JP2549706Y2 - 薬袋の搬送装置 - Google Patents

薬袋の搬送装置

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JP2549706Y2
JP2549706Y2 JP1992054302U JP5430292U JP2549706Y2 JP 2549706 Y2 JP2549706 Y2 JP 2549706Y2 JP 1992054302 U JP1992054302 U JP 1992054302U JP 5430292 U JP5430292 U JP 5430292U JP 2549706 Y2 JP2549706 Y2 JP 2549706Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、錠剤や薬剤を収納す
る薬袋の搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の薬袋は、製袋装置で製
袋された後、印字装置においてその表面に患者や薬品名
等を印字され、その後、内部に分包装置等から送られて
くる錠剤や薬剤が収納されるが、製袋作業と印字作業の
サイクル時間を比較した場合、プリンタによる文字の打
ち出し等を必要とする印字作業の方に長い時間がかか
る。
【0003】このような時間差に対処するため、従来、
図7に示すように、製袋装置20に対して複数の印字装
置21を設け、製袋した薬袋を各々の印字装置に分配し
て印字し、その各薬袋を収納箱23に接続する搬送路2
2へ送り出す方法がとられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、印字された
薬袋は、収納箱23に供給する際に患者名や薬品名等に
応じて選別される必要があり、上記の構造では、複数の
印字装置21から搬出路22上に搬送される薬袋に異な
る患者名や薬品名のものが混じり合わないようにする必
要がある。このため、各々の印字装置21から搬出路2
2への薬袋の送り出しを、一次停止させたり或いは作動
させて、薬袋の搬送の動きを制御する方法がとられる。
【0005】しかしながら、上記の送り出しに応じて、
印字装置21の作動を頻繁に停止又は作動させると、前
工程である製袋装置20の動きも頻繁に停止や作動させ
ることになり、作業の稼働効率を著しく悪化させる不都
合がある。
【0006】このため、製袋や印字装置の稼働効率を高
める方法として、図7に示すように各印字装置21と搬
出路22の間に、薬袋を待機させておくための搬送路2
4を設け、薬袋を必要に応じて待機させつつ、新しい薬
袋を印字装置21に導入して印字する方法が考えられて
いる。しかし、この方法では、搬送路の全長が長くなる
ため、装置の設置スペースが大きくなる欠点がある。
【0007】この考案は、上記の課題に鑑みてなされた
もので、待機用の搬送路を用いずにコンパクトなスペー
スで薬袋の待機と送り出しの動きを制御することができ
る薬袋の搬送装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この考案は、薬袋を搬送する第1送りローラと第2
送りローラの間に、薬袋案内用のガイドを設け、その第
1送りローラと第2送りローラの間に、第2送りローラ
から薬袋の全長を越えない距離で薬袋の第1検出器を設
けると共に、第1送りローラの前方に、第2送りローラ
から薬袋の全長以上の距離で薬袋の第2検出器を、第2
送りローラの後方に、第1送りローラから薬袋の全長以
上の距離で薬袋の第3検出器をそれぞれ設け、上記ガイ
ドを、2個の薬袋を重ねて収納できる大きさで形成した
構造を採用したのである。
【0009】なお、上記の構造において、第1送りロー
ラと第2送りローラをほぼ水平方向に配置し、ガイドの
下面を、第2送りローラから第1送りローラに向かって
下向きに傾斜する傾斜面とすることができる。
【0010】
【作用】上記の構造においては、薬袋を搬送し、第3検
出器が薬袋を検出した時点で第2送りローラの動きを止
めると、薬袋が第1送りローラから送り出された状態で
ガイド内に収納される。
