JP7223562B2 - 水回りの配管接続部材 - Google Patents

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Description

本発明は、水回りの配管接続部材に関する。
従来、洗面器や手洗器等の水を受け、排水するボウル部等の水の受け部と、受け部の排水口に接続される配管とを接続する際に、上部の径が下部の径よりも大きな漏斗状の配管接続部材が用いられる。配管接続部材の下方側を、受け部を配置するキャビネットの底面に支持部材を用いて支持して、径の大きな上部側をキャビネットの底面等から上方に突出させ、上部側の開口内に受け部の排水口から下方に突出する突出部を嵌め込む構成が提案されている。この配管接続部材の上部側の開口と受け部の突出部との間は、パッキンによりシールされる(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-162887号公報
配管接続部材の上部側の開口と受け部の突出部との間をパッキンでシールするとともに、配管接続部材をキャビネットの底面や支持部材により支持する場合、底面や支持部材の施工誤差や受け部の突出部の変形によって、パッキンの周囲に隙間が形成され、漏水する懸念が生じる。また、配管接続部材の上部側の開口と受け部の突出部との間に介在するパッキンにより配管接続部材の上部の径は大きくなる。さらに配管接続部材の下部は筒状であり、キャビネットの底面へ延出させるのに十分な長さを有し、配管接続部材が全体として大型化する。そのため、配管接続部材では広い施工スペースの確保に加え、配管接続部材を取り付けるキャビネットの底面の加工や支持部材の施工が必要となる。
本発明は、上流側から供給される液体を受け排水口(例えば、後述の排水口53)から前記液体を排水する受け部(例えば、後述の洗面鉢5)と、前記排水口の下流側に配置される配管(例えば、後述の排水管6)とを接続する水回りの配管接続部材(例えば、後述の配管接続部材1)であって、前記配管接続部材は、前記液体の流水方向に沿って配置される筒状に形成され、前記配管の上端側の内周面に嵌め込まれる下流側接続部(例えば、後述の下流側接続部12)と、前記排水口から下方に突出する突出部の周囲を囲むように取り付けられ、弾性部材で構成される上流側接続部(例えば、後述の上流側接続部11)と、を有し、前記下流側接続部は、少なくとも一部に弾性部材を含む、水回りの配管接続部材に関する。
前記下流側接続部の剛性は、前記上流側接続部の剛性よりも高いことが好ましい。
前記下流側接続部の外周面には、前記外周面に沿って外側に突出する外周側凸部(例えば、後述の外周側凸部121)が形成されることが好ましい。
前記上流側接続部の下端側と、前記下流側接続部の上端側との間の境界部(例えば、後述の境界部13)は、前記上流側接続部及び前記下流側接続部よりも肉厚に形成されることが好ましい。
前記下流側接続部は、前記上流側接続部から連続する筒状の下流側接続部本体(例えば、後述の下流側接続部本体120)と、前記下流側接続部本体の内周面に沿って延びるように配置され、前記上流側接続部よりも剛性の高い筒状部材(例えば、後述の筒状部材20)とを有することが好ましい。
前記筒状部材は、フィルター部(例えば、後述のフィルター部211)を有することが好ましい。
前記筒状部材の上端には、外側に向かって拡径するフランジ部(例えば、後述のフランジ部22)が形成され、前記フランジ部の外周縁から内周側に向かって切り欠かれる複数の切り欠き部が形成されることが好ましい。
前記下流側接続部は、前記弾性部材のみで構成されていることが好ましい。
前記上流側接続部の外周面を押圧し固定する固定部材(例えば、後述の固定部材30)をさらに有することが好ましい。
前記受け部は、陶器製の洗面鉢であることが好ましい。
前記受け部と、前記配管と、上述の水回りの配管接続部材とを有し、前記上流側接続部の内周面には、前記内周面に沿って内側に突出する内周側凸部(例えば、後述の内周側凸部112)が形成され、前記排水口の前記突出部の外周面には、前記内周側凸部と係合する係合溝(例えば、後述の係合溝533)が形成される、水回りの配管接続構造(例えば、後述の配管接続構造100)が好ましい。
