JP2548969Y2 - ホースクリップ - Google Patents

ホースクリップ

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JP2548969Y2
JP2548969Y2 JP5998291U JP5998291U JP2548969Y2 JP 2548969 Y2 JP2548969 Y2 JP 2548969Y2 JP 5998291 U JP5998291 U JP 5998291U JP 5998291 U JP5998291 U JP 5998291U JP 2548969 Y2 JP2548969 Y2 JP 2548969Y2
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gripping
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功 加藤
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Togo Seisakusho Corp
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Togo Seisakusho Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ホースの接続部をク
ランプするためのホースクリップに関し、特にホースを
クランプするまではホルダーによって最大径に近い状態
に保持されている形式のホースクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】図13にこれまでのホースクリップの構
造が斜視図で示されている。この図面において、クリッ
プ本体50はその弾性によってホース(図示しない)を
クランプするための環状のクランプ部52と、このクラ
ンプ部52の両端部にそれぞれ曲げ形成された把持片5
4とを備えている。一方、ホルダー60はU字状に曲げ
られた保持部62を有している。
【0003】前記クリップ本体50の両把持片54は、
前記クランプ部52の弾性に抗して互いに同位置となる
ように整合させられ、ここに前記ホルダー60の保持部
62が被せ付けられる。そしてこの保持部62をかしめ
ることでホルダー60が仮止めされる。この状態におい
てクリップ本体50のクランプ部52はほぼ最大径に保
持されている。クリップ本体50のクランプ部52でホ
ースをクランプする場合は、このクリップ本体50の両
把持片54から前記ホルダー60を取り外す。これによ
りクランプ部52はその弾性によって径が小さくなる方
向へ変形し、ホースをクランプする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図13に示されている
ホースクリップにおいては、前記ホルダー60における
保持部62の強度(板厚や硬さ)あるいは前記かしめ力
のばらつき等により、前記クリップ本体50の両把持片
54からホルダー60が簡単に外れたり、あるいは逆に
外し難くなったりする。このためホースクリップの搬送
中などに前記ホルダー60が外れたり、ホースのクラン
プに際してホルダー60を取外すのに大きな力を必要と
することがある。
【0005】この考案の技術的課題は、制作コストの軽
減を図るとともに、ホースのクランプに際しては小さい
力でクリップ本体に対するホルダーの係合を簡単に外す
ことができ、また搬送中などにおいてはクリップ本体か
らホルダーが容易に外れないようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この考案のホースクリップは次のように構成されて
いる。すなわちクリップ本体はその弾性によってホース
をクランプするための締付け力を有する環状のクランプ
部と、このクランプ部の両端部にそれぞれ曲げ形成され
た把持片とを備え、このクリップ本体とは別体のホルダ
ーにより前記クランプ部がその締付け力に抗して最大径
に近い状態に保持されている形式のホースクリップにお
いて、前記ホルダーは一本の線材により形成されている
とともに、クリップ本体の両把持片に対してそれぞれ係
合可能な係合部を備え、しかもこのホルダーは一方の係
合部をクリップ本体の把持片から外す方向の弾性力を保
有した状態でクリップ本体に組付けられている。
【0007】
【作用】前記構成によれば、ホースのクランプに際して
はクリップ本体の両把持片をプライヤなどの工具でつか
み、前記クランプ部を一度最大径の状態にする。これに
より前記ホルダーの一方の係合部が、このホルダーの弾
性力によってクリップ本体の把持片から外れる。したが
ってこの状態でのクランプ部は、その締付け力に基づく
