JP2003512182A - マルチ工具取り付けシステム - Google Patents

マルチ工具取り付けシステム

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    • B23D31/008Cutting-up scrap
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    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
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Abstract

(57)【要約】 マルチ取り付けシステムが、解体作業機に取り付けられるように構成される。前記システムは、前記解体作業機に取り付けられるユニバーサル本体(18)を備えている。前記ユニバーサル本体には、様々な工具を独立的に取り付けられる。前記ユニバーサル本体は、このユニバーサル本体に沿って長手方向に延出する案内スロット(44)を有する。各工具は、前記ユニバーサル本体から延出し、その工具の各ジョーに取り付け可能な少なくとも一つのリンク(24,28)によって前記ユニバーサル本体に揺動可能に取り付けられるように構成された一対の揺動可能なジョー(12,14)を備える。スライド部材(32)が、このスライド部材に各リンクが取り付けられた状態で前記案内スロット内に受け入れられ、ピストン・シリンダ機構(38)が、前記スライド部材及び前記両ジョーを移動させるべく、前記ユニバーサル本体に取り付けられるとともに前記スライド部材に接続されている。前記マルチ工具取り付けシステムはクイック交換機能を備え、移動サイクル全体にわたって、切断特性を最適化するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、建設作業機用又は解体作業機用の工具取り付けシステムであって、
強力型(heavy-duty)金属切断剪断機、プレート剪断機、コンクリート粉砕機、
掴み機(grapple)等の多種の工具を取り付けるべく、バックホウに取り付けら
れるよう構成されているものに関する。より詳しくは、本発明は、複数の可動ジ
ョーを備える工具を取り付けるためのマルチ工具取り付けシステムに関する。
【0002】 2.背景情報 本出願は解体作業機に関するものであるが、その作業機は、建設作業機、スク
ラップ処理作業機等と称されることもある。解体作業機又は建設作業機の説明は
、言及されているその作業機を限定することを意図したものではない。強力型金
属切断剪断機、掴み機及びコンクリート粉砕機等の解体作業機は、解体の分野に
おける様々な作業のために、油圧シリンダによって駆動されるバックホウに取り
付けられる。この作業機は、スクラップの効率的な切断と処理とを行うものであ
る。たとえば、工業用建築物の取り壊しをする時には、種々の径のパイプ、構造
Iビーム、溝形材、アングル材、シートメタル板その他の形態を取った金属スク
ラップを、強力型金属剪断機によって効率的に裁断し処理しなければならない。
そのような剪断機は、自動車、トラックフレーム、鉄道車輌等の解体にも利用す
ることができる。これらの剪断機は、個々の大きさや形状の如何に拘わらず金属
スクラップ片を移動・切断可能なものでなければならず、しかも剪断機に対して
大きな損傷を与えてはならないものである。産業用建築物の解体においては、コ
ンクリート粉砕機やコンクリートクラッカ等のコンクリート破砕装置も、その構
造体を、取扱及び現場からの除去が容易に可能な処理しやすい部分に分解するの
に使用される。木材剪断機及びプレート剪断機も、スクラップの種類によっては
、特定の解体又は残骸除去状況における専用の切断装置を代表するものである。
また、残骸又は工作物の取扱がその装置の主要な役割である場合においては、掴
み機がしばしば利用される。従来、これら装置はすべて、それぞれが多大な資本
コストを有する別々の工具である。その結果、解体産業は、最も利用度及び用途
の可能性が高い一つのタイプの工具を開発する傾向があった。
【0003】 金属剪断機に関しては、公知の、一つのタイプの剪断機は、固定ブレードとそ
れに枢支された可動ブレードとを備えた剪断機である。前記可動ブレードは、油
圧シリンダによって揺動されて両ブレード間の切断作用を奏し、被加工物の裁断
を行う。このタイプの剪断機の具体例は、ここに参考文献として合体させる、私
の先願米国特許第4,403,431号、第4,670,983号、第4,89
7,921号、第5,926,958号及び第5,940,971号に見ること
ができ、これらは、言及によって本書に含入される。
【0004】 従来技術は、複数の可動ジョーを利用した種々の解体工具も開発している。米
国再発行特許第35,432号と米国特許第5,060,378号のいずれにも
、本体部と、共通点回りで回動するべくフレームに取り付けられた一対の可動ジ
ョーとを備えた強力型金属切断剪断機が開示されている。各ジョーは、相手ジョ
ーに取り付けられた挿入部材に対して切断関係にある複数の切断用挿入部材を備
