JP2547511Y2 - 流しの排水トラップと排水ホースの接続構造 - Google Patents
流しの排水トラップと排水ホースの接続構造Info
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- JP2547511Y2 JP2547511Y2 JP1990083859U JP8385990U JP2547511Y2 JP 2547511 Y2 JP2547511 Y2 JP 2547511Y2 JP 1990083859 U JP1990083859 U JP 1990083859U JP 8385990 U JP8385990 U JP 8385990U JP 2547511 Y2 JP2547511 Y2 JP 2547511Y2
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- trap
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、流しの排水トラップに対する排水ホースの
取付け、取外しを極めて簡便容易に、ワンタッチ操作に
より行ない得るように構成した流しの排水トラップと排
水ホースの接続構造の改良に関する。
取付け、取外しを極めて簡便容易に、ワンタッチ操作に
より行ない得るように構成した流しの排水トラップと排
水ホースの接続構造の改良に関する。
(従来の技術) 従来、流しの排水トラップに対する排水ホースのお取
付けは、殆んどの場合、例えば排水トラップの排水口部
の外周に設けた雄ネジ部に、下端部に内向きフランジを
設けたナット部材を螺合締着する際に、排水ホースを接
続したインナーの外向きフランジを上記ナット部材の内
向きフランジ上に載置した状態でナット部材を締着ける
ことにより、インナーの外向きフランジの上面とトラッ
プの排水口の下面との間にパッキングを介在させた常態
で緊締して接続するように構成されている。
付けは、殆んどの場合、例えば排水トラップの排水口部
の外周に設けた雄ネジ部に、下端部に内向きフランジを
設けたナット部材を螺合締着する際に、排水ホースを接
続したインナーの外向きフランジを上記ナット部材の内
向きフランジ上に載置した状態でナット部材を締着ける
ことにより、インナーの外向きフランジの上面とトラッ
プの排水口の下面との間にパッキングを介在させた常態
で緊締して接続するように構成されている。
(考案が解決しようとする課題) 然るに、流しの排水トラップに排水ホースを接続する
個所は、狭いスペースの場合が多く、その狭い個所で手
探りの常態で上記の諸接続作業を行なうことは、想像以
上に煩雑にして困難であって、能率的に接続作業を行な
い得ない問題があると共に、ナット部材による締着を確
実に行ない得ない場合も多く、排水洩れの原因となる重
要な問題がある。
個所は、狭いスペースの場合が多く、その狭い個所で手
探りの常態で上記の諸接続作業を行なうことは、想像以
上に煩雑にして困難であって、能率的に接続作業を行な
い得ない問題があると共に、ナット部材による締着を確
実に行ない得ない場合も多く、排水洩れの原因となる重
要な問題がある。
本考案は、上記の問題を解決することを課題として開
発されたもので、排水ホースの接続端部を流しの排水ト
ラップに設けた排水口或は流入口に差込むだけの簡単な
操作により、両者の接続を確実且つ能率的に行なうこと
ができ、且つ取外し操作も簡便容易であるといった特徴
を備えた流しの排水トラップと排水ホースの接続構造を
提供することを目的とする。
発されたもので、排水ホースの接続端部を流しの排水ト
ラップに設けた排水口或は流入口に差込むだけの簡単な
操作により、両者の接続を確実且つ能率的に行なうこと
ができ、且つ取外し操作も簡便容易であるといった特徴
を備えた流しの排水トラップと排水ホースの接続構造を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決し、その目的を達成する手段として、
本考案は、次のように構成した流しの排水トラップと排
水ホースの接続構造を夫々提供するものである。
本考案は、次のように構成した流しの排水トラップと排
水ホースの接続構造を夫々提供するものである。
(1)第1の解決手段 流しの排水トラップと排水ホースの端部に、相互に係
合する係合部材を夫々設け、排水トラップに排水ホース
の端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係合可能に構成
すると共に、スライド管のスライド作用により上記係合
状態を解除可能に構成した流しの排水トラップと排水ホ
ースの接続構造において、流しの排水トラップの排水口
の外周面に周設した突条により排水トラップ側の係合部
材を構成し、下水管側へ排水するための排水ホースの端
部に連結した接続管本体の周面に複数の開口部を設ける
と共に、該接続管本体にスライド可能に被嵌したスライ
ド管の内面に、上記各開口部に対向する複数本の係合用
突起を突設して、該各突起の先端係合部を、常態におい
て接続管本体の上記各開口部に圧入可能に弾力付勢さ
せ、且つ接続管本体の外向きフランジとスライド管の内
向きフランジとの間に圧入したスプリングにより、常態
においてスライド管を反排水ホース側に押動可能に弾力
付勢して成る接続管により排水ホース側の係合部材を構
成したことを特徴とする流しの排水トラップと排水ホー
スの接続構造。
合する係合部材を夫々設け、排水トラップに排水ホース
の端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係合可能に構成
すると共に、スライド管のスライド作用により上記係合
状態を解除可能に構成した流しの排水トラップと排水ホ
ースの接続構造において、流しの排水トラップの排水口
の外周面に周設した突条により排水トラップ側の係合部
材を構成し、下水管側へ排水するための排水ホースの端
部に連結した接続管本体の周面に複数の開口部を設ける
と共に、該接続管本体にスライド可能に被嵌したスライ
ド管の内面に、上記各開口部に対向する複数本の係合用
突起を突設して、該各突起の先端係合部を、常態におい
