JP2002335733A - 伐採物移動機構を備えた草刈り機 - Google Patents

伐採物移動機構を備えた草刈り機

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JP2002335733A JP2001149754A JP2001149754A JP2002335733A JP 2002335733 A JP2002335733 A JP 2002335733A JP 2001149754 A JP2001149754 A JP 2001149754A JP 2001149754 A JP2001149754 A JP 2001149754A JP 2002335733 A JP2002335733 A JP 2002335733A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 草を刈り取る切断部と、伐採物移動機構を一
体的に設けて着脱を簡単に行うことができる伐採物移動
機構を備えた草刈り機を提供する。 【解決手段】 パワーショベルカーのアーム12の先部
及びアーム12に設けられたバケットリンク34の先部
にその基側天井部66の2カ所がそれぞれ回動可能でか
つ着脱可能に連結され、バケットシリンダ14の伸縮に
より傾動可能な本体フレーム16と、本体フレーム16
の底部に回転可能に設けられ、本体フレーム16に設け
られたモータ38によって駆動されて、被伐採物を刈り
取る回転刃18と、本体フレーム16の側部に固定され
た固定側部材19、及びその基部が本体フレーム16に
回動可能に取付けられると共に、本体フレーム16に取
付けられたシリンダ22によって駆動される可動側部材
21を備えた伐採物挟持手段67とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーショベルカ
ーの先部に取付けられ、刃物により切断した伐採物を挟
んで移動させる伐採物移動機構を備えた草刈り機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】河川敷や工場建設予定地のような広大な
土地に雑草等の植物が大量に生えており、これらの植物
を手作業で除去するには時間がかかるため、機械を用い
てまとめて除去している。一方、パワーショベルカーの
アームは昇降及び旋回可能に設けられ、さらにアームの
先部には、土砂を掘削及び積込み可能な容器状のバケッ
ト、及び前記アームとバケットを連結して伸縮し、バケ
ットを傾斜可能なバケットシリンダが設けられている。
バケットは、作業の用途において変更可能で、例えば、
回転切断刃を備えた草刈り機、及び草刈り機によって刈
り取った草を挟んで移動させる伐採物移動機構をアーム
に取付けることもできた。
【0003】図4に示すように、登録実用新案公報第3
049153号に開示された伐採物を移動出来る油圧モ
ーター駆動式草刈り機(以下、草刈り機70という)
は、パワーショベルカーのアーム72の先部及びバケッ
トシリンダ73に取付けられたハウジング74に、油圧
モータ75と、油圧モータ75に軸76を介して接続さ
れ外周に刃物77を備えた円板78を取付け、また、ハ
ウジング74の後部に曲線状の帯板鉄板79を設けてい
た。また、アーム72の先端付近に、ブラケット80と
油圧シリンダ81の一端をそれぞれ取付け、ブラケット
80に曲線状の帯板鉄板82を回動可能に取付け、帯板
鉄板82に油圧シリンダ81の他端を取付けていた。か
かる構成によって、円板78の刃物77で刈り取った伐
採物を、帯板鉄板79、82の間に挟んで、別に配置し
たトラック等に積載することができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の草刈り機70は、ブラケット80及び油圧シリンダ
81をアーム72に取付ける構造であったため、通常使
用するバケットから草刈り機70に取り替える場合に
は、アーム72の先部及びバケットシリンダ73への取
付けの他、アーム72にブラケット80を予め溶接して
おき、また、油圧シリンダ81の他端と帯板鉄板82を
ボルト等を用いて固定する必要があり、交換作業に多大
な時間がかかっていた。また、ブラケット80等の追加
工を行う必要があったため、無駄な経費がかかってい
た。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、草を
刈り取る切断部と、伐採物移動機構を一体的に設けて着
脱を簡単に行うことができる伐採物移動機構を備えた草
刈り機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る伐採物移動機構を備えた草刈り機は、パワーショベ
