JP2549298Y2 - クリ−ム状物注出容器 - Google Patents

クリ−ム状物注出容器

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JP2549298Y2
JP2549298Y2 JP1375791U JP1375791U JP2549298Y2 JP 2549298 Y2 JP2549298 Y2 JP 2549298Y2 JP 1375791 U JP1375791 U JP 1375791U JP 1375791 U JP1375791 U JP 1375791U JP 2549298 Y2 JP2549298 Y2 JP 2549298Y2
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孝之 阿部
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ポンプ機構による注出
器によりクリ−ム状物を加圧注出するクリ−ム状物注出
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】容器体の口部にポンプ機構による注出器
本体を設け、この注出器本体により容器体内のクリ−ム
状物を加圧注出するクリ−ム状物注出容器は極く周知で
ある。
【0003】図2はその1例としての実願平2-79659 号
におけるポンプ機構による注出器本体を示したものであ
り、その動作は押下げヘッド31を介しステム32、ピスビ
ン33を復帰ばね34に抗し押下げると、吐出孔35と連通孔
36が吐出弁37から外れて開孔、つまり吐出弁37が開弁
し、この開弁状態で吐出弁37もステム32下端で同体に下
方に押下げられるので、シリンダ−38内に吸上げられて
いたクリ−ム状物は連通孔36、吐出孔35を通し上方に押
出されてノズル孔39から外部に注出される、というもの
である。
【0004】なお、押下げを停止すると、可動部は復帰
ばね34で押上げられ、まず吐出弁37が閉じ、この閉弁状
態で可動部が上方に復帰するのでシリンダ−38内が負圧
化し、従って吸込み弁40が開弁し、容器体内のクリ−ム
状物がシリンダ−38に吸上げられて原状態に戻る。
【0005】ここで、クリ−ム状物がシリンダ−38に吸
上げられると容器体内が負圧化するので、この負圧を防
止する手段を講じている。その1つは、容器体の底蓋を
スライド可能とし、この底蓋をクリ−ム状物の吸上げに
応じて上昇移動させる方式であり、その2つは、シリン
ダ−38から下方に連続させて同外径の吸上げ筒を垂下
し、これらの外面と容器胴体内面間のド−ナツ状のクリ
−ム状物収納部に落し蓋を配し、この落し蓋をクリ−ム
状物の吸上げに応じて下降させる方式である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】前述の落し蓋方式の場
合、容器を横倒ししたり或いは床にとり落したりする
と、この落し蓋が飛び上がりこの落し蓋の下に空気が入
り込み、クリ−ム状物の残量がそれぼど多くない場合に
は、注出時クリ−ム状物に代わり落し蓋下面の空気が噴
出する不具合が生じる。このため、注出不良と即断して
未だ充分注出可能であるのに廃棄処分することが多い。
【0007】本考案は落し蓋方式において、この落し蓋
の位置ずれによる注出不良が簡単に解消できるクリ−ム
状物注出容器を得るにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、直筒状の胴体
1を持つ容器体2の口部3にポンプ形の注出器本体4を
取付け、この注出器本体4の容器体2内側のシリンダ−
5から底部近くまで略同外径の吸上げ筒6を連通垂下
し、シリンダ−5と吸上げ筒6の連続する外面と胴体1
内面間のド−ナッ状のクリ−ム状物収納部に、クリ−ム
状物の液面に接して気密化するスライド可能な落し蓋7
を配したクリ−ム状物注出容器において、前記落し蓋7
上面にこの落し蓋7と同体に下降するおもり8を載せた
構造としたものである。
【0009】
【作用】上記において、通常時においては、注出器本体
4の操作でシリンダ−5内のクリ−ム状物が外部に注出
されるとその都度容器体2内のクリ−ム状物はシリンダ
−5内に吸上げられ、従ってその液位は低下するがこの
液位に接している落し蓋7は外気圧で押圧されているの
で、低下するクリ−ム状物液位と同体に下降し、クリ−
ム状物収納部の気密化が保持され、注出動作に支障はな
い。
【0010】ここで、何らかの理由により容器を横倒し
たり、あるいは床にとり落したりするとその衝撃で落し
蓋7が飛び上ってクリ−ム状物の液面から離れ、この落
し蓋7の下面側に空気が入り込み、注出時クリ−ム状物
に代わりこの空気が噴出する不具合が生じる。
【0011】このような場合には、容器を上下に振れば
よい。するとおもり8が上下に移動し、この移動で落し
蓋7を強制的にクリ−ム状物液面に押付け、空気を上方
空所に排出しクリ−ム状物収納部を再び気密化するの
で、クリ−ム状物の注出が可能となる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して一実施例を説明するに、
本考案は容器体2内の負圧化防止用の落し蓋7の位置ず
れによる注出不良の解消構造に特徴を有するものであ
る。
【0013】容器体2は、直筒状の胴体1下端の底蓋9
を2重とし、また上端に独立部材の口部3を嵌着固定し
て形成している。
【0014】口部3は、口頸部10の内面中腹部から内向
きフランジ11を介し、下半を拡開して中間部に下向き段
部12を設けた小径の案内筒13を設け、またこの案内筒13
の下半部外側に、この下半部とで注出器本体4のシリン
ダー5上端を挾着保持する保持筒14をフランジ11から垂
設している。
【0015】また底蓋9上面中央部から、外径が前記シ
リンダー5外径と同径の吸上げ筒6を立設し、この吸上
げ筒6上部をシリンダー5外面に嵌着固定し、シリンダ
ー5と吸上げ筒6の外面を連続させている。
【0016】吸上げ筒6の下端部は周方向数個所に窓15
が開けてあり、従ってシリンダー5、吸上げ筒6外面と
直筒状胴体1内面間にはドーナツ状のクリーム状物収納
部が形成され、この収納部は窓15、吸上げ筒6を通しシ
リンダー5に通じる。
【0017】このドーナツ状のクリーム状物収納部にク
リーム状物液面に接しさせて、シリンダー5、吸上げ筒
6に外嵌する筒部7a下端から外向きに蓋板7bを広げた落
し蓋7を下方にスライド可能に、かつ気密に設けてい
る。
【0018】本考案では、連続するシリンダー5と吸上
げ筒6外面に、前記落し蓋7の筒部7aに載ってこの落し
蓋7と同体に下降する短筒状のおもり8を嵌合配設した
構造としている。このおもり8は合成樹脂材、金属材い
ずれでもよい。
【0019】この構造によれば、例えば図の鎖線で示す
ような時点で容器の横倒し或いはとり落しなどの衝撃で
落し蓋7が上方に位置ずれし、その下面に空気が入り込
んで注出不良が生じたとき、容器を上下に振るとおもり
8が矢示のように上下に振られ、この上下の移動で落し
蓋7を強制的にクリーム状物液面に押付け、空気を上方
空所に排出してクリーム状物収納部を再び気密化するの
で、クリーム状物注出を正常の状態に戻すことができ
る。
【0020】注出器本体4は、前記したシリンダー5に
内装した筒状のピストン16の内周部から、下部に吐出孔
17を開孔したステム18を上方外部に一体に立ち上げ、こ
のステム18上端に、一側にノズル19を突設した押下げヘ
ッド20を連通固定し、シリンダー5の下半軸芯部に、上
部外面を前記ピストン16内周縁の弾性部で圧接保持され
る棒状の吸込み弁21を設け、さらにステム18の吐出孔17
部外面とシリンダー5内面間の隙間に筒状の吐出弁22を
スライド可能に配し、上記各部を、ピストン16下面とシ
リンダー5の小径底部間に介挿して内装したコイル状の
復帰ばね23で常時上方限に押上げ付勢させた構造であ
る。
【0021】ステム18は2重筒構造で、外筒18a は下部
