JPH07244797A - 眩惑防止交通信号灯 - Google Patents
眩惑防止交通信号灯Info
- Publication number
- JPH07244797A JPH07244797A JP6072390A JP7239094A JPH07244797A JP H07244797 A JPH07244797 A JP H07244797A JP 6072390 A JP6072390 A JP 6072390A JP 7239094 A JP7239094 A JP 7239094A JP H07244797 A JPH07244797 A JP H07244797A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical axis
- color
- reflecting mirror
- light
- lens
- Prior art date
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- Pending
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- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 太陽光の反射による目視者の眩惑を防止する
とともに、青、黄、赤の何れが点灯しているか確実に識
別できる交通信号灯を提供する。 【構成】 本発明の眩惑防止交通信号灼は、青、黄、赤
の発光体よりなる。前記各発光体は青または黄または赤
の色レンズ1と、白色光源9と、傾斜光軸を持つ球面反
射鏡4と、収納用ケース6と、上部カバー7とよりな
る。
とともに、青、黄、赤の何れが点灯しているか確実に識
別できる交通信号灯を提供する。 【構成】 本発明の眩惑防止交通信号灼は、青、黄、赤
の発光体よりなる。前記各発光体は青または黄または赤
の色レンズ1と、白色光源9と、傾斜光軸を持つ球面反
射鏡4と、収納用ケース6と、上部カバー7とよりな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交通信号灯、特に車両運
転者の太陽光線により眩惑を発生し当該信号灯の点滅状
況の誤認を防止する眩惑防止交通信号灯に関する。
転者の太陽光線により眩惑を発生し当該信号灯の点滅状
況の誤認を防止する眩惑防止交通信号灯に関する。
【0002】
【従来の技術】道路上における車両の運転を制御規制
し、よどみのない車両の流れと安全運転の確立を図るべ
く、道路の主要交差点には交通信号灯を設けている。こ
れら従来の交通信号灯は図5に示すように、水平光軸Z
上に白色光源59とその背後に配設した球面反射鏡54
とにより形成された白色発光源を設け、光源59より出
た光を反射鏡54で反射させ、前記水平光軸Zに平行な
平行光線群55を構成させ、前記水平光軸Zに垂直に配
設してある色レンズ51を透過させて、前方に青色ない
し、黄色または、赤色光を前方に向け拡散照射出来る発
光体を構成してある。 上記光源59と反射鏡54と色
レンズ51とよりなる発光体を青黄赤の色別に三組用意
し、それを上下方向または横方向に並設してケース56
内に収納する構成とし、青黄赤の色レンズの手前のそれ
ぞれの光源59を適宜点滅させることにより、青、黄、
赤、の順に循環切り換え等の色表示をして、歩行者、車
両の通行規制をしている。なお、上記色レンズ51の上
部には、該レンズに対し斜め上方よりの太陽光の直射を
防止すべくカバー57が設けてある。
し、よどみのない車両の流れと安全運転の確立を図るべ
く、道路の主要交差点には交通信号灯を設けている。こ
れら従来の交通信号灯は図5に示すように、水平光軸Z
上に白色光源59とその背後に配設した球面反射鏡54
とにより形成された白色発光源を設け、光源59より出
た光を反射鏡54で反射させ、前記水平光軸Zに平行な
平行光線群55を構成させ、前記水平光軸Zに垂直に配
設してある色レンズ51を透過させて、前方に青色ない
し、黄色または、赤色光を前方に向け拡散照射出来る発
光体を構成してある。 上記光源59と反射鏡54と色
レンズ51とよりなる発光体を青黄赤の色別に三組用意
し、それを上下方向または横方向に並設してケース56