ルカーのアームの先部及び該アームに設けられたバケッ
トリンクの先部にその基側天井部の2カ所がそれぞれ回
動可能でかつ着脱可能に連結され、バケットシリンダの
伸縮により傾動可能な本体フレームと、前記本体フレー
ムの底部に回転可能に設けられ、前記本体フレームに設
けられたモータによって駆動されて、被伐採物を刈り取
る回転刃と、前記本体フレームの側部に固定された固定
側部材、及びその基部が前記本体フレームに回動可能に
取付けられると共に、前記本体フレームに取付けられた
シリンダによって駆動される可動側部材を備えた伐採物
挟持手段とを有する。ここで、バケットシリンダとは、
パワーショベルカーのアームの先部に予め設けられ、取
付けられるバケット等のアタッチメントを傾動させるシ
リンダのことをいう。モータ及びシリンダは、例えば、
油圧又は電動のものを用いることができる。草刈り機
は、本体フレームに、回転刃と伐採物挟持手段を一体的
に取付けており、本体フレームは、パワーショベルカー
のアーム及びバケットリンクに2カ所で着脱可能なの
で、多数箇所の着脱にかかる多大な労力及び時間を短縮
して費用を削減し、また、作業を容易に行うことができ
る。また、草刈り機の未使用時には各部材が分離せず、
一体的に収納することができるので、部品の紛失を防止
することができる。そして、固定側部材を固定配置し、
可動側部材のみを移動させるので、装置の構造を簡単に
することができ、全体の重量を抑えることができる。
【0006】また、伐採物挟持手段を、前記本体フレー
ムのアーム側に設けることが好ましい。かかる構成によ
って、固定側部材によって、刈り取った草を運転席から
目視しながら掻き集めることができる。この動作は、通
常のバケットに形成された爪部で土砂を掻き取るときの
動作と同じなので、運転者による草刈り機の操作性をよ
くすることができる。そして、前記モータ及び前記シリ
ンダを、前記パワーショベルカーの油圧源に接続して油
圧駆動し、前記パワーショベルカーの運転席から操作す
ることも可能である。モータ及びシリンダの駆動源とし
てパワーショベルカーの油圧源を用いるので、草刈り機
の重量を軽減することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本
発明の理解に供する。図1〜図3に示すように、本発明
の一実施の形態に係る伐採物移動機構を備えた草刈り機
10は、図示しないパワーショベルカーのアーム12の
先部及びアーム12に設けられたバケットリンク34の
先部にその基側天井部66の2カ所がそれぞれ回動可能
でかつ着脱可能に連結され、バケットシリンダ14の伸
縮により傾動可能な本体フレーム16を有している。本
体フレーム16は、通常の配置状態では、上部に天板2
3、下部に底板24を備え、天板23及び底板24の外
周を側板25で接続している。また、草刈り機10は、
本体フレーム16の底部に配置された底板24に回転可
能に設けられ、本体フレーム16に設けられたモータの
一例である油圧モータ38によって駆動されて、被伐採
物を刈り取る回転刃18と、本体フレーム16の側部に
固定された固定側部材19、及びその基部が本体フレー
ム16に回動可能に取付けられると共に、本体フレーム
16に取付けられたシリンダの一例である油圧シリンダ
22によって駆動される可動側部材21を備えた伐採物
挟持手段67とを有している。なお、伐採物移動機構と
は、伐採物挟持手段67及び伐採物挟持手段67とパワ
ーショベルカーの油圧源とを接続する図示しない接続用
の油圧配管とをいう。以下、詳しく説明する。
【0008】まず、本体フレーム16について説明す
る。本体フレーム16の天板23及び底板24は、前側
が半円状、後側が矩形状に形成されており、天板23及
び底板24の外周を、屈曲した側板25で接続してい
る。すなわち、本体フレーム16の外形は、前側が半円
柱状、後側が矩形状に形成されている。側板25の例え
ば、左側部には、開口部26が形成され、本体フレーム
16の外側から本体フレーム16の内部に工具等を挿入
して作業を行うことができるように構成されている。天
板23の上部には、前後に長い接続板27、27aが幅
方向の両端部に溶接固定されている。接続板27、27
aの後側には、回動支持軸33が挿通でき、架け渡され
て固定される回動取付け孔28、28aがそれぞれ形成
されている。また、接続板27、27aの前側には、揺
動支持軸35が挿通でき、架け渡されて固定される揺動
取付け孔29、29aがそれぞれ形成されている。回動
取付け部13は回動支持軸33を備え、揺動取付け部1
5は揺動支持軸35を備えている。そして、基側天井部
66は、回動取付け部13、揺動取付け部15及びこれ
らを支持する接続板27、27aによって構成されてい