径の縮小が可能となってホースをクランプできる。また
前記クリップ本体のクランプ部を一度最大径にしない限
り、ホルダーの係合部がクリップ本体の把持片から外れ
ることはなく、したがってホースクリップの搬送中など
にクリップ本体からホルダーが外れることも避けられ
る。
【0008】
【実施例】次に本考案の実施例を図1〜図12にしたが
って説明する。 実施例1 図2にホースクリップの正面図が示され、図3に図2の
左側面図が示され、図4に同じく図2の右側面図が示さ
れている。これらの図面において金属製のクリップ本体
10は、環状のクランプ部12とその両端部に曲げ形成
された把持片14,15とを備えている。クランプ部1
2は、クリップ本体10がもつ弾性により所定のホース
をクランプするための締付け力を有している。また前記
の両把持片14,15は、金属ワイヤなどの一本の線材
で形成されたホルダー20により図面の状態に結合され
ている。これにより前記クランプ部12は、その締付け
力に抗して最大径よりも僅かに小さい径に保持されてい
る。
【0009】そこで前記クリップ本体10の両把持片1
4,15及びホルダー20の構造をさらに詳細に説明す
る。まず図5に図2の一部が拡大断面図で示され、図6
にホルダー20を取付ける前のクリップ本体10の一部
が斜視図で示され、図7にホルダー20が拡大平面図で
示されている。これらの図面からも明らかなように、前
記の両把持片14,15はそれぞれクランプ部12の外
方向へ曲げられている。そして一方の把持片14は、ク
リップ本体10に形成されている開口部16を通って他
方の把持片15の反対側に位置し、クランプ部12の両
端部は互いに交差した状態となっている。なおクランプ
部12が自由状態(最小径の状態)にあるときの両把持
片14,15は、図6のように所定の距離だけ相互に離
れている。前記把持片14の両縁部には円弧形状の凹部
14aが形成されており、他方の把持片15には下向き
の突片15aが一体に形成されている。
【0010】一方、前記ホルダー20は前述したように
一本の線材(弾性素材)を図7のように曲げることで形
成されている。つまりこのホルダー20は、その自由状
態においては図7(A)で示されている形状を呈してお
り、線材の両端部を互いに交差させる方向へ外力を加え
ることで図7(B)のように弾性変形する。この図7
(B)の状態において、前記ホルダー20にはそれぞれ
ループ状をした左右一対の係合部22,23がつくられ
る。ホルダー20の前記係合部22,23のうち、線材
の両端部に囲まれて構成されている係合部22は、この
線材の両端部をさらに図7(B)の矢印方向に拡げた状
態で前記クリップ本体10の一方の把持片14に組付け
られる。この係合部22は、把持片14の前記凹部14
aの箇所に位置し、かつホルダー20が図7(A)の状
態に戻ろうとする復帰弾力によって把持片14を強く締
付けている。なおこのときのホルダー20は、把持片1
4に対してほぼ直角に位置している。そしてホルダー2
0の他方の係合部23は、クリップ本体10の把持片1
5に形成されている前記の突片15aに対し、その下方
から係合させることが可能である。
【0011】前記ホルダー20は、まず係合部22が前
述のようにしてクリップ本体10の把持片14に組付け
られる。その後、クリップ本体10の両把持片14,1
5をクランプ部12の締付け力に抗して接近させ、図5
のようにホルダー20の係合部23を把持片15の前記
突片15aに係合させる。これによりクランプ部12は
前述したように最大径に近い状態に保持される。
【0012】前記ホルダー20は前記のように把持片1
4に対してほぼ直角の状態から弾性的に撓められ、その
係合部23を把持片15の突片15aに係合させてい
る。したがってこの係合部24には、これを突片15a
から外す方向の弾性力が常に作用している。しかしホル
ダー20が受けている前記クランプ部12の締付け力は
大きく、この締付け力によって突片15aに対する係合
部23の係合状態が保持されている。
【0013】図1にホルダー20が取付けられたクリッ
プ本体10の一部が斜視図で示されている。この図面に
おいて前記両把持片14,15の各先端部分をプライヤ
などの工具でつかみ、矢印方向に力を加えればクランプ
部12は最大径となる。すなわち両把持片14,15が
相対的に接近して図5の仮想線で示されている状態にな
ると、ホルダー20もその弾性によって仮想線の状態に
復帰する。この瞬間において前記係合部23が把持片1
5の突片15aから外れ、クランプ部12はその締付け
力によって径が縮小する。そしてこの状態においてもホ
ルダー20の係合部22は、把持片14に付いたままで
ある。
【0014】さてホースのクランプに際しては、前記の
ようにクリップ本体10の両把持片14,15に図1の
矢印方向に力を加えるだけでよい。したがって特別な専
