JPS635125Y2 - - Google Patents
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- JPS635125Y2 JPS635125Y2 JP11128083U JP11128083U JPS635125Y2 JP S635125 Y2 JPS635125 Y2 JP S635125Y2 JP 11128083 U JP11128083 U JP 11128083U JP 11128083 U JP11128083 U JP 11128083U JP S635125 Y2 JPS635125 Y2 JP S635125Y2
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- lens
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- lamp
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Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は新規な車輌用信号灯具に関する。詳し
くは、車体の角部に配置され、正面部と側面部と
を有する発光面を備え、一の灯室内に異なる信号
機能を有する2個の光源が配置された信号灯具に
おいて、いずれの光源が点灯された場合でも、各
発光面から出射される光が所定の方向へ向けて出
射され、かつ、発光面が良好に光輝され、視認性
に優れた新規な車輌用信号灯具を提供しようとす
るものである。
くは、車体の角部に配置され、正面部と側面部と
を有する発光面を備え、一の灯室内に異なる信号
機能を有する2個の光源が配置された信号灯具に
おいて、いずれの光源が点灯された場合でも、各
発光面から出射される光が所定の方向へ向けて出
射され、かつ、発光面が良好に光輝され、視認性
に優れた新規な車輌用信号灯具を提供しようとす
るものである。
背景技術とその問題点
自動車の後部標識灯などの車輌用灯具には、そ
れぞれ異なる信号機能をもつ数種のランプが取着
されている。そして、一般に、それらの数種のラ
ンプは1個の枠体に一体的に取着されている。第
1は従来の自動車用後部標識灯の一例を示すもの
で、この後部標識灯aはターンシグナルランプb
とテールアンドストツプランプcとバツクアツプ
ランプdと、それに反射器eとが取付枠fに一体
的に取着されて一体の灯具aを構成している。そ
して、これら各ランプb,c及びdはそれぞれに
独立したランプボデイと光源たるバルブとを具備
し、また、該各ランプボデイの前面にはレンズ
g,hおよびiが被着され、これらレンズg,
h,iは、それぞれのランプ機能によつて異なる
信号色を発光表示するように、赤色あるいは黄橙
色などの色彩が付されている。例えば、ターンシ
グナルランプbのレンズgには黄橙色が付され、
テールアンドストツプランプcのレンズhには赤
色が付されており、各ランプを点灯した際、それ
ぞれのレンズ色が当該ランプの信号色として発光
表示されるようになつている。なお、バツクアツ
プランプdのレンズiは、このランプが照明機能
を必要とするところから、通常無色透明とされ
る。
れぞれ異なる信号機能をもつ数種のランプが取着
されている。そして、一般に、それらの数種のラ
ンプは1個の枠体に一体的に取着されている。第
1は従来の自動車用後部標識灯の一例を示すもの
で、この後部標識灯aはターンシグナルランプb
とテールアンドストツプランプcとバツクアツプ
ランプdと、それに反射器eとが取付枠fに一体
的に取着されて一体の灯具aを構成している。そ
して、これら各ランプb,c及びdはそれぞれに
独立したランプボデイと光源たるバルブとを具備
し、また、該各ランプボデイの前面にはレンズ
g,hおよびiが被着され、これらレンズg,
h,iは、それぞれのランプ機能によつて異なる
信号色を発光表示するように、赤色あるいは黄橙
色などの色彩が付されている。例えば、ターンシ
グナルランプbのレンズgには黄橙色が付され、
テールアンドストツプランプcのレンズhには赤
色が付されており、各ランプを点灯した際、それ
ぞれのレンズ色が当該ランプの信号色として発光
表示されるようになつている。なお、バツクアツ
プランプdのレンズiは、このランプが照明機能
を必要とするところから、通常無色透明とされ
る。
これらは後部標識灯aはその取付位置と取付ス
ペースが限られており、その限られたスペースに
おいて数種のランプを設けるとなれば、自づと一
つ一つのランプに許されるレンズ面の大きさ、す
なわち発光表示窓の面積は小さくされ、特に従来
の後部標識灯におけるターンシグナルランプbは
その表示窓が著るしく小さいために、バルブから
の光が充分に拡散されず、これが後続車に対して
過度のグレアを及ぼし、また、テールアンドスト
ツプランプcはターンシグナルランプbの内側す
なわち車体の側端よりも中央に寄つた位置に取り
付けられるために、このテールアンドストツプラ
ンプcの灯火によつては正しい車幅が表示できな
いという問題があつた。
ペースが限られており、その限られたスペースに
おいて数種のランプを設けるとなれば、自づと一
つ一つのランプに許されるレンズ面の大きさ、す
なわち発光表示窓の面積は小さくされ、特に従来
の後部標識灯におけるターンシグナルランプbは
その表示窓が著るしく小さいために、バルブから
の光が充分に拡散されず、これが後続車に対して
過度のグレアを及ぼし、また、テールアンドスト
ツプランプcはターンシグナルランプbの内側す
なわち車体の側端よりも中央に寄つた位置に取り
付けられるために、このテールアンドストツプラ
ンプcの灯火によつては正しい車幅が表示できな
いという問題があつた。
そこで、上記したような発光表示窓の面積や表
示位置の問題点を解決するため、ターンシグナル
ランプとテールアンドストツプランプを一体のラ
ンプボデイ及びレンズで構成された一つの灯室内
に、ターンシグナル用バルブとテールアンドスト
ツプ用バルブの2個の光源を配置し、いずれの光
源からの光も同一のレンズ、即ち、同一の発光表
示窓から出射せしめるようにして、発光表示窓の
面積の拡大化を図つた灯具が提案されている。第
2図はそのように構成された従来の自動車用後部
標識灯の一例を示すもので、この後部標識灯jは
車体の後部両端の角部に配置されたランプボデイ
kと、ランプボデイkの開口部の正面と側面部側
とにまたがつて被着されたレンズlと、該ランプ
ボデイkとアウターレンズlとによつて画成され
た灯室m内に配置されたターンシグナル用バルブ
nとテールアンドストツプ用バルブoとによつて
構成されている。即ち、ターンシグナル用バルブ
nが点灯された場合もテールアンドストツプ用バ
ルブ0が点灯された場合も、いずれもそのバルブ
から光はレンズlの正面部及び側面部から出射さ
れる。
示位置の問題点を解決するため、ターンシグナル
ランプとテールアンドストツプランプを一体のラ
ンプボデイ及びレンズで構成された一つの灯室内
に、ターンシグナル用バルブとテールアンドスト
ツプ用バルブの2個の光源を配置し、いずれの光
源からの光も同一のレンズ、即ち、同一の発光表
示窓から出射せしめるようにして、発光表示窓の
面積の拡大化を図つた灯具が提案されている。第
2図はそのように構成された従来の自動車用後部
標識灯の一例を示すもので、この後部標識灯jは
車体の後部両端の角部に配置されたランプボデイ
kと、ランプボデイkの開口部の正面と側面部側
とにまたがつて被着されたレンズlと、該ランプ
ボデイkとアウターレンズlとによつて画成され
た灯室m内に配置されたターンシグナル用バルブ
nとテールアンドストツプ用バルブoとによつて
構成されている。即ち、ターンシグナル用バルブ
nが点灯された場合もテールアンドストツプ用バ
ルブ0が点灯された場合も、いずれもそのバルブ
から光はレンズlの正面部及び側面部から出射さ
れる。
このような灯具jによれば、上記した灯具aが
有していた発光表示窓の面積が小さい等の問題点
は解決されるが、バルブnが点灯された場合とバ
ルブoが点灯された場合とでは、レンズlからの
光の射出特性が異なるという別の問題が生じる。
これの原因は、灯室m内に設けられたインナーレ
ンズの光制御機能による。即ち、バルブnとバル
ブoは灯室m内の略両側部に寄つた位置に互いに
離間して配置されると共に、各バルブn及びoと
レンズlとの間には、図示を省略してあるが、そ
れぞれインナーレンズが配置されており、各バル
ブn及びoからの光は、それぞれのインナーレン
ズに形成された光制御素子によつて所定の方向へ
向けて射出されているようにされている。例え
ば、ターンシグナル用バルブnとレンズlの側面
部pとの間には、バルブnからの光が該側部面p
の側方へ向けて所定の方向性をもつて射出される
ようにした光制御素子が形成されたターンシグナ
ル用第1のインナーレンズが配置され、また、テ
ールアンドストツプ用バルブoとレンズlの正面
部qとの間には、バルブoからの光が該正面部q
の前方へ向けて所定の方向性をもつて射出される
ようにした光制御素子が形成されたターンシグナ
ル用の第2のインナーレンズが配置されている。
従つて、例えば、テールアンドストツプ用バルブ
oが点灯されたとき、レンズlの正面部qは、上
記した第2のインナーレンズを介して照射される
バルブoからの光によつて良好に光輝されるが、
レンズlの側面部pは、ここに照射されるレンズ
oからの光は上記した第1のインナーレンズを介
して照射されるため、その光は第1のインナーレ
ンズに形成された光制御素子によつて方向性を損
なわれた状態となつてしまうので、輝度が著るし
く低くなつたり、あるいは輝度ムラが生じたりす
ることになる。これは第1のインナーレンズに照
射されたバルブoからの光が第1のインナーレン
ズの入射面で反射されてしまつたり、所定の方向
外に屈折されたりすることによる。また、ターン
シグナル用バルブnが点灯されたとき、レンズの
側面部pは、第1のインナーレンズを介して照射
されるバルブnからの光によつて良好に光輝され
るが、レンズlの正面部qは、上記したと同様な
