JP2547033Y2 - シートアセンブリの積層体 - Google Patents

シートアセンブリの積層体

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JP2547033Y2
JP2547033Y2 JP1991040504U JP4050491U JP2547033Y2 JP 2547033 Y2 JP2547033 Y2 JP 2547033Y2 JP 1991040504 U JP1991040504 U JP 1991040504U JP 4050491 U JP4050491 U JP 4050491U JP 2547033 Y2 JP2547033 Y2 JP 2547033Y2
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ティモシー・アラン・マーテンズ
ドン・リチャード・アンダーソン
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ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
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    • G09B29/00—Maps; Plans; Charts; Diagrams, e.g. route diagram
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    • Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/14—Layer or component removable to expose adhesive

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はシートアセンブリの積層
体に関する。各シートアセンブリは少なくとも一端に沿
って相互に接着された少なくとも２枚のシートを有す
る。この積層体はそれぞれのシートアセンブリが積層体
から剥離され得るように構成されている。
【０００２】
【考案の要旨】本考案は、積層体から容易に分離するこ
とが可能で基体に適用することが可能なシートアセンブ
リの積層体であって、ライナーを必要とせず、また積層
体において異なる寸法のシートを用いることなくシート
アセンブリを積層体から分離することが可能なシートア
センブリの積層体を提供する。
【０００３】本考案によればシートアセンブリの積層体
が提供される。これらのそれぞれのシートアセンブリ
は、それぞれが表面および裏面である主要面、および対
辺である第１および第２端部を有する。第１接着剤層
は、第１シートの裏面の第１端部に隣接した部分を第２
シートの表面の第１端部に隣接した部分にそれぞれの第
１端部がほぼ整合するように接着させる。この第１接着
剤層は第１および第２シートの第１端部から第２端部方
向へあらかじめ決められた第１間隔で伸長されている。
また、この第２シートの裏面には感圧接着剤である第２
接着剤層が設けられている。この第２接着剤層はこのシ
ートアセンブリの第２シートの裏面をこの積層体におけ
るすぐ下のシートアセンブリの第１シートの表面に第１
端部から上記第１間隔の範囲内において接着させる第１
部分を有する。また、このシートアセンブリは積層体に
おけるシートアセンブリの第１シートの表面と第２シー
トの裏面との間に第１接着領域を提供するための剥離手
段を有する。この第１接着領域はそれぞれのシートの第
１端部から第２端部方向へほぼあらかじめ決められた上
記第１間隔で伸長されており、第２接着剤層の上記第１
部分と積層体における隣接第１シートの表面との間に剥
離力を提供する。この剥離力は、積層体における最上シ
ートアセンブリの第１シートを引くことにより第１接着
領域に沿って、積層体における最上シートアセンブリが
隣接するシートアセンブリから容易に剥離開始されるよ
うに、第１接着剤層の第１シートと第２シートとの接着
に対する剥離力を下回る。
【０００４】シートアセンブリの積層体の第１の実施態
様では、シートの第２端部に隣接する感圧接着剤の第２
接着剤層の端部において、積層体における最上シートア
センブリの第２シートの第２端部から離れる第１シート
の第２端部の動きにより積層体における第２接着剤層の
隣接シートアセンブリからの剥離が開始されるように、
シートの第２端部に隣接する感圧接着剤の第１接着剤層
の端部からシートの第１端部方向に空間が設けられてい
る。
【０００５】シートアセンブリの積層体の第２の実施態
様では、シートアセンブリの第２シートの裏面を積層体
における下部のシートアセンブリの第１シートの表面に
接着する感圧接着剤の上記第２接着剤層が、上記第１接
着領域と第２シートの第２端部との間に位置する第２部
分を有する。そして、剥離手段により第１シートの表面
と積層体における第２シートの裏面との間に上記第２部
分に隣接して第２接着領域が提供される。この第２接着
領域は第１接着領域における低剥離力よりも高い剥離
力、すなわち、積層体における隣接するシートアセンブ
リを共に強固に接着させるのに十分な高い剥離力を提供
する。しかしながら、第１接着領域に沿った上記のよう
な剥離の開始後に、上記第２接着領域に沿って、積層体
における最上シートアセンブリは連続剥離される。
【０００６】シートアセンブリの積層体のこの第２の実
施態様はシートアセンブリを囲む壁を有する容器より容
易に提供される。この容器は、シートアセンブリの積層
体を支持する底壁、シートアセンブリの積層体における
シートの第１端部に沿った第１端部壁を有するシートア
センブリの積層体のシート端部に沿って近接間隔で設け
られている側壁、およびシートアセンブリの積層体の最
上部に沿った上部壁を有する。この上部壁には上記第１
端部壁と間隔を開けて端面が設けられることにより端面
と第１端部壁との間に開口部が提供されている。そして
