JP2549112B2 - Icカ−トリツジリ−ダ−ライタ− - Google Patents

Icカ−トリツジリ−ダ−ライタ−

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JP2549112B2
JP2549112B2 JP62087165A JP8716587A JP2549112B2 JP 2549112 B2 JP2549112 B2 JP 2549112B2 JP 62087165 A JP62087165 A JP 62087165A JP 8716587 A JP8716587 A JP 8716587A JP 2549112 B2 JP2549112 B2 JP 2549112B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ICカード等で代表されるICカートリツジの
リーダーライターに係り、特に、シヤーシ内に収納され
たICカートリツジを所定のリードライト位置に保持し、
かつリードライト後にシヤーシ内に収納されたICカート
リツジを排出するためのロツク及びイジエクト装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来より、第18図乃至第21図に示すようなロツク及び
イジエクト装置を備えたICカードリーダーライターが知
られている(特開昭61−23280号)。
これらの図において、101はICカートリツジの外部接
続端子と電気的接続を得るための所要数の端子102が設
けられた保持体、103はICカードが所定の位置まで挿入
されたときに前記保持体101によつて押圧されるスライ
ダ、104は前記スライダ103によつて駆動される制御レバ
ー、105は第1のスイツチ、106は第2のスイツチであ
る。
前記制御レバー104には2つのレバー107,108が係合ま
たは離脱可能に配設されており、これらの各レバー107,
108には、それぞれソレノイド109,110が連結されてい
る。前記2つのソレノイド109,110のうちソレノイド109
は、前記第1及び第2のスイツチ105,106によつて操作
される。また、ソレノイド110は、リードライトを行う
コンピユータからの指令によつて操作される。
111はICカードのロツク爪であつて、ICカードが挿入
される以前の待機状態においてはICカード挿入空間から
離隔した位置に置かれ、ICカートリツジが所定位置まで
挿入されたときにICカートリツジの後端面に係止するよ
うになつている。
112は手動杆であつて、前記2つのレバー107,108と係
合または離脱可能に配設される。
以下、上記のように構成された従来のICカードリーダ
ーライターの動作について説明する。
まず、第19図に示したカードCの挿入前において、ヘ
ツド保持体101は引戻しバネ113によりカード挿入口側に
位置しており、また、制御レバー104は前回のカード排
出のために第2のレバー107による係止を解かれ、リン
グバネ114の拡開力によりケーシング本体の内方、つま
り図中右方向に移動した状態にある。従つて、この状態
では、ロツク爪111の先端はカードCの挿入経路から待
避している(第19図)。
この状態から、挿入口よりカードCを挿入し、引戻し
バネ113に抗しつつその先端をもつてヘツド保持体101を
押込んでゆくと、その過程において保持体101はスライ
ダ103を押圧し、これを次第に制御レバー104から離す方
向に移動させる。このため、リングバネ114は、レバー1
04とスライダ103の結合点が逆になつた点で図中反時計
方向に反転し、その拡開作用によつてレバー104がいま
と逆に図中左方向へ押圧されるようになる。尚、この時
点で制御レバー104は、まだ第1のレバー108に拘止され
ているので、そのままの状態を維持している(第20
図)。
このような状態のもとでカードCの挿入がさらに続
き、やがて所定の装置位置近傍に達すると、発光素子と
受光素子からなる第1のスイツチ105がカードCの挿入