て接続管本体の上記各開口部に圧入可能に弾力付勢さ
せ、且つ接続管本体の外向きフランジとスライド管の内
向きフランジとの間に圧入したスプリングにより、常態
においてスライド管を反排水ホース側に押動可能に弾力
付勢して成る接続管により排水ホース側の係合部材を構
成したことを特徴とする流しの排水トラップと排水ホー
スの接続構造。
(2)第2の解決手段 流しの排水トラップと排水ホースの端部に、相互に係
合する係合部材を夫々設け、排水トラップに排水ホース
の端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係合可能に構成
すると共に、スライド管のスライド作用により上記係合
状態を解除可能に構成した流しの排水トラップと排水ホ
ースの接続構造において、流しの排水トラップの排水口
に形設した接続管本体の周面に複数の開口部を設けると
共に、該接続管本体にスライド可能に被嵌したスライド
管の内面に、上記各開口部に対向する複数本の係合用突
起を突設して、該各突起の先端係合部を、常態において
接続管本体の上記各開口部に圧入可能に弾力付勢させ、
且つ接続管本体の外向きフランジとスライド管の内向き
フランジとの間に圧入したスプリングにより、常態にお
いてスライド管を反トラップ側に押動可能に付勢して成
る接続管により排水トラップ側の係合部材を構成し、下
水管側へ排水するための排水ホースの端部外周面に周設
した突条により排水ホース側の係合部材を構成したこと
を特徴とする流しの排水トラップと排水ホースの接続構
造。
合する係合部材を夫々設け、排水トラップに排水ホース
の端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係合可能に構成
すると共に、スライド管のスライド作用により上記係合
状態を解除可能に構成した流しの排水トラップと排水ホ
ースの接続構造において、流しの排水トラップの排水口
に形設した接続管本体の周面に複数の開口部を設けると
共に、該接続管本体にスライド可能に被嵌したスライド
管の内面に、上記各開口部に対向する複数本の係合用突
起を突設して、該各突起の先端係合部を、常態において
接続管本体の上記各開口部に圧入可能に弾力付勢させ、
且つ接続管本体の外向きフランジとスライド管の内向き
フランジとの間に圧入したスプリングにより、常態にお
いてスライド管を反トラップ側に押動可能に付勢して成
る接続管により排水トラップ側の係合部材を構成し、下
水管側へ排水するための排水ホースの端部外周面に周設
した突条により排水ホース側の係合部材を構成したこと
を特徴とする流しの排水トラップと排水ホースの接続構
造。
(3)第3の解決手段 流しの排水トラップと排水ホースの端部に、相互に係
合する係合部材を夫々設け、排水トラップに排水ホース
の端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係合可能に構成
すると共に、スライド管のスライド作用により上記係合
状態を解除可能に構成した流しの排水トラップと排水ホ
ースの接続構造において、流しのオーバーフロー部から
の溢水を流入するために流しの排水トラップに設けた流
入口の外周面に周設した突条により排水トラップ側の係
合部材を構成し、上記溢水を排水トラップへ流入するた
めの排水ホースの端部に連結した接続管本体の周面に複
数の開口部を設けると共に、該接続管本体にスライド可
能に被嵌したスライド管の内面に、上記各開口部に対向
する複数本の係合用突起を突設して、該各突起の先端係
合部を、常態において接続管本体の上記各開口部に圧入
可能に弾力付勢させ、且つ接続管本体の外向きフランジ
とスライド管の内向きフランジとの間に圧入したスプリ
ングにより、常態においてスライド管を反排水ホース側
に押動可能に弾力付勢して成る接続管により排水ホース
側の係合部材を構成したことを特徴とする流しの排水ト
ラップと排水ホースの接続構造。
合する係合部材を夫々設け、排水トラップに排水ホース
の端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係合可能に構成
すると共に、スライド管のスライド作用により上記係合
状態を解除可能に構成した流しの排水トラップと排水ホ
ースの接続構造において、流しのオーバーフロー部から
の溢水を流入するために流しの排水トラップに設けた流
入口の外周面に周設した突条により排水トラップ側の係
合部材を構成し、上記溢水を排水トラップへ流入するた
めの排水ホースの端部に連結した接続管本体の周面に複
数の開口部を設けると共に、該接続管本体にスライド可
能に被嵌したスライド管の内面に、上記各開口部に対向
する複数本の係合用突起を突設して、該各突起の先端係
合部を、常態において接続管本体の上記各開口部に圧入
可能に弾力付勢させ、且つ接続管本体の外向きフランジ
とスライド管の内向きフランジとの間に圧入したスプリ
ングにより、常態においてスライド管を反排水ホース側
に押動可能に弾力付勢して成る接続管により排水ホース
側の係合部材を構成したことを特徴とする流しの排水ト
ラップと排水ホースの接続構造。
(4)第4の解決手段 流しの排水トラップと排水ホースの端部に、相互に係
合する係合部材を夫々設け、排水トラップに排水ホース
の端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係合可能に構成
すると共に、スライド管のスライド作用により上記係合
状態を解除可能に構成した流しの排水トラップと排水ホ
ースの接続構造において、流しのオーバーフロー部から
の溢水を流入するために流しの排水トラップに設けた流
入口に形設した接続管本体の周面に複数の開口部を設け
ると共に、該接続管本体にスライド可能に被嵌したスラ
イド管の内面に、上記各開口部に対向する複数本の係合
用突起を突設して、該各突起の先端係合部を、常態にお
いて接続管本体の上記各開口部に圧入可能に弾力付勢さ
せ、且つ接続管本体の外向きフランジとスライド管の内
向きフランジとの間に圧入したスプリングにより、常態
においてスライド管を反トラップ側に押動可能に付勢し
て成る接続管により排水トラップ側の係合部材を構成
し、上記溢水を排水トラップへ流入するための排水ホー
