JP2546602Y2 - 自動車用空調装置の制御装置 - Google Patents

自動車用空調装置の制御装置

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JP2546602Y2
JP2546602Y2 JP1988100353U JP10035388U JP2546602Y2 JP 2546602 Y2 JP2546602 Y2 JP 2546602Y2 JP 1988100353 U JP1988100353 U JP 1988100353U JP 10035388 U JP10035388 U JP 10035388U JP 2546602 Y2 JP2546602 Y2 JP 2546602Y2
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electromagnetic clutch
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秀 草壁
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株式会社ゼクセル
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車用空調装置の特に冷房サイクルの
冷媒封入圧を制御する機能を備えた装置に関する。
(従来の技術) 冷房サイクルにおいては、冷媒の異常高圧化を防止す
るために、通常、コンプレッサの吐出側に圧力スイッチ
を設け、この圧力スイッチによりコンプレッサの駆動制
御用の電磁クラッチを断続するようにしているが、特に
冷媒封入圧が高くなりやすい冷却系統の高熱負荷時にお
いては、電磁クラッチの断続が頻繁になりコンプレッサ
や電磁クラッチが故障してしまう危険がある。(特開昭
59-89968号公報の第1図で示す従来例参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、車室内を冷房する場合に、吸入モード
が外気導入モードであることを知らずに乗員がコンプレ
ッサを稼動させていると、吸入モードが内気循環モード
である場合に比べて熱負荷の高い状態が持続するので、
システムダウンしてしまう不都合が多発する傾向にあ
る。これではコンプレッサや電磁クラッチの保護を重視
するあまり車室内の冷房能力が不十分になる。
そこで、この考案においては、コンプレッサや電磁ク
ラッチを保護する一方、冷房サイクルのより安定した運
転を確保するようにした自動車用空調装置の制御装置を
提供することを課題としている。
(課題を解決するための手段) しかして、この考案の自動車用空調装置の制御装置
は、内気又は外気を少なくともエバポレータを持つ空調
ダクト内に選択的に導入する内外気切換手段と、電磁ク
ラッチを介して駆動力がエンジンから伝えられる冷媒圧
縮用のコンプレッサと、前記エバポレータの温度を検出
し、前記電磁クラッチへ出力し、前記コンプレッサの回
転を制御するサーモスイッチとを備えた自動車用空調装
置にあって、前記コンプレッサの吐出側の冷房サイクル
に設けられ、所定圧以上の冷媒封入圧で作動し、前記電
磁クラッチへ出力する圧力スイッチと、この圧力スイッ
チの出力回数を計数する計数手段と、この計数手段によ
り所定出力回数を越えたとき、外気導入時であれば前記
内外気切換手段を内気導入に切換指示を与える制御手段
を備えたことにある。
(作用) したがって、外気導入時に冷房サイクルが稼働し始め
ると、外気温、温度等が高い場合には冷却系統に対する
熱負荷が大きいため、冷媒封入圧が高くなり、圧力スイ
ッチが頻繁に作動することが予想されるが、そのような
場合には外気導入から内気導入に切替えられるので、エ
バポレータの熱負荷が減少し、これにより冷媒封入圧が
下がって圧力スイッチの作動が停止または減少され、コ
ンプレッサの連続運転が可能となる。そのため、上記課
題を達成することができるものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第1図において、車両用空調装置は、空調ダクト1の
最上流側に内外気切換装置2が設けられ、この内外気切
替装置2は、内気入口3と外気入口4とが分かれた部分
にインテークドア5が配置され、このインテークドア5
をアクチュエータ6により操作して空調ダクト1内に導
入する空気を内気と外気とに選択できるようになってい
る。
内外気切替装置2で選択された空気は、送風機7の回
転で空調ダクト1内に吸引され、送風機7の後方に配さ
れたエバポレータ8で冷却されると共に図示しないヒー
タコアで適宜加熱されて車室内に供給される。
エバポレータ8は、コンプレッサ9、コンデンサ10、
リキッドタンク11およびエクスパンションバルブ12と共
に配管結合されて冷房サイクル13を構成しており、前記
コンプレッサ9は、自動車のエンジン14に電磁クラッチ
15を介して連結され、このエンジン14から伝達される動
力で駆動されるようになっている。
また、コンプレッサ9の吐出側でコンデンサ10との間
の高圧ラインの途中には圧力スイッチ16が設けられてい
る。この圧力スイッチ16は、周知のように冷房サイクル
13の冷媒封入圧が所定圧を上回って異常な高圧状態にな
ったか否かを検出するもので、異常高圧下では開かれ
(OFF)、正常圧力下では閉じられ(ON)るようになっ
ている。
また、この圧力スイッチ16は、これと直列に接続され
たサーモスイッチ17を介して前記電磁クラッチ15を制御
するリレー18の励磁コイル18aの一端に接続されてい
る。サーモスイッチ17は前記エバポレータ8の温度を検
出するサーモセンサ17aと、このサーモセンサ17aの出力
に応じて作動するリレー17bとからなり、通常において
は閉じられ(ON)てエバポレータ8の温度が所定温度以
下になったときに開かれ(OFF)るようになっている。
そして、励磁コイル18aの他端には、通常において閉じ
られているシステムダウンスイッチ19を介してA/Cスイ
ッチ20が接続され、このA/Cスイッチ20が閉じられると
リレー18の可動接点18bが閉じて電磁クラッチ15が励磁
され、コンプレッサ9が稼動し始める。
尚、リレー18への通電により前記コンデンサ10の冷却
用ファン21も回転され、また、これと同時に用いられる
ファーストアイドル用のソレノイド22も励磁される。
しかして、エバポレータ8を含む冷却系統の熱負荷が
高くなって冷媒封入圧が所定圧を越えると、圧力スイッ
チ16が開かれてリレー18への通電が遮断され、電磁クラ
ッチ15がOFFになってコンプレッサ9が停止する。その
後、冷媒封入圧が所定圧を下回ると、その時点で圧力ス
イッチ16が閉じてリレー18への通電が再開され、電磁ク
ラッチ15がONになってコンプレッサ9が再び稼動し始め
る。また、このような電磁クラッチ15のオンオフは、エ
バポレータ8の冷却温度に応じて作動するサーモスイッ
チ17によっても行なわれ、更に、冷房サイクルの稼働A/
Cスイッチ20の操作によらなくてもシステムダウンスイ
ッチ19が開かれることで停止される。
前述したアクチュエータ6は増幅器(AMP)23を介し
て制御回路24からの出力によって駆動され、前記システ
ムダウンスイッチ19もこの制御回路24によって制御され
る。制御回路24は、前述した圧力スイッチ16の作動信
号、およびインテークドア5の位置を検出する位置検出
センサ25からの出力信号が入力され、これらの信号を予
め定められた所定のプログラムに沿って演算処理するも
ので、この制御回路24による制御動作例が第2図にフロ
ーチャートとして示されている。
以下、このフローチャートに従って説明すると、A/C
スイッチ20が投入されることによりステツプ30から制御
回路24の演算処理が開始され、ステツプ32で計時を開始
した後、次からのステツプ34〜38で所定時間が経過する
まで前記圧力スイッチ16の作動信号を入力し、圧力スイ
ッチ16の作動回数(N)をカウントする。この作動回数
(N)のカウントは、例えば入力される作動信号の立上
がりをカウントすることで行なわれる。
計時を開始してから所定時間が経過した後は、ステツ
プ40へ進み、前記圧力スイッチ16の作動回数(N)が所
定の規定回数(P)以上であるか否かを判定する。作動
回数(N)が所定の規定回数Pより少ない場合(NO)に
は圧力スイッチ16が頻繁に作動するほど冷却系統の熱負
荷が高くない状態であるので、ステツプ42へ進んでイン
テークドア5を動かさずに現状維持し、その後ステツプ
32に戻るようになっている。これに対して、N≧Pであ
る場合には、ステツプ44へ進んで前記位置検出センサ25
からの信号をもとに吸入モードが外気導入(FRESH)で
あるか否かを判定し、外気導入であればステツプ46へ進
んでインテークドア5を内気導入(REC)位置(第1図
の2点鎖線で示す位置)へ駆動させる。これにより冷房
されている車室内の低温、低湿の空気が空調ダクト内に
導入され、エバポレータ8の熱負荷が低下する。また、
ステツプ44において内気導入(REC)であることが判定
された場合(始めからRECの状態で、N≧Pとなる場
合、あるいはステツプ46の制御でFRESHからRECに切替え
られてもN≧Pとなるような場合)には、ステツプ48へ
進み、前記システムダウンスイッチ19を開いて冷房サイ
クル13の稼動を停止し、制御回路24による制御を終了す
る。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、外気導入時に
圧力スイッチが頻繁に作動するときには内気導入に切替
え、エバポレータの熱負荷を減少させて冷媒封入圧を低
下させるようにしたので、圧力スイッチの頻繁な作動を
抑えることができてコンプレッサや電磁クラッチを保護
できると共に、コンプレッサの連続運転が可能となり、
従来のシステムダウンの制御に比べて安定した運転を確
保することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す構成図、第2図は同上
における制御回路の制御動作例を示すフローチャートで
ある。 2……内外気切替装置、5……インテークドア、8……
エバポレータ、9……コンプレッサ、13……冷房サイク
ル、14……エンジン、15……電磁クラッチ、16……圧力
スイッチ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内気又は外気を少なくともエバポレータを
    持つ空調ダクト内に選択的に導入する内外気切換手段
    と、 電磁クラッチを介して駆動力がエンジンから伝えられる
    冷媒圧縮用のコンプレッサと、 前記エバポレータの温度を検出し、前記電磁クラッチへ
    出力し、前記コンプレッサの回転を制御するサーモスイ
    ッチとを備えた自動車用空調装置にあって、 前記コンプレッサの吐出側の冷房サイクルに設けられ、
    所定圧以上の冷媒封入圧で作動し、前記電磁クラッチへ
    出力する圧力スイッチと、 この圧力スイッチの出力回数を計数する計数手段と、 この計数手段により所定出力回数を越えたとき、外気導
    入時であれば前記内外気切換手段を内気導入に切換指示
    を与える制御手段を備えたことを特徴とする自動車用空
    調装置の制御装置。
JP1988100353U 1988-07-28 1988-07-28 自動車用空調装置の制御装置 Expired - Lifetime JP2546602Y2 (ja)

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JPS5320838Y2 (ja) * 1973-10-03 1978-06-01
JPS5989968A (ja) * 1982-11-15 1984-05-24 株式会社日立製作所 自動車空調用サイクル内の冷媒過封入検出装置
JPS6377812U (ja) * 1986-11-11 1988-05-23

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