JPH0816984A - 幻惑防止用交通信号灯 - Google Patents

幻惑防止用交通信号灯

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JPH0816984A
JPH0816984A JP18170694A JP18170694A JPH0816984A JP H0816984 A JPH0816984 A JP H0816984A JP 18170694 A JP18170694 A JP 18170694A JP 18170694 A JP18170694 A JP 18170694A JP H0816984 A JPH0816984 A JP H0816984A
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lens
light
color
color lens
space
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JP18170694A
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Shigeru Hiramatsu
繁 平松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 太陽光の反射による目視者の幻惑を防止する
とともに、青、黄、赤の何れが点灯しているか確実に識
別できる交通信号灯を提供する。 【構成】 本発明の幻惑防止交通信号灯は、青、黄、
赤の発光体よりなる。前記各発光体は青または黄または
赤の色レンズ1と、白色光源9と、傾斜光軸を持つ球面
反射鏡4と、収納用ケース6と、上部カバー7と、それ
ぞれ偏光軸に90度のずれを持つ偏向フィルム10、1
1とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交通信号灯、特に車両運
転者の直射太陽光線により眩惑を発生し当該信号灯の点
滅状況の誤認を防止する眩惑防止交通信号灯に関する。
【0002】
【従来の技術】道路上における車両の運転を制御規制
し、よどみのない車両の流れと安全運転の確立を図るべ
く、道路の主要交差点には交通信号灯を設けている。こ
れら従来の交通信号灯は図4に示すように、水平光軸Z
上に白色光源59とその背後に配設した球面反射鏡54
とにより形成された白色発光源を設け、光源59より出
た光を反射鏡54で反射させ、前記水平光軸Zに平行な
平行光線群55を構成させ、前記水平光軸Zに垂直に配
設してある色レンズ51を透過させて、前方に青色ない
し、黄色または、赤色光を前方に向け拡散照射出来る発
光体を構成してある。 上記光源59と反射鏡54と色
レンズ51とよりなる発光体を青黄赤の色別に三組用意
し、それを上下方向または横方向に並設してケース56
内に収納する構成とし、青黄赤の色レンズの手前のそれ
ぞれの光源59を適宜点滅させることにより、青、黄、
赤、の順に循環切り換え等の色表示をして、歩行者、車
両の通行規制をしている。なお、上記色レンズ51の上
部には、該レンズに対し斜め上方よりの太陽光の直射を
防止すべくカバー57が設けてある。
【0003】上記従来の構成以外に、図5に示す別の構
成よりなる提案が実開閉5−53000に開示されてい
る。即ち、図6のレンズ65の一部を取り外したときの
構成に見るように、基板60、60、60に青及び黄及
び赤の光源のLED61、61、61を配設したランプ
A、A、Aを設け、該ランプAの周囲にサークル状に青
色発光色62、黄色発光色63、赤色発光色64を塗布
する構成とし、前記ランプAの前面にクリアスモーク色
のレンズ65、65、65を取り付けた構成にしてあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来の構成
を持つ交通信号灯においては、夜間時は問題は少ないが
昼間時、特に朝日や夕日の直射太陽光線を受けたとき
は、これら朝日や夕日の光線が殆ど水平に近い状態で前
記発光体の色レンズに直角に入射し、該レンズ及び反射
鏡を介して再び水平光として反射されるため、交通信号
灯の目視者はその反射光により眩惑を起し、青、黄、赤
の何れが点灯してるか識別不可能になると言う問題点が
ある。また、上記提案(実開閉5−53000)におい
ては、 1、所定ランプが点灯すると、発光色の中がうまり、他
のランプと異なる状態となる。信号色の誤認が減少す
