JP2549543Y2 - 内燃機関の吸気路装置 - Google Patents

内燃機関の吸気路装置

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JP2549543Y2
JP2549543Y2 JP1991069599U JP6959991U JP2549543Y2 JP 2549543 Y2 JP2549543 Y2 JP 2549543Y2 JP 1991069599 U JP1991069599 U JP 1991069599U JP 6959991 U JP6959991 U JP 6959991U JP 2549543 Y2 JP2549543 Y2 JP 2549543Y2
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文和 石橋
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内燃機関の吸気路装置
の吸気路形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用機関等に備えられる吸気路は、
車両に搭載する際にエンジンルームの寸法によって制限
を受けるため、吸気路の曲率が小さくなったり、断面積
を十分に確保することが難しく、従来から種々の改良が
なされてきた。
【0003】この対策として従来例えば図4に示すもの
がある(実公平1−41904号公報、参照)。
【0004】これについて説明すると、U字形に湾曲し
た吸気管20は、その湾曲中心Dを通る複数の断面E1
〜E11が、両端部の偏平円形状から徐々に中央部の真
円形状となるように形成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置にあっては、吸気管20の断面形状を部分
的に吸気管中心線に対して対称的な偏平円としているた
め、偏平円をした断面の湾曲外側部分を流れる吸気と湾
曲内側部分を流れる吸気の速度差が大きく(吸気速度:
内側>外側)なって、流量差が発生し、これが吸入効率
を低減させる原因になった。
【0006】本考案は上記の点に着目し、吸入効率を向
上させる吸気路形状を提供することを目的とする。
【0007】本考案は、湾曲した吸気管を備える内燃機
関の吸気路装置において、吸気管の平面上の通路幅を略
一定とするとともに、その断面形状を、湾曲内側に比較
して湾曲外側部分の曲率を小とする。
【0008】吸気管の通路断面形状を、湾曲内側に比較
して湾曲外側の曲率が小さくなるように形成したことに
より、吸気管の中心線より湾曲外側部分は湾曲内側部分
よりも通路断面積が大きくなり、このため吸気管の湾曲
外側部分における吸気流量と湾曲内側部分における吸気
流量が均一化して吸入効率が向上する加えて、平面上
の通路幅は略一定で、通路断面形状の曲率設定により所
定の断面形状を確保するようにしているので、既存の鋳
型から容易に設計変更して吸気路装置を製造でき、また
複数気筒の吸気管をレイアウトしやすい
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0010】図1,図2,図3に示すように、吸気マニ
ホールド10は4気筒機関に備えられるもので、各気筒
の吸気ポートに接続する4本のブランチ1,2,3,4
と、各ブランチ1,2,3,4を集合するコレクタ部5
とを有し、コレクタ部5の上部には図示しないスロット
ルバルブを収装するスロットルチャンバが接続される。
【0011】各ブランチ1,2,3,4の先端部には図
示しないシリンダヘッドに接合するフランジ部6と、図
示しない燃料噴射弁を取付けるボス部7がそれぞれ一体
形成される。各ブランチ1,2,3,4はシリンダヘッ
ドに結合した状態で垂れ下がり、機関の全高が抑えられ
る。
【0012】コレクタ部5に対して各ブランチ1,4の
基端部が各ブランチ2,3より低い位置に接続される。
各ブランチ1,4の基端部はコレクタ部5の底部と段差
なく同一高さで接続され、スロットルチャンバ等を介し
てコレクタ部5の底部に流下した燃料または水が各ブラ
ンチ1,4を通って各気筒に吸い上げられるようになっ
ている。
【0013】各ブランチ1,2,3,4はそれぞれの先
端部が平面図上クランク軸と直交し、それぞれの基端部
が平面図上クランク軸と平行に配置され、各通路長が同
一な所定値となるようにそれぞれゆるやかに湾曲して形
成され、各ブランチ1,2,3,4を流れる吸気に与え
られる動的効果の均一化が図られている。
【0014】図4,図5に示すように、各ブランチ1,
2,3,4の断面形状を、それぞれの図心Gが吸気管中
心Cより湾曲外側に位置する偏平円とする。
【0015】吸気管中心Cは、各ブランチ1,2,3,
4の湾曲中心を通る吸気管中心線Yを2等分する点であ
る。この吸気管中心Cを結んだ線分が図1に示す各ブラ
ンチ1,2,3,4の吸気管中心線c1,c2,c3,c4
となる。また、図心Gは断面に働く重力の合力が通る点
である。
【0016】このようにして、各ブランチ1,2,3,
4の断面形状を、湾曲内側の曲率の大きな半円と、湾曲
外側の曲率の小さな半円と、両半円の間を連続して結ぶ
台形とを合成した偏平円形状としている。
【0017】次に、作用について説明する。
【0018】各ブランチ1,2,3,4の断面形状を、
湾曲内側に比較して湾曲外側の曲率が小さくなるように
形成したことにより、断面中心線Xによって分割される
各ブランチ1,2,3,4の湾曲外側部分Bは湾曲内側
部分Aよりも流路断面積を大きくしているため、湾曲外
側部分Bを流れる吸気と湾曲内側部分Aを流れる吸気の
流量差が小さくなり、吸入効率を向上させることができ
る。
【0019】また、平面形状として見たときに、各ブラ
ンチ1,2,3,4は流れ方向について通路幅が略均一
であるので、同一の平面形状を有する既存の鋳型からの
軽微な設計変更により容易に製造可能である。さらに、
例えばブランチの湾曲内外の通路断面積を通路幅の増減
により確保するものとした場合に比較して、隣接するブ
ランチ同士での位置的な干渉を起こしにくく、このため
既存のものと同程度の比較的自由なブランチレイアウト
を行うことができる
【0020】以上説明したように本考案は、湾曲した吸
気管を備える内燃機関の吸気路装置において、吸気管
平面上の通路幅を略一定とするとともに、その断面形状
を、湾曲内側に比較して湾曲外側部分の曲率を小とした
ので、吸気管の湾曲外側部分における吸気流量と湾曲内
側部分における吸気流量の均一化を図って吸入効率を向
上させることができる一方、吸気路装置を容易に製造で
きかつレイアウトの自由度も確保できるという効果が得
られる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す吸気マニホールドの平面
図である。
【図2】同じく吸気マニホールドの側面図である。
【図3】同じく図1のD−D線に沿う断面図である。
【図4】同じく図1のE−E線に沿う断面図である。
【図5】同じく図1のF−F線に沿う断面図である。
【図6】従来例の吸気管の断面形状を示す図である。
【符号の説明】
1 ブランチ 2 ブランチ 3 ブランチ 4 ブランチ 5 コレクタ部 10 吸気マニホールド C 吸気管中心 G 図心

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲した吸気管を備える内燃機関の吸気
    路装置において、吸気管の平面上の通路幅を略一定とす
    るとともに、その断面形状を、湾曲内側に比較して湾曲
    外側部分の曲率を小としたことを特徴とする内燃機関の
    吸気路装置。
JP1991069599U 1991-08-30 1991-08-30 内燃機関の吸気路装置 Expired - Fee Related JP2549543Y2 (ja)

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