また、本発明は、上流側から供給される液体を受け、排水口から前記液体を排水する受け部と、前記排水口の下流側に配置される配管とを接続する水回りの配管接続部材であって、前記配管接続部材は、前記液体の流水方向に沿って配置される筒状に形成され、前記配管の上端側の内周面に嵌め込まれる下流側接続部と、前記排水口から下方に突出する突出部の周囲を囲むように取り付けられ、弾性部材で構成される上流側接続部と、を有し、前記上流側接続部の上端の内面が、上端から下方に向かうにしたがって内側へ縮径するテーパ形状に形成されている、水回りの配管接続部材に関する。
前記上流側接続部は、筒状の上流側接続部本体(例えば、後述の上流側接続部本体110)と、前記上流側接続部本体の上端から、上流側接続部本体の外径よりも大きく外側に拡径する縁部(例えば、後述の縁部111)とを有し、前記縁部の内面は、上端から下方に向かうにしたがって内側へ縮径するテーパ形状に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、シール性が良好で、広い施工スペースを必要とせずに小型化が可能な水回りの配管接続部材を提供することができる。
本実施形態の水回りの配管接続構造を示す斜視図である。 本実施形態の配管接続部材の斜視図である。 本実施形態の水回りの配管接続構造の断面図である。 本実施形態の筒状部材を示し(a)図は上面図、(b)図は側面図である。 他の実施形態の配管接続部材の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態の水回りの配管接続構造100を示す斜視図である。図1に示すように、水回りの配管接続構造100は、受け部としての洗面鉢5と、配管としての排水管6と、配管接続部材1と、を有する。
洗面鉢5は、洗面台に用いられる陶器製の上部が開口した容器であり、上流側から供給される水を受け止め、貯留可能に構成される。洗面鉢5は、底面部51と、側面部52と、排水口53とを有する。
底面部51は中央部が低くなるように周囲が緩く傾斜して形成され、蛇口(図示省略)の下方に配置される。
側面部52は、底面部51の周縁を囲むように起立する。
排水口53は、排水孔531と、突出部532(図3参照)を有する。排水孔531は底面部51の中央部に形成される貫通孔であり、底面部51で受けた水を外部へ排水する。突出部532は、排水孔531の外周縁が底面部51の裏面から下方に突出する円筒状の凸部であり、後述する配管接続部材1に接続される。突出部532の外周面には、後述する配管接続部材1が係合する係合溝533が形成される(図3参照)。
排水管6は、洗面鉢5から排水された水を下水へ流すための管である。図1に示すように、排水管6は、蛇腹部61と、エルボ管62とを有し、排水口53の下流に配置される。
図2は、本実施形態の配管接続部材1の斜視図である。配管接続部材1は、洗面鉢5と排水管6とを接続する水回りに用いられる部品である。配管接続部材1は、上流側接続部11と、下流側接続部12と、境界部13と、固定部材30と、を有する。
配管接続部材1は、径の異なる筒状の部材であり、流水方向に沿って上部側を上流、下部側を下流として配置される。なお、本明細書において流水方向とは、蛇口等の水の供給源から洗面鉢5に向かって水が流され、排水される方向を意味し、上流は流水方向の上方、下流は流水方向の下方を意味する。
図3は、配管接続構造100の断面図である。図3に示すように、上流側接続部11は、円筒形で洗面鉢5の排水口53における突出部532の周囲を囲むように取り付けられ、排水管6の上端から上方に露出する環状の部分である。上流側接続部11は、弾性部材としてのゴム(EPDM等)で構成され、上流側接続部11は、上流側接続部本体110と、縁部111と、内周側凸部112と、内周縁113と、を有する。
上流側接続部本体110は、上下に同じ径で延びる円筒体である。
縁部111は、上流側接続部本体110の上端から、上流側接続部本体110の外径よりも大きく外側に拡径する部分である。すなわち、縁部111を含む上流側接続部11の上端の内面が、上端から下方に向かうにしたがって内側へ縮径するテーパ形状に形成されている。縁部111は、突出部532の付け根で洗面鉢5の底面部51の裏面まで嵌まり込む。