え、一方のジョーには、切断移動全体にわたって互いに切断関係に前記挿入部材
を維持するためのスロットが形成されている。各ジョーは、それぞれ独立したシ
リンダによって作動される。このジョー構造では、一方のジョーの端部に切断用
又は穿孔用先端部を備えた、鉤型構造を提供する。しかしながら、これらの特許
は、切断の目的のためにジョー構造を最適化するものではない。さらに、それぞ
れシリンダが別々であることによって、コストが増大し、また、剪断機構造をコ
ンパクトすることができない。
【0005】 米国特許第5,359,775号に開示された金属切断剪断機では、一対の可
動ジョーがフレームに揺動可能に取り付けられており、これら一対のジョーが、
両ジョー間に延設された共通のピストンから駆動される。
【0006】 米国特許第4,838,493号、第4,890,798号、第5,044,
569号、第5,636,802号及び第5,738,289号は、すべて、複
数の油圧シリンダによって操作される複数の可動ジョーを備えた種々のコンクリ
ート粉砕機を開示している。米国特許第4,903,408号、第5,044,
568号、第5,199,658号、第5,243,761号及び第5,626
,301号も、複数の可動ジョーを備えた様々な解体作業機を開示している。
【0007】 これらの従来技術は、工具を容易に交換するためのシステムを提供するもので
もなければ、完全別個の工具が単一共通の構造を効率よく共用することを可能に
するシステムを提供するものでもない。さらに、従来技術は、金属切断剪断機等
の個々の工具に利用されているジョー構造を、動力及び効率を最大化するために
最適化するものでもない。加えて、従来技術が提供する、工具及びジョーを回転
させるための複雑な構成では、作業ジョーを駆動する油圧シリンダの保護が十分
になされていない。
【0008】発明の要旨 本発明の課題は、上述した従来技術の欠点を解決することにある。本発明の別
の課題は、複数別個の工具間で容易に転換可能なマルチ工具取り付けシステムを
提供することにある。本発明のさらに別の課題は、複数の可動ジョーを備えた解
体工具であってジョー構造が最適化されたものを提供することにある。本発明の
さらに別の課題は、ジョーとジョー駆動構造との間の比率を最適化する解体工具
を提供し、もってブレード移動サイクル全体にわたって最適な駆動パフォーマン
スを提供することにある。本発明のさらに別の課題は、複数の回転工具を備える
解体工具システムであって当該工具システムの構造を単純化したものを提供する
ことにある。本発明のさらに別の課題は、解体工具と工具システムとを構成する
方法を提供することにある。
【0009】 本発明のこれらの課題は、本発明によるマルチ工具取り付けシステムによって
達成される。この取り付けシステムは、建設作業機、スクラップ処理作業機等と
も称される解体作業機に、取り付けられるように構成されている。前記取り付け
システムは、前記解体作業機に取り付け可能なユニバーサル本体と、前記ユニバ
ーサル本体に取り付けられる油圧シリンダと、前記油圧シリンダに接続されるよ
うに構成された一対のリンクと、複数の解体工具ユニットとを有し、各解体工具
ユニットが選択的に、前記本体と前記油圧シリンダとに着脱可能に構成されてい
る。
【0010】 各工具ユニットは一対の揺動可能ブレード又は一対のジョーを備え、これらは
前記本体と前記一対のリンクとに枢支連結されるよう構成されている。一実施例
においては、前記工具ユニットには、一対の可動ブレードが備えられ、両ブレー
ドが共通の枢支ピンによって互いに接続されと共に揺動されるとともに、さらに
、前記枢支ピンに接続されたブリッジハウジングが備えられ、このブリッジハウ
ジングが、工具セットを前記本体に対して取り付けるためのクイック解除システ
ムを提供する。
【0011】 本発明の一実施例においては、前記ユニバーサル本体が、この本体に沿って長
手方向に延設された案内スロットを有している。この案内スロット内にはスライ
ド部材が受け入れられ、このスライド部材に各リンクが取り付けられ、さらにピ
ストン・シリンダ機構が前記本体に取り付けるとともに前記スライド部材に接続
され、前記スライド部材及び一対のブレードを駆動する。前記一対のリンクは、
単一共通のポイントにおいて前記スライド部材に取り付け可能である。さらに、
これら一対のリンクに単一共通のスリーブを設け、前記スライド部材から取り外
された時に、これらリンクを共に保持するように構成してもよい。前記ユニバー
サル本体には、修理、メンテナンス及び工具交換をアシストするために、揺動可
能な側部又は側方アクセスパネル又はその両者を設けてもよい。
【0012】 前記解体作業機にはクイック交換特性が備えられ、移動サイクル全体にわたっ
て切断特性を最適化するよう構成されている。具体的には、前記一対のリンクの
長さ、及び工具セットの各ブレードの関連するレバーアームの長さを、実質的に
等しく設定するか、又は種々に設定することができる。一般には、これらジョー
及びリンクの寸法は、ジョーの出力曲線を所望に位置調節して所望作動条件全体
のパフォーマンスを最適化するために選択することができる。これらジョーとリ
