JP2546506Y2 - 自在継手 - Google Patents

自在継手

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JP2546506Y2
JP2546506Y2 JP1991052086U JP5208691U JP2546506Y2 JP 2546506 Y2 JP2546506 Y2 JP 2546506Y2 JP 1991052086 U JP1991052086 U JP 1991052086U JP 5208691 U JP5208691 U JP 5208691U JP 2546506 Y2 JP2546506 Y2 JP 2546506Y2
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宗吉 林
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自在継手に関し、特
に、十字形の水平ばね体に互いに交差して設けられた一
対の縦ばねにより断面形状が十字形のばねを有するヒン
ジ体を構成し、このヒンジ体を回転駆動軸及び被駆動回
転体に直接結合することによって、小形化及び高精度化
を達成するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の自在継手
としては種々あるが、その中で代表的なものについて述
べると、図4で示される米国特許第4499778号公
報に開示された構成を挙げることができる。すなわち、
図4において輪状案内体1には4個の縦ばねからなり十
字形をなすヒンジ体2が設けられ、このヒンジ体2の第
1縦ばね3の両端には、一対の第1リング片4が設けら
れている。また、このヒンジ体2の第2縦ばね5の両端
には、一対の第2リング片6が設けられ、前記各第1リ
ング片4には回転駆動軸(図示せず)が結合され、前記
各第2リング片6には被駆動回転体(図示せず)が結合
されている。なお、前述の各リング片4,6は、第2リ
ング片6の外径が第1リング片4の外径よりも大径とな
るように構成され、各リング片4,6はヒンジ体2を介
して作動自在に結合されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の自在継手は、以
上のように構成されているため、次のような課題が存在
していた。すなわち、ヒンジ体と回転駆動軸及び被駆動
回転体は、何れもリング片を介して結合されていたた
め、継手部分の小形化が困難であると共に、リング片の
介在に伴う組立精度の低下が著しくなっていた。
【0004】本考案は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、十字形の水平ばね体に互い
に交差して設けられた一対の縦ばねにより断面形状が十
字形のばねを有するヒンジ体を構成し、このヒンジ体を
回転駆動軸及び被駆動回転体に直接結合することによっ
て、小形化及び高精度化を達成するようにした自在継手
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案による自在継手
は、回転駆動軸と被駆動回転体とをヒンジ体を介して機
械的に結合するようにした自在継手において、前記ヒン
ジ体は、平面形状で十字形をなす水平ばね体と、前記水
平ばね体に形成され互いに長さが異なる第1、第2ばね
片と、前記第1、第2ばね片に形成され両端閉状態の第
1、第2細長貫通孔と、前記各細長貫通孔に設けられた
第1、第2縦ばねとよりなり、前記ヒンジ体の前記第1
ばね片と第2縦ばね及び前記第2ばね片と第1縦ばねと
は、断面形状が十字形をなし、前記第1ばね片と第2縦
ばねの両端は全体形状がU字型をなす前記回転駆動軸の
各腕部に形成された十字形をなす保持孔に挿入され、前
記第1縦ばねの両端が前記被駆動回転体のスリット及び
前記回転駆動軸の外側に同軸配置したリング体のスリッ
トに挿入され、前記水平ばね体の中心にはこの水平ばね
体及び前記各縦ばねを挾持する第1柱状案内体及びキャ
ップが設けられている構成である。
【0006】
【作用】本考案による自在継手においては、水平ばねに
設けられた一対の縦ばね及びこの水平ばねによって断面
形状が十字形をなすばねを有するヒンジ体を構成してい
ると共に、このヒンジ体の回転駆動軸及び被駆動回転体
に直接結合しているため、ヒンジ体の接続構造を小形化
できると共に、精度を向上できる。
【0007】
【実施例】以下、図面と共に本考案による自在継手の好
適な実施例について詳細に説明する。なお、従来例と同
一又は同等部分については、同一符号を用いて説明す
る。図1から図3までは本考案による自在継手を示すも
ので、図1は分解斜視図、図2は組立後の断面図、図3
は図2の要部の平面図である。図1において符号10で
示されるものは一対の腕部11を有する回転駆動軸であ
り、この各腕部11の十字形をなす保持孔12内には、
平面形状が十字形をなす水平ばね体13の一対の第1ば
ね片13a及びこの各第1ばね片13aに形成された一
対の両端閉状態の第1細長貫通孔13aAに挿入して設
けられた第2縦ばね5の端部5aとが挿入されている。
【0008】前記水平ばね体13の中心の中心孔13A
に設けられた柱状案内体1には、複数のガイドスリット
1a,1b,1cが形成されており、このガイドスリッ
ト1b,1cには前記第2縦ばね5が挿入されている。
【0009】前記水平ばね体13の第2ばね片13bの
両端閉状態の第2細長貫通孔13aBの下方からは、第
2縦ばね5よりも長く形成された第1縦ばね3が挿入さ
れ、この第1縦ばね3は前記柱状案内体1のガイドスリ
ット1aに挿入されていると共に、この第1縦ばね5の