スの端部外周面に周設した突条により排水ホース側の係
合部材を構成したことを特徴とする流しの排水トラップ
と排水ホースの接続構造。
合する係合部材を夫々設け、排水トラップに排水ホース
の端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係合可能に構成
すると共に、スライド管のスライド作用により上記係合
状態を解除可能に構成した流しの排水トラップと排水ホ
ースの接続構造において、流しのオーバーフロー部から
の溢水を流入するために流しの排水トラップに設けた流
入口に形設した接続管本体の周面に複数の開口部を設け
ると共に、該接続管本体にスライド可能に被嵌したスラ
イド管の内面に、上記各開口部に対向する複数本の係合
用突起を突設して、該各突起の先端係合部を、常態にお
いて接続管本体の上記各開口部に圧入可能に弾力付勢さ
せ、且つ接続管本体の外向きフランジとスライド管の内
向きフランジとの間に圧入したスプリングにより、常態
においてスライド管を反トラップ側に押動可能に付勢し
て成る接続管により排水トラップ側の係合部材を構成
し、上記溢水を排水トラップへ流入するための排水ホー
スの端部外周面に周設した突条により排水ホース側の係
合部材を構成したことを特徴とする流しの排水トラップ
と排水ホースの接続構造。
(5)第5の解決手段 流しの排水トラップと排水ホースの端部に、相互に係
合する係合部材を夫々設け、排水トラップに排水ホース
の端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係合可能に構成
すると共に、スライド管のスライド作用により上記係合
状態を解除可能に構成した流しの排水トラップと排水ホ
ースの接続構造において、多層流しにおける少なくとも
一つの流しからの排水を他の少なくとも一つの流しの排
水トラップに流入するために該排水トラップに設けた流
入口の外周面に周設した突条により排水トラップ側の係
合部材を構成し、上記排水を排水トラップへ流入するた
めの排水ホースの端部に連結した接続管本体の周面に複
数の開口部を設けると共に、該接続管本体にスライド可
能に被嵌したスライド管の内面に、上記各開口部に対向
する複数本の係合用突起を突設して、該各突起の先端係
合部を、常態において接続管本体の上記各開口部に圧入
可能に弾力付勢させ、且つ接続管本体の外向きフランジ
とスライド管の内向きフランジとの間に圧入したスプリ
ングにより、常態においてスライド管を反排水ホース側
に押動可能に弾力付勢して成る接続管により排水ホース
側の係合部材を構成したことを特徴とする流しの排水ト
ラップと排水ホースの接続構造。
合する係合部材を夫々設け、排水トラップに排水ホース
の端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係合可能に構成
すると共に、スライド管のスライド作用により上記係合
状態を解除可能に構成した流しの排水トラップと排水ホ
ースの接続構造において、多層流しにおける少なくとも
一つの流しからの排水を他の少なくとも一つの流しの排
水トラップに流入するために該排水トラップに設けた流
入口の外周面に周設した突条により排水トラップ側の係
合部材を構成し、上記排水を排水トラップへ流入するた
めの排水ホースの端部に連結した接続管本体の周面に複
数の開口部を設けると共に、該接続管本体にスライド可
能に被嵌したスライド管の内面に、上記各開口部に対向
する複数本の係合用突起を突設して、該各突起の先端係
合部を、常態において接続管本体の上記各開口部に圧入
可能に弾力付勢させ、且つ接続管本体の外向きフランジ
とスライド管の内向きフランジとの間に圧入したスプリ
ングにより、常態においてスライド管を反排水ホース側
に押動可能に弾力付勢して成る接続管により排水ホース
側の係合部材を構成したことを特徴とする流しの排水ト
ラップと排水ホースの接続構造。
(6)第6の解決手段 流しの排水トラップと排水ホースの端部に、相互に係
合する係合部材を夫々設け、排水トラップに排水ホース
の端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係合可能に構成
すると共に、スライド管のスライド作用により上記係合
状態を解除可能に構成した流しの排水トラップと排水ホ
ースの接続構造において、多層流しにおける少なくとも
一つの流しからの排水を他の少なくとも一つの流しの排
水トラップに流入するために該排水トラップに設けた流
入口に形設した接続管本体の周面に複数の開口部を設け
ると共に、該接続管本体にスライド可能に被嵌したスラ
イド管の内面に、上記各開口部に対向する複数本の係合
用突起を突設して、該各突起の先端係合部を、常態にお
いて接続管本体の上記各開口部に圧入可能に弾力付勢さ
せ、且つ接続管本体の外向きフランジとスライド管の内
向きフランジとの間に圧入したスプリングにより、常態
においてスライド管を反トラップ側に押動可能に付勢し
て成る接続管により排水トラップ側の係合部材を構成
し、上記排水を排水トラップへ流入するための排水ホー
スの端部外周面に周設した突条により排水ホース側の係
合部材を構成したことを特徴とする流しの排水トラップ
と排水ホースの接続構造。
合する係合部材を夫々設け、排水トラップに排水ホース
の端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係合可能に構成
すると共に、スライド管のスライド作用により上記係合
状態を解除可能に構成した流しの排水トラップと排水ホ
ースの接続構造において、多層流しにおける少なくとも
一つの流しからの排水を他の少なくとも一つの流しの排
水トラップに流入するために該排水トラップに設けた流
入口に形設した接続管本体の周面に複数の開口部を設け
ると共に、該接続管本体にスライド可能に被嵌したスラ
イド管の内面に、上記各開口部に対向する複数本の係合
用突起を突設して、該各突起の先端係合部を、常態にお
いて接続管本体の上記各開口部に圧入可能に弾力付勢さ
せ、且つ接続管本体の外向きフランジとスライド管の内
向きフランジとの間に圧入したスプリングにより、常態
