JP2545308B2 - 破砕装置 - Google Patents

破砕装置

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JP2545308B2
JP2545308B2 JP3149187A JP14918791A JP2545308B2 JP 2545308 B2 JP2545308 B2 JP 2545308B2 JP 3149187 A JP3149187 A JP 3149187A JP 14918791 A JP14918791 A JP 14918791A JP 2545308 B2 JP2545308 B2 JP 2545308B2
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arm
crushing
arms
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roller
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五男 多川
左門 菅野
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SANGO JUKI KK
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SANGO JUKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、破砕装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】油圧シリンダでアームを開閉駆動して構
築物を破砕するようにした破砕装置は既に公知である。
【0003】この種の破砕装置は、特開昭59−912
71号に示される破砕装置のように、一対のアームの各
々に装着した単一の押し割りローラと固定刃とで構築物
を挟圧して破砕するものと、特開昭59−187976
号に示される破砕装置のように、各々に多数の先鋭歯を
設けた一対のアームで構築物を破砕して小片化するもの
とに大別される。
【0004】単一の押し割りローラを備えた破砕装置は
構築物の特定部分に強力な荷重を作用させることが容易
なため大まかな取壊し作業に適しているが、構築物を取
壊したままの状態では破片が大き過ぎて搬出作業に支障
を来たす場合がある。一方、多数の先鋭歯を設けた破砕
装置によればある程度の大きさの構築物を破砕して小片
化することは容易であるが、構築物を挟持するアームの
挟圧力が多数の先鋭歯に分散される結果、コンクリート
壁や柱等の塊状体をそのまま取壊すには不便な場合があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、実際の破砕作
業に際しては、何等かの方法で構築物を取壊した後、更
に、多数の先鋭歯を設けた破砕装置で構築物の破片を破
砕して小片化するといったことがしばしば行われるが、
地上に落ちた構築物の破片を確実に挟持して破砕するた
めには、構築物の破片を一方のアームの挟持面に掬い上
げて保持する必要がある。
【0006】しかし、特開昭59−187976号に示
されるような従来の破砕装置では、構築物の破片を掬い
上げる側のアームの挟持面にも先鋭歯が配備され、しか
も、この先鋭歯の各々がアームの挟持面から突出してい
るので掬い上げの段階で破片がこぼれ落ち易く、また、
幾つかの破片を同時に保持することも困難であり、破砕
作業の効率に難点があった。
【0007】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、こぼれ落ちを生じることなく構築物の破片
を容易に掬い上げることができ、しかも、幾つかの破片
を同時に保持して効率よく構築物の破片を小片化するこ
とのできる破砕装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の破砕装置は、前
記目的を達成するため、中間部をアーム支持体に枢着支
持された一対のアームと該アームを開閉駆動する油圧シ
リンダとを備えた破砕装置において、前記アームの枢着
支持軸と平行な軸で回動自在に軸支した圧壊ローラを一
方のアームの挟持面に突出して設けると共に、他方のア
ームの挟持面には、該挟持面から突出する周壁と、アー
ム閉鎖時に前記圧壊ローラの突出部と係合する透孔部と
を形成したことを特徴とする構成を有する。
【0009】
【作用】構築物の破片を掬い上げる側のアームの挟持面
に周壁を形成したので、こぼれ落ちを生じることなく構
築物の破片を容易に掬い上げることができ、しかも、幾
つかの破片を同時に保持して破砕作業を行うことが可能
となる。
【0010】また、圧壊ローラと挟持面との間で圧壊さ
れた構築物の破片が挟持面の透孔部を介して排出される