上部壁の端面と第１端部壁との間には前記第１間隔を上
回る間隔が設けられている。そのことにより、この開口
部から突出した積層体における最上シートアセンブリの
第１シートの第２端部に隣接する第１シートの端部とと
もに、上記端部に対して手で印加される張力により、ま
ず、上記端面の周囲の第２シートの湾曲により第１接着
剤層に沿って積層体における第２シートアセンブリから
の積層体における最上シートアセンブリの第２シートの
分離が引き起こされ、その後、最上シートアセンブリの
第２シートの端部が、第２シートアセンブリの第１シー
トの端部を開口部を通して運出し、続いて、それから剥
離され、上述のように再び手で引き出されるために開口
部を通して突出した積層体における旧第２シートアセン
ブリ(現時点では積層体における最上シートアセンブリ)
の第１シートを残すように、積層体における最上シート
アセンブリの第２シートが容器の上部壁に沿って引か
れ、そして、積層体における第２シートとともに第１シ
ートが上記端面に沿ってアーチ形に引き出される。
【０００７】シートアセンブリの積層体の第３の実施態
様においては、このシートアセンブリはそれぞれ第１シ
ートの第２端部に隣接した第１シートの裏面の一部を第
２シートの第２端部に隣接した第２シートの表面に第２
端部がほぼ整合するように接着させる第３接着剤層を有
する。この第３接着剤層はそれぞれのシートの第２端部
から第１端部方向へほぼあらかじめ決められた上記第１
間隔で伸長されており、この第１シートには第１接着剤
層および第３接着剤層の両方に沿ってミシン目が設けら
れている。
【０００８】
【考案の構成】図１、図２および図３に本考案によるシ
ートアセンブリの積層体の第１の実施態様を示す。この
積層体を一般に積層体10として示す。
【０００９】この積層体10は複数のシートアセンブリ９
を有するが、それらの２個のみを図１および図２に示
す。それぞれのシートアセンブリ９は同一の外形および
寸法を有する第１および第２シート11および12を有す
る。それぞれのシート11、12は主要面である表面および
裏面を有し、それぞれ対辺である第１および第２端部1
3、14および15、16を有する。それぞれのアセンブリ９
において、第１接着剤層18は第１シート11の裏面の第１
端部13に整合した部分を第２シート12の表面に、第１端
部15に隣接して、第１端部13と15とがほぼ整合するよう
に永久接着する。この第１接着剤層18はシート11、12の
第１端部13、15から第２端部14、16方向へあらかじめ決
められた第１間隔で伸長されている。それぞれのシート
アセンブリ９の第２シート15の裏面上の感圧接着剤の第
２接着剤層19はそれぞれのシートアセンブリ９の第２シ
ート12の裏面をこの積層体10におけるすぐ下のシートア
センブリ９の第１シート11の表面に第１端部13、15から
上記第１間隔の範囲内において接着させる第１部分を有
する(本実施態様ではこの第１部分のみから成る)。
【００１０】また、このシートアセンブリ９は第１シー
ト11の表面上に、積層体10におけるシートアセンブリ９
の第１シート11の表面と第２シート12の裏面との間に第
１接着領域を提供するための低接着裏サイズ20の形態の
剥離手段を有する。この第１接着領域はシート11、12の
第１端部13、15から第２端部14、16方向へほぼあらかじ
め決められた上記第１間隔で伸長されており、積層体10
における第２接着剤層19と隣接第１シート11の表面との
間の剥離力を提供する。この剥離力は、積層体における
最上シートアセンブリ９の第１シート11を引くことによ
り、第１接着領域に沿って、積層体における最上シート
アセンブリ９が隣接するシートアセンブリ９から容易に
剥離開始されるように、第１接着剤層18の第１シート11
と第２シート12との接着に対する剥離力を下回る。
【００１１】図３に示すように、第１シート11を第２シ
ート12に接着する第１接着剤層18はシート11、12の外縁
から間隔をおいて設けられた方形である。この第１接着
剤層は第２接着剤層19よりもシート11、12の中心寄りに
設けられる。第２接着剤層19はシート11、12の第１端部
13、15に隣接して、シート11、12を完全に貫通するスト
ライプ形態で提供される。
【００１２】シート11、12の第２端部14、16に隣接した
感圧接着剤の第２接着剤層19には、シート11、12の第２
端部14、16に隣接する第１接着剤層18の端部からシート
11、12の第１端部13、15方向に空間が設けられている。
そのことにより、積層体10から最上シートアセンブリ９
が分離される際に、図２に示すように、積層体における
最上シートアセンブリ９における第２シート12の第２端
部16から第１シート11の第２端部14を引き離すことによ
り、積層体10における隣接シートアセンブリ９からの第
２接着剤層19の剥離が開始される。図示することは省略
するけれども、同様に、シートアセンブリ９の同様の分
離は第２シート12が積層体10において最上である場合に
も生じ、この第２シート12は第１シート11からシート1
1、12の長辺に対して平行方向に引き離される。
【００１３】このシートアセンブリ９は種々の目的のた
めに用いることができる。これらの目的には、カーボン
レスペーパーノート(carbonless paper notes)、フォル
ムセット(form set)、または第１シート11により提供さ
れるレシート部分を有するラベル(この第１シートには
証印(indica)が印刷されていてもよい)が包含される。
このような証印には、例えば、バーコードまたは英数文
字列が包含される。また、この第２シート12は、表面に
沿って剥離被覆を有することが好ましい。そのことによ
り第１接着剤層18は剥離可能となる。したがって、この
第１シート11はシートアセンブリ９が積層体10から分離
された後に第２シート12から剥離され得、感圧接着剤で
ある接着剤層18により基体に接着され得る。
【００１４】図４、図５および図６に本考案によるシー
