JP2547673B2 - コードレス電話装置 - Google Patents

コードレス電話装置

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JP2547673B2
JP2547673B2 JP3020993A JP2099391A JP2547673B2 JP 2547673 B2 JP2547673 B2 JP 2547673B2 JP 3020993 A JP3020993 A JP 3020993A JP 2099391 A JP2099391 A JP 2099391A JP 2547673 B2 JP2547673 B2 JP 2547673B2
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真市 近藤
慶宏 佐々木
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
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Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、親機及び子機にダイヤ
ルキーを設けて両者からのダイヤル操作を可能にしたコ
ードレス電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電話回線に接続された親機と、該
親機と無線で結ばれた子機からなるコードレス電話装置
が普及しており、このようなものは例えば特開平1-3144
52号公報に開示されている。
【0003】ところで、従来のコードレス電話装置は、
子機にのみダイヤルキーを設けて子機からのみダイヤル
操作が行なえるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、子機はその携
帯性から小型化が要求されるために、ダイヤルキーの形
状も小さくする必要があり、操作性が非常に悪かった。
又、子機からダイヤル操作する場合は、 ダイヤルトーンを確かめるために子機の受話器部分
を耳に当てる。
【0005】 子機を引き下げてダイヤル操作する。 子機を持ち上げて通話状態に入る。というステップ
を要し、操作性が非常に悪かった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のコードレス電話
装置は、親機及び子機にダイヤルキーを設けて両者から
のダイヤル操作を可能にしたものにおいて、前記子機
に、ダイヤル操作禁止を示す制御信号を発生する手段を
設け、且つ前記親機に、前記子機からのダイヤル操作禁
止を示す制御信号の受信により、親機側におけるダイヤ
ル操作を無効にする手段を設けたものである。
【0007】又本発明の他のコードレス電話装置は、電
話回線に接続された親機と、該親機と無線で結ばれた子
機よりなるものにおいて、前記親機及び子機にダイヤル
キーを設けて両者からのダイヤル操作を可能にし、且つ
前記親機に、ダイヤル操作の禁止を指示する手段と、該
手段による禁止指示により該親機のダイヤル操作を無効
にする手段とを設けたものである。
【0008】更に、本発明の他のコードレス電話装置
は、電話回線に接続された親機と、該親機と無線で結ば
れた子機よりなるものにおいて、前記親機及び子機にダ
イヤルキーを設けて両者からのダイヤル操作を可能に
し、且つ親機に子機が載置された状態から通話モードに
なったか否かを検出する手段と、該手段により親機に子
機が載置された状態から通話モードになったことを検出
した場合、前記親機側のダイヤル操作を有効にすると共
に前記子機側のダイヤル操作を無効にし、そして親機に
子機が載置されていない状態から通話モードになったこ
とを検出した場合、前記子機側のダイヤル操作を有効に
すると共に前記親機側のダイヤル操作を無効にする手段
とを有するものである。
【0009】
【作用】本発明のコードレス電話装置は、上記の様に構
成したものであるから、親機側からのダイヤル操作によ
って子機から通話することができる。
【0010】又、この場合に、親機又は子機からの操作
で、親機の以後のダイヤル操作を無効にすることができ
る。
【0011】更に、親機に子機が載置されている状態か
ら通話モードになった時は、親機側からのみダイヤル操
作を行なうことができ、そして、親機に子機が載置され
ていない状態から通話モードになった時は、子機側から