る。
【0009】ここで、パワーショベルカーのアーム12
の構造について説明する。パワーショベルカーは通常の
工事等に用いられている汎用品で、前側に回動可能なブ
ームを備え、アーム12は、ブームの前側に回動可能に
設けられている。アーム12の先側には、バケットシリ
ンダ14の基部が回動可能に設けられ、バケットシリン
ダ14のロッド先部30とアーム12の先端部は、両端
部が回動可能な第1リンク部材31で接続されている。
アーム12に設けられた第1リンク部材31よりさらに
先側には、回動挿通孔32が形成され、回動挿通孔32
は、回動取付け孔28、28aの間に配置されて、回動
支持軸33が挿入される。このようにして、アーム12
と本体フレーム16は、回動可能に連結される。
【0010】一方、ロッド先部30には、バケットリン
ク34の一端部が回動可能に接続されている。また、バ
ケットリンク34の他端部には揺動挿通孔36aが形成
され、揺動挿通孔36aは、揺動取付け孔29、29a
の間に配置されてから、揺動支持軸35が挿入される。
このようにして、バケットリンク34と本体フレーム1
6は、揺動可能に連結される。図1は、バケットシリン
ダ14のロッドを少し伸ばした状態を示している。この
位置からロッドを縮めると、回動取付け部13の位置は
変わらずに揺動取付け部15が上方に移動し、本体フレ
ーム16は、後側が下がるように傾斜する。また、逆
に、ロッドを伸ばすと、本体フレーム16は前側が下が
るように傾斜し、このロッドの動作によって、本体フレ
ーム16は、回動支持軸33を中心に実質的に100度
程度回動することができる。
【0011】次に、本体フレーム16に設けられた回転
軸17及び回転刃18について説明する。回転軸17
は、底板24に設けられた軸受36に中間部を保持され
て垂直に設けられ、その上端部は継手37を介してモー
タの一例である油圧モータ38に接続され、油圧モータ
38によって回転可能である。油圧モータ38は、架台
39を介して底板24に固定されている。また、回転軸
17の下端部は、回転刃18の、中央に接続用ボス部4
0を備えた円板部41に接続されている。また、図3に
示すように、円板部41の周囲には、刃物取付け軸42
が45度おきに設けられている。外側端が尖って変形し
た三角状に形成された刃物43は、基部が刃物取付け軸
42に取付けられ、側部の回転方向前側(回転して被伐
採物に当接する側)には刃部44が形成されている。刃
部44の形状は、回転方向前側が進行方向に対して円弧
状にくぼんで形成されている。かかる構成によって、刃
部44の接触距離が長くなりより切れやすくすることが
できる。
【0012】円板部41は、油圧モータ38によって、
例えば、1000rpm前後の速度で回転し、各刃物4
3は、図3に示すように、遠心力によって刃部44を円
板部41の外周縁より外側に突出した状態で回転し、こ
の刃部44によって地上の被伐採物を刈り取ることがで
きる。被伐採物に異物が混入していた場合には、刃物4
3は円板部41の回転方向とは逆側に回動して、異物か
ら逃げることができるので、刃部44の欠損を防止する
ことができる。なお、底板24と円板部41との間に
は、スカート部69を設け、被伐採物が回転軸17に絡
みつくことを防止している。回転刃18は、円板部4
1、接続用ボス部40、刃物取付け軸42、及び刃物4
3によって構成されている。
【0013】図1〜図3に示すように、回転刃18の実
質的に後側半分には、回転刃18の外周縁より半径方向
外側に同心状に配置され、回転刃18で切断され半径方
向外側に飛散する伐採物を衝突させ、下方に落下させる
平面視して円弧状の飛散防止カバー45〜47が設けら
れている。飛散防止カバー45、47のそれぞれの前端
部は、側板25の両側に三角形状の保持板48、49を
介してそれぞれ接続されている。ここで、板状に形成さ
れ、本体フレーム16の後側(アーム12側)に平行に
配置されて固定側部材19を構成する複数枚の挟持板5
7〜60について説明する。挟持板57〜60は、下側
に向かって徐々に拡幅して形成されている。挟持板5
7、60の前部は本体フレーム16の後方両角部に平行
に固定され、挟持板58、59はその間に平行に配置さ
れる。また、挟持板58、59は、挟持板57、60の
上半分を除去した形状に形成され、挟持板57〜60の
曲線状に形成された後側端68は、側面視したときに重
合するように配置されている。また、挟持板57、60
の下部は、飛散防止カバー45、47の後端部に接続さ
れている。挟持板57、60の間には、少しの隙間をあ
けて飛散防止カバー46が配置され、飛散防止カバー4
6の両端部には、挟持板58、59が接続されている。
なお、挟持板57、58間の隙間の幅と、固定側部材5
9、60間の隙間の幅は、それぞれ20〜50cm程度
に形成しているが、伐採物の長さや絡み具合によって、
伐採物を保持しやすい範囲であれば、これより小さくし
ても大きくしてもよい。
【0014】次に、本体フレーム16に回動軸20を介
して回動可能に設けられた可動側部材21について説明
する。回動軸20は、軸心の向きを両側方に配置して、
その両端部を、天板23の下部の後側であって挟持板5
7、60の間に溶接固定された2枚の軸保持板62、6
3に支持されている。可動側部材21は、回動軸20に
外挿された筒状部材52と、回動軸20の下方に平行に
配置され、筒状部材52に接続板64、65で連結され
る大径パイプ部材53と、大径パイプ部材53の両端部
にその基部を固定し、先部が挟持板57、58間の隙間
と、挟持板59、60間の隙間に回動してそれぞれ嵌入
可能な挟持爪部54、55とを有している。挟持爪部5
4、55の先部は尖った形状に形成され、それぞれの先
端は、前側に少し屈曲している。両側の挟持爪部54、
55の中間部は、後側に少し傾斜した補強板56で接続
されている。
【0015】次いで、可動側部材21を駆動する油圧シ
リンダ22について説明する。油圧シリンダ22は、基
端部が天板23の下部の前側に回動可能に取付けられ、
ロッドの先端部が、回動接続軸61を介して可動側部材
21の接続板64、65に回動可能に取付けられる。こ
のとき、油圧シリンダ22の基端部は、油圧モータ38
の直上方に配置されている。油圧シリンダ22は、油圧
モータ38の上方位置を避けて設けることも可能で、こ
の場合には、草刈り機の高さをさらに低く形成でき、草
刈り機を軽量、コンパクトに形成することが可能にな
る。挟持爪部54、55は、回動軸20を中心に回動す
ることができ、挟持爪部54、55の先部及び補強板5
6は、伐採物を掻き取りながら前方に移動し、挟持板5
7〜60との間で伐採物を挟持することができる。ま
た、挟持爪部54、55の先部は、挟持板57、58間
の隙間と、挟持板59、60間の隙間に嵌入する櫛歯状
に形成され配置されているので、把持した塊状の伐採物
の下部を強固に保持して、持ち上げた伐採物が落下する
ことを防止できる。また、挟持板57〜60、及び挟持
爪部54、55のそれぞれの面に水平な方向に移動して
伐採物を把持する機構なので、2面で挟んで移動する方
式に比べて使用する板状材の面積を小さくして、装置全
体の軽量化を図ることができる。
【0016】油圧モータ38及び油圧シリンダ22は、
パワーショベルカーの図示しない油圧源に接続して油圧
駆動することができ、パワーショベルカーの運転席から
操作することができる。回転軸17、回転刃18、固定
側部材19、可動側部材21、及び油圧シリンダ22
は、本体フレーム16に一体的に取付けられている。そ
して、この状態で、本体フレーム16は、アーム12に
回動取付け部13及び揺動取付け部15を介して着脱可
能に構成されている。
【0017】パワーショベルカーに用いられる通常のバ
ケットの重量は、例えば、180kg〜200kg程度
であるが、これに土砂を積載したときの重量は500k
g以上になる。草刈り機10の重量は、例えば、240
kg程度であるが、伐採物は軽量で、自重以外に加わる
負荷が小さいので、伐採物移動機構を備えた草刈り機1
0は、問題なく使用することができる。続いて、草刈り
機10の使用手順について説明する。 (準備工程)草刈り機10は接続用配管と共に倉庫に保
管されている。草刈り機10を取付けるときには、ま
ず、パワーショベルカーに取付けてある図示しないバケ
ットをアーム12の先部及びバケットリンク34の先部
から取外す。 (取付け工程)次いで、草刈り機10の本体フレーム1
6を、回動取付け部13と揺動取付け部15を介してア
ーム12とバケットリンク34に取付け、油圧シリンダ
22、油圧モータ38とパワーショベルカーを油圧配管
で接続する。
【0018】(伐採工程)パワーショベルカーを操作し
て、回転刃18を、地面と実質的に平行に配置し、油圧
モータ38を駆動して、所定範囲内の雑草等の被伐採物
を刈り取る。 (集積工程)油圧モータ38を停止した後、バケットシ
リンダ14を操作して、固定側部材21の下端部で地上
に散乱した刈り取った後の伐採物を掻き集め、また、油
圧シリンダ22を随時作動させ、可動側部材21と固定
側部材19で伐採物を挟持し、所定箇所に集積し、又は
トラック等に積載して運搬する。なお、本工程は、伐採
工程を行いながら実施することも可能である。以上、本
発明に係る実施の形態について説明してきたが、本発明
は、前記実施の形態に限定されるものではなく、例え
ば、挟持板と挟持爪部の数を増やして伐採物の把持を確
実なものにすることができる。
【0019】