ので、破片を次々と掬い上げて円滑に破砕作業を行うこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0012】図1は一実施例の破砕装置1を示す正面
図、図2は該破砕装置1のアーム2a,2bを取外して
示す正面図、図3および図4はアーム2a,2bの各々
を図2の矢視AおよびB方向から示す側面図であり、図
1における二点鎖線はアーム2a,2bの閉鎖位置を示
している。
【0013】実施例の破砕装置1は、図1に示されるよ
うに、一対のアーム2a,2bとアーム支持体3および
油圧シリンダ4と作業機用ブラケット5並びに駆動力伝
達手段としてのリンク機構6によって構成され、アーム
支持体3に各々のピン8を介して中間部を枢着支持され
た一対のアーム2a,2bの各々は略「く」の字型の鉤
爪状に形成され、その最先端部には、図3および図4に
示されるように破砕刃7a,7bが各アーム2a,2b
の厚み方向に重合して複数併設されている。
【0014】このうち、一方のアーム2bの挟持面には
該アーム2bの枢着支持軸となるピン8と平行な支軸9
で回動自在に軸支された圧壊ローラ10が、その挟持面
πbから突出して複数併設される。
【0015】即ち、アーム2bの挟持面πbには図2お
よび図4に示されるような2個1組のローラ取付片13
が相互に間隔をおいてアーム2bと一体に複数組突設さ
れ、各組のローラ取付片13間に嵌挿された圧壊ローラ
10がピン8と平行な半円柱状のローラ取付片13の曲
率中心を貫通する支軸9によって回動自在に軸支されて
いる。また、アーム2bの挟持面πbには支軸9の挿通
に必要とされるクリアランスを提供する半円弧状の溝部
14が各組外側のローラ取付片13の端面からアーム2
bの側面にまで貫通して刻設され、更に、各組のローラ
取付片13間の挟持面πbには、圧壊ローラ10を受入
れるための半円弧状のハウジングスペース15が開口し
て欠切されてる。ローラ取付片13の曲率中心を貫通す
る孔と支軸9との嵌合い関係は圧入、また、圧壊ローラ
10と支軸9との嵌合い関係は遊嵌である。なお、図中
の符号16は計量化のための肉抜き部である。
【0016】一方、構築物の破片を掬い上げる側のアー
ム2aの挟持面πaには、図2および図3に示されるよ
うに、挟持面πaから突出する周壁11とアーム2b側
の圧壊ローラ10の突出部と係合する透孔部12とが形
成される。
【0017】即ち、この挟持面πaはアーム2bに対す
るアーム2aの対向面のうちアーム2bの圧壊ローラ1
0やローラ取付片13と直接対接する略矩形状の領域を
所定の深さでトレイ状に欠切して形成したものであり、
周壁11は実質上その取残し部分によって形成されてい
る。更に、周壁11で囲まれたアーム2aの挟持面πa
にはアーム2bの圧壊ローラ10と係合する透孔部12
がその挟持面πaからアーム2bの反対側に向け拡径し
て穿設されている。
【0018】図1に示されるように、アーム支持体3は
その一部である環状フランジ部17を介して作業機用ブ
ラケット5に回動自在に接続され、アーム支持体3に枢
着支持されたアーム2a,2bの各々は、油圧シリンダ
4のピストンロッド21に接続されたリンク片18およ
びリンク片18の両側に枢着された接続杆19等からな
るリンク機構6を介し、ピストンロッド21の縮伸動作
に対応して開閉駆動されるようになっている。符号1
9,20は破砕装置1を作業機側のブーム先端に取付け
るための装着孔であり、破砕装置1は一方の装着孔19
を介して作業機側のブーム先端に揺動自在に軸支される
と共に、他方の装着孔20に枢着した作業機側のアクチ
ュエータを伸縮させることにより、一方の装着孔19を
揺動中心として任意の揺動位置にその姿勢を変化させ
る。
【0019】まず、本実施例の破砕装置1を用いて構築
物の大まかな取壊し作業を行う場合には、アーム2a,
2bがコンクリート壁や柱等の構築物を略直角に挟持す
るように作業機用ブラケット5に対するアーム支持体3
の回転位置を決めた後、アーム2a,2b先端の破砕刃
7a,7bで構築物を挟持して破砕作業を行うようにす
る。アーム2a,2bは鉤爪状に屈曲して形成されてい
るので、アーム2a,2bを大きく開いて構築物を挟持
した場合であっても破砕刃7a,7bの先端部のみが構
築物を捕捉する。従って、この挟持部分に強力な挟圧力
を集中させることができ、破砕刃7a,7bによる剪断
および圧壊力により確実に構築物を破砕することができ
る。アーム2a,2bを限界まで閉じてゆくと各アーム
の破砕刃7a,7bが完全に重合して相互に突入するか
ら、鉄筋のように靭性のある素材でも簡単に剪断するこ
とができる。
【0020】また、アーム支持体3の回転位置が不適で
アーム2a,2bが構築物の表面を垂直に挟持できない
ような場合は、アーム2a,2bが閉じるにつれて破砕
刃7a,7bが構築物の表面を滑り、挟持方向における
構築物の厚みが減少する向き、即ち、アーム2a,2b
が構築物の表面を垂直に挟持する向きにアーム支持体3
自体が自動的に回転するので、破砕刃7a,7bが構築
物の表面を斜めに挟持したまま過大な捩り力が作用する
ことはなく、アーム2a,2bの枢着部のガタつきや破
砕刃7a,7bの破損が防止される。
【0021】一方、一旦取壊した構築物の破片を更に小
片化して破砕するような場合には、作業機のブームに対
する破砕装置1の揺動角度と作業機用ブラケット5に対
するアーム支持体3の回転位置とを調整し、アーム2a
外側の屈曲が地面と接するように姿勢を設定した後、破
砕刃7aの先端で地表を削ぎ取るようにして破砕装置1
を移動させることにより、アーム2aの挟持面πaに構
築物の破片を乗せる。
【0022】アーム2aの挟持面πaの外周には周壁1
1が形成されているので、一旦挟持面πaに乗った構築
物の破片が不用意にこぼれ落ちることはなく、また、比
較的小さな破片であれば同時に幾つかの破片を乗せるこ
ともできる。
【0023】そして、アーム2aの挟持面πaに構築物
の破片を乗せた状態でアーム2a,2bを閉じると、ア
ーム2aの挟持面πaとアーム2bの圧壊ローラ10と
の間で構築物の破片が押し潰され、小片化した破片が挟
持面πaからアーム2aの透孔部12を介して外に押し
出される。圧壊ローラ10は挟持面πaの透孔部12に
構築物の破片を押し込むようにして挟圧するので、挟持
面πaで保持された破片には透孔部12の外周部近傍で
強力な剪断および屈曲力が作用し、破片を容易に圧壊す
ることができる。また、透孔部12は挟持面πaからア
ーム2bの反対側に向けて徐々に拡径しているので小割
りされた破片の排出も容易である。
【0024】アーム2a,2bを地面と直角にして構築
物の破片を上から挟持したり、アーム2a,2bを地面
と平行にして側方から挟持したりする場合も、破片が挟
持面πaの側方または前方に弾き出されることはなく、
円滑な小割り作業を行うことが可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明の破砕装置は、構築物の破片を掬
い上げる側のアームの挟持面に周壁を形成したので、構
築物の破片をこぼすことなく容易に掬い上げることがで
き、しかも、この挟持面から外部に貫通する透孔部を設
けているので、圧壊ローラと挟持面との間で圧壊された
構築物の破片を容易に排出することができ、構築物の破
片を次々と掬い上げて円滑に破砕作業を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の破砕装置を示す正面図
【図2】同実施例の破砕装置のアームを取外して示す正
面図
【図3】図2の矢視A方向からアームを示す側面図
【図4】図2の矢視B方向からアームを示す側面図
【符号の説明】
1 破砕装置 2a アーム 2b アーム 3 アーム支持体 4 油圧シリンダ 5 作業機用ブラケット 6 リンク機構 7a 破砕刃 7b 破砕刃 8 ピン 9 支軸 10 圧壊ローラ 11 周壁 12 透孔部 13 ローラ取付片 14 溝部 15 ハウジングスペース 16 肉抜き部 17 環状フランジ部 18 リンク片 19 装着孔 20 装着孔 21 ピストンロッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間部をアーム支持体に枢着支持された
    一対のアームと該アームを開閉駆動する油圧シリンダと
    を備えた破砕装置において、前記アームの枢着支持軸と
    平行な軸で回動自在に軸支した圧壊ローラを一方のアー
    ムの挟持面に突出して設けると共に、他方のアームの挟
    持面には、該挟持面から突出する周壁と、アーム閉鎖時
    に前記圧壊ローラの突出部と係合する透孔部とを形成し
    たことを特徴とする破砕装置。
JP3149187A 1991-05-27 1991-05-27 破砕装置 Expired - Lifetime JP2545308B2 (ja)

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JPH04347270A JPH04347270A (ja) 1992-12-02
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WO1995017569A1 (fr) * 1993-12-21 1995-06-29 Sangojuuki Co., Ltd. Broyeuse
JPH08209946A (ja) * 1995-02-01 1996-08-13 Sango Juki Kk 破砕装置

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