JP3194516B2 - コンクリート等の破砕機 - Google Patents
コンクリート等の破砕機Info
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- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F3/00—Dredgers; Soil-shifting machines
- E02F3/04—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
- E02F3/96—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements
- E02F3/965—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements of metal-cutting or concrete-crushing implements
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
- E04G23/00—Working measures on existing buildings
- E04G23/08—Wrecking of buildings
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- E04G23/08—Wrecking of buildings
- E04G23/082—Wrecking of buildings using shears, breakers, jaws and the like
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- E04G2023/086—Wrecking of buildings of tanks, reservoirs or the like
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- Crushing And Grinding (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物等を解体する際に用いられる破砕機に関するものであ
る。
物等を解体する際に用いられる破砕機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建築物の解体現場等においては、コンク
リート塊等を破砕するため、図6に示す破砕機が用いら
れる。この破砕機は、油圧シリンダによって駆動される
可動上顎(12)を、パワーショベルのブーム先端等に取
付けられる固定下顎(11)に枢軸(O’)を介して開閉
可能に枢着することにより構成される。両顎(11)(1
2)の破砕面(11a)(12a)(相手側の顎との対向
面)間に挟まれたコンクリート塊等の被破砕物は、可動
上顎(12)の閉じ動作によって粉砕され、小割化され
る。
リート塊等を破砕するため、図6に示す破砕機が用いら
れる。この破砕機は、油圧シリンダによって駆動される
可動上顎(12)を、パワーショベルのブーム先端等に取
付けられる固定下顎(11)に枢軸(O’)を介して開閉
可能に枢着することにより構成される。両顎(11)(1
2)の破砕面(11a)(12a)(相手側の顎との対向
面)間に挟まれたコンクリート塊等の被破砕物は、可動
上顎(12)の閉じ動作によって粉砕され、小割化され
る。
【0003】従来の破砕機では、可動上顎(12)の破砕
面12a(固定下顎との対向面)に、コンクリート塊に食
い込んでこれを破砕する破砕刃(15)を取付け、その一
方、固定下顎(11)の破砕面(11a)を、平面状に(図
6参照)、又は平面格子状に(図7参照:特公平6 -480
58号公報)形成している。
面12a(固定下顎との対向面)に、コンクリート塊に食
い込んでこれを破砕する破砕刃(15)を取付け、その一