理由で輝度が低下したり、あるいは部分的に輝度
ムラが生じたりすることがある。
有していた発光表示窓の面積が小さい等の問題点
は解決されるが、バルブnが点灯された場合とバ
ルブoが点灯された場合とでは、レンズlからの
光の射出特性が異なるという別の問題が生じる。
これの原因は、灯室m内に設けられたインナーレ
ンズの光制御機能による。即ち、バルブnとバル
ブoは灯室m内の略両側部に寄つた位置に互いに
離間して配置されると共に、各バルブn及びoと
レンズlとの間には、図示を省略してあるが、そ
れぞれインナーレンズが配置されており、各バル
ブn及びoからの光は、それぞれのインナーレン
ズに形成された光制御素子によつて所定の方向へ
向けて射出されているようにされている。例え
ば、ターンシグナル用バルブnとレンズlの側面
部pとの間には、バルブnからの光が該側部面p
の側方へ向けて所定の方向性をもつて射出される
ようにした光制御素子が形成されたターンシグナ
ル用第1のインナーレンズが配置され、また、テ
ールアンドストツプ用バルブoとレンズlの正面
部qとの間には、バルブoからの光が該正面部q
の前方へ向けて所定の方向性をもつて射出される
ようにした光制御素子が形成されたターンシグナ
ル用の第2のインナーレンズが配置されている。
従つて、例えば、テールアンドストツプ用バルブ
oが点灯されたとき、レンズlの正面部qは、上
記した第2のインナーレンズを介して照射される
バルブoからの光によつて良好に光輝されるが、
レンズlの側面部pは、ここに照射されるレンズ
oからの光は上記した第1のインナーレンズを介
して照射されるため、その光は第1のインナーレ
ンズに形成された光制御素子によつて方向性を損
なわれた状態となつてしまうので、輝度が著るし
く低くなつたり、あるいは輝度ムラが生じたりす
ることになる。これは第1のインナーレンズに照
射されたバルブoからの光が第1のインナーレン
ズの入射面で反射されてしまつたり、所定の方向
外に屈折されたりすることによる。また、ターン
シグナル用バルブnが点灯されたとき、レンズの
側面部pは、第1のインナーレンズを介して照射
されるバルブnからの光によつて良好に光輝され
るが、レンズlの正面部qは、上記したと同様な
理由で輝度が低下したり、あるいは部分的に輝度
ムラが生じたりすることがある。
このように、第2図に示すような灯具jにおい
ては、点灯されるバルブの違いによつてレンズに
照射される光の射出特性が極端に異なつたり、あ
るいは輝度ムラを生じるという問題がある。
ては、点灯されるバルブの違いによつてレンズに
照射される光の射出特性が極端に異なつたり、あ
るいは輝度ムラを生じるという問題がある。
考案の目的
本考案車輌用信号灯具は、上記した問題点に鑑
み為されたもので、正面部と側面部を有する発光
面を備え、一の灯室内に異なる信号機能を有する
2個の光源が配置された信号灯具において、いず
れの光源が点灯された場合でも、各発光面から出
射される光が所定の方向へ向けて出射され、か
つ、発光面が良好に光輝され、視認性に優れた新
規な車輌用信号灯具を提供することを目的とす
る。
み為されたもので、正面部と側面部を有する発光
面を備え、一の灯室内に異なる信号機能を有する
2個の光源が配置された信号灯具において、いず
れの光源が点灯された場合でも、各発光面から出
射される光が所定の方向へ向けて出射され、か
つ、発光面が良好に光輝され、視認性に優れた新
規な車輌用信号灯具を提供することを目的とす
る。
考案の概要
本考案車輌用信号灯具は上記した目的を達成す
るため、ランプボデイとランプボデイの開口部に
被着されたカバーレンズとによつて画成された灯
室内に互いに離間した位置に異なる信号機能を有
する2個の光源が配置され、カバーレンズは鈍角
部を介して結合された正面部と側面部とを備え、
該カバーレンズの内側には一方の光源即ち前記側
面部に近い光源からの直射光を所定の側面部の方
へ射出する光制御素子が形成された第1のインナ
ーレンズが配置され、該第1のインナーレンズと
他方の光源との間には該光源からの直射光を平行
光束として射出する光制御素子が形成された第2
のインナーレンズが配置されており、前記第1の
インナーレンズの光制御素子は非制御部分を挟ん
で形成されていることを特徴とする。
るため、ランプボデイとランプボデイの開口部に
被着されたカバーレンズとによつて画成された灯
室内に互いに離間した位置に異なる信号機能を有
する2個の光源が配置され、カバーレンズは鈍角
部を介して結合された正面部と側面部とを備え、
該カバーレンズの内側には一方の光源即ち前記側
面部に近い光源からの直射光を所定の側面部の方
へ射出する光制御素子が形成された第1のインナ
ーレンズが配置され、該第1のインナーレンズと
他方の光源との間には該光源からの直射光を平行
光束として射出する光制御素子が形成された第2
のインナーレンズが配置されており、前記第1の
インナーレンズの光制御素子は非制御部分を挟ん
で形成されていることを特徴とする。
実施例
以下に、本考案車輌用信号灯具の詳細を添付図
面に示した各実施例に従つて詳細に説明する。
面に示した各実施例に従つて詳細に説明する。
第1の実施例
第3図乃至第6図は本考案車輌用信号灯具を自
動車の後部標識灯に適用した一例を示す。
動車の後部標識灯に適用した一例を示す。
図において、2はランプボデイを示し、このラ
ンプボデイ2は車体の後部両側に配置され、車体
後方に向つて位置する正面側と車体の側方に向つ
て位置する側面側とは開口部が連続されたレンズ
取付開口部3とされている。そして、ランプボデ
イ2のレンズ取付開口部3の周縁にはレンズ据付
溝4,5及び6が形成されており、最も外側に形
成されたレンズ取付溝4には、カバーレンズ7の
後端縁が取付けられており、ランプボデイ2とカ
バーレンズ7とによつて画成された灯室8が形成
されている。即ち、カバーレンズ7は上方から見
た形状で略横倒L字状に形成され、中央部の鈍角
部9を介してランプボデイ2の開口部3の正面側
に位置される正面部10と側面側に位置される側
面部11とが一体に形成されており、このカバー
レンズ7の正面部10と側面部11とによつて灯
具1の発光表示面が構成されている。従つて、灯
具1は正面側と側面側とに発光面が備えられてい
る。カバーレンズ7は無色透明又は無彩色透明、
例えばスモーク色とされており、外表面には水平
方向に延びるスリツト状の透光窓12,12,…
が形成されるように多数の遮光膜13,13,…
が形成されている。尚、この遮光膜13,13,
…は車体色又はこれと調和のとれた色の塗料を塗
装する等の手段によつて形成されている。
ンプボデイ2は車体の後部両側に配置され、車体
後方に向つて位置する正面側と車体の側方に向つ
て位置する側面側とは開口部が連続されたレンズ
取付開口部3とされている。そして、ランプボデ
イ2のレンズ取付開口部3の周縁にはレンズ据付
溝4,5及び6が形成されており、最も外側に形
成されたレンズ取付溝4には、カバーレンズ7の
後端縁が取付けられており、ランプボデイ2とカ
バーレンズ7とによつて画成された灯室8が形成
されている。即ち、カバーレンズ7は上方から見
た形状で略横倒L字状に形成され、中央部の鈍角
部9を介してランプボデイ2の開口部3の正面側
に位置される正面部10と側面側に位置される側
面部11とが一体に形成されており、このカバー
レンズ7の正面部10と側面部11とによつて灯
具1の発光表示面が構成されている。従つて、灯
具1は正面側と側面側とに発光面が備えられてい
る。カバーレンズ7は無色透明又は無彩色透明、
例えばスモーク色とされており、外表面には水平
方向に延びるスリツト状の透光窓12,12,…
が形成されるように多数の遮光膜13,13,…
が形成されている。尚、この遮光膜13,13,
…は車体色又はこれと調和のとれた色の塗料を塗
装する等の手段によつて形成されている。
14はカバーレンズ7と同様な形状に形成さ
れ、カバーンズ7の内側に該カバーレンズ7の内
面と稍離間し、かつ、それと略平行になるように
配置されたアウターレンズであり、後端縁が前記
レンズ据付溝5に取付けられている。このアウタ
ーレンズ14は無色透明とされており、外表面に
は、断面形状において上記カバーレンズ7側に向
けて突出した凸弧面を有する半円柱状のレンズス
テツプ15,15,…が水平方向に延びるように
多数形成されている。このアウターレンズ14に
形成された各レンズステツプ15,15,…はそ
の焦線が前記したカバーレンズに形成された透光
窓12,12,…に位置されるように形成されて
いる。従つて、このアウターレンズ14の内表面
に対してレンズステツプ15,15,…の光軸と
平行な方向から入射された光は、カバーレンズ7
の各透光窓12,12,…の位置に一旦集光され
該透光窓12,12,…から再び上下方向に拡散
されながら灯具1外部へ出射されてゆく。
れ、カバーンズ7の内側に該カバーレンズ7の内
面と稍離間し、かつ、それと略平行になるように
配置されたアウターレンズであり、後端縁が前記
レンズ据付溝5に取付けられている。このアウタ
ーレンズ14は無色透明とされており、外表面に
は、断面形状において上記カバーレンズ7側に向
けて突出した凸弧面を有する半円柱状のレンズス
テツプ15,15,…が水平方向に延びるように
多数形成されている。このアウターレンズ14に
形成された各レンズステツプ15,15,…はそ
の焦線が前記したカバーレンズに形成された透光
窓12,12,…に位置されるように形成されて
いる。従つて、このアウターレンズ14の内表面
に対してレンズステツプ15,15,…の光軸と
平行な方向から入射された光は、カバーレンズ7
の各透光窓12,12,…の位置に一旦集光され
該透光窓12,12,…から再び上下方向に拡散
されながら灯具1外部へ出射されてゆく。
灯室8内には互いに離間した位置に2つのバル
ブ16及び17が配置されている。即ち、16は
ターンシグナル用バルブであり、このバルブ16
はランプボデイ2の後方部のカバーレンズ7の側
面部11に寄つた部分18に取着されたソケツト
19に保持され、そのバルブ軸X−Xはカバーレ
ンズ7の正面部10の反鈍角部9側寄りの位置に
