JP2547015Y2 - ディーゼルエンジンの噴射量制御装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの噴射量制御装置

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JP2547015Y2
JP2547015Y2 JP1988013826U JP1382688U JP2547015Y2 JP 2547015 Y2 JP2547015 Y2 JP 2547015Y2 JP 1988013826 U JP1988013826 U JP 1988013826U JP 1382688 U JP1382688 U JP 1382688U JP 2547015 Y2 JP2547015 Y2 JP 2547015Y2
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万昌 栗原
健司 新井
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株式会社ゼクセル
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はディーゼルエンジンの噴射量制御装置に関す
る。
[従来技術の説明] 本考案に関連する従来技術のひとつとして、特開昭60
−162033号公報に記載の電子制御ディーゼルエンジンの
燃料噴射量制御方法がある。これは、省燃費モードの際
に、自動変速機の変速点の低速側への変更に応答して、
燃料噴射量特性を通常時よりも噴射量が小となる節約特
性とすることによって、省燃費を図るようにしたもので
ある。
しかしながら、上記従来技術では、燃費向上を図るこ
とができる反面、省燃費モードの際に通常時よりも同一
アクセル位置において噴射量を小とするため、アクセル
応答性の低下および出力低下を生じ、回転数の全域にわ
たって運転フィーリングが悪化するという問題があっ
た。また、上記従来技術は、選択されたシフトパターン
に応じて燃料噴射量特性を選択するので、シフトパター
ンの選択が可能な自動変速機への適用に限定され、手動
変速機等の車両へは適用することができないという適用
面での問題等があった。
[考案の目的] 本考案は上記観点に基づいてなされたもので、その目
的は、通常時と比較して噴射量を小とすることなく省燃
費を図ることができ、しかも、自動変速機および手動変
速機の如何を問わず適用することのできるディーゼルエ
ンジンの噴射量制御装置を提供することにある。
[目的を達成するための手段] 本考案においては、変速機が高速段にシフトされたこ
とを検出する検出手段と、手動操作されることで省燃費
モードを要求するスイッチ手段と、前記検出手段および
前記スイッチ手段に応答し、省燃費モードが要求され且
つ変速機が高速段にシフトされているか否かを判断する
判断手段と、所定の最高回転数特性に従って燃料カット
を行なう第1の最大噴射量制御パターンと、前記第1の
最大噴射量制御パターンよりも低い最高回転数特性を有
し、前記第1の最大噴射量制御パターンよりも低い回転
数で燃料カットを行なう第2の最大噴射量制御パターン
とを有する最大噴射量制御パターン手段と、前記判断手
段に応答し、省燃費モードが要求され且つ変速機が高速
段にシフトされている場合に前記最大噴射量制御パター
ン手段の前記第2の最大噴射量制御パターンを選択し、
それ以外では前記最大噴射量制御パターン手段の前記第
1の最大噴射量制御パターンを選択する選択手段とを有
し、前記選択手段によって選択された最大噴射量制御パ
ターンに従って最大噴射量制御を行なうディーゼルエン
ジンの噴射量制御装置によって、上記目的を達成する。
すなわち、省燃費モードが要求された状態下で変速機
が高速段にシフトされている場合に、低い最高回転数特
性をもった最大噴射量制御パターンに従って最大噴射量
制御が行なわれる。そのため、より低い回転数で燃料カ
ットが行なわれることとなり、同一アクセル位置におい
て噴射量を小とすることなく省燃費を図ることができ、
通常よく使われる部分負荷領域における運転フィーリン
グが悪化することがない。また、高速段へのシフトと省
燃費モードの要求とに基づいて最大噴射量制御パターン
を選択するので、自動変速機および手動変速機の如何を
問わず適用することができる。
[考案の実施例] 第1図は本考案の一実施例を示すブロック図で、前進
6段構成の変速機1を備えた車両への適用を示してい
る。
ギア位置センサ2は変速機1のギア位置を検出するも
ので、ギア位置センサ2によって検出されたギア位置が
第5速検出回路3および第6速検出回路4に与えられ
る。第5速検出回路3は、変速機1のギア位置が第5速
である場合にHレベル出力を与え、それ以外ではLレベ
ル出力を与える。第6速検出回路4は、変速機1のギア
位置が第6速である場合にHレベル出力を与え、それ以
外ではLレベル出力を与える。このようなギア位置セン
サ2,第5速検出回路3および第6速検出回路4は、実用
新案登録請求の範囲の検出手段に対応している。第5速