のみダイヤル操作を行なうことができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、親機(1)の構成を示し、(3)は回線接続回路
(4)を介して電話回線(L)と接続された送受信回路で、
アンテナ(5)を介して子機(2)と交信を行なう。(6)は
前記回線接続回路(4)を介して電話回線(L)にダイヤル
信号を発生するダイヤル回路、(7)はキー回路で、ダイ
ヤル発信を行うためのテンキー(8)及び親機側でのテン
キー(8)の操作を無効にする無効キー(9)とからなる。
(10)は充電端子、(11)は内蔵のプログラムに従い送受信
回路(3)、回線接続回路(4)及びダイヤル回路(6)の制
御を行なう制御回路で、マイクロプロセッサで構成され
ている。尚、この制御回路(11)は前記充電端子(10)の端
子電圧も監視している。
【0013】図2は、子機(2)の構成を示し、(12)は親
機(1)よりの信号を受信する受信回路で、受信出力がア
ンプ(13)に供給され、受話用スピーカ(14)で拡声される
よう構成されている。(15)は送信回路で、送話用マイク
ロホン(16)が接続されている。(17)はキー回路で、ダイ
ヤル発信を行なうためのテンキー(18)、通話キー(19)及
び切キー(20)とからなる。尚、前記通話キー(19)にはL
EDランプ(21)によるバック照明がなされるよう構成さ
れている。(22)は前記親機(1)の充電端子(10)に接続さ
れる充電端子である。尚、子機(2)は親機(1)に載置自
在に構成されており、親機(1)に載置された時に夫々の
充電端子(10)(22)が接続されるようにしている。(23)は
充電端子(10)(22)を介して親機(1)からの充電を受ける
電池である。(24)は子機(2)全体を制御する制御回路
で、内蔵のプログラムにより処理制御を行なうマイクロ
プロセッサで構成されている。尚、この制御回路(24)も
充電端子(22)の端子電圧を検出するようにしている。
【0014】図3は前記親機(1)の制御回路(11)の要部
のプログラムのフローチャート、図4は前記子機(2)の
制御回路(24)の要部のフローチャートで以下これらに基
づいて動作を説明する。
【0015】まず、子機(2)が親機(1)に載置され、充
電されている場合について説明する。尚、この時、夫々
の充電端子(10)(22)から制御回路(11)(24)にはHレベル
信号が与えられている。ここで、通話するために、子機
(2)を持ち上げると、充電端子(10)(22)のレベルがHか
らLに変化するので、このレベル変化を検出した子機
(2)の制御回路(24)は親機(1)に対して回線接続要求信
号を送出し、一方親機( 1)の制御回路(11)は5秒間子
機(2)からの回線接続要求信号を監視する(ステップA
−2〜5、ステップB−1、11)。何らかの原因で5秒
以内に回線接続要求 信号を受信できなかった場合、親
機(1)の制御回路(11)は再度充電端子(10)の監視に移行
する。尚、ステップA−2では、端子レベルの変化(H
→L)を検出しているので、この場合では一旦子機(2)
が親機(1)に載置された後、再度持ち上げられないと、
次のステップに移行しない。而して、親機(1)の制御回
路(11)が回線接続要求信号を検出すると、この制御回路
(11)は回線接続回路(4)により電話回線(L)を閉結し、
子機(2)に対し回線接続完了信号を送出する(ステップ
A− 6、7)。この回線接続完了信号を検出した子機
(2)の制御回路(24)は、LED ランプ(21)を駆動して
通話キー(19)を点滅させ、使用者にダイヤル発信可能に
なったことを促がすことになる(ステップB−12、13)。
ところで、この状態、つまり親機(1)から子機(2)を持
ち上げて使用する状態では、通常子機(2)を親機( 1)
の側で使用するので、子機(2)におけるダイヤル操作を
無効にし、親機(1) におけるダイヤル操作を有効にし
ている。即ち、親機(1)側でのみダイヤル操作の監視処
理(ステップA−8、9)をするようにしている。これ
は、子機(2)はその携帯性から形状を著しく制限されテ
ンキー(18)の形状も小さくせざる得ないが、親機(1)の
場合は子機に比べて形状的な制限が小さいためにテンキ
ー(8)の形状を比較的大きくすることができ、操作性が
よいからである。又、子機(2)からダイヤル操作する場
合は、先の説明通り次のステップを要する。
【0016】 ダイヤルトーンを確かめるために子機
の受話器部分を耳に当てる。 子機を引き下げてダイヤル操作する。