向つて延びてる。また、バルブ17はテールアン
ドストツプ用バルブであり、このバルブ17はラ
ンプボデイ2の一側壁部、即ち、カバーレンズ7
の正面部の反鈍角部9側の端部に対応した側の壁
部20の略中央部に取着されたソケツト21に保
持され、そのバルブ軸Y−Yは略カバーレンズ7
の鈍角部9に向かつて延びている。尚、22はバ
ルブ16のフイラメント、23はバルブ17のフ
イラメントを示す。
ブ16及び17が配置されている。即ち、16は
ターンシグナル用バルブであり、このバルブ16
はランプボデイ2の後方部のカバーレンズ7の側
面部11に寄つた部分18に取着されたソケツト
19に保持され、そのバルブ軸X−Xはカバーレ
ンズ7の正面部10の反鈍角部9側寄りの位置に
向つて延びてる。また、バルブ17はテールアン
ドストツプ用バルブであり、このバルブ17はラ
ンプボデイ2の一側壁部、即ち、カバーレンズ7
の正面部の反鈍角部9側の端部に対応した側の壁
部20の略中央部に取着されたソケツト21に保
持され、そのバルブ軸Y−Yは略カバーレンズ7
の鈍角部9に向かつて延びている。尚、22はバ
ルブ16のフイラメント、23はバルブ17のフ
イラメントを示す。
ランプボデイ2のバルブ16のソケツト19が
取着された部分18は、バルブ16のフイラメン
ト22の配置された位置を焦点とする回転放物面
とされており、回転放物面18の内面には反射面
24が形成されている。そして、反射面24の光
軸はバルブ軸X−Xと同じとされている。
取着された部分18は、バルブ16のフイラメン
ト22の配置された位置を焦点とする回転放物面
とされており、回転放物面18の内面には反射面
24が形成されている。そして、反射面24の光
軸はバルブ軸X−Xと同じとされている。
25,26,27及び28をそれぞれインナー
レンズであり、各インナーレンズには光制御素子
が形成されている。
レンズであり、各インナーレンズには光制御素子
が形成されている。
第1のインナーレンズ25と第4のインナーレ
ンズ28とはカバーレンズの鈍角部9と対応する
連接部29を介して一体に連接され、カバーレン
ズと同様な形状の略横倒L字状に形成されてお
り、一体に連接された第1、第4のインナーレン
ズ25及び28の端縁は、前記レンズ据付溝6に
嵌合保持されている。しかして、第1のインナー
レンズ25はアウターレンズ14のカバーレンズ
7の側面部11と対応する側面部の内側に配置さ
れ、かつ、ターンシグナル用バルブ16とアウタ
ーレンズ14との間に配置されている。そして、
第1のインナーレンズ25の内表面、即ち、バル
ブ16と対面する側の表面には、ターンシグナル
用バルブ16からの直射光を灯具7の側面部の方
へ射出する光制御素子と非制御部とが形成されて
いる。即ち、30,30,…は第1のインナーレ
ンズ25のバルブ16のフイラメント22との間
の距離が最も短い位置を回転中心として同心円状
のパターンを描くように形成された光制御素子で
ある。この実施例における光制御素子30,3
0,…は屈折プリズム状とされており、これら屈
折プリズム素子30,30,…はバルブ16から
の直射光を第1のインナーレンズ25の外表面と
垂直に交わる方向に屈折して射出するように形成
されている。そして、各屈折プリズム素子30,
30,…は非制御部31,31,…を挟んで形成
されている。即ち、非制御部31,31,…は第
1のインナーレンズの内表面側に外表面と略平行
に対向するフラツトな面として形成され、各屈折
プリズム素子30,30,…の間に配列されてい
る。尚、この実施例における非制御部31,3
1,…の幅wは各屈折プリズム素子330,3
0,…の幅Wの略3分の1程度とされている。し
かして、第1のインナーレンズ25の内表面に
は、バルブ16からの直射光を側面部の方へ向け
て屈折制御する光制御部と光の方向性に対して何
ら制御を行なわない非制御部とが交互に形成され
ている。
ンズ28とはカバーレンズの鈍角部9と対応する
連接部29を介して一体に連接され、カバーレン
ズと同様な形状の略横倒L字状に形成されてお
り、一体に連接された第1、第4のインナーレン
ズ25及び28の端縁は、前記レンズ据付溝6に
嵌合保持されている。しかして、第1のインナー
レンズ25はアウターレンズ14のカバーレンズ
7の側面部11と対応する側面部の内側に配置さ
れ、かつ、ターンシグナル用バルブ16とアウタ
ーレンズ14との間に配置されている。そして、
第1のインナーレンズ25の内表面、即ち、バル
ブ16と対面する側の表面には、ターンシグナル
用バルブ16からの直射光を灯具7の側面部の方
へ射出する光制御素子と非制御部とが形成されて
いる。即ち、30,30,…は第1のインナーレ
ンズ25のバルブ16のフイラメント22との間
の距離が最も短い位置を回転中心として同心円状
のパターンを描くように形成された光制御素子で
ある。この実施例における光制御素子30,3
0,…は屈折プリズム状とされており、これら屈
折プリズム素子30,30,…はバルブ16から
の直射光を第1のインナーレンズ25の外表面と
垂直に交わる方向に屈折して射出するように形成
されている。そして、各屈折プリズム素子30,
30,…は非制御部31,31,…を挟んで形成
されている。即ち、非制御部31,31,…は第
1のインナーレンズの内表面側に外表面と略平行
に対向するフラツトな面として形成され、各屈折
プリズム素子30,30,…の間に配列されてい
る。尚、この実施例における非制御部31,3
1,…の幅wは各屈折プリズム素子330,3
0,…の幅Wの略3分の1程度とされている。し
かして、第1のインナーレンズ25の内表面に
は、バルブ16からの直射光を側面部の方へ向け
て屈折制御する光制御部と光の方向性に対して何
ら制御を行なわない非制御部とが交互に形成され
ている。
第2のインナーレンズ26は略横長な長方形状
のレンズ面を有し、テールアンドストツプ用バル
ブ17の前方の該バルブ17と近接した位置に、
そのレンズ面がバルブ軸Y−Yと直交する方向に
延びるように配置されており、一側部が前記レン
ズ取付溝6内に嵌合支持され、他側部がランプボ
デイ2の後方部から内側に向けて突設された支持
部32に支持されている。そして、第2のインナ
ーレンズ26のレンズ面には、バルブ17からの
直射光を平行光束としてアウターレンズ14に向
けて射出する光制御素子33,33,…及び3
4,34,…が形成されている。即ち、第2のイ
ンナーレンズ26の外側、即ち、アウターレンズ
と対向する側のレンズ面の中央部には、このイン
ナーレンズ26とバルブ軸Y−Yとが交わる点を
回転中心として同心円状のパターンを描くように
配置された光制御素子33,33,…が形成され
ており、この実施例における光制御素子33,3
3,…は屈折プリズム素子とされている。また、
インナーレンズ26の内側、即ち、バルブ17と
対面する側のレンズ面の周辺部には、上記屈折プ
リズム素子33,33,…の形成中心を回転中心
としてこれも同心円状のパターンを描くようにさ
れた反射型プリズム素子34,34,…が形成さ
れている。しかして、バルブ17から第2のイン
ナーレンズ26内に向けて照射された直射光はプ
リズム素子33,33,…及び34,34,…に
よつてバルブ軸Y−Yと略平行な方向へ向かう光
束となつて射出される。
のレンズ面を有し、テールアンドストツプ用バル
ブ17の前方の該バルブ17と近接した位置に、
そのレンズ面がバルブ軸Y−Yと直交する方向に
延びるように配置されており、一側部が前記レン
ズ取付溝6内に嵌合支持され、他側部がランプボ
デイ2の後方部から内側に向けて突設された支持
部32に支持されている。そして、第2のインナ
ーレンズ26のレンズ面には、バルブ17からの
直射光を平行光束としてアウターレンズ14に向
けて射出する光制御素子33,33,…及び3
4,34,…が形成されている。即ち、第2のイ
ンナーレンズ26の外側、即ち、アウターレンズ
と対向する側のレンズ面の中央部には、このイン
ナーレンズ26とバルブ軸Y−Yとが交わる点を
回転中心として同心円状のパターンを描くように
配置された光制御素子33,33,…が形成され
ており、この実施例における光制御素子33,3
3,…は屈折プリズム素子とされている。また、
インナーレンズ26の内側、即ち、バルブ17と
対面する側のレンズ面の周辺部には、上記屈折プ
リズム素子33,33,…の形成中心を回転中心
としてこれも同心円状のパターンを描くようにさ
れた反射型プリズム素子34,34,…が形成さ
れている。しかして、バルブ17から第2のイン
ナーレンズ26内に向けて照射された直射光はプ
リズム素子33,33,…及び34,34,…に
よつてバルブ軸Y−Yと略平行な方向へ向かう光
束となつて射出される。
第3のインナーレンズ27は略横長形状のレン
ズ面を有し、ターンシグナル用バルブ16と第4
のインナーレンズ28との間に位置し、そのレン
ズ面が第2のインナーレンズ26のレンズ面の延
びる方向と直交する方向に延び、かつ、一側部が
第1のインナーレンズ25と第4のインナーレン
ズ28との前記した連接部29と近接し他側部が
第2のインナーレンズ26のレンズ面と近接して
配置されており、上側縁と下側縁がランプボデイ
2の上部壁と下部壁に適宜な手段によつて支持さ
れている。そして、この第3のインナーレンズ2
7にはバルブ16からの直射光をバルブ軸X−X
と平行な方向へ射出する光制御素子35,35,
…が形成されている。即ち、第3のインナーレン
ズ27のバルブ16と対面する側とは反対側のレ
ンズ面には、このインナーレンズ27とバルブ軸
X−Xとが交わる点を回転中心として同心円状の
パターンを描くようにされた屈折プリズム35,
35,…が形成されている。しかして、バルブ1
6から第3のインナーレンズ27に向けて照射さ
れた直射光は、各屈折プリズム35,35,…に
よつてバルブ軸X−Xと平行な方向へ向う平行光
束となつて射出される。
ズ面を有し、ターンシグナル用バルブ16と第4
のインナーレンズ28との間に位置し、そのレン
ズ面が第2のインナーレンズ26のレンズ面の延
びる方向と直交する方向に延び、かつ、一側部が
第1のインナーレンズ25と第4のインナーレン