においてスライド管を反トラップ側に押動可能に付勢し
て成る接続管により排水トラップ側の係合部材を構成
し、上記排水を排水トラップへ流入するための排水ホー
スの端部外周面に周設した突条により排水ホース側の係
合部材を構成したことを特徴とする流しの排水トラップ
と排水ホースの接続構造。
(作用) 次に、本考案の作用を、請求項1に記載の考案即ち、
流しの排水トラップの排水口と排水ホースの端部に、相
互に係合する係合部材を夫々設け、排水トラップの排水
口に排水ホースの端部を嵌挿した際に両者の係合部材を
係合可能に構成すると共に、スライド管のスライド作用
により上記係合常態を解除可能に構成した流しの排水ト
ラップと排水ホースの接続構造において、流しの排水ト
ラップの排水口の外周面に周設した突条により排水トラ
ップ側の係合部材を構成し、下水管側へ排水するための
排水ホースの端部に連結した接続管本体の周面に複数の
開口部を設けると共に、該接続管本体にスライド可能に
被嵌したスライド管の内面に、上記各開口部に対向する
複数本の係合用突起を突設して、該各突起の先端係合部
を、常態において接続管本体の上記各開口部に圧入可能
に弾力付勢させ、且つ接続管本体の外向きフランジとス
ライド管の内向きフランジとの間に圧入したスプリング
により、常態においてスライド管を反排水ホース側に押
動可能に弾力付勢して成る接続管により排水ホース側の
係合部材を構成した流しの排水トラップと排水ホースの
接続構造に基づいて説明する。
流しの排水トラップの排水口と排水ホースの端部に、相
互に係合する係合部材を夫々設け、排水トラップの排水
口に排水ホースの端部を嵌挿した際に両者の係合部材を
係合可能に構成すると共に、スライド管のスライド作用
により上記係合常態を解除可能に構成した流しの排水ト
ラップと排水ホースの接続構造において、流しの排水ト
ラップの排水口の外周面に周設した突条により排水トラ
ップ側の係合部材を構成し、下水管側へ排水するための
排水ホースの端部に連結した接続管本体の周面に複数の
開口部を設けると共に、該接続管本体にスライド可能に
被嵌したスライド管の内面に、上記各開口部に対向する
複数本の係合用突起を突設して、該各突起の先端係合部
を、常態において接続管本体の上記各開口部に圧入可能
に弾力付勢させ、且つ接続管本体の外向きフランジとス
ライド管の内向きフランジとの間に圧入したスプリング
により、常態においてスライド管を反排水ホース側に押
動可能に弾力付勢して成る接続管により排水ホース側の
係合部材を構成した流しの排水トラップと排水ホースの
接続構造に基づいて説明する。
上記のように構成した排水ホーの接続管において、接
続管本体に被嵌したスライド管の内面に突設した複数本
の係合用突起の各先端係合部は、係合用突起自体の付勢
力とスプリングの付勢弾力により、常態において接続管
本体の周面に設けた各開口部に圧入されて接続管本体の
周壁内側に突出している。したがって、この接続管の本
体を排水トラップの排水口の外周側に押込むと、スライ
ド管も伴動されて該スライド管に設けた各係合用突起の
先端係合部が排水トラップの排水口に設けた突条に押さ
れて後動し、該突条を乗り越えると同時に元の位置に復
動して該突条の上縁に複数個所で係合するので、排水ホ
ースは「押込み操作」といった簡単な操作により、排水
トラップの排水口に容易確実に接続される。
続管本体に被嵌したスライド管の内面に突設した複数本
の係合用突起の各先端係合部は、係合用突起自体の付勢
力とスプリングの付勢弾力により、常態において接続管
本体の周面に設けた各開口部に圧入されて接続管本体の
周壁内側に突出している。したがって、この接続管の本
体を排水トラップの排水口の外周側に押込むと、スライ
ド管も伴動されて該スライド管に設けた各係合用突起の
先端係合部が排水トラップの排水口に設けた突条に押さ
れて後動し、該突条を乗り越えると同時に元の位置に復
動して該突条の上縁に複数個所で係合するので、排水ホ
ースは「押込み操作」といった簡単な操作により、排水
トラップの排水口に容易確実に接続される。
また、排水ホースを排水トラップの排水口から取外す
場合は、スライド管をスプリングの弾力に抗して排水ホ
ース側にスライドさせると、該スライド管に設けた各係
合用突起の先端係合部は上記と同様に後動して排水トラ
ップの排水口の突条の頂部を乗り越えるので、係合用突
起と突条の係合は解かれ、接続管本体を排水ホース側に
引くことにより、排水ホースを排水トラップの排水口か
ら取外し得る作用がある。
場合は、スライド管をスプリングの弾力に抗して排水ホ
ース側にスライドさせると、該スライド管に設けた各係
合用突起の先端係合部は上記と同様に後動して排水トラ
ップの排水口の突条の頂部を乗り越えるので、係合用突
起と突条の係合は解かれ、接続管本体を排水ホース側に
引くことにより、排水ホースを排水トラップの排水口か
ら取外し得る作用がある。
(実施例) 以下に、本考案の実施例の一例を第1図及び第2図に
示す流しにおける排水トラップと、排水を下水管側へ排
出するための排水ホースとの接続構造例に基づいて説明
すれば、本考案に係る流しの排水トラップと排水ホース
の接続構造は、排水トラップ側に設けた係合部材Aと、
該係合部材に相互に係合する排水ホース側に設けた係合
部材Bとから構成されている。
示す流しにおける排水トラップと、排水を下水管側へ排
出するための排水ホースとの接続構造例に基づいて説明
すれば、本考案に係る流しの排水トラップと排水ホース
の接続構造は、排水トラップ側に設けた係合部材Aと、
該係合部材に相互に係合する排水ホース側に設けた係合
部材Bとから構成されている。
而して、排水トラップ側に設けた係合部材Aは、排水
トラップ1をプラスチック成形する際に、一体に成形さ
れた短管状の突出した排水口2と、その外周側の略中間
部に一体に周設した、上下にテーパー面3a、3bを備えた
断面形状が横向き山形状の突条3とから構成されてお
り、この実施例では該突条3の下側において排水口2の
周縁に凹設した周溝4内にOリング5が嵌装されてい
る。
トラップ1をプラスチック成形する際に、一体に成形さ
れた短管状の突出した排水口2と、その外周側の略中間
部に一体に周設した、上下にテーパー面3a、3bを備えた
