JP2549751Y2 - 粉粒体貯蔵装置 - Google Patents

粉粒体貯蔵装置

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JP2549751Y2
JP2549751Y2 JP4643593U JP4643593U JP2549751Y2 JP 2549751 Y2 JP2549751 Y2 JP 2549751Y2 JP 4643593 U JP4643593 U JP 4643593U JP 4643593 U JP4643593 U JP 4643593U JP 2549751 Y2 JP2549751 Y2 JP 2549751Y2
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善蔵 野々村
友弘 鳥居
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は粉粒体貯蔵装置に関し、
特に水分を有する粉粒体の貯蔵装置に関する。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】水分
を有する粉粒体、例えば石膏のようなものを貯蔵する場
合には、遠心分離機等で水分を除去して乾燥した石膏を
コンベヤ等の搬送装置により、図3に示すような長尺建
屋方式の貯蔵装置21や、図4に示すようなサイロ方式
の貯蔵装置22に保管する方式が一般に採用されてい
る。図3、図4において、23は遠心分離機24を多数
設置した水分分離機室、25はコンベヤ等の搬送装置、
26は倉庫から切りだした石膏を所定場所まで運搬する
トラック等の車両を示す。このように、従来の石膏貯蔵
装置では、水分分離機を設置するための敷地が別に必要
であり、別の場所に設けた水分分離機から貯蔵装置まで
粉粒体を搬送するための設備を設けなければならなかっ
た。
【0003】この場合、図3の長尺建屋方式の貯蔵装置
21の上部に遠心分離機を設けても、貯蔵装置21はそ
の位置を移動しないので貯蔵装置21内に投入された石
膏粉は各遠心分離機の直下に山なりに盛り上がった状態
になり、効率的に切りだすことができない。そこで、こ
の場合も従来と同様に、貯蔵装置21の全面に略均等に
石膏を分配するためのコンベヤ等の搬送設備が必要にな
る。
【0004】また、図4のサイロ方式の貯蔵装置22は
貯蔵容積を確保するために、径を小さく、高さを高くす
るのが一般的である。従って、その頂部に遠心分離機を
設けようとしても十分なスペースがない。また、高さが
高いために、サイロ頂部の遠心分離機まで石膏を輸送す
る設備が必要になる。さらに、遠心分離機を設置できる
ようにサイロの径を大きくすると、長尺建屋方式の貯蔵
装置の場合と同様に石膏の山ができやすくなるという欠
点がある。
【0005】この点、特開昭62−140929号に開
示された粉粒体貯蔵装置は、環状貯蔵容器が回転するた
め、容器内に投入される粉粒体に山ができにくく、粉粒
体の切り出しは表面から一様にスムーズに行うことがで
きるという効果が期待できる。すなわち、本願考案の目
的は、このような利点を有する回転可能な環状貯蔵容器
を利用して、搬送設備等の付帯設備を最小限に抑制し、
設置面積の小さな低コストの粉粒体貯蔵装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、上方より見てドーナツ状の環状貯蔵容器
と、先端部に備えた粉粒体の収集手段に後続して搬送手
段を設けた粉粒体搬出装置からなり、上記貯蔵容器が回
転可能である粉粒体貯蔵装置において、環状貯蔵容器上
部に粉粒体の水分分離機を設け、且つ該環状貯蔵容器内
側の空所に集水ピットを設けたことを特徴とする粉粒体
貯蔵装置を第一の考案とし、上記第一の考案において、
環状貯蔵容器の内周面に沿って上下方向に移動可能で水
平断面が『くの字状』のスクレーパを有することを特徴
とする粉粒体貯蔵装置を第二の考案とする。
【0007】
【作用】本考案の粉粒体貯蔵装置によれば、環状貯蔵容
器を回転させながら、この貯蔵容器内に水分分離機で水
分を分離した乾燥した粉粒体を投入することによって、
粉粒体表面に盛り上がった部分ができることはない。そ
して、この貯蔵容器内に積み付けられた粉粒体を収集手
段によって万遍なく略均等に収集し、後続の搬送手段に
よって容器からスムーズに搬出することができる。ま
た、環状貯蔵容器内側の空所を有効に利用して設けた集
水ピットに水分分離機で分離した粉粒体の含有水を集め
ることができる。
【0008】さらに、粉粒体の投入に際して環状貯蔵容
器の内周面に沿って水平断面が『くの字状』のスクレー
パを上下方向に移動させることにより、容器内に投入さ
れた粉粒体は『くの字』の先端部によって左右に振り分
けるようにして積み付けられるので、粉粒体の表面を略
一様に均した状態にすることができる。
【0009】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本考案の粉粒体の貯蔵装置の縦断面
図、図2は本考案の粉粒体の貯蔵装置の頂部覆い及び昇
降手段(ウインチ)を除く平面図である。
【0010】図1、図2において、1は上方より見てド
ーナツ状の環状貯蔵容器である。地上にはこの貯蔵容器
1を支持する複数の車輪2が環状に間隔を設けて2条配
設されている。また、貯蔵容器1の内周側壁に接するよ
うに180°対向する位置に2個のピニオン3が配設さ
れ、この2個のピニオン3は貯蔵容器1内側の円形空所
に設けた電動機4により駆動される。貯蔵容器1の内周
側壁には上記ピニオン3に噛合可能な多数の小径ピン
(図示せず)が配設されており、貯蔵容器1は、いわゆ
るピニオン−ピンラック機構により回転する。さらに、
複数のガイドローラ5が貯蔵容器1の内周側壁に接する
ように円形空所に配設されている。また、各車輪2の下
部にはロードセル6が設置されている。7は水平断面が
『くの字状』のスクレーパで、図示しない流体圧シリン
ダ等の昇降手段により、環状貯蔵容器1の内側内周面1
aおよび外側内周面1bに沿って上下方向に移動可能で
ある。
【0011】8は環状貯蔵容器1の直上に配設された遠
心分離機で、スラリー状で輸送されてきた石膏中の水分
を分離して略乾燥状態とするためのもので、この水分は
貯蔵容器1内側の円形空所内の集水ピット9に集められ
る。
【0012】10は石膏の搬出装置で、環状貯蔵容器1
内の石膏粉体を掘削しながら両側から中央部に収集する
収集手段としてのスクリュー装置10aと、搬送手段と
してのレーキチェーンコンベヤ10bからなる。そし
て、電動ウインチ11により搬送装置10は昇降され
る。レーキチェーンコンベヤ10bの一方の端部に後続
してコンベヤ12が設置され、さらにコンベヤ12の基
端部より下向きにシュート13が矢示方向に切替可能に
配設され、そのシュート13の下方にはホッパー14
a、14bが設置され、ホッパー14a、14bの下方
はトラック15に接続されている。
【0013】次に、上記した本考案実施例による粉粒体
の投入・搬出方法について図1、図2に基づいて説明す
る。水分を含んだ石膏は、スラリー状態で遠心分離機8
まで輸送され、この遠心分離機8で水分を分離されて乾
燥状態とした後、環状貯蔵容器1内に投入される。分離
された水分は貯蔵容器内側の集水ピット9に集められ
る。同時に環状貯蔵容器1は上記機構により一定速度で
回転しているので、貯蔵容器1内に投入された石膏に盛
り上がった山ができることはない。しかも、スクレーパ
7を環状貯蔵容器1の内周面に沿って適宜上下方向に移
動させることにより、遠心分離機8から貯蔵容器1内に
投入された石膏はスクレーパ7の『くの字』の先端部に
よって左右に振り分けるようにして積み付けられるの
で、貯蔵容器1内の石膏の表面は略一様に均された状態
になる。
【0014】次に、貯蔵容器1内の石膏を搬出する場合
は、貯蔵容器1上方に吊り上げている搬出装置10をウ
インチ11により降下させ、先端のスクリュー装置10
aを石膏の頂面に押し当ててスクリュー装置10aを回
転させることにより、石膏を掘削しながら中央部に収集
する。そして、同時に貯蔵容器1を一定速度で回転させ
るとともに、後続のレーキチェーンコンベヤ10bを駆
動して、スクリュー装置10aにより収集した石膏をコ
ンベヤ10b、12を経てシュート13を介して一方の
ホッパー14aよりトラック15に積み込む。ホッパー
14a側のトラック15が満杯になったら、シュート1
3をホッパー14b側に切替え、ホッパー14bより別
のトラック15に石膏を積み込む。なお、各車輪2の下
部にはロードセル6が設置されているので、貯蔵容器1
の石膏の在庫量把握が容易に行える。
【0015】
【考案の効果】本考案は上記のように構成されているの
で、次に記載する顕著な効果を奏する。 請求項1記載の粉粒体貯蔵装置においては、粉粒体
の水分分離機を環状貯蔵容器上部に設け、また集水ピッ
トを環状貯蔵容器内側の空所に設けるという巧みな配置
を採用したので、各設備間の搬送手段が不要となる。ま
た、水分分離機で分離した水分は重力落下方式等の極簡
単な機器構成により集水ピットに集めることが可能で、
設備全体をコンパクトにまとめることができるので、設
備コストを大幅に低減することが可能である。
【0016】 請求項2記載の粉粒体貯蔵装置におい
ては、上記効果に加えて、回転する環状貯蔵容器内の粉
粒体表面を略一様に均した状態にすることができるの
で、貯蔵容器よりの粉粒体の搬出をスムーズに効率的に
行うことができるとともに定量完全自動払出しも可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の粉粒体貯蔵装置の縦断面図である。
【図2】本考案の粉粒体貯蔵装置の頂部覆い及び昇降手
段(ウインチ)を除く平面図である。
【図3】従来の粉粒体貯蔵装置の概略構成を示す平面図
である
【図4】従来の別の粉粒体貯蔵装置の概略構成を示す平
面図である
【符号の説明】
1…環状貯蔵容器 2…車輪 3…ピニオン 4…電動機 5…ガイドローラ 6…ロードセル 7…スクレーパ 8…遠心分離機 9…集水ピット 10…搬出装置 10a…スクリュー装置 10b…レーキチェーンコンベヤ 11…電動ウインチ 12…コンベヤ 13…シュート 14a、14b…ホッパー 15…トラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−140929(JP,A) 特開 平1−320218(JP,A) 特開 昭55−98032(JP,A) 実開 平1−106434(JP,U) 実公 昭58−13712(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方より見てドーナツ状の環状貯蔵容器
    と、先端部に備えた粉粒体の収集手段に後続して搬送手
    段を設けた粉粒体搬出装置からなり、上記貯蔵容器が回
    転可能である粉粒体貯蔵装置において、環状貯蔵容器上
    に粉粒体の水分分離機を設け、且つ該環状貯蔵容器内
    側の空所に集水ピットを設けたことを特徴とする粉粒体
    貯蔵装置。
  2. 【請求項2】 環状貯蔵容器の内周面に沿って上下方向
    に移動可能で水平断面が『くの字状』のスクレーパを有
    することを特徴とする請求項1記載の粉粒体貯蔵装置。
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