トアセンブリの積層体の第２の実施態様を示す。このシ
ートアセンブリを一般に積層体30として示す。
【００１５】シートアセンブリの積層体30は複数のシー
トアセンブリ29を有するが、それらの２個のみを図４お
よび図６に示す。それぞれのシートアセンブリ29は同一
の外形および寸法を有する第１および第２方形シート31
および32を有する。それぞれのシート31、32は主要面で
ある表面および裏面を有し、それぞれ対辺である第１お
よび第２端部33、34および35、36を有する。それぞれの
シートアセンブリ29において、第１接着剤層38は第１シ
ート31の裏面の第１端部33に隣接した部分を第２シート
32の表面に、第１端部35に隣接して、第１端部33と35と
がほぼ整合するように永久接着する。この第１接着剤層
38はシート31、32の第１端部33、35から第２端部34、36
方向へあらかじめ決められた第１間隔(例えば、シート
長の半分以下)で伸長されている。この第１シート31に
は、この第１シート31の第２端部34に隣接した第１接着
剤層38の端部に沿って横断方向にミシン目41が設けられ
ている。従って、第２端部34はこのミシン目41を境にし
て第１シート31から分離され得る。
【００１６】それぞれのシートアセンブリ29の第２シー
ト32の裏面上の感圧接着剤の第２接着剤層39は、第１端
部33、35から第１間隔の範囲内で第１部分39Aを有し、
この第１接着領域と第２シート32の第２端部36との間に
位置する第２部分39Bを有する。この第２接着剤層の39A
および39B部分はシートアセンブリ29の第２シート32の
裏面を積層体におけるすぐ下のシートアセンブリ29上の
第１シート31の表面に接着させる。また、このシートア
センブリ29は第１シート31の表面上に低接着裏サイズ40
の形態の剥離手段を有する。そして、第２接着剤層39に
おいて39A部分に39B部分よりも低接着性の接着剤を用い
ることにより、以下の(１)および(２)の接着領域が提供
される。
【００１７】(１)積層体30におけるシートアセンブリ29
の第１シート31の表面と第２シート32の裏面との間に設
けられる第１接着領域。この第１接着領域はシート31、
32の第１端部33、35から第２端部34、36方向へあらかじ
め決められた第１間隔で伸長されており、感圧接着剤の
第２接着剤層39の第１部分39Aと積層体30における隣接
第１シート31の表面との間に剥離力を提供する。この剥
離力は、第１接着剤層38の第１および第２シートに対す
る接着の剥離力よりも低い。したがって、図６に示すよ
うに、積層体上の最上シートアセンブリ29の第１シート
を引くことにより、この第１接着領域に沿って、積層体
における隣接シートアセンブリ29からの最上シートアセ
ンブリ29の剥離が開始される。
【００１８】(２)積層体における第１シート31の表面と
第２シート32の裏面との間に第２部分39Bに隣接して設
けられる第２接着領域。この第２接着領域は第１接着領
域における低剥離力よりも高い剥離力、すなわち、積層
体における隣接するシートアセンブリを共に強固に接着
させるのに十分な高い剥離力を提供する。したがって、
積層体において隣接するシートアセンブリ29との十分に
高い相互接着を提供する。しかしながら、第１接着領域
に沿った上記のような剥離の開始後に、積層体における
最上シートアセンブリは第２接着領域に沿って連続剥離
される。
【００１９】図５に示すように、第１シート31を第２シ
ート32に接着させる第１接着剤層38はシート31、32の外
縁から３方向に間隔をおいて設けられた方形である。そ
して、感圧接着剤の第２接着剤層39の第１部分39Aは接
着剤の第１接着剤層38の伸長側(elongate side)と積層
体30において整合した伸長側を有する方形である。しか
しながら、この反対側においては接着剤の第１接着剤層
38の反対側と比較して、シート31および32の末端からさ
らに広い空間が設けられている。
【００２０】図６に示すように、第１シート31の第２端
部34を積層体における最上シートアセンブリ29における
第２シート32の第２端部36から離すことにより、感圧接
着剤の第２接着剤層39の第１部分39A間の接着が比較的
容易に分離され、そのことにより、第２接着剤層39のよ
り強力な第２部分39Bが、積層体30における隣接シート
アセンブリ29から、積層体30から分離される最上シート
アセンブリ29として剥離開始される。このシートアセン
ブリ29はカーボンレスペーパーノート、フォルムセッ
ト、または第１シート31により提供されるレシート部分
を有するラベル（この第１シートには証印が印刷されて
いてもよい）を包含する種々の目的に用い得る。また、
好ましくは、この第２シート32はあらかじめ印刷された
証印の画像特性を強調する表面部分に沿った剥離塗料の
層43を有する。
【００２１】図７および図８に本考案によるシートアセ
ンブリの積層体の第３の実施態様を示す。このシートア
センブリの積層体を一般に積層体50として示す。
【００２２】シートアセンブリの積層体50は複数のシー
トアセンブリ49を有するが、それらの２個のみを図７に
示す。それぞれのシートアセンブリ49は同一の外形およ
び寸法を有する第１および第２方形シート51、52を有す
る。それぞれのシート51および52は主要面である表面お
よび裏面を有し、それぞれ対辺である第１および第２端
部53、54および55、56を有する。それぞれのシートアセ
ンブリ49において、第１接着剤層58は第１シート51の裏
面の第１端部53に隣接する部分を第２シート52の表面に
第１端部55に隣接して、第１端部53と55とがほぼ隣接す
るように永久接着する。この第１接着剤層58はシート5
1、52の第１端部53、55から第２端部54、56方向へあら
かじめ決められた第１間隔(例えば、シート長の半分以
下)で伸長されている。この第１シート51には、この第
１シート51の第２端部54に隣接した第１接着剤層58の端