る。 2、非点灯時ランブは、基板の色が黒く、更に、レンズ
色がクリアスモークであるため点灯ランプの視認性が向
上する。 3、ランプの回りには発光色が塗布されているため、全
ランプの消灯時でも、どこが何色か判別できる。 等の効果が記載されているが、太陽光(朝、夕)による
目視者に対する眩惑防止に対する除去効果の記載は無
い。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、朝夕の水平状態にある直射太陽光の反射による目視
者である車両運転者の眩惑を防止するとともに、青、
黄、赤の何れが点灯しているか確実に識別できる眩惑防
止交通信号灯の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、色レンズに連接する空間を2分割して、それ
ぞれの空間に偏光軸に90どのずれを持つ偏向子を設
け、直角に入射する太陽光の入る側の偏向子と反射太陽
光の外部へでる側の偏向子に90度のずれを持たせ、且
つ入射光エリアと反射光の出る反射エリアとは、色レン
ズと該レンズと光軸を一にする水平光軸を持つ球面反射
鏡により前記偏向子のエリアと同一に構成して、反射光
の外部への射出を遮断するようにした。即ち、青または
黄または赤の着色用色レンズの後面である背部に、白色
光源と球面反射鏡とよりなる発光光源を配設し、前記色
レンズの後面より略平行な光線群を入射して前記レンズ
の前面より着色光を拡散照射する交通信号灯において、
前記色レンズに連接する空間を中央で2分割し、該空間
にそれぞれ90度の偏光軸のずれを持つ偏光子を設けた
ことを特徴とする幻惑防止用交通信号灯を提案する。。
また、前記中央で2分割されたレンズに連接する空間
は、中央垂直線で2分割された空間構成しても良い。ま
た、前記偏向子は色レンズの前面または背面の連接空間
に設ける構成としても良い。
【0007】
【作用】上記技術手段により、例えば、色レンズの中央
左側より該色レンズに直角に入射した太陽光は、レンズ
の中央垂直線により2分割された左側裏面に設けられた
あ偏向子により偏向され、偏向された直線偏光は色レン
ズの背後の該レンズと光軸を同一とする水平光軸を持つ
球面反射鏡により反射され、反射光は中央右側の色レン
ズの裏面に設けられた偏光軸を90度のずれを持つ偏光
子に入射されるが、前記反射光は偏向軸を異にする該偏
向子を透過できず、遮断される。一方前記色レンズの背
後に設けた白熱光源からの光は前記偏光子により偏向を
受けるがそのまま色レンズを通して外部へ拡散照射され
る。
【0008】
【実施例】本発明について、実施例に基ずき、図面によ
り以下に説明する。図1は本発明の交通信号灯の概略の
構成を示す真上より見た一部破断断面図である。図2
は、図1において、略水平状態の太陽入射光が色レンズ
の左半面の裏面に貼付したいずれか一方の偏向子である
偏向フィルムを経て球面反射鏡に入射し、更に該反射鏡
により反射され、ついで他方の偏光フィルムに入射する
光束経路を示す真上から見た断面図である。図3は、図
1を正面より見た正面図である。図1、図3に示すよう
に、本発明の眩惑防止交通信号灯は、青、黄、赤の発光
体よりなる。前記各発光体は青または黄または赤の色レ
ンズ1と、白色光源9と、色レンズ1と同一水平光軸Z
を持つ球面反射鏡4と、収納用ケース6と、上部カバー
7と、90度の偏光軸のずれを持つ偏向子である偏向フ
ィルム10、11とよりなる。上記偏向フィルム10、
11は、それぞれ偏光軸に90度のずれを持たして構成
し、中央垂直線Yにより色レンズ1の背面の連接空間を
2分割して、該背面の空間に設ける構成とした。前記色
レンズ1は、青または黄または赤の色付き部材より構成
され、且つ前面の凸球面2と後面の凹球面3とよりな
る。上記前面の凸球面2および凹球面3は球面反射鏡4
と同一水平光軸Zを持つ構成とする。
【0009】上記構成であるので、図2に示すように、
例えば色レンズ左反面に直角入射する水平太陽光の光束
20、21、22、23は偏向フィルム10により偏向
され直線偏向30、31、32、33となり背面の球面
反射鏡4により反射され、色レンズ1の右反面の背面空
間に設けられている偏向フィルム11に入射する。然
し、前記偏向フィルム10と11は偏光軸に90度のず
れを設けてあるため、外部への前記反射光の照射は完全
に阻止させられる。また、右半面より入射した太陽光の
反射光は左半面に設けた偏向フィルムにより、外部への
照射は完全に阻止されられる。斯くして、太陽光による