を検出し、その検出信号をもつて第1のソレノイド110
を瞬間的に励磁し、第1のレバー108を吸引して制御レ
バー104の係止を解く(第21図)。
係止を解かれた制御レバー104は、リングバネ114の拡
開力により図中左方向に移動してロツク爪111の作用端
を押圧し、これを反時計方向に回動させて後端が前板の
中央部分から露出した状態でケーシング本体内に挿着さ
れたカードCの後端を拘止し(第21図)、またこの拘止
状態は、制御レバー104の左方への移動に伴なつてその
係止部内に落ち込んだ第2のレバー107により維持され
る(第21図)。
このようにしてカードCが完全にセツトされると、第
2のスイツチ106からの出力信号によりコンピユータは
読取り書込み操作を始めるが、この読取りと同時にコン
ピユータから出力した取出し不可の信号により第1のソ
レノイド110が再び励磁されて第1のレバー108を吸引
し、その一部を手動取出し釦から延びた杆112の軸方向
移動領域内に位置させてその押込みを不能とする。
つぎに、カードCの読取りが終了すると第1のソレノ
イド110は消磁し、コンピユータからの取出し可信号が
第2ソレノイド109に入力する。このため、この信号に
よつて励磁された第2のソレノイド109が第2のレバー1
07を吸引し、制御レバー104の拘止を解いてロツク爪111
を自由にする。ところで、このロツク爪111にはヘツド
保持体101とカードCを介して引戻しバネ113の強い力が
作用しているから、係止を解かれたロツク爪111は、リ
ングバネ114の拡開力に抗して制御レバー104を図中右方
向へ移動させつつ時計方向に回動してカードCをケーシ
ング外へ放出する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
然るに、前記した従来のICカートリツジリーダーライ
ターは、部品点数が非常に多く(前記した主要部分だけ
で12点、戻しばねを加えると18点)、このため部品の製
造コスト及び組立コストが高く、製品であるICカードリ
ーダーライターがコスト高になるという問題がある。
また、リングバネの回動を利用する等、構造及び動作
が複雑で、長期間使用すると異音を発したり作動が円滑
に行われなくなるという問題がある。
本発明は、前記した従来技術の問題点を解決するため
になされたものであつて、その目的は、ロツク及びイジ
エクト装置を構成する部品点数を減じて簡単な構造と
し、安価にして耐久性及び信頼性に優れたICカードリー
ダーライターを提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、かかる目的を達成するため、所定本数の接
触子及びICカートリッジ挿入口より挿入されたICカート
リッジの前端部を係合して当該ICカートリッジに付設さ
れた外部接続端子と前記接触子との位置決めを行う係合
突起を有し、前記ICカートリッジの挿入力によって当該
ICカートリッジの挿入方向及び当該ICカートリッジと接
近する方向に移動され、前記接触子と前記外部接続端子
とを電気的に接続させる移動子と、当該移動子が前記挿
入方向の所定位置まで移動したときにこれと係合して前
記ICカートリッジのフック動作を開始し、前記移動子が
前記挿入方向の終端位置まで移動したときに前記ICカー
トリッジの後端部をフックするフック部材と、当該フッ
ク部材の側面に弾接し、当該フック部材が前記ICカート
リッジのフック位置まで移動したときにこれを自動的に
ロックするロック部材と、これらフック部材とロック部
材との係合を解除するソレノイドとを含む構成にした。
〔作用〕
叙上のように構成すると、ロツク及びイジエクト装置
を構成する主要部品が僅か3点になり、部品の製造コス
ト及び組立コストが低減され、製品であるICカートリツ
ジリーダーライターの製造コストを格段に低廉化するこ
とができる。また、部品点数が少ないことから故障しに
くく、かつ作動が円滑なICカートリツジリーダーライタ
