JP2547182Y2 - 自動車のフロントフ−ド用ヒンジ装置 - Google Patents

自動車のフロントフ−ド用ヒンジ装置

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JP2547182Y2
JP2547182Y2 JP10434691U JP10434691U JP2547182Y2 JP 2547182 Y2 JP2547182 Y2 JP 2547182Y2 JP 10434691 U JP10434691 U JP 10434691U JP 10434691 U JP10434691 U JP 10434691U JP 2547182 Y2 JP2547182 Y2 JP 2547182Y2
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、作業目的に合致したフ
ロントフ−ドの拡開角度の調節を可能としたフロントフ
−ドのヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロントフ−ド6の開閉は、フ
ロントガラス4の下部のフロントフ−ド6の左右に取り
付けられたヒンジ装置によりフロントフ−ド6を車体8
に対して回転自在に支承して行っていた(図4参照)。
これらのヒンジ装置は図5に示すように、車体8に固着
するロアヒンジ3とフロントフ−ド6に固着するアッパ
ヒンジ2とを回動自在にピン止めした構成となってい
る。そして、フロントフ−ドの拡開角度の調節に関して
は、実開昭63−6977号公報に開示されている。す
なわち、開示された自動車用フ−ドのヒンジ構造は、図
5に示すように、回動自在に連結されたロアヒンジ3と
アッパヒンジジ2とのロアヒンジ3側に開度規制用スト
ッパ1を枢着している。開度規制用ストッパ1はその先
端がアッパヒンジ2の端部に係合してフ−ドの拡開角度
を規制すると共に、フ−ドの閉塞状態への移行には開度
規制用ストッパ1が回動してアッパヒンジ2との係合を
解除するように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の公開公報に提案
された自動車用フ−ドのヒンジ構造が、閉塞時と拡開時
の2つの状態に対応する開度規制をなすものであるのに
対し、本考案はさらに多くの拡開角度の調整を可能とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の自動車のフ−ド
のヒンジ装置は、両端部分に車体への取付け止具の孔を
穿孔したベ−ス板と、ベ−ス板に立設するリ−フ取付部
とを備え、リ−フ取付部には上部の頂部分を突設させた
突部と、リ−フ取付壁面から突出する取外し自在のヒン
ジストッパとを有する、車体側に取付けるロアヒンジ
と、ロアヒンジに取り付けるリ−フ部と、フロントフ−
ドに取り付けるフ−ド取付部とを備え、リ−フ部には先
端部分に突出する突起部と、上縁肩部に水平方向に突出
する係止部とを有するフロントフ−ド側に取付けられる
アッパヒンジとを、回動自在に連結した構成を具備す
る。
【0005】
【作用】アッパヒンジをロアヒンジに対して回動したと
き、アッパヒンジの先端の突起部がロアヒンジのヒンジ
ストッパに係合して回動が停止する。さらに、ヒンジス
トッパを取外し、アッパヒンジを回動すると、アッパヒ
ンジのリ−フ取付部の係止部がロアヒンジの突部に係止
し、拡開角度を大きくした状態で回動を停止する。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を図面を参照して説明する。
図1、図2は本考案によるフ−ドのヒンジ装置の構成説
明図である。ヒンジ装置は車体に取り付けるロアヒンジ
50(図1参照)とフ−ド側に取り付けるアッパヒンジ
70(図2参照)とを有する。ロアヒンジ50は車体8
への取り付け止め具を挿入する孔51を長手方向の両端
に穿孔したベ−ス板52と、ベ−ス板52の長手方向一
側に立設するリ−フ取付部54を備える。リ−フ取付部
54は頂部分に突部56を突設させたほぼ三角形状板体
である。リ−フ取付部54の下部の中央部にはベ−ス板
52側に突出させた切りおこしフランジ部58を設け、
ベ−ス板52の長手方向に貫通する係止孔59を形成す
る。切りおこしフランジ部58の上部には段付きボルト
を締め付け、ヒンジストッパ60を形成すると共に、ヒ
ンジストッパ60の上部にピン孔62を穿孔している。
【0007】アッパヒンジ70はロアヒンジ50のリ−
フ取付部54に装着する板状のリ−フ部72と、リ−フ
部72に対して直角に連設するフ−ド取付部74とを有
する。リ−フ部72は先端部分を円形状とし、円形状の
一部を突出させて突起部78を形成すると共に、リ−フ
部72の先端部分にはピン孔76を穿孔する。リ−フ部
72の先端の形状を円形状に形成する直前の、リ−フ部
72の上部肩部分に凹欠部を形成し、先端方向のリ−フ
部72の板体を折り曲げ、水平方向に突出した係止部7
5を形成する。さらに、リ−フ部72の下縁を鈎状に延
設してノッチ部80を形成する。フ−ド取付部74はリ
−フ部72の後端部分に連設し、フ−ド取付部74をフ
−ドに取り付ける止め具を挿入する止め具孔82を穿孔
している。
【0008】このように構成したヒンジ装置の組付けを
説明する。ロアヒンジ50のボルトを外し、ヒンジスト
ッパ60を装着していないロアヒンジ50とする。ベ−
ス板52を車体8に取付ける。アッパヒンジ70のリ−
フ部72をロアヒンジ50のリ−フ取付け部54に重合
し、ピン孔76とピン孔62とを合致させ、止めピンで
両者を回動自在にピン止めする。リ−フ部72の上肩部
分の水平方向に突出した係止部75がロアヒンジ50の
突部56に係止されるまでアッパヒンジ70を回動させ
る(図3の2点鎖線で示す状態)。アッパヒンジ70の
フ−ド取付け部74をフ−ド6に取り付ける。
【0009】このヒンジ装置の車体8およびフロントフ
−ド6への組付け作業は、ベ−ス板52およびフ−ド取
付け部74が平板状なので止め具の締め付け操作が簡単
となり、かつ、アッパヒンジ70の組付けはフロントフ
−ド6の拡開角度を大きくして行うため、締め付け作
業、およびエンジンル−ムへの操作がさらに容易とな
る。アセンブリライン終了後には、ロアヒンジ50にボ
ルトを締め止め、ヒンジストッパ60を形成する。
【0010】次にヒンジ装置の作用を説明する。図3の
実線で示すアッパヒンジ70はフ−ド6の閉止時を示
す。フ−ド6を閉止時にはリ−フ部72の下縁に連設す
るノッチ部80がロアヒンジ50の切りおこしフランジ
部58の係止孔59中にわずかに挿入し、フロントフ−
ド6の閉止状態を保持する。そして、自動車の前方から
の衝撃が加わった場合には、ノッチ部80と切りおこし
フランジ部58との係合によりアッパヒンジ70の移動
が規制され、フロントフ−ド6のフロントガラス4方向
へのそれ以上の移動が阻止される。
【0011】フロントフ−ド6を拡開すると、ヒンジ装
置のリ−フ部72は図3の破線で示す状態となる。この
とき、リ−フ部72の先端の突起部78はヒンジストッ
パ60に係合し、それ以上のアッパヒンジ70の回動を
阻止し、フロントフ−ド6の適当な拡開角度を保持す
る。さらに、ボルトを外し、ヒンジストッパ60をなく
すことにより、アッパヒンジ70は図3の2点鎖線で示
すようにアッパヒンジ70の上肩に水平方向に突出する
係止部75がロアヒンジ50の突部56に係止されるま
で拡開することができる。
【0012】このように、本考案のヒンジ装置はフロン
トフ−ド6の閉塞時にはノッチ部80と切りおこしフラ
ンジ部58との係合により、自動車の前方からの力に対
して、フロントフ−ド6のフロントガラス4方向への移
動を阻止する。そして、アッパヒンジ70の回動を突起
部78がヒンジストッパ60に係合した場合の、フロン
トフ−ド6の小さな拡開角度と、ヒンジストッパ60を
外してしまった場合のリ−フ部72の上部肩部の係止部
75が突部56に係止するまでアッパヒンジ70が回動
したフロントフ−ド6の拡開角度の大きい状態とが達成
できる。
【0013】
【考案の効果】本考案のヒンジ装置はフロントフ−ドの
拡開角度を、角度の大きい場合と、角度の小さい場合と
の2段階とすることができる。そして、アセンブリライ
ンでの作業中には、ロアヒンジのヒンジストッパを外し
てフロントフ−ドの拡開角度を大とし、作業者のヒンジ
組付け作業を容易とするとと共に、完成した自動車とな
った場合にはボルトを締め付けてヒンジストッパを形成
し、アッパヒンジの突部をヒンジストッパに係合させ
て、拡開角度の小さいフロントフ−ドの拡開を保持する
ことができる。また、前方からの衝撃によりヒンジピン
が破損した場合においても、リ−フ部の下端縁がヒンジ
ストッパに接触してそれ以上のアッパヒンジの移動が阻
止でき、フロントフ−ドのフロントガラス方向への移動
を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロアヒンジの斜視図。
【図2】アッパヒンジの斜視図。
【図3】ヒンジ装置の作用説明図。
【図4】自動車の全体図。
【図5】従来のヒンジ装置の説明図。
【符号の説明】
4 フロントガラス 6 フロントフ−ド 8 車体 50 ロアヒンジ 52 ベ−ス板 54 リ−フ取付部 56 突部 58 切りおこしフランジ部 59 係止孔 60 ヒンジストッパ 70 アッパヒンジ 72 リ−フ部 74 フ−ド取付部 75 係止部 78 突起部 80 ノッチ部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に取付けるロアヒンジとフロント
    フ−ド側に取付けられるアッパヒンジとを回動自在に連
    結したヒンジ装置において、 ロアヒンジは両端部分に車体への取付け止具の孔を穿孔
    したベ−ス板と、 ベ−ス板に立設するリ−フ取付部とを備え、 リ−フ取付部には上部の頂部分を突設させた突部と、リ
    −フ取付壁面から突出する取外し自在のヒンジストッパ
    とを有し、 アッパヒンジはロアヒンジに取り付けるリ−フ部と、 フロントフ−ドに取り付けるフ−ド取付部とを備え、 リ−フ部には先端部分に突出する突起部と、上縁肩部に
    水平方向に突出する係止部とを有し、 ロアヒンジに対してアッパヒンジを回動させたとき、ア
    ッパヒンジの先端の突起部はロアヒンジのヒンジストッ
    パに係合すると共に、ロアヒンジのヒンジストッパを外
    すと、アッパヒンジの係止部がロアヒンジの突部に係止
    されることを特徴とする自動車のフロントフ−ド用ヒン
    ジ装置。
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