【発明の効果】請求項1〜3記載の伐採物移動機構を備
えた草刈り機においては、パワーショベルカーのアーム
及びバケットリンクの先部に基側天井部の2カ所だけで
着脱可能なので、着脱にかかる多大な労力及び時間を短
縮して費用を削減し、また、作業を容易に行うことがで
きる。さらに、可動側部材及びシリンダが本体フレーム
に一体的に設けられているので、動作確認や回動位置の
調整を、草刈り機の取付けの度に行うことが不要にな
り、取付け後にすぐ使用することができる。また、草刈
り機の未使用時には各部材が分離せず、一体的に収納す
ることができるので、部品の紛失を防止することができ
る。そして、可動側部材のみを移動させるので、装置の
構造を簡単にすることができ、全体の重量を抑えること
ができる。特に、請求項2記載の伐採物移動機構を備え
た草刈り機においては、伐採物挟持手段を、本体フレー
ムのアーム側に設けるので、刈り取った草を、固定側部
材で運転席側に掻き集めることができ、パワーショベル
カーの運転席からの運転者による草刈り機の操作性をよ
くすることができる。そして、請求項3記載の伐採物移
動機構を備えた草刈り機においては、モータ及びシリン
ダを、パワーショベルカーの油圧源に接続して油圧駆動
するので、草刈り機に駆動源を別に設ける必要がなく、
重量を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る伐採物移動機構を
備えた草刈り機の側断面図である。
【図2】同伐採物移動機構を備えた草刈り機の一部切欠
き正面図である。
【図3】同伐採物移動機構を備えた草刈り機の底面図で
ある。
【図4】従来例に係る草刈り機の側断面図である。
【符号の説明】
10:草刈り機、12:アーム、13:回動取付け部、
14:バケットシリンダ、15:揺動取付け部、16:
本体フレーム、17:回転軸、18:回転刃、19:固
定側部材、20:回動軸、21:可動側部材、22:油
圧シリンダ(シリンダ)、23:天板、24:底板、2
5:側板、26:開口部、27、27a:接続板、2
8、28a:回動取付け孔、29、29a:揺動取付け
孔、30:ロッド先部、31:第1リンク部材、32:
回動挿通孔、33:回動支持軸、34:バケットリン
ク、35:揺動支持軸、36:軸受、36a:揺動挿通
孔、37:継手、38:油圧モータ(モータ)、39:
架台、40:接続用ボス部、41:円板部、42:刃物
取付け軸、43:刃物、44:刃部、45〜47:飛散
防止カバー、48、49:保持板、52:筒状部材、5
3:大径パイプ部材、54、55:挟持爪部、56:補
強板、57〜60:挟持板、61:回動接続軸、62、
63:軸保持板、64、65:接続板、66:基側天井
部、67:伐採物挟持手段、68:後側端、69:スカ
ート部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーショベルカーのアームの先部及び
    該アームに設けられたバケットリンクの先部にその基側
    天井部の2カ所がそれぞれ回動可能でかつ着脱可能に連
    結され、バケットシリンダの伸縮により傾動可能な本体
    フレームと、前記本体フレームの底部に回転可能に設け
    られ、前記本体フレームに設けられたモータによって駆
    動されて、被伐採物を刈り取る回転刃と、前記本体フレ
    ームの側部に固定された固定側部材、及びその基部が前
    記本体フレームに回動可能に取付けられると共に、前記
    本体フレームに取付けられたシリンダによって駆動され
    る可動側部材を備えた伐採物挟持手段とを有することを
    特徴とする伐採物移動機構を備えた草刈り機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の伐採物移動機構を備えた
    草刈り機において、前記伐採物挟持手段は、前記本体フ
    レームのアーム側に設けられていることを特徴とする伐
    採物移動機構を備えた草刈り機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の伐採物移動機構を
    備えた草刈り機において、前記モータ及び前記シリンダ
    は、前記パワーショベルカーの油圧源に接続されて油圧
    駆動され、前記パワーショベルカーの運転席から操作可
    能であることを特徴とする伐採物移動機構を備えた草刈
    り機。
JP2001149754A 2001-05-18 2001-05-18 伐採物移動機構を備えた草刈り機 Expired - Lifetime JP3749453B2 (ja)

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