ーを提供することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図乃至第14図に基づい
て説明する。
第1図は、天板を除去して内部の構造を示すICカート
リツジリーダーライターの平面図であつて、この図から
明らかなように、本発明のICカートリツジリーダーライ
ターは、主としてシヤーシ1と、シヤーシ1内に挿入さ
れたICカートリツジCの挿入力によつて駆動される移動
子2と、前記シヤーシ1内に挿入されたICカートリツジ
Cを所定位置に定置するロツク及びイジエクト装置3と
から構成されている。
前記シヤーシ1は、例えばポリアセタールなど滑性に
優れた合成樹脂を一体成形したものであつて、その外観
形状は、第2図乃至第6図に示すように、ほぼ同じ高さ
を有する前面板11と左右両側板12,12aと後面板13とによ
つて略矩形の枠形に形成されている。このシヤーシ1の
内面には、側面方向から見て中央よりも下方寄りに基板
14が一体に形成され、また、前面板11の下端部には、前
記基板14との間にICカートリツジCを挿入するに充分な
間隔(カートリツジ挿入空間)15を隔てて幅狭の下面板
16が一体に形成されている。さらに、前記左右両側板1
2,12aのうちの一方の側板12には、第6図に示すよう
に、後記する底板に付設された押ばねをシヤーシ1内に
設定するための切欠12bが欠削されている。
前記前面板11には、第5図に示すように、前記カート
リツジ挿入空間15に連通するカートリツジ挿入口17が開
設されている。このカートリツジ挿入口17の周縁部は、
第3図及び第4図に示すように、外側に向つて開いた斜
面18にて形成されており、ICカートリツジCが容易に挿
入できるようになつている。また、この前面板11は、第
2図に示すように、略中央部に形成された段部19を介し
て突面11aと凹面11bとから形成されており、前記カート
リツジ挿入口17より挿入されたICカートリツジCの後端
面を前記凹面11bまで挿し込むことによつて、当該ICカ
ートリツジCの後端面を前記突面11a内に内挿できるよ
うになつている。
前記基板14の上面には、第2図に示すように、第1の
ガイド板21、第2のガイド板22、仕切板23、ばね掛け突
子24、フツク部材の保持板25、ソレノイドの取付台26、
ロツク部材の支軸27、イジュエクトピンの収納部28、そ
れに所要本数の天板螺着用ボス29が所要の配置で設けら
れている。
前記第1のガイド板21は、前記突面11aの最も段部19
に近接した位置から前記後面板13までICカートリツジC
の挿入方向Xに沿つて立設される。また、前記第2のガ
イド板22は、前記第1のガイド板21から後記する移動子
2を移動自在に内装可能な間隔だけ離隔した前記凹面11
b側に、前記基板14の略中央部から前記後面板13までに
亘つて前記第1のガイド板21と平行に立設される。
前記第1のガイド板21には、第3図に示すように、中
央部からやや後面板13寄りに前部停止辺31、上部水平辺
32、傾斜辺33、下部水平辺34、後部停止辺35とから成る
第1のガイド溝36が開設され、その後方にこれと同形同
大の第2のガイド溝37が開設されている。さらに、前記
前面板11と近接する位置には、前面板11側が高く、後方
に至るに従つて低くなるように傾斜する傾斜溝38が開設
されている。
前記第2のガイド板22には、第4図に示すように、前
記第1のガイド板21に形成された第1のガイド溝36と対
応する位置にこれと同形同大の第1のガイド溝39が開設
され、その後方の、前記第1のガイド板21に形成された
第2のガイド溝37と対応する位置に、これと同形同大の
第2のガイド溝40が開設されている。
前記基板14には、前記第1のガイド板21及び第2のガ
イド板22の外側に沿つて、前記第1のガイド板21に形成
された第1のガイド溝36を除く3つのガイド溝37,39,40
の上部水平辺32及び傾斜辺33と対向する部分に、これら
上部水平辺32及び傾斜辺33と平行な水平辺41及び傾斜辺
42を有するガイド部材43が形成される。また、基板14の
前記第1のガイド板21及び第2のガイド板22を含む部分
には、第2図に示すように、後に詳述する移動子2の取
り付けを可能にし、かつ基板14の上方に配置された移動
子2より垂下された接触子を基板14の下方に延出するた
めの透孔44が開設される。その範囲は、ICカートリツジ
Cの挿入方向Xに関しては、前記第1のガイド溝36,39
の前部停止辺31から前記後面板13に続く範囲であり、左
右方向(第2図では上下方向)に関しては、前記ガイド
部材43の外側面に達する範囲、及び前記係止爪の保持板
25の内面に達する範囲である。尚、前記透孔44のうち前
記第1のガイド溝36,39の前部停止辺31に続く部分に
は、斜面45が形成され、後記する戻しばねが円滑に伸縮
できるようになつている。
前記仕切板23は、前記第1のガイド板21から所要の戻
しばねを内装可能な間隔だけ離隔した前記凹面11b側
に、前記第1のガイド板21と平行に立設される。前記ば
ね掛け突子24は、前記第1のガイド板21と仕切板23によ
つて形成される空間内の最も前記前面板11寄りに立設さ
れる。
前記保持板25は、第2図に示すように、前記第1のガ
イド板21から後記するロツク及びイジエクト装置3のフ
ツク部材を内装可能な間隔だけ離隔した前記突面11a側
に、前記第1のガイド板21と平行に立設される。この保
持板25の先端部と前面板11との間には、後記するロツク
及びイジエクト装置3のロツク部材を配設するための空
隙が設けらる。そして、この保持板25の先端部の外側に
前記ソレノイドの取付台26が形成され、さらに、この取
付台26と前面板11との間に、前記ロツク部材の支軸27が
立設される。
前記前面板11と前記第1のガイド板21の角部には、後
記するフツク部材の先端を挿入するための透孔46が開設
され、前記下面板16のこれと対応する位置にも透孔47が
開設される。さらに、基板14の前記ソレノイドの取付台
26から側板12に至る部分には、ソレノイドを収納するた
めの透孔48が開設される。
前記イジエクトピンの収納部28は、前面板11の突部11
aと側板12の角部に形成される。この収納部28には、第
2図及び第5図に示すように、前面板11からシヤーシ1
の内部に連通する透孔49が開設されている。
前記基板14の下面には、第6図に示すように、前記側
板12,12a及び後面板13に沿つて、前記カートリツジ挿入
空間15と略等しい高さの位置決め縁50が周設される。ま
た、前記下面板16の端面には、後記する底板を係止する
ための係止爪51が突設される。
前記移動子2は、第7図及び第8図に示すように、前
記シヤーシ1に用いたと同様に合成樹脂にて成形された
キヤリツジ61と、このキヤリツジ61にインサートモール
ドされた所定本数の接触子62とから成る。
前記キヤリツジ61は、前辺63と、左右両側辺64,65
と、後辺66とから成る枠形に形成され、その横幅Wは、
前記シヤーシ1に立設された第1のガイド板21及び第2
のガイド板22の間に摺動自在に内装可能な横幅に形成さ
れている。前記前辺63の前端面には、前記第1のガイド
板21と接する側辺64側に、戻しばねを係止するための係
止突起67が突設され、また、前記後辺66の下面中央部に
は、ICカートリツジを係合するための係合突起68が突設
されている。
前記左右両側辺64,65のうち、前記第1のガイド板21
と接する側辺64の前辺63寄り、及び前記第2のガイド板
22と接する側辺65の後辺66寄りには幅狭の段部69が欠削
され、移動子2を移動する際の摩擦抵抗が緩和が図られ
ている。
そして、この左右両側辺64,65の前辺63寄り及び後辺6
6寄りに、4本のピン70,71,72,73が水平外向きに突設さ
れる。前記4本のピンのうち、側辺64の前辺63寄りに突
設されるピン70は、移動子2を前記第1のガイド板21及
び第2のガイド板22の間に内装したとき、当該ピン70の
先端が前記第1のガイド板21と保持板25との間に突出す
るような長さに形成される。一方、残る3本のピン71,7