幻惑は防止できる。なお、前記2分割の方向が垂直の場
合は、太陽光の高さ方向の入射角に対しては何れの場合
も有効に防眩する。即ち、東向き、西向きに設けられた
交通信号灯(本発明の対象になっている)の場合は、
朝、夕に限らず有効な幻惑防止効果を持つ。
【0010】また、白色光源9をよりの照射光は球面反
射鏡4により、略平行光束5を形成して、それぞれ偏向
フィルム10、11を経由して、外部へ拡散照射され
る。この場合、色レンズの左半面および右半面より照射
される前記拡散光は互いに干渉することがないので、前
記偏向フィルムによる特別の影響を受けることはない。
【0011】
【発明の効果】本発明は上記構成であるので、(特に前
記2分割の方向が垂直であるときは)車両運転者は、
朝、夕の太陽光による眩惑を完全に防止するばかりでな
く、斜め上方からの入射光に対しても眩惑を防止でき、
車両運転者は交通信号灯の点滅を確実に識別でき、安全
運転の確立に寄与する。また、特別な光源、例えばLE
D等の装置を必要とせずコスト的にも低廉に処理出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の交通信号灯の概略の構成を示す真上よ
り見た一部破断断面図である。
【図2】図1において、色レンズの左半面より略水平状
態の太陽入射光が、色レンズの左半面の裏面に設けたい
ずれか一方の偏向子である偏向フィルムを経て球面反射
鏡に入射し、更に該反射鏡により反射され、ついで他方
の偏光フィルムに入射する光束経路を示す真上から見た
断面図である。
【図3】図1を正面より見た正面図である。
【図4】従来の交通信号灯の概略の構成を示す図であ
る。
【図5】最近の提案Iに示されている交通信号灯の構成
を示す一部破断図である。
【符号の説明】
1…色レンズ 2…凸球面 3…凹球面 4…球面反射鏡 5…光線束 6…ケース 7…カバー 9…白色光源 10、11…偏向フィルム
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 幻惑防止用交通信号灯 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 幻惑防止交通信号灯
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交通信号灯、特に車両運
転者の直射太陽光線により幻惑を発生し当該信号灯の点
滅状況の誤認を防止する幻惑防止交通信号灯に関す
る。
【0002】
【従来の技術】道路上における車両の運転を制御規制
し、よどみのない車両の流れと安全運転の確立を図るべ
く、道路の主要交差点には交通信号灯を設けている。こ
れら従来の交通信号灯は図4に示すように、水平光軸Z
上に白色光源59とその背後に配設した球面反射鏡54
とにより形成された白色発光源を設け、光源59より出
た光を反射鏡54で反射させ、前記水平光軸Zに平行な
平行光線群55を構成させ、前記水平光軸Zに垂直に配
設してある色レンズ51を透過させて、前方に青色ない
し、黄色または、赤色光を前方に向け拡散照射出来る発
光体を構成してある。 上記光源59と反射鏡54と色
レンズ51とよりなる発光体を青黄赤の色別に三組用意
し、それを上下方向または横方向に並設してケース56
内に収納する構成とし、青黄赤の色レンズの手前のそれ
ぞれの光源59を適宜点滅させることにより、青、黄、
赤、の順に循環切り換え等の色表示をして、歩行者、車
両の通行規制をしている。なお、上記色レンズ51の上
部には、該レンズに対し斜め上方よりの太陽光の直射を
防止すべくカバー57が設けてある。
【0003】上記従来の構成以外に、図5に示す別の構
成よりなる提案が実開閉5−53000に開示されてい
る。即ち、図6のレンズ65の一部を取り外したときの
構成に見るように、基板60、60、60に青及び黄及
び赤の光源のLED61、61、61を配設したランプ
A、A、Aを設け、該ランプAの周囲にサークル状に青
色発光色62、黄色発光色63、赤色発光色64を塗布
する構成とし、前記ランプAの前面にクリアスモーク色
のレンズ65、65、65を取り付けた構成にしてあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来の構成
を持つ交通信号灯においては、夜間時は問題は少ないが
昼間時、特に朝日や夕日の直射太陽光線を受けたとき
は、これら朝日や夕日の光線が殆ど水平に近い状態で前
