JP2546343B2 - 真空成形方法 - Google Patents

真空成形方法

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JP2546343B2 JP63164374A JP16437488A JP2546343B2 JP 2546343 B2 JP2546343 B2 JP 2546343B2 JP 63164374 A JP63164374 A JP 63164374A JP 16437488 A JP16437488 A JP 16437488A JP 2546343 B2 JP2546343 B2 JP 2546343B2
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車のインストルメントパネルの表皮
等、形状の複雑な製品を形成するための真空成形方法に
関する。
(従来の技術) 真空成形方法は、熱可塑性合成樹脂からなる被成形シ
ートを加熱軟化させ、この被成形シートを真空成形型の
型面上に位置させ、該型に形成されている複数の真空孔
から被成形シートと該型との間の空気を吸引して被成形
シートを金型表面に密着させることにより成形を行う方
法である。
ところで、真空成形方法において、真空成形型の形状
によって、被成形シートの一部分が著しくまたは不均一
に伸ばされることがあり、シボ流れ不良等の問題を生じ
ていた。そのため、被成形シートを成形型に接するよう
にして成形する方法が提案されているが、深絞り形状の
製品を成形する場合には、第5図に示すように、真空成
形型4の最突起部分9で被成形シート2を徐々に押しな
がら成形型4を被成形シート2に接するようにしている
ため、該突起部分の被成形シートが著しく伸ばされるこ
とになり、シボ流れ不良が生じるとか、所望の厚さが得
られない等の点で問題となっていた。
上記の問題を解決するための手段として、特開昭57−
146618号には、プラグを用いることにより部分的に肉厚
を厚くする方法が記載されている。該方法は、第6図に
示すように、シリンダ10により被成形シート2に接近・
離間するプラグ11を用いて、厚い肉厚が必要とされる箇
所の被成形シート2を真空成形型4に押さえ付けた状態
で、真空成形型4を被成形シート2に押し当てていく方
法であり、プラグ11で押さえられた箇所は伸びが制約さ
れるため、原反に近い肉厚で成形される。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記特開昭57−146648号の方法におい
ては、加熱された被成形シートに常温のプラグを押しつ
けるため、該部分が急激に冷却されてプラグの跡が意匠
面に残ったり、また該部分の局部的な表皮伸び不足によ
り外観が損なわれたりすることがある。プラグで押さえ
るのは、成形品の表面に相当する部分であるため、上記
のプラグ跡や表皮伸び不足による外観不良は、意匠性の
点で深刻な問題となっていた。
また、上記方法においては、プラグ、シリンダ等の手
段を真空成形型の周囲に設けなければならず、設置スペ
ースの点でも、また従来の設備設計を変更しなければな
らないという点でも問題となっていた。
従って、本発明は、外観上の問題を生じることなく、
また、従来の設置設計を大幅に変更することなく、被成
形シートの過度もしくは不均一な伸びを防止し、高品質
の成形品を生産しうる真空成形方法を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明の真空成形方法
は、張設された熱軟化した被成形シートと、真空成形型
の型面を、真空成形型の傾きを変化させながら接触さ
せ、真空引きすることにより、被成形シートを真空成形
型の型面に密着させることを特徴とする。
真空成形型の傾きは、例えば真空成形型の下方に設け
られた型回転用シリンダを用いて、型の下方の一点を回
転中心として型を回転させることにより、変えることが
できる。また、上記型回転用シリンダの下方に型昇降用
シリンダを設けることにより、真空成形型を昇降させ、
被成形シートに接近・離間させることができる。
真空成形型が被成形シートに接触する際の真空成形型
の傾きは、接触する型面と被成形シートとの間の角度が
できるだけ小さくなるようにするのが好ましい。例え
ば、深絞り形状の真空成形型を使用する場合には、ま
ず、型回転用シリンダにより型面の一つと被成形シート
との接触角度が最小限となるように、即ち、型面とシー
トが平行に近い状態となるように真空成形型を傾けた状
態で、型昇降用シリンダを作動させて該面と被成形シー
トを接触させ、さらに、型回転用シリンダにより真空成
形型の他の面と被成形シートとの角度を最小限とするよ
うに真空成形型の傾きを変え、その後、型昇降用シリン
ダにより真空成形型をさらに上昇させて真空成形型の金
型面が被成形シートで覆われる状態とした後、真空引き
する。
なお、被成形シートは通常軟化してたるんでおり、真
空成形型の型面と被成形シートとの正確な角度は求めら
れないため、真空成形型と接触する部分の被成形シート
が平面であると見做すことにより該角度を考慮する。
(作用) 本発明の真空成形方法においては、真空成形型の傾き
を変化させ、被成形シートと真空成形型の型面との角度
を最小限としながら被成形シートと真空成形型の型面を
接触させる。従って、被成形シートの一部が極度に引っ
張られることがなく、被成形シートは低い伸び率で、ほ
ぼ均一に伸びながら、真空成形型を覆うことができる。
これにより、所望の厚さで、しかもシボ流れ等の成形不
良のない成形品を得ることができる。
(実施例) 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
第1図は、本発明に係わる真空成形方法に使用する真
空成形装置1を示す縦断面図である。2は被成形シート
であり、3は該被成形シート2の周端部を挟持するクラ
ンプ装置であり、4は真空成形型である。真空成形型4
の下方の台5上には、型回転用シリンダ6が設けられて
おり、該型回転用シリンダ6により、真空成形型4がヒ
ンジ7を中心に回転する構成となっている。台5の下方
には真空成形型4を昇降させるための型昇降用シリンダ
(図示省略)、及び真空用配管8を通して真空成形型4
内の空気を吸引するための真空タンク、真空ポンプ等を
備えた真空系(図示省略)が設けられている。
以下、上記真空成形装置1による真空成形方法を第2
図ないし第4図により説明する。まず、第2図に示すよ
うに、断面がほぼ三角形状の成形面a,bを有する真空成
形型4の一方の面であるa面と被成形シート2との角度
が最小限となるように真空成形型4を傾け、被成形シー
ト2に接近させる。その後、真空成形型4を、第3図に
示す位置、即ち型面bと被成形シート2との角度が最小
限となる位置まで回転させる。この回転に伴って、被成
形シート2がほぼ均一な伸びで型面aに沿い、型面bの
一部が被成形シート2に接触する。その後、型昇降用シ
リンダにより真空成形型4を第4図の位置まで上昇させ
た後、真空系により真空成形型4内の空気を吸引し、被
成形シート2を真空成形型4に密着させて、成形を完了
する。
これにより得られた製品には、シボ流れ不良は生じ
ず、また最突起部にも充分な肉厚が得られる。
(発明の効果) 本発明の真空成形方法は、真空成形型を、型面と被成
形シートとの角度が最小となるように傾けた状態で被成
形シートに接触させることができるため、被成形シート
の伸びをほぼ均一とすることができ、しかも局部的な伸
びを最小限に抑えることができる。従って、シボ流れ不
良等を生じることなく、また、表面にプラグ跡等の外観
不良を生じることもなく、適当な肉厚を有す高品質の成
形品を得ることができる。また、真空成形型を傾けるた
めの手段は真空成形型の下方に設置できるため、従来の
設備設計を大幅に変更する必要がなく、真空成形型に対
する汎用性も高い。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例において使用される真空成形
装置を示す断面図、第2図ないし第4図は該実施例の真
空成形方法の各工程を示す図、第5図及び第6図はそれ
ぞれ従来の真空成形方法を示す断面図である。 1……真空成形装置、2……被成形シート 4……真空成形型、6……型回転用シリンダ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】張設された熱軟化した被成形シートと、真
    空成形型の型面を、真空成形型の傾きを変化させながら
    接触させ、真空引きすることにより、被成形シートを真
    空成形型の型面に密着させることを特徴とする真空成形
    方法。
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