内に収納する構成とし、青黄赤の色レンズの手前のそれ
ぞれの光源59を適宜点滅させることにより、青、黄、
赤、の順に循環切り換え等の色表示をして、歩行者、車
両の通行規制をしている。なお、上記色レンズ51の上
部には、該レンズに対し斜め上方よりの太陽光の直射を
防止すべくカバー57が設けてある。
【0003】上記従来の構成以外に、図6に示す別の構
成よりなる提案が実開閉5−53000に開示されてい
る。即ち、図6のレンズ65の一部を取り外したときの
構成に見るように、基板60、60、60に青及び黄及
び赤の光源のLED61、61、61を配設したランプ
A、A、Aを設け、該ランプAの周囲にサークル状に青
色発光色62、黄色発光色63、赤色発光色64を塗布
する構成とし、前記ランプAの前面にクリアスモーク色
のレンズ65、65、65を取り付けた構成にしてあ
る。
成よりなる提案が実開閉5−53000に開示されてい
る。即ち、図6のレンズ65の一部を取り外したときの
構成に見るように、基板60、60、60に青及び黄及
び赤の光源のLED61、61、61を配設したランプ
A、A、Aを設け、該ランプAの周囲にサークル状に青
色発光色62、黄色発光色63、赤色発光色64を塗布
する構成とし、前記ランプAの前面にクリアスモーク色
のレンズ65、65、65を取り付けた構成にしてあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来の構成
を持つ交通信号灯においては、夜間時は問題は少ないが
昼間時、特に朝日や夕日の太陽光線を受けたときは、こ
れら朝日や夕日の光線が殆ど水平に近い状態で前記発光
体の色レンズに直角に入射し、該レンズ及び反射鏡を介
して再び水平光として反射されるため、交通信号灯の目
視者はその反射光により眩惑を起し、青、黄、赤の何れ
が点幻してるか識別不可能になると言う問題点がある。
また、上記提案(実開閉5−53000)においては、 1、所定ランプが点灯すると、発光色の中がうまり、他
のランプと異なる状態となる。信号色の誤認が減少す
る。 2、非点灯時ランプは、基板の色が黒く、更に、レンズ
色がクリアスモークであるため点灯ランプの視認性が向
上する。 3、ランプの回りには発光色が塗布されているため、全
ランプの消灯時でも、どこが何色か判別できる。 等の効果が記載されているが、太陽光(朝、夕)による
目視者に対する眩惑防止に対する除去効果の記載は無
い。
を持つ交通信号灯においては、夜間時は問題は少ないが
昼間時、特に朝日や夕日の太陽光線を受けたときは、こ
れら朝日や夕日の光線が殆ど水平に近い状態で前記発光
体の色レンズに直角に入射し、該レンズ及び反射鏡を介
して再び水平光として反射されるため、交通信号灯の目
視者はその反射光により眩惑を起し、青、黄、赤の何れ
が点幻してるか識別不可能になると言う問題点がある。
また、上記提案(実開閉5−53000)においては、 1、所定ランプが点灯すると、発光色の中がうまり、他
のランプと異なる状態となる。信号色の誤認が減少す
る。 2、非点灯時ランプは、基板の色が黒く、更に、レンズ
色がクリアスモークであるため点灯ランプの視認性が向
上する。 3、ランプの回りには発光色が塗布されているため、全
ランプの消灯時でも、どこが何色か判別できる。 等の効果が記載されているが、太陽光(朝、夕)による
目視者に対する眩惑防止に対する除去効果の記載は無
い。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、朝夕の水平状態にある太陽光の反射による目視者で
ある車両運転者の眩惑を防止するとともに、青、黄、赤
の何れが点灯しているか確実に識別できる眩惑防止交通
信号灯の提供を目的とする。
で、朝夕の水平状態にある太陽光の反射による目視者で
ある車両運転者の眩惑を防止するとともに、青、黄、赤
の何れが点灯しているか確実に識別できる眩惑防止交通
信号灯の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、青または黄または赤の着色用の色レンズの後
面の背部に、白色光源と球面反射鏡とよりなる発光光源
を配設し、前記色レンズの後面より略平行な光線群を入
射して前記レンズの前面より着色光を拡散照射する交通
