JP2548136Y2 - 除湿装置 - Google Patents

除湿装置

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JP2548136Y2
JP2548136Y2 JP235392U JP235392U JP2548136Y2 JP 2548136 Y2 JP2548136 Y2 JP 2548136Y2 JP 235392 U JP235392 U JP 235392U JP 235392 U JP235392 U JP 235392U JP 2548136 Y2 JP2548136 Y2 JP 2548136Y2
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JP
Japan
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air
dehumidifier
exhaust port
supply port
desiccant
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JP235392U
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宗一郎 川田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、除湿装置に関するも
のである。さらに詳しくは、この考案は、各種収納庫や
分電板内等に有用な、吸湿剤による除湿と、この吸湿剤
の再生とを効率的に行うことのできる改良されたメンテ
ナンスフリーの除湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種収納庫や分電板内等に
は、たとえば電子冷却タイプ、冷媒タイプ、吸湿剤タイ
プ等の種々のタイプの除湿装置が用いられているが、な
かでも吸湿剤を内蔵した除湿装置は、その構造が比較的
簡単なことから多方面に広く利用されており、使用する
吸湿剤が使い捨てのもの、定期的に再生を必要とするも
の、およびメンテナンスフリーなもの等に分類される。
【0003】このうち、吸湿剤がメンテナンスフリーで
ある除湿装置は、たとえば図5に示したように、収納庫
内等からの湿った空気をファン(ア)によって給気口
(イ)から導入し、これをシリカゲル等の吸湿剤(ウ)
へと送風してその水分を吸着させ、乾燥した空気として
排出口(エ)より収納庫内等へ排出する。一方、このよ
うにして水分を吸着した吸湿剤(ウ)に対しては、給気
口(イ)より導入した外部空気を電熱式のヒーター
(オ)により加熱して送風することにより、その水分を
蒸発させて乾燥、再生することができる。
【0004】このような機構により、メンテナンスフリ
ーの除湿装置は、その吸湿剤(ウ)を交換することなく
長期間使用できるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、シリカ
ゲル等の吸湿剤を用いるメンテナンスフリーの除湿装置
においては、その除湿時および再生時における吸湿剤へ
の送風量が等量である必要はなく、むしろ吸湿剤の除湿
効率と再生効率を考慮した場合には、それぞれに適した
送風量を選択するのが好ましい。
【0006】すなわち、空気中の水分が吸湿剤に効率よ
く吸着するためには、一定量の空気が比較的長い時間を
かけて吸湿剤を通過する必要があるのに対し、水分を吸
着した吸湿剤は、多量の温風を送風することによって短
時間で乾燥、再生させることができる。ところが、たと
えば図5に示したような従来の除湿装置の場合には、除
湿時および再生時における吸湿剤(ウ)への送風量が同
一であるため、各々を共に効率よく行なうことができな
いのが実情である。
【0007】このため、たとえばファン(ア)の回転数
を変化させることによって、吸湿剤(ウ)への送風量を
調節するようにした除湿装置も提案されているが、この
場合には、変圧器等の制御機器を必要とするため、装置
自体が大型化、複雑化するなどの問題がある。この考案
は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、従
来のメンテナンスフリーの除湿装置の欠点を解消し、除
湿時と再生時の各々において、それに適した量の空気を
吸湿剤に向けて送風することのできる改良された除湿装
置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の課題
を解決するものとして、除湿と乾燥・再生のための一対
の給気口および排気口を有するケーシング内に、吸湿剤
とヒーター、およびこれらに空気を送風するファンを内
蔵する除湿装置において、その除湿運転時における給気
口および/または排気口の開口面積よりも、吸湿剤の再
生運転時における給気口および/または排気口の開口面
積を大きくしてなることを特徴とする除湿装置を提供す
る。
【0009】
【作用】この考案の除湿装置は、その除湿運転時と再生
運転時とにおいて、給気口および/または排気口の開口
面積を切り換えることによりそれぞれに適した空気流量
を吸湿剤へ送風することができる。すなわち、除湿時に
は、小さな開口面積の給気口および/または排気口を用
いて空気を給排気することによって、一定数で回転する
ファンの圧力損失を増大させ装置内の空気流量を小さく
する。その結果、吸湿剤中を通過する空気の流速は低下
し、空気中の水分は効率よく吸着される。一方、温風に
よって吸湿剤を再生する場合には、給気口および/また
は排気口の開口面積を大きくして、短時間に効率よく吸
湿剤を乾燥、再生することができる。
【0010】
【実施例】以下、添付した図面に沿って実施例を示し、
この考案の除湿装置についてさらに詳しく説明する。図
1は、この考案の除湿装置を構成するケーシングを例示
した斜視図である。たとえば、この図1に示したよう
に、この考案においてはケーシング(1)として、中空
状の角柱体から構成し、その内部に、吸湿剤、ファンお
よびヒーター等を収納して除湿装置を構成する。
【0011】さらにこのケーシング(1)は、上部面の
両端に、各々、収納庫等の空間に開口する第1給気口
(2)および第1排気口(3)を備え、また、両端縁面
