JP2546791C - - Google Patents

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JP2546791C
JP2546791C JP2546791C JP 2546791 C JP2546791 C JP 2546791C JP 2546791 C JP2546791 C JP 2546791C
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rolling
switching valve
hydraulic
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ヤンマー農機株式会社
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は、ローリングセンサの植付け姿勢検出に基づいて水平用油圧シリンダ
を介して水平制御を行う移植機に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来、植付部の左右傾きをローリングセンサで検出してローリング油圧切換弁
に伝動させ、前記切換弁によって水平用油圧シリンダを作動させて水平制御を行
っていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 前記従来技術は、ローリングセンサ動作に対して油圧切換弁を不適正に応答さ
せて急激な制御や誤制御が行われるなどして制御が不安定になるのを容易に防止
し得ないと共に、水平制御を行う必要がないときでも解除忘れなどによってロー
リングセンサ検出動作により油圧切換弁が作動し易く、水平調節自動制御の機能
向上などを容易に図り得ない等の問題があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】 然るに、本発明は、植付部の左右傾きを検出するローリングセンサと、植付部
の左右傾きを修正する油圧シリンダを設け、植付部を自動的に水平調節する移植
機において、前記ローリングセンサを不感帯位置に復帰させる中立復帰部材を設
け、ローリングセンサによる油圧シリンダ動作を中立復帰部材によって制限する
と共に、前記ローリングセンサの検出結果に基づく油圧シリンダのローリング動
作を中止させるロック機構を設けたもので、ローリングセンサ動作に対して油圧
切換弁の応答性を良好にして水平制御特性を向上させ得、不必要なローリングセ
ンサの検出を防止し得ると共に、水平制御を行わないときの誤動作を阻止して運
転操作を安定良く行えて従来よりも簡便に取扱い得、しかも前記ロック機構によ
って油圧シリンダのローリング動作を中止させることにより、前記中立復帰部材
の中立復帰に抗して不感帯位置のローリングセンサがローリング検出位置に誤動
作しても、該誤動作によって油圧シリンダがローリング動作するのを容易に防止
し得るものである。 【0005】 【実施例】 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は要部の平面図、図2は
全体の側面図、図3は同平面図であり、図中(1)はエンジン、(2)はミッシ
ョンケース、(3)は前記ミッションケース(2)に伝動ケース(4)を介して
連設する植付ケース、(5)は前記エンジン(1)及び各ケース(2)(3)(
4)によって構成する田植機体上側を覆うボンネット、(6)は前記ボンネット
(5)の後部上面に設ける予備苗載台、(7)は前記植付ケース(3)に連設す
る操向ハンドル、(8)は前記ハンドル(7)の上側にガイドレール(9)(1
0)を介して左右に往復摺動自在に取付ける前低後高の苗載台、(11)は前記
植付ケース(3)に取付けて苗載台(8)を横送り駆動する横送り軸、(12)
は前記植付ケース(3)に植付アーム(13)を介して取付けて苗載台(8)か
ら一株分の苗を取出して植付ける植付爪、(14)は前記ミッションケース(2
)にスイングケース(15)を介して昇降自在に支持する左右一対の水田車輪、
(16)は前記スイングケース(15)(15)に左右スイングロッド(17)
(17)を介して連結して左右の水田車輪(14)(14)を同時に 出入制御して田植機体を昇降させる上下用油圧シリンダ、(18)は前記エンジ
ン(1)及び各ケース(2)(3)(4)下側に前部リンク(19)及び植付深
さレバー(20)を介して支持する植付田面整地用の均平フロート、(21)は