用工具を必要とすることなく、小さな力でクランプ作業
が完了する。またクリップ本体10の両把持片14,1
5に力を加えてクランプ部12を最大径にしない限りホ
ルダー20はクリップ本体10から外れない。したがっ
て搬送中などにホルダー20がクリップ本体10から外
れ、その後のクランプ作業が困難になるといった事態が
避けられる。
【0015】実施例2 図8に示されている実施例では、クリップ本体10の把
持片15に上向きの突片15bが一体に形成されてい
る。したがってホルダー20は把持片14に対してほぼ
直角の状態から弾性的に撓められ、その係合部23を把
持片15の突片15bに対してその上方から係合させて
いる。そこで両把持片14,15を接近させるように力
を加えれば、ホルダー20の弾性によってその係合部2
3が前記突片15bから上方へ外れることとなる。なお
この実施例2において前記実施例1と同一もしくは均等
構成と考えられる部分には図面に同一符号を付して重複
する説明は省略する。また次以降の実施例についても同
様の考えで重複する説明は省略する。
【0016】実施例3 図9及び図10に示されている実施例は、クリップ本体
10の両把持片14,15とホルダー20との係合関係
が前記の各実施例とは逆に設定されている。すなわち本
実施例では、クリップ本体10における一方の把持片1
5の突片15bに対してホルダー20の係合部22が組
付けられ、他方の把持片14の凹部14bに対してホル
ダー20の係合部23を係合させている。したがってク
リップ本体10の両把持片14,15を接近させるよう
に力を加えれば、ホルダー20の弾性によりその係合部
23が前記把持片14から上方へ外れる。
【0017】実施例4 図11及び図12に示されている実施例では、クリップ
本体10における把持片15の両側に曲げ形成された一
対のブラケット15cに対し、ホルダー20の係合部2
3Aが回動自在に結合されている。また他方の把持片1
4にはホルダー20の係合部22Aが上方から係合して
いる。しかもホルダー20には係合部23Aの一方から
延長させて把持片15の一側部に係止させた腕部28が
形成されている。これによって係合部22Aを把持片1
4から外す方向の弾性力をホルダー20にもたせてい
る。
【0018】
【考案の効果】以上のようにこの考案によれば、制作コ
ストの軽減を図れるとともに小さい力で能率よくホース
のクランプ作業が行え、またホースクリップの搬送中な
どにクリップ本体からホルダーが外れることも回避され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホースクリップの一部を拡大して表した斜視図
である。
【図2】ホースクリップの全体を表した正面図である。
【図3】図2の左側面図である。
【図4】同じく図2の右側面図である。
【図5】同じく図2の一部を拡大して表した断面図であ
る。
【図6】ホルダーを取付ける前のクリップ本体の一部を
表した斜視図である。
【図7】ホルダーを単体で表した平面図である。
【図8】実施例2におけるホースクリップの一部を拡大
して表した斜視図である。
【図9】実施例3におけるホースクリップの一部を拡大
して表した斜視図である。
【図10】同じく実施例3のホースクリップの一部を拡
大して表した斜視図である。
【図11】実施例4におけるホースクリップの一部を拡
大して表した斜視図である。
【図12】図10の一部を背面側からみた斜視図であ
る。
【図13】従来のホースクリップを表した分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 クリップ本体 12 クランプ部 14 把持片 15 把持片 20 ホルダー 22 係合部 22A 係合部 23 係合部 23A 係合部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリップ本体はその弾性によってホース
    をクランプするための締付け力を有する環状のクランプ
    部と、このクランプ部の両端部にそれぞれ曲げ形成され
    た把持片とを備え、このクリップ本体とは別体のホルダ
    ーにより前記クランプ部がその締付け力に抗して最大径
    に近い状態に保持されている形式のホースクリップにお
    いて、 前記ホルダーは一本の線材により形成されているととも
    に、クリップ本体の両把持片に対してそれぞれ係合可能
    な係合部を備え、しかもこのホルダーは一方の係合部を
    クリップ本体の把持片から外す方向の弾性力を保有した
    状態でクリップ本体に組付けられていることを特徴とす
    るホースクリップ。
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