部に沿って横断方向にミシン目61が設けられている。そ
のことにより、ミシン目61を境にして第１シート51の第
２端部が分離可能となる。
【００２３】それぞれのシートアセンブリ49の第２シー
ト55の裏面上の感圧接着剤の第２接着剤層59は、第１端
部53、55から第１間隔の範囲内で第１部分59Aを有し、
この第１接着領域と第２シート52の第２端部56との間に
位置する第２部分59Bとを有する。この第２接着剤層59
の59Aおよび59B部分はシートアセンブリ49の第２シート
52の裏面を積層体50におけるすぐ下のシートアセンブリ
49の第１シート51の表面に接着させる。また、このシー
トアセンブリ49は第１シート51の表面上に低接着裏サイ
ズ60の形態の剥離手段を有する。そして、感圧接着剤の
第２接着剤層59において、59A部分としてシートの第１
端部53、54に先端部が隣接する三角形からなる非連続部
分を用い、59B部分として連続部分を用いることによ
り、以下の(1)および(２)の接着領域が提供される。
【００２４】(１)積層体50におけるシートアセンブリ49
の第１シート51の表面と第２シート52の裏面との間に設
けられる第１接着領域。この第１接着領域はシート51、
52の第１端部53、55から第２端部54、56方向へあらかじ
め決められた第１間隔で伸長されており、感圧接着剤の
第２接着剤層59の第１部分59Aと積層体50における隣接
第１シート51の表面との間に剥離力を提供する。この剥
離力は、第１接着剤層58の第１および第２シートに対す
る接着の剥離力よりも低い。したがって、図６に示すよ
うに、積層体における最上シートアセンブリ49の第１シ
ートを引くことにより、この第１接着領域に沿って、積
層体における隣接シートアセンブリ49からの最上シート
アセンブリ49の剥離が開始される。
【００２５】(２)積層体における第１シート51の表面と
第２シート52の裏面との間に第２部分59Bに隣接して設
けられる第２接着領域。この第２接着領域は第１接着領
域における低剥離力よりも高い剥離力、すなわち、積層
体における隣接するシートアセンブリを共に強固に接着
させるのに十分な高い剥離力を提供する。したがって、
積層体において隣接するシートアセンブリ49との十分に
高い相互接着を提供する。しかしながら、第１接着領域
に沿った上記のような剥離の開始後に、積層体における
最上シートアセンブリは第２接着領域に沿って連続剥離
される。
【００２６】図５に示すように、第１シート51を第２シ
ート52に接着させる第１接着剤層58はシート51、52の外
縁から３方向に間隔をおいて設けられた方形である。第
１シート51の第２端部54を積層体における最上シートア
センブリ49における第２シート52の第２端部56から離す
ことにより、感圧接着剤の第２接着剤層59の第１部分59
A間の接着が比較的容易に分離され、そのことにより、
接着剤層の第２接着剤層59のより強力な第２部分59B
が、積層体50における隣接シートアセンブリ49から、積
層体50から分離される最上シートアセンブリ49として剥
離開始される。このシートアセンブリ49はシートアセン
ブリ29と同様の目的に用い得、証印が表示された表面を
有し得る。また、好ましくは、この第２シート52はあら
かじめ印刷される証印の画像特性を強調する表面部分に
沿った剥離被覆層63を有する。
【００２７】図９および図10に本考案によるシートアセ
ンブリの積層体の第４の実施態様を示す。このシートア
センブリの積層体を一般に積層体70として示す。
【００２８】シートアセンブリの積層体70は複数のシー
トアセンブリ69を有するが、それらの２個のみを図９に
示す。それぞれのシートアセンブリ69は同一の外形およ
び寸法を有する第１および第２方形シート71、72を有す
る。それぞれのシート71および72は主要面である表面お
よび裏面を有し、それぞれ対辺である第１および第２端
部73、74および75、76を有する。それぞれのシートアセ
ンブリ69において、第１接着剤層78は第１シート71の裏
面の第１端部73に隣接する部分を第２シート72の表面
に、第１端部77に隣接して、第１端部73と75とがほぼ隣
接するように永久接着し、第３接着剤層98は第１シート
71の裏面の第２端部74に隣接する部分を第２シート72の
表面に、第２端部76に隣接して、第１および第２端部7
3、75と74、76とがほぼ隣接するように永久接着する。
この第１および第３接着剤層78および98はシート71、72
の端部73、74、75および76から反対側の端部73、74、75
および76方向へあらかじめ決められた第１間隔(例え
ば、シート長の半分以下)で伸長されている。この第１
シート71には、この感圧接着剤の第１および第３接着剤
層78および98の端部に沿って横断方向にミシン目81が設
けられている。そのことにより、ミシン目81の間の第１
シート71の部分が分離可能となる。
【００２９】それぞれのシートアセンブリ69の第２シー
ト72の裏面上の感圧接着剤の第２接着剤層79は、第１端
部73、75から上記第１間隔の範囲内で設けられた第１部
分79A、第２端部74、76から上記第１間隔の範囲内で設
けられた第３部分79C、および、この第１部分79Aと第２
部分79Cとの間に設けられた第２中央部分79Bを有する。
この第２接着剤層79の79A、79Bおよび79C部分はシート
アセンブリ69の第２シート72の裏面を積層体70における
すぐ下のシートアセンブリ69の第１シート71の表面に接
着させる。また、このシートアセンブリ69は第１シート
71の表面上に低接着裏サイズ40の形態の剥離手段を有す
る。そして、感圧接着剤の第２接着剤層79において79A
および79C部分に79B部分の接着力以下の接着力を有する
接着剤を用いることにより、以下の(１)および(２)の接
着領域が提供される。
【００３０】(１)積層体70におけるシートアセンブリ69
の第１シート71の表面と第２シート72の裏面との間に設
けられる第１接着領域。この第１接着領域はシート71、
