JP2593997Y2 - プリント用ラベル用紙 - Google Patents
プリント用ラベル用紙Info
- Publication number
- JP2593997Y2 JP2593997Y2 JP1992009443U JP944392U JP2593997Y2 JP 2593997 Y2 JP2593997 Y2 JP 2593997Y2 JP 1992009443 U JP1992009443 U JP 1992009443U JP 944392 U JP944392 U JP 944392U JP 2593997 Y2 JP2593997 Y2 JP 2593997Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- label
- resin film
- film
- adhesive
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、プリント用ラベル用紙
に関し、特に、剥離したラベルフィルムが粘着性及び接
着性を有しないプリント用ラベル用紙に関する。
に関し、特に、剥離したラベルフィルムが粘着性及び接
着性を有しないプリント用ラベル用紙に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、電線束等の表面に凹凸を有する部
材に付される表示片の条件として、確実に接着される一
方、表示片に表示された情報が接着面を有する表示片を
付す際に接着面同士が接着して生じたシワによって判読
できなくなる等の事態を避けるため、表示片自体には粘
着性及び接着性がないことが求められ、粘着テープ等の
強力な接着力を有する接着部材によって接着されている
のが一般的である。
材に付される表示片の条件として、確実に接着される一
方、表示片に表示された情報が接着面を有する表示片を
付す際に接着面同士が接着して生じたシワによって判読
できなくなる等の事態を避けるため、表示片自体には粘
着性及び接着性がないことが求められ、粘着テープ等の
強力な接着力を有する接着部材によって接着されている
のが一般的である。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】このような表示片とし
ては、プリンタによる印字等による効率的な情報の表示
を考慮すると、ラベル片を使用するのが好ましいが、従
来においては、上述のような粘着性及び接着性のないラ
ベル片が存在しないため、ラベル片を使用すると露出し
た粘着剤や接着剤によって取り扱いが困難になるという
不都合があった。本考案は、このような不都合を解消し
たラベル用紙を提供することを目的とする。
ては、プリンタによる印字等による効率的な情報の表示
を考慮すると、ラベル片を使用するのが好ましいが、従
来においては、上述のような粘着性及び接着性のないラ
ベル片が存在しないため、ラベル片を使用すると露出し
た粘着剤や接着剤によって取り扱いが困難になるという
不都合があった。本考案は、このような不都合を解消し
たラベル用紙を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために本考案のプリント用ラベル用紙は、表面にマット
処理層が設けられたプリント面を有するラベルフィルム
の裏面に第１の樹脂フィルムを接着し、この第１の樹脂
フィルムの前記ラベルフィルムと反対側の面に、第２の
樹脂フィルムを剥離可能に疑似的に接着、すなわち熱圧
着、不完全な溶着等の手段で接着状態にはあるが一定以
上の力を加えると円滑に剥離可能に接着し、前記第２の
樹脂フィルムの前記第１の樹脂フィルムとの接着面と反
対側の面に接着剤を介して台紙を貼着し、前記ラベルフ
ィルムを前記第１の樹脂フィルムとともに分離可能に区
画形成したものである。ここで区画形成とは、ラベルフ
ィルムと第１の樹脂フィルムとに切り込みを設けるほ
か、第１の樹脂フィルムとともに島状になしたラベルフ
ィルムを第２の樹脂フィルム上に形成することも含む。
ために本考案のプリント用ラベル用紙は、表面にマット
処理層が設けられたプリント面を有するラベルフィルム
の裏面に第１の樹脂フィルムを接着し、この第１の樹脂
フィルムの前記ラベルフィルムと反対側の面に、第２の
樹脂フィルムを剥離可能に疑似的に接着、すなわち熱圧
着、不完全な溶着等の手段で接着状態にはあるが一定以
上の力を加えると円滑に剥離可能に接着し、前記第２の
樹脂フィルムの前記第１の樹脂フィルムとの接着面と反
対側の面に接着剤を介して台紙を貼着し、前記ラベルフ
ィルムを前記第１の樹脂フィルムとともに分離可能に区
画形成したものである。ここで区画形成とは、ラベルフ
ィルムと第１の樹脂フィルムとに切り込みを設けるほ
か、第１の樹脂フィルムとともに島状になしたラベルフ
ィルムを第２の樹脂フィルム上に形成することも含む。
【０００５】
【作用】ラベルフィルムの表面に設けたマット処理層に
所定の情報を印字したうえ、このラベルフィルムを捲り
上げると、各樹脂フィルムの疑似的接着面が剥離され、
ラベルフィルムはその裏面に接着された第１の樹脂フィ
ルムとともに剥離される。そして、ラベルフィルムを使
用対象となる電線の束等に巻き付け、ビニールテープ等
の強力な接着力を有する接着部材により接着固定する。
所定の情報を印字したうえ、このラベルフィルムを捲り
上げると、各樹脂フィルムの疑似的接着面が剥離され、
ラベルフィルムはその裏面に接着された第１の樹脂フィ
ルムとともに剥離される。そして、ラベルフィルムを使
用対象となる電線の束等に巻き付け、ビニールテープ等
