JP2546564Y2 - カウンタウエイトの位置決め装置 - Google Patents

カウンタウエイトの位置決め装置

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JP2546564Y2
JP2546564Y2 JP9224690U JP9224690U JP2546564Y2 JP 2546564 Y2 JP2546564 Y2 JP 2546564Y2 JP 9224690 U JP9224690 U JP 9224690U JP 9224690 U JP9224690 U JP 9224690U JP 2546564 Y2 JP2546564 Y2 JP 2546564Y2
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counterweight
vertical plate
square
weight
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JP9224690U
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幸夫 三成
一孝 山地
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油谷重工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、主として油圧ショベルなど建設機械のカウ
ンタウエイトの位置決め装置に関する。
従来の技術 第8図は、従来技術のカウンタウエイトの取付装置1
を示す油圧ショベルの一部切欠き側面図である。2は油
圧ショベルの下部走行体、3は上部旋回体、4は上部旋
回体3のガード、5はエンジンボンネット、6はカウン
タウエイト(以下、ウエイトという)である。第9図
は、第8図のA部詳細図である。図において、7は上部
旋回体3のセンタフレーム、8はセンタフレーム7後部
のウエイト取付座、9はウエイト6のセンタフレーム7
に対する取付面、10はウエイト6の取付面9の部分に固
定して設けたナツト部材、11はセンタフレーム7に開穿
したボルト穴、12は締付ボルトである。第10図は、第8
図のBより見た後面図である。
次に、従来技術の取付装置1を第9図について述べ
る。センタフレーム7後部のウエイト取付座8に、ウエ
イト6の取付面9を載せている。そして、下側から締付
ボルト12をセンタフレーム7に開穿したボルト穴11に挿
入し、ウエイト6のナット部材10にねじ込み、締付けて
いる。それによりウエイト6を、上部旋回体3の後部に
固定している。
考案が解決しようとする課題 油圧ショベルのカウンタウエイトの材料としては、鋳
鉄材、あるいは外殻が鋼板で内部に充填剤を詰めている
ものなどがある。そのためにカウンタウエイトの取付高
さの寸法精度は、正確なミリメートル単位に製作できな
い。それでたとえば第9図のようにウエイト6の上面イ
と、ガード4上面との前後方向段差が±αミリメート
ル、あるいは第10図のように左右方向段差が±βミリメ
ートル存在する状態となるので、不具合であった。
この考案は上記の課題を解決し、カウンタウエイト上
面とガード上面との取付段差を調整して修復できるよう
な位置決め装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 イ.本考案の位置決め装置は、上部旋回体のセンタフレ
ームの後端に固設されたたて板と、該たて板に開穿され
た左右一対の角穴と、前記たて板の前面側から前記角穴
を貫挿してカウンタウエイトに固定される位置決め金具
とから構成されるカウンタウエイトの位置決め装置であ
って、 ロ.前記位置決め金具の軸心との距離が互いに異なる複
数の外周面で構成される角形部が前記位置決め金具の外
周に形成され、前記角穴の内周面と当接する前記角形部
の外周面を変更することで前記カウンタエイトの上下方
向の位置を調整可能にした。
作用 この考案に係わるカウンタウエイト位置決め装置で
は、カウンタウエイトを上部旋回体に取付ける際に、ま
ずカウンタウエイトの上面が上部旋回体の上面と面一状
態になるように、同時にたて板とカウンタウエイトのそ
れぞれの角穴の左右方向のピッチが合うように位置決め
を行う。次いで、位置決めされた状態が維持できるよう
に、位置決め金具の角形部と上部旋回体のたて板に開穿
された左右一対の角穴の内周面とが当接する面を選択し
て、位置決め金具を角穴に貫挿する。位置決め金具の角
形部の面は、位置決め金具の軸心との距離が互いに異な
るので、当接する面を選択することでカウンタウエイト
の上下方向の位置を調整することができる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。第1図は、本考案の実施例に係わる位置決め装置
13を示す断面図である。図において、3′は上部旋回
体、4′はガード、5′はエンジンボンネット、7′は
センタフレーム、14はセンタフレーム7′の後端部に固
設したたて板、25はたて板14に開穿した角穴、16はカウ
ンタウエイト、26はカウンタウエイト16(以下、ウエイ
ト16という)の角穴、18はボルト穴、19はざぐり部、20
は位置決め金具、21は位置決め金具20の頭部、22はねじ
穴、23は締付ボルト、24は座金である。第2図は、第1
図のCより見た平面図である。第3図は、第1図のDよ
り見た正面図である。第4図は、本考案の実施例に係わ
る位置決め装置13の組立構成を示す分解斜視図である。
図において、25はたて板14に開穿した角穴、26はウエイ
ト16に穿設した角穴、Pは左右一対の角穴25-25、26-26
のそれぞれピッチ寸法である。第5図は、位置決め金具
20の平面図である。図において、27は位置決め金具20の
カウンタウエイト挿入側角形部、28はたて板挿入側角形
部、0−0′は位置決め金具20の軸心である。第6図
