JP2549458Y2 - 無人車装置 - Google Patents

無人車装置

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JP2549458Y2 JP1989147239U JP14723989U JP2549458Y2 JP 2549458 Y2 JP2549458 Y2 JP 2549458Y2 JP 1989147239 U JP1989147239 U JP 1989147239U JP 14723989 U JP14723989 U JP 14723989U JP 2549458 Y2 JP2549458 Y2 JP 2549458Y2
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、無人車が自動的に充電されるようにした無
人車装置に関する。
B.考案の概要 本考案は、車輪を有する無人車が床面に埋設された誘
導ケーブルに沿って走行するようにした無人車装置にお
いて、 誘導ケーブルの近傍に一組の固定接点を設けるととも
に固定接点と係合する一組の可動接点を無人車に設け、
双方の接点どうしを係合させるために車輪を載せて案内
するガイドを床面に固定することにより、 非使用時には一組の可動接点が一組の固定接点と係合
し、無人車内の蓄電池が自動的に充電されるようにした
ものである。
C.従来の技術 無人搬送車装置等の無人車装置は、昼間走行に使用さ
れて一日に一回非使用時である夜間に充電されるのが一
般的である。
無人車の充電を行うには、従来は作業者が無人車の充
電端子を充電器のソケットに差し込み、充電器のスイッ
チをONにして行っていた。
D.考案が解決しようとする課題 ところが、作業の終了後に作業者が毎日充電端子をソ
ケットに差し込んで無人車の充電を開始し、翌日の朝に
毎日充電端子をソケットから外さねばならず、面倒であ
った。
そこで本考案は、斯かる問題を解決した無人車装置を
提供することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 斯かる目的を達成するための請求項1に係る考案の構
成は、車体に車輪を具えて構成され床面上を走行する無
人車と、床に埋設されるとともに無人車を誘導する誘導
ケーブルとで構成される無人車装置において、床面上で
あって前記誘導ケーブルの両側の所定位置に平板状の固
定接点を一対設けるとともに夫々の固定接点を充電器に
接続し、夫々の固定接点の反誘導ケーブル側に直立した
支柱を中心として回動自在なアームを介して回動自在
に、固定接点を覆う絶縁性のカバーを取り付け、車体の
進行方向と逆の方向からカバーを固定接点へ向かって付
勢する付勢手段と、カバーが固定接点を覆う位置でカバ
ーの回動を止めるストッパとを設け、前記車体の両側に
おける前記固定接点と対応する位置にホルダを設け、前
記固定接点を挾持する一対の可動接点をホルダ内に設け
るとともに可動接点を車体内の蓄電池に接続し、無人車
を案内して可動接点を固定接点と係合させるためのガイ
ドを設けたことを特徴とし、請求項2に係る考案の構成
は、前記可動接点は、相互に接近・離反自在にホルダ内
に一対設けられるとともに、一対の可動接点どうしを相
互に押圧させるスプリングを夫々の可動接点とホルダと
の間に設けたことを特徴とする。
F.作用 請求項1に係る考案では、無人車が走行して所定の充
電位置の近傍にくると、無人車がガイドに案内され、無
人車の横方向の位置決めがなされるために一対の可動接
点の間へ向かって相対的に固定接点が進入する。
このとき、無人車のホルダが無人車の進行方向へ向か
ってカバーを押し、そのためにカバーは付勢手段の付勢
力に抗して支柱を中心に円弧を描いて回動する。その
後、一対の可動接点を押し広げてこれらの間へ固定接点
がはいり込む。そして、ブレーキがかけられることによ
って無人車が停止し、翌朝まで無人車の充電が行われ
る。
翌朝、充電の終了した無人車を充電位置から走行させ
れば、付勢手段の働きによってカバーが支柱を中心に回
動し、ストッパに当たって止まった位置で固定接点を覆
って保護する。
請求項2に係る考案では、無人車の充電中にスプリン
グの付勢力によって一対の可動接点と固定接点との密着
状態が保持される。
G.実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
無人車の構造を第1図,第2図に示す。
無人車1は、本体3と1ケの前車輪4と2ケの後車輪
5とを有し、図示しない蓄電池の電気エネルギーによっ
て駆動される。無人車1は床面2に埋め込まれた誘導ケ
ーブルに誘導されて走行するが、その誘導機構について
は説明を省略する。
無人車1の軌道の途中であって充電位置には、車体1
の両側近傍と対応する位置に、直立しかつ誘導ケーブル
に沿って伸びる平板状の固定接点6が設けられている。
固定接点6は、ベース8,支持台7を介して床面2上に固