内周側凸部112は、上流側接続部本体110の内周面に形成され、上流側接続部本体110の上下方向の中間部で内周面に沿って内側に突出する。図3に示すように、排水口53の突出部532の外周面には、内周側凸部112が係合可能な係合溝533が形成されており、上流側接続部11を突出部532に取り付けると、内周側凸部112と係合溝533とが係合する。
内周縁113は、上流側接続部本体110の下端が内側に向かって屈曲し、流水方向に交差する方向に延出して形成される。内周縁113により、上流側接続部本体110の下端の内径が小さくなる。
下流側接続部12は、排水管6の上端側の内周面に嵌め込まれて排水管6に接続される部分である。下流側接続部12は、上流側接続部11よりも小さな内径の筒状に形成される。下流側接続部12は、下流側接続部本体120と、外周側凸部121と、下端側内周縁122と、筒状部材20と、を有し、少なくとも一部がゴム製で形成される。
下流側接続部本体120は、上流側接続部11から一体に連続して下方に延びる筒状の部分であり、上流側接続部11と同じゴム製で形成される。
外周側凸部121は、下流側接続部本体120の外周面に形成され、外周面に沿って外側に突出する。
下端側内周縁122は、下流側接続部本体120の下端部が、内側に向かって流水方向に交差する方向に突出する部分である。すなわち、下流側接続部本体120の下端部で内径が小さくなっている。下端側内周縁122は、後述する筒状部材20の下端部を支持する。
図4(a)は、筒状部材20の上面図、図4(b)は側面図である。図2~図4(b)に示すように、筒状部材20は、下流側接続部本体120の内周面に沿って上下方向に延びるように配置される筒状の部材である。筒状部材20は、樹脂により構成され、上流側接続部11よりも剛性が高く形成される。
図4(a)及び(b)に示すように、筒状部材20は、筒状部21と、フランジ部22と、を有する。
筒状部21は、下流側接続部本体120の内周にぴったりと嵌まる大きさの外径を有し、下流側接続部本体120の上部側から下端まで延びている。筒状部21の下端部は、下流側接続部本体120の下端側内周縁122の上に載って支持される。筒状部21は、内部が中空部23となっている。筒状部21の上部側には、中空部23を三方に分割するフィルター部211が設けられている。
フィルター部211は、筒状部21の延びる方向に直交する方向に延び、内周を120度ずつに分割する三本の棒により構成される。フィルター部211により、排水される水に含まれるごみを捕獲するように構成されている。
フランジ部22は、筒状部21の上端に形成され、筒状部21から外側に向かって拡径する略環状の縁部である。フランジ部22は、上流側接続部11の内周縁113の上に載置され、上流側接続部11の内周面に嵌まる大きさの外径を有する。フランジ部22には、周方向に沿って略三箇所に、フランジ部22の外周縁から内周側に向かって切り欠かれる切り欠き部221が形成される。
図3に示すように、境界部13は、上流側接続部11の下端部と、下流側接続部12の上端部との間の部分で、配管接続部材1の内径が変わる段差に形成される。図3に示すように、境界部13において、配管接続部材1の内側表面では、上流側接続部11の下方で内周縁113が内側に向かって延び、内周縁113の最も内周側の一点で下方に屈曲することで、配管接続部材1の内径が変化している。一方、配管接続部材1の外側表面では、上流側接続部11から下流側接続部12への縮径はなだらかな曲面で形成されている。このため、断面視では、境界部13の厚みが、上流側接続部11及び下流側接続部12の厚みよりも肉厚になっている。
図2に示すように、固定部材30は、上流側接続部11の外周に取り付けられる環状の帯体である。固定部材30は、上流側接続部11の外周面を押圧しながら固定し、上流側接続部11を補強する。
次に、配管接続部材1の使用の方法について説明する。