2,73は、移動子2を前記第1のガイド板21及び第2のガ
イド板22の間に内装したとき、ピンの先端が前記基板14
に形成されたガイド部材43上に載置されるような長さに
形成される。
前記ピン70,71,72,73は、第8図に示すように、前記
ガイド溝の前部停止辺31に当接される面及び上部水平辺
32に当接される面がほぼ直角に交わる平面状に形成され
ており、待機状態における移動子2の位置決めが厳密に
なされるようになつている。また、他の面は円弧状に形
成されており、移動子2がガイド溝36,37,39,40に沿つ
て円滑に移動されるようになつている。
前記所定本数の接触子62は、例えばリン青銅など良導
電性にしてかつ弾力に優れた細い板材をもつて形成され
る。これらの接触子62は、基端部62aと、フレキシブル
プリント基板が接続される連結片62bと、ICカートリツ
ジCの外部接続端子E1〜E8と接続される傾斜片62cとを
一体に曲折形成して成り、全ての接触子62が同形同大に
形成されている。
これらの接触子62は、ICカートリツジCに形成された
外部接続端子E1〜E8の配置に応じて、前記キヤリツジ61
の前辺63及び後辺66に分散して固定される。即ち、本実
施例においては、8本の接触子62が設けられており、こ
れらのうち外部接続端子E1〜E4と接続される4本の接触
子が前記キヤリツジ61の前辺63に固定され、外部接続端
子E5〜E8と接続される残り4本の接触子が前記キヤリツ
ジ61の後辺66に固定されている。
前記キヤリツジ61の前辺63に固定される4本の接触子
62は、前辺63に沿つて並列された基端部62aがインサー
トモールドによつて固定され、この基端部62aに続く傾
斜片62cが、キヤリツジ61の中央透孔を通して下方に配
置されている。また、前記キヤリツジ61の後辺66に固定
される4本の接触子62は、基端部62aが前記キヤリツジ6
1の後辺66に所定の配置でインサートモールドされ、前
記基端部62aに続く傾斜片62cが、キヤリツジ61の中央透
孔を通して下方に配置されている。勿論、各接触子62の
接触部は、ICカートリツジCの挿入が完了した段階で、
それぞれ所定の外部接続端子E1〜E8と選択的に接続する
ように配置されている。
叙上のように構成された移動子2は、前記基板14の下
方より透孔44を通して前記第1のガイド板21と第2のガ
イド板22の間に内装され、前記各ピン70,71,72,73をそ
れぞれ該当するガイド溝36,37,39,40に係合して、前記
シヤーシ1内に組込まれる。かようにしてシヤーシ1内
に組込まれた移動子2は、シヤーシ1に突設されたばね
掛け突子24と移動子2の前辺63に突設された係止突起67
との間に張設された戻しばね74によつて、常に最も前面
板11寄り(各ピンがガイド溝の前部停止辺31と当接する
位置)に定置される。
ロツク及びイジエクト装置3は、フツク部材81と、ロ
ツク部材82と、ソレノイド83と、イジエクトピン84とか
ら成る。
フツク部材81は、第9図に示すように、長い棒状に形
成されており、先端部に係止爪85が下向きに突設され、
後端部寄りの下面に、前記第1のガイド板21に開設され
た第1のガイド溝36の上部水平辺32に対応する上部水平
辺86と、傾斜辺33に対応する傾斜部87と、この傾斜部87
に続いて下向きに突設された係合突起88とが形成されて
いる。また、このフツク部材81の先端寄りの前記第1の
ガイド板21と対向する側の側面には、第1のガイド板21
に開設された傾斜溝38に嵌挿されるピン89が突設され、
また、これと反対側の面には、第10図に示すように、後
記するロツク部材82を係合するための矩形の係止突起90
が突設されている。
このフツク部材81は、前記第1のガイド板21と保持板
25との間に形成される空間内に収納され、前記ピン89が
第1のガイド板21に開設された傾斜溝38に嵌挿され、係
止爪85が基板14に開設された透孔46及び下面板16に開設
された透孔48に臨ませて配置される。
ロツク部材82は、第11図に示すように、支点を中心と
