
ことを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係る加色混合型
色変りランプは、インナーレンズの表面に有彩色透光性
膜を適宜間隔をもって形成し、該有彩色透光性膜を透過
する光とインナーレンズの点灯バルブ側に設けたカラー
フィルタを透過する光との加色混合によって機能色を呈
する灯具において、上記有彩色透光性膜の幅をインナー
レンズに構成した拡散ステップのピッチPの1/2より小
さくしたことを要旨とするものであり、上記透光性膜の
短い方向の幅が、0.1〜1.0mmであり、インナーレンズの
表面の透光性膜形成部と非形成部の面積比が1/1〜3/1で
あることが好ましい。
〔作用〕
上記構成によれば、インナーレンズの拡散ステップに
対する透光性膜の単位が、拡散ステップのピッチPに対
して1/2以下と非常に小さいため、視認角度に関係な
く、点灯によって灯室内から照射される光束は透光性膜
部と非膜部を透過した着色光が略一定の割合で混在する
ようになる。従って、この光束によって加色混合が生じ
た際の標識色は視認位置に関係なく安定する。
〔実施例〕
以下、本発明に係る加色混合型色変りランプの実施例
を図面に従って説明する。
第1図及び第2図は、色変りランプの全体の構成を示
すもので、1は灯具ボディ2の後端に構成した放物反射
鏡面3を形成するリフレクタである。上記リフレクタ1
には、放物反射鏡面3の焦点位置Fにフィラメントが位
置するように点灯用のバルブ4を配設すると共に、灯具
ボディ2の開口端にインナーレンズ5を配置し、該イン
ナーレンズ5と上記バルブ4間に位置して光軸f上にカ
ラーフィルア6を設ける。7は、インナーレンズ5の前
面を覆うように灯具ボディ2の開口端に固設した前面レ
ンズである。
上記インナーレンズ5は、裏面側に一定のピッチPに
よって凸レンズ状の拡散ステップ8,8…が形成してあ
り、該インナーレンズ5の表面側には上記拡散ステップ
8,8…のピッチPより十分に小さい間隔(0.1〜1.0mm)
をもって有彩色の透光性膜9,9…を塗装又は印刷配設し
た透光性膜パターン10を形成してある。
この透光性膜パターン10は、第3図(a)乃至(d)
に示すように、次の種々構成により形成することができ
る。
(a) 市松模様状パターン 0.3mm角の透光性膜部と非透光性膜部を縦横交互に配
列した構成になる。透光性膜9の面積率は50%である。
(b) 水玉模様状パターン 直径0.34mmの透光性膜9を0.3mm縦横ピッチで配列
し、奇数列と偶数列の位置を45度ずらした構成になる。
透光性膜9の面積率は50%である。
(c) 市松模様状パターン 透光性膜9に0.3mm角の非透光性膜部を0.65mmピッチ
で縦横交互に配列し、奇数列と偶数列の位置を45度ずら
した構成になる。透光性膜9の面積率は70%である。
(d) 縞模様状パターン 0.2mm幅の透光性膜ストライプを0.4mmピッチで並列し
た構成になる。透光性膜9の面積率は50%である。
上記各実施例のようにして構成される透光性膜パター
ン10は、透光性膜9の総面積と非膜部の総面積の比が1/
1〜3/1の範囲であり、点灯時の加色混合により配光特性
を維持し、且つ非点灯時の見栄えを損なわないことが好
ましい。
尚、必要に応じて前面レンズ7に拡散ステップを構成
することもできる。
上記構成に成る加色混合型色変りランプは、非点灯時
には前面レンズ7を透して入射した外光Sが透光性膜9
を透過後、インナーレンズ5の拡散ステップ8によって
外側向きの屈折光から成る反射光Lを形成し、該透光性
膜9の透過光色を呈する。従って透光性膜9が赤であれ
ば、非点灯時には赤色の通常色が視認される。
また、バルブ4を点灯すると、リフレクタ1によって
反射された光束は、カラーフィルタ6によって着色され
たものが、インナーレンズ5の拡散ステップ8,8…に入
射し、着色した透光性膜9を透過する光束L1と、該透光
性膜9を透過しない光束L2とに分化した拡散光が照射さ
れ、インナーレンズ5の前方で量光束L1,L2による加色
混合が為され、下記の表−1に示すような組み合せによ
り、通常色と機能色が異なるランプを得ることができ
る。
次に、第4図乃至第6図は、透光性膜パターン10の他
の実施例を示すもので、該実施例のインナーレンズ5の
表面側に構成した透光性膜パターン10は、透光性膜9,9
…の面積率について、インナーレンズ5の裏面側に構成
した拡散ステップ8,8…の各稜線部11に対応する部分を