定されている。
固定接点6は無人車1の左右と対応する位置に一組設
けられており、第1図の右側のものの拡大図を第3図に
示すように無人車1の非充電時にはカバーが覆せられる
ようになっている。第3図〜第5図に示すように、固定
接点6に対する反誘導ケーブル側にベース8上に固定し
た支柱9が直立状態で設けられ、支柱9の上端部にはア
ーム10の基端部が回動自在に取り付けられている。この
アーム10の先端部には固定接点6を覆うカバー11が結合
されている。カバー11はプラスチックで形成されてお
り、第3図に示すように固定接点6がはいり込むための
切欠部11aを有する。
カバー11は第4図に示すように支柱9を中心として回
動自在であり、固定接点6の位置では無人車の走行方向
(図中Fで示す)とは反対となるように第4図中の反時
計方向へカバー11を回動させる付勢手段と、固定手段6
を覆う状態にてカバー11の回動を止めるストッパとが設
けられている。即ち、以下のようになっている。支持台
7と支柱9との間に、ベース8に固定して支持台12が設
けられ、第5図に示すように支持台12の上部には凹部13
aを有するストッパ13が固着されている。ストッパ13に
対して矢印Fと反対方向へ少し離れた位置には、支持台
12に固定してプーリ14が回転自在に設けられ、プーリ14
にはカバー15が設けられている。そして、プーリ14に巻
き掛けたワイヤ16の一端がアーム10の中間部に結合さ
れ、他端にはおもり17が結合されている。このおもり17
を上下方向へ案内するため、おもり17の孔17aに挿通さ
せたガイドロッド30が鉛直方向へ設けられ、その両端が
ベース8とストッパ13とに固定されている。
一方、第1図に示すように車体3の両側であって本実
施例では前車輪4の軸心の近傍に、前記固定接点6と係
合しあうプラスチック製のホルダ18が腕20を介して設け
られている。A部の詳細を第6図,第7図に示す。ホル
ダ18は下方へ向かって開口する筺体状であって、無人車
1の進行方向である矢印Fの方向での前後位置には固定
接点6を通過させるための切欠部18aが形成されてい
る。ホルダ18内には固定接点6を両側から挾む一対の可
動接点19として、充電用可動接点19aと一対の制御用可
動接点19bとが設けられている。即ち、以下のようにな
っている。ホルダ18の天井面18bには一対のステー26を
介して相互に平行に一対の絶縁板21が取り付けられ、夫
々の絶縁板21の後部にはこれに移動自在に貫通する2本
の移動ピン22が設けられるとともに移動ピン22の内端部
に充電用可動接点19aが結合されている。そして、充電
用可動接点19aと絶縁板21との間には移動ピン22を囲繞
するスプリング23が設けられ、移動ピン22の他端にはス
トッパ22aが形成されている。充電用可動接点19aはケー
ブル24を介して無人車1内の図示しない蓄電池に接続さ
れている。また、一対の制御用可動接点19bも同様にし
て絶縁板21の前部に一本の移動ピン22を介して取り付け
られており、制御用可動接点19bはケーブル25を介して
無人車1内の図示しない制御部に接続されている。なお
前述した固定接点6は、第7図に示すように絶縁部材6c
を挾む充電用固定接点6aと制御用固定接点6bとから構成
され、充電用固定接点6bは充電器に接続されるとともに
充電用可動接点19aと接触し、一方制御用固定接点6bは
充電器のスイッチに接続されるとともに制御用可動接点
19bと接触する。なお、双方の切欠部18aには、上部のみ
をホルダ18の内面に固定して、ゴム製のカバー29が設け
られている。
上記の一対の可動接点19間に固定接点6が正確にはい
り込むように無人車1を案内するため、第1図に示すよ
うに床面2上にガイド27が取り付けられている。本実施
例ではホルダ18が前車輪4の軸心の近傍に配置されてい
るので、前車輪4の案内用として設けられる。ガイド27
は絶縁性を有するビニールで形成されており、上面には
前車輪4を載せる凹部27aが設けられている。ガイド27
は長さが約1500mmに設定され、床面2にドリルアンカー
止めされるとともに凹部27aの中央部に誘導ケーブル28
が埋め込まれている。
なお、それぞれの接点の表面には、接触抵抗を小さく
するためAgメッキが施されており、固定接点6の両端部
には尖り部6dが形成されている。
次に、斯かる無人車装置の作用を説明する。
無人車1を充電位置へ誘導すると、前車輪4がガイド
27の凹部27a上に載るため、無人車1の左右方向での位
置決めがなされる。前車輪4がガイド27上に載って約13
00mm走行したら電磁ブレーキを用いて無人車1を止め
る。このとき、各ホルダ18がカバー11を押し出し、カバ
ー11は第4図中の時計方向へ回動する。
無人車1の左右方向での位置決めは、誘導ケーブル28
で案内され更にガイド27によって強制的に案内されるの
で、±2mmの誤差の範囲内におさまる。充電用可動接点1