信号灯において、車両の運転者に眩惑を与える朝、夕の
水平状態で交通信号灯の色レンズに略直角に入射した太
陽光を、球面反射鏡で下方ないし斜め下方に反射させる
ため、略水平の太陽入射光を直接受ける色レンズの前面
の凸球面の水平光軸の下方に中心を持ち、該光軸と斜め
下向きに交差する斜め下方向の傾斜光軸を持つ球面反射
鏡を設ける構成を提案する。また、前記球面反射鏡より
の反射光を下向き方向に押さえるため、色レンズ後面の
凹球面の中心は、上記水平光軸の上方に偏芯して設ける
構成を提案する。また、前記水平状態で入射する太陽光
の白色光源による不規則な反射屈折を最小限に押さえる
ため、前記白色光源の前面に位置する前記色レンズの凸
球面の対応部位に艶消し処理による光散乱層を設け、白
色光源の前面への太陽光の透過を押さえることを提案す
る。また、色レンズ及び球面反射鏡及び白色光源の電球
を除く構成部材を暗視色の光吸収材で構成すことにより
上記構成部材以外の部位に到達した光を吸収するように
提案する。
するため、青または黄または赤の着色用の色レンズの後
面の背部に、白色光源と球面反射鏡とよりなる発光光源
を配設し、前記色レンズの後面より略平行な光線群を入
射して前記レンズの前面より着色光を拡散照射する交通
信号灯において、車両の運転者に眩惑を与える朝、夕の
水平状態で交通信号灯の色レンズに略直角に入射した太
陽光を、球面反射鏡で下方ないし斜め下方に反射させる
ため、略水平の太陽入射光を直接受ける色レンズの前面
の凸球面の水平光軸の下方に中心を持ち、該光軸と斜め
下向きに交差する斜め下方向の傾斜光軸を持つ球面反射
鏡を設ける構成を提案する。また、前記球面反射鏡より
の反射光を下向き方向に押さえるため、色レンズ後面の
凹球面の中心は、上記水平光軸の上方に偏芯して設ける
構成を提案する。また、前記水平状態で入射する太陽光
の白色光源による不規則な反射屈折を最小限に押さえる
ため、前記白色光源の前面に位置する前記色レンズの凸
球面の対応部位に艶消し処理による光散乱層を設け、白
色光源の前面への太陽光の透過を押さえることを提案す
る。また、色レンズ及び球面反射鏡及び白色光源の電球
を除く構成部材を暗視色の光吸収材で構成すことにより
上記構成部材以外の部位に到達した光を吸収するように
提案する。
【0007】
【作用】上記技術手段により、青または黄または赤の色
レンズの後面である背部に設けた球面反射鏡を、前記色
レンズの前面の凸球面の水平光軸の下方に中心を持ち、
該光軸と斜め下向きに交差する傾斜光軸を持つ構成と
し、前記色レンズの後面の凹球面に斜め下向きに対向す
る反射鏡を形成させる構成としたため、色レンズの前面
より入射した太陽光は該反射鏡を介してその下方に反射
させることが出来、従来の交通信号灯に見られた色レン
ズの前面よりの太陽光の反射を皆無とすることが出来、
朝夕の太陽光による交通信号灯の点灯の有無を正確に誤
認する事無く識別出来る。また、前記色レンズ後面の凹
球面を、前記色レンズの凸球面の水平光軸の上方に中心
を設け、前記凸球面と偏芯して設けたため、色レンズの
下方部位に入射する太陽光線をより下向きに反射出来
る。また、白色光源の前面部位に相対応する色レンズ凸
球面の対応部位に、艶消し処理による光散乱層を設けた
ため、白色光源への水平入射太陽光は前記光散乱層によ
り乱反射し、前記白色光源による不規則な反射屈折を起
すことを最小限に押さえることが出来る。また、前記色
レンズ及び球面反射鏡及び白色光源電球を除く構成部材
を暗視色の光吸収材で設ける構成としたため、不必要な
箇所での光の反射屈折を防止出来る。
レンズの後面である背部に設けた球面反射鏡を、前記色
レンズの前面の凸球面の水平光軸の下方に中心を持ち、
該光軸と斜め下向きに交差する傾斜光軸を持つ構成と
し、前記色レンズの後面の凹球面に斜め下向きに対向す
る反射鏡を形成させる構成としたため、色レンズの前面
より入射した太陽光は該反射鏡を介してその下方に反射
させることが出来、従来の交通信号灯に見られた色レン
ズの前面よりの太陽光の反射を皆無とすることが出来、
朝夕の太陽光による交通信号灯の点灯の有無を正確に誤
認する事無く識別出来る。また、前記色レンズ後面の凹
球面を、前記色レンズの凸球面の水平光軸の上方に中心