ンクの寸法は、出力曲線を所望に形成又は規制するように選択することができる
。たとえば、前記ジョーセットの相対寸法は、ブレードの閉じ動作全体にわたっ
て出力曲線が増大するように選択することもできるし、又はこれに代えて、ブレ
ードの閉じ動作の終わりの僅かに手前で出力曲線のピークが来るように選択する
こともできる。本発明の剪断機の一例においては、ジョーの深さと最大ジョー開
口度も、前記レバーアームの長さ及びリンクの長さと同じである。さらに、本発
明の剪断機のジョー構造は、負荷の大きな切断の大半が複数の可動ジョーのスロ
ート部で行われるように構成される。本発明による以上の思想は、案内式の単一
の移動ブレード解体工具に採用することができる。
【0013】 本発明のこれら及びその他の利点は好適実施例の説明から明らかとなるであろ
うが、ここでは、全体にわたって類似の部材を類似の参照番号によって示す。
【0014】好適実施例の説明 図1は、バックホウ(図示せず)等の解体作業機に取り付けられるように構成
された、本発明によるマルチ工具取り付け構造を示している。このマルチ工具取
り付け構造は、複数の工具又は工具ユニットのうち一つを、前記解体作業機に接
続するように構成されている。
【0015】 図1は、前記マルチ工具取り付け構造に接続された剪断機10を示している。
前記剪断機10は、ユニバーサル本体18のハブ又はメインピン16に揺動可能
に接続された第1ブレード12と第2ブレード14を有している。前記ユニバー
サル本体18は、本発明による前記取り付け構造において一連の工具又は工具ユ
ニットに共通していることから、「ユニバーサル本体18」と称する。このユニ
バーサル本体18は、側部19、軸受ハウジング20及びヨーク21から構成さ
れている。前記メインピン16は、前記第1ブレード12及び第2ブレード14
両方に共通の枢支部を提供する。
【0016】 前記軸受ハウジング20は互いに離間した複数の取り付け開口部22を備えて
おり、これらは、従来通りの方法で前記ユニバーサル本体18をアダプタ(図示
せず)を介して前記解体作業機に取り付けるためのものである。前記アダプタは
、前記ユニバーサル本体18を前記解体作業機と、このユニバーサル本体18を
揺動させるための作動ピストンとに揺動可能に接続する。前記アダプタは特定の
解体作業機に適合するように意図されているものであるから、その形状は、使用
される特定の解体作業機に応じて異なる。
【0017】 前記軸受ハウジング20とヨーク21との間には、ロータリーカプラー23が
設けられている。このロータリーカプラー23は、前記軸受ハウジング20及び
この近傍の解体作業機に対する、前記ユニバーサル本体18の残余部分の相対回
転を許容する。重要なことは、前記ロータリーカプラー23が、前記ユニバーサ
ル本体18及びその剪断機10等の相手工具の向き角度について、360度の回
転を許容する点である。前記ユニバーサル本体18を回転位置決めするべく、図
5に示すようにモータ25が、前記軸受ハウジング20に取り付けられ、前記ロ
ータリーカプラー23にギヤ連動されている。
【0018】 図2は、図1に示す剪断機10に類似の剪断機10’を示している。この剪断
機10’の改造型ユニバーサル本体18’には、前記軸受ハウジング20に取り
付けられるロータリーカプラーが設けられていない。軸受ハウジング20’とヨ
ーク21’とは一体構造にされている。前記ユニバーサル本体18’は、工具の
回転が必要とされない場合に適している。
【0019】 図3に最もよく示されているように、第1リンク24が着脱式の枢支ピン26
を介して前記第1ブレード12に揺動可能に接続されるとともに、第2リンク2
8が着脱式の枢支ピン30を介して前記第2ブレード14に揺動可能に接続され
ている。これら第1リンク24及び第2リンク28は、共通の枢支ピン34を介
してスライド部材32に揺動可能に接続されている。前記スライド部材32は図
25に示すようなピストンロッド36に取り付けられており、このヒストンロッ
ド26は、(図30のユニバーサル本体18内に示す)複動式シリンダ38によ
って移動可能に構成されている。前記油圧シリンダ38は、トラニオン40を介
して前記ユニバーサル本体18に回動可能に取り付けられている。この油圧シリ
ンダ38の詳細は、図24及び図25に示されており、後に詳述する。
【0020】 図3及び図4に示すように、前記ユニバーサル本体18の側部19には、図4
に示すような、前記スライド部材32を受け入れ案内する長手延出スロット又は
溝44が設けられている。前記第1リンク24及び第2リンク28を前記スライ
ド部材32に接続する前記枢支ピン34は、図示のようなピストンロッド36及
び油圧シリンダ38に位置合わせされている。前記第1リンク24及び第2リン
ク28を前記スライド部材32に対し共通のポイントで前記油圧シリンダ38と
直列に取り付けることは、油圧シリンダ38に作用する有害な力を最小限に留め
ながら、剪断機10等の工具の力及び効率を最大限にするのに役立つ。さらに、
スライド部材32をスロット44内で案内することは、もしそうでなければ工具
の動作と前記油圧シリンダ38の作動の障害となる捻じり力に抵抗する。前記ス