は、第5図のE−Eより見た断面図である。図におい
て、座標X−X′Y−Y′はそれぞれ位置決め金具20の
左右方向,上下方向を示す。なお位置決め金具20の軸心
0−0′より、カウンタウエイト挿入側角形部27の外周
4面までの距離は、すべて同寸の寸法iである。第7図
は、第5図のF−Fより見た断面図である。図におい
て、位置決め金具20の軸心0−0′より、たて板挿入側
角形部28の外周4面までの距離は、それぞれ異なった寸
法j,k,l,mである。すなわち位置決め金具20のたて板挿
入側角形部28の外周4面は、軸心0−0′より互いに偏
心状態距離にある。
次に、本考案の実施例に係わる位置決め装置13の構成
を第1図〜第7図について述べる。本考案の位置決め装
置13は、上部旋回体3′のセンタフレーム7′後端部に
たて板14を固設し、そのたて板14に左右一対の角穴25,2
5を前後方向に開穿し、また上記たて板14の後面側に取
付けるウエイト16に、上記たて板14の角穴25に対応する
位置に前後方向の一対の角穴26,26を貫通して挿入する
位置決め金具20を設けて構成したウエイト16の位置決め
装置であって、上記位置決め金具20のカウンタウエイト
挿入側角形部27の外面は位置決め金具20の軸心0−0′
よりすべて同心距離にあるように形成し、また位置決め
金具20のたて板挿入側角形部の外面は位置決め金具20の
軸心0−0′より互いに相違なる距離にあるように形成
し、ウエイト16の装着時に位置決め金具20を挿入すると
き、位置決め金具20のたて板挿入側角形部28の外面のう
ちいずれかをたて板14の角穴25の内面のいずれかに対応
するように選択して挿入することによってウエイト16の
上下方向の位置を調整可能にした。
次に、本考案の実施例に係わる位置決め装置13の作用
について述べる。ウエイト16を装着するときには、ウエ
イト16の上面とガード4′の上面とが面一状態になるよ
うにウエイト16をつり上げ(ウエイト16つり上げ用つり
金具の図示はしない)、同時にたて板14とウエイト16の
それぞれ角穴25と26の左右方向ピッチを合わせる。それ
から位置決め金具20のカウンタウエイト挿入側角形部27
の上面がウエイト16の角穴26の上面に対して隙間がない
ように、かつ位置決め金具20のたて板挿入角形部28の下
面がたて板14の角穴25の下面に対して隙間がないように
挿入できる上下方向の向きを選択して、位置決め金具20
をたて板14の前面側から挿入する。上記のようにして、
ウエイト16の上面とガード4′の上面とを面一状態に調
整し、その状態の位置決め金具20をウエイト16の後面側
より締付ボルト23にて締付けることにより、ウエイト16
を上部旋回体3′の後部に固定することができる。
考案の効果 本考案に係わる位置決め装置は、上部旋回体のセンタ
フレームの後端に固設されたたて板と、該たて板に開穿
された左右一対の角穴と、前記たて板の前面側から前記
角穴を貫挿してカウンタウエイトに固定される位置決め
金具とから構成されている。また、前記位置決め金具の
軸心との距離が互いに異なる複数の外周面で構成される
角形部が前記位置決め金具の外周に形成され、前記角穴
の内周面と当接する前記角形部の外周面を選択すること
で前記カウンタウエイトの上下方向の位置を調整可能と
されている。
このため、高い寸法精度で製作できないカウンタウエ
イトの上面と上部旋回体の上面とを面一状態となるよう
に取付けることができ、また位置決め金具を用いるだけ
で行うことができるため、極めて容易かつ短時間で実行
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係わる位置決め装置を示す断
面図、第2図は第1図のCより見た平面図、第3図は第
1図のDより見た正面図、第4図は本考案の実施例に係
わる位置決め装置の組立構成を示す分解斜視図、第5図
は本考案の実施例における位置決め金具の平面図、第6
図は第5図のE−Eより見た断面図、第7図は第5図の
F−Fより見た断面図、第8図は従来技術の取付装置を
示す油圧ショベルの一部切欠き側面図、第9図は第8図
のA部詳細図、第10図は第8図のBより見た後面図であ
る。 1,13……位置決め装置 3,3′……上部旋回体、4,4′……ガード 6,6′……カウンタウエイト 7,7′……センタフレーム 12,23……締付ボルト、14……たて板 20……位置決め金具 22……ねじ穴 25,26……角穴 27……カウンタウエイト挿入側角形部 28……たて板挿入側角形部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部旋回体のセンタフレームの後端に固設
    されたたて板と、該たて板に開穿された左右一対の角穴
    と、前記たて板の前面側から前記角穴を貫挿してカウン
    タウエイトに固定される位置決め金具とから構成される
    カウンタウエイトの位置決め装置であって、前記位置決
    め金具の軸心との距離が互いに異なる複数の外周面で構
    成される角形部が前記位置決め金具の外周に形成され、
    前記角穴の内周面と当接する前記角形部の外周面を変更
    することで前記カウンタウエイトの上下方向の位置を調
    整可能としたことを特徴とするカウンタウエイトの位置
    決め装置。
JP9224690U 1990-08-31 1990-08-31 カウンタウエイトの位置決め装置 Expired - Lifetime JP2546564Y2 (ja)

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JP6497737B2 (ja) * 2015-06-18 2019-04-10 キャタピラー エス エー アール エル 建設機械におけるカウンタウエイト支持構造
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