【0011】次に、第1送りローラから新しい薬袋を送
り込み、第2検出器が薬袋の排出を検出した時点で第1
送りローラを止めると、新しい薬袋が第2送りローラと
噛み込まない状態で2個の薬袋をガイド内に収納するこ
とができる。
【0012】収納した薬袋を搬出するには、第2送りロ
ーラを作動させ、第3検出器が薬袋の排出を検出した時
点で、第1送りローラを作動させる。この場合、ガイド
内部の薬袋の存在は、第1検出器により検出する。
【0013】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は、薬袋の印字装置におけるプリンタ
から収納箱に向かう搬出路に薬袋を搬送するための搬送
装置について示したもので、図における1は印字装置の
プリンタ部を、2は搬出コンベヤを示している。
【0014】上記プリンタ部1の前方には、薬袋をプリ
ンタ部に送り込む搬入用ローラ4が設けられ、プリント
ヘッド3の前側に、その搬入された薬袋を印字速度に沿
って送るための送り用ローラ5が、プリントヘッド3の
後側に、薬袋を排出するための第1送りローラ6がそれ
ぞれ配置されている。
【0015】また、第1送りローラ6の後方には、ほぼ
水平状態に支持されたガイド8を介して第2送りローラ
7が配置される。さらに、この第2送りローラ7と搬出
コンベヤ2の間には、第2送りローラから出た薬袋を搬
送コンベヤ2上に送る曲線状のガイド9が設けられ、そ
の送られた薬袋をコンベヤ上に押さえ付ける搬送するた
めの押さえローラ10、11が搬出コンベヤ2に沿って
配置されている。
【0016】また、プリンタ部1の最前部には、搬入す
る薬袋を検出するための搬入用検出器S0 が設けられ、
プリントヘッド3の前と後に、それぞれ薬袋のプリンタ
部1からの排出を検出する第2検出器S2 と、薬袋の存
在を検出して待機状態を確認するための第1検出器S1
が設けられている。
【0017】さらに、第2送りローラ7の後方には、薬
袋を待機位置に停止させるための第3検出器S3 が設け
られている。上記の構造において、第1検出器S1 と第
2送りローラ7との間の距離Aは、印字対象となる最も
大きい薬袋の全長Lを越えない範囲(A<L)で設定さ
れ、第2検出器S2 と第2送りローラ7間の距離B、及
び第1送りローラ6と第3検出器S3 間の距離Cは、上
記薬袋の全長Lよりも大きく(B>L、C>L)設定さ
れている。
【0018】一方、両送りローラ6、7間に配置される
ガイド8は、下面が第2送りローラ7から第1送りロー
ラ6に向かって下向きに傾斜する傾斜面12で形成さ
れ、その内部の大きさは、2個の薬袋が上下に重ねて収
納できるだけの広さで形成されている。
【0019】また、搬入用ローラ4、送り用ローラ5、
第2送りローラ7及び搬出コンベヤ2を駆動するモータ
(M0 、M1 、M2 、M3 )は、それぞれ図示省略した
制御装置によって制御されており、上記の各検出器(S
1 、S2 、S3 )の信号に基づいて独立して作動するよ
うになっている。
【0020】次に、上記の構造で成る実施例の作用を、
図6に示す処理フローに基づいて説明する。最初に、図
1に示すようにモータM1 が停止した状態で、モータM
0 により薬袋T1 がプリンタ部1に搬入されると、先
ず、図6のステップ1で第1検出器S1 の位置に薬袋が
存在するかどうかを検出する。
【0021】薬袋が存在しない場合は、ステップ2で薬
袋表面のプリントを実行し(これはモータ(M0 )の作
動により開始される)、モータM1 を起動して(ステッ
プ3)、薬袋を送り出す。この薬袋の送り出しは、ステ
ップ4で第2検出器S2 がOFFになるまで、すなわち
図2に示すように薬袋T1 が排出されるまで行なわれ
る。この場合、薬袋T1 は、後端が第1送りローラ6に
噛み込んだ状態でガイド8内に収納され、薬袋の先端は
第2送りローラ7に噛み込まれていない状態になる。
【0022】一方、モータM1 とモータM2 が停止した
状態で、第1検出器S1 の位置に薬袋が存在する場合、
ステップ5で第3検出器S3 の位置に薬袋が存在するか
どうかを検出する。
【0023】このとき、図2のように第3検出器S3
位置に薬袋が存在しない場合は、ステップ6とステップ
7で、モータM1 とモータM2 を起動し、薬袋T1 が図
3に示すごとく第3検出器S3 の位置にくるまで移動さ
せる。この状態では、薬袋は第2送りローラ7に噛み込
まれる一方で後端が第1送りローラ6から離れ、ガイド
8下面の傾斜面12上に接地した状態となる。このた
め、ガイド8の上部には、薬袋の1個分が挿入されるだ
けの間隔13が形成される。
【0024】次に、図3の状態において、プリンタ部1
の搬入用検出器S0 の位置に新しい薬袋T2 が搬入され
た場合、第1検出器S1 の位置には薬袋が存在していな
いため、上述したステップ2からステップ4の動作が実
行され、図4のようにガイド8の内部に2個の薬袋が積
重なった状態で収納される。この収納の場合、前の薬袋
1 がガイド8の下面に接地しているため、新しい薬袋
2 はその上に沿って挿入され、両者が衝突し合うこと
なくスムーズな収納が行なえる。
【0025】ついで、図4のように第1検出器S1 と第
3検出器S3 の位置に薬袋T1 、T2 が存在する状態
で、プリンタ部1に新しい薬袋T3 が搬入されてきた場
合、各々のモータはすぐには作動しない。この場合は、
ステップ8において制御装置から搬出コンベヤ2への薬
袋の排出命令が出た時点で、ステップ9とステップ10
に移行し、モータM2 とモータM3 を起動して、図5に
示すように、待機中の薬袋T1 を搬出コンベヤ2に排出
する。このように第2送りローラ7から薬袋が送り出さ
れると、続いて上述したステップ6と7、及びステップ
1乃至5までの動作が実行され、薬袋の待機と排出が繰
り返される。
【0026】上記のように、この実施例の構造では、薬
袋のほぼ全長分だけ離した2つの送りローラ6、7の間
で、薬袋を一時的に待機させることができるので、コン
パクトなスペースで薬袋の待機と搬送を適切に制御する
ことができる。したがって、印字装置を頻繁に停止させ
ることなく連続した印字作業が可能となり、稼働効率を
大きく向上させることができる。
【0027】
【効果】以上のように、この考案の搬送装置によれば、
2つの送りローラの前後に薬袋の検出器を設け、2個の
薬袋をローラ間で収納できるようにしたので、薬袋のほ
ぼ1個分のスペースで薬袋を待機させることができ、極
めてコンパクトなスペースで薬袋の待機と送り出しを行
なえる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す概略図
【図2】同上の作用図
【図3】同上の作用図
【図4】同上の作用図
【図5】同上の作用図
【図6】同上の処理フローを示すブロック図
【図7】従来例を示す概略図
【符号の説明】
1 プリンタ部 2 搬出コンベヤ 5 送り用ローラ 6 第1送りローラ 7 第2送りローラ 8 ガイド 12 傾斜面 S1 第1検出器 S2 第2検出器 S3 第3検出器 T1 、T2 、T3 薬袋

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1送りローラと第2送りローラの間に
    薬袋を案内するガイドを設け、第1送りローラから第2
    送りローラに向かって薬袋を搬送する薬袋の搬送装置に
    おいて、第1送りローラと第2送りローラの間に、第2
    送りローラから薬袋の全長を越えない距離で薬袋の第1
    検出器を設けると共に、第1送りローラの前方に、第2
    送りローラから薬袋の全長以上の距離で薬袋の第2検出
    器を、第2送りローラの後方に、第1送りローラから薬
    袋の全長以上の距離で薬袋の第3検出器をそれぞれ設
    け、上記ガイドを、2個の薬袋を重ねて収納できる大き
    さで形成したことを特徴とする薬袋の搬送装置。
  2. 【請求項2】 第1送りローラと第2送りローラをほぼ
    水平方向に配置し、ガイドの下面を、第2送りローラか
    ら第1送りローラに向かって下向きに傾斜する傾斜面と
    したことを特徴とする請求項1に記載の薬袋の搬送装
    置。
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