を設け、前記凸球面と偏芯して設けたため、色レンズの
下方部位に入射する太陽光線をより下向きに反射出来
る。また、白色光源の前面部位に相対応する色レンズ凸
球面の対応部位に、艶消し処理による光散乱層を設けた
ため、白色光源への水平入射太陽光は前記光散乱層によ
り乱反射し、前記白色光源による不規則な反射屈折を起
すことを最小限に押さえることが出来る。また、前記色
レンズ及び球面反射鏡及び白色光源電球を除く構成部材
を暗視色の光吸収材で設ける構成としたため、不必要な
箇所での光の反射屈折を防止出来る。
【0008】
【実施例】本発明について、実施例に基ずき、図面によ
り以下に説明する。なお、本実施例において従来例と同
一部分には同一符号を付してある。図1は本発明の交通
信号灯の青色ないし黄色または赤色発光体の概略の構成
を示す断面図である。図2、図3、図4は図1に示す構
成を持つ交通信号灯において、色レンズの前面の凸球面
に入射する太陽光の入射方向が水平に対しそれぞれ0
度、15度、30度の場合の入射太陽光の経路を示す図
である。図1に示すように、本発明の眩惑防止交通信号
灯は、青、黄、赤の発光体よりなる。前記各発光体は青
または黄または赤の色レンズ1と、白色光源9と、傾斜
光軸を持つ球面反射鏡4と、収納用ケース6と、上部カ
バー7とよりなる。上記色レンズ1は、青または黄また
は赤の色付き部材より構成され、且つ前面の凸球面2と
後面の凹球面3とよりなる。上記前面の凸球面2は水平
光軸X上にその中心Pを持ち、後面の凹球面3は前記水
平光軸Xの上方の中心Tに偏芯させて設け、凸球面2の
半径は凹球面3の半径より適宜大きく設定し、凸凹型凹
レンズにより色レンズ上を形成させている。上記凸球面
2の白色光源9の前面に対応する部位に略円形状の艶消
し処理による光散乱層10を設け、該部位に入射する水
平太陽光を散乱反射させ、内部への透過を押さえるよう
に構成する。上記球面反射鏡4は、その中心Sを前記水
平光軸Xの下方に設け、該水平光軸Xと斜め下向きに交
差する斜め下方向の傾斜光軸Yを持つ構成とし、この傾
斜角により色レンズ1より入射した太陽光を下方8に反
射するようにしてある。前記白色光源9は、前記傾斜光
軸Y上のその焦点距離より内側に設け、前記球面反射鏡
4を介して、幾分拡散気味の略平行光線束5を形成させ
るように構成する。上記傾斜角と白色光源の位置とによ
り、図1に示すように、本発明の交通信号灯の上部から
は殆ど水平状態で、下部及び左右からは水平光軸Xに対
し略45度の拡散照射光を得るように構成する。なお、
前記色レンズ1及び球面反射鏡4及び白色光源9の電球
を除く構成部材、特に球面反射鏡4の下方部位の暗視処
理域8及び白色光源9の電球ソケット部位には、光吸収
材を構成する暗視色の塗装皮膜を形成させ、光の不必要
な反射屈折を最小限に押さえる構成にしてある。
り以下に説明する。なお、本実施例において従来例と同
一部分には同一符号を付してある。図1は本発明の交通
信号灯の青色ないし黄色または赤色発光体の概略の構成
を示す断面図である。図2、図3、図4は図1に示す構
成を持つ交通信号灯において、色レンズの前面の凸球面
に入射する太陽光の入射方向が水平に対しそれぞれ0
度、15度、30度の場合の入射太陽光の経路を示す図
である。図1に示すように、本発明の眩惑防止交通信号
灯は、青、黄、赤の発光体よりなる。前記各発光体は青
または黄または赤の色レンズ1と、白色光源9と、傾斜
光軸を持つ球面反射鏡4と、収納用ケース6と、上部カ
バー7とよりなる。上記色レンズ1は、青または黄また
は赤の色付き部材より構成され、且つ前面の凸球面2と
後面の凹球面3とよりなる。上記前面の凸球面2は水平
光軸X上にその中心Pを持ち、後面の凹球面3は前記水
平光軸Xの上方の中心Tに偏芯させて設け、凸球面2の
半径は凹球面3の半径より適宜大きく設定し、凸凹型凹
レンズにより色レンズ上を形成させている。上記凸球面
2の白色光源9の前面に対応する部位に略円形状の艶消
し処理による光散乱層10を設け、該部位に入射する水
平太陽光を散乱反射させ、内部への透過を押さえるよう
に構成する。上記球面反射鏡4は、その中心Sを前記水
平光軸Xの下方に設け、該水平光軸Xと斜め下向きに交
差する斜め下方向の傾斜光軸Yを持つ構成とし、この傾
斜角により色レンズ1より入射した太陽光を下方8に反
