JP2546877B2 - プラスチック製容器の密栓方法 - Google Patents

プラスチック製容器の密栓方法

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JP2546877B2
JP2546877B2 JP63073943A JP7394388A JP2546877B2 JP 2546877 B2 JP2546877 B2 JP 2546877B2 JP 63073943 A JP63073943 A JP 63073943A JP 7394388 A JP7394388 A JP 7394388A JP 2546877 B2 JP2546877 B2 JP 2546877B2
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稔 吉原
祥一 渡部
明 鈴木
清川  晋
拯吉 坂口
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Kanto Denka Kogyo Co Ltd
Misato Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプラスチック製容器の密栓方法に関するもの
である。
〔従来の技術〕 物を容器内に密封して使用に供することは従来より様
々な産業分野で行われている。例えば建築材料関係では
熱媒、蓄熱体等がプラスチック製の容器に密封された形
で、壁あるいは床に布設、あるいは埋め込んで使用され
る。また、液体と装飾品とを容器内に密封した形の置
物、文具、玩具も存在する。さらに化学工業においては
不安定な物質の変化、分解を防止するために密封状態に
て保存することは従来よりよく行われているのである。
しかして、従来より栓を用いての密栓方法は栓及び容
器の口をネジ切りしてネジ込み式とするか、或いは平滑
な栓と容器の面を接着剤で接着する方法のいずれかが一
般的である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、ネジ込み式では噛み合わせを精密に行うか、
適当なパッキングを介して封をする必要があり、密封に
用する費用が高くなる欠点があり、一方、接着する方法
では接着剤がペースト状等固型含有型の場合には栓を容
器に差し込む際に接着剤が押し出され、残った接着剤は
接着面にまだら状に存在するだけになるため充分な接着
力が出ず、また溶剤型の接着剤を使用する場合には栓と
容器との接触圧が充分でないため、栓と容器を溶解して
一体化することができない欠点があるなどしてポリエチ
レン、ポリプロピレン製等のプラスチック製容器では適
切な密栓方法がないのが現状である。
本発明の目的は、栓を用いるプラスチック製容器を簡
易且つ確実に密封することのできるプラスチック製容器
の密栓方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、プラスチック製容器の口部に栓を嵌合させ
て密栓する密栓方法において、上記栓と上記容器のいず
れか一方の嵌合面側に突起部を設け、上記栓の直径を
r1、上記突起部の高さをh、上記口部の内径をr2とした
場合、r1<r2,r1+2h>r2の関係を有し、且つhはr1
0.5〜10%の寸法となるようにされ、上記栓と上記容器
の少なくともいずれか一方の嵌合面に接着剤を塗布した
後、密栓をすることを特徴とするプラスチック製容器の
密栓方法を提供することにより上記目的を達成したもの
である。
〔作用〕
本発明によれば、例えばプラスチック製容器の口部内
周辺面または栓の外周面に突起部を設け、栓の外周面ま
たは容器の口部内周面に接着剤を塗布して栓を容器の口
部に嵌合すると、容器の口部は密栓される。
〔実施例〕
以下第1図乃至第5図に示すプラスチック製容器(以
下単に「容器」と称す)及び栓を用いた本発明方法につ
いて説明する。
第1図は突起部の形成された栓を用いた場合の実施例
を示す図である。
本実施例では、栓1の直径はr1に設定して形成されて
いる。更に栓1の外周面には突起部1aが2段形成されて
おり、突起部1aの反容器側は水平に張り出して形成さ
れ、容器側は漸次縮径されその断面図は同図に示す如く
傾斜している。而して突起部1aの高さは外周面を基準に
してhに設定され、またその幅寸法はlに設定されてい
る。
一方、容器2において密栓をする口部は内径がr2に設
定されている。そして栓1の直径r1、突起部1aの高さh
と容器1の口部の内径r2間には下記(1)式に示す関係
が成立している。
r1+2h>r2 −(1) 上記(1)式の関係が成立する場合、r1+2h=r2の関
係が成立する場合に比して、突起部1aにより強い接触圧
が集中するようにすることができる。尚、当然のことで
あるがr1<r2である必要がある。
また突起部1aの高さhは容器2に使用する材料の強度
によって適宜設定し、差し込みが可能で、かつ突起部1a
により容器2又は栓1が破損しない大きさに設定する。
高さhは栓1の直径r1の0.5〜10%の寸法となるように
設定する。
突起部1aを第1図に示す如き形状に成形した場合の利
点は接触圧が線に集中するので接着が強固になり、傾斜
部が容器2に対向しているので差し込み動作が円滑にな
り、また接着剤が外部に押し出されることがない。
接着剤は栓1の突起部1aを有する全周面に亘り塗布し
ても良いが、突起部1aのみに塗布してあれば充分であ
る。容器2の口部に栓1を密栓するには、上述の如く形
成された栓1の周面に接着剤を塗布した後、口部に嵌入
する。この際用いる接着剤には固形分を含有したものと
溶剤型とがあり、固形分を含有した接着剤を使用する場
合には、含有される溶剤を蒸発させると固形分が残って
栓1を口部に接着し、密栓する。また、溶剤型の接着剤
を使用する場合には、突起部1aの口部の内周面への押付
力(線当り)で突起部1aが溶解して溶剤1の口部内周面
と一体化して密栓が完了する。尚、使用する接着剤によ
っては栓を差し込んだ後、加熱をする必要のある場合が
ある。
尚、容器2の形状には特に限定はないが、口部の形状
は上述の如く角のない形状、例えば、円形が好ましい。
用いるプラスチック材料としては硬質塩化ビニール、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレ
ート等があり、現在容器の成形に用いられているあらゆ
る材料を用いることができる。
接着剤としては上述の如く固型分含有型と溶剤型のい
ずれも使用することができるが、栓1、容器2の材料と
の関係によりある程度制限されて、これらが硬質塩化ビ
ニールの場合には、樹脂分含有型と溶剤型のいずれも使
用する上で好ましく、ポリエチレン、ポリプロピレン等
の場合には塩化ゴム、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリ
プロピレン等を使用することが好ましい。
硬化型接着剤、例えばエポキシ樹脂、ポリウレタンは
様々な材料において強固な接着力を示すため、接着剤と
して特に好ましい。
第2図は第2の実施例を示す図で、本実施例では、栓
1は容器2の口部に嵌入できる外径に設定した有底筒状
に形成され、且つフランジ部1bを有している。一方、容
器2の口部内周面に第3の実施例におけると同様の断面
形状を呈する突起部2aが2段形成されている。
第3図は第3の実施例を示す図で、本実施例では、栓
1が有底筒状に形成されて、しかも開口側にフランジ部
1bが形成され有底側が図示しない容器2の口部に嵌入す
るように形成されている。しかも栓1の外周面には上記
各実施例と断面形状が同一の突起部1aが2段形成されて
いる。
第4図は第4の実施例を示す図で、本実施例では、栓
1は有底筒状に形成され、突起部1aの断面形状が2辺の
等しい三角形状として形成されたものである。その他は
第1の実施例と同様に構成されている。
第5図は第5の実施例を示す図で、本実施例では第1
〜第4の実施例における突起部1aと同一断面形状の突起
部1aを外周面に傾斜させて形成されている以外は第4の
実施例と同様に構成されている。
本発明に使用する容器の口部の形状は円形、角形のい
ずれであっても良いが、栓と容器壁との接触圧が平均化
する円形の方が好ましい。
以上、第2〜第5の実施例における栓1及び容器2に
対して少なくともいずれかに上述した接着剤を塗布した
後密栓しても、上記第1の実施例と同様の効果を期する
ことができる。
更に上記第1の実施例の栓1及び容器2を用いて本発
明方法を実施した場合における試験例を下記表に示し
た。本試験例では栓1の直径r1、突起部2aの高さh、突
起部2aの幅l及び容器2の口部の外径r2を下記表に示す
如く代えて、比較例の試験結果とともに示した。尚、耐
圧テストはパイプの片側に栓をし、パイプ内部に空気圧
をかけ、水中に密栓部分を入れて、気泡の発生の有無に
より漏洩の度合を確認した。
上記表から明らかなように、同じ条件で突起部1aを形
成した場合、突起部1aに接着剤を塗布した試験例1,2は
接着剤を塗布しない比較例1と比べて耐圧力が20〜30倍
あり、密栓の度合が格段に優れていることが判る。また
突起部1aが形成されていない比較例2の場合、接着剤を
用いて密栓しても隙間が形成され,密栓状態が得られな
いことが判る。
また、試験例1,2の硬質塩化ビニル樹脂からポリエチ
レンに変えた試験例3においても密栓に優れていること
が判る。
更にまた試験例4によれば、栓1の直径r1が試験例1
〜3の約2倍になっても密栓度が優れており、容器2の
口部2aの内径がかなり大きくなっても発明方法が有効で
あることが判る。
〔発明の効果〕
本発明のプラスチック製容器の密栓方法によれば、密
栓は強固であり、容器を簡易且つ確実に密封することが
でき、加圧下でも密閉状態が保たれる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、それぞれ本発明に用いる栓と容器
の口部の例を示す縦断面図、第3図、第4図及び第5図
は、、それぞれ本発明方法に用いる栓の別の例を示す縦
断面図である。 1……栓、1a……突起部 2……容器、2a……突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 明 群馬県渋川市大崎1385―1 関東電化社 宅K5―204 (72)発明者 清川 晋 埼玉県草加市弁天町402 (72)発明者 坂口 拯吉 埼玉県三郷市彦成3―8―25―103 (56)参考文献 特開 昭58−171352(JP,A) 特開 昭61−202097(JP,A) 特開 昭50−138990(JP,A) 実開 昭61−146250(JP,U) 実開 昭49−107453(JP,U) 実開 昭61−31441(JP,U) 実公 昭28−6196(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック製容器の口部に栓を嵌合させ
    て嵌栓する密栓方法において、上記栓と上記容器のいず
    れか一方の嵌合面側に突起部を設け、上記栓の直径を
    r1、上記突起部の高さをh、上記口部の内径をr2とした
    場合、r1<r2,r1+2h>r2の関係を有し、且つhはr1
    0.5〜10%の寸法となるようにされ、上記栓と上記容器
    の少なくともいずれか一方の嵌合面に接着剤を塗布した
    後、密栓をすることを特徴とするプラスチック製容器の
    密栓方法。
JP63073943A 1988-03-28 1988-03-28 プラスチック製容器の密栓方法 Expired - Lifetime JP2546877B2 (ja)

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KR100953924B1 (ko) * 2008-06-19 2010-04-22 김대중 병마개

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