記発光体の色レンズに直角に入射し、該レンズ及び反射
鏡を介して再び水平光として反射されるため、交通信号
灯の目視者はその反射光により幻惑を起し、青、黄、赤
の何れが点灯してるか識別不可能になると言う問題点が
ある。また、上記提案(実開閉5−53000)におい
ては、 1、所定ランプが点灯すると、発光色の中がうまり、他
のランプと異なる状態となる。信号色の誤認が減少す
る。 2、非点灯時ランプは、基板の色が黒く、更に、レンズ
色がクリアスモークであるため点灯ランプの視認性が向
上する。 3、ランプの回りには発光色が塗布されているため、全
ランプの消灯時でも、どこが何色か判別できる。 等の効果が記載されているが、太陽光(朝、夕)による
目視者に対する幻惑防止に対する除去効果の記載は無
い。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、朝夕の水平状態にある直射太陽光の反射による目視
者である車両運転者の幻惑を防止するとともに、青、
黄、赤の何れが点灯しているか確実に識別できる幻惑
交通信号灯の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、色レンズに連接する空間を2分割して、それ
ぞれの空間に偏光軸に90度のずれを持つ偏向子を設
け、直角に入射する太陽光の入る側の偏向子と反射太陽
光の外部へでる側の偏向子に90度のずれを持たせ、且
つ入射光エリアと反射光の出る反射エリアとは、色レン
ズと該レンズと光軸を一にする水平光軸を持つ球面反射
鏡により前記偏向子のエリアと同一に構成して、反射光
の外部への射出を遮断するようにした。即ち、青または
黄または赤の着色用色レンズの後面である背部に、白色
光源と球面反射鏡とよりなる発光光源を配設し、前記色
レンズの後面より略平行な光線群を入射して前記レンズ
の前面より着色光を拡散照射する交通信号灯において、
前記色レンズに連接する空間を中央で2分割し、該空間
にそれぞれ90度の偏光軸のずれを持つ偏光子を設けた
ことを特徴とする幻惑防止用交通信号灯を提案する。ま
た、前記中央で2分割されたレンズに連接する空間は、
中央垂直線で2分割された空間構成しても良い。また、
前記偏向子は色レンズの前面または背面の連接空間に設
ける構成としても良い。
【0007】
【作用】上記技術手段により、例えば、色レンズの中央
左側より該色レンズに直角に入射した太陽光は、レンズ
の中央垂直線により2分割された左側裏面に設けられた
あ偏向子により偏向され、偏向された直線偏光は色レン
ズの背後の該レンズと光軸を同一とする水平光軸を持つ
球面反射鏡により反射され、反射光は中央右側の色レン
ズの裏面に設けられた偏光軸を90度のずれを持つ偏光
子に入射されるが、前記反射光は偏向軸を異にする該偏
向子を透過できず、遮断される。一方前記色レンズの背
後に設けた白熱光源からの光は前記偏光子により偏向を
受けるがそのまま色レンズを通して外部へ拡散照射され
る。
【0008】
【実施例】本発明について、実施例に基ずき、図面によ
り以下に説明する。図1は本発明の交通信号灯の概略の
構成を示す真上より見た一部破断断面図である。図2
は、図1において、略水平状態の太陽入射光が色レンズ
の左半面の裏面に貼付したいずれか一方の偏向子である
偏向フィルムを経て球面反射鏡に入射し、更に該反射鏡
により反射され、ついで他方の偏光フィルムに入射する
光束経路を示す真上から見た断面図である。図3は、図
1を正面より見た正面図である。図1、図3に示すよう
に、本発明の幻惑防止用交通信号灯は、青、黄、赤の発
光体よりなる。前記各発光体は青または黄または赤の色
レンズ1と、白色光源9と、色レンズ1と同一水平光軸
Zを持つ球面反射鏡4と、収納用ケース6と、上部カバ
ー7と、90度の偏光軸のずれを持つ偏向子である偏向
フィルム10、11とよりなる。上記偏向フィルム1
0、11は、それぞれ偏光軸に90度のずれを持たして
構成し、中央垂直線Yにより色レンズ1の背面の連接空
間を2分割して、該背面の空間に設ける構成とした。前
記色レンズ1は、青または黄または赤の色付き部材より
構成され、且つ前面の凸球面2と後面の凹球面3とより
なる。上記前面の凸球面2および凹球面3は球面反射鏡
4と同一水平光軸Zを持つ構成とする。
【0009】上記構成であるので、図2に示すように、
例えば色レンズ左反面に直角入射する水平太陽光の光束
20、21、22、23は偏向フィルム10により偏向
され直線偏向30、31、32、33となり背面の球面