ズ28との前記した連接部29と近接し他側部が
第2のインナーレンズ26のレンズ面と近接して
配置されており、上側縁と下側縁がランプボデイ
2の上部壁と下部壁に適宜な手段によつて支持さ
れている。そして、この第3のインナーレンズ2
7にはバルブ16からの直射光をバルブ軸X−X
と平行な方向へ射出する光制御素子35,35,
…が形成されている。即ち、第3のインナーレン
ズ27のバルブ16と対面する側とは反対側のレ
ンズ面には、このインナーレンズ27とバルブ軸
X−Xとが交わる点を回転中心として同心円状の
パターンを描くようにされた屈折プリズム35,
35,…が形成されている。しかして、バルブ1
6から第3のインナーレンズ27に向けて照射さ
れた直射光は、各屈折プリズム35,35,…に
よつてバルブ軸X−Xと平行な方向へ向う平行光
束となつて射出される。
第4のインナーレンズ28には前記した第2及
び第3のインナーレンズ26,27から射出され
た各バルブ16,17の光をアウターレンズ14
に対してアウターレンズ14のレンズ面と垂直に
交わる方向へ向けてその方向性を補正して照射す
るための補正レンズステツプ36,36,…が形
成されている。即ち、第4のインナーレンズ28
の外側、即ち、アウターレンズ14と対面する側
のレンズ面には、該レンズ面の略中心の点を回転
中心として同心円状のパターンを描くようにされ
た補正レンズステツプ36,36,…が形成され
ており、この実施例における補正レンズステツプ
36,36,…としては屈折プリズム素子が用い
られている。しかして、第2のインナーレンズ2
6を介して第4のインナーレンズ28に照射され
たバルブ17からの光及び第3のインナーレンズ
27を介して同様に照射されたバルブ16からの
光は、各補正レンズステツプ36,36,…によ
つてアウターレンズ14と垂直に交わる方向へ向
けて射出されアウターレンズ14の内側の正面部
のレンズ面に照射される。
び第3のインナーレンズ26,27から射出され
た各バルブ16,17の光をアウターレンズ14
に対してアウターレンズ14のレンズ面と垂直に
交わる方向へ向けてその方向性を補正して照射す
るための補正レンズステツプ36,36,…が形
成されている。即ち、第4のインナーレンズ28
の外側、即ち、アウターレンズ14と対面する側
のレンズ面には、該レンズ面の略中心の点を回転
中心として同心円状のパターンを描くようにされ
た補正レンズステツプ36,36,…が形成され
ており、この実施例における補正レンズステツプ
36,36,…としては屈折プリズム素子が用い
られている。しかして、第2のインナーレンズ2
6を介して第4のインナーレンズ28に照射され
たバルブ17からの光及び第3のインナーレンズ
27を介して同様に照射されたバルブ16からの
光は、各補正レンズステツプ36,36,…によ
つてアウターレンズ14と垂直に交わる方向へ向
けて射出されアウターレンズ14の内側の正面部
のレンズ面に照射される。
尚、第1及び第4のインナーレンズ25,28
には黄色又は黄橙色の信号色が付されており、ま
た、第2のインナーレンズ26には赤色の信号色
が付されている。従つて、これら信号色が付され
た各インナーレンズ25,26及び28を通る光
は、それぞれの色彩を付与されて黄色光、黄橙
色、黄橙色光又は赤色光なつてカバーレンズ7か
ら射出される。
には黄色又は黄橙色の信号色が付されており、ま
た、第2のインナーレンズ26には赤色の信号色
が付されている。従つて、これら信号色が付され
た各インナーレンズ25,26及び28を通る光
は、それぞれの色彩を付与されて黄色光、黄橙
色、黄橙色光又は赤色光なつてカバーレンズ7か
ら射出される。
しかして、このように構成された後部標識灯1
においては、各バルブ16,17から光は次のよ
うに制御されてカバーレンズを光軸せしめる。
においては、各バルブ16,17から光は次のよ
うに制御されてカバーレンズを光軸せしめる。
先ず、ターンシグナル用バルブ16が点灯され
た場合について説明する。尚、ターンシグナル用
バルブ16からの光の軌跡は、図面において破線
矢印で示す。ターンシグナル用バルブ16が点灯
されると、フイラメント22からの直射光の一部
は、第1のインナーレンズ25に向つて進み、こ
こで屈折プリズム30,30,…による所定の屈
折作用を受けてカバーレンズ7の側面部11のあ
る側に向つて略第1のインナーレンズ面と垂直に
交わる方向に射出される。そして、インナーレン
ズ25から射出された光はインナーレンズ25を
通る際に黄橙色に色彩を付されてアウターレンズ
14に照射され、アウターレンズ14に入射した
光は、半円柱状レンズステツプ15,15,…に
よつてカバーレンズ7の側面部11の各透光窓1
2,12,…に集光するように制御されながら射
出される。そして、カバーレンズ7の透光窓1
2,12,…に集光された光は、ここから上下方
向に拡散されながらカバーレンズ7の側面部11
の前方に向つて射出されるので、このカバーレン
ズ7の側面部11の前面は、その光によつて黄橙
色に光輝される。また、フイラメント22からの
直射光の他の一部は、第3のインナーレンズ27
に向つて進み、ここで屈折プリズム35,35,
…による所定の屈折作用を受けて該インナーレン
ズ27のレンズ面と垂直に交わる方向、即ち、バ
ルブ軸X−Xと平行な方向へ進む光束となつて第
4のインナーレンズ28に照射される。そして、
第4のインナーレンズ28に入射した光は、補正
レンズステツプ36,36,…による所定の補正
作用を受けて略第4のインナーレンズ28のレン
ズ面と垂直に交わる方向へ射出されると共に、こ
の第4のインナーレンズ28を通る際に黄橙色の
色彩を付されてアウターレンズ14に照射され
る。そして、アウターレンズ14に入射した光
は、一旦、上記したと同様にしてカバーレンズ7
の正面部10の透光窓12,12,…に集束され
た後、カバーレンズ7の正面部10の前方に向つ
て拡散されながら射出されるので、カバーレンズ
の正面部10の前面は、その光によつて黄橙色に
光輝される。また、第1のインナーレンズ25に
向つた直射光のうち非制御部31,31,…に入
射した光は、当該光と非制御部31,31,…と
の為す角度に応じてインナーレンズ25の垂直軸
に対して角度を有するように出射され、その光が
アウターレンズ14の半円柱状レンズステツプ1
5,15,…によつてカバーレンズ7の透光窓1
2,12,…から照射される。尚、フイラメント
22から反射面24に向つて進んだ光は、反射面
24においてバルブ軸X−Xと平行な方向に進む
反射光束となつて第3のインナーレンズ27に照
射され、第3のインナーレンズ27に入射した反
射光はバルブ軸X−X軸に対して種々の角度を持
つた方向に射出されて第4のインナーレンズ28
に照射される。そして、第4のインナーレンズ2
8に入射された光はアウターレンズ14の半円柱
状レンズステツプ15,15,…によつてカバー
レンズ7の透光窓12,12,…から照射され、
上下及び左右に拡散されて照射される。
た場合について説明する。尚、ターンシグナル用
バルブ16からの光の軌跡は、図面において破線
矢印で示す。ターンシグナル用バルブ16が点灯
されると、フイラメント22からの直射光の一部
は、第1のインナーレンズ25に向つて進み、こ
こで屈折プリズム30,30,…による所定の屈
折作用を受けてカバーレンズ7の側面部11のあ
る側に向つて略第1のインナーレンズ面と垂直に
交わる方向に射出される。そして、インナーレン
ズ25から射出された光はインナーレンズ25を
通る際に黄橙色に色彩を付されてアウターレンズ
14に照射され、アウターレンズ14に入射した
光は、半円柱状レンズステツプ15,15,…に
よつてカバーレンズ7の側面部11の各透光窓1
2,12,…に集光するように制御されながら射
出される。そして、カバーレンズ7の透光窓1
2,12,…に集光された光は、ここから上下方
向に拡散されながらカバーレンズ7の側面部11
の前方に向つて射出されるので、このカバーレン
ズ7の側面部11の前面は、その光によつて黄橙
色に光輝される。また、フイラメント22からの
直射光の他の一部は、第3のインナーレンズ27
に向つて進み、ここで屈折プリズム35,35,
…による所定の屈折作用を受けて該インナーレン
ズ27のレンズ面と垂直に交わる方向、即ち、バ
ルブ軸X−Xと平行な方向へ進む光束となつて第
4のインナーレンズ28に照射される。そして、
第4のインナーレンズ28に入射した光は、補正
レンズステツプ36,36,…による所定の補正
作用を受けて略第4のインナーレンズ28のレン
ズ面と垂直に交わる方向へ射出されると共に、こ
の第4のインナーレンズ28を通る際に黄橙色の
色彩を付されてアウターレンズ14に照射され
る。そして、アウターレンズ14に入射した光
は、一旦、上記したと同様にしてカバーレンズ7
の正面部10の透光窓12,12,…に集束され
た後、カバーレンズ7の正面部10の前方に向つ
て拡散されながら射出されるので、カバーレンズ
の正面部10の前面は、その光によつて黄橙色に
光輝される。また、第1のインナーレンズ25に
向つた直射光のうち非制御部31,31,…に入
射した光は、当該光と非制御部31,31,…と
の為す角度に応じてインナーレンズ25の垂直軸
に対して角度を有するように出射され、その光が
アウターレンズ14の半円柱状レンズステツプ1
5,15,…によつてカバーレンズ7の透光窓1
2,12,…から照射される。尚、フイラメント
22から反射面24に向つて進んだ光は、反射面
24においてバルブ軸X−Xと平行な方向に進む
反射光束となつて第3のインナーレンズ27に照
射され、第3のインナーレンズ27に入射した反
射光はバルブ軸X−X軸に対して種々の角度を持
つた方向に射出されて第4のインナーレンズ28
に照射される。そして、第4のインナーレンズ2
8に入射された光はアウターレンズ14の半円柱
状レンズステツプ15,15,…によつてカバー
レンズ7の透光窓12,12,…から照射され、
上下及び左右に拡散されて照射される。
次に、テールアンドストツプ用バルブ17が点
灯された場合について説明する。尚、テールアン