断面形状が横向き山形状の突条3とから構成されてお
り、この実施例では該突条3の下側において排水口2の
周縁に凹設した周溝4内にOリング5が嵌装されてい
る。
また、上記排水ホース側に設けた係合部材Bは、排水
ホース6の端部に挿着した短管状のプラスチック製接続
管本体7と、該接続管本体7に被嵌した短管状のプラス
チック製スライド管8とから成る接続管9により構成さ
れている。而して、その接続管本体7の上半部の内径長
は上記排水トラップ1の排水口2の外径長と略同一長さ
に形成してあり、且つ該接続管本体7の略中間部の外周
に外向きフランジ10を設けると共に、該フランジ10の稍
下方(排水ホース寄り)に指掛け部兼用の上記スライド
管8の抜け止め防止用の外向きフランジ11が設けてあ
り、さらに、該接続管本体7の上方周面に、この実施例
では均等間隔を保って三個所に開口部12を開設し、各開
口部12の下縁外周面に後述するスライド管8に設けた係
合用突起の先端係合部が該開口部12に対して円滑に出入
できるようにテーパー面12aが設けてある。
ホース6の端部に挿着した短管状のプラスチック製接続
管本体7と、該接続管本体7に被嵌した短管状のプラス
チック製スライド管8とから成る接続管9により構成さ
れている。而して、その接続管本体7の上半部の内径長
は上記排水トラップ1の排水口2の外径長と略同一長さ
に形成してあり、且つ該接続管本体7の略中間部の外周
に外向きフランジ10を設けると共に、該フランジ10の稍
下方(排水ホース寄り)に指掛け部兼用の上記スライド
管8の抜け止め防止用の外向きフランジ11が設けてあ
り、さらに、該接続管本体7の上方周面に、この実施例
では均等間隔を保って三個所に開口部12を開設し、各開
口部12の下縁外周面に後述するスライド管8に設けた係
合用突起の先端係合部が該開口部12に対して円滑に出入
できるようにテーパー面12aが設けてある。
次に、上記接続管本体7に被嵌したスライド管8は、
本体7との間に所要の間隔を設けて被嵌されており、そ
の内周面の略中間部に内向きフランジ13を設けると共
に、この実施例では、この内向きフランジ13の先端部か
ら、上記接続管本体7の各開口部12に対応させて、三本
の係合用突起14が内向き斜め上方に向って突設してあ
り、各係合用突起14の先端に形成した凸弧面状の拡大頭
部から成る先端係合部15を、その材質上の弾力付勢作用
により、常態において上記各開口部12から接続管本体7
の内部に圧入させるように構成されている。
本体7との間に所要の間隔を設けて被嵌されており、そ
の内周面の略中間部に内向きフランジ13を設けると共
に、この実施例では、この内向きフランジ13の先端部か
ら、上記接続管本体7の各開口部12に対応させて、三本
の係合用突起14が内向き斜め上方に向って突設してあ
り、各係合用突起14の先端に形成した凸弧面状の拡大頭
部から成る先端係合部15を、その材質上の弾力付勢作用
により、常態において上記各開口部12から接続管本体7
の内部に圧入させるように構成されている。
また、上記接続管本体7のフランジ10とスライド管8
のフランジ13との間には圧縮スプリング16が弾装されて
おり、この圧縮スプリング16の弾撥力により、スライド
管8は常態において上方(トラップ1側)に弾撥付勢さ
れ、したがって接続管本体7の各開口部12に対するスラ
イド管8の各係合用突起14の先端係合部15の圧入作用を
一層確実に保つように構成されている。
のフランジ13との間には圧縮スプリング16が弾装されて
おり、この圧縮スプリング16の弾撥力により、スライド
管8は常態において上方(トラップ1側)に弾撥付勢さ
れ、したがって接続管本体7の各開口部12に対するスラ
イド管8の各係合用突起14の先端係合部15の圧入作用を
一層確実に保つように構成されている。
上記のように構成した実施例に基づいて、排水トラッ
プ1に対する排水ホース6の取付け、取外し状態を以下
に説明する。
プ1に対する排水ホース6の取付け、取外し状態を以下
に説明する。
排水ホース側の係合部材Bを構成している接続管9の
接続管本体7を排水トラップ1の排水口2の外周側に押
込むと、スライド管8に設けた各係合用突起14の先端係
合部15は、排水トラップ側の係合部材Aを構成している
排水トラップ1の排水口2の外周に設けた突条3に押さ
れて後動し、該突条3をテーパー面3b、3aに沿って乗り
越えると同時に元の位置に復動して、第1図に示すよう
に該突条3の上縁テーパー面3aに係合する。この係合関
係は圧縮スプリング16の弾撥作用により、排水トラップ
1側にスライド管8を強く押上げているので強力であ
り、かくして排水ホース6は排水トラップ1の排水口2
にワンタッチ操作により容易確実に接続される。
接続管本体7を排水トラップ1の排水口2の外周側に押
込むと、スライド管8に設けた各係合用突起14の先端係
合部15は、排水トラップ側の係合部材Aを構成している
排水トラップ1の排水口2の外周に設けた突条3に押さ
れて後動し、該突条3をテーパー面3b、3aに沿って乗り
越えると同時に元の位置に復動して、第1図に示すよう
に該突条3の上縁テーパー面3aに係合する。この係合関
係は圧縮スプリング16の弾撥作用により、排水トラップ
1側にスライド管8を強く押上げているので強力であ
り、かくして排水ホース6は排水トラップ1の排水口2
にワンタッチ操作により容易確実に接続される。
次に、排水ホース6を排水トラップ1の排水口2から
取外す場合は、第2図に示すようにスライド管8を圧縮
スプリング16の弾撥力に抗して排水ホース6側にスライ
ドさせると、該スライド管8に設けた各係合用突起14の
先端係合部15は、排水トラップ1の排水口2の突条3に
押されて後動し、該突条3の頂部をテーパー面3aに沿っ
て乗り越えるので、スライド管8の係合用突起14の先端
係合部15と排水トラップ1側の突条3の係合は解かれ、
この状態において接続管本体7を排水ホース6側に引く
ことにより、排水ホース6は排水トラップ1の排水口2
から容易に取外されるものである。また、上記の取付
け、取外し操作に際して、スライド管8側の各係合用突
起14の先端係合部15は、常態において接続管本体7の各
