JP2546975B2 - スライダー組立体 - Google Patents

スライダー組立体

Info

Publication number
JP2546975B2
JP2546975B2 JP6110849A JP11084994A JP2546975B2 JP 2546975 B2 JP2546975 B2 JP 2546975B2 JP 6110849 A JP6110849 A JP 6110849A JP 11084994 A JP11084994 A JP 11084994A JP 2546975 B2 JP2546975 B2 JP 2546975B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
slider assembly
magnetic core
disk medium
pressing pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6110849A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07320250A (ja
Inventor
誠 宮▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Gunma Ltd
Original Assignee
NEC Gunma Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Gunma Ltd filed Critical NEC Gunma Ltd
Priority to JP6110849A priority Critical patent/JP2546975B2/ja
Publication of JPH07320250A publication Critical patent/JPH07320250A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2546975B2 publication Critical patent/JP2546975B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレキシブルディスク
装置に搭載される磁気ヘッドの主要部であるスライダー
組立体に関し、特に小型化を容易するためのスライダー
組立体の形状に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスライダー組立体の構成について
図を参照して説明する。図4は、従来のスライダー組立
体の組立方法を説明する図である。なお、ここでは、1
30mmフレキシブルディスク・カートリッジ(5イン
チ径の磁気ディスク媒体)を装着するフレキシブルディ
スク装置(以下、FDDという)に使用されるスライダ
ー組立体を例に挙げて説明する。
【0003】図4において、スライダー組立体21はス
ライダー組立体治具30を用いて組み立てられが、この
スライダー組立体治具30は、上方側が開放した略コの
字形状であって、その内部の一方の側面に、磁気ディス
ク媒体と摺動する面側を下にし、磁気ディスク媒体と摺
動する面に溝部を有するスライダーB24,磁気コア2
2およびスライダーA23を順次配置し、反対側の側面
に設けた押圧ピン31によりスライダーA23の側面を
矢印Dの方向に押圧し、これらを樹脂系の接着剤を用
い、もしくはガラス溶着法等により固着するように構成
されている。
【0004】この場合、押圧ピン31の押圧位置は、ス
ライダーA23の高さ寸法である図中の鎖線で示す研磨
仕上り面28から1.88mmの範囲内を押圧すればよ
い。また、磁気コア22の長さは研磨仕上り面28であ
る摺動面側29から4.6mmである。
【0005】また、このスライダー組立体21を用いる
FDDの媒体挿入・排出機構は、スライダー組立体21
の稜部と媒体ジャケットとの引掛りを防止するため、媒
体をスライダー組立体21上にて押し下げるか、もしく
は押し上げて挿入・排出を行っていた。また、別の構成
としては、スライダー組立体21の磁気ディスク媒体と
の摺動方向に平行な稜部には面取り25の加工を施すと
ともに、スライダー組立体21の近傍にR面形状の部材
を配置して媒体の滑らかに挿入・排出をはかるが、スラ
イダー組立体の価格面からみると、後者の構成の方が有
利である。
【0006】図5は、従来の小型化をはかったスライダ
ー組立体について説明する図であって、スライダー組立
体を小型化した際の、スライダー組立体治具30a上に
おけるスライダー組立体の配置状態を示したものであ
る。この場合、スライダー組立体21aは、図5に示す
ように、磁気コア22aに装着されるコイル(図示せ
ず)の外形は、特性を満足するために必要なコイル巻数
から一意的に決定されるとともに、押圧ピン31aによ
りスライダーA23aの側面を矢印Eの方向に押圧す
る。
【0007】また、スライダーA23aの高さ寸法は約
0.7mm、図中の鎖線で示す研磨仕上り面28aから
磁気コア22aおよびスライダーB24aの高さ寸法は
約2.7mmであり、しかも、両スライダーに面取り2
5aを施したことにより、スライダーA23aと押圧ピ
ン31aとの接触範囲は約0.3mmとなる。
【0008】図6は、従来の小型化をはかりかつ基準位
置を部材の背面としたスライダー組立体について説明す
る図である。これはスライダー組立体治具30b上に、
図5に示すスライダーA23a、磁気コア22aおよび
スライダーB24aの上下を逆方向に配置したものであ
って、スライダー組立体治具30bに対するスライダー
組立体21aの基準位置をスライダーA23a、磁気コ
ア22aおよびスライダーB24aの背面とした状態を
示している。そして、押圧ピン31bによりスライダー
A23aの側面を矢印Gの方向に押圧する。
【0009】この場合も、図5に示す従来例の場合と同
様に、両スライダーには面取り25aを施されておい、
スライダーA23aと押圧ピン31bとの接触範囲は約
0.3mmである。また、図中の鎖線で示す研磨仕上り
面28aから磁気コア22aおよびスライダーB24a
の高さ寸法は約2.7mmである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスライ
ダー組立体は、小型化をはかるためにスライダーの高さ
寸法を小さくすると、スライダーを押圧ピンで押圧する
際の押圧範囲が減少し、スライダー組立体治具の設計が
困難になるとともに、スライダー組立体治具およびスラ
イダー組立体を構成する各個片の寸法精度(長さ、角度
など)の“ばらつき”によって、スライダー組立体治具
に配置した際に、特にスライダーAに“がたつき”が生
じ、すわり(安定性)が悪くなることがある。
【0011】そのような場合に、押圧ピンでスライダー
Aを押圧すると、回転モーメント(例えば、図5におけ
るスライダーA23aの矢印F方向への回転モーメン
ト、図6におけるスライダーA23aの矢印H方向への
回転モーメント)が働き、磁気コアがスライダー組立体
の底面に対して浮上がる等の不具合が生じ、スライダー
組立体の組み立て精度が確保できなくなることがある。
【0012】また、従来のスライダー組立体を用いるF
DDの特性としては、磁気コアの磁路長が長いため、外
来ノイズの影響を受けやすく、かつ高価になるという欠
点がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ディスク
媒体に摺動し情報の記録・再生を行うための磁気ギャッ
プを有する磁気コアを、磁気ディスク媒体と摺動する面
に溝部を有する第1のスライダーと、前記磁気ディスク
媒体と摺動する面に前記溝部を有しない第2のスライダ
ーとで挾持し固着するスライダー組立体において、前記
磁気コアを挾持する前記第2のスライダーの反対側の側
面に、前記磁気ディスク媒体の摺動方向に平行に切欠部
を設け、この切欠部を押圧して前記磁気コアおよび前記
第1および第2のスライダーを密接させるようにしたこ
とを特徴とする。また、前記切欠部が略V字形の溝状を