の強力な接着力を有する接着部材により接着固定する。
【０００６】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。ここにおいて、図１〜図４は第
１実施例を示し、図１は印字後のラベル用紙の平面図、
図２は図１のＡ−Ａ線断面図、図３は剥離したラベル片
の断面図、図４はラベル片を電線束に巻き付け固定した
状態の正面図であり、図５は第２実施例を示す断面図で
ある。
づいて詳細に説明する。ここにおいて、図１〜図４は第
１実施例を示し、図１は印字後のラベル用紙の平面図、
図２は図１のＡ−Ａ線断面図、図３は剥離したラベル片
の断面図、図４はラベル片を電線束に巻き付け固定した
状態の正面図であり、図５は第２実施例を示す断面図で
ある。
【０００７】図１及び図２に示すように、ラベル用紙１
は、表面に筆記適性をもたせるためのマット処理層２が
設けられたラベルフィルム３の裏面に接着剤４によって
第１の樹脂フィルムである樹脂フィルム５を接着し、こ
の樹脂フィルム５を、台紙６上に接着剤７によって接着
した第２の樹脂フィルムである樹脂フィルム８に熱圧
着、不完全な溶着等の手段で形成された疑似接着層９を
介して剥離可能に擬似的に接着してなる積層構造を有す
る。前記樹脂フィルム５，８は、ポリエチレン、ポリエ
ステル、ポリプロピレン等からなる。また前記ラベル用
紙１の幅方向両端に沿って移送孔１０が等間隔に多数透
設されている。ラベル用紙１にはマット処理層２から疑
似接着層９に及ぶ四角形状の切り込み１１が設けられ、
これによって積層状のラベル片１２が区画形成されてい
る。
は、表面に筆記適性をもたせるためのマット処理層２が
設けられたラベルフィルム３の裏面に接着剤４によって
第１の樹脂フィルムである樹脂フィルム５を接着し、こ
の樹脂フィルム５を、台紙６上に接着剤７によって接着
した第２の樹脂フィルムである樹脂フィルム８に熱圧
着、不完全な溶着等の手段で形成された疑似接着層９を
介して剥離可能に擬似的に接着してなる積層構造を有す
る。前記樹脂フィルム５，８は、ポリエチレン、ポリエ
ステル、ポリプロピレン等からなる。また前記ラベル用
紙１の幅方向両端に沿って移送孔１０が等間隔に多数透
設されている。ラベル用紙１にはマット処理層２から疑
似接着層９に及ぶ四角形状の切り込み１１が設けられ、
これによって積層状のラベル片１２が区画形成されてい
る。
【０００９】次に、上述したラベル用紙１の使用方法に
ついて説明する。まず、図示していないトラクタのピン
に移送孔１０を係合し、前記トラクタによってラベル用
紙１を所定方向に移送しながら、図示していないコンピ
ュータに連動したプリンタによって、図１及び図２に示
すように、ラベル片１２表面に、このラベル片１２の使
用対象となる部材の部品番号等の表示情報１３を印字す
る。この印字動作は、マット処理層２が好適な筆記性を
備えるとともに、ラベル用紙１の表出面に接着剤や粘着
剤が露出していないので、良好になされる。次に、ラベ
ル片１２を捲り上げると、各樹脂フィルム５，８の接着
面である擬似接着層９が剥離され、図３に示す状態でラ
ベル片１２は分離される。
ついて説明する。まず、図示していないトラクタのピン
に移送孔１０を係合し、前記トラクタによってラベル用
紙１を所定方向に移送しながら、図示していないコンピ
ュータに連動したプリンタによって、図１及び図２に示
すように、ラベル片１２表面に、このラベル片１２の使
用対象となる部材の部品番号等の表示情報１３を印字す
る。この印字動作は、マット処理層２が好適な筆記性を
備えるとともに、ラベル用紙１の表出面に接着剤や粘着
剤が露出していないので、良好になされる。次に、ラベ
ル片１２を捲り上げると、各樹脂フィルム５，８の接着
面である擬似接着層９が剥離され、図３に示す状態でラ
ベル片１２は分離される。
【００１０】この分離されたラベル片１２の表出面には
粘着剤や接着剤が露出していないので、周囲に存在する
部材に接着したり、粘着面や接着面同士が接着してしま
うことがなく、取り扱いが容易である。そして、前記ラ
ベル片１２を所定の部材、例えば電線束１４に巻き、粘
着性のビニールテープ１５を巻回して、前記電線束１４
に前記ラベル片１２を固定するものである。
粘着剤や接着剤が露出していないので、周囲に存在する
部材に接着したり、粘着面や接着面同士が接着してしま
うことがなく、取り扱いが容易である。そして、前記ラ
ベル片１２を所定の部材、例えば電線束１４に巻き、粘
着性のビニールテープ１５を巻回して、前記電線束１４
に前記ラベル片１２を固定するものである。
【００１１】図５は第２実施例を示し、この実施例にお
けるラベル用紙２１が上述したラベル用紙１と相違する
のは、ラベル片２２の周囲の不要部分が、あらかじめ除
去された、いわゆるカス上げされた状態になっている点
であり、他の構成及び作用は上述した第１実施例と同様
である。したがって、対応する構成要素に第１実施例に
おける同一の符号を付するに止め、その他の説明は省略
する。
けるラベル用紙２１が上述したラベル用紙１と相違する
のは、ラベル片２２の周囲の不要部分が、あらかじめ除
去された、いわゆるカス上げされた状態になっている点
であり、他の構成及び作用は上述した第１実施例と同様
である。したがって、対応する構成要素に第１実施例に
おける同一の符号を付するに止め、その他の説明は省略
する。
【００１２】なお、本考案は上述した実施例に限定され
るものではなく、例えば、ラベル片１２の主体をラベル
フィルム３に変えて、合成紙や少なくともその一部にア
ルミ蒸着層を設けた紙等を使用してもよい。また、ラベ
ル片１２の大きさや形状も用途に応じてせ先電話番号等
があらかじめ印刷されている。また、区画形成するラベ
ルフイルム３の大きさや形状も用途に応じて種々変更可
能であり、加えて、各区画形成したラベルフイルム３部
分同士が間隔をおかずに連接するよう形成してもよい。
るものではなく、例えば、ラベル片１２の主体をラベル
フィルム３に変えて、合成紙や少なくともその一部にア
ルミ蒸着層を設けた紙等を使用してもよい。また、ラベ
ル片１２の大きさや形状も用途に応じてせ先電話番号等
があらかじめ印刷されている。また、区画形成するラベ
ルフイルム３の大きさや形状も用途に応じて種々変更可
能であり、加えて、各区画形成したラベルフイルム３部
分同士が間隔をおかずに連接するよう形成してもよい。
【００１６】
【考案の効果】以上説明したところで明らかなように、
本考案によれば、粘着面や接着面を有しないラベルフィ
ルムを、安価に、かつ作成容易に提供できるので、従来
は使用不能であった電線束等の表面に凹凸を有する部材
への使用が可能になり、ラベルフィルムの用途を拡大で
き、また、ラベルフイルムの裏面には樹脂フイルムが接
着されているので、ラベルフイルムは耐久性、耐水性に
優れたものとなり、さらには、マット処理層を設けるこ
とによりプリント適性に優れたものとなるという有益な
効果を奏する。
本考案によれば、粘着面や接着面を有しないラベルフィ
ルムを、安価に、かつ作成容易に提供できるので、従来
は使用不能であった電線束等の表面に凹凸を有する部材
への使用が可能になり、ラベルフィルムの用途を拡大で
き、また、ラベルフイルムの裏面には樹脂フイルムが接
着されているので、ラベルフイルムは耐久性、耐水性に
優れたものとなり、さらには、マット処理層を設けるこ
とによりプリント適性に優れたものとなるという有益な
効果を奏する。
【図１】印字後のラベル用紙の平面図。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図。
【図３】剥離したラベル片の断面図。
【図４】ラベル片を電線束に巻き付け固定した状態の正
面図。
面図。
【図５】他の実施例を示す断面図。
１ ラベル用紙 ２ マット処理層 ３ ラベルフィルム ５ 樹脂フィルム ６ 台紙 ８ 樹脂フィルム ９ 疑似接着層 １１ 切り込み １２ ラベル片 １３ 表示情報 １４ 電線束
Claims (1)
- 【請求項１】 表面にマット処理層が設けられたプリン
ト面を有するラベルフィルムの裏面に第１の樹脂フィル
ムを接着し、この第１の樹脂フィルムの前記ラベルフィ
ルムと反対側の面に、第２の樹脂フィルムを剥離可能に
疑似的に接着し、この第２の樹脂フィルムの前記第１の
樹脂フィルムとの接着面と反対側の面に接着剤を介して
台紙を貼着し、前記ラベルフィルムを前記第１の樹脂フ
ィルムとともに分離可能に区画形成したことを特徴とす
るプリント用ラベル用紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992009443U JP2593997Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | プリント用ラベル用紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992009443U JP2593997Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | プリント用ラベル用紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0564876U JPH0564876U (ja) | 1993-08-27 |
| JP2593997Y2 true JP2593997Y2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=11720444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992009443U Expired - Lifetime JP2593997Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | プリント用ラベル用紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2593997Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0279080A (ja) * | 1988-09-14 | 1990-03-19 | Daimatsu Kagaku Kogyo Kk | 貼着材 |
| JP3084878U (ja) * | 2001-09-25 | 2002-03-29 | 雅秋 中村 | 既存回転灯付看板等に矢印看板を取付けた看板 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP1992009443U patent/JP2593997Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0564876U (ja) | 1993-08-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980310 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |