JPH0511019U - ダイナミカリーチユーンドジヤイロのフレクシヤ - Google Patents

ダイナミカリーチユーンドジヤイロのフレクシヤ

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JPH0511019U
JPH0511019U JP5905091U JP5905091U JPH0511019U JP H0511019 U JPH0511019 U JP H0511019U JP 5905091 U JP5905091 U JP 5905091U JP 5905091 U JP5905091 U JP 5905091U JP H0511019 U JPH0511019 U JP H0511019U
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JP
Japan
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flexure
pieces
tuned gyro
dynamically tuned
central
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Application number
JP5905091U
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Inventor
宗吉 林
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Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、ダイナミカリーチューンドジャイロ
のフレクシャに関し、特に、四個のビーム片を中央結合
部に対して一体又は別体で結合させ、小形で構造が簡単
かつ製造が容易な構成を得ることを特徴とする。 【構成】本考案によるダイナミカリーチューンドジャイ
ロのフレクシャは、回転駆動軸(13)と被駆動回転体(14)
とを四個のビーム片(3a〜5b)を介して機械的に結合する
ようにしたダイナミカリーチューンドジャイロのフレク
シャにおいて、前記各ビーム片(3a〜5b)を結合する中央
結合部(1)を有し、前記各ビーム片(3a〜5b)の断面形状
はほぼ長方形をなすと共に、それぞれX,Y軸方向にお
ける1対のビーム片(3a,3bと5a,5b)よりなる各ビーム対
(3,5)のねじればね定数は、前記中央結合部(1)の質量が
もたらす前記各ビーム対(3,5)まわりの慣性能率と互い
につり合いがとれているようにした構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ダイナミカリーチューンドジャイロのフレクシャに関し、特に、四 個のビーム片を中央結合部に対して一体又は別体で結合させ、小形で構造が簡単 かつ製造が容易な構成を得るための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種のダイナミカリーチューンドジャイロのフレクシ ャとしては種々あるが、その中で代表的なものについて述べると、図9で示され る米国特許第4499778号公報に開示された構成を挙げることができる。 すなわち、図9において輪状案内体1には十字形をなすフレクシャであるヒン ジ体2が設けられ、このヒンジ体2の第1縦ばね3の両端には、一対の第1リン グ片4が設けられている。 また、このヒンジ体2の第2縦ばね5の両端には、一対の第2リング片6が設 けられ、前記各第1リング片4には回転駆動軸(図示せず)が結合され、前記各 第2リング片6には被駆動回転体(図示せず)が結合されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のダイナミカリーチューンドジャイロのフレクシャは、以上のように構成 されていたため、次のような課題が存在していた。 すなわち、輪状案内体の所定位置に対して2個の独立した縦ばねを交差させて 、四個のビーム片を構成していたため、この縦ばねの加工が難しく、長手形状の 縦ばねのばね定数を所定の値とするために、多大な加工工程と工数を必要として いた。
【0004】 本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、小形で 構造が簡単かつ製造が容易な構成を得るようにしたダイナミカリーチューンドジ ャイロのフレクシャを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によるダイナミカリーチューンドジャイロは、回転駆動軸と被駆動回転 体とを四個のビーム片6を介して機械的に結合するようにしたダイナミカリーチ ューンドジャイロのフレクシャにおいて、前記各ビーム片を結合する中央結合部 を有し、前記各ビーム片の断面形状はほぼ長方形をなすと共に、それぞれX,Y 軸方向における1対のビーム片よりなる各ビーム対のねじればね定数は、前記中 央結合部の質量がもたらす前記各ビーム対まわりの慣性能率と互いにつり合がと れているようにした構成である。
【0006】 さらに詳細には、前記ビーム片の断面形状は、Z軸方向に長辺を有する構成で ある。
【0007】 さらに詳細には、前記各ビーム片と中央結合部は一体に形成されている構成で あるる
【0008】 さらに詳細には、前記各ビーム片及び中央結合部はワイヤカットにより一体に した構成である。
【0009】 さらに詳細には、前記中央結合部は、四角柱体よりなり、前記各ビーム片は、 前記中央結合部のはり部に別体として結合されている構成である。
【0010】
【作用】
本考案によるダイナミカリーチューンドジャイロのフレクシャにおいては、四 個のビーム片が一体又は別体で構成されているため、中央結合部と各ビーム片と の結合が極めて容易であり、X,Y軸方向における各一対のビーム片からなるビ ーム対のねじればね定数は、各ビーム片が接合された接合点である中央結合部の 質量がもたらす各ビーム対まわりの慣性能率と互いにつり合いがとれているため 、Z軸方向の荷重に体して充分な耐力を有し、ねじれ方向には充分柔らかいので 、X,Yの2軸における充分な自由度を有することができる。
【0011】
【実施例】
以下、図面と共に本考案によるダイナミカリーチューンドジャイロのフレクシ ャの好適な実施例について詳細に説明する。 なお、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を付して説明する。 図1から図8までは、本考案によるダイナミカリーチューンドジャイロのフレ クシャを示すもので、図1は平面図、図2は図1のA−A線による断面図、図3 は図1のB−B線による断面図、図4は図1の斜視図、図5は図1の他の実施例 を示す分解斜視図、図6はジャイロに装着した状態を示す要部の平面図、図7は ジャイロに装着した状態を示す断面図、図8はジャイロに装着した状態を示す図 7とは90度異なる角度からの要部の断面図である。
【0012】 図1において符号1で示されるものは全体形状がほぼ四角柱体をなし四個のビ ーム片3a,3b,5a,5bを一体に有する中央結合部であり、この中央結合 部1と各ビーム片3a,3b,5a,5bとによりフレクシャを構成している。
【0013】 前記各ビーム片3a〜5bは、第1軸方向であるX軸方向においては一対のビ ーム片3a,3bによって第1ビーム対3を構成し、第2軸方向であるY軸方向 においては一対のビーム片5a,5bによって第2ビーム対5を構成している。
【0014】 前記各ビーム片3a〜5bは、第3軸方向であるZ軸方向において所定の長さ (すなわち、厚さ)を有しており、その断面形状は、図2及び図3に示すように 、Z軸方向に長辺を有する長方形に構成されている。
【0015】 図5は、他の実施例を示すもので、中央結合部1が四角柱体をなすと共に、そ の四個所のはり部1a〜1dには、四個のビーム片3a〜5bが各々別に接着等 により固着して設けられている。
【0016】 図6から図8は、前述のフレクシャ2をダイナミカリーチューンドジャイロに 装着した状態を示している。 すなわち、ステータ10を有する基台11の軸受12には回転起動軸13が回 転自在に設けられ、この回転駆動軸13の上部13aにはビーム片3a,3bが 接続され、他のビーム片5a,5bには被駆動回転体14が接続されている。
【0017】 前記基台11の上面には、センサーコイル15とトルカーコイル16が設けら れていると共に、前記被駆動回転体14に設けられたマグネット17は前記セン サーコイル15に対応している。
【0018】 前記回転駆動軸13の下端に設けられたロータ18は、前記ステータ10に対 応し、このステータ10とロータ18によりスピンモータ19を構成している。
【0019】 従って、回転駆動軸13と被駆動回転体14は、フレクシャ2を介して柔軟な 状態で接続され、この被駆動回転体14の高速回転状態において、傾斜した状態 をセンサーコイル15で検出し、この傾斜をトルカーコイル16によって零リセ ットするときのトレカーコイル16に流れる電流値を介して角速度入力を検出し ている。
【0020】 このフレクシャ2は、図4に示すように、 Kx−(ax−2/Cx)ω5 2=0 Ky−(ay−2/Cy)ω5 2=0 但し、ax=ay=ay Z軸に関するフレクシャの慣性能率 Cx X軸に関するフレクシャの慣性能率 Cy Y軸に関するフレクシャの慣性能率 Kx X軸のねじればね定数 Ky Y軸のねじればね定数 の関係を有しており、各ビーム対3.5のねじればね定数は、ビーム片3a〜 5bの接合点である中央結合部1の質量がもたらす各ビーム対3.5まわりの慣 性能率と互いにつり合いがとれている。 なお、一体構成のフレクシャ2は、ワイヤカット、放電加工等の手段によって 加工されており、極めて簡単に得ることができる。
【0021】
【考案の効果】
本考案によるダイナミカリーチューンドジャイロのフレクシャは、以上のよう に構成されているため、次のような効果を得ることができる。 すなわち、四個のビーム片と中央結合部が一体又は簡単に結合されているため 、製作が容易で、大量生産を行うことができる。 また、各ビーム片は、薄い長方形板状であるため、Z方向の荷重に対して充分 な耐力を有し、また、ねじれ方向には充分に柔らかいので二軸(X,Y)の自由 度を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるダイナミカリーチューンドジャイ
ロのフレクシャを示す平面図である。
【図2】図1のA−A線による断面図である。
【図3】図1のB−B線による断面図である。
【図4】図1の斜視図である。
【図5】図1の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図6】ジャイロに装着した状態を示す断面図である。
【図7】ジャイロに装着した状態を示す断面図である。
【図8】図7は90度異なる角度からの要部の断面図で
ある。
【図9】従来の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 中央結合部 1a〜1d はり部 3a,3b ビーム片 5a,5b ビーム片 3,5 ビーム対 13 回転駆動軸 14 被駆動回転体

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動軸(13)と被駆動回転体(14)とを
    四個のビーム片(3a〜5b)を介して機械的に結合するよう
    にしたダイナミカリーチューンドジャイロのフレクシャ
    において、前記各ビーム片(3a〜5b)を結合する中央結合
    部(1)を有し、前記各ビーム片(3a〜5b)の断面形状はほ
    ぼ長方形をなすと共に、それぞれX,Y軸方向における
    1対のビーム片(3a,3bと5a,5b)よりなる各ビーム対(3,
    5)のねじればね定数は、前記中央結合部(1)の質量がも
    たらす前記各ビーム対(3,5)まわりの慣性能率と互いに
    つり合いがとれているように構成したことを特徴とする
    ダイナミカリーチューンドジャイロのフレクシャ。
  2. 【請求項2】 前記ビーム片(3a〜5b)の断面形状は、Z
    軸方向に長辺を有することを特徴とする請求項1記載の
    ダイナミカリーチューンドジャイロのフレクシャ。
  3. 【請求項3】 前記各ビーム片(3a〜5b)と中央結合部
    (1)は一体に形成されていることを特徴とする請求項1
    又は2記載のダイナミカリーチューンドジャイロのフレ
    クシャ。
  4. 【請求項4】 前記各ビーム片(3a〜5b)及び中央結合部
    (1)はワイヤカットにより一体に構成されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載のダイナミカリーチュー
    ンドジャイロのフレクシャ。
  5. 【請求項5】 前記中央結合部(1)は四角柱体よりな
    り、前記各ビーム片(3a〜5b)は、前記中央結合部(1)の
    はり部(1a〜1d)に別体として結合されている構成よりな
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のダイナミカリ
    ーチューンドジャイロのフレクシャ。
JP5905091U 1991-07-26 1991-07-26 ダイナミカリーチユーンドジヤイロのフレクシヤ Pending JPH0511019U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5052515U (ja) * 1974-06-05 1975-05-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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