72の端部73、74、75および76からあらかじめ決められた
第１間隔で伸長されており、感圧接着剤の第２接着剤層
79の第１および第３部分79Aおよび79Bと積層体70におけ
る隣接第１シート71の表面との間に剥離力を提供する。
この剥離力は、第１接着剤層78の第１および第２シート
71および72に対する接着の剥離力よりも低い。したがっ
て、積層体における最上シートアセンブリ69の第１シー
トを引くことにより、この第１および第３接着領域に沿
って、積層体70における隣接シートアセンブリ69からの
最上シートアセンブリ69の剥離が開始される。
【００３１】(２)積層体における第１シート71の表面と
第２シート72の裏面との間に第２部分79Bに隣接して設
けられる第２接着領域。この第２接着領域は第１および
第３接着領域における低剥離力よりも高い剥離力、すな
わち、積層体における隣接するシートアセンブリを共に
強固に接着させるのに十分な高い剥離力を提供する。し
たがって、積層体において隣接するシートアセンブリ69
との十分に高い相互接着を提供する。しかしながら、第
１接着領域に沿った上記のような剥離の開始後に、積層
体における最上シートアセンブリは第２接着領域に沿っ
て連続剥離される。
【００３２】図10に示すように、第１シート71を第２シ
ート72に接着させる第１および第３接着剤層78および98
はシート71、72の外縁から３方向に間隔をおいて設けら
れた方形であり、感圧接着剤の第２接着剤層79の第１お
よび第３部分79Aおよび79Cは、共に接着剤の第１および
第３接着剤層78および98の伸長側と積層体70において整
合した伸長側をそれぞれ有する方形である。しかしなが
ら、この反対側は接着剤の第１および第３接着剤層78お
よび98の反対側と比較して、シート71および72の末端か
らさらに広い空間が設けられている。
【００３３】第１シート71または第２シート72のどちら
かの端部73、75または74、76を積層体70における第２シ
ートアセンブリ69から引き離すことにより、感圧接着剤
の第２接着剤層79の第１または第３部分79Aまたは79C間
の接着が比較的容易に分離され、そのことにより、第２
接着剤層79のより強力な第２部分79Bが、積層体70にお
ける隣接シートアセンブリ69から、積層体70から分離さ
れる最上シートアセンブリ69として剥離開始される。こ
のシートアセンブリ69はカーボンレスペーパーノート、
フォルムセット、または第１シート71により提供される
レシート部分を有するラベル(この第１シートには証印
が印刷されていてもよい)を包含する種々の目的に用い
得る。また、好ましくは、この第２シート72はあらかじ
め印刷される証印の画像特性を強調する表面部分に沿っ
た剥離塗料の層83を有する。
【００３４】図11〜図13にシートアセンブリの積層体30
または50からシートアセンブリ29または49が供給される
容器100を示す。この容器は図４、図５および図６に示
すシートアセンブリ29の積層体30との組み合せとして示
す。この容器100はシートアセンブリの積層体を囲む壁
を有する。この壁はシートアセンブリ29の積層体30を支
持する底壁102、シートアセンブリ29の積層体30におけ
るシート31、32の第１端部33、35に沿った第１端部壁10
6を有するシートアセンブリ29の積層体のシート端部3
1、32に沿って近接間隔で設けられている側壁、および
シートアセンブリ29の積層体30の最上部に沿った上部壁
109を有する。この上部壁109には第１端部壁106と間隔
を開けて端面110が設けられることにより端面と第１端
部壁106との間に開口部112が提供されている。そして上
部壁109の端面110と第１端部壁106との間には上記第１
間隔を上回る間隔が設けられている。そのことにより、
この開口部112から突出した積層体29における最上シー
トアセンブリ29の第２端部34に隣接する第１シート31の
端部とともに、上記端部に対して手で印加される張力に
より、まず、上記端面110の周囲の第２シート32の湾曲
により第１接着領域に沿って積層体30における第２シー
トアセンブリ29からの積層体30における最上シートアセ
ンブリ29の第２シート32上の第２接着剤層39の第１部分
39Aの分離が引き起こされる(図12)。その後、積層体30
における最上シートアセンブリ29の第２シート32の端部
が、積層体30における第２シートアセンブリ29の第１シ
ート31を開口部112を通して運出し、続いて、それから
剥離され、上述のように再び手で引き出されるために開
口部112を通して突出した積層体30における旧第２シー
トアセンブリ29の第１シート31を残すように、積層体30
における最上シートアセンブリ29の第２シート32が上部
壁109の内面および端面110に沿って引かれる。
【００３５】
【実施例】以下の非限定的な実施例により本考案をさら
に説明する。
【００３６】
【実施例１】図１、図２および図３に示す実施態様のシ
ートアセンブリを以下に示すように作製した。
【００３７】まず、複数の第１シート11および第２シー
ト12を調製し、次いでこれらを相互にラミネートするこ
とによりシートアセンブリ９を調製し、次いでこれらを
積層した。この第１シート11は、ダウベルト(Daubert)4
020(ダウベルト・コーテッド・プロダクツ社(Daubert C
oated Products Company)より市販されている)ライナー
の剥離被覆を有さない表面上に118mm端部から3.2mmの間
隔で厚さ0.13mmの粘着性アクリル転写テープ(３M社より
スコッチ(Scotch)TM#969アドヘッシブ・トランスファ・
テープ(Adhesive Transfer Tape)の商品名で市販されて
いる)の12.7mmの小片をアプシート(apsheeting)し、幅1
18mm、長さ81mmのシートを形成することにより調製し
た。第２シート12を同一寸法の個別紙上に調製した。こ
の紙を印刷し、シリコーン剥離系である96部のシル-オ