に、各々、外部空間に開口する第2給気口(4)および
第2排気口(5)を備えている。このうち、第1給気口
(2)および第1排気口(3)は除湿時に使用し、一
方、第2給気口(4)および第2排気口(5)は、水分
を吸着した吸湿剤を再生する時に使用するが、これら
は、この考案の特徴として、第1給気口(2)および第
1排気口(3)よりも、第2給気口(4)および第2排
気口(5)の方が各々大きな開口面積を有している。
【0012】なお、このような2種類の給気口(2)
(4)および排気口(3)(5)は、それぞれ除湿時お
よび再生時において、選択的に開閉するようにしてい
る。図2は、第1排気口(3)と第2排気口(5)にお
けるこのような選択的開閉機構を例示した要部切欠き斜
視図である。たとえばこの例の場合には、第1排気口
(3)の位置する上部面と、第2排気口(5)の位置す
る端縁面との角部に、回動自在に取り付けた切換弁板
(6)を配設している。この切換弁板(6)は、たとえ
ばモーター等の駆動によって、その支点(7)を中心
に、図中矢印方向に回動し、除湿時および再生時の各々
において、第1排気口(3)および第2排気口(5)を
選択的に開口する。もちろん第1給気口(2)および第
2給気口(4)にも同様の開閉機構を備え、それぞれの
切換弁板(6)は連動して作動するようにしている。
【0013】図3(a)(b)は、各々、図1に例示し
たケーシング(1)を用いたこの考案の除湿装置の除湿
運転時および再生運転時の状態を例示した側断面図であ
る。たとえばこの図3に例示した除湿装置(8)は、ケ
ーシング(1)の内部に、吸湿剤(9)、ヒーター(1
0)およびファン(11)を内蔵しており、ケーシング
(1)の上部面を収納庫(12)の底板に固定してい
る。そして、除湿運転時には、図3(a)に示したよう
に、第2給気口(4)および第2排気口(5)をそれぞ
れ切換弁板(6)で閉鎖し、かつヒーター(10)を停
止した状態でファン(11)を作動させて、開口した第
1給気口(2)から収納庫(12)内の湿った空気を導
入し、これを吸湿剤(9)に送風して、その水分を吸湿
剤(9)に吸着させた後、第1排気口(3)から乾燥し
た空気として収納庫(12)内に排出する。
【0014】一方、このようにして水分を吸着した吸湿
剤(9)を再生する場合には、図3(b)に示したよう
に、第1給気口(2)および第1排気口(3)を切換弁
板(6)によって閉鎖した状態でファン(11)および
ヒーター(10)を作動させて、開口した第2給気口
(4)から導入した庫外の空気をヒーター(10)によ
り加熱して吸湿剤(9)に送風する。吸湿剤(9)中の
水分は、この温風により蒸発し、湿った空気として第2
排気口(5)から庫外へ排出し、吸湿剤(9)は乾燥し
た状態に再生する。なお、上記の通りこの考案の除湿装
置においては、第1給気口、排気口(2)(3)の開口
面積よりも、第2給気口、排気口(4)(5)の開口面
積が大きいため、除湿時および再生時のそれぞれにおい
て、最適の空気流量が吸湿剤(9)に供給されるため、
除湿効率および再生効率が、ともに極めて良好である。
【0015】もちろんこの考案は、以上の例によって限
定されるものではなく、細部については様々な態様が可
能であることは言うまでもない。たとえば図4(a)
は、この考案の除湿装置に用いることのできる別のケー
シング(13)を例示した斜視図であり、上部面の両端
に第1給気口(2)および第1排気口(3)を備え、側
面の両端により大きな開口面積を有する第2給気口
(4)および第2排気口(5)を備えている。そして、
このようなケーシング(13)の場合には、給気口
(2)(4)および排気口(3)(5)の各々の開閉機
構として、図4(b)に例示したような、一本の連結棒
(14)の両端に切換弁板(6)を取り付けたものを用
いることができ、両方の切換弁板(6)の連動操作を容
易に行えることができる。
【0016】
【考案の効果】以上詳しく説明したように、この考案に
よって、吸湿剤による空気除湿と、この吸湿剤の再生の
それぞれに適した量の空気を吸湿剤へ供給することがで
き、その結果、除湿および再生を効率よく行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の除湿装置に用いるケーシングの一例
を示した斜視図である。
【図2】図1に例示したケーシングにおける第1および
第2排気口の選択的開閉機構を例示した要部断面斜視図
である。
【図3】(a)(b)は、各々、この考案の除湿装置の
除湿運転時および再生運転時を例示した側断面図であ
る。
【図4】(a)(b)は、各々、この考案に用いること
のできる別のケーシングと、その開閉機構を例示した斜
視図である。
【図5】従来の除湿装置を例示した側断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 第1給気口 3 第1排気口 4 第2給気口 5 第2排気口 6 切換弁板 7 支点 8 除湿装置 9 吸湿剤 10 ヒーター 11 ファン 12 収納庫 13 ケーシング 14 連結棒

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除湿と乾燥・再生のための一対の給気口
    および排気口を有するケーシング内に、吸湿剤とヒータ
    ー、およびこれらに空気を送風するファンを内蔵する除
    湿装置において、その除湿運転時における給気口および
    /または排気口の開口面積よりも吸湿剤の再生運転時に
    おける給気口および/または排気口の開口面積を大きく
    してなることを特徴とする除湿装置。
JP235392U 1992-01-27 1992-01-27 除湿装置 Expired - Lifetime JP2548136Y2 (ja)

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JP5178124B2 (ja) * 2007-10-02 2013-04-10 株式会社東芝 吸湿装置
WO2021210627A1 (ja) * 2020-04-17 2021-10-21 株式会社巴川製紙所 調湿装置および調湿方法
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