ライド部材32の構造は、図4及び図6〜図7に詳細に示されており、それにつ
いては後に詳述する。
【0021】 本発明によるマルチ工具取り付け構造の重要な特徴は、特定工具用のジョーセ
ットと前記ユニバーサル本体18との間の接続部に設けられるクイック交換構造
にもある。この接続部と、分解作業の工程とが図9〜図11aに示されている。
ブリッジハウジング48は、前記メインピン16を取り囲み、前記メインピン1
6及びその近傍のジョーセットを、前記ユニバーサル本体18に迅速かつ簡単に
取り付けるために使用される。具体的には、前記側部19の端部に、前記ブリッ
ジハウジング48の溝に受け入れられるように構成された受け入れ部42が設け
られ、前記ユニバーサル本体18の前記ブリッジハウジング48への取り付けを
行っている。キーパーピン50が、前記ブリッジハウジング48の開口部52と
前記受け入れ部42とを通して受け入れられている。これら各キーパーピン50
を一方のブリッジハウジング48に固定するためには、キーパーネジ又はボルト
54を使用することができる。この構成においては、前記メインピン16を取り
囲む前記外側の軸受構造は、たとえ前記工具ユニットを前記ユニバーサル本体1
8から外しても固定されたままになる。このことは、たとえ工具ユニットが分解
された時でも全ての軸受け面及び回動面が泥や砂から保護される、という利点を
奏する。図11b〜図11dには、前記クイック接続システムの改造構造が示さ
れている。図11b及び図11cは改造型ブリッジハウジング48’を示し、こ
のブリッジハウジング48’に形成された開口部52にキーパーピン50’を受
け入れる。これらキーパーピン50’は、図11cに示すようなキーパー54’
によって位置保持される。具体的には前記キーパー54’の軸が、図11dに示
すような、前記キーパーピン50’に形成された固定溝55に受け入れられる。
図11b〜図11dは、本発明の範囲内において、前記クイック交換システムに
様々な改造を施すことが可能なことを例証するものである。各キーパー54’は
、螺合式プラグ等の保持部材55’によって位置保持される。
【0022】 本発明の前記クイック交換構成によれば、前記ユニバーサル本体18を種々多
様な工具ユニットに適合させることが可能である。たとえば、前記第1ブレード
12と第2ブレード14とによって形成される前記剪断機10を、別のブレード
102、104を備える、図12及び図13に示すプレート剪断機100によっ
て置き換えることができる。このプレート剪断機100は、前記ブレード102
及び104のジョーが、プレート切断用に特定的に構成されていることを除けば
、剪断機10に類似している。このプレート剪断機100は、特に金属製品の切
断用に構成されている点において前記剪断機10に類似している。
【0023】 図18及び図19は、本発明の前記ユニバーサル本体18に使用される木材剪
断機110を示している。この木材剪断機110は、木製製品の切断用に特定的
に構成されたブレード112及び114を有する。
【0024】 図14及び図15は、前記ユニバーサル本体18とともに使用されるこコンク
リートクラッカ120を示している。このコンクリートクラッカ120は、コン
クリート構造物を粉砕するように特定的に構成されたジョー122及び124を
備える。各ジョー122、124の遠端部には相手側のジョー122又は124
の粉砕用挿入部材と協動するコンクリート粉砕用挿入部材126が設けられてお
り、また、各ジョー122、124の前記メインピン16側には切断用挿入部材
70が設けられ、相手側ジョー122又は124の切断挿入部材70と切断関係
を形成する。
【0025】 図16及び図17は、本発明の前記ユニバーサル本体18とともに使用される
コンクリート粉砕機130を示している。このコンクリート粉砕機130は、コ
ンクリートの粉砕に関連するジョー132及び134を備えている。各ジョー1
32、134は、相手側のジョー132、134の挿入部材126と協動する粉
砕用挿入部材126を備えている。
【0026】 図20及び図21は、本発明の前記ユニバーサル本体18とともに使用される
、掴み機140を示している。この掴み機140は、各ジョー142及び144
から延出する鉤形状のフォーク歯(tines)146を備えるジョー142,
144から構成されている。各ジョー142及び144の前記フォーク歯146
は、相手側ジョー142又は144のフォーク歯146の隙間に延出し、これら
フォーク歯146が閉じ位置において重なり合って加工対象物を完全に取り囲む
ことができるように構成されている。
【0027】 図22及び図23は、本発明の前記ユニバーサル本体18とともに使用される
鉄・レールクラッカ150を示している。この鉄・レールクラッカ150は、複
数の挿入部材156が介装されたジョー152及び154を有している。前記鉄
・レールクラッカ150は、レール製品や、エンジンブロック等の鋳鉄製品を破
砕(crack)するように構成されている。
【0028】 これらの図に示した一連の工具は、前記ユニバーサル本体18とともに使用さ
れるように構成可能な工具を例示するものに過ぎない。各工具の前記ブリッジハ