前記植付爪(12)の苗の植付深さ変化に伴う前記フロート(18)前部の昇降
を検出するピッチングセンサ、(22)は前記フロート(18)の後部両側で水
田車輪(14)後方に配設して田植機体の左右方向の傾斜検出並びに轍の整地(
車輪跡消し)を行う偏平橇板形のローリングセンサである。 【0006】 図4及び図5に示す如く、前記ミッションケース(2)に車体フレーム(23
)を介してエンジン(1)を連設支持し、その車体フレーム(23)に前記上下
用油圧シリンダ(16)を取付けると共に、前記シリンダ(16)のピストンロ
ッド(24)先端にピッチング調節筒軸(25)中間を連結固定する。そして前
記筒軸(25)にローリング調節軸(26)中間を回転自在に内挿させ、前記ロ
ーリング調節軸(26)の回転により左右のスイングロッド(17)(17)の
押引方向が逆になるように、その軸(26)両端にアーム(27)(27)を介
して各スイングロッド(17)(17)先端を連結すると共に、田植機体の左右
傾斜を補正して略水平に保つ水平用油圧シリンダ(28)を備え、そのシリンダ
(28)を前記筒軸(25)にブラケット(29)を介して取付け、前記シリン
ダ(28)のピストンロッド(30)をローリング調節軸(26)にアーム(3
1)を介して連結させるもので、上下用油圧シリンダ(16)制御により前記各
軸(25)(26)を機体前後方向に摺動変位させ、左右スイングロッド(17
)(17)を同一方向に押引して田植機体を昇降させ、苗植付深さを略一定に保
つ一方、水平用油圧シリンダ(28)制御によりローリング調節軸(26)を回
転させ、左右スイングロッド(17)(17)を異なる方向に押引して左右車輪
(14)(14)の支持高さを異ならせ、田植機体を略水平に支持するように構
成している。 【0007】 さらに前記上下用油圧シリンダ(16)を駆動制御する油圧ユニットケース(
34)を備え、そのユニットケース(34)を前記ミッションケース(2)の 一側に固設すると共に、設定以上の押圧力で縮小する連接ロッド(35)及びリ
ンク(36)(37)を介してそのユニットケース(34)に前記ピッチングセ
ンサ(21)を連結させ、前記ピッチングセンサ(21)により均平フロート(
18)前部の昇降動作を検出して上下用油圧シリンダ(16)を自動的に作動さ
せる一方、前記操向ハンドル(7)に設けた昇降レバー(38)にアーム(39
)を介して前記ピッチングセンサ(21)を連結させ、前記昇降レバー(38)
の手動操作により上下用油圧シリンダ(16)を作動させるように構成している
。 【0008】 次に下降規制ストッパ(40)により下降最低位置を設定するローリングセン
サアーム(41)を備え、前記の左右ローリングセンサアーム(41)(41)
に後端左右のローリングセンサ(22)(22)を夫々連設固定すると共に、前
記伝動ケース(4)の後部上側に設けた軸受体(42)に左右ローリングセンサ
アーム(41)(41)前端を夫々独立して回転可能に支持する。また前記水平
用油圧シリンダ(28)を作動制御するローリング油圧切換弁(43)を備え、
その切換弁(43)を前記ミッションケース(2)の後部上側に台フレーム(4
4)を介して固設すると共に、前記台フレーム(44)にローリング支点軸(4
5)を介して受筒(46)中間を支持し、揺動自在に機体左右方向に前記受筒(
46)を横架させ、この受筒(46)に回転自在に内挿させる芯軸(47)両端
に入力リンク(48)(48)基端を固設し、前記ローリングセンサアーム(4
1)に一体連設したリンク(49)と前記入力リンク(48)とをロッド(50
)によって連結し、各部材(22)(41)(46)(47)(48)(49)
を支点軸(45)を中心に左右対称に形成するもので、前記アーム(49)と植
付ケース(3)との間に接地保持バネ(51)を張設し、左右対称に設けるバネ
(51)(51)によって左右のローリングセンサ(22)(22)を植付け田
面に夫々圧接させると共に、左右のローリングセンサ(22)が略同時に同一方
向に昇降したとき、左右の入力リンク(48)(48)が芯軸(47)を中心に
揺動して前記ローリング油圧切換弁(43)を中立保持する一方、左右ローリン
グセンサ(22)(22)が異なる方向にまた はいずれか一方だけが昇降したとき、前記左右リンク(49)(49)の揺動量
の差によりローリング支点軸(45)を中心に受筒(46)を揺動させ、ローリ
ング油圧切換弁(43)を作動させて水平用油圧シリンダ(28)を駆動制御す