まず、配管接続部材1の上流側接続部11を、排水口53の突出部532に嵌め込む。これにより、上流側接続部本体110の内周面から突出するように形成された内周側凸部112が、突出部532の係合溝533に係合するので、上流側接続部11を正しい位置に嵌め込むことができる。また、縁部111が、上流側接続部本体110の上端から拡径して形成されているので、縁部111が洗面鉢5の底面部51の裏面まで嵌まり込むことで、突出部532が配管接続部材1の奥まで挿入され、正しく接続されたことが目視で確認される。なお、上流側接続部11と下流側接続部12との間では、配管接続部材1の径が変わるため、段差が形成されている。この段差によって、排水管6を挿入する範囲が目視で理解できる。
上流側接続部11を突出部532に嵌め込んだ後、固定部材30を上流側接続部11の外表面に嵌め、上流側接続部11の外表面の周囲をさらに固定する。固定部材30は、上流側接続部11の縁部111の下端に固定部材30の上端が位置するように取り付けることで、正しい位置に取り付けられる。
配管接続部材1の下流側接続部では、予め下流側接続部本体120の内側に筒状部材20が嵌め込まれてセットされている。筒状部材20のフランジ部22は、上流側接続部11の内周縁113の上に載置されている。この状態で、下流側接続部12を、排水管6に嵌め込む。上流側接続部11及び下流側接続部本体120はゴム製であるため、密着性が良好で柔らかいが、下流側接続部12が樹脂製の筒状部材20を内側に有することで、配管接続部材1の下流側の剛性が、上流側接続部11の剛性よりも高くなり、下流側接続部12がつぶれにくくなる。
下流側接続部12を排水管6に嵌め込むと、図3に示すように、下流側接続部12の外表面に形成された外周側凸部121と排水管6の内周面とが密着する。
図3に示すように、配管接続部材1を突出部532に取り付けると、突出部532の下端部の内径D1の寸法は、筒状部材20の上端の内径(フランジ部22の内径D2)の寸法よりも小さく、流水方向に排水口53を流通する水の流路の径方向の寸法は、配管接続部材1内で小さくならない。すなわち、フランジ部22の内径D2の方が突出部532の下端部の内径D1の寸法よりも大きいため、排水口53から配管接続部材1を通過する水は、抵抗を受けにくく、スムーズに流れる。もし内径の寸法の関係が逆であれば、フランジ部22の上面に水があたり、抵抗を受けることとなる。
排水口53から配管接続部材1を通過する水は、大部分が筒状部材20内を通過するが、上流側接続部11の下方に広がった水は、筒状部材20のフランジ部22に形成された切り欠き部221から筒状部材20内へ流れていく。
筒状部材20における筒状部21の上端には、フィルター部211が形成されているので、洗面鉢5から排水された水にゴミ等が混入していても、フィルター部211で堰き止められる。
本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態では、水回りの配管接続部材1を、上流側から供給される液体を受け排水口53から前記液体を排水する洗面鉢5と、排水口53の下流側に配置される排水管6とを接続させた。また、配管接続部材1を、水の流水方向に沿って配置される筒状に形成し、排水管6の上端側の内周面に嵌め込まれる下流側接続部12と、排水口53から下方に突出する突出部532の周囲を囲むように取り付けられ、弾性部材で構成される上流側接続部11と、を含んで構成した。さらに、下流側接続部12を、少なくとも一部に弾性部材を含むようにした。
上流側接続部11をゴム等の弾性部材で構成するとともに、下流側接続部12の少なくとも一部をゴムで形成することで、排水口53の突出部532や排水管6に嵌めやすく、密着させやすくすることができ、良好なシール性が得られる。ゴム製であるため、変形が容易で、施工・給排水時に洗面鉢5が上下方向に振動しても追従することができ、抜けや漏水も防止しやすい。また、上流側接続部11を突出部532の外周に取り付け、下流側接続部12を排水管の内周面に取り付けることで洗面鉢5と排水管6が接続されるので、配管接続部材1を小型化することができる。また、洗面鉢5を設置するキャビネットの底面等の複雑な加工や、支持部材の取付け作業をしなくてもよいので、施工性が向上する。さらに、下流側接続部12を排水管6の上端側の内周面に嵌め込むことで、流水方向に沿って下流側接続部12から排水管6へ内径が拡がることになり、排水口53から配管接続部材1を通過する水は抵抗を受けにくく、スムーズに流れる。