検出回路3の出力はOR回路5の一方の入力端子に与えら
れ、第6速検出回路4の出力はOR回路5の他方の入力端
子に与えられると共に切換制御信号として第1切換回路
6に与えられる。OR回路5の出力はAND回路7の一方の
入力端子に与えられ、AND回路7の他方の入力端子に省
燃費モードスイッチ8からの操作信号が与えられるよう
になっている。省燃費モードスイッチ8は、省燃費モー
ドに操作されることでHレベル信号を与え、それ以外で
はLレベル信号を与える。AND回路7の出力は切換制御
信号として第2切換回路9に与えられる。このようなOR
回路5およびAND回路7は実用新案登録請求の範囲の判
断手段に対応し、また、省燃費モードスイッチ8はスイ
ッチ手段に対応している。
10は各回転数における最大限の燃料噴射量を規制する
ための最大噴射量制御パターンを与える最大噴射量制御
パターン出力回路で、通常用最大噴射量制御パターン10
Aと第5速用最大噴射量制御パターン10Bと第6速用最大
噴射量制御パターン10Cとを出力する。第2図(a),
第2図(b)および第2図(c)は各パターン10A,10B,
10Cの説明図で、第2図(a)は通常用最大噴射量制御
パターン10Aを示し、第2図(b)は第5速用最大噴射
量制御パターン10Bを示し、第2図(c)は第6速用最
大噴射量制御パターン10Cを示している。各最大噴射量
制御パターン10A,10B,10Cは、図から明らかなように、
最高回転数特性が異なっている。すなわち、第5速用最
大噴射量制御パターン10Bの最高回転数特性10B1は通常
用最大噴射量制御パターン10Aの最高回転数特性10A1
りも低くなっており、第5速用最大噴射量制御パターン
10Bに従う場合により低い回転数で燃料カットが行なわ
れるようになっている。第6速用最大噴射量制御パター
ン10Cの最高回転数特性10C1は第5速用最大噴射量制御
パターン10Bの最高回転数特性10B1よりも低くなってお
り、第6速用最大噴射量制御パターン10Cに従う場合に
更に低い回転数で燃料カットが行なわれるようになって
いる。このような最大噴射量制御パターン出力回路10は
実用新案登録請求の範囲の最大噴射量制御パターン手段
に対応し、また、通常用最大噴射量制御パターン10Aは
第1の最大噴射量制御パターンに対応し、更に、第5速
用最大噴射量制御パターン10Bおよび第6速用最大噴射
量制御パターン10Cは第2の最大噴射量制御パターンに
対応している。
第1切換回路6は、第5速用最大噴射量制御パターン
10Bを一方の被選択パターンとし、第6速用最大噴射量
制御パターン10Cを他方の被選択パターンとして、第6
速検出回路4の出力がLレベルの場合に第5速用最大噴
射量制御パターン10Bを選択し、第6速検出回路4の出
力がHレベルの場合に第6速用最大噴射量制御パターン
10Cを選択する。第2切換回路9は、通常用最大噴射量
制御パターン10Aを一方の被選択パターンとし、第1切
換回路6によって選択されたパターンを他方の被選択パ
ターンとして、AND回路7の出力がLレベルの場合に通
常用最大噴射量制御パターン10Aを選択し、AND回路7の
出力がHレベルの場合に第1切換回路6によって選択さ
れたパターンを選択する。このような第1切換回路6お
よび第2切換回路9は実用新案登録請求の範囲の選択手
段に対応している。
11は燃料噴射量制御部で、第2切換回路9から与えら
れる最大噴射量制御パターンを入力し、アクセル踏込量
およびエンジン回転数に従い、与えられた最大噴射量制
御パターンを満足する噴射量をディーゼルエンジン12に
与える。燃料噴射量制御部11は、第5速用最大噴射量制
御パターン10Bが与えられている状態下では通常用最大
噴射量制御パターン10Aの場合よりも低い回転数で燃料
カットを行ない、第6速用最大噴射量制御パターン10C
が与えられている状態下では第5速用最大噴射量制御パ
ターン10Bの場合よりも更に低い回転数で燃料カットを
行なう。
以上のごとき構成で、省燃費モードスイッチ8が操作
されていないとすると、AND回7の出力はLレベルで、
第2切換回路9が通常用最大噴射量制御パターン10Aを
選択し、当該パターン10Aが燃料噴射量制御部11に与え
られ、ディーゼルエンジン12への最大噴射量が通常用最
大噴射量制御パターン10Aに従って制御される。
これに対して、省燃費モードスイッチ8が操作された
状態下で変速機1が第5速に変速されたとすると、AND
回路7に省燃費モードスイッチ8からのHレベル信号と
第5速検出回路3からのHレベル出力とが与えられ、第
2切換回路9が第1切換回路6を選択する側に切り換わ
る。これにより、第1切換回路6を介して第5速用最大
噴射量制御パターン10Bが燃料噴射量制御部11に与えら
れ、ディーゼルエンジン12への最大噴射量が第5速用最
大噴射量制御パターン10Bに従って制御される。第5速
用最大噴射量制御パターン10Bの最高回転数特性は通常
用最大噴射量制御パターン10Aよりも低いので、より低
い回転数で燃料カットが行なわれることとなる。また、
省燃費モードスイッチ8が操作された状態下で変速機1
