JP2547205Y2 - 両手鍋用取手 - Google Patents

両手鍋用取手

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JP2547205Y2
JP2547205Y2 JP2666893U JP2666893U JP2547205Y2 JP 2547205 Y2 JP2547205 Y2 JP 2547205Y2 JP 2666893 U JP2666893 U JP 2666893U JP 2666893 U JP2666893 U JP 2666893U JP 2547205 Y2 JP2547205 Y2 JP 2547205Y2
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arm
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mounting shaft
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JP2666893U
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Inventor
賢吉 中澤
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中澤工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、両手鍋に設けた取手の
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両手鍋には、鍋本体の周壁に左右
一対の取手が取り付けられているが、その取手の材質
は、鍋本体からの熱によって取手が熱くならないよう断
熱性に優れた合成樹脂製のものが多く使用されている。
そして、このような合成樹脂製の取手を鍋本体に直接、
ネジ止めすると、取手が熱によって変形する虞れがある
ため、通常、この種の合成樹脂製の取手は、例えば、ア
ルミニウムなどの金属製材料から成る取付金具を介在さ
せて鍋本体に取付固定している。そして、合成樹脂製の
取手は持ち易さなどを考慮して、取手における握部の断
面形状を比較的大きく形成し、その握部の左右両側から
取付金具にネジ止めするため腕部を屈曲してほぼC字状
に成型し、一方、取手の取付金具は、鍋の周壁にネジ止
めする湾曲状の取付板に、前記取手の腕部をネジ止めす
るための取付軸を取付板の左右両側に突設している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来の取手
は、図7に示すように、取手Aにおける握部Bの断面形
状を比較的大きく形成し、その握部Bの左右両側から腕
部Cを屈曲しているが、この腕部Cをネジ止めするた
め、取付金具Dに突設する取付軸Eの径d1は、デザイ
ン性などを考慮して腕部Cの径d2より小さく形成して
いる場合が多く、このような場合、腕部Cと取付軸Eと
の接触面積が少なく、取手Aの取付が不安定となる。特
に、鍋を持ち運ぶ際、取手Aの基部、すなわち、腕部C
との接触部分に鍋の荷重が局部的に加わることから、長
期間使用するうちに、取付軸Eに突き当たる取手Aの接
触部分が取付金具Dとの硬度の違いなどによって、摩耗
しやすく、このような取手Aの摩耗によって、取手Aの
取付が一層、不安定になるといった不具合があった。
【0004】本考案は、このような問題点を解決しよう
とするもので、取手の取り付けを堅牢として、取手を安
定的に取付固定できる両手鍋用取手を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するために、鍋本体の周壁に取付金具を固定し、この
取付金具に設けた左右一対の取付軸に、合成樹脂製から
成る取手の左右腕部をネジ止めする両手鍋用取手におい
て、前記取付軸の先端部に、少なくとも前記腕部の取付
端面全周に面接触状態で重ね合わせる当接面を形成した
ものである。
【0006】
【作用】本考案の両手鍋用取手では、取付金具の軸部に
形成する当接面と取手の取付端面全周とが面接触状態で
重ね合わされ、取手のぐら付きを抑えて、取手を取付金
具に強固に固定できる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0008】図1ないし図5は本考案の一実施例を示
し、同図において、1は鍋本体2に固定されるアルミダ
イキャスト製の取付金具であり、この取付金具1は、前
記鍋本体2の周壁2Aに取り付けられる湾曲状の取付板
3と、取付板3の左右両側に突設する取付軸4とを有
し、前記取付板3には、鍋本体2の周壁2Aに設けた2
個の小穴5に対応して挿通孔6が設けられ、一方、各取
付軸4の先端面に設けた後述する鍔部には、それぞれ陥
没状の凹部7が形成され、その凹部7の中央位置にはネ
ジ孔8が設けられている。そして、鍋本体2の外方側か
ら挿通孔6と小穴5にリベット9を通し、鍋本体2の内
側において、リベット9を加締めて鍋本体2に取付板3
を固定し、このようにして、鍋本体2に取り付けられた
取付板3に合成樹脂から成る取手10を固定する。取手10
は上下に分割させており、その上部分割片10Aと下部分
割片10Bとを止めネジ11によって固定する。取手10は断
面楕円状の握部12を有し、その握部12の左右両側から取
付金具1にネジ止めするため腕部13を下方に向けて屈曲
させて略C字状に成型されている。
【0009】また、前記上部分割片9Aの先端側には、
図1及び図5に示すように、前記ネジ孔8に対応する孔
14を有して前記取付金具1の取付軸4に設けた凹部7に
嵌め合せる凸部15が突設されており、この凸部15と対向
させて下部分割片9B側には、前記孔14と連続する孔14
を有する半円状の凹溝部16が形成され、これら凹溝部16
と凸部15に設けた各孔14に通した止めネジ11Aを前記凹
部7に設けたネジ孔8にネジ込んで取付金具1に取手10
を固定している。このようにして取手10は、取付板3の
取付軸4に取手10の腕部13を重ね合わせてネジ11Aによ
って固定され、その取付軸4は取手10の腕部13の径より
径少に形成されているが、腕部13と直接重ね合わされる
取付軸4の先端部には腕部13の取付端面13Aとほぼ同径
同大に形成された鍔部17が形成され、この鍔部17によっ
て、腕部13の取付端面13Aと面接触状態で重ね合わせる
当接面18を形成している。そして、このように、取付金
具1の取付軸4より幅の広い鍔部17を形成し、鍔部17に
より、取手10の腕部13に面接触する当接面18を形成する
ことによって、腕部13と重ね合わせる取付金具1の接触
面積を極力広くとることができ、このため、取付金具1
の取付軸4に形成する当接面18と取手10の腕部13を良好
に密着させて取手10を安定的に取付固定することができ
る。
【0010】このように、本考案においては、取付金具
1の取付軸4に腕部13の取付端面13Aとほぼ同径同大
な鍔部17を形成し、加えて本実施例では、鍔部17に設
けた陥没状の凹部7に取付軸4に突設する凸部15を嵌め
合わせることによって、取付軸4と腕部13との接触面積
がより一層広くなり、取手10がぐら付くことなく強固に
固定できる。
【0011】したがって、この種の両手鍋において、鍋
鍋本体2を持ち運ぶ際、その全荷重が取手10に集中する
ことになるが、先に説明したように、取付金具1に取手
10を強固に取り付けることによって、取手10がぐらつく
心配もない。さらに、取付軸4の先端面のみに鍔部17を
形成しすることで、取付軸4を全体的に太く形成するも
のに比べ、材料コストを削減できるとともに、取付金具
1のデザインが骨太とならずデザイン性にも優れたもの
となる。
【0012】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は、前記実施例に限定されるものではなく、本考案の
要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、取手を上下に分割したものを示した
が、取手を一体形成してもよく、その取付金具あるいは
取手の形状などは、適宜設定すればよい。
【0013】また、取付軸の先端部に鍔部を形成し、腕
部の取付端面全周に面接触状態で突き当てる当接面を形
成した例を示したが、図6に示すように、取付軸4Aの
先端部に腕部13の取付端面13Aとほぼ同径同大な当接面
18Aを形成し、この当接面18Aから取付軸4Aの基部に
向けて次第に細くなるよう、取付軸4A自体をテーパ状
に形成しても、上記実施例と同様に、取手10を強固に取
り付けることができ、また、取付軸をテーパ状に形成す
る他にもストレートな円柱状に形成するなど適宜設定す
ればよい。さらに、取付軸の当接面と腕部の取付端面と
ほぼ同径同大としたものを示したが、取付軸の当接面は
腕部の取付端面より径大な形成してもよい。さらに、上
記実施例では、鍔部に設けた陥没状の凹部に取付軸に突
設する凸部を嵌め合わせた例を示したが、これら凹部と
凸部は省略してもよい。また、取付金具をリベットによ
って固定した例を示したが、これに限らずネジによって
固定してもよい。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、鍋本体の周壁に取付金
具を固定し、この取付金具に設けた左右一対の取付軸
に、合成樹脂製から成る取手の左右腕部をネジ止めする
両手鍋用取手において、前記取付軸の先端部に、少なく
とも前記腕部の取付端面全周に面接触状態で重ね合わせ
る当接面を形成したことにより、取手の取り付けを堅牢
として、取手を安定的に取付固定できる両手鍋用取手を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同、取手の取付状態を示す一部を切り欠いた平
面図である。
【図3】同、取手の正面図である。
【図4】同、図3のA−A線断面図である。
【図5】同、図3のB−B線断面図である。
【図6】本考案の変形例を示す取手の平面図である。
【図7】従来例を示す取手の平面図である。
【符号の説明】
1 取付金具 2 鍋本体 4, 4A 軸部 10 取手 13 腕部 13A 取付端面 18,18 A 当接面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋本体の周壁に取付金具を固定し、この
    取付金具に設けた左右一対の取付軸に、合成樹脂製から
    成る取手の左右腕部をネジ止めする両手鍋用取手におい
    て、前記取付軸の先端部に、少なくとも前記腕部の取付
    端面全周に面接触状態で重ね合わせる当接面を形成した
    ことを特徴とする両手鍋用取手。
JP2666893U 1993-05-21 1993-05-21 両手鍋用取手 Expired - Lifetime JP2547205Y2 (ja)

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JPH0685643U JPH0685643U (ja) 1994-12-13
JP2547205Y2 true JP2547205Y2 (ja) 1997-09-10

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