して2本のアーム91,92を略直角に延出形成したもので
あつて、それらのアーム91,92の結合部には、前記基板1
4に突設された支軸27を挿通するために軸孔93が開設さ
れている。前記2本のアームのうち一方のアーム91の先
端部には、前記フツク部材81に突設された係止突起90を
係止するための係止爪94が外向きに突設されており、ま
た他方のアーム92には、ソレノイド83の駆動軸83aを連
結するための透孔95が開設されている。
このロツク部材82は、第1図に示すように、前記基板
14に立設された支軸27に回動自在に取り付けられ、前記
係止爪94を前記フツク部材81に形成された係止突起90の
外面に当接した状態で定置される。そして、他方のアー
ム94に開設された透孔95にソレノイド83の駆動軸83aに
突設されたピン96を挿通することによつて、ソレノイド
83と連結される。前記ソレノイド83の駆動軸83aには戻
しばね83bが巻回されており、前記他方のアーム92を常
時前面板11側に押圧している。
イジエクトピン84は、前記シヤーシ1等を形成すると
同様の合成樹脂材料にて成形されたものであつて、第12
図に示すように、前記収納部28に開設された透孔49内に
摺動自在に内挿可能な細径部84aと、前記透孔49よりも
大径の太径部84bとから成る。
このイジエクトピン84は、第1図に示すように、細径
部84aを前記透孔49内に内挿することによつて保持さ
れ、太径部84bが前記フツク部材82のアーム92と対向す
るように配置される。
本実施例のICカートリツジリーダーライターは、第13
図に示すように、シヤーシ1の上面に天板97を被着する
と共に、シヤーシ1の位置決め縁50と係止爪51との間に
底板98を被着することによつて成る。底板98には、第14
図に示すように、前記側板12に欠削された切欠12bと対
応する位置に押ばね99が内向きに付設されており、シヤ
ーシ1内に挿入されるICカートリツジCの左右方向の位
置決めをするようになつている。
以下、前記のように構成された本発明のICカートリツ
ジリーダーライターの動作を第15図乃至第17図に基づい
て説明する。
叙上のように構成されたICカートリツジリーダーライ
ターは、ICカートリツジCが挿入される以前の待機状態
においては、第15図に示すように、移動子2が戻しばね
74(第1図参照)によつて最も前面板11側に引き寄せら
れており、各ピン70,71,72,73が各該当するガイド溝36,
37,39,40の前部停止辺31に当接されて定置されている。
この状態において、前記接触子62の先端は、ICカートリ
ツジ挿入空間15より上方に位置し、押圧変形されない自
由状態にある。
このとき、フツク部材81も、最も前面板11側に近接し
た位置にあり、ピン89が第1のガイド板21に開設された
傾斜溝38の最も高い位置にあつて、係止爪85が前記カー
トリツジ挿入空間15の上方に保持されている。これに伴
つて、このフツク部材81の末端部に下向きに突設された
係合突起88は、第1のガイド板21の前面板11寄りに開設
された第1のガイド溝36の後部停止辺35よりも前方に配
置される。尚、ロツク部材82に形成された係止爪94は、
第1図に示すように、フツク部材81の側面に突設された
係止突起90の頂面に乗り上げられており、フツク部材81
はICカートリツジCの挿入方向に移動できる状態にあ
る。
この状態から、第16図に示すように、前面板11に開口
されたカートリツジ挿入口17よりICカートリツジCを挿
入すると、ICカートリツジCの先端が移動子2より垂設
された係合突起68に係合され、ICカートリツジCに形成
された外部接続端子E1〜E8と移動子2に形成された接触
子62とが自動的に位置決めされる。
さらにICカートリツジCを挿入すると、移動子2が戻
しばね74(第1図参照)の弾力に抗して後方に移動し、
かつ、ガイド溝36,37,39,40の傾斜辺33に沿つてICカー
トリツジC側に移動し、ある段階で前記接触子62とICカ
ートリツジCの外部接続端子E1〜E8とが接触する。
さらにICカートリツジCを挿入すると、移動子2に突
設されたピン70がフツク部材81の係合突起88と係合し、
フツク部材81を後方に移動する。これに伴つて、フツク
部材81に突設されたピン89、即ち係止爪85が第1のガイ
ド板21に開設された傾斜溝38に案内されて下降し、第16
図に示すように、ICカートリツジCの後端部が前面板11
の凹面11bまで挿入されたとき、前記係止爪85がICカー
トリツジCの後端面と対向する位置まで下降する。
また、ICカートリツジCの挿入に伴つてフツク部材81
が後方に移動されると、係止爪85がICカートリツジCの
後端面と対向する位置まで下降した段階でロツク部材82
の係止爪94が係止突起90の頂面からはずれる。ロツク部
材82は、ソレノイド83の駆動軸83aに巻回された戻しば
ね83bの弾性力によつて第1図上反時計回りに回転し、
ロツク部材82の係止爪94がフツク部材81の係止突起90の
端面に係合される。これによつて、ICカートリツジC
は、戻しばね74の弾性力に抗して安定に保持される。
移動子2は、ICカートリツジCの後端面が前面板11の
凹面11bまで挿入されたとき、ピン70,71,72,73は各ガイ
ド溝36,37,39,40の下部水平辺34に係合され、移動子2
が最もICカートリツジCと接近した状態に保持される。
これによつて、接触子62とICカートリツジCの外部接続
端子E1〜E8とが所定の押圧力にて接続され、必要な情報
の授受が可能になる。
かようにしてローデイングされたICカートリツジC
は、所定のリード、ライトが終了した段階で、自動的に
イジエクトされる。
即ち、所定のリード、ライトが終了すると、コンピユ
ータから前記ソレノイド83に終了信号が出力され、ソレ
ノイド83が励磁されて駆動軸83aが吸引される。駆動軸8
3aが吸引されると、第17図に示すように、ロツク部材82
が第1図上時計方向に回動され、ロツク部材82とフツク
部材81との係合が解除される。これによつて、移動子2
が戻しばね74の弾性力によつて前面板11側に復帰し、IC
カートリツジCが係合突起98に押されてイジエクトされ
る。
また、例えば停電などによつてソレノイド83が動作し
なくなり、シヤーシ1内にICカートリツジCが挿入され
たままになつたときには、前面板11に開設された透孔49
に適当なるピン状物を挿入して収納部28内に収納された
イジエクトピン84を押圧する。このようにすると、イジ
エクトピン84が収納部28から突出してロツク部材82を時
計方向に回動し、前記と同様にしてICカートリツジCを
イジエクトすることができる。
前記実施例のICカートリツジリーダーライターは、IC
カートリツジCのロツク及びイジエクト装置3を、フツ
ク部材81と、ロツク部材82と、ソレノイド83と、イジエ
クトピン84の僅か4部品によつて構成したので、各部材
の製造コストや組立コストが安価になつて、ICカートリ
ツジリーダーライターの製造コストを低廉化することが
できる。
また、部品点数が少ないことから、故障が少なく、か
つ動作が確実である。
さらに、ソレノイドが作動しなくなつた場合の手動の
イジエクト装置(イジエクトピン84)を備えたので、シ
ヤーシ1内に挿入されたICカートリツジCが取り出せな
くなるといつた不具合を発生することがなく、一層実用
性及び信頼性に優れる。
また、前記実施例のICカートリツジリーダーライター
は、移動子2の重心位置を中心としてその前端側及び後
端側に所定本数の接触子の基端部を分散して固定したの
で、ICカートリツジCからの反力が移動子2に突設され
た各ピンとこれを支持するガイド溝との間にほぼ均等に
分散され、各部材の偏摩擦が防止されると共に、ICカー
トリツジCの外部接続端子E1〜E8と接触子62との接触安
定性が向上される。
また、第1のガイド板21及び第2のガイド板22、その
他所望の板状部材や突子をシヤーシ1に一体に成形した
ので、部品点数が少なく、この点からもICカートリツジ