なし、少なくとも溝の一方の側壁が前記磁気ディスク媒
体と接する面に対し20度〜70度の角度を有するよう
にしてもよい。
【0014】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0015】図1は、本発明の第1の実施例について説
明する図であって、図1(a)は、スライダー組立体治
具10の背面を基準位置として配置されたスライダーA
3,磁気コア2およびスライダーB4を押圧ピン11を
用いて押圧した状態を示し、図1(b)は、図1(a)
の部分拡大図である。
【0016】なお、ここでは、従来例と同様に130m
mフレキシブルディスク・カートリッジ(5インチ径の
磁気ディスク媒体)を装着するフレキシブルディスク装
置(以下、FDDという)に使用されるスライダー組立
体を例に挙げて説明する。
【0017】第1の実施例は、図1に示すように、スラ
イダー組立体1の接着において、押圧ピン11によりス
ライダーA3の側面を矢印Aの方向に押圧した際に、ス
ライダーA3に“がたつき”がなく、すわり(安定性)
を良好にするために、押圧ピン11とスライダーA3と
の当接面、すなわち、磁気コア2を挾持するスライダー
A3の反対側の側面に、磁気ディスク媒体(図示せず、
以下媒体という)の摺動方向(図中、前後方向)に平行
に切欠部6を設けている。
【0018】この切欠部6は略V字形の溝状であって、
押圧ピン11との当接面では幅広で、上辺は研磨仕上り
面に平行であり、また、各辺との関係は押圧方向に沿っ
て幅狭となり、最終的には2辺が交わる形状である。そ
して、この切欠部6の上下の側面において、約1mmの
範囲を押圧ピン11により押圧すると、スライダーA3
のすわり(安定性)は良好となり、磁気コア2,スライ
ダーA3およびスライダーB4を確実に接着することが
できる。
【0019】このようにして組み立てられたスライダー
組立体1は、所定の記録・再生特性および消去特性を満
たすため、研磨装置を用いて記録・再生ギャップおよび
消去ギャップの深さ(ギャップ・デプス)が規格内に入
るように摺動面側9から研磨を行う。また、図中の鎖線
は、スライダー組立体1の研磨仕上り面8を示し、この
とき、スライダー組立体1の摺動方向の稜部において
は、媒体の挿入・排出を良好にするための面取り5が施
されている。そして、スライダーA3に設けられた切欠
部6の側面のテーパー7に付けられている角度は、研磨
仕上り面に対し20度〜70度の範囲内とすることによ
り、押圧ピン11とスライダーA3との接触面積をより
多くとることができる。
【0020】図2は、本発明の第2の実施例について説
明する図であって、図2(a)は、スライダー組立体治
具10の背面を基準位置として配置されたスライダーA
3,磁気コア2およびスライダーB4を押圧ピン11a
を用いて押圧した状態を示し、図2(b)は、図2
(a)の部分拡大図である。第2の実施例においては、
図2に示すように、第1の実施例の場合と同様の構成で
あるが、スライダーA3aに設けられた切欠部6aの形
状は、上辺部にもテーパー7aが設けれられて角度を付
けてあり、図2(b)に示すように、この切欠部6aの
形状に合致するように押圧ピン11aの先端が尖塔状に
形成されている。従って、第1の実施例の場合と同様
に、押圧ピン11aによりスライダーA3aの側面を矢
印Bの方向に押圧した際に、押圧ピン11aとスライダ
ーA2との接触面積をより多くとることができる。
【0021】図3は、本発明の第3の実施例について説
明する図であって、図3(a)は、スライダー組立体治
具10aに配置されたスライダーA3,磁気コア2およ
びスライダーB4を押圧ピン11bを用いて押圧した状
態を示し、図3(b)は、図3(a)の部分拡大図であ
る。
【0022】第3の実施例においは、スライダーA2に
設けられた切欠部1の形状は、図1に示す第1の実施例
のスライダー組立体1と同様である。
【0023】この場合のスライダー組立体治具10a
は、押圧ピン11bがスライダーA3の切欠部6の底辺
に対し直角に当接するように傾斜して取り付けられてい
る。このため、押圧ピン11bによりスライダーA3の
側面を矢印Cの方向に押圧すると、スライダーA3に働
くモーメントは、図3(b)に示すように、スライダー
A3が磁気コア2側を加圧するモーメントと、スライダ
ーA3をスライダー組立体治具10aに押し付けるモー
メントとに分散される。
【0024】これにより、スライダーA3のすわり(安
定性)が良好となり、第1および第2の実施例の場合と
同様の効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスライダ
ー組立体は、スライダー組立治具の押圧ピンと接合する
スライダーの側面にスリットを設けるとともに、スリッ
トに対し上下方向に接合面を設けたことにより、押圧ピ
ンとの接合寸法を確保できるので、スライダーのすわり
(安定性)が良好となり、磁気コアに浮きも発生しなく
なる。また、磁気コアの小型化が可能になるため、外来
ノイズに対する耐久性が向上するとともに、廉価な磁気
コアを供給できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明する図である。
【図2】本発明の第2の実施例を説明する図である。
【図3】本発明の第3の実施例を説明する図である。
【図4】従来のスライダー組立体を説明する図である。
【図5】従来の小型化をはかったスライダー組立体を説
明する図である。
【図6】従来の小型化をはかりかつ基準位置を部材の背
面としたスライダー組立体を説明する図である。
【符号の説明】
1,21,21a スライダー組立体 2,22,22a 磁気コア 3,3a,23,23a スライダーA 4,24,24a スライダーB 5,25,25a 面取部 6,6a 切欠部 7,7a テーパー部 8,28,28a 研磨仕上り面 9,29 摺動面側 10,10a,30,30a,30b スライダー組
立治具 11,11a,11b,31,31a,31b 押圧
ピン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク媒体に摺動し情報の記録・
    再生を行うための磁気ギャップを有する磁気コアを、磁
    気ディスク媒体と摺動する面に溝部を有する第1のスラ
    イダーと、前記磁気ディスク媒体と摺動する面に前記溝
    部を有しない第2のスライダーとで挾持し固着するスラ
    イダー組立体において、 前記磁気コアを挾持する前記第2のスライダーの反対側
    の側面に、前記磁気ディスク媒体の摺動方向に平行に切
    欠部を設け、この切欠部を押圧して前記磁気コアおよび
    前記第1および第2のスライダーを密接させるようにし
    たことを特徴とするスライダー組立体。
  2. 【請求項2】 前記切欠部が略V字形の溝状をなし、少
    なくとも溝の一方の側壁が前記磁気ディスク媒体と接す
    る面に対し20度〜70度の角度を有することを特徴と
    する請求項1記載のスライダー組立体。
JP6110849A 1994-05-25 1994-05-25 スライダー組立体 Expired - Fee Related JP2546975B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6110849A JP2546975B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 スライダー組立体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6110849A JP2546975B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 スライダー組立体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07320250A JPH07320250A (ja) 1995-12-08
JP2546975B2 true JP2546975B2 (ja) 1996-10-23

Family

ID=14546224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6110849A Expired - Fee Related JP2546975B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 スライダー組立体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2546975B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07320250A (ja) 1995-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3161733B2 (ja) 複合型磁気ヘッド
JP2546975B2 (ja) スライダー組立体
US6166883A (en) Spring assembly for biasing shutter of a disk cassette
JP3380418B2 (ja) ディスクカートリッジおよびその製造方法
JPS63313376A (ja) 磁気ヘッド
JPS6316014Y2 (ja)
JP2598895Y2 (ja) 磁気ヘッド
JP2619854B2 (ja) 磁気ヘツド
JP2943043B2 (ja) 磁気ヘッド
JP3313579B2 (ja) 磁気ヘッド
JPH0476166B2 (ja)
JPH0542046B2 (ja)
JPH06195621A (ja) 磁気ヘッドアセンブリ
JPH08161707A (ja) 磁気ヘッド
JPH08102005A (ja) 磁気ヘッド装置
JPH07121809A (ja) 磁気記録再生用ヘッド
JPH08102010A (ja) 磁気ヘッドの製造方法
JPH11149699A (ja) 磁気ヘッド装置およびその製造方法
JPS6043213A (ja) 磁気ヘツドの製造方法
JPH0194511A (ja) 磁気ヘッド
JPS5833618B2 (ja) 磁気ヘッド
JPS618703A (ja) 複合磁気ヘツド
JPH05159435A (ja) 磁気ヘッド
JPH0118491B2 (ja)
JPH11149614A (ja) 磁気ヘッド装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960625

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees