JP2545489Y2 - 光ファイバー入り中空鉄線の接続部 - Google Patents

光ファイバー入り中空鉄線の接続部

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JP2545489Y2
JP2545489Y2 JP1991054793U JP5479391U JP2545489Y2 JP 2545489 Y2 JP2545489 Y2 JP 2545489Y2 JP 1991054793 U JP1991054793 U JP 1991054793U JP 5479391 U JP5479391 U JP 5479391U JP 2545489 Y2 JP2545489 Y2 JP 2545489Y2
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hollow iron
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memory alloy
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治 藤井
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、海底電力ケーブルまた
は海底送水管の如き鉄線がい装を有する鉄線がい装ケー
ブルの光ファイバー入り中空鉄線の接続部に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術とその課題】海底電力ケーブルまたは海底
送水管のような鉄線がい装を有するケーブルとして鉄線
がい装ケーブルがある。近年この鉄線がい装ケーブルの
鉄線の一部に中空鉄線を用いその中に光ファイバーを入
れた光ファイバー複合電力ケーブル等が開発されてい
る。上記の光ファイバー入り中空鉄線は、中空の鉄線
(鉄パイプ)の内部に単数または複数本の光ファイバー
を挿入したものであるが、この接続については光ファイ
バー入りの状態で中空鉄線を接続するため接続が非常に
難しく種々の方法が検討されている。従来の方法として
は、図2に示すように中空スリーブ(7) を中空鉄線(5)
に溶接部(8) で溶接する方法が実施されている。この場
合、内部の光ファイバーが溶融しないように、レーザー
溶接、プラズマ溶接など特殊な方法によるため設備費が
かかり、またこれらの溶接をするには鉄線がい装を施す
工程で行うので、接続部を、溶接する位置まで引き出
し、溶接後、再びがい装ラインに戻すことを行うため作
業が繁雑で長時間を要するなどの問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の問題に
ついて検討の結果なされたもので接続作業が容易で光フ
ァイバーを損傷することなく精度良く、かつ確実に接続
することができる光ファイバー入り中空鉄線の接続部を
開発したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、光ファイバー
入り中空鉄線の両端部の外周面に、該両端部に跨がるよ
うに中空鉄線よりも軟質の金属材料からなる筒状のライ
ナーを介して形状記憶合金継手を設け、該形状記憶合金
継手の加圧力で中空鉄線を接続してなる光ファイバ入り
中空鉄線の接続部である。
【0005】
【作用】すなわち本考案は、例えばNi−Ti系或いは
Cu−Zn−Al系などの形状記憶合金の特性とする低
温側のマルテンサイト構造と高温側のオーステナイト構
造の熱による構造変化に伴い加熱により元の形状に回復
し、収縮する性質を利用しその時に発生する加圧力で中
空鉄線の両端部を接続するものである。本考案において
は上記の形状記憶合金の熱収縮量を増大させるために形
状記憶合金の内側にアルミニウム或いは銅のような、中
空鉄線よりも軟質の金属材料からなる筒状のライナーを
介して接続することにより強固に接続できる。また前記
ライナーの内周に熱硬化性樹脂をコーティングしておく
ことにより加熱の際、ライナー内面と中空鉄線との間隙
をシールし、気密性が一層向上する。さらに形状記憶合
金継手或いはライナーの一部に示温塗料を塗布しておく
と、加熱の際の温度が判り、適切な温度で接続できる。
なお上記の形状記憶合金継手としては、Ni−Ti系、
Cu−Zn−Al系の他Fe−Mn−Co系、Cu−Z
n系、Cu−Al系その他通常の形状記憶合金のものが
使用でき、接続部の状態、加熱温度などにより適宜選択
して用いる。また中空鉄線の他にステンレス鋼、チタ
ン、銅、アルミニウムの中空材料(管)も使用できる。
【0006】
【実施例】以下本考案の一実施例について説明する。図
1に示すように光ファイバー(1) が入った中空鉄線(5)
の一方に予めずらせて銅製の筒状のライナー(4) とCu
−Zn−Al系の形状記憶合金継手(3) をセットしてお
く。上記のライナーの内周にはエポキシ樹脂のコーティ
ング材が塗布されており(図示せず)、外周の一部に示
温塗料(6) が塗布されている。中空鉄線を所定の位置に
突合わせて、先ず光ファイバーをその接続部(2) で接続
し、次にずらして置いたライナー(4) を中空鉄線(5) の
両端部に跨がるような中央の位置まで移動させて、中空
鉄線(5) の両端部の外周面に被せ、次に同様にずらして
置いた形状記憶合金継手(3) も中空鉄線(5) の両端部に
跨がるように移動させて、ライナー(4) の外周面に被せ
て設け、この形状記憶合金継手をガスバーナーにより加
熱して継手を収縮させ中空鉄線の両端を加圧し接続し
た。上記の接続部は、溶接によるものと同程度の接続強
度を示し、かつ気密性も優れた接続部が得られた。
【0007】
【考案の効果】以上に説明したように本考案によれば、
光ファイバー入り中空鉄線の両端部の外周面に、該両端
部に跨がるように中空鉄線よりも軟質の金属材料からな
る筒状のライナーを介して形状記憶合金継手を設け、該
形状記憶合金継手の加圧力で中空鉄線を接続したので、
光ファイバーを損傷することなく、光ファイバー入り中
空鉄線の接続を簡単容易で確実に行うことができる
た、本考案によれば、中空鉄線の両端部も鉄材でできて
いるため、剛性が大きく、外圧に対して変形しにくいか
ら、形状記憶合金継手に対する裏当て補強部材としての
十分な機能を備え、従って、中空鉄線と形状記憶合金継
手との接続状態は、溶接によるものと殆ど変わらない程
度の接続強度を示し、堅牢であるほか、長期間同程度の
接続強度を保持するので、接続部の信頼性が向上する。
更に、形状記憶合金継手の収縮力を受け止める裏当て部
材を新たに準備する必要がないので、接続部構造が簡単
で施工に手間がかからず経済的であるしかも中空鉄線
と形状記憶合金継手との間には、中空鉄線よりも軟質の
金属材料からなる筒状のライナーが介在されているの
で、形状記憶合金継手を収縮させる際、該ライナーが両
部材に良く馴染んで気密性に優れた接続部を得ることが
できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る光ファイバー入り中空
鉄線の接続部の断面図。
【図2】従来の光ファイバー入り中空鉄線の接続部の断
面図。
【符号の説明】
1 光ファイバー 2 光ファイバー接続部 3 形状記憶合金継手 4 ライナー 5 中空鉄線 6 示温塗料

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバー入り中空鉄線の両端部の外
    周面に、該両端部に跨がるように中空鉄線よりも軟質の
    金属材料からなる筒状のライナーを介して形状記憶合金
    継手を設け、該形状記憶合金継手の加圧力で中空鉄線を
    接続してなる光ファイバ入り中空鉄線の接続部。
  2. 【請求項2】 前記ライナーの内周に熱硬化性樹脂を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の光ファイバー入り
    中空鉄線の接続部。
  3. 【請求項3】 前記形状記憶合金継手またはライナーに
    示温塗料を設けたことを特徴とする請求項1記載の光フ
    ァイバー入り中空鉄線の接続部。
JP1991054793U 1991-06-18 1991-06-18 光ファイバー入り中空鉄線の接続部 Expired - Lifetime JP2545489Y2 (ja)

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JPH052105U JPH052105U (ja) 1993-01-14
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JPH0778566B2 (ja) * 1987-10-05 1995-08-23 日鐵溶接工業株式会社 光ファイバ入り金属管の接続部

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