を拡開させて段部を設け、この段部が前記案内筒13の下
向き段部12に係合して可動部の上方限位置としている。
【0022】また吐出弁22は、下側がピストン16上面に
接し、一方上部はステム18の外筒18a 下部に内接して常
時吐出孔17を塞いでいるが、上端はこの外筒18a の段部
との間に適当な間隔を存している。
【0023】またピストン16の外周にはとびとびのリブ
があり、これらリブがシリンダー5内面に接し、従って
リブ間の隙間24がピストン16を上下に貫通している。
【0024】なお、復帰ばね23の下端は、吸込み弁21下
部外面及びシリンダー5下部内面からそれぞれ周方向と
びとびに突設されて噛合関係にある両係合片の上端に乗
っている。
【0025】この注出器本体4による動作は以下の如く
である。
【0026】常時はクリーム状物はドーナツ状収納部か
ら吸上げ筒6、開弁状態の吸込み弁21を経てシリンダー
5内部まで満たされている。
【0027】ここで、注出のため押下げヘッド20を復帰
ばね23に抗し押下げると、まずステム18、ピストン16、
吸込み弁21が同体に下降し始め、吸込み弁21下端がシリ
ンダー5底部に圧接して閉弁する。この頭初の下降は吐
出弁22を残して行なわれるので、ピストン16は吐出弁22
から離れ、隙間24は吐出孔17と連通する、つまり吐出弁
22は略同時に開弁状態となる。そして開弁時点から吐出
弁22はステム18の外筒18a の段部により同体に押下げら
れることになる。
【0028】吐出弁22を開弁した状態で押下げが進む
と、ピストン16がシリンダー5内のクリーム状物を加圧
するので、高圧化されたクリーム状物は隙間24、吐出孔
17、ステム18を経てノズル19から外部に注出される。
【0029】押下げを停止すると、可動部は復帰ばね23
で押上げられ、まずピストン16が吐出弁22に接して吐出
弁22を閉弁し、ついで吸込み弁21が開弁し、この状態で
押上げが進むとシリンダー5内が負圧化することから容
器体2内のクリーム状物はシリンダー5内に吸上げら
れ、次の注出に備える。この場合、吸上げに応じ落し蓋
7が下降し、容器体2内の負圧化を防止する。
【0030】この実施例で、25は金属による化粧外被、
26はキャップである。なお、注出器本体4は上記構造に
限らない。例えば棒状の吸込み弁21は玉弁式であっても
よい。
【0031】
【考案の効果】上記した如く本考案では、落し蓋7方式
にてクリーム状物収納部の負圧化を防止するポンプ形の
注出容器において、落し蓋7上面にこの落し蓋7と同体
に下降するおもり8を載せた構造とし、容器の横倒しな
どで落し蓋7が位置ずれを起してその下面に空気が入り
注出不良を起しても、容器を振っておもり8を上下に振
り落し蓋7を強制的にクリーム状物液面に押付け空気を
排出できるようにしたので、簡単に注出不良が解消でき
て便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】aは一実施例の半部縦断面図、bは同実施例の
おもりの外形斜視図である。
【図2】従来におけるポンプ形の注出器本体の1例の半
部縦断面図である。
【符号の説明】
2 容器体 3 口部部材 4 注出器本体 7 落し蓋 8 おもり

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直筒状の胴体1を持つ容器体2の口部3に
    ポンプ形の注出器本体4を取付け、この注出器本体4の
    容器体2内側のシリンダ−5から底部近くまで略同外径
    の吸上げ筒6を連通垂下し、シリンダ−5と吸上げ筒6
    の連続する外面と胴体1内面間のド−ナツ状のクリ−ム
    状物収納部に、クリ−ム状物の液面に接して気密化する
    スライド可能な落し蓋7を配したクリ−ム状物注出容器
    において、前記落し蓋7上面にこの落し蓋7と同体に下
    降するおもり8を載せたクリ−ム状物注出容器。
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