ドストツプ用バルブ17からの光の軌跡は図面に
おいて実線矢印で示す。そこで、バルブ17が点
灯すると、フイラメント23からの直射光の一部
は、第2のインナーレンズ26に照射され、ここ
で屈折プリズム33,33,…及び反射プリズム
34,34,…による所定の屈折作用ないしは反
射作用を受けてバルブ軸Y−Yと平行な方向へ向
う光束となつて出射される。そして、第2のイン
ナーレンズ26から出射された光は、第2のイン
ナーレンズ26を通る際に赤色の色彩を付され、
その一部は第1のインナーレンズ25に向つて進
み、他の一部は第4のインナーレンズ28に向つ
て進む。そして、第1のインナーレンズ25に向
つて進んだ光の一部は第1のインナーレンズ25
に形成された屈折プリズム30,30,…に入射
して稍拡散され、他の光は第1のインナーレンズ
25に形成された非制御部31,31,…を通つ
て略そのままアウターレンズ14に向つて照射さ
れる。アウターレンズ14に入射した光はここ
で、前記したと同様にして、一旦、カバーレンズ
7の側面部11の透光窓12,12,…に集光さ
れた後、カバーレンズ7の側面部11の前方へ向
つて出射される。従つて、テールアンドストツプ
用バルブ17が点灯された場合でも、カバーレン
ズ7の側面部11には、該バルブ17からの光が
第1のインナーレンズ25を通つて照射され、し
かも、そのように側面部11に照射される光の方
向性は、前記したターンシグナル用バルブ16が
点灯された場合と略同様な方向性を有しており、
従つて、カバーレンズ7の側面部11における光
輝特性は、ターンシグナル用バルブ16が点灯さ
れた場合もテールアンドストツプ用バルブ17が
点灯された場合も略同様となる。また、前記した
ように第2のインナーレンズ26から出射された
バルブ17からの光の他の一部は、第4のインナ
ーレンズ28に向つて進んで第4のインナーレン
ズ28に入射し、ここで補正レンズステツプ3
6,36,…による所定の補正作用を受けて略第
4のインナーレンズ28のレンズ面と垂直に交わ
る方向へ向けて屈折され、アウターレンズ14に
向けて出射されてゆく、そして、アウターレンズ
14に入射された光は、これも前記したと同様に
して、一旦、カバーレンズ7の正面部10の透光
窓12,12,…に集光された後、カバーレンズ
7の正面部10の前方に向つて出射され、これに
よつてカバーレンズ7の正面部10の全面は、略
赤色に光輝される。従つて、カバーレンズ7の正
面部10においても、その光輝特性は、ターンシ
グナル用バルブ16が点灯された場合もテールア
ンドストツプ用バルブ17が点灯された場合も略
同様となる。
灯された場合について説明する。尚、テールアン
ドストツプ用バルブ17からの光の軌跡は図面に
おいて実線矢印で示す。そこで、バルブ17が点
灯すると、フイラメント23からの直射光の一部
は、第2のインナーレンズ26に照射され、ここ
で屈折プリズム33,33,…及び反射プリズム
34,34,…による所定の屈折作用ないしは反
射作用を受けてバルブ軸Y−Yと平行な方向へ向
う光束となつて出射される。そして、第2のイン
ナーレンズ26から出射された光は、第2のイン
ナーレンズ26を通る際に赤色の色彩を付され、
その一部は第1のインナーレンズ25に向つて進
み、他の一部は第4のインナーレンズ28に向つ
て進む。そして、第1のインナーレンズ25に向
つて進んだ光の一部は第1のインナーレンズ25
に形成された屈折プリズム30,30,…に入射
して稍拡散され、他の光は第1のインナーレンズ
25に形成された非制御部31,31,…を通つ
て略そのままアウターレンズ14に向つて照射さ
れる。アウターレンズ14に入射した光はここ
で、前記したと同様にして、一旦、カバーレンズ
7の側面部11の透光窓12,12,…に集光さ
れた後、カバーレンズ7の側面部11の前方へ向
つて出射される。従つて、テールアンドストツプ
用バルブ17が点灯された場合でも、カバーレン
ズ7の側面部11には、該バルブ17からの光が
第1のインナーレンズ25を通つて照射され、し
かも、そのように側面部11に照射される光の方
向性は、前記したターンシグナル用バルブ16が
点灯された場合と略同様な方向性を有しており、
従つて、カバーレンズ7の側面部11における光
輝特性は、ターンシグナル用バルブ16が点灯さ
れた場合もテールアンドストツプ用バルブ17が
点灯された場合も略同様となる。また、前記した
ように第2のインナーレンズ26から出射された
バルブ17からの光の他の一部は、第4のインナ
ーレンズ28に向つて進んで第4のインナーレン
ズ28に入射し、ここで補正レンズステツプ3
6,36,…による所定の補正作用を受けて略第
4のインナーレンズ28のレンズ面と垂直に交わ
る方向へ向けて屈折され、アウターレンズ14に
向けて出射されてゆく、そして、アウターレンズ
14に入射された光は、これも前記したと同様に
して、一旦、カバーレンズ7の正面部10の透光
窓12,12,…に集光された後、カバーレンズ
7の正面部10の前方に向つて出射され、これに
よつてカバーレンズ7の正面部10の全面は、略
赤色に光輝される。従つて、カバーレンズ7の正
面部10においても、その光輝特性は、ターンシ
グナル用バルブ16が点灯された場合もテールア
ンドストツプ用バルブ17が点灯された場合も略
同様となる。
しかして、このようになされた後部標識灯1に
よれば、灯室内に設けられた2個のバルブのうち
のいずれのバルブが点灯された場合でも、その発
光表示面の全面における光輝特性を略同様なもの
とすることができるので、視認性に優れた車輌用
信号灯具を得ることができる。
よれば、灯室内に設けられた2個のバルブのうち
のいずれのバルブが点灯された場合でも、その発
光表示面の全面における光輝特性を略同様なもの
とすることができるので、視認性に優れた車輌用
信号灯具を得ることができる。
また、この第1の実施例に示す後部標識灯1に
おいては、ターンシグナル用バルブ16からの直
射光を平行光束となしてカバーレンズ側へ出射制
御するための第3のインナーレンズ27を、テー
ルアンドストツプ用バルブ17からの直射光を平
行光束となしてカバーレンズ側に出射する第2の
インナーレンズ26とカバーレンズ7との間に配
置するようにしたが、この実施例における第3の
インナーレンズ27は、そのレンズ面を第2のイ
ンナーレンズ26からの出射光の進む方向、即
ち、バルブ軸Y−Yの延びる方向と平行となるよ
うに設け、しかも、その一側部をカバーレンズ7
の鈍角部9と対応する第1のインナーレンズ25
と第4のインナーレンズ28とが連設された連設
部29に近接して位置させて配置するようにした
ので、第2のインナーレンズ26から出射した光
が第3のインナーレンズ27によつてその進行を
妨げられることは殆んどなく、従つて、カバーレ
ンズ9の全面は、バルブ17からの所定の光量を
供給されると共に、カバーレンズ7の面に影の部
分が生ずるのを最少限に押えることができる。
おいては、ターンシグナル用バルブ16からの直
射光を平行光束となしてカバーレンズ側へ出射制
御するための第3のインナーレンズ27を、テー
ルアンドストツプ用バルブ17からの直射光を平
行光束となしてカバーレンズ側に出射する第2の
インナーレンズ26とカバーレンズ7との間に配
置するようにしたが、この実施例における第3の
インナーレンズ27は、そのレンズ面を第2のイ
ンナーレンズ26からの出射光の進む方向、即
ち、バルブ軸Y−Yの延びる方向と平行となるよ
うに設け、しかも、その一側部をカバーレンズ7
の鈍角部9と対応する第1のインナーレンズ25
と第4のインナーレンズ28とが連設された連設
部29に近接して位置させて配置するようにした
ので、第2のインナーレンズ26から出射した光
が第3のインナーレンズ27によつてその進行を
妨げられることは殆んどなく、従つて、カバーレ
ンズ9の全面は、バルブ17からの所定の光量を
供給されると共に、カバーレンズ7の面に影の部
分が生ずるのを最少限に押えることができる。
そして、特に、この実施例においては、第3の
インナーレンズ27を設けたことにより、ターン
シグナル用バルブ16が点灯された場合のカバー
レンズ7の表面部10の光輝状態を極めて良好な
ものとすることができる。というのは、このよう
に構成された灯具1において、仮に第3のインナ
ーレンズ27が設けられていないと、バルブ16
からの直射光のうちの光束密度が最も高い部分の
光束、即ち、バルブ軸X−X上を進む一部の光束
がカバーレンズ7の正面部10における第4のイ
ンナーレンズ28とバルブ軸X−Xとが交わる点
に対応する部分に照射されるため、この部分が他
の部分に比べて極端に明るくなつてしまい、これ
が、正面部10の光輝面積を狭く視認させてしま
うのでああるが、第3のインナーレンズ27を設
けることによつて、上記した光束密度の高い部分
の光をある程度分散することができ、カバーレン
ズ7の正面部10をより均一に光輝せしめること
ができる。
インナーレンズ27を設けたことにより、ターン
シグナル用バルブ16が点灯された場合のカバー
レンズ7の表面部10の光輝状態を極めて良好な
ものとすることができる。というのは、このよう
に構成された灯具1において、仮に第3のインナ
ーレンズ27が設けられていないと、バルブ16
からの直射光のうちの光束密度が最も高い部分の
光束、即ち、バルブ軸X−X上を進む一部の光束
がカバーレンズ7の正面部10における第4のイ
ンナーレンズ28とバルブ軸X−Xとが交わる点
に対応する部分に照射されるため、この部分が他
の部分に比べて極端に明るくなつてしまい、これ
が、正面部10の光輝面積を狭く視認させてしま
うのでああるが、第3のインナーレンズ27を設
けることによつて、上記した光束密度の高い部分
の光をある程度分散することができ、カバーレン
ズ7の正面部10をより均一に光輝せしめること
ができる。
尚、この実施例においては、カバーレンズ7の
全面にスリツト状の透光窓12,12,…を残し
て遮光膜13,13,…を形成したので、灯具1
外部から灯室8内に入射しようとする光、例え
ば、太陽光線等の光を遮光膜13,13,…によ
