JP2549562Y2 - 自動車のバッテリ取付構造 - Google Patents

自動車のバッテリ取付構造

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JP2549562Y2
JP2549562Y2 JP8354891U JP8354891U JP2549562Y2 JP 2549562 Y2 JP2549562 Y2 JP 2549562Y2 JP 8354891 U JP8354891 U JP 8354891U JP 8354891 U JP8354891 U JP 8354891U JP 2549562 Y2 JP2549562 Y2 JP 2549562Y2
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battery
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bolt
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JP8354891U
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義晃 峯邑
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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    • Y02E60/12

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のバッテリ取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の構造を示すもので、1はエ
ンジンルーム(E・R)の側壁を構成するフードレッジ
パネルで、その前側部には棚部2を形成してある。棚部
2の上面には方形状のバッテリトレイ3を接合配置して
あると共に下面にレインフォース4を接合して補強して
ある。バッテリ5はこのバッテリトレイ3上に載置さ
れ、周側を耐熱性の樹脂材からなるカバー6で被覆して
ある。これらバッテリ5とカバー6とは、バッテリトレ
イ3の前,後縁部にフック係合した固定用のロッドステ
イ7の上端部を、バッテリ5上面に配置した押さえフレ
ーム8に挿通し、該ロッドステイ7の突出端のねじ部に
ナット9を螺合,締結してバッテリトレイ3上に固定し
てある。図中10はラジエータコアサポートパネル、1
1はエンジンフードを示す。この類似構造は、例えば実
開昭62−135354号公報に示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ロッドステイ7の端部
がバッテリ5の上方に突出するため、該ロッドステイ7
の上端部とエンジンフード11との間の間隔aを十分に
確保して干渉を回避する必要があり、特にエンジンフー
ド11前端部の地上高を低くするスラントノーズタイプ
の車両にあっては造形上、大きく制約を受けてしまう。
また、ロッドステイ7は下端フックをバッテリトレイ3
の前,後縁部に係着して上端を押さえフレーム8にナッ
ト9締め固定するのであるが、該ロッドステイ7が取付
け時に位置が定まらず組付け作業性が悪くなってしま
う。更に、カバー6の下縁部とバッテリトレイ3の上縁
部との間にはウレタン等のシール材12を介装してこれ
ら両者間の間隙を埋め、耐熱効果を損なうことがないよ
うにしているが、カバー6下縁部とバッテリトレイ3上
縁部との整合性が悪く、シール材12がずれて所期する
効果が得られなくなってしまうこともある。
【0004】そこで、本考案はバッテリ固定用の締結部
材の上方突出を可及的に小さくとどめることができると
共に、組付け作業性を著しく改善することができ、しか
も、バッテリをエンジンルーム内の熱的影響から確実に
保護することができる自動車のバッテリ取付構造を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】フードレッジパネルの前
側部に形成した棚部に載置される方形状のバッテリトレ
イを樹脂材で形成し、該バッテリトレイのエンジンルー
ム中央側の側辺の上縁に、該バッテリトレイ上に載置さ
れるバッテリのエンジンルーム中央側の側面と前,後側
面とを覆って、バッテリトレイの上縁に密接するカバー
部を開閉自在に一体成形すると共に、該カバー部の前,
後側壁にパイプ状のボルトガイドを一体成形し、バッテ
リをバッテリトレイ上で前記カバー部により被覆し、バ
ッテリ上面に配置される押さえフレームをボルトガイド
上に整合してこれら押さえフレーム,ボルトガイドにボ
ルトを挿通し、該ボルトを棚部下面に配置したナットに
螺合して、バッテリをカバー部,バッテリトレイと共に
棚部上に固定してある。
【0006】
【作用】ボルトを押さえフレーム,ボルトガイドに挿通
してナットに螺合,締結することにより、ボルトのバッ
テリ上方への突出部分がボルト頭部だけとなって、上方
突出量を可及的に小さくとどめることができる。バッテ
リの固定はこのボルトの上方からの締め込み作業だけで
済むから、組付け作業が著しく改善される。また、該ボ
ルトの締め込みにより、カバー部下縁がバッテリトレイ
の上縁に整合して密接し、シール材の介装を不要として
遮熱効果を高められる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面と共に詳述す
る。
【0008】図1〜4において、15はフードレッジパ
ネル1の前側部に形成した棚部2に載置した方形状のバ
ッテリトレイで、該バッテリトレイ15は耐熱性の樹脂
材で形成してあり、その底部には棚部2に形成した突部
2aに係合する位置決め孔16を形成して、前後方向,
車幅方向にずれ動くことのないようにしてある。
【0009】17は前,後側壁18,19と横側壁20
とで平面略コ字形に形成されて、バッテリトレイ15上
に載置されたバッテリ5の前,後側面とエンジンルーム
中央側の側面とを覆うカバー部で、該カバー部17は横
側壁20の下縁をバッテリトレイ15のエンジンルーム
中央側の側辺の上縁と薄肉のヒンジ部21を介して開閉
自在に一体に連設してあって、閉成状態では該カバー部
17の下縁がバッテリトレイ15の上縁に密接し得るよ
うになっている。カバー部17の前,後側壁18,19
の下縁の適宜の位置にはフック22を突設してある一
方、バッテリトレイ15の前,後側辺の上縁にはフック
22に対応して係止孔23を形成してあり、カバー部1
7を閉成した際にこれらフック22と係止孔23との相
互係合により、カバー部17を簡易的に固定できるよう
になっている。
【0010】また、カバー部17の前,後側壁18,1
9の端縁部には、該カバー部17を閉成した際にフード
レッジパネル1の縦壁面に当接する仕切りフランジ24
と、ラジエータコアサポートパネル10面に当接する仕
切りフランジ25を曲折成形してある。
【0011】更に、これら前,後側壁18,19の外面
には、カバー部17を閉成した際に下端が棚部2に当接
するパイプ状のボルトガイド26を一体成形してある。
【0012】一方、棚部2には前記ボルトガイド26に
対応する位置に、下面に接合したレインフォース4を貫
通してボルト挿通孔27を形成してあると共に、レイン
フォース4下面にボルト挿通孔27と同心的にナット2
8を接合配置してある。
【0013】前記バッテリ5はバッテリトレイ15に載
置され、その前,後側面およびエンジンルーム中央側の
側面が、カバー部17の閉成によって覆われる。このカ
バー部17を前述のように薄肉のヒンジ部21を中心と
して閉成すると、フック22と係止孔23との係合によ
って、カバー部17がバッテリトレイ15に簡易的に固
定され、かつ、仕切りフランジ24,25がフードレッ
ジパネル1の縦壁面およびラジエータコアサポートパネ
ル10面に当接し、バッテリ5のカバー部17で覆われ
ない部分がこれらフードレッジパネル1,ラジエータコ
アサポートパネル10と仕切りフランジ24,25とで
覆われることになる。そして、バッテリ5の上面に配置
される押さえフレーム8をボルトガイド26上に整合
し、上方よりボルト29をこれら押さえフレーム8,ボ
ルトガイド26に挿通して、棚部下面のナット28に螺
合,締結することにより、バッテリ5はカバー部17,
バッテリトレイ15と共に棚部2上に固定される。
【0014】以上の実施例構造によれば、バッテリ5の
上方にはボルト29の頭部29aが突出するものの、該
頭部29aは押さえフレーム8の高さと略同程度の突出
量で済むため、エンジンフード11との間に干渉回避の
為に所要の間隙aを確保する場合でも、エンジンフード
11の地上高を極力下げることができ、特にスラントノ
ーズタイプの車両に有効となる。
【0015】また、ボルト29の締め込みによってカバ
ー部17の前,後側壁18,19の下縁がバッテリトレ
イ15の上縁に整合して密接し、しかも、熱源のエンジ
ン側に晒される横側壁20とバッテリトレイ15とは薄
肉のヒンジ部21を介して一体に連設してあるため、カ
バー部17とバッテリトレイ15との合わせ部分に隙間
を生じることがなく、バッテリ5を熱的影響から確実に
保護することができる。
【0016】更に、バッテリ5はカバー部17を閉成し
て上方よりボルト29を締め込みするだけの作業で、カ
バー部17,バッテリトレイ15と共に棚部2上に固定
できるため、組付け作業を著しく改善することができ
る。
【0017】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、カバー部
の前,後側壁のボルトガイドに挿通したボルトを、棚部
下面に配置したナットに螺合,締結し、バッテリ上方に
ボルト頭部が突出するようにして突出量を可及的に小さ
くすることができるため、エンジンフードの地上高を低
めることができて、車体フロント周りの造形の自由度を
拡大することができる。
【0018】また、このバッテリ上方からのボルト締結
作業でバッテリをカバー部,バッテリトレイと共に棚部
上に固定できるため、作業性を著しく改善することがで
きる。更には、前記カバー部はバッテリトレイ上縁の熱
源側となるエンジンルーム中央側の側辺部分で開閉自在
に一体成形してあり、かつ、該カバー部がバッテリトレ
イの上縁に密接するようにしてあるため、カバー部とバ
ッテリトレイとの間に間隙を生じることがなく、バッテ
リを熱的影響から確実に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す略示的平面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】同実施例のバッテリトレイのカバー部を開いた
状態を示す斜視図。
【図4】図3のB−B線に沿う断面図。
【図5】従来の構造を示す断面図。
【符号の説明】
1…フードレッジパネル、2…棚部、5…バッテリ、8
…押さえフレーム、15…バッテリトレイ、17…カバ
ー部、18…前側壁、19…後側壁、20…横側壁、2
6…ボルトガイド、28…ナット、29…ボルト。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フードレッジパネルの前側部に形成した
    棚部に載置される方形状のバッテリトレイを樹脂材で形
    成し、該バッテリトレイのエンジンルーム中央側の側辺
    の上縁に、該バッテリトレイ上に載置されるバッテリの
    エンジンルーム中央側の側面と前,後側面とを覆って、
    バッテリトレイの上縁に密接するカバー部を開閉自在に
    一体成形すると共に、該カバー部の前,後側壁にパイプ
    状のボルトガイドを一体成形し、バッテリをバッテリト
    レイ上で前記カバー部により被覆し、バッテリ上面に配
    置される押さえフレームをボルトガイド上に整合してこ
    れら押さえフレーム,ボルトガイドにボルトを挿通し、
    該ボルトを棚部下面に配置したナットに螺合して、バッ
    テリをカバー部,バッテリトレイと共に棚部上に固定し
    たことを特徴とする自動車のバッテリ取付構造。
JP8354891U 1991-10-16 1991-10-16 自動車のバッテリ取付構造 Expired - Lifetime JP2549562Y2 (ja)

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JPH0534058U JPH0534058U (ja) 1993-05-07
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