本実施形態では、下流側接続部12の剛性を、上流側接続部11よりも高くした。下流側接続部12の剛性を、上流側接続部11よりも高くすることで、下流側はつぶれにくく排水管6への接続が容易で施工性が向上するとともに、排水管6との間に変形により隙間が生じることも防止することができる。
本実施形態では、下流側接続部12の外周面に、外周面に沿って外側に突出する外周側凸部121を形成した。下流側接続部12の外表面に形成された外周側凸部121と排水管6の内周面とが密着するので、排水管6と下流側接続部12との間から漏水することが防止される。
本実施形態では、上流側接続部11の下端側と、下流側接続部12の上端側との間の境界部13を、上流側接続部11及び下流側接続部12よりも肉厚に形成した。
境界部13を上流側接続部11及び下流側接続部12よりも肉厚に形成することで、境界部13に、上下に径の異なる配管接続部材1を取り付ける際にかかる負荷や、内部を流通する水によりかかる負荷、上下方向の振動等に耐えることができ、境界部13の破断を防止することができる。
本実施形態では、下流側接続部12を、上流側接続部11から連続する筒状の下流側接続部本体120と、下流側接続部本体120の内周面に沿って延びるように配置され、上流側接続部11よりも剛性の高い筒状部材20と、を含んで構成した。
下流側接続部本体120の内側に上流側接続部11よりも剛性の高い筒状部材20を配置することで、配管接続部材1の下流側の剛性が高まる。これにより、下流側接続部12がつぶれることが防止される。また、下流側接続部12の過剰な変形が防止され、排水管6との接続が容易になって、施工性が向上する。
本実施形態では、筒状部材20を、フィルター部211を含んで構成した。フィルター部211を設けることで、筒状部材20の中空部を水が流通する際、排水に混入したゴミ等を堰き止め、排水管6へ流れることを防止することができる。
本実施形態では、筒状部材20の上端に、外側に向かって拡径するフランジ部22を形成し、フランジ部22の外周縁から内周側に向かって切り欠かれる複数の切り欠き部221を形成した。これにより、筒状部材20の中空部を通過しなかった水が、切り欠き部221から下流側接続部12を経て排水管6に流通することができるので、配管接続部材1内に水が滞留することを防ぐとともに、清掃性も向上する。
本実施形態では、上流側接続部11の外周面を押圧し固定する固定部材30をさらに含んで構成した。固定部材30により、上流側接続部11に対する突出部532の嵌合をより強固にし、上流側接続部11が突出部532から抜けることを防止することができる。
本実施形態では、受け部を、陶器製の洗面鉢とした。配管接続部材1を、水回りの受け部に広く用いられている洗面鉢5に適用することができる。
本実施形態では、水回りの配管接続構造100を、洗面鉢5、排水管6と、配管接続部材1とを含んで構成し、上流側接続部11の内周面に沿って内側に突出する内周側凸部112を形成し、排水口53の突出部532の外周面に、内周側凸部112と係合する係合溝533を形成した。内周側凸部112と係合溝533とが係合することで、上流側接続部11が確実に突出部532に接続される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
図5は、他の実施形態に係る配管接続部材1Aの断面図である。
配管接続部材1Aは、上流側接続部の上端の内面が上端から下方に向かうにしたがって内側へ縮径するテーパ形状に形成されている。
配管接続部材1Aでは、上流側接続部11における上流側接続部本体110の上端に、上流側接続部本体110の外側へ拡径する縁部111は形成されていない。しかし、上流側接続部11の上端の内面が、断面視で外側から内側へ向かって傾斜した傾斜部111Aが形成されている。傾斜部111Aによっても、上流側接続部11の上端の内面が上端から下方に向かうにしたがって内側へ縮径するテーパ形状に形成されていれば、傾斜部111Aが洗面鉢5の底面部51の裏面まで嵌り込むので、配管接続部材1と洗面鉢5とが密着し、施工性が向上する。