フ(Syl-Off)R7610および４部のシル-オフR7611(ダウ・
コーニング・コーポレーション(Dow Corning Corporati
on)より市販されている)で被覆し、硬化させた。この反
対側を、幅118mm端部から4.8mmの間隔で厚さ0.03mmの接
着剤デューロ-タック(Duro-tak)R34-4142(ナショナル・
スターチ・アンド・ケミカル・コーポレーション(Natio
nal Starch and Chemical Corporation)より市販されて
いる)の12.7mmの小片で被覆した。
【００３８】このシートアセンブリ９は、単に最上シー
トアセンブリ９の第１シート11を持つことにより容易に
積層体10から分離された。上述のように、最上シートア
センブリ９の第１シート11が積層体10の最上位に位置す
る場合は、この最上シートアセンブリ９は積層体10の81
mm端部に平行に剥離され、供給される。第２シート12が
最上位に位置するようにこの積層体10が逆転された場合
は、最上シートアセンブリ９は118mm端部に平行に剥離
され、供給される。いずれにしても、分離されたシート
アセンブリ９上の接着剤被覆18が基体に接着される場合
は、第１シート11は第２シート12から容易に分離され、
第１接着剤層18により他の基体に容易に接着された。
【００３９】
【実施例２】図９および図10に一般的に示されるラベル
の積層体を以下に示すように作製した。
【００４０】まず、紙を印刷し、次いで、シリコーン剥
離系である96部のシル-オフR7610および４部のシル-オ
フR7611で被覆し、この剥離材料を硬化させた。この上
側シートの反対側を、厚さ0.03mmの接着剤デューロ-タ
ックR34-4142の12.7mmの小片で被覆した。この上側シー
ト上の棒状接着剤は長さ82.5mm幅127.0mmのシート上に
約幅9.5mm、長さ67.0mmに設けられた。シート22につい
て説明したように、下側シートを印刷および被覆した。
同一の接着剤を用いて幅9.5mm長さ65.0mmの棒状接着剤
が提供された。このシートの中央部に長さ66mm、幅87mm
の接着剤領域を設けた。これらのシートをラミネート
し、積層し、トリム(trim)した。
【００４１】このシートは、容易に供給され、種々の表
面に適用可能であった。この上側シートは、上側シート
の接着剤により下側シートに永久接着された。表面に接
着されたシート、および上側シートの中央接着剤領域
は、ミシン目に沿って容易に分離された。
【００４２】
【実施例３】図４、図５および図６に示される実施態様
の積層体を、実施例２で説明した紙、剥離材料および接
着剤を用いて作製した。接着剤の単一層または棒状層38
を塗布し、一本のミシン目41を設けること以外は上記と
同様にして、第１シート31を調製した。接着剤の単一棒
状層または層部分39Aが設けられ、感圧接着剤の接着剤
層39の第２部分39Bが幅98mmまで伸長されたこと以外は
実施例２と同様にして、第２シート32を調製した。これ
らのシートをラミネートすることによりシートアセンブ
リ29を形成し、積層し、トリムした。このシートアセン
ブリ29は積層体30から容易に供給され、種々の表面に適
用可能であった。この第１シートは、接着剤層38により
第２シートに永久接着された。供給されたシートアセン
ブリが感圧接着剤の接着剤層39により表面に接着された
後に、第１シート31、およびこの端部34は、ミシン目41
に沿って容易に分離された。
【００４３】
【実施例４】感圧接着剤の接着剤層39の第一部分のパタ
ーンを変化させること以外は実施例３と同様にして、図
７および図８に一般に示される実施態様のラベルまたは
シートアセンブリ49の積層体を作製した。このパターン
は、底辺長８mm、幅12mm、底辺間間隔４mmの二等辺三角
形の６個の配列とした。このシートアセンブリ50は容易
に供給され、種々の表面に適用可能であった。この第１
シート51は、接着剤層58により第２シートに永久接着さ
れた。供給されたシートアセンブリが感圧接着剤の接着
剤層59により表面に接着された後に、第１シート51、お
よびこの端部54は、ミシン目61に沿って容易に分離され
た。この第２シート52は、実施例３における端部35に沿
った第２シート32の接着と比較して、端部55においてよ
り確実に接着された。
【００４４】
【実施例５】実施例４で説明したラベルまたはシートア
センブリ49の積層体50に用いる、図11に一般に示される
実施態様のラベルまたはシートアセンブリ用の容器また
は供給器を作製した。この供給器または容器100は0.51m
mカード保存材料から形成した。この積層体50は長さ117
mm、幅77mmであり、供給器100の側壁は高さ22mmであ
り、低壁もしくは底壁102は幅86mm、長さ122mmであり、
上部壁109は幅86mm、長さ92mmであり、そして、取り出
しもしくは排出口または開口部112は幅82mm、長さ33mm
であった。底壁102に隣接する第２シート52上の感圧接
着剤の接着剤層59はこの底壁102に接着する。そして、
上部壁109に隣接するシートアセンブリ49の第１シート5
1は開口部112を通して突出するように設けられた。シー
トアセンブリ49は供給器100から容易に供給され、上述
のように使用された。この供給器100は水平、垂直また
は他の態様で使用可能であった。
【００４５】上述のように、本考案を数種の実施態様お
よび実施例において説明した。本考案の視野から逸脱す
ることなく上記の実施態様および実施例を様々に改変し
得ることは当業者にとって明白である。例えば、それぞ
れのシートアセンブリは、上記の実施態様において第１
シートが第２シートに接着される同様の方法で相互接着
された２枚以上のシートであってもよい。したがって、
本考案の視野を本出願の本明細書に記載の構成に限定す
るべきではなく、特許請求の範囲の記載により説明され
る構成およびこのような構成の等価の範囲により理解さ
れるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本考案によるシートアセンブリの積層体の第
１の実施態様の拡大横面図である。
【図２】 図１に示すシートアセンブリの積層体におけ
る２個のシートアセンブリ間の分離開始を示す図であ
る。
【図３】 図１に示すシートアセンブリの積層体におけ
る１シートアセンブリの２枚のシートを分離した状態で
シート上の接着剤層のパターンを示す図である。
【図４】 本考案によるシートアセンブリの積層体の第
２の実施態様の拡大横面図である。
【図５】 図４に示すシートアセンブリの積層体におけ
る１シートアセンブリの２枚のシートを分離した状態で
シート上の接着剤層のパターンを示す図である。
【図６】 図４に示すシートアセンブリの積層体におけ
る２個のシートアセンブリ間の分離開始を示す図であ
る。
【図７】 本考案によるシートアセンブリの積層体の第
３の実施態様の拡大横面図である。
【図８】 図７に示すシートアセンブリの積層体におけ
る１シートアセンブリの２枚のシートを分離した状態で
シート上の接着剤層のパターンを示す図である。
【図９】 本考案によるシートアセンブリの積層体の第
４の実施態様の拡大横面図である。
【図１０】 図９に示すシートアセンブリの積層体にお
ける１シートアセンブリの２枚のシートを分離した状態
でシート上の接着剤層のパターンを示す図である。
【図１１】 第２および第３の実施態様のシートアセン
ブリの積層体からシートアセンブリを供給するための容
器を示す部分透視斜視図である。
【図１２】 図11の容器からシートアセンブリが供給さ
れる間のシートアセンブリの態様を示す透視図である。
【図１３】 図11の容器からシートアセンブリが供給さ
れる間のシートアセンブリの態様を示す透視図である。
【符号の説明】
10、30、50、70…積層体、 ９、29、49、69…シートアセンブリ、 11、31、51、71…第１シート、 12、32、52、72…第２シート、 18、38、58、78…第１接着剤層、 19、39、59、79…第２接着剤層、 41、61、81…ミシン目、 100…容器。

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 表面および裏面である主要面と対辺であ
    る第１および第２端部(13、14、15、16；33、34、35、3
    6；53、54、55、56；73、74、75、76)とをそれぞれ有す
    る第１および第２シート(11、12；31、32；51、52；7
    1、72)；該第１シート(11；31；51；71)の裏面の第１端
    部(13；33；53；73)に隣接する部分を該第２シート(1
    2；32；52；72)の表面の第１端部(15；35；55；75)に隣
    接してそれぞれの第１端部(13、15；33、35；53、55；7
    3、75)がほぼ整合するように接着させ、該第１および第
    ２シート(11、12；31、32；51、52；71、72)の第１端部
    (13、15；33、35；53、55；73、75)から第２端部(14、1
    6；34、36；54、56；74、76)方向へあらかじめ決められ
    た第１間隔で伸長されている第１接着剤層(18；38；5
    8；78)；および該シートアセンブリ(９；29；49；69)の
    第２シート(12；32；52；72)の裏面を該積層体(10；3
    0；50；70)におけるすぐ下のシートアセンブリ(９；2
    9；49；69)の第１シート(11；31；51；71)の表面に該第
    １端部(13、15；33、35；53、55；73、75)から該第１間
    隔の範囲内において接着させる第１部分を有する、該第
    ２シート(12；32；52；72)の裏面上に設けられた感圧接
    着剤の第２接着剤層(19；39；59；79)；をそれぞれ有す
    るシートアセンブリ(９；29；49；69)の積層体(10；3
    0；50；70)であって、 該シートアセンブリ(９；29；49；69)が、該積層体(1
    0；30；50；70)におけるシートアセンブリ(９；29；4
    9；69)の第１シート(11；31；51；71)の表面と第２シー
    ト(12；32；52；72)の裏面との間にそれぞれのシート(1
    1、12；31、32；51、52；71、72)の第１端部(13、15；3
    3、35；53、55；73、75)から第２端部(14、16；34、3
    6；54、56；74、76)方向へほぼあらかじめ決められた第
    １間隔で伸長された第１接着領域を提供するため、およ
    び、積層体(10；30；50；70)における最上シートアセン
    ブリ(９；29；49；69)の第１シート(11；31；51；71)を
    引くことにより、第１接着領域に沿って、該積層体(1
    0；30；50；70)における最上シートアセンブリ(９；2
    9；49；69)が隣接するシートアセンブリ(９；29；49；6
    9)から容易に剥離開始されるように、第１接着剤層(1
    8；38；58；78)の該第１シートと該第２シートと(11、1
    2；31、32；51、52；71、72)の接着に対する剥離力を下
    回る、該第２接着剤層(19；39；59；79)の該第１部分と
    積層体(10；30；50；70)における隣接第１シート(11；3
    1；51；71)の表面との間の剥離力を提供するため、の剥
    離手段を有する積層体。
  2. 【請求項２】 前記シート(11、12)の第２端部(16)に隣
    接する感圧接着剤の第２接着剤層(19)の端部においてシ
    ート(11、12)の第２端部(14、16)に隣接する感圧接着剤
    の第１接着剤層(18)の端部からシート(11、12)の第１端
    部(13)方向に空間が設けられており、そのことにより、