るように構成している。 【0009】 図6に示す如く、前記ローリング切換弁(43)は軸方向にスライドさせるス
ライドスプール(52)を有し、前記スプール(52)の作動側端に揺動自在に
アーム(53)一側を連設すると共に、前記受筒(46)に一側を固設するピン
(54)を備え、前記アーム(53)他側の回動支点軸(55)に一体固設する
係止板(56)のガイド溝(57)に前記ピン(54)の折曲端部を挿入し、受
筒(46)とスプール(52)とを連動連結させ、受筒(46)の上下方向の揺
動をピン(54)及び係止板(56)を介してアーム(53)に伝動し、支点軸
(55)を中心とするアーム(53)の左右方向の揺動でもって前記スプール(
52)を軸方向にスライドさせることにより、前記ローリング切換弁(43)を
作動制御するように構成している。 【0010】 図7に示す如く、上下用油圧シリンダ(16)及び水平用油圧シリンダ(28
)にミッションケース(2)内の作動油を圧送する油圧ポンプ(58)と、上下
用及び水平用の各油圧シリンダ(16)(28)に夫々必要な油圧ポンプ(58
)からの圧油を2つの絞り弁(59)(60)を介して分流供給するフローデバ
イダ(61)と、上下用油圧シリンダ(16)を作動制御するロータリ形のピッ
チング油圧切換弁(62)と、ローリング及びピッチングの各油圧切換弁(43
)(62)と前記フローデバイダ(61)の間に接続させて設定以上の回路油圧
の上昇によりフローデバイダ(61)吐出側をミッションケース(2)内に短絡
させるピッチング及びローリング用の各リリーフ弁(63)(64)とを、前記
油圧ユニットケース(34)に夫々内設させるものであり、フローデバイダ(6
1)の絞り弁(59)(60)によって設定した最適油量の高圧油を各切換弁(
62)(43)を介して各シリンダ(16)(28)に印加し、ピッチングセン
サ(21)及び昇降レバー(38)によりピッチング油圧切換弁 (62)を作動させ、上下用油圧シリンダ(16)を作動制御する一方、ローリ
ングセンサ(22)によりローリング切換弁(43)を作動させ、水平用油圧シ
リンダ(28)を作動制御するように構成している。 【0011】 図1に示す如く、前記ローリング切換弁(43)のスプール(52)先端側に
固設する中立アーム(65)と、その両側でスプール(52)に巻装する中立復
帰部材である中立支持用スプリング(66)(66)と、それら中立アーム(6
5)と左右のスプリング(66)(66)を挾むようにワッシャ(67)(67
)間に先端側を前記スプール(52)に摺動自在に支持する鋏部材(68)を前
記油圧切換弁(43)に固設するユニットケース(69)内に夫々内設させると
共に、前記スプリング(66)(66)力を可変調節するロック機構である操作
レバー(70)を備え、該レバー(70)と前記鋏部材(68)をワイヤ(71
)を介して連結させ、前記レバー(70)でもってワイヤ(71)を弛ませたと
き、ユニットケース(69)に軸架する支点軸(72)を中心に鋏部材(68)
をスプリング(66)(66)力でもって最大に開放して前記中立アーム(65
)を左右移動するようにフリー状態に保持させて、スプール(52)の左右スラ
イドでもってローリング油圧切換弁(43)を作動させる一方、前記レバー(7
0)でもってワイヤ(71)を最大に緊張させたとき、前記支点軸(72)を中
心に鋏部材(68)をスプリング(66)(66)力に抗して最小に閉じて中立
アーム(65)を左右移動しないように中立位置でのロツク状態に保持させて、
スプール(52)の左右スライドによる前記切換弁(43)の作動を阻止するよ
うに構成し、また中立アーム(65)がロック状態以外のときスプール(52)
のスライドに伴いアーム(65)が左右何れかに移動したとき、左或いは右のス
プリング(66)(66)力によりアーム(65)に移動負荷抵抗を与えてアー
ム(65)を其の中立位置に戻すように左右のスプリング(66)を作用させ、
ローリング切換弁(43)に中立復帰特性を保有させる一方、前記レバー(70
)のフリー位置からロック位置以前の間でワイヤ(71)の張力を調節し前記鋏
部材(68)の開度を調節することによってスプリング(66)(66)力を可
変調節させ、前記中立アーム(65)と共にスプール (52)の移動負荷抵抗を増大或いは減少させて、前記ローリングセンサ(22
)(22)からの検出動作を敏感或いは鈍感にローリング油圧切換弁(43)に
受継がせ、前記センサ(22)(22)による水平自動制御の感度を調節自在に