方、固定下顎(11)の破砕面(11a)を、平面状に(図
6参照)、又は平面格子状に(図7参照:特公平6 -480
58号公報)形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この破砕機において、
均一に細かく破砕するためには、上顎の破砕刃が確実に
コンクリート塊に当たるよう、すくったコンクリート塊
を固定下顎(11)の破砕面(11a)の軸方向(枢軸方
向)の中央付近に位置させるのが望ましい。しかし、実
際には、コンクリート塊が中央付近から左右に偏位した
状態ですくわれることが多い。この場合には、コンクリ
ート塊を固定下顎の中央付近に移動させるために、ブー
ム、アーム、旋回機構等を操作してコンクリート塊の挾
持姿勢を修正する必要があり、作業時間のロスや手間が
大きくなって、処理スピードが著しく低下する。
均一に細かく破砕するためには、上顎の破砕刃が確実に
コンクリート塊に当たるよう、すくったコンクリート塊
を固定下顎(11)の破砕面(11a)の軸方向(枢軸方
向)の中央付近に位置させるのが望ましい。しかし、実
際には、コンクリート塊が中央付近から左右に偏位した
状態ですくわれることが多い。この場合には、コンクリ
ート塊を固定下顎の中央付近に移動させるために、ブー
ム、アーム、旋回機構等を操作してコンクリート塊の挾
持姿勢を修正する必要があり、作業時間のロスや手間が
大きくなって、処理スピードが著しく低下する。
【0005】一方、このような被破砕物のずれに対応す
べく、従来では、可動上顎の破砕刃をその軸方向の複数
箇所に多数設置したものもあるが、このように破砕刃の
数が多いと、塊が大きい場合に、多数の破砕刃が同時に
塊に当たることとなり、各破砕刃の食い込み力が弱くな
って破砕しにくくなる。
べく、従来では、可動上顎の破砕刃をその軸方向の複数
箇所に多数設置したものもあるが、このように破砕刃の
数が多いと、塊が大きい場合に、多数の破砕刃が同時に
塊に当たることとなり、各破砕刃の食い込み力が弱くな
って破砕しにくくなる。
【0006】そこで、本発明は、コンクリート塊の挾持
姿勢の修正を不要として処理スピードの向上を図ると共
に、破砕力を増大させることを目的とする。
姿勢の修正を不要として処理スピードの向上を図ると共
に、破砕力を増大させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明にかかる破砕機は、固定下顎に可動上顎を枢軸を
介して開閉可能に枢着してなり、可動上顎を閉じた際
に、両顎の破砕面でコンクリート等の被破砕物を破砕す
るものであって、固定下顎の破砕面を、その軸方向断面
が略V字状となるように形成し、可動上顎の破砕面に、
前記固定側破砕面の最深部の位置に合致させて主破砕刃
を突設すると共に、その周辺に主破砕刃よりも刃高さを
低くして補助破砕刃を装着したものである。主破砕刃と
しては、可動上顎の前後方向に沿って延ばした単体の刃
や、単列に配置した複数の刃等を用いることができる。
本発明にかかる破砕機は、固定下顎に可動上顎を枢軸を
介して開閉可能に枢着してなり、可動上顎を閉じた際
に、両顎の破砕面でコンクリート等の被破砕物を破砕す
るものであって、固定下顎の破砕面を、その軸方向断面
が略V字状となるように形成し、可動上顎の破砕面に、
前記固定側破砕面の最深部の位置に合致させて主破砕刃
を突設すると共に、その周辺に主破砕刃よりも刃高さを
低くして補助破砕刃を装着したものである。主破砕刃と
しては、可動上顎の前後方向に沿って延ばした単体の刃
や、単列に配置した複数の刃等を用いることができる。
【0008】また、固定下顎に、固定側破砕面の最深部
に開口し、且つ前記主破砕刃が進入可能となる排出穴を
貫通形成してもよい。
に開口し、且つ前記主破砕刃が進入可能となる排出穴を
貫通形成してもよい。
【0009】固定下顎及び可動上顎のそれぞれに、相互
の噛み合いにより剪断作用を呈する剪断刃を取付けても
よい。
の噛み合いにより剪断作用を呈する剪断刃を取付けても
よい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図5に基づいて説明する。
至図5に基づいて説明する。
【0011】図1乃至図3に示すように、本発明にかか
る破砕機は、固定下顎(1)に可動上顎(2)を枢軸
(O)を介して開閉可能に枢着することにより構成され
る。可動上顎(2)は、図示しない油圧シリンダに駆動
され、パワーショベルのブーム等に取付けられた固定下
顎(1)に対して矢印方向に開閉動作を行なう。
る破砕機は、固定下顎(1)に可動上顎(2)を枢軸
(O)を介して開閉可能に枢着することにより構成され
る。可動上顎(2)は、図示しない油圧シリンダに駆動
され、パワーショベルのブーム等に取付けられた固定下
顎(1)に対して矢印方向に開閉動作を行なう。
【0012】固定下顎(1)の破砕面(1a)は、その軸
方向(枢軸方向)の断面が略V字状となるよう陥没した
形状に形成される。ここで「略V字状」とは、中心線
(X−X)を挟む左右の破砕面(1a)(1a)間の距離
が、上方、すなわち相手側の顎部材(可動上顎2)に接
近する側ほど徐々に拡大している形状をいう。破砕面
(1a)の傾斜角は任意であり、左右の破砕面(1a)(1
a)で傾斜角度を異ならせてもよい。また、両破砕面(1
a)(1a)をそれぞれ角度の異なる2つの傾斜面からな
る複合傾斜面としてもよい。なお、破砕面(1a)は、図
示のように、平面状の傾斜面とする他、上記条件を満た
す曲面としてもよい。
方向(枢軸方向)の断面が略V字状となるよう陥没した
形状に形成される。ここで「略V字状」とは、中心線
(X−X)を挟む左右の破砕面(1a)(1a)間の距離
が、上方、すなわち相手側の顎部材(可動上顎2)に接
近する側ほど徐々に拡大している形状をいう。破砕面
(1a)の傾斜角は任意であり、左右の破砕面(1a)(1
a)で傾斜角度を異ならせてもよい。また、両破砕面(1
a)(1a)をそれぞれ角度の異なる2つの傾斜面からな
る複合傾斜面としてもよい。なお、破砕面(1a)は、図
示のように、平面状の傾斜面とする他、上記条件を満た
す曲面としてもよい。
【0013】前記破砕面(1a)の最深部(軸方向中央部
に位置する)には、固定下顎(1)を貫通して設けられ
た排出穴(3)の一端が開口形成される。この排出穴
(3)は、被破砕物の破砕片を破砕面(1a)外に排出す
るためのもので、破砕面(1a)の前後方向(枢軸と直交
する方向)の全長にわたり、複数箇所(図面では2箇
所)に区画形成されている。もちろん、複数箇所に限ら
ず、1箇所にのみ排出穴(3)を設けても構わない。
に位置する)には、固定下顎(1)を貫通して設けられ
た排出穴(3)の一端が開口形成される。この排出穴
(3)は、被破砕物の破砕片を破砕面(1a)外に排出す
るためのもので、破砕面(1a)の前後方向(枢軸と直交
する方向)の全長にわたり、複数箇所(図面では2箇
所)に区画形成されている。もちろん、複数箇所に限ら
ず、1箇所にのみ排出穴(3)を設けても構わない。
【0014】可動上顎(2)の破砕面(2a)は、その前
後方向の長さが固定下顎(1)の破砕面(1a)とほぼ等
しくなるよう形成される。この可動側破砕面(2a)の軸
方向中央部、すなわち固定側破砕面(1a)の最深部と対
向する部分には、可動上顎(2)の前後方向に沿って延
びる板状の主破砕刃(5)が装着される。この主破砕刃
(5)は、刃面(5a)を波状に形成したもので、可動上
顎(2)が閉じた際には、その全体が前記排出穴(3)
内に進入可能とされる。図面では、主破砕刃(5)を前
後方向に連続させているが、その他に、主破砕刃(5)
を分割し、個々の破砕刃を破砕面(2a)の軸方向中央部
に一列に配置してもよい。
後方向の長さが固定下顎(1)の破砕面(1a)とほぼ等
しくなるよう形成される。この可動側破砕面(2a)の軸
方向中央部、すなわち固定側破砕面(1a)の最深部と対
向する部分には、可動上顎(2)の前後方向に沿って延
びる板状の主破砕刃(5)が装着される。この主破砕刃
(5)は、刃面(5a)を波状に形成したもので、可動上