上部には、キャップ14が装着されている。従って、水
平ばね体13及び各縦ばね3,5は前記柱状案内体1と
キャップ14により挾持されて保持されている。
【0010】前記水平ばね体13と各縦ばね3,5によ
り全体形状が十字形をなすと共に、各ばね片13a,1
3bと各縦ばね3,5とを組合わせたその断面形状も十
字形をなすヒンジ体2を構成している。
【0011】前記回転駆動軸10の外側には、一対のス
リット15aを有するリング体15が、非接触状態でか
つ同軸状に位置しており、このスリット15aには前記
第1縦ばね3の各端部3aが挿入されていると共に、こ
の各端部3aは、このリング体15の外周に設けられた
被駆動回転体16のスリット16aに挿入されている。
【0012】従って、この回転駆動軸10の回転は、ヒ
ンジ体2の第1縦ばね3及び水平ばね13の第2ばね片
13bを介して被駆動回転体16に伝達される。
【0013】さらに、前記水平ばね体13に設けられた
第1縦ばね3の長さ及び板厚又は板幅は、第2縦ばね5
の長さ及び板厚又は板幅よりも大に構成され、各縦ばね
3,5の長さが異なるにも拘わらず、同一ばね定数とな
るように構成されている。
【0014】従って、前述の状態で、回転駆動軸10を
スピンモータ(図示せず)に接続し、この回転駆動軸1
0を回転させると、ヒンジ体2を介して被駆動回転体1
6が回転し、この状態で、例えば、外部から角速度入力
があった場合には、被駆動回転体16のみが傾斜するた
め、この傾斜角度を電気的に検出することにより、ジャ
イロとしての作用を得ることができる。なお、ヒンジ体
2の各端部と回転駆動軸10及び被駆動回転体16との
直接結合構造は、ロー材、ハンダ、接着剤等により結合
しているものである。
【0015】
【発明の効果】本考案による自在継手は、以上のように
構成されているため、次のような効果を得ることができ
る。すなわち、ヒンジ体の端部が、平面形状が十字形を
なす水平ばね体と各縦ばねとから組合わされたばねが断
面形状で十字形をなすと共に、回転駆動軸と被駆動回転
体に直接機械的に結合しているため、結合部分の構造を
従来よりも大幅に簡略化し、全体構成の小形化を達成す
ることができる。また、各縦ばねを挿入する細長貫通孔
が両端閉状態であるため、各ばね片の上下方向から容易
に挿入することができる。また、従来のようにリング片
を用いることなくヒンジ体と回転駆動軸及び被駆動回転
体とを結合しているため、各結合部分の精度を大幅に向
上することができ、例えば、ジャイロ等の精度を大幅に
向上させることができる。また、ヒンジ体を支持する保
持孔が十字形であるため、断面十字形のばねを挿入する
ことが容易であり、かつ、このヒンジ体を保持する回転
駆動軸を一対の腕部を有する非リング体としたことによ
り組立てが大幅に容易となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による自在継手を示す分解斜視図であ
る。
【図2】組立後の断面図である。
【図3】図2の要部の平面図である。
【図4】従来の自在継手を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 柱状案内体 1a〜1c ガイドスリット 2 ヒンジ体 3 第1縦ばね 5 第2縦ばね 10 回転駆動軸 13 水平ばね体 13A 中心孔 13aA 細長貫通孔 13aB 細長貫通孔 16 被駆動回転体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動軸(10)と被駆動回転体(16)とを
    ヒンジ体(2)を介して機械的に結合するようにした自在
    継手において、前記ヒンジ体(2)は、平面形状で十字形
    をなす水平ばね体(13)と、前記水平ばね体(13)に形成さ
    れ互いに長さが異なる第1、第2ばね片(13a,13b)と、
    前記第1、第2ばね片(13a,13b)に形成され両端閉状態
    の第1、第2細長貫通孔(13aA,13aB)と、前記各細長貫
    通孔(13aA,13aB)に設けられた第1、第2縦ばね(3,5)と
    よりなり、前記ヒンジ体(2)の前記第1ばね片(13a)と第
    2縦ばね(5)及び前記第2ばね片(13b)と第1縦ばね(3)
    とは、断面形状が十字形をなし、前記第1ばね片(13a)
    と第2縦ばね(5)の両端は全体形状がU字型をなす前記
    回転駆動軸(10)の各腕部(11)に形成された十字形をなす
    保持孔(12)に挿入され、前記第1縦ばね(3)の両端(3a)
    が前記被駆動回転体(16)のスリット(16a)及び前記回転
    駆動軸(10)の外側に同軸配置したリング体(15)のスリッ
    ト(15a)に挿入され、前記水平ばね体(13)の中心にはこ
    の水平ばね体(13)及び前記各縦ばね(3,5)を挾持する第
    1柱状案内体(1)及びキャップ(14)が設けられている構
    成よりなることを特徴とする自在接手。
JP1991052086U 1991-07-05 1991-07-05 自在継手 Expired - Fee Related JP2546506Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62149279A (ja) * 1985-12-23 1987-07-03 Sharp Corp 情報処理装置
JPS62231117A (ja) * 1986-04-01 1987-10-09 Tamagawa Seiki Co Ltd フレツクスジヤイロスコ−プ

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