変更できるように構成している。 【0012】 なお、該構成にあっては油圧切換弁(43)に別途中立復帰用のスプリング(
66)(66)を別途設置する手段を示したが、図7に示す如き既存のスプリン
グセンタ形のローリング油圧切換弁(43a)を用いても良く。同様の作用効果
が得られる。 【0013】 本実施例は上記の如く構成しており、苗載台(8)を左右に往復移動させ、そ
の苗載台(8)から植付爪(12)により一株分の苗を順次取出して植付けるも
ので、昇降レバー(38)操作により上下用油圧シリンダ(16)を作動させ、
田植機体を昇降させて畦際での方向転換などを行うと共に、耕盤の凹凸変化など
により均平フロート(18)前部が昇降することにより、ピッチングセンサ(2
1)が昇降して上下用油圧シリンダ(16)が作動し、田植機体が昇降して均平
フロート(18)の接地圧を略一定に保ち、植付爪(12)の苗植付深さを略一
定に保つ。また耕盤の凹凸変化などにより田植機体が左右に傾斜することにより
、左右のローリングセンサ(22)(22)が異なる方向にまたはそれらのいず
れか一方だけが昇降し、水平用油圧シリンダ(28)が作動して田植機体を左右
に傾斜させ、苗載台(8)及び植付爪(12)などの植付部を植付け田面に対し
て略水平に保つものである。 【0014】 上記のように左右のローリングセンサ(22)(22)の昇降量に差が生じた
ときに受筒(46)がローリング支点軸(45)を中心に上下揺動し、その上下
揺動をピン(54)及び係止板(56)を介して支点軸(55)を中心とするア
ーム(53)の左右揺動に変位させ、その左右揺動でもってスプール(52)を
スライドさせてローリング油圧切換弁(43)を作動させ、水平用油圧シリンダ
(28)を自動的に作動制御すると共に、左右のローリングセンサ(22) (22)が略同量だけ同一方向に昇降しても、芯軸(47)を回転させるだけで
前記油圧切換弁(43)を中立位置に支持する。また左右のローリングセンサ(
22)(22)からローリング油圧切換弁(43)の間の各部材の組立加工誤差
によるガタツキ並びに撓みによってスプール(52)がスライドするのをスプリ
ング(66)(66)力即ちローリング油圧切換弁(43)の中立復帰特性でも
って簡単に除去することができ、油圧切換弁(43)の誤動作を防止すると共に
、急激で直接的なローリングセンサ(22)(22)の検出信号を緩和しながら
油圧切換弁(43)を作動させ、該弁(43)の故障などを未然に防止すること
ができ、また中立復帰特性を変更即ちスプリング(66)(66)力を可変する
ことにより、例えば圃場の整地が不充分で左右のローリングセンサ(22)(2
2)が田植機体からみて必要のない水平制御の信号をも発信させて常時機体が左
右に傾くハンチング状態での植付作業となった場合、操作レバー(70)をロッ
ク方向側に切換え、スプリング(66)(66)力を増大させてスプール(52
)の中立保持力を上げて左右のローリングセンサ(22)(22)を鈍感にして
田植機体の過制御を防止すると共に、その逆も簡単に行えるものである。さらに
前記操作レバー(70)をロック位置にして鋏部材(68)を介して中立アーム
(65)と共にスプール(52)を中立位置でロックして油圧切換弁(43)の
作動を阻止させ、例えば路上走行並びに田植作業途中の畦際での方向転換時に左
右のローリングセンサ(22)(22)がその遠心力或いは障害物衝突するな
どして油圧切換弁(43)を作動させるのを防止して、田植機体を傾けることな
く安定した姿勢で行えるものである。 【0015】 図8及び図9はスライドスプール(52)を有するローリング油圧切換弁(4
3)に換えてスプール(52a)を軸まわりに回転させる回転スプール形のロー
リング油圧切換弁(43b)を使用したときの中立復帰部材であるスプリング(
66)(66)を示したものであり、前記油圧切換弁(43b)を台フレーム(
44)側部に連結し、受筒(46)のピン(54)を前記スプール(52a)に
直接固定する前記係止板(56)のガイド溝(57)に挿入し、受筒(46)と
スプール(52a)を連動連結させ、受筒(46)の上下方向の揺 動でもってスプール(52a)を回動させて油圧切換弁(43b)を作動制御す
ると共に、スブール(52a)先端側に前記中立アーム(65)を固設し、一方
のスプリング(66)は時計方向にスプール(52a)を回転させる方向に、他
方のスプリング(66)は反時計方向にスプール(52a)を回転させる方向に
夫々巻装支持し、スプール(52a)を常時中立位置に戻すようにスプリング(
66)(66)力を作用させて、ローリング油圧切換弁(43b)に中立復帰特
性を保有させるように構成したもので、その作用と油圧制御は前記ローリング油
圧切換弁(43)と同様である。 【0016】 さらに図10に示す如く、前述実施例にあっては切換弁(43)(43a)(
43b)のスプール(52)(52a)を直接的に中立復帰させる構成例を示し
たが、該構成のものは切換弁(43)(43a)(43b)を操作するリンク系
を中立復帰させるようにしたもので、前記受筒(46)両外側にアーム(73)
(73)を固設すると共に、前記台フレーム(44)後側に固設するブラケット
(74)にボルト(75)を介して支持板(76)を連設し、前記アーム(73
)(73)と支持板(76)に中立復帰用スプリング(77)(77)を張設し
、常時は前記受筒(46)を中立状態即ちローリング油圧切換弁(43)を中立
で位置保持する一方、前記支持板(76)にガイド溝(78)を備え、前記支持
板(76)をボルト(75)に上下移動自在に支持させ、前記スプリング(77
)の張力を変更することによって、左右ローリングセンサ(22)(22)の感
度調節も行えるもので、植付部の左右傾きを検出するローリングセンサ(22)
と、植付部の左右傾きを修正する油圧シリンダ(28)を設け、植付部を自動的
に水平調節する移植機において、前記ローリングセンサ(22)を不感帯位置に
復帰させる中立復帰部材であるスプリング(77)を設け、ローリングセンサ(
22)による油圧シリンダ(28)動作をスプリング(77)によって制限した
所定以上の操作力が働いたときにスプリング(77)に抗してローリングセンサ
(22)が作動し、ローリング油圧切換弁(43)を切換えて水平自動制御を行
わせるように構成している。 【0017】 【発明の効果】 以上実施例から明らかなように本発明は、植付部の左右傾きを検出するローリ
ングセンサ(22)と、植付部の左右傾きを修正する油圧シリンダ(28)を設
け、植付部を自動的に水平調節する移植機において、前記ローリングセンサ(2
2)を不感帯位置に復帰させる中立復帰部材(77)を設け、ローリングセンサ
(22)による油圧シリンダ(28)動作を中立復帰部材(77)によって制限
すると共に、前記ローリングセンサ(22)の検出結果に基づく油圧シリンダ(
28)のローリング動作を中止させるロック機構(70)を設けたもので、ロー
リングセンサ(22)動作に対して油圧切換弁(43)の応答性を良好にして水
平制御特性を向上させることができ、不必要なローリングセンサ(22)の検出
を防止できると共に、水平制御を行わないときの誤動作を阻止して運転操作を安
定良く行えて従来よりも簡便に取扱うことができ、しかも前記ロック機構(70
)によって油圧シリンダ(28)のローリング動作を中止させることにより、前
記中立復帰部材(77)の中立復帰に抗して不感帯位置のローリングセンサ(2
2)がローリング検出位置に誤動作しても、該誤動作によって油圧シリンダ(2
8)がローリング動作するのを容易に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】要部の平面図。 【図2】全体の側面図。 【図3】同平面図。 【図4】部分平面図。 【図5】部分側面図。 【図6】部分拡大説明図。 【図7】油圧回路図。 【図8】他の変形構造例を示す要部の平面図。 【図9】同油圧回路図。 【図10】ローリングセンサ部の部分説明図。 【符号の説明】 (22) ローリングセンサ (28) 水平用油圧シリンダ (70) 操作レバー(ロック機構) (77) スプリング(中立復帰部材)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 植付部の左右傾きを検出するローリングセンサ(22)と、植
    付部の左右傾きを修正する油圧シリンダ(28)を設け、植付部を自動的に水平
    調節する移植機において、前記ローリングセンサ(22)を不感帯位置に復帰さ
    せる中立復帰部材(77)を設け、ローリングセンサ(22)による油圧シリン
    ダ(28)動作を中立復帰部材(77)によって制限すると共に、前記ローリン
    グセンサ(22)の検出結果に基づく油圧シリンダ(28)のローリング動作を
    中止させるロック機構(70)を設けたことを特徴とする移植機。

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