また、上記の実施形態では、下流側接続部12を、ゴム製の下流側接続部本体120と、下流側接続部本体120と別体の筒状部材20とにより構成したが、これに限られない。下流側接続部は、上流側接続部よりも厚く、全体がゴムのみで構成されていてもよい。その際、上流側接続部と同じ部材で一体に連続していてもよく、異なる部材で形成されていてもよい。下流側接続部をゴムのみで構成することにより、製造が容易かつ部品数を低減することができる。よって、製造コストを低減することができる。
また、上記の実施形態では、受け部として、洗面台の洗面鉢5を例に説明したが、これに限られない。受け部は、トイレのタンク手洗いや、トイレルーム内の手洗いボウル等、吐水される水を受けて排水する容器と排水管とを接続するものであれば、特に限定されない。
また、上記の実施形態では、筒状部材20のフィルター部211を、中空部23の上部側を三方に分割する三俣のバーにより形成したが、これに限られない。フィルター部211は、中空部23を二つに分割又は三つ以上に分割するものでもよく、網状の部材を取り付けたものであってもよい。
なお、液体として、上記の説明では単に水と記載しているが、お湯や液体洗剤等を含んでもよく、特に限定されない。
また、上記の実施形態では、上流側接続部11の上流側接続部本体110は、同一径で延びる円筒体であるが、これに限られない。上流側接続部本体自体が上端側から下端側に向かって緩やかに縮径していてもよい。このように縮径することで、上流側接続部11を排水口53の突出部532に取り付ける際に、上流側接続部本体の下方へ嵌め込むにしたがって嵌合がきつくなり、シール性を向上させることができる。
また、上記の実施形態では、突出部532は上流側接続部11と下流側接続部12との間の段差まで届いていないが、段差の位置を突出部が当たる位置に配置してもよい。突出部を段差に当てることで、突出部を配管接続部材の上流側接続部に挿入する範囲がわかるように構成してもよい。
また、上記の実施形態では、弾性部材として、ゴムを例に説明しているが、これに限られない。突出部532や排水管6に密着可能で柔軟に変形できる素材であれば、他の材料であってもよい。
1 配管接続部材
5 洗面鉢(受け部)
6 排水管(配管)
11 上流側接続部
12 下流側接続部
13 境界部
20 筒状部材
22 フランジ部
30 固定部材
100 配管接続構造
211 フィルター部
221 切り欠き部
53 排水口
112 内周側凸部
120 下流側接続部本体
121 外周側凸部
532 突出部
533 係合溝

Claims (15)

  1. 上流側から供給される液体を受け排水口から前記液体を排水する受け部と、前記排水口の下流側に配置される配管とを接続する水回りの配管接続部材であって、
    前記配管接続部材は、前記液体の流水方向に沿って配置される筒状に形成され、
    前記配管の上端側の内周面に嵌め込まれる下流側接続部と、前記排水口から下方に突出する突出部の周囲を囲むように取り付けられ、弾性部材で構成される上流側接続部と、を有し、前記下流側接続部は、少なくとも一部に弾性部材を含み、
    前記下流側接続部の外周面には、前記外周面に沿って外側に突出する外周側凸部が形成される、水回りの配管接続部材。
  2. 前記下流側接続部の剛性は、前記上流側接続部の剛性よりも高い、請求項1に記載の水回りの配管接続部材。
  3. 前記上流側接続部の下端側と、前記下流側接続部の上端側との間の境界部は、前記上流側接続部及び前記下流側接続部よりも肉厚に形成される、請求項1又は2に記載の水回りの配管接続部材。
  4. 前記下流側接続部は、前記上流側接続部から連続する筒状の下流側接続部本体と、前記下流側接続部本体の内周面に沿って延びるように配置され、前記上流側接続部よりも剛性の高い筒状部材とを有する、請求項1~のいずれか1項に記載の水回りの配管接続部材。
  5. 前記筒状部材は、フィルター部を有する請求項に記載の水回りの配管接続部材。
  6. 前記筒状部材の上端には、外側に向かって拡径するフランジ部が形成され、
    前記フランジ部の外周縁から内周側に向かって切り欠かれる複数の切り欠き部が形成される請求項又はに記載の水回りの配管接続部材。
  7. 前記下流側接続部は、前記弾性部材のみで構成されている、請求項2に記載の水回りの配管接続部材。
  8. 前記上流側接続部の外周面を押圧し固定する固定部材をさらに有する、請求項1~のいずれか1項に記載の水回りの配管接続部材。