【0017】 子機を持ち上げて通話状態に入る。し
かし、親機(1)でダイヤル操作する場合は、のステッ
プから子機(2)を引き下げることなく通話状態に移行で
きるので、操作性がよく、更にはダイヤル発信音を確認
できるという利点がある。尚、親機(1)と子機(2)の両
者のダイヤル操作を有効としていないのは、誤操作によ
ってダイヤル操作が競合することが考えられ、この場合
誤ったダイヤル発信がなされる可能性が高くなるからで
ある。
【0018】而して、親機(1)側においてダイヤル操作
がなされると、この親機(1)の制御回路(11)はダイヤル
回路(6)を作動させて電話回線(L)にダイヤル信号(ト
ーン 又はパルス)を送出することになる(ステップA−
8、9)。この後に、子機(2) の使用者が親機(1)から
離れて通話することになる場合に、親機(1)側のテンキ
ー(8)を他の人が操作して通話妨害がなされるのを防止
するため、親機(1)側のダイヤル操作を無効にする場合
は、親機(1)の無効キー(9)又は子機(2)の通話キー(1
9)を操作すればよい(ステップA−12、ステップB−1
4)。
【0019】即ち、無効キー(9)が操作されると、親機
(1)の制御回路(11)は、子機(2)に対し切換信号を送出
し、そしてステップA−14に移行してステップA−8、
9におけるダイヤル操作の監視処理は中止し、子機(2)
からのダイヤルデータ信号を監視することになる(ステ
ップA−12〜15)。一方、親機(1)からの切換信号を検
出した子機(2)の制御回路(24)はステップB−5に移行
して通話キー(19)を点灯させ、そしてステップB−6、
7にてダイヤル操作を監視することになる(ステ ップB
−16)。従って、このように、通話キー(19)が点滅から
点灯に変わった状 態では、子機(2)側のダイヤル操作
により、ダイヤルデータ信号が親機(1)に送出され、こ
れを検出した親機(1)の制御回路(11)はダイヤル回路
(6)を駆動して電話回線(L)にダイヤル信号を送出する
ことになる(ステップA−14、15、ステ ップB−6、
7)。尚、このように子機(2)からのダイヤル操作を可
能にしたの は、ホームバンキング等の各種サービスを
受けるようにするためである。
【0020】又、通話キー(19)が操作されると、子機
(2)の制御回路(24)は親機(1)に対し無効信号を送出し
(ステップB−15)、以後は前述したと同様にステップB
−5に移行して通話キー(19)を点灯させると共にダイヤ
ル操作を監視することになる。一方、子機(2)からの無
効信号を検出した親機(1)の制御回路(11)は前述したと
同様にステップA−14に移行して子機(2)からのダイヤ
ルデータ信号を監視することになる(ステップA−11)。
【0021】尚、上記状態において、子機(2)の切キー
(20)が操作されるか、又は子機(2)が親機(1)に載せら
れて充電状態になり、子機(2)の充電端子(22)から制御
回路(24)に対する出力信号がLレベル信号からHレベル
信号に変化すると、子機(2)の制御回路(24)は親機(1)
に対し切データ信号を送出してステップB−1に戻り、
スタンバイ状態になる(ステップB−8、9、17、18、1
0)。一方、子機(2)からの切データ信号を受信した親機
(1)の制御回路(11)は回線接続回路(4)を介して電話回
線(L)の閉結を解いて、ステップA−1に戻り、スタン
バイ状態になる(ステップA−10、16、17)。
【0022】次に、子機(2)が親機(1)に載置されてい
ない状態でスタンバイ状態になっている場合について説
明する。通話するために、子機(2)の通話キー(19)を操
作すると、子機(2)の制御回路(24)は親機(1)に回線接
続要求信号を送出する(ステ ップB−2)。この回線接
続要求信号を検出した親機(1)の制御回路(11)は回線
接続回路(4)を介して回線(L)を閉結して子機(2)に対
し回線接続完了信号を送出し、そして前述したと同様に
ステップA−14に移行して子機(2)からのダイヤルデー
タ信号を監視することになる(ステップA−1、18、1
9)。
【0023】一方、親機(1)からの回線接続完了信号を
検出した子機(2)の制御回路(24)は、通話キー(19)を点
灯させ、そして前述したと同様にダイヤル操作を監視
し、ダイヤル操作に応じてダイヤルデータ信号を親機
(1)に送出することになる(ステ ップB−4〜7)。
【0024】即ち、子機(2)が親機(1)に載置されてい