9a,制御用可動接点19bは左右へ移動できて誤差吸収範囲
が±10mmなので、一対のこれらの接点を固定接点6の尖
り部6dが強制的に開き、第7図に示すように一対の充電
用可動接点19a間に充電用固定接点6aが挾まれ、一対の
制御用可動接点19b間に制御用固定接点6bが挾まれる。
斯かる状態にしたあと、遠隔操作で無人車1の制御部
を介し、制御用可動接点19bと制御用固定接点6bとを通
して充電器のスイッチをONにする。すると、充電器から
充電用固定接点6aと充電用可動接点19aを通して無人車
1の蓄電池が充電される。
翌朝、無人車1の充電が終わったら、前記と同様に制
御部を介して充電器のスイッチをOFFにし、そのまま無
人車1を走行させればよい。固定接点6の位置にホルダ
18が存在しなくなると、おもり17の重さによってワイヤ
16が引っ張られ、カバー11が第4図の二点鎖線の位置か
ら反時計方向へ回動し、ストッパ13に当たって止まる。
この結果、カバー11が再び固定接点6を覆う。従って、
作業者が固定接点6に接触するという危険性がなくな
る。なお、ワイヤ16はカバー15によって案内されるの
で、プーリ14から外れることはない。
なお、本実施例では前車輪の軸心の近傍にホルダを設
けたので前車輪を案内するガイドを設けたが、後車輪の
軸心の近傍にホルダを設ける場合は後車輪案内用のガイ
ドを設けることになる。
H.考案の効果 以上説明したように請求項1に係る無人車装置によれ
ば、誘導ケーブルの両側の所定位置に固定接点を設ける
一方、無人車には固定接点と接触する可動接点を設けた
ので、これらの両接点を介して自動的に無人車を充電で
きる。また、カバーがホルダに押されて反誘導ケーブル
側へ円弧を描いて回動するので、無人車は前進して固定
接点から離れることができ、後退する必要がない。この
ため、一般走行用の誘導ケーブルの近傍に固定接点を設
ければよく、充電用に別個の誘導ケーブルを分岐させて
固定接点を設ける必要がなく、充電用のスペースを別個
に設けなくてもよい。
更に、固定接点を覆うカバーを支柱に対して回動自在
に設けかつ無人車の走行方向と逆の方向へカバーを付勢
する付勢手段とストッパとを設けたので、無人車の充電
時には無人車によって押されることで自動的に固定接点
からカバーが外れ、無人車が去ると付勢手段の働きで自
動的にカバーが固定接点を覆う。
請求項2に係る無人車装置によれば、固定接点を挟む
一対の可動接点は無人車の左右方向へ移動自在でかつス
プリングによって相互に圧接させるべく付勢されている
ので、固定接点と可動接点とが相対的に多少左右方向へ
ずれていても、これを吸収して両接点が接触結合する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本考案による無人車装置の実施例に係
り、第1図は後方から見た無人車の正面図、第2図は無
人車の平面図、第3図は固定接点等の正面図、第4図は
固定接点等の平面図、第5図は第4図のI−I矢視図、
第6図は第1図におけるA部の詳細図、第7図は第6図
のII-II矢視図である。 1……無人車、2……床面、3……車体、4……前車
輪、5……後車輪、6……固定接点、9……支柱、10…
…アーム、11……カバー、13……ストッパ、14……プー
リ、16……ワイヤ、17……おもり、18……ホルダ、19…
…可動接点、27……ガイド、27a……凹部、28……誘導
ケーブル。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に車輪を具えて構成され床面上を走行
    する無人車と、床に埋設されるとともに無人車を誘導す
    る誘導ケーブルとで構成される無人車装置において、 床面上であって前記誘導ケーブルの両側の所定位置に平
    板状の固定接点を一対設けるとともに夫々の固定接点を
    充電器に接続し、夫々の固定接点の反誘導ケーブル側に
    直立した支柱を中心として回動自在なアームを介して回
    動自在に、固定接点を覆う絶縁性のカバーを取り付け、
    車体の進行方向と逆の方向からカバーを固定接点へ向か
    って付勢する付勢手段と、カバーが固定接点を覆う位置
    でカバーの回動を止めるストッパとを設け、 前記車体の両側における前記固定接点と対応する位置に
    ホルダを設け、前記固定接点を挾持する一対の可動接点
    をホルダ内に設けるとともに可動接点を車体内の蓄電池
    に接続し、 無人車を案内して可動接点を固定接点と係合させるため
    のガイドを設けたことを特徴とする無人車装置。
  2. 【請求項2】前記可動接点は、相互に接近・離反自在に
    ホルダ内に一対設けられるとともに、一対の可動接点ど
    うしを相互に押圧させるスプリングを夫々の可動接点と
    ホルダとの間に設けた請求項1に記載の無人車装置。
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