  9. 前記受け部は、陶器製の洗面鉢である、請求項1~のいずれか1項に記載の水回りの配管接続部材。
  10. 前記受け部と、前記配管と、請求項1~のいずれか1項に記載の水回りの配管接続部材とを有し、
    前記上流側接続部の内周面には、前記内周面に沿って内側に突出する内周側凸部が形成され、
    前記排水口の前記突出部の外周面には、前記内周側凸部と係合する係合溝が形成される、水回りの配管接続構造。
  11. 上流側から供給される液体を受け排水口から前記液体を排水する受け部と、前記排水口の下流側に配置される配管とを接続する水回りの配管接続部材であって、
    前記配管接続部材は、前記液体の流水方向に沿って配置される筒状に形成され、
    前記配管の上端側の内周面に嵌め込まれる下流側接続部と、前記排水口から下方に突出する突出部の周囲を囲むように取り付けられ、弾性部材で構成される上流側接続部と、を有し、前記下流側接続部は、少なくとも一部に弾性部材を含み、
    前記上流側接続部の下端側と、前記下流側接続部の上端側との間の境界部は、前記上流側接続部及び前記下流側接続部よりも肉厚に形成される、水回りの配管接続部材。
  12. 上流側から供給される液体を受け排水口から前記液体を排水する受け部と、前記排水口の下流側に配置される配管とを接続する水回りの配管接続部材であって、
    前記配管接続部材は、前記液体の流水方向に沿って配置される筒状に形成され、
    前記配管の上端側の内周面に嵌め込まれる下流側接続部と、前記排水口から下方に突出する突出部の周囲を囲むように取り付けられ、弾性部材で構成される上流側接続部と、を有し、前記下流側接続部は、少なくとも一部に弾性部材を含み、
    前記下流側接続部は、前記上流側接続部から連続する筒状の下流側接続部本体と、前記下流側接続部本体の内周面に沿って延びるように配置され、前記上流側接続部よりも剛性の高い筒状部材とを有する、水回りの配管接続部材。
  13. 上流側から供給される液体を受け排水口から前記液体を排水する受け部と、前記排水口の下流側に配置される配管とを接続する水回りの配管接続部材であって、
    前記配管接続部材は、前記液体の流水方向に沿って配置される筒状に形成され、
    前記配管の上端側の内周面に嵌め込まれる下流側接続部と、前記排水口から下方に突出する突出部の周囲を囲むように取り付けられ、弾性部材で構成される上流側接続部と、を有し、前記下流側接続部は、少なくとも一部に弾性部材を含み、
    前記下流側接続部の剛性は、前記上流側接続部の剛性よりも高く、
    前記下流側接続部は、前記弾性部材のみで構成されている、水回りの配管接続部材。
  14. 上流側から供給される液体を受け排水口から前記液体を排水する受け部と、前記排水口の下流側に配置される配管とを接続する水回りの配管接続部材であって、
    前記配管接続部材は、前記液体の流水方向に沿って配置される筒状に形成され、
    前記配管の上端側の内周面に嵌め込まれる下流側接続部と、前記排水口から下方に突出する突出部の周囲を囲むように取り付けられ、弾性部材で構成される上流側接続部と、を有し、前記下流側接続部は、少なくとも一部に弾性部材を含み、
    前記上流側接続部の外周面を押圧し固定する固定部材をさらに有する、水回りの配管接続部材。
  15. 上流側から供給される液体を受け排水口から前記液体を排水する受け部と、
    前記排水口の下流側に配置される配管と、
    前記受け部及び前記配管を接続する水回りの配管接続部材であって、前記配管接続部材は、前記液体の流水方向に沿って配置される筒状に形成され、前記配管の上端側の内周面に嵌め込まれる下流側接続部と、前記排水口から下方に突出する突出部の周囲を囲むように取り付けられ、弾性部材で構成される上流側接続部と、を有し、前記下流側接続部は、少なくとも一部に弾性部材を含む、水回りの配管接続部材と、を備え、
    前記上流側接続部の内周面には、前記内周面に沿って内側に突出する内周側凸部が形成され、
    前記排水口の前記突出部の外周面には、前記内周側凸部と係合する係合溝が形成される、水回りの配管接続構造
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