射するようにしてある。前記白色光源9は、前記傾斜光
軸Y上のその焦点距離より内側に設け、前記球面反射鏡
4を介して、幾分拡散気味の略平行光線束5を形成させ
るように構成する。上記傾斜角と白色光源の位置とによ
り、図1に示すように、本発明の交通信号灯の上部から
は殆ど水平状態で、下部及び左右からは水平光軸Xに対
し略45度の拡散照射光を得るように構成する。なお、
前記色レンズ1及び球面反射鏡4及び白色光源9の電球
を除く構成部材、特に球面反射鏡4の下方部位の暗視処
理域8及び白色光源9の電球ソケット部位には、光吸収
材を構成する暗視色の塗装皮膜を形成させ、光の不必要
な反射屈折を最小限に押さえる構成にしてある。
【0009】水平方向に対し、0度、15度、30度の
入射光の色レンズ1への入射後の経路をそれぞれ、図
2、図3、図4に示してある。なお、色レンズ1の屈折
率は例えば1.5とし、前記傾斜光軸Yの傾斜角は20
度に設定して図2、図3、図4を作成した。図2、図
3、図4に示すように、球面反射鏡4による入射光の反
射は殆ど該反射鏡の下部に集中され、目視者の眩惑を起
すことが無い。即ち水平入射光の場合は図2に見るよう
に、光線束20、21、22、26は暗視処理域8に入
射され、光線束24、25が色レンズ1の下部より下方
に向け反射される。15度、30度入射光の場合も、図
3、図4に見るように、入射光の殆どが暗視処理域8に
入射している。
入射光の色レンズ1への入射後の経路をそれぞれ、図
2、図3、図4に示してある。なお、色レンズ1の屈折
率は例えば1.5とし、前記傾斜光軸Yの傾斜角は20
度に設定して図2、図3、図4を作成した。図2、図
3、図4に示すように、球面反射鏡4による入射光の反
射は殆ど該反射鏡の下部に集中され、目視者の眩惑を起
すことが無い。即ち水平入射光の場合は図2に見るよう
に、光線束20、21、22、26は暗視処理域8に入
射され、光線束24、25が色レンズ1の下部より下方
に向け反射される。15度、30度入射光の場合も、図
3、図4に見るように、入射光の殆どが暗視処理域8に
入射している。
【0010】また、白色光源9を球面反射鏡4の焦点距
離より内側に設定してあるため、光線束5は図1に示す
ように放射状に色レンズ1に入射し、該レンズ1の上部
からは殆ど水平に、又下部及び左右からは水平光軸Xに
対し約45度の照射角で、外部へ拡散照射される。
離より内側に設定してあるため、光線束5は図1に示す
ように放射状に色レンズ1に入射し、該レンズ1の上部
からは殆ど水平に、又下部及び左右からは水平光軸Xに
対し約45度の照射角で、外部へ拡散照射される。
【0011】
【発明の効果】本発明は上記構成であるので、車両運転
者は、朝、夕の太陽光による眩惑を完全に防止するばか
りでなく、斜め方向からの入射光に対しても眩惑を防止
でき、車両運転者は交通信号灯の点滅を確実に識別で
き、安全運転の確立に寄与する。また、特別な光源、例
えばLED等の装置を必要とせずコスト的にも低廉に処
理出来る。
者は、朝、夕の太陽光による眩惑を完全に防止するばか
りでなく、斜め方向からの入射光に対しても眩惑を防止
でき、車両運転者は交通信号灯の点滅を確実に識別で
き、安全運転の確立に寄与する。また、特別な光源、例
えばLED等の装置を必要とせずコスト的にも低廉に処
理出来る。
【図1】本発明の交通信号灯の青色ないし黄色または赤
色発光体の概略の構成を示す図である。
色発光体の概略の構成を示す図である。
【図2】図1の発光体使用の場合の水平に対し、0度入
射光のときの経路を示す図である。
射光のときの経路を示す図である。
【図3】図1の発光体使用の場合の水平に対し15度入
射光のときの経路を示す図である。
射光のときの経路を示す図である。
【図4】図1の発光体使用の場合の水平に対し30度入
射光のときの経路を示す図である。
射光のときの経路を示す図である。
【図5】従来の交通信号灯の概略の構成を示す図であ
る。
る。
【図6】最近の提案Iに示されている交通信号灯の構成
を示す一部破断図である。
を示す一部破断図である。
1…色レンズ 2…凸球面 3…凹球面 4…球面反射鏡 5…光線束 6…ケース 7…カバー 8…暗視処理域 9…白色光源 10…光散乱層
Claims (3)
- 【請求項1】 青または黄または赤の着色用色レンズの
後面である背部に、白色光源と球面反射鏡とよりなる発
光光源を配設し、前記色レンズの後面より略平行な光線
群を入射して前記レンズの前面より着色光を拡散照射す
る交通信号灯において、 前記球面反射鏡は、上記色レンズの前面の凸球面の水平
光軸の下方に中心を持ち、該光軸と斜め下向きに交差す
る斜め下方向の傾斜光軸を持つ構成とし、前記色レンズ
の後面の凹球面に斜め下向きに対向する反射鏡を形成さ
せ、色レンズ前面より入射した太陽光を該反射鏡を介し
てその下方に反射させる構成としたことを特徴とする眩
惑防止交通信号灯。 - 【請求項2】 前記色レンズ後面の凹球面の中心は、前
記水平光軸の上方に偏芯して設けるように構成した請求
項1記載の眩惑防止交通信号灯。 - 【請求項3】 前記色レンズの凸球面の前記白色光源の
前面に対応する部位に艶消し処理による光散乱層を設
け、且つ色レンズ及び球面反射鏡及び白色光源を除く構
成部材は暗視色の光吸収材を設ける構成とした請求項1
記載の眩惑防止交通信号灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6072390A JPH07244797A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 眩惑防止交通信号灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6072390A JPH07244797A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 眩惑防止交通信号灯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07244797A true JPH07244797A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=13487913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6072390A Pending JPH07244797A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 眩惑防止交通信号灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07244797A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006089480A1 (fr) * | 2005-02-24 | 2006-08-31 | Jingzhong Zhang | Luminaire dote d’un dispositif anti-eblouissement |
KR100740499B1 (ko) * | 2005-12-06 | 2007-07-19 | 김강형 | 자동차 전조등용 유리렌즈 |
CN110355170A (zh) * | 2019-07-11 | 2019-10-22 | 洪京楠 | 一种利用齿轮差速比不同而减少环境污染的辅助设备 |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP6072390A patent/JPH07244797A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006089480A1 (fr) * | 2005-02-24 | 2006-08-31 | Jingzhong Zhang | Luminaire dote d’un dispositif anti-eblouissement |
KR100740499B1 (ko) * | 2005-12-06 | 2007-07-19 | 김강형 | 자동차 전조등용 유리렌즈 |
CN110355170A (zh) * | 2019-07-11 | 2019-10-22 | 洪京楠 | 一种利用齿轮差速比不同而减少环境污染的辅助设备 |
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