    積層体(10)における最上シートアセンブリ(９)の第２シ
    ート(12)の第２端部(16)から離れる積層体(10)における
    最上シートアセンブリ(９)の該第１シート(11)の第２端
    部(14)の動きにより感圧接着剤の該第２接着剤層(19)の
    積層体(10)における隣接シートアセンブリ(９)からの剥
    離が開始される、請求項１記載のシートアセンブリ(９)
    の積層体。
  3. 【請求項３】 シートアセンブリ(29；49；69)の第２シ
    ート(32；52；72)の裏面を積層体(30；50；70)における
    下部のシートアセンブリ(29；49；69)の第１シート(3
    1；51；71)の表面に接着する感圧接着剤の前記第２接着
    剤層(39；59；79)が、前記第１接着領域と該第２シート
    (32；52；72)の第２端部との間に位置する第２部分を有
    しており、前記剥離手段が、第１シート(31；51；71)の
    表面と積層体(30；50；70)における第２シート(32；5
    2；72)の裏面との間に該第２部分に隣接して第２接着領
    域を提供し、該第２接着領域が第１接着領域における低
    剥離力よりも高い剥離力、すなわち、積層体(30；50；7
    0)における隣接するシートアセンブリ(29；49；69)を共
    に強固に接着させるのに十分な高い剥離力を有してお
    り、しかしながら、第１接着領域に沿った前記のような
    剥離の開始後に該第２接着領域に沿って、積層体(30；5
    0；70)における最上シートアセンブリ(29；49；69)が連
    続剥離される、請求項１記載のシートアセンブリ(29；4
    9；70)の積層体(30；50；70)。
  4. 【請求項４】 前記第１シート(31；51；71)の第２端部
    に隣接する第１接着剤層の端部に沿って横断方向にミシ
    ン目が設けられている、請求項１記載のシートアセンブ
    リ(29；49；69)の積層体(30；50；70)。
  5. 【請求項５】 前記シートアセンブリ(69)がそれぞれ第
    １シート(71)の第２端部(74)に隣接する該第１シート(7
    1)の裏面の部分を第２シート(72)の表面に、第２シート
    (72)の第２端部(76)に隣接してそれぞれの第２端部(7
    4、76)がほぼ整合するように接着させ、該シート(71；7
    2)の該第２端部(74、76)から第１端部(73、75)方向へあ
    らかじめ決められた前記第１間隔とほぼ同様の間隔で伸
    長されている第３接着剤層(98)を有しており、該第１シ
    ート(71)には第１および第３接着剤層(78、98)の相互に
    隣接する端部に沿って横断方向にミシン目が設けられて
    いる、請求項１記載のシートアセンブリ(69)の積層体(7
    0)。
  6. 【請求項６】 容器(100)と組み合せて用いる請求項１
    記載のシートアセンブリ(29；49)の積層体(30；50)であ
    って、該容器(100)はシートアセンブリ(29；49)を囲む
    壁およびシートアセンブリ(29；49)の積層体(30；50)を
    支持する底壁(102)、シートアセンブリ(29；49)の積層
    体(30；50)におけるシートの第１端部(33、35；53、55)
    に沿った第１端部壁(106)を有するシートアセンブリ(2
    9；49)の積層体(30；50)におけるシート端部に沿って近
    接間隔で設けられている側壁、および、シートアセンブ
    リ(29；49)の積層体(30；50)の最上部に沿って上部壁(1
    09)を有しており、該上部壁(109)には該第１端部壁(10
    6)と間隔を開けて端面(110)が設けられることにより該
    端面(110)と該第１端部壁(106)との間に開口部(112)が
    提供されており、そして該上部壁(109)の端面(110)と該
    第１端部壁(106)との間には前記第１間隔を上回る間隔
    が設けられており、そのことにより、該開口部(112)か
    ら突出した積層体(30；50)における最上シートアセンブ
    リ(29；49)の第１シート(31；51)の第２端部(34；54)に
    隣接する第１シート(31；51)の端部とともに、該端部に
    対する手による張力により、まず、該端面(110)の周囲
    の第２シート(32；52)の湾曲により第１接着領域に沿っ
    て積層体(30；50)における第２シートアセンブリ(29；4
    9)からの積層体(30；50)における最上シートアセンブリ
    (29；49)の第２シート(32；52)の分離が引き起こされ、
    その後、積層体(30；50)における最上シートアセンブリ
    (29；49)の第２シート(32；52)の端部が積層体(30；50)
    における第２シートアセンブリ(29；49)の第１シート(3
    1；51)を開口部(112)を通して運出し、続いてそれから
    剥離され、上述のように再び手で引き出されるように開
    口部(112)を通して突出する積層体(30；50)における旧
    第２シートアセンブリ(29；49)の第１シート(31；51)を
    残すまで、積層体(30；50)における最上シートアセンブ
    リ(29；49)の第２シート(32；52)が容器の上部壁(109)
    に沿って引かれ、そして、積層体(30；50)における第２
    シートアセンブリ(29；49)の第１シート(31；51)を伴っ
    て該端面(110)に沿って引き出される、請求項３記載の
    シートアセンブリ(29；49)の積層体(30；50)。
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