開口部12に圧入されており、且つスライド管8のスライ
ド時には、スライド管8の下端は接続管本体7のフラン
ジ11に当接して抜け止め防止が図られているので、両部
材7、8が離脱するおそれはない。
取外す場合は、第2図に示すようにスライド管8を圧縮
スプリング16の弾撥力に抗して排水ホース6側にスライ
ドさせると、該スライド管8に設けた各係合用突起14の
先端係合部15は、排水トラップ1の排水口2の突条3に
押されて後動し、該突条3の頂部をテーパー面3aに沿っ
て乗り越えるので、スライド管8の係合用突起14の先端
係合部15と排水トラップ1側の突条3の係合は解かれ、
この状態において接続管本体7を排水ホース6側に引く
ことにより、排水ホース6は排水トラップ1の排水口2
から容易に取外されるものである。また、上記の取付
け、取外し操作に際して、スライド管8側の各係合用突
起14の先端係合部15は、常態において接続管本体7の各
開口部12に圧入されており、且つスライド管8のスライ
ド時には、スライド管8の下端は接続管本体7のフラン
ジ11に当接して抜け止め防止が図られているので、両部
材7、8が離脱するおそれはない。
また、図示していないが、上記実施例に代えて、排水
トラップ1の排水口2側に上記接続管9から成る係合部
材Bを設けると共に、排水ホース6側に上記突条3から
成る係合部材Aを設けて、排水トラップと排水ホースの
接続構造を構成することも本考案の他の実施例として採
用されるものである。
トラップ1の排水口2側に上記接続管9から成る係合部
材Bを設けると共に、排水ホース6側に上記突条3から
成る係合部材Aを設けて、排水トラップと排水ホースの
接続構造を構成することも本考案の他の実施例として採
用されるものである。
さらに、第3図は本考案に係る接続構造を、流しSの
オーバーフロー部18からの溢水を流入するために、流し
Sの排水トラップ1に設けた流入口2aと上記溢水の排水
ホース6aとの接続に適用した実施例を略示したもので、
その接続構造の詳細は上記実施例の場合と同一である。
オーバーフロー部18からの溢水を流入するために、流し
Sの排水トラップ1に設けた流入口2aと上記溢水の排水
ホース6aとの接続に適用した実施例を略示したもので、
その接続構造の詳細は上記実施例の場合と同一である。
また、第4図は本考案に係る接続構造を、多層流しに
おける少なくとも一つの流しS1からの排水を他の少なく
とも一つの流しS2の流しの排水トラップ1に流入するた
めに、流しS2の排水トラップ1に設けた流入口2bと上記
排水の排水ホース6bとの接続に適用した実施例を略示し
たもので、その接続構造の詳細は上記実施例の場合と同
一である。
おける少なくとも一つの流しS1からの排水を他の少なく
とも一つの流しS2の流しの排水トラップ1に流入するた
めに、流しS2の排水トラップ1に設けた流入口2bと上記
排水の排水ホース6bとの接続に適用した実施例を略示し
たもので、その接続構造の詳細は上記実施例の場合と同
一である。
さらに、本考案に係る接続構造は、第5図に示すよう
に排水トラップ1に接続した排水ホース6の他端(下
端)側を、下水管に連通させた床面からの立上り排水パ
イプPに接続する場合にも適用できるものであって、そ
の場合は、例えば排水ホース6の他端に前述した接続管
9から成る係合部材Bを取付けると共に、下部に嵌合部
17を拡開形成した前記係合部材Aを排水パイプPの開口
部に嵌合し、前記と同様のワンタッチ操作により係合部
材Bを係合部材Aに差込み係合して、排水ホース6の他
端(下端)部を排水パイプPに接続するものであり、第
5図において、前記実施例で示した接続構造と同一部分
には同一符号が付してある。
に排水トラップ1に接続した排水ホース6の他端(下
端)側を、下水管に連通させた床面からの立上り排水パ
イプPに接続する場合にも適用できるものであって、そ
の場合は、例えば排水ホース6の他端に前述した接続管
9から成る係合部材Bを取付けると共に、下部に嵌合部
17を拡開形成した前記係合部材Aを排水パイプPの開口
部に嵌合し、前記と同様のワンタッチ操作により係合部
材Bを係合部材Aに差込み係合して、排水ホース6の他
端(下端)部を排水パイプPに接続するものであり、第
5図において、前記実施例で示した接続構造と同一部分
には同一符号が付してある。
なお、この場合においても、若干の設計変更を加え
て、排水ホース6側に係合部材Aを取付け、排水パイプ
P側に係合部材Bを取付けてもよいものである。
て、排水ホース6側に係合部材Aを取付け、排水パイプ
P側に係合部材Bを取付けてもよいものである。
以上、本考案の主要な実施例について説明したが、本
考案は上記各実施例に限定されるものではなく、本考案
の目的を達成でき且つ本考案の要旨を逸脱しない範囲内
で、種々の設計変更が可能であることは当然である。
考案は上記各実施例に限定されるものではなく、本考案
の目的を達成でき且つ本考案の要旨を逸脱しない範囲内
で、種々の設計変更が可能であることは当然である。
(考案の効果) 本考案は、上記のように構成され、上記のようにして
使用されるものであるから、排水トラップの排水口に対
する排水ホースの取付け、取外し作業をワンタッチ操作
より確実、容易に達成できる多大な利点があり、既述し
た従来の接続手段に比較して、狭いスペース内における
取付け、取外し作業を著しく容易化し得る作業能率を格
段に向上し得ると共に、接続不良に基づく水洩れ等の支
障を来たすことがなく、且つ排水トラップの排水口内の
保守点検も容易である等の諸効果を有するものである。
使用されるものであるから、排水トラップの排水口に対
する排水ホースの取付け、取外し作業をワンタッチ操作
より確実、容易に達成できる多大な利点があり、既述し
た従来の接続手段に比較して、狭いスペース内における
取付け、取外し作業を著しく容易化し得る作業能率を格
段に向上し得ると共に、接続不良に基づく水洩れ等の支
障を来たすことがなく、且つ排水トラップの排水口内の
保守点検も容易である等の諸効果を有するものである。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は排水トラ
ップの排水口に排水ホースを係合接続した状態の要部の