つて遮断することができる。従つて、それら光線
等が灯室8内に入射し、かつ、その入射した光が
各インナーレンズ25,26,27及び28ある
いは反射面24において反射されて灯具外へ出射
される際に生ずる擬似点灯現象、即ち、灯室8内
に入射した光が再び灯具1外へ出射されて来ると
きに、インナーレンズ25,26及び28に付さ
れた色彩を伴つて出射されることによつて、あた
かもバルブ16,17が点灯されたときと同じよ
うにカバーレンズ7のレンズ面が光輝されるとい
つた現象が生ずるのを防止することができる。
全面にスリツト状の透光窓12,12,…を残し
て遮光膜13,13,…を形成したので、灯具1
外部から灯室8内に入射しようとする光、例え
ば、太陽光線等の光を遮光膜13,13,…によ
つて遮断することができる。従つて、それら光線
等が灯室8内に入射し、かつ、その入射した光が
各インナーレンズ25,26,27及び28ある
いは反射面24において反射されて灯具外へ出射
される際に生ずる擬似点灯現象、即ち、灯室8内
に入射した光が再び灯具1外へ出射されて来ると
きに、インナーレンズ25,26及び28に付さ
れた色彩を伴つて出射されることによつて、あた
かもバルブ16,17が点灯されたときと同じよ
うにカバーレンズ7のレンズ面が光輝されるとい
つた現象が生ずるのを防止することができる。
尚、この実施例においては、第1のインナーレ
ンズ25に形成される非制御部の幅wを、前記し
たように、屈折プリズム30,30,…の幅Wの
約3分の1程度としたが、この非制御部31,3
1,…の幅は、一概に規定されるものではない。
要すれば、バルブ16からの光とバルブ17から
の光がそれぞれこの第1のインナーレンズ25を
通つて有効に出射される光量及びその拡散度等の
バランスによつて適宜に定めれば宜い。更に、こ
の実施例においては非制御部31,31,…の幅
を、いずれの部分でも同じ幅として形成するよう
にしたが、この幅はそれが形成される位置によつ
て異なるようにしても宜い。例えば、第1のイン
ナーレンズ25のバルブ16との離間距離が短い
部分においては、それが遠い部分に比べてバルブ
16からの直射光が非制御部31,31,…に入
射される量が多いので、該離間距離が短い部分に
形成される非制御部31,31,…の幅をその離
間距離が遠い部分よりも大きくすることも考えら
れる。
ンズ25に形成される非制御部の幅wを、前記し
たように、屈折プリズム30,30,…の幅Wの
約3分の1程度としたが、この非制御部31,3
1,…の幅は、一概に規定されるものではない。
要すれば、バルブ16からの光とバルブ17から
の光がそれぞれこの第1のインナーレンズ25を
通つて有効に出射される光量及びその拡散度等の
バランスによつて適宜に定めれば宜い。更に、こ
の実施例においては非制御部31,31,…の幅
を、いずれの部分でも同じ幅として形成するよう
にしたが、この幅はそれが形成される位置によつ
て異なるようにしても宜い。例えば、第1のイン
ナーレンズ25のバルブ16との離間距離が短い
部分においては、それが遠い部分に比べてバルブ
16からの直射光が非制御部31,31,…に入
射される量が多いので、該離間距離が短い部分に
形成される非制御部31,31,…の幅をその離
間距離が遠い部分よりも大きくすることも考えら
れる。
第1の実施例の変形例
第7図に、前記した第1の実施例による後部標
識灯1の変形例を示す。この変形例においては、
第3のインナーレンズ27に、前記した屈折プリ
ズム素子から成る光制御素子35,35,…の他
に光の方向性の制御を行なわない非制御部が形成
されている。
識灯1の変形例を示す。この変形例においては、
第3のインナーレンズ27に、前記した屈折プリ
ズム素子から成る光制御素子35,35,…の他
に光の方向性の制御を行なわない非制御部が形成
されている。
図において、27Aは前記した第3のインナー
レンズ27と同様な位置に配置された第3のイン
ナーレンズであるが、この変形例における第3の
インナーレンズ27Aの中央部の光制御素子3
5,35,…は、非制御部37,37,…を挾ん
で形成されている。即ち、非制御部37,37,
…は、第3のインナーレンズ27Aのバルブ16
と対面する側のレンズ面と略平行に対向するフラ
ツトな面として形成されており、これら非制御部
37,37,…は、このインナーレンズ27Aの
バルブ軸X−Xと交わる点を中心とする一定の範
囲内に形成された各光制御素子、即ち、屈折プリ
ズム素子35,35,…の間に配列されている。
そして、この変形例に示す非制御部37,37,
…の幅は、これら非制御部37,37,…及び屈
折プリズム素子35,35,…が同心円状に形成
されるときの回転中心、即ち、このインナーレン
ズ27Aとターンシグナル用バルブ16のバルブ
軸X−Xとが交わる中心部の位置に形成されたも
のが最も大きく形成されており、該中心部から遠
ざかるに従つて次第に小さくなるように形成され
てゆき、周辺部においては非制御部は形成されて
いない。しかして、このように形成された第3の
インナーレンズ27Aが設けられた後部標識灯1
Aにおいては、ターンシグナル用バルブ16が点
灯されると、フイラメント22からの直射光及び
反射面24によつて反射された反射光は、それぞ
れの一部が屈折プリズム35,35,…によつて
所定の屈折作用を受けて前記したように第4のイ
ンナーレンズ28に向けて照射され、また、それ
ぞれの他の一部は非制御部37,37,…をその
まま通過して第4のインナーレンズ28に向けて
照射されてゆく。ところで、この変形例において
第3のインナーレンズ27Aの中心部に、非制御
部37,37,…を形成した理由は次の通りであ
る。前記したように、ターンシグナル用バルブ1
6からの光には、フイラメント22から直接第3
のインナーレンズ27に向つて照射される直射光
とフイラメント22から一旦反射面24に向つて
照射された後反射面24から第3のインナーレン
ズ27に向つて進む反射光とがある。この場合、
反射面24における反射有効部、即ち、フイラメ
ント22からの光を第3のインナーレンズ27に
向けて反射させることができる部分は、反射面2
4の周辺に寄つた部分である。即ち、第7図にお
いて示す反射面24の両側部だけが、フイラメン
ト22から反射鏡24のある方へ向けて照射され
た光を反射させることができる反射有効部とな
る。これは、反射鏡24の中央部には、フイラメ
ント22からの光が、ソケツト19等によつて光
の進行を妨げられることにより照射されないから
である。そして、このような反射面24における
反射有効部の偏りは、第3のインナーレンズ27
に対して照射される光の光量の偏りとなつてく
る。即ち、第3のインナーレンズ27の前記した
中心部にはフイラメント22からの直射光のみが
照射されるが、該中心部の周辺部、即ち、反射鏡
24の反射有効部と対面する部分には、フイラメ
ント22からの直射光と反射面24からの反射光
とが照射されるので、該周辺部に照射される光の
光量は中心部に照射される光量に比べて著しく多
くなる。そして、この第3のインナーレンズ27
において生ずる上記した光量の偏りは、最終的
に、カバーレンズ7の正面部10における輝度の
偏りとなつて現れる。即ち、ターンシグナル用バ
ルブ16が点灯されたときにカバーレンズ7に輝
度むらを生ずるのである。尚、このような輝度む
らは、バルブ16及びソケツト19がその軸方向
を第7図に2点鎖線で示すように、反射鏡24に
対して平行となるように配置された場合は、一層
周辺部のみに偏つて生ずる。
レンズ27と同様な位置に配置された第3のイン
ナーレンズであるが、この変形例における第3の
インナーレンズ27Aの中央部の光制御素子3
5,35,…は、非制御部37,37,…を挾ん
で形成されている。即ち、非制御部37,37,
…は、第3のインナーレンズ27Aのバルブ16
と対面する側のレンズ面と略平行に対向するフラ
ツトな面として形成されており、これら非制御部
37,37,…は、このインナーレンズ27Aの
バルブ軸X−Xと交わる点を中心とする一定の範
囲内に形成された各光制御素子、即ち、屈折プリ
ズム素子35,35,…の間に配列されている。
そして、この変形例に示す非制御部37,37,
…の幅は、これら非制御部37,37,…及び屈
折プリズム素子35,35,…が同心円状に形成
されるときの回転中心、即ち、このインナーレン
ズ27Aとターンシグナル用バルブ16のバルブ
軸X−Xとが交わる中心部の位置に形成されたも
のが最も大きく形成されており、該中心部から遠
ざかるに従つて次第に小さくなるように形成され
てゆき、周辺部においては非制御部は形成されて
いない。しかして、このように形成された第3の
インナーレンズ27Aが設けられた後部標識灯1
Aにおいては、ターンシグナル用バルブ16が点
灯されると、フイラメント22からの直射光及び
反射面24によつて反射された反射光は、それぞ
れの一部が屈折プリズム35,35,…によつて
所定の屈折作用を受けて前記したように第4のイ
ンナーレンズ28に向けて照射され、また、それ
ぞれの他の一部は非制御部37,37,…をその
まま通過して第4のインナーレンズ28に向けて
照射されてゆく。ところで、この変形例において
第3のインナーレンズ27Aの中心部に、非制御
部37,37,…を形成した理由は次の通りであ
る。前記したように、ターンシグナル用バルブ1
6からの光には、フイラメント22から直接第3
のインナーレンズ27に向つて照射される直射光
とフイラメント22から一旦反射面24に向つて
照射された後反射面24から第3のインナーレン
ズ27に向つて進む反射光とがある。この場合、
反射面24における反射有効部、即ち、フイラメ
ント22からの光を第3のインナーレンズ27に
向けて反射させることができる部分は、反射面2
4の周辺に寄つた部分である。即ち、第7図にお
いて示す反射面24の両側部だけが、フイラメン
ト22から反射鏡24のある方へ向けて照射され
た光を反射させることができる反射有効部とな
る。これは、反射鏡24の中央部には、フイラメ
ント22からの光が、ソケツト19等によつて光
の進行を妨げられることにより照射されないから