リーダーライターの製造コストの低廉化を図ることがで
きる。
尚、本発明の要旨は、ロツク及びイジエクト装置を1
つのフツク部材と1つのロツク部材と1乃至2つの駆動
手段とから構成した点にあるのであつて、シヤーシを構
成する材料、及びシヤーシに一体に形成される各部材の
形状や配置、それに移動子を構成する各部材の材料や形
状それに配置等については、前記実施例のものに限定さ
れるものではなく、必要に応じて適宜設計することがで
きる。
例えば、第1のガイド板の前面板寄りに傾斜溝を開設
し、フツク部材にこれと係合可能なピンを突設する構成
に代えて、第1のガイド板の前面板寄りに傾斜突条を突
設し、フツク部材にこれを嵌挿可能な凹溝を凹設するよ
うにすることもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のICカートリツジリーダ
ーライターは、ロツク及びイジエクト装置の部品点数を
大幅に減じて構造を簡略化したので、安価にして耐久性
及び信頼性に優れたICカートリツジリーダーライターを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第14図は本発明に係るICカートリツジリーダ
ーライターの説明図であつて、第1図は天板を除去した
平面図、第2図はシヤーシの平面図、第3図は第2図の
A−A断面図、第4図は第2図のB−B断面図、第5図
はシヤーシの正面図、第6図はシヤーシの底面図、第7
図は移動子の平面図、第8図は移動子の側面図、第9図
はフツク部材の側面図、第10図はフツク部材の平面図、
第11図はロツク部材の平面図、第12図はイジエクトピン
の斜視図、第13図は天板及び底板が付設されたICカート
リツジリーダーライターの断面図、第14図は底板が付設
されたICカートリツジリーダーライターの底面図であ
る。第15図乃至第17図は第1実施例に係るICカートリツ
ジリーダーライターの動作説明図であつて、第15図はIC
カートリツジ挿入前の待機状態を示す断面図、第16図は
ICカートリツジ挿入時のフツク部材の動作を示す断面
図、第17図はイジエクト時のロツク部材の動作を示す平
面図である。第18図乃至第21図は従来知られているICカ
ートリツジリーダーライター説明図であつて、第18図は
天板を除去して内部の構成を示す平面図、第19図乃至第
21図は動作説明図である。 1:シヤーシ、2:移動子、3:ロツク装置、11:前面板、14:
基板、21:第1のガイド板、22:第2のガイド板、61:キ
ヤリツジ、62:接触子、70,71,72,73:ピン、81:フツク部
材、82:ロツク部材、83:ソレノイド、84:イジエクトピ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定本数の接触子及びICカートリッジ挿入
    口より挿入されたICカートリッジの前端部を係合して当
    該ICカードリッジに付設された外部接続端子と前記接触
    子との位置決めを行う係合突起を有し、前記ICカートリ
    ッジの挿入力によって当該ICカートリッジの挿入方向及
    び当該ICカートリッジと接近する方向に移動され、前記
    接触子と前記外部接続端子とを電気的に接続させる移動
    子と、当該移動子が前記挿入方向の所定位置まで移動し
    たときにこれと係合して前記ICカートリッジのフック動
    作を開始し、前記移動子が前記挿入方向の終端位置まで
    移動したときに前記ICカートリッジの後端部をフックす
    るフック部材と、当該フック部材の側面に弾接し、当該
    フック部材が前記ICカートリッジのフック位置まで移動
    したときにこれを自動的にロックするロック部材と、こ
    れらフック部材とロック部材との係合を解除するソレノ
    イドとを備えたことを特徴とするICカートリッジリーダ
    ーライター。
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