ウジング48によって提供される前記クイック接続解除構成は、本発明のクイッ
ク工具交換を容易にするものである。尚、交換に際しては前記両リンク24、2
8とも接続解除せねばならないことは理解されるであろう。これは、各枢支ピン
26、30を取り外すことによって容易に達成される。従って、前記両リンク2
4、28は、複数通りの工具セットに共通するものである可能性が高いことから
、前記ユニバーサル本体18の一部と見做すことができる。また、両リンク24
,28を前記スライド部材32から取り外すか又は前記スライド部材32を前記
油圧シリンダ38から取り外すことによって、これらリンクを前記工具セットと
ともに交換することも可能である。これは、工具セットがリンク長の変更を必要
とする場合には必要となる可能性がある。異なる工具の間ではリンク長も異なる
可能性があるからである。
【0029】 前記ユニバーサル本体18の前方部分が前記ロータリーカプラー23によって
回転するため、その回転を、前記油圧シリンダ38及びこれに連通する油圧路に
おいて対応しなければならない。前記油圧シリンダ38は、前記ロータリーカプ
ラー23を設けることに対応するべく、シリンダとロータリーカプラーの組み合
わせとして提供される。図24及び図25に示すように、前記油圧シリンダ38
は、前記トラニオン40を介して前記ユニバーサル本体18と共回り可能なシリ
ンダハウジング160を備えている。このシリンダハウジング160にはシリン
ダ延長部162が取り付けられ、このシリンダ延長部162には、該シリンダハ
ウジング160内のピストン168の両端部を駆動するべく適当に接続された油
圧ライン164及び166が備えられている。前記ピストンロッド36は、前記
ピストン168に取り付けられている。前記シリンダ延長部162は、前記軸受
ハウジング20に固定された固定ハウジング170内に受け入れられている。こ
の固定ハウジング170は、各油圧ライン164及び166に連通する油圧ポー
ト172及び174を有する。図25に示すように、前記油圧ポート172及び
174は前記固定ハウジング170の内部を通る通路であり、前記固定ハウジン
グ170に対する前記シリンダ延長部162の回転中、この固定ハウジング17
0が両油圧ポート172、174及びその対応の油圧ライン164,166の間
を常時流体連通状態にする。図25に示すように、前記油圧ライン164,16
6の各端部からは、前記シリンダハウジング160の適当な内部部分へ油圧ライ
ン176,178が延出している。このような油圧シリンダ38の構成はロータ
リーカプラー23を設けて、別体のロータリーカプラーを設ける必要をなくした
ことに対応したものである。また、この構成によれば、別体のロータリーカプラ
ーを使用する場合よりも、ユニバーサル本体18の構成は遥かにコンパクトなも
のにもなる。
【0030】 図26は、本発明による剪断機10の幾何学的関係を示す。図26に示すよう
に、剪断機10の関連パラメータとしては、各リンク24,28の長さと、前記
第1ブレード12及び第2ブレード14の各レバーアーム180,182の長さ
とが含まれる。各ブレード12,14の前記レバーアーム180,182が、各
枢支ピン26、30と前記メインピン16との間の距離になる。その他のパラメ
ータには、前記ジョーの先端部とそのジョーの最内部の使用可能な部分との間の
距離として定義されるジョー深さ、及び、図26に示すような、前記第1ブレー
ド12と第2ブレード14との間の最大剪断機開口度が含まれる。これらの寸法
を分析し、関連する出力曲線を適切な状態に設定することによって、本発明によ
る剪断機10の作動特性の最適化が図られている。たとえば一実施例においては
、ジョーの移動中にわたって連続的に増加するように図27aに示す出力曲線が
設定されており、このことが、実質的に同じ寸法長さを有する剪断機開口度、剪
断ジョー深さ、ナイフレバーアーム及びリンクを提供することによって行われる
。これらのパラメータを実質的に等しく維持することは、ジョー開口度の最大化
に加え、ジョー深さ及び利用可能な剪断力のトン数の最大化にも役立つ。本発明
は、各相対寸法をそのように選択することによって、前記出力曲線の形成及び規
制を行う。たとえば図27bは本発明の一実施例の出力曲線を示すが、ここでは
各寸法が、この出力曲線が切断動作の終わり近くでピークを有するように選択さ
れている。
【0031】 剪断機10に採用されるリンク幾何学形状の関数として、各ブレード12又は
14の切断作用力は、下記の等式によって計算される。
【数1】 切断作用力=(レバーアーム)×(シリンダ力/2)× sin(β)/cos(θ) ただし、 βは、レバーアーム180,182とその対応リンク24又は28との間の角
度、 θは、シリンダ38の長手軸芯と各リンク24又は28との間の角度。
【0032】 前記剪断機10によって、その切断エッジに沿った任意の位置において作り出
される切断力は、メインピン16からブレード12又は14に沿う所望位置まで
測定した距離で前記切断作用力を割ることによって算出できる。本発明による剪
断機10の幾何学的パラメータを最適化するために、上記パラメータを種々に変
更し、その結果得られた切断トルクを調べた。この切断トルクは、前記ピストン
ロッド36、スライド部材32及び対応のリンク24又は28を介して前記油圧
シリンダ38によって、前記メインピン16回りで各ブレード12又は14に対
して付与されるトルクとして定義する。このトルクは、前記メインピン16の中
心から前記ブレード12又は14上の所望位置までの距離で該トルクを割ること
によって、前記ブレード12又は14に沿う単一の力に変換することができる。
前記切断トルクの数値は、両ブレード12及び14が全開の時に最大となる。こ
のトルクの値は、ブレード12又は14がその完全閉鎖位置へと移動するにつれ
て連続的に増加する。図27aは、本発明の一つの剪断機によって達成される好
ましい切断力曲線又は出力曲線を示している。図27aは、種々のジョー位置に
わたる、剪断機10のスロート部と穿孔用先端部で発生する力を示しており、そ
の力はグラフの下部分に示されている。尚、特に重要なのは、この剪断機の出力
曲線がジョーの閉じサイクル全体にわたって連続的に増加するという点である。
ジョー位置は、穿孔用先端部と下方ジョーとの間の距離としてグラフに示されて
おり、負の値は、上方ジョーの部分が下方ジョーに形成されたスロットを通過移
動している時を表わしている。このジョーパラメータの相対寸法は、出力曲線を
所望通りに変化させるべく選択することができる。たとえば、図27bに示すよ
うに、最大の切断力が必要なジョーサイクル最後のわずかに手前で、出力曲線を
ピークにすることが有利かもしれない。この構成を達成するためには、両リンク
長を両レバーアームよりもわずかに大きく設定することが可能である。
【0033】 前記関連パラメータを変更することによる効果を調べることによって、本発明
による剪断機10の構成の利点、及び本発明の工具構成方法の利点が明らかにな
るであろう。ブレード12のレバーアーム180、又はブレード14のレバーア
ーム182の長さを増加させることによって、完全開口から完全閉鎖までブレー
ド12又は14のすべての位置における切断トルクの値が増大する。ただし、各
レバーアーム180及び182の長さが剪断機10の所望の全体寸法によって制
限されることはもちろんである。両リンク24及び28の長さを変化させること
は、切断トルクに対して様々な効果を与える。もしも両リンク24、28が各レ
バーアーム180、182よりも長いならば、ブレード12、14の位置に対す
る切断トルク曲線の値はピークに達するまでは増大し、その後、両ブレード12
、14が閉じられるまで減少する。本発明の一実施例は、このコンセプトを利用
して、最大切断トルクをジョー移動サイクルの終わり近くに設定する。もしも両
リンク24、28の長さが各レバーアーム180、182よりも短いならば、ト
ルクの値は、開放位置から閉鎖位置まで連続的に増大する。両リンクアーム24
,28の長さが増大するにつれて、開放位置における切断トルクの値は増加し、
閉鎖位置の値は減少する。両リンク24、28を両アームレバー180、182
と実質的に同じ長さにすることによって、前記要因の全てのバランスを考慮した
一つの剪断機構成が得られる。
【0034】 前記油圧シリンダ38も、対応する剪断機10の出力に対して影響を与える。
この油圧シリンダ38の直径を増大させることによって、すべてのブレード位置
(12及び14)での切断トルクが増加するとともに、剪断機10の開放/閉鎖
サイクル時間も増加する。この油圧シリンダ38の寸法は、剪断機10の大きさ
と、所望の作動条件とによって効果的に決定される。
【0035】 両リンク24、28の長さと各レバーアーム180、182の長さに加えて、
各リンク24及び28と前記油圧シリンダ38の長手軸芯との間の角度θの値と
、両レバーアーム180、182と前記油圧シリンダ38の長手軸芯との間の角
度φの値も、完全開放位置における枢支ピン34とメインピン16との間の初期
距離によって異なる。これらの角度の初期値は、必要なピン径、必要なブッシュ
等を確保するためには少なくとも20度にすべきである。枢支ピン34とスライ
ド部材32における力伝達の性質に起因して、これらの角度の最終値は90度未
満であり、約80度にすべきである。
【0036】 枢支ピン34とメインピン16との間の前記初期距離は、二つの物理的制限事
項によって制約を受ける。第1に、その距離は、各レバーアーム180及び18
2とリンク24又は28との長さの合計よりも小さくして、開放位置において上
述した両角度θ及びφが少なくとも20度となることを可能にしなければならな
い。第2に、この距離は、十分に大きなものにして、閉鎖位置において枢支ピン
34がメインピン16内に入り込まないようにしなければならない。この初期距
離の長さを減少させると、全ての位置において切断トルクが減少する。
【0037】 検討するべきもう一つの問題は、ジョーの総回転角度である。ジョーの初期開
口度の大きさを増加させると、開放位置から閉鎖位置へと移動するのに必要な回
転角度が増大する。しかしながら、この回転角度を増大することも、切断トルク
曲線に影響を与える。前記総回転角度を増加させると、両ジョーがほとんど完全
に開放した時において切断トルクが増加し、完全に閉鎖した位置においては切断
トルクが減少する。図1の剪断機10の構成において上述したすべての考慮事項
をバランスさせることによって、剪断機開口度、ジョー深さ、レバーアーム及び
リンク長のすべてが実質的に同じ寸法長さとなる。この比率はすべての寸法の剪
断機に有効であり、このような寸法長さの特定値は所望の剪断機寸法に依存した
ものとなる。このようなリンク長とレバーアームとの間の関係は、図12〜図2
3に示されている種々の工具についても維持することができる。その他の関係は
、ジョー構造の変化によって変化する可能性がある。
【0038】 本発明のもう一つの重要な側面は、剪断機10のジョー構造である。前記第1
ブレード12の切断エッジは、ボルト等によって周知の方法で当該第1ブレード
12に着脱可能に取り付けられた複数の挿入部材190から形成されている。こ
れらの挿入部材190は、スライド可能(indexible)とすることができる。つ
まり、これら挿入部材190は、一つの切断エッジが摩耗した時には、除去、ロ
ーテーションさせて新しい切断エッジを提供することができる。前記第1ブレー
ド12は、この第1ブレード12の遠端部に穿孔用先端部192を備えている。
この穿孔用先端部192も、取り外し可能な切断挿入部材である。ただし、この
穿孔用先端部192は主として、切断挿入部材190によって行われる切断を横
切る切断を行うことを目的としている。具体的には、穿孔用先端部192の主な
切断は、図1の紙面の遠近方向に延出したものとなる。さらに、第1ブレード1
2に沿った切断挿入部材190は鉤型に配置され、第1切断部194と、この第
1切断部194と前記穿孔用先端部192との間に位置する、より長い第2切断
部196とを提供している。前記剪断機10は、第1切断部194が第2切断部
196よりも遥かに短くなるように、好ましくは第2切断部196の約半分の長
さとなるように構成されている。前記第2ブレード14は、複数の切断挿入部材
190を備えており、これら切断挿入部材190は、剪断機10の切断作用を提
供するべく、前記切断挿入部材190と穿孔用先端部192とに対して切断関係
に配置されている。前記第2ブレード14は、切断動作中に前記第1ブレード1
2が貫通して延出するスロット提供し、このスロットは、前記切断挿入部材19
0を切断関係に維持するのに役立つ。前記剪断機10における第1ブレード12
と第2ブレード14とのジョー構成は、材料を、切断力が最高である前記スロー
ト領域へ移動させ、そこで切断するのをアシストするように構成されている。前
記穿孔用先端部192を、前記第1切断部194及び第2切断部196の切断に
対して横切る方向に被加工物を切断させることによって、材料が前記スロート部
に引き戻されることが促進される。さらに、前記鉤形状、即ち、前記第1切断部
194と第2切断部196との間の角度も、材料をスロート部へに引っ張るのに
役立つ。最後に、前記第2切断部196よりも遥かに小さな第1切断部194を
設けることによって、材料がより確実に、切断のために前記スロート部へと引張
られる。これは、複数の可動ブレードを備えた既存の剪断機のジョー構成に対し
て顕著な改良を提供し、有効切断力を増大させるための剪断機構成を完成させる
ものと考えられる。本発明の範囲には、異なる種類の材料のために異なる形状の
穿孔用先端部192を利用することも含まれる。具体的には、異なる種類の被加
工物に対しては、側方視において、より先鋭な又は浅い角度を有する穿孔用先端
部の方が幾分適当かもしれない。
【0039】 図5は、さらに、前記ユニバーサル本体18の側部19がサイドピボット78
を介してヨーク21に枢支連結されていることも示している。このことによって
、所望の場合には、第1及び第2ブレード12、14を関連するリンク24,2
8とともに容易に交換することが可能となる。前記ユニバーサル本体18の揺動
側部19同士は、ボルト又はその他の固定部材によって互いに固定することがで
きる。両揺動側部19の間には、矩形のタイバー79が配置され、それを通して
前記固定ボルトが延出している。前記タイバー79は、前記ユニバーサル本体1
8の構造的一体性を維持するのに役立つ。
【0040】 図28〜図30は、クイック交換機能が、前記ユニバーサル本体18の揺動側
部19を利用するように改造されていることを除けば、図1の剪断機10に類似
の剪断機10を示している。具体的には、前記ブリッジハウジング48が省略さ
れ、前記メインピン16が、ジョーセットをユニバーサル本体18に直接接続す
るために使用されている。図29は、ユニバーサル本体18の両側部19を互い
に保持するために使用可能なボルト198を示している。
【0041】 図31〜図34は、図28〜図30に示すクイック交換装置としての前記メイ
ンピン16の箇所で、前記ジョー構造体を分解し新しいジョー構造を挿入する工
程を略示している。これらの図面に最も良く示されているように、この構成は、
構造体を中心線回りにほぼ対称に維持し、これにより、剪断機10の使用中にお
ける不適切なトルク発生を回避する。尚、軸受スリーブ202を、適当な部材と