顎(2)が閉じた際には、その全体が前記排出穴(3)
内に進入可能とされる。図面では、主破砕刃(5)を前
後方向に連続させているが、その他に、主破砕刃(5)
を分割し、個々の破砕刃を破砕面(2a)の軸方向中央部
に一列に配置してもよい。
【0015】この主破砕刃(5)の周辺、例えばその両
側には、主破砕刃(5)の延びる方向と直交して複数の
補助破砕刃(6)が装着される。この補助破砕刃(6)
のうち、最前列のものは矩形状であるが、その他のもの
は、可動上顎(2)の両側に向けて徐々に刃高さを低く
した台形状に形成されている。補助破砕刃(6)は、主
破砕刃(5)に遅れて破砕位置に達するよう、何れも主
破砕刃(5)よりも低い刃高さに形成される。
側には、主破砕刃(5)の延びる方向と直交して複数の
補助破砕刃(6)が装着される。この補助破砕刃(6)
のうち、最前列のものは矩形状であるが、その他のもの
は、可動上顎(2)の両側に向けて徐々に刃高さを低く
した台形状に形成されている。補助破砕刃(6)は、主
破砕刃(5)に遅れて破砕位置に達するよう、何れも主
破砕刃(5)よりも低い刃高さに形成される。
【0016】固定下顎(1)の奥部には、剪断刃(7)
が装着される。この剪断刃(7)は、可動上顎(2)の
奥部に装着された剪断刃(図示省略)と噛み合うことに
よって、コンクリート塊に混在する鉄筋や鉄骨等を切断
する役割を果たす。
が装着される。この剪断刃(7)は、可動上顎(2)の
奥部に装着された剪断刃(図示省略)と噛み合うことに
よって、コンクリート塊に混在する鉄筋や鉄骨等を切断
する役割を果たす。
【0017】以上の構成において、油圧ショベルを操作
して、固定下顎(1)でコンクリート塊をすくうと、図
4(a)に示すように、コンクリート塊(9)は、固定
下顎(1)の破砕面(1a)に案内され、自然に当該破砕
面(1a)の最深部、すなわち軸方向中央部に集まる。こ
の状態で、可動上顎(2)を閉じると、同図(b)に示
すように、まず、可動上顎(2)に取付けた主破砕刃
(5)がコンクリート塊(9)に食い込み、これを破砕
する。この時、主破砕刃(5)は、中心線(X−X)上
に取付けられているから、コンクリート塊(9)は、そ
の中央部からほぼ2分割されるように破砕される。破砕
後の細片は、排出穴(3)を通って固定下顎(1)外に
排出される。続いて可動上顎(2)を閉じると、主破砕
刃(5)に遅れて破砕位置に達した補助破砕刃(6)が
小割されたコンクリート塊(9’)をより細かく破砕す
る。さらに可動上顎(2)を閉じると、同図(c)に示
すように、主破砕刃(5)が排出穴(3)に入り込み、
主破砕刃(5)の両側の可動側破砕面(2a)と固定側破
砕面(1a)との間の間隔が狭くなるので、残りの小割片
は、補助破砕刃(6)だけでなく、接近した両破砕面
(1a)(2a)によってさらに細かく粉砕される。粉砕後
の細片は、可動上顎(2)を開くことによって自然に、
或いはブームを操作して破砕機を振ることにより、固定
側破砕面(1a)上を滑り落ち、排出穴(3)からスムー
ズに排出される。
して、固定下顎(1)でコンクリート塊をすくうと、図
4(a)に示すように、コンクリート塊(9)は、固定
下顎(1)の破砕面(1a)に案内され、自然に当該破砕
面(1a)の最深部、すなわち軸方向中央部に集まる。こ
の状態で、可動上顎(2)を閉じると、同図(b)に示
すように、まず、可動上顎(2)に取付けた主破砕刃
(5)がコンクリート塊(9)に食い込み、これを破砕
する。この時、主破砕刃(5)は、中心線(X−X)上
に取付けられているから、コンクリート塊(9)は、そ
の中央部からほぼ2分割されるように破砕される。破砕
後の細片は、排出穴(3)を通って固定下顎(1)外に
排出される。続いて可動上顎(2)を閉じると、主破砕
刃(5)に遅れて破砕位置に達した補助破砕刃(6)が
小割されたコンクリート塊(9’)をより細かく破砕す
る。さらに可動上顎(2)を閉じると、同図(c)に示
すように、主破砕刃(5)が排出穴(3)に入り込み、
主破砕刃(5)の両側の可動側破砕面(2a)と固定側破
砕面(1a)との間の間隔が狭くなるので、残りの小割片
は、補助破砕刃(6)だけでなく、接近した両破砕面
(1a)(2a)によってさらに細かく粉砕される。粉砕後
の細片は、可動上顎(2)を開くことによって自然に、
或いはブームを操作して破砕機を振ることにより、固定
側破砕面(1a)上を滑り落ち、排出穴(3)からスムー
ズに排出される。
【0018】このように、上記破砕機によれば、すくっ
たコンクリート塊を固定側破砕面(1a)の中央部に自然
に集めることができるので、従来機のように姿勢修正の
ための操作が不要となる。従って、姿勢修正に要する手
間やタイムロスを減じて処理スピードを向上させること
ができる。また、可動上顎(2)の軸方向中心部に設け
た一つの(あるいは単列の)主破砕刃(5)で最初にコ
ンクリート塊を破砕するので、最も大きな力を必要とす
る初期破砕において、コンクリート塊に破砕力を集中さ
せることができ、少ない動力でスムーズに破砕可能とな
る。初期破砕によって小割した後は、遅れて破砕位置に
達した複数の補助破砕刃(6)により、小割コンクリー
ト塊(9’)がより細かく破砕される(この時、コンク
リート塊は既に小割化されているので、複数の補助破砕
刃であっても少ない動力で破砕可能である)。
たコンクリート塊を固定側破砕面(1a)の中央部に自然
に集めることができるので、従来機のように姿勢修正の
ための操作が不要となる。従って、姿勢修正に要する手
間やタイムロスを減じて処理スピードを向上させること
ができる。また、可動上顎(2)の軸方向中心部に設け
た一つの(あるいは単列の)主破砕刃(5)で最初にコ
ンクリート塊を破砕するので、最も大きな力を必要とす
る初期破砕において、コンクリート塊に破砕力を集中さ
せることができ、少ない動力でスムーズに破砕可能とな
る。初期破砕によって小割した後は、遅れて破砕位置に
達した複数の補助破砕刃(6)により、小割コンクリー
ト塊(9’)がより細かく破砕される(この時、コンク
リート塊は既に小割化されているので、複数の補助破砕
刃であっても少ない動力で破砕可能である)。
【0019】また、固定下顎(1)に排出穴(3)を設
けているので、破砕片を逐次破砕面外に排出することが
でき、破砕片の目詰まり等による作業の滞留を招くおそ
れもない。また、最終段階では、この排出穴(3)に主
破砕刃(5)が収容されるので、補助破砕刃(6)や2
つの破砕面(1a)(2a)による破砕作業を継続すること
ができ、より細かく破砕可能となる。
けているので、破砕片を逐次破砕面外に排出することが
でき、破砕片の目詰まり等による作業の滞留を招くおそ
れもない。また、最終段階では、この排出穴(3)に主
破砕刃(5)が収容されるので、補助破砕刃(6)や2
つの破砕面(1a)(2a)による破砕作業を継続すること
ができ、より細かく破砕可能となる。
【0020】幅の広いコンクリート塊は、図5に示すよ
うに、固定側破砕面(1a)の2つの上端(V字の両端)
で2点支持されるので、可動上顎(2)を閉じた際に
は、大きなコンクリート塊を中央部で折るようにして小
割化することができる。従って、平面状の破砕面と多数
の破砕刃からなる従来機に比べると、はるかに小さな力
で大きな塊を破砕することが可能となる。
うに、固定側破砕面(1a)の2つの上端(V字の両端)
で2点支持されるので、可動上顎(2)を閉じた際に
は、大きなコンクリート塊を中央部で折るようにして小
割化することができる。従って、平面状の破砕面と多数
の破砕刃からなる従来機に比べると、はるかに小さな力
で大きな塊を破砕することが可能となる。
【0021】なお、本発明では、被破砕物として、コン
クリート塊を例示しているが、本発明機は、これに限ら
ず、岩盤、岩石、木材等のあらゆる材料に対してもその
効果を発揮することができる。
クリート塊を例示しているが、本発明機は、これに限ら
ず、岩盤、岩石、木材等のあらゆる材料に対してもその
効果を発揮することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、すくった被破砕物を破
砕面の中央部に自然に集めることができるので、姿勢修
正に要する手間やタイムロスを減じて処理スピードを向
上させることができる。また、最も大きな力を必要とす
る初期破砕を主破砕刃で行なうので、被破砕物に破砕力
を集中させることができ、少ない動力でスムーズに初期
破砕を行なうことが可能となる。幅の広い塊の場合は、
V字状破砕面の両端で2点支持しつつその中央部を折る
ように破砕するので、小さな力でより大きな塊の破砕が
可能となる。
砕面の中央部に自然に集めることができるので、姿勢修
正に要する手間やタイムロスを減じて処理スピードを向
上させることができる。また、最も大きな力を必要とす
る初期破砕を主破砕刃で行なうので、被破砕物に破砕力
を集中させることができ、少ない動力でスムーズに初期
破砕を行なうことが可能となる。幅の広い塊の場合は、
V字状破砕面の両端で2点支持しつつその中央部を折る
ように破砕するので、小さな力でより大きな塊の破砕が
可能となる。
【0023】固定下顎に、固定側破砕面の最深部に開口
し、且つ前記主破砕刃が進入可能となる排出穴を貫通形
成すれば、破砕片を逐次破砕面外に排出することがで
き、破砕片の目詰まり等による作業の滞留を招くおそれ
もない。また、最終段階では、この排出穴に主破砕刃が
収容されるので、補助破砕刃や2つの破砕面による破砕
作業を継続することができ、より細かく破砕可能とな
る。
し、且つ前記主破砕刃が進入可能となる排出穴を貫通形
成すれば、破砕片を逐次破砕面外に排出することがで
き、破砕片の目詰まり等による作業の滞留を招くおそれ
もない。また、最終段階では、この排出穴に主破砕刃が
収容されるので、補助破砕刃や2つの破砕面による破砕
作業を継続することができ、より細かく破砕可能とな
る。
【0024】固定下顎及び可動上顎のそれぞれに、相互
の噛み合いにより剪断作用を呈する剪断刃を取付ける
と、コンクリート塊の鉄筋や鉄骨等を切断可能となり、
解体処理作業の迅速化が図れる。
の噛み合いにより剪断作用を呈する剪断刃を取付ける
と、コンクリート塊の鉄筋や鉄骨等を切断可能となり、
解体処理作業の迅速化が図れる。
【図1】本発明にかかる破砕機の斜視図である。
【図2】固定下顎の平面図である。
【図3】図2中のA−A線での断面図である。
【図4】本発明機による破砕状況を示す断面図である。
【図5】本発明機による破砕状況を示す断面図である。
【図6】従来の破砕機の斜視図である。
【図7】従来の破砕機の斜視図である。
1 固定下顎(顎部材) 1a 固定側破砕面 2 可動上顎(顎部材) 2a 可動側破砕面 3 排出穴 5 主破砕刃 6 補助破砕刃 7 剪断刃 O 枢軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−133112(JP,A) 特開 平8−187440(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 23/08 B02C 1/02
Claims (3)
- 【請求項1】 固定下顎に可動上顎を枢軸を介して開閉
可能に枢着してなり、可動上顎を閉じた際に、両顎の破
砕面でコンクリート等の被破砕物を破砕するものであっ
て、 固定下顎の破砕面を、その軸方向断面が略V字状となる
ように形成し、可動上顎の破砕面に、前記固定側破砕面
の最深部の位置に合致させて主破砕刃を突設すると共
に、その周辺に主破砕刃よりも刃高さを低くして補助破
砕刃を装着したことを特徴とするコンクリート等の破砕
機。 - 【請求項2】 前記固定下顎に、固定側破砕面の最深部
に開口し、且つ前記主破砕刃が進入可能となる排出穴を
貫通形成したことを特徴とする請求項1記載のコンクリ
ート等の破砕機。 - 【請求項3】 固定下顎及び可動上顎のそれぞれに、相
互の噛み合いにより剪断作用を呈する剪断刃を取付けた
請求項1又は2記載のコンクリート等の破砕機。
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