反射鏡4により反射され、色レンズ1の右反面の背面空
間に設けられている偏向フィルム11に入射する。然
し、前記偏向フィルム10と11は偏光軸に90度のず
れを設けてあるため、外部への前記反射光の照射は完全
に阻止させられる。また、右半面より入射した太陽光の
反射光は左半面に設けた偏向フィルムにより、外部への
照射は完全に阻止されられる。斯くして、太陽光による
幻惑は防止できる。なお、前記2分割の方向が垂直の場
合は、太陽光の高さ方向の入射角に対しては何れの場合
も有効に防する。即ち、東向き、西向きに設けられた
交通信号灯(本発明の対象になっている)の場合は、
朝、夕に限らず有効な幻惑防止効果を持つ。
【0010】また、白色光源9をよりの照射光は球面反
射鏡4により、略平行光束5を形成して、それぞれ偏向
フィルム10、11を経由して、外部へ拡散照射され
る。この場合、色レンズの左半面および右半面より照射
される前記拡散光は互いに干渉することがないので、前
記偏向フィルムによる特別の影響を受けることはない。
【0011】
【発明の効果】本発明は上記構成であるので、(特に前
記2分割の方向が垂直であるときは)車両運転者は、
朝、夕の太陽光による幻惑を完全に防止するばかりでな
く、斜め上方からの入射光に対しても幻惑を防止でき、
車両運転者は交通信号灯の点滅を確実に識別でき、安全
運転の確立に寄与する。また、特別な光源、例えばLE
D等の装置を必要とせずコスト的にも低廉に処理出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の交通信号灯の概略の構成を示す真上よ
り見た一部破断断面図である。
【図2】図1において、色レンズの左半面より略水平状
態の太陽入射光が、色レンズの左半面の裏面に設けたい
ずれか一方の偏向子である偏向フィルムを経て球面反射
鏡に入射し、更に該反射鏡により反射され、ついで他方
の偏光フィルムに入射する光束経路を示す真上から見た
断面図である。
【図3】図1を正面より見た正面図である。
【図4】従来の交通信号灯の概略の構成を示す図であ
る。
【図5】最近の提案Iに示されている交通信号灯の構成
を示す一部破断図である。
【符号の説明】 1…色レンズ 2…凸球面 3…凹球面 4…球面反射鏡 5…光線束 6…ケース 7…カバー 9…白色光源 10、11…偏向フィルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 青または黄または赤の着色用色レンズの
    後面である背部に、白色光源と球面反射鏡とよりなる発
    光光源を配設し、前記色レンズの後面より略平行な光線
    群を入射して前記レンズの前面より着色光を拡散照射す
    る交通信号灯において、 前記色レンズに連接する空間を中央で2分割し、該空間
    にそれぞれ90度の偏光軸のずれを持つ偏光子を設けた
    ことを特徴とする幻惑防止用交通信号灯。
  2. 【請求項2】 前記中央で2分割されたレンズに連接す
    る空間は、中央垂直線で2分割された空間である請求項
    1記載の眩惑防止用交通信号灯。
  3. 【請求項3】 前記偏向子は色レンズの前面の連接空間
    に設ける構成とした請求項1記載の眩惑防止用交通信号
    灯。
  4. 【請求項4】 前記偏向子は色レンズの背面の連接空間
    に設ける構成とした請求項1記載の眩惑防止用交通信号
    灯。
JP18170694A 1994-06-30 1994-06-30 幻惑防止用交通信号灯 Pending JPH0816984A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102155635A (zh) * 2010-02-11 2011-08-17 亿光电子工业股份有限公司 发光二极管模组
KR101503055B1 (ko) * 2013-05-20 2015-03-13 유한회사 아이엘에스 교통신호등

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102155635A (zh) * 2010-02-11 2011-08-17 亿光电子工业股份有限公司 发光二极管模组
KR101503055B1 (ko) * 2013-05-20 2015-03-13 유한회사 아이엘에스 교통신호등

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