が第6速に変速されたとすると、第2切換回路9と共に
第1切換回路6が切り換わり、第6速用最大噴射量制御
パターン10Cが燃料噴射量制御部11に与えられ、第5速
用最大噴射量制御パターン10Bよりも更に低い回転数で
燃料カットが行なわれることとなる。第5速用および第
6速用最大噴射量制御パターン10B,10Cは通常用最大噴
射量制御パターン10Aと比較して最高回転数特性のみが
低いだけであり、アクセル踏込量に対して通常時と同様
の噴射量が与えられるのでアクセル応答性の低下および
出力低下が生ずることはない。
以上述べた実施例では前進6段構成の変速機への適用
を例に説明したが、これに限定されるものでないことは
勿論であり、また、変速機は手動,自動のいずれであっ
ても差し支えない。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、省燃費モードが
要求された状態下で変速機が高速段にシフトされている
場合に、低い最高回転数特性をもった最大噴射量制御パ
ターンに従って最大噴射量制御が行なわれるように構成
したので、より低い回転数で燃料カットが行なわれ、同
一アクセル位置において噴射量を小とすることなく省燃
費を図ることができ、また、通常よく使われる部分負荷
領域における運転フィーリングが悪化することがなく、
更に、高速段へのシフトと省燃費モードの要求とに基づ
いて最大噴射量制御パターンを選択するようにしたの
で、自動変速機および手動変速機の如何を問わず幅広く
適用することができるなどの効果を奏する。しかも、本
考案によれば、省燃費モードを要求するスイッチ手段の
操作如何により、高速段で最高回転数を低くして省燃費
を図るか、または、高速段でも通常の最高回転数を与え
て走行性をアップさせるかについて、運転者が自由に選
択することができ、運転者にとって使い勝手のいい噴射
量制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すブロック図、第2図
(a),第2図(b)および第2図(c)は第1図にお
ける通常用最大噴射量制御パターン,第5速用最大噴射
量制御パターンおよび第6速用最大噴射量制御パターン
の説明図である。 1……変速機、2……ギア位置センサ、3……第5速検
出回路、4……第6速検出回路、5……OR回路、6,9…
…切換回路、7……AND回路、10……最大噴射量制御パ
ターン出力回路、10A……通常用最大噴射量制御パター
ン、10B……第5速用最大噴射量制御パターン、10C……
第6速用最大噴射量制御パターン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速機が高速段にシフトされたことを検出
    する検出手段と、 手動操作されることで省燃費モードを要求するスイッチ
    手段と、 前記検出手段および前記スイッチ手段に応答し、省燃費
    モードが要求され且つ変速機が高速段にシフトされてい
    るか否かを判断する判断手段と、 所定の最高回転数特性に従って燃料カットを行なう第1
    の最大噴射量制御パターンと、前記第1の最大噴射量制
    御パターンよりも低い最高回転数特性を有し、前記第1
    の最大噴射量制御パターンよりも低い回転数で燃料カッ
    トを行なう第2の最大噴射量制御パターンとを有する最
    大噴射量制御パターン手段と、 前記判断手段に応答し、省燃費モードが要求され且つ変
    速機が高速段にシフトされている場合に前記最大噴射量
    制御パターン手段の前記第2の最大噴射量制御パターン
    を選択し、それ以外では前記最大噴射量制御パターン手
    段の前記第1の最大噴射量制御パターンを選択する選択
    手段とを有し、 前記選択手段によって選択された最大噴射量制御パター
    ンに従って最大噴射量制御を行なうことを特徴とするデ
    ィーゼルエンジンの噴射量制御装置。
JP1988013826U 1988-02-04 1988-02-04 ディーゼルエンジンの噴射量制御装置 Expired - Lifetime JP2547015Y2 (ja)

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JPH01118143U JPH01118143U (ja) 1989-08-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5918122Y2 (ja) * 1978-02-24 1984-05-25 日野自動車株式会社 原動機の最高回転制御装置
JPS5882028A (ja) * 1981-11-10 1983-05-17 Hino Motors Ltd デイ−ゼルエンジンの燃料噴射量調整方法及び装置
JPS5925039A (ja) * 1982-07-30 1984-02-08 Hino Motors Ltd 車両用デイ−ゼル機関の制御装置

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