ない状態でスタンバイ状態になっている場合は、通常、
親機(1)から離れた場所に子機(2)が置いてあると考え
られるから、この様な場合に、通話するときは、初めか
ら親機(1)側のダイヤル操作を無効にし、そして子機
(2)側のダイヤル操作を有効にしているのである。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上記の様に構成したものであ
るから、親機側のダイヤル操作によって子機から通話す
ることができ、ダイヤル操作に関する操作性を向上させ
ることができる。
【0026】又、親機側のダイヤル操作によって子機か
ら通話した場合、親機又は子機からの操作で親機の以後
のダイヤル操作を無効にすることができ、例えば親機か
ら離れて子機を使用する場合に、他の人が親機側のダイ
ヤルキーを誤操作しても子機の通話を妨害することがな
い。
【0027】更に、親機に子機が載置されている状態か
ら通話モードになった時は、親機側からのみダイヤル操
作を行なうことができ、そして親機に子機が載置されて
いない状態から通話モードになった時は、子機側からの
みダイヤル操作を行なうことができる。即ち、子機の側
に親機がないとされる場合は、自動的に子機側でのダイ
ヤル操作を許容しているので、わざわざ子機を親機の側
に移動させてダイヤル操作する必要がなく、非常に便利
がよい。そして、両者の一方はかならずダイヤル操作が
無効とされるので、ダイヤル操作の競合による誤ダイヤ
ル発信を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコードレス電話装置の親機のブロック
図である。
【図2】同じく子機のブロック図である。
【図3】同じく親機の制御回路のプログラムのフローチ
ャートである。
【図4】同じく子機の制御回路のプログラムのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 親機 2 子機 7 キー回路 11 制御回路 17 キー回路 24 制御回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線に接続された親機と、該親機と
    無線で結ばれた子機よりなるコードレス電話装置におい
    て、前記親機及び子機にダイヤルキーを設けて両者から
    のダイヤル操作を可能にし、且つ前記子機に、ダイヤル
    操作禁止を示す制御信号を発生する手段を設けると共に
    前記親機に、前記子機からのダイヤル操作禁止を示す制
    御信号の受信により、親機側におけるダイヤル操作を無
    効にする手段を設けたことを特徴とするコードレス電話
    装置。
  2. 【請求項2】 電話回線に接続された親機と、該親機と
    無線で結ばれた子機よりなるコードレス電話装置におい
    て、前記親機及び子機にダイヤルキーを設けて両者から
    のダイヤル操作を可能にし、且つ前記親機に、ダイヤル
    操作の禁止を指示する手段と、該手段による禁止指示に
    より該親機のダイヤル操作を無効にする手段とを設けた
    ことを特徴とするコードレス電話装置。
  3. 【請求項3】 電話回線に接続された親機と、該親機と
    無線で結ばれた子機よりなるコードレス電話装置におい
    て、前記親機及び子機にダイヤルキーを設けて両者から
    のダイヤル操作を可能にし、且つ親機に子機が載置され
    た状態から通話モードになったか否かを検出する手段
    と、該手段により親機に子機が載置された状態から通話
    モードになったことを検出した場合、前記親機側のダイ
    ヤル操作を有効にすると共に前記子機側のダイヤル操作
    を無効にし、そして親機に子機が載置されていない状態
    から通話モードになったことを検出した場合、前記子機
    側のダイヤル操作を有効にすると共に前記親機側のダイ
    ヤル操作を無効にする手段とを有することを特徴とする
    コードレス電話装置。
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JP4241475B2 (ja) * 2004-03-31 2009-03-18 サクサ株式会社 コードレス電話装置
JP6403497B2 (ja) * 2014-08-29 2018-10-10 シャープ株式会社 通信システム

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