縦断正面図、第2図はスライド管を押下げて両部材の係
合状態を解除した状態を示す要部の縦断正面図、第3図
〜第5図は本考案の他の実施例を夫々示すもので、第3
図は流しのオーバーフロー部に一端を取付けた排水ホー
スの他端を流しの排水トラップに設けた流入口に係合接
続した状態の簡略説明図、第4図は多槽流しにおける一
つの流しの排水部に一端を取付けた排水ホースの他端を
他の流しの排水トラップに設けた流入口に係合接続した
状態の簡略説明図、第5図は排水ホースの下端部と下水
用排水パイプとの接続に本考案を適用した場合の説明図
である。 (符号の説明) A、B……係合部材 1……排水トラップ 2……排水口 2a、2b……流入口 3……突条 3a、3b……テーパー面 4……周溝 5……Oリング 6、6b……排水ホース 7……接続管本体 8……スライド管 9……接続管 10、11……外向きフランジ 12……開口部 12a……テーパー面 13……内向きフランジ 14……係合用突起 15……先端係合部 16……圧縮スプリング 17……嵌合部 S……流し 18……オーバーフロー部 S1、S2……多層流し P……排水パイプ
ップの排水口に排水ホースを係合接続した状態の要部の
縦断正面図、第2図はスライド管を押下げて両部材の係
合状態を解除した状態を示す要部の縦断正面図、第3図
〜第5図は本考案の他の実施例を夫々示すもので、第3
図は流しのオーバーフロー部に一端を取付けた排水ホー
スの他端を流しの排水トラップに設けた流入口に係合接
続した状態の簡略説明図、第4図は多槽流しにおける一
つの流しの排水部に一端を取付けた排水ホースの他端を
他の流しの排水トラップに設けた流入口に係合接続した
状態の簡略説明図、第5図は排水ホースの下端部と下水
用排水パイプとの接続に本考案を適用した場合の説明図
である。 (符号の説明) A、B……係合部材 1……排水トラップ 2……排水口 2a、2b……流入口 3……突条 3a、3b……テーパー面 4……周溝 5……Oリング 6、6b……排水ホース 7……接続管本体 8……スライド管 9……接続管 10、11……外向きフランジ 12……開口部 12a……テーパー面 13……内向きフランジ 14……係合用突起 15……先端係合部 16……圧縮スプリング 17……嵌合部 S……流し 18……オーバーフロー部 S1、S2……多層流し P……排水パイプ
Claims (6)
- 【請求項1】流しの排水トラップと排水ホースの端部
に、相互に係合する係合部材を夫々設け、排水トラップ
に排水ホースの端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係
合可能に構成すると共に、スライド管のスライド作用に
より上記係合状態を解除可能に構成した流しの排水トラ
ップと排水ホースの接続構造において、流しの排水トラ
ップの排水口の外周面に周設した突条により排水トラッ
プ側の係合部材を構成し、下水管側へ排水するための排
水ホースの端部に連結した接続管本体の周面に複数の開
口部を設けると共に、該接続管本体にスライド可能に被
嵌したスライド管の内面に、上記各開口部に対向する複
数本の係合用突起を突設して、該各突起の先端係合部
を、常態において接続管本体の上記各開口部に圧入可能
に弾力付勢させ、且つ接続管本体の外向きフランジとス
ライド管の内向きフランジとの間に圧入したスプリング
により、常態においてスライド管を反排水ホース側に押
動可能に弾力付勢して成る接続管により排水ホース側の
係合部材を構成したことを特徴とする流しの排水トラッ
プと排水ホースの接続構造。 - 【請求項2】流しの排水トラップと排水ホースの端部
に、相互に係合する係合部材を夫々設け、排水トラップ
に排水ホースの端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係
合可能に構成すると共に、スライド管のスライド作用に
より上記係合状態を解除可能に構成した流しの排水トラ
ップと排水ホースの接続構造において、流しの排水トラ
ップの排水口に形設した接続管本体の周面に複数の開口
部を設けると共に、該接続管本体にスライド可能に被嵌
したスライド管の内面に、上記各開口部に対向する複数
本の係合用突起を突設して、該各突起の先端係合部を、
常態において接続管本体の上記各開口部に圧入可能に弾
力付勢させ、且つ接続管本体の外向きフランジとスライ
ド管の内向きフランジとの間に圧入したスプリングによ
り、常態においてスライド管を反トラップ側に押動可能
に付勢して成る接続管により排水トラップ側の係合部材
を構成し、下水管側へ排水するための排水ホースの端部
外周面に周設した突条により排水ホース側の係合部材を
構成したことを特徴とする流しの排水トラップと排水ホ
ースの接続構造。 - 【請求項3】流しの排水トラップと排水ホースの端部
に、相互に係合する係合部材を夫々設け、排水トラップ
に排水ホースの端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係
合可能に構成すると共に、スライド管のスライド作用に
より上記係合状態を解除可能に構成した流しの排水トラ
ップと排水ホースの接続構造において、流しのオーバー
フロー部からの溢水を流入するために流しの排水トラッ
プに設けた流入口の外周面に周設した突条により排水ト
ラップ側の係合部材を構成し、上記溢水を排水トラップ
へ流入するための排水ホースの端部に連結した接続管本
体の周面に複数の開口部を設けると共に、該接続管本体
にスライド可能に被嵌したスライド管の内面に、上記各
開口部に対向する複数本の係合用突起を突設して、該各
突起の先端係合部を、常態において接続管本体の上記各
開口部に圧入可能に弾力付勢させ、且つ接続管本体の外
向きフランジとスライド管の内向きフランジとの間に圧
入したスプリングにより、常態においてスライド管を反
排水ホース側に押動可能に弾力付勢して成る接続管によ
り排水ホース側の係合部材を構成したことを特徴とする
流しの排水トラップと排水ホースの接続構造。 - 【請求項4】流しの排水トラップと排水ホースの端部
に、相互に係合する係合部材を夫々設け、排水トラップ