他の部分(中央部)の面積率より大きく成るように構成
したものである。
上記実施例の場合、消灯時において、入射した外光S
がインナーレンズ5の拡散ステップ8によって反射され
る際、該拡散ステップ8の稜線部11に多く存在させた透
光性膜9を透過する確率が大きくなり、通常時の配光光
量を増大することができる。また、この反射によって稜
線部11に入射する外光Sを射出するため、擬似点灯を防
止し、中心輝度が高い(第6図参照)配光を得ることが
でき、標識灯として上方または側方からの好適な視認性
を得ることができる。
第7図及び第8図に示す加色混合型色変りランプは、
本発明の更に他の実施例を示すものである。
即ち、本実施例ではカラーフィルタ6をリフレクタ1
の前面において、バルブ4を覆う釣鐘状に構成すると共
に、インナーレンズ5の裏面側に近接して、該インナー
レンズ5とカラーフィルタ6間に、周部にプリズムステ
ップ13を構成した間引きフレネルレンズ12を設けたもの
である。
上記構成のランプでは、周部のプリズムステップ13に
よって外光Sを反射するため、リフレクタ1の放物反射
鏡面3に到達する外光Sを抑制し、擬似点灯を阻止する
ことができると共ち、外光Sをカバーレンズ7側に反射
するため、透光性膜9の着色を強調するように成る。ま
た、点灯による光束は、間引きフレネルレンズ12のステ
ップによって大きく乱反射させられるようになり、ラン
プの上方または側方からの視認性を改善することができ
る。
〔発明の効果〕
本発明に係る加色混合型色変りランプは、以上のよう
に構成したから、インナーレンズの拡散ステップに対す
る透光性膜の単位を小さくしたことにより、加色混合の
際の標識色を視認位置に関係なく安定することができる
特徴を有するものであり、種々の加色混合型色変りラン
プとして実用化することができるものであるが、特に点
灯時の灯色を異なった複数の光色に点灯させることが要
求される自動車用コンビネーションランプとして構成す
る場合に有用である等、本発明実施後の効果は極めて大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る加色混合型色変りランプの一実施
例を示すランプ全体の縦断面図、 第2図は同要部の拡大断面図、 第3図は(a)市松模様状パターン, (b)水玉模様状パターン, (c)市松模様状パターン及び (d)縞模様状パターンの各透光性膜パターンの実施例
を示す正面図、 第4図は本発明の第二の実施例の示すインナーレンズの
拡大した要部正面図、 第5図は第4図におけるV−V線断面図、 第6図は同ランプの配光を示すグラフ、 第7図は本発明の第三の実施例を示すランプの縦断面
図、 第8図は同ランプの作用を示す要部拡大断面図、 第9図は(a)及び(b)は従来の加色混合型色変りラ
ンプにおけるインナーレンズの構造を示す要部拡大断面
図である。 1……リフレクタ、4……バルブ 5……インナーレンズ、6……カラーフィルタ 7……前面レンズ、8……拡散ステップ 9……透光性膜、10……透光性膜パターン 11……稜線部 12……間引きフレネルレンズ 13……プリズムステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−33701(JP,A) 特開 昭62−88203(JP,A) 特開 昭63−121202(JP,A) 実開 平1−152402(JP,U) 実開 平1−174805(JP,U) 実開 平2−65806(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インナーレンズの表面に有彩色透光性膜を
    適宜間隔をもって形成し、該有彩色透光性膜を透過する
    光とインナーレンズのバルブ側に設けたカラーフィルタ
    を透過する光との加色混合によって所定の光色を呈する
    灯具において、 前記有彩色透光性膜の幅をインナーレンズの拡散ステッ
    プのピッチPの1/2より小さく形成すると共に、 該透光性膜の短い方向の幅が、0.1〜1.0mmであり、且つ
    インナーレンズ表面の透光性膜形成部と非形成部の面積
    比が1/1〜3/1に成ることを特徴とする 加色混合型色変りランプ。
JP11572890A 1990-05-07 1990-05-07 加色混合型色変りランプ Expired - Lifetime JP2549933B2 (ja)

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