である。そして、このような反射面24における
反射有効部の偏りは、第3のインナーレンズ27
に対して照射される光の光量の偏りとなつてく
る。即ち、第3のインナーレンズ27の前記した
中心部にはフイラメント22からの直射光のみが
照射されるが、該中心部の周辺部、即ち、反射鏡
24の反射有効部と対面する部分には、フイラメ
ント22からの直射光と反射面24からの反射光
とが照射されるので、該周辺部に照射される光の
光量は中心部に照射される光量に比べて著しく多
くなる。そして、この第3のインナーレンズ27
において生ずる上記した光量の偏りは、最終的
に、カバーレンズ7の正面部10における輝度の
偏りとなつて現れる。即ち、ターンシグナル用バ
ルブ16が点灯されたときにカバーレンズ7に輝
度むらを生ずるのである。尚、このような輝度む
らは、バルブ16及びソケツト19がその軸方向
を第7図に2点鎖線で示すように、反射鏡24に
対して平行となるように配置された場合は、一層
周辺部のみに偏つて生ずる。
そこで本変形例においては、第3のインナーレ
ンズ27Aの反射面24の反射有効部と対面する
部分の光制御素子35,35,…は連続して形成
したままとし、中心部の光制御素子35,35,
…は非制御部37,37,…を挾んで形成するよ
うに構成されている。このようにすることによつ
て、第3のインナーレンズ27Aに照射された反
射光の方向性を屈折プリズム素子35,35,…
によつて失わしめ、それによつて反射光をある程
度拡散させ、また、中心部に照射された直射光
を、非制御部37,37,…をストレートに通過
させるようにし、カバーレンズ7に照射され光量
が一部に偏在することがないようにしたものであ
る。
ンズ27Aの反射面24の反射有効部と対面する
部分の光制御素子35,35,…は連続して形成
したままとし、中心部の光制御素子35,35,
…は非制御部37,37,…を挾んで形成するよ
うに構成されている。このようにすることによつ
て、第3のインナーレンズ27Aに照射された反
射光の方向性を屈折プリズム素子35,35,…
によつて失わしめ、それによつて反射光をある程
度拡散させ、また、中心部に照射された直射光
を、非制御部37,37,…をストレートに通過
させるようにし、カバーレンズ7に照射され光量
が一部に偏在することがないようにしたものであ
る。
第2の実施例
第8図は本考案車輌用信号灯具の第2の実施例
1Bを示すものである。この第2の実施例に示す
ものが、前記した第1の実施例に示したものと相
違するところは、第2のインナーレンズと第4の
インナーレンズとの開き角度が異なる点と、第3
のインナーレンズを備えていない点とにあり、そ
の他の部分については何ら異なるところはない。
従つて、相違する部分についてのみ説明し、その
他の相違しない部分については、前記した第1の
実施例において付した符号と同じ符号を付すこと
によつて説明を省略する。
1Bを示すものである。この第2の実施例に示す
ものが、前記した第1の実施例に示したものと相
違するところは、第2のインナーレンズと第4の
インナーレンズとの開き角度が異なる点と、第3
のインナーレンズを備えていない点とにあり、そ
の他の部分については何ら異なるところはない。
従つて、相違する部分についてのみ説明し、その
他の相違しない部分については、前記した第1の
実施例において付した符号と同じ符号を付すこと
によつて説明を省略する。
この実施例に示す後部標識灯1Bの特徴は、テ
ールアンドストツプ用バルブ17からの光を、第
4のインナーレンズ28の内側のレンズ面で反射
させて第1のインナーレンズ25に向つて照射せ
しめ、それによつてカバーレンズ7の側面部11
の輝度を良好なものとしたことにある。
ールアンドストツプ用バルブ17からの光を、第
4のインナーレンズ28の内側のレンズ面で反射
させて第1のインナーレンズ25に向つて照射せ
しめ、それによつてカバーレンズ7の側面部11
の輝度を良好なものとしたことにある。
即ち、この実施例における第2のインナーレン
ズ、つまり、テールアンドストツプ用バルブ17
からの光を所定の方向に向つて出射制御するため
のインナーレンズ26Aは、ここから第4のイン
ナーレンズ28に向つて出射された光の一部が、
第1のインナーレンズ25に向つて良好に反射さ
れることができるような関係をもつて第4のイン
ナーレンズ28に対するレンズ面の開き角度αが
定められている。この開き角度αは、一概に規定
することはできないが、概ね45゜乃至60゜程度とす
ることが望ましく、この実施例においては略60゜
とされている。
ズ、つまり、テールアンドストツプ用バルブ17
からの光を所定の方向に向つて出射制御するため
のインナーレンズ26Aは、ここから第4のイン
ナーレンズ28に向つて出射された光の一部が、
第1のインナーレンズ25に向つて良好に反射さ
れることができるような関係をもつて第4のイン
ナーレンズ28に対するレンズ面の開き角度αが
定められている。この開き角度αは、一概に規定
することはできないが、概ね45゜乃至60゜程度とす
ることが望ましく、この実施例においては略60゜
とされている。
しかして、テールアンドストツプ用バルブ17
が点灯されると、フイラメント23からの直射光
は、第2のインナーレンズ26を通つてバルブ軸
Y−Yと平行な方向に進む光束となり、第1のイ
ンナーレンズ25及び第4のインナーレンズ28
に照射される。そして、第1のインナーレンズ2
5に照射された光は前記したように、非制御部3
1,31,…をストレートに通るか、あるいは屈
折プリズム30,30,…によつて屈折されてア
ウターレンズ14に照射され、カバーレンズ7か
らその側面11の前方へ向つて出射されてゆく。
また、第4のインナーレンズ28に照射された光
のうち、その一部は、前記したように、補正レン
ズステツプ36,36,…によつて屈折されてア
ウターレンズ14に照射され、カバーレンズ7か
らその正面部10の前方へ向つて出射され、他の
一部は、第4のインナーレンズ28の内側のレン
ズ面において反射され、第1のインナーレンズ2
5に照射されるようになる。そして、このように
して第1のインナーレンズ25に照射された反射
光は、屈折プリズム30,30,…に入射したも
のは屈折作用を受け、稍方向性を失うが、概ねカ
バーレンズ7の側面部分7のある方向へ向かつて
屈折され、インナーレンズ14及びカバーレンズ
7を通つて側面部11の前方へ出射されてゆく。
従つて、カバーレンズ7の側面部11には第2の
インナーレンズ26から直接出射してくる光と、
一旦、第4のインナーレンズ28に入射しそこか
ら反射してくる光とが照射されることになり、こ
れによつて、カバーレンズ7の側面部11の光輝
状態は更に良好なものとなる。特に、バルブ17
の第2のインナーレンズ26を介して直接第1の
インナーレンズ25に照射される光は、第1のイ
ンナーレンズ25の第4のインナーレンズ28と
の連設部29に寄つた部分に偏つて照射されるた
めに、バルブ17が点灯された場合は、カバーレ
ンズ7の側面部11は、鈍角部9に寄つた部分し
か光輝されないことになるが、この実施例によれ
ば、バルブ17の第2のインナーレンズ26を介
して第4のインナーレンズ28に照射された光の
一部を、第1のインナーレンズ25の反連接部2
9側に寄つた部分にも照射することができるた
め、カバーレンズ7の側面部11は略全面におい
て均一に光輝される。
が点灯されると、フイラメント23からの直射光
は、第2のインナーレンズ26を通つてバルブ軸
Y−Yと平行な方向に進む光束となり、第1のイ
ンナーレンズ25及び第4のインナーレンズ28
に照射される。そして、第1のインナーレンズ2
5に照射された光は前記したように、非制御部3
1,31,…をストレートに通るか、あるいは屈
折プリズム30,30,…によつて屈折されてア
ウターレンズ14に照射され、カバーレンズ7か
らその側面11の前方へ向つて出射されてゆく。
また、第4のインナーレンズ28に照射された光
のうち、その一部は、前記したように、補正レン
ズステツプ36,36,…によつて屈折されてア
ウターレンズ14に照射され、カバーレンズ7か
らその正面部10の前方へ向つて出射され、他の
一部は、第4のインナーレンズ28の内側のレン
ズ面において反射され、第1のインナーレンズ2
5に照射されるようになる。そして、このように
して第1のインナーレンズ25に照射された反射
光は、屈折プリズム30,30,…に入射したも
のは屈折作用を受け、稍方向性を失うが、概ねカ
バーレンズ7の側面部分7のある方向へ向かつて
屈折され、インナーレンズ14及びカバーレンズ
7を通つて側面部11の前方へ出射されてゆく。
従つて、カバーレンズ7の側面部11には第2の
インナーレンズ26から直接出射してくる光と、
一旦、第4のインナーレンズ28に入射しそこか
ら反射してくる光とが照射されることになり、こ
れによつて、カバーレンズ7の側面部11の光輝
状態は更に良好なものとなる。特に、バルブ17
の第2のインナーレンズ26を介して直接第1の
インナーレンズ25に照射される光は、第1のイ
ンナーレンズ25の第4のインナーレンズ28と
の連設部29に寄つた部分に偏つて照射されるた
めに、バルブ17が点灯された場合は、カバーレ
ンズ7の側面部11は、鈍角部9に寄つた部分し
か光輝されないことになるが、この実施例によれ
ば、バルブ17の第2のインナーレンズ26を介
して第4のインナーレンズ28に照射された光の
一部を、第1のインナーレンズ25の反連接部2
9側に寄つた部分にも照射することができるた
め、カバーレンズ7の側面部11は略全面におい
て均一に光輝される。
尚、この実施例においては、ターンシグナル用
バルブ16からの光を反射する部材として、例え
ば細かな反射素子38,38,…が形成された平
面状の反射鏡部材39を用いるようにしたが、こ
のようにすることによつて、ランプボデイ2の奥
行形状をある程度薄型に形成することができる。
バルブ16からの光を反射する部材として、例え
ば細かな反射素子38,38,…が形成された平
面状の反射鏡部材39を用いるようにしたが、こ
のようにすることによつて、ランプボデイ2の奥
行形状をある程度薄型に形成することができる。
尚、前記した各実施例においては、カバーレン
ズに透光窓の部分を残して遮光膜を形成し、灯室
内に設けられた光源からの光は、一旦、カバーレ
ンズの内側に設けられたアウターレンズによつて
集光させ、それからカバーレンズの透光窓を通つ
て灯具外へ射出するようにしたが、本考案を実施
するに当つては、必ずしもこのように構成する必
要はない。
ズに透光窓の部分を残して遮光膜を形成し、灯室
内に設けられた光源からの光は、一旦、カバーレ
ンズの内側に設けられたアウターレンズによつて
集光させ、それからカバーレンズの透光窓を通つ
て灯具外へ射出するようにしたが、本考案を実施
するに当つては、必ずしもこのように構成する必
要はない。
また、各バルブからの光に所定の信号色を付す
手段とつしては、前記実施例に示したように、各
光源に関係されたインナーレンズを着色しておく
ようにしてもよいし、あるいは、各バルブのガラ
ス球を着色したり、また、それぞれの信号色に着
色されたキヤツプ部材を各バルブに覆着するよう
にしても宜い。
手段とつしては、前記実施例に示したように、各
光源に関係されたインナーレンズを着色しておく
ようにしてもよいし、あるいは、各バルブのガラ
ス球を着色したり、また、それぞれの信号色に着
色されたキヤツプ部材を各バルブに覆着するよう
にしても宜い。
更には、アウターレンズを用いて光の拡散を行
なわない場合には、カバーレンズに、例えば魚眼
レンズステツプを形成して光の拡散を行なうよう
にしても宜いし、また、各インナーレンズに形成
される光制御素子は前記実施例に示したプリズム
素子に限らず適宜な光制御素子を元いることがで
きる。そして、勿論、前記実施例においては第1
のインナーレンズと第4のインナーレンズとを一
体に連設して形成したが、これを別体に形成する
ようにしてもよいし、第1のインナーレンズの光
制御素子は外側に形成することも考えられる。
なわない場合には、カバーレンズに、例えば魚眼
レンズステツプを形成して光の拡散を行なうよう
にしても宜いし、また、各インナーレンズに形成
される光制御素子は前記実施例に示したプリズム
素子に限らず適宜な光制御素子を元いることがで
きる。そして、勿論、前記実施例においては第1
のインナーレンズと第4のインナーレンズとを一
体に連設して形成したが、これを別体に形成する
ようにしてもよいし、第1のインナーレンズの光
制御素子は外側に形成することも考えられる。
考案の効果
以上に記載したところから明らかなように、本
考案車輌用信号灯具は、ランプボデイとランプボ
デイの開口部に被着されたカバーレンズとによつ
て画成された灯室内の互いに離間した位置に異な
る信号機能を有する2個の光源が配置され、カバ
ーレンズは鈍角部を介して結合された正面部と側
面部とを備え、該カバーレンズの内側には一方の
光源即ち前記側面部に近い光源からの直射光を所
定の側面部の方へ射出する光制御素子が形成され
た第1のインナーレンズが配置され、該第1のイ
ンナーレンズと他方の光源との間には該光源から
の直射光を平行光束として射出する光制御素子が
形成された第2のインナーレンズが配置されてお
り、前記第1のインナーレンズの光制御素子は非
制御部分を挾んで形成されていることを特徴とす
る。
考案車輌用信号灯具は、ランプボデイとランプボ
デイの開口部に被着されたカバーレンズとによつ
て画成された灯室内の互いに離間した位置に異な
る信号機能を有する2個の光源が配置され、カバ
ーレンズは鈍角部を介して結合された正面部と側
面部とを備え、該カバーレンズの内側には一方の
光源即ち前記側面部に近い光源からの直射光を所
定の側面部の方へ射出する光制御素子が形成され
た第1のインナーレンズが配置され、該第1のイ
ンナーレンズと他方の光源との間には該光源から
の直射光を平行光束として射出する光制御素子が
形成された第2のインナーレンズが配置されてお
り、前記第1のインナーレンズの光制御素子は非
制御部分を挾んで形成されていることを特徴とす
る。
従つて、本考案によれば、カバーレンズの外表
面の略全面が、その正面部、側面部ともに2つの
光源からの光の発光表示面とされるので、各光源
毎に専用の発光表示面を用意する場合に比して著
るしく大きな面を発光せしめることができる。従
つて、各シグナル用の信号色の発光表示面積が増
大されたことによつて、視認性をより良好なもの
とすることができる。
面の略全面が、その正面部、側面部ともに2つの
光源からの光の発光表示面とされるので、各光源
毎に専用の発光表示面を用意する場合に比して著
るしく大きな面を発光せしめることができる。従
つて、各シグナル用の信号色の発光表示面積が増
大されたことによつて、視認性をより良好なもの
とすることができる。
特に、本考案においては、一方の光源からの光
の方向性を制御する光制御素子が形成されたイン
ナーレンズに、他方の光源からの光をストレート
に通過させる非制御部を併せ形成するようにした
ので、いずれの光源からの光も略均等にカバーレ
ンズに向けて射出することができるため、カバー
レンズの外表面、即ち、灯具の発光表示面を、い
ずれの光源が点灯されても良好に光輝させること
ができる。
の方向性を制御する光制御素子が形成されたイン
ナーレンズに、他方の光源からの光をストレート
に通過させる非制御部を併せ形成するようにした
ので、いずれの光源からの光も略均等にカバーレ
ンズに向けて射出することができるため、カバー
レンズの外表面、即ち、灯具の発光表示面を、い
ずれの光源が点灯されても良好に光輝させること
ができる。
第1図は自動車の後部に取着された従来の車輌
用信号灯具の一例を示す正面図、第2図も従来の
車輌用信号灯具の別の一例を示す斜視図、第3図
乃至第6図は本考案車輌用信号灯具の第1の実施
例を示し、第3図は一部を切欠いて示す正面図、
第4図は第3図のA−A線に沿う断面図、第5図
は第4図のB−B線に沿う断面図、第6図は一の
インナーレンズの一部を拡大して示す要部断面
図、第7図は第1の実施例の変形例を示す水平断
面図、第8図は本考案車輌用信号灯具の第2の実
施例を示す水平断面図である。 符号の説明、2……ランプボデイ、7……カバ
ーレンズ、8……灯室、9……カバーレンズの鈍
角部、10……カバーレンズの正面部、11……
カバーレンズの側面部、22……一方の光源、2
3……他方の光源、25……第1のインナーレン
ズ、26……第2のインナーレンズ、30……第
1のインナーレンズの光制御素子、31……非制
御部、33,34……第2のインナーレンズの光
制御素子。
用信号灯具の一例を示す正面図、第2図も従来の
車輌用信号灯具の別の一例を示す斜視図、第3図
乃至第6図は本考案車輌用信号灯具の第1の実施
例を示し、第3図は一部を切欠いて示す正面図、
第4図は第3図のA−A線に沿う断面図、第5図
は第4図のB−B線に沿う断面図、第6図は一の
インナーレンズの一部を拡大して示す要部断面
図、第7図は第1の実施例の変形例を示す水平断
面図、第8図は本考案車輌用信号灯具の第2の実
施例を示す水平断面図である。 符号の説明、2……ランプボデイ、7……カバ
ーレンズ、8……灯室、9……カバーレンズの鈍
角部、10……カバーレンズの正面部、11……
カバーレンズの側面部、22……一方の光源、2
3……他方の光源、25……第1のインナーレン
ズ、26……第2のインナーレンズ、30……第
1のインナーレンズの光制御素子、31……非制
御部、33,34……第2のインナーレンズの光
制御素子。
Claims (1)
- ランプボデイとランプボデイの開口部に被着さ
れたカバーレンズとによつて画成された灯室内に
互いに離間した位置に異なる信号機能を有する2
個の光源が配置され、カバーレンズは鈍角部を介
して結合された正面部と側面部とを備え、該カバ
ーレンズの内側には一方の光源即ち前記側面部に
近い光源からの直射光を所定の側面部の方へ射出
する光制御素子が形成された第1のインナーレン
ズが配置され、該第1のインナーレンズと他方の
光源との間には該光源からの直射光を平行光束と
して射出する光制御素子が形成された第2のイン
ナーレンズが配置されており、前記第1のインナ
ーレンズの光制御素子は非制御部分を挟んで形成
されていることを特徴とする車輌用信号灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11128083U JPS6019104U (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | 車輌用信号灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11128083U JPS6019104U (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | 車輌用信号灯具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6019104U JPS6019104U (ja) | 1985-02-08 |
JPS635125Y2 true JPS635125Y2 (ja) | 1988-02-12 |
Family
ID=30258451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11128083U Granted JPS6019104U (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | 車輌用信号灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6019104U (ja) |
-
1983
- 1983-07-18 JP JP11128083U patent/JPS6019104U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6019104U (ja) | 1985-02-08 |
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