に排水ホースの端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係
合可能に構成すると共に、スライド管のスライド作用に
より上記係合状態を解除可能に構成した流しの排水トラ
ップと排水ホースの接続構造において、流しのオーバー
フロー部からの溢水を流入するために流しの排水トラッ
プに設けた流入口に形設した接続管本体の周面に複数の
開口部を設けると共に、該接続管本体にスライド可能に
被嵌したスライド管の内面に、上記各開口部に対向する
複数本の係合用突起を突設して、該各突起の先端係合部
を、常態において接続管本体の上記各開口部に圧入可能
に弾力付勢させ、且つ接続管本体の外向きフランジとス
ライド管の内向きフランジとの間に圧入したスプリング
により、常態においてスライド管を反トラップ側に押動
可能に付勢して成る接続管により排水トラップ側の係合
部材を構成し、上記溢水を排水トラップへ流入するため
の排水ホースの端部外周面に周設した突条により排水ホ
ース側の係合部材を構成したことを特徴とする流しの排
水トラップと排水ホースの接続構造。 - 【請求項5】流しの排水トラップと排水ホースの端部
に、相互に係合する係合部材を夫々設け、排水トラップ
に排水ホースの端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係
合可能に構成すると共に、スライド管のスライド作用に
より上記係合状態を解除可能に構成した流しの排水トラ
ップと排水ホースの接続構造において、多層流しにおけ
る少なくとも一つの流しからの排水を他の少なくとも一
つの流しの排水トラップに流入するために該排水トラッ
プに設けた流入口の外周面に周設した突条により排水ト
ラップ側の係合部材を構成し、上記排水を排水トラップ
へ流入するための排水ホースの端部に連結した接続管本
体の周面に複数の開口部を設けると共に、該接続管本体
にスライド可能に被嵌したスライド管の内面に、上記各
開口部に対向する複数本の係合用突起を突設して、該各
突起の先端係合部を、常態において接続管本体の上記各
開口部に圧入可能に弾力付勢させ、且つ接続管本体の外
向きフランジとスライド管の内向きフランジとの間に圧
入したスプリングにより、常態においてスライド管を反
排水ホース側に押動可能に弾力付勢して成る接続管によ
り排水ホース側の係合部材を構成したことを特徴とする
流しの排水トラップと排水ホースの接続構造。 - 【請求項6】流しの排水トラップと排水ホースの端部
に、相互に係合する係合部材を夫々設け、排水トラップ
に排水ホースの端部を嵌挿した際に両者の係合部材を係
合可能に構成すると共に、スライド管のスライド作用に
より上記係合状態を解除可能に構成した流しの排水トラ
ップと排水ホースの接続構造において、多層流しにおけ
る少なくとも一つの流しからの排水を他の少なくとも一
つの流しの排水トラップに流入するために該排水トラッ
プに設けた流入口に形設した接続管本体の周面に複数の
開口部を設けると共に、該接続管本体にスライド可能に
被嵌したスライド管の内面に、上記各開口部に対向する
複数本の係合用突起を突設して、該各突起の先端係合部
を、常態において接続管本体の上記各開口部に圧入可能
に弾力付勢させ、且つ接続管本体の外向きフランジとス
ライド管の内向きフランジとの間に圧入したスプリング
により、常態においてスライド管を反トラップ側に押動
可能に付勢して成る接続管により排水トラップ側の係合
部材を構成し、上記排水を排水トラップへ流入するため
の排水ホースの端部外周面に周設した突条により排水ホ
ース側の係合部材を構成したことを特徴とする流しの排
水トラップと排水ホースの接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990083859U JP2547511Y2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | 流しの排水トラップと排水ホースの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990083859U JP2547511Y2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | 流しの排水トラップと排水ホースの接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0441572U JPH0441572U (ja) | 1992-04-08 |
JP2547511Y2 true JP2547511Y2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=31631881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990083859U Expired - Fee Related JP2547511Y2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | 流しの排水トラップと排水ホースの接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2547511Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7223562B2 (ja) * | 2018-11-19 | 2023-02-16 | 株式会社Lixil | 水回りの配管接続部材 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6371787U (ja) * | 1986-10-28 | 1988-05-13 |
-
1990
- 1990-08-07 JP JP1990083859U patent/JP2547511Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0441572U (ja) | 1992-04-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |