JP2547118Y2 - フォークリフトの回転装置 - Google Patents

フォークリフトの回転装置

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JP2547118Y2
JP2547118Y2 JP6866492U JP6866492U JP2547118Y2 JP 2547118 Y2 JP2547118 Y2 JP 2547118Y2 JP 6866492 U JP6866492 U JP 6866492U JP 6866492 U JP6866492 U JP 6866492U JP 2547118 Y2 JP2547118 Y2 JP 2547118Y2
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JP
Japan
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base plate
center
holder
rotary valve
rotating device
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JP6866492U
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雅之 齊藤
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フォークリフトの回転
装置の改良に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、フォークリフトのアタッチメン
トとしてロール紙等の荷役作業を行うロールクランプ装
置を装着したものが知られており、このロールクランプ
装置は、荷物を左右両側から縦づかみしたり、上下両側
から横づかみできるように、回転装置を介して装着され
ている。この場合、図4に示すように、フォークリフト
前部に立設された左右一対のマスト間に昇降自在に配設
された図示しないリフトブラケットの前面にはベースプ
レート30が装着されており、該ベースプレート30前
面に内接型旋回座ベアリング31を介してホルダ32が
旋回可能に配設されている。該ホルダ32には一対のク
ランプアーム33が装着されており、一方のクランプア
ーム33は油圧シリンダ34により揺動可能である。そ
して、旋回座ベアリング31の回転中心部には、油圧シ
リンダ34の油圧配管35と車体側の図示しない油圧配
管とを接続するロータリバルブ36が配設されており、
該ロータリバルブ36はブラケット37によりホルダ3
2に固定されかつストッパ38によりベースプレート3
0に固定されている。
【0003】また、他の回転装置として例えば実公昭6
1−21517号公報記載のものが知られている。この
回転装置は、図5に示すように、左右一対のマスト40
間に昇降自在に配設されたリフトブラケット41と、該
リフトブラケット41の前面に外接型旋回座ベアリング
42を介して旋回可能に配設されたアーム支持板43
と、アーム支持板43一端側に装着されるスイングアー
ム44の油圧シリンダ45用の図示しない油圧配管と車
体側の図示しない油圧配管とを接続するスイベルジョイ
ント46とを具備して構成されており、リフトブラケッ
ト41、旋回座ベアリング42及びアーム支持板43の
中央部に共通の覘視用開口部Aが形成されるとともに、
その覘視用開口部Aの中心にスイベルジョイント46が
配置されかつブラケット47、48にて支持されてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
前者の回転装置は、ベースプレート30やホルダ32に
よって前方が完全に遮断されることから、それらが運転
者の目の高さに位置する状態では前方確認が困難とな
り、荷役作業の効率が悪くかつ走行時の安全性が低い等
の問題がある。
【0005】一方、上記公報の回転装置では、覘視用開
口部Aによって前方確認が可能であるものの、外接型旋
回座ベアリング42に形成される開口部をあまり大きく
できないため、覘視用開口部Aの充分な大きさを確保で
きない。また、覘視用開口部Aの中心に配置されるスイ
ベルジョイント46を支持するブラケット47、48は
リフトブラケット41及びアーム支持板43にそれぞれ
上下両端が固定されており、荷物を横づかみする際にク
ランプ装置を90°回転させたときに両ブラケット4
7、48が十字状に重なった状態となるため、覘視用開
口部Aの前方覘視可能な範囲がかなり減少する。
【0006】本考案は上記問題に鑑み案出されたもので
あり、クランプ装置を回転させたときにも大きな覘視用
開口部を形成できるようにし、前方視野をより一層向上
させることを解決すべき課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案は、ベースプレートには旋回座ベアリングの回転
中心部に配設されるロータリバルブの下方部にほぼ半円
状の窓部が形成されているとともに、ホルダの中央には
前記ベースプレートの窓部と整合するほぼH形状の窓部
が形成され、該窓部の中央部に前記ロータリバルブが嵌
挿されて上下両側より延出するリブに固定されていると
いう新規な構成を採用している。
【0008】
【作用】本考案のフォークリフトの回転装置にあって
は、ベースプレートに形成されたほぼ半円状の窓部とホ
ルダに形成されたほぼH形状の窓部とが重なり合う部分
に覘視用開口部が形成される。この覘視用開口部は、ク
ランプ装置が水平状にある時でも90°回転した時でも
ロータリバルブの左右両側又は下方側に大きく形成さ
れ、前方視野はすこぶる良好となる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本実施例に係るフォークリフトの回転装置の
要部の断面図であり、図2はその回転装置の要部の分解
斜視図である。図において、1はベースプレートであっ
て、このベースプレート1は図示しないフォークリフト
の前部に立設された左右一対のマスト間に昇降自在に配
設されたリフトブラケットのフィンガバー2に架装され
ている。このベースプレート1の上方部には後述する駆
動ピニオン14が嵌挿される挿入孔3が貫設されている
とともに、ほぼ中央下方部には半円状の窓部4が形成さ
れている。
【0010】ベースプレート1の前面に配設された旋回
座ベアリング5は、環状のアウタレース6と、該アウタ
レース6の内側にボール7を介して回転可能に嵌合され
その内周に歯8を有する環状のインナレース9とからな
り、アウタレース6がベースプレート1にボルト10に
より固着されている。ベースプレート1の上端には、オ
イルモータ11及び歯車減速機12からなる回転駆動装
置13が取り付けられており、該回転駆動装置13の出
力軸上の駆動ピニオン14がベースプレート1の挿入孔
3を介してインナレース9の歯8に噛合されている。
【0011】また、旋回座ベアリング5の前面に配設さ
れたホルダ15は、インナレース9の前面に密着した状
態でボルト16により固着されている。このホルダ15
の中央部には、ベースプレート1の窓部4と整合するほ
ぼH形状の窓部17が形成されており、このH形状の窓
部17とベースプレート1の半円状の窓部4とが重なる
部分に覘視用開口部Aが形成される。ホルダ15の一端
には先端にクランプパッドを有する図示しない固定アー
ムが固着されるとともに、ホルダ15の他端には先端に
クランプパッドを有する図示しないスイングアームが揺
動可能に取り付けられ、該スイングアームは図示しない
クランプシリンダによって揺動される。
【0012】そして、ホルダ15に形成されたH形状の
窓部17の中央部には、車体側とクランプ装置側との配
管を接続するロータリバルブ20が嵌挿配置されてお
り、該ロータリバルブ20はホルダ15の上下両側のリ
ブ21にブラケット22を介して取り付けられている。
ホルダ15の前面より突出したロータリバルブ20前端
部の上下両側には、前記クランプシリンダと連結される
図示しない配管がそれぞれ接続されており、該配管はホ
ルダ15の上下両側部に形成されたカバーケース23内
を経由して配設されている。また、車体側の図示しない
配管が接続されるロータリバルブ20の後端部は、ベー
スプレート1の窓部4の上端に取り付けられたストッパ
24により回転規制された状態で保持されている。
【0013】以上のように構成された本実施例の回転装
置は、ロール紙等の荷物を縦づかみするようにクランプ
装置が水平状にあるときには、図3(a)に示すよう
に、ベースプレート1の半円状の窓部4とホルダ15の
H形状の窓部17とがロータリバルブ20の左右両側で
重なり合い、その部分に大きな覘視用開口部A(図中斜
線が交差する部分)が形成される。また、ロール紙等の
荷物を横づかみするように回転駆動装置13によってイ
ンナレース9、ホルダ15及びクランプ装置が90°回
転したときには、図3(b)に示すように、H形状の窓
部17の下半分がベースプレート1の半円状の窓部4と
重なり合い、その部分に大きな覘視用開口部A(図中斜
線が交差する部分)が形成される。
【0014】したがって、本実施例の回転装置によれ
ば、クランプ装置が水平状にあるときでも90°回転し
たときでも大きな覘視用開口部Aが形成され、前方視野
はすこぶる良好となる。これにより、運転者は荷役作業
時に荷物やそのクランプ状態等を容易に視認できるた
め、荷役作業の作業効率が向上するばかりか、運転者の
疲労軽減にもつながる。
【0015】
【考案の効果】本考案のフォークリフトの回転装置によ
れば、ベースプレートには旋回座ベアリングの回転中心
部に配設されるロータリバルブの下方部にほぼ半円状の
窓部が形成されているとともに、ホルダの中央には前記
ベースプレートの窓部と整合するほぼH形状の窓部が形
成され、該窓部の中央部に前記ロータリバルブが嵌挿さ
れて上下両側より延出するリブに固定されているため、
クランプ装置を回転させたときにも大きな覘視用開口部
を形成でき、前方視野をより一層向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るフォークリフトの回転装置の要部
断面図である。
【図2】実施例に係るフォークリフトの回転装置の要部
分解斜視図である。
【図3】(a)(b)クランプ装置の水平時及び90°
回転時に形成される覘視用開口部の状態を示す説明図で
ある。
【図4】従来のフォークリフトの回転装置の斜視図であ
る。
【図5】他の従来のフォークリフトの回転装置の斜視図
である。
【符号の説明】
1…ベースプレート 2…フィンガバー(リフトブラ
ケット) 4…(半円状の)窓部 5…旋回座ベアリング 17…(H形状の)窓部 20…ロータリバルブ
21…リブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のマスト間に昇降自在に配設さ
    れたリフトブラケットの前面に装着されるベースプレー
    トと、該ベースプレート前面に内接型旋回座ベアリング
    を介して旋回可能に配設され、アタッチメント用アクチ
    ュエータを装備する荷役装置が装着されるホルダと、前
    記旋回座ベアリングの回転中心部に配設され、前記荷役
    装置のアクチュエータ用油圧配管と車体側油圧配管とを
    接続するロータリバルブとを具備するフォークリフトの
    回転装置において、 前記ベースプレートには前記旋回座ベアリングの回転中
    心部に配設される前記ロータリバルブの下方部にほぼ半
    円状の窓部が形成されているとともに、前記ホルダの中
    央には前記ベースプレートの窓部と整合するほぼH形状
    の窓部が形成され、該窓部の中央部に前記ロータリバル
    ブが嵌挿されて上下両側より延出するリブに固定されて
    いることを特徴とするフォークリフトの回転装置。
JP6866492U 1992-10-01 1992-10-01 フォークリフトの回転装置 Expired - Lifetime JP2547118Y2 (ja)

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JP6866492U JP2547118Y2 (ja) 1992-10-01 1992-10-01 フォークリフトの回転装置

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Publication Number Publication Date
JPH0632492U JPH0632492U (ja) 1994-04-28
JP2547118Y2 true JP2547118Y2 (ja) 1997-09-10

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ID=13380210

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