前記メインピン16との間に配置することができる。前記アセンブリを位置保持
するためには、保持部材204を固定することができる。
【0042】 図32に示すように、保持ボルト206、保持キャップ208、保持クリップ
210及び位置合わせスリーブ212を、ユニバーサル本体18の側部19との
取り付け状態から取り外すことによって、前記メインピン16と対応のアセンブ
リとが、取り外し可能となる。図33に示すように、一旦、保持システムが分解
されると、ユニバーサル本体18の両側部19は、外側に回転して除去工程を容
易にする。
【0043】 尚、前記第1及び第2ブレード12、14が取り外し可能となる前に、前記リ
ンク24、28を前記第1及び第2ブレード12,14又は前記スライド部材3
2から取り外さなければならないことは明らかであろう。一般には、前記両リン
ク24、28を各ブレード12,14から接続解除するためには枢支ピン26、
30を取り外す。しかしながら、両リンク24、28を両ブレード12、14と
ともに一つの工具ユニットとして留めることも可能である。これは、次の工具セ
ットのために異なるリンク長が必要な場合には重要かもしれない。
【0044】 前記第1リンク24と第2リンク28を前記第1ブレード12及び第2ブレー
ド14とともに維持するには、両リンク24,28を前記スライド部材32から
解除するか、若しくはスライド部材32をピストンロッド36から連結解除する
必要がある。後者の構成の場合、前記スライド部材32のピストンロッド36か
らの連結解除は、ボルト、ピン式接続その他の、容易に分解が可能な固定構造に
よって行うことができる。両リンク24,28をスライド部材32に接続する枢
支ピン34の回りには、図6に示す連続スリーブ214が配備される。このスリ
ーブ214は、両リンク24,28が、枢支ピン34の除去後において、このス
リーブ214回りの単一アセンブリとして互いに保持されるようにするものであ
る。この構造によって、必要な場合には両リンク24,28を取り外すことが可
能となる。これらリンクの除去は、次の工具セットと共にリンク長を変更可能と
するために望まれるかもしれない。
【0045】 両リンクの連結解除方法の如何に拘わらず、両リンク24,28が連結解除さ
れ、ユニバーサル本体18の両側部19が外側に回動された状態で、両ブレード
12、14を、及びこれらブレード12,14と共に維持される場合には両リン
ク24,28も含む前記ジョー構造体全体を取り外し、別の工具アセンブリを(
両リンク24、28も除去する場合には新しいリンク24,28と共に)取り付
けることができる。この組み立て後、前記ユニバーサル本体18の両側部は、共
に元の状態に回動され、図32に示すような新しいメインピン16の回りに保持
システムが取り付けられる。ボルトによってユニバーサル本体18の両側部19
が再び取り付けられて、再組み立てが完了する。図34に示すように、これらの
新しいブレード12,14は、この特定の工具ユニットに対応した別の保持部材
及び軸受スリーブを有する。使用される特定の工具ユニットに応じて、特定の軸
受構造が設計される。
【0046】 図35に示す剪断機10では、前記スライド部材32及びその対応の枢支ピン
34に対するアクセスを可能にするための側部アクセスプレート222、が設け
られている。具体的には、前記ユニバーサル本体18には前記アクセスプレート
222が固定され、これは、ユニバーサル本体18内を案内されるスライド部材
32に対するアクセスを得るために取り外し可能になっている。
【0047】 図36に示す改造式ユニバーサル本体18では、ユニバーサル本体18の揺動
側部19を取り付けるための前記ボルトが、保持接続部224に置換されている
【0048】 図37及び図38に示す別の改造式ユニバーサル本体18では、ユニバーサル
本体18の両側部19が、サイドピボット78回りで揺動可能にされるとともに
、独立した保持接続部224によって当該ユニバーサル本体18に固定される。
【0049】 図39及び図40に示すさらに別の改造式ユニバーサル本体18では、ユニバ
ーサル本体18の両側部19が当該ユニバーサル本体18の残余部分から完全に
別体にされるとともに、トラニオン40及び別体の保持接続部224という取り
付け具によってそこに固定されている。
【0050】 図41に示す改造式剪断機10では、前記スロット44がガイドスロット23
0に置換され、このガイドスロット230上を前記スライド部材32がスライド
するように構成されている。この改造構造によっても、両リンク24,28の取
り付けが一つの共通位置から、互いに独立したピン232,234による別々の
オフセットされた位置へと変化する。この位置変化によって、さらに上述した幾
何学的関係が変化することから、この場合には得られる剪断機において、作り出
されるオフセットを考慮する必要がある。このオフセットによって、剪断機が切
断特性においては好ましくないものとなるからである。
【0051】 本発明のもう一つの側面は、図4、図6及び図7に示すような、前記スライド
部材32の詳細と、前記ピストンロッド36への接続とに関する。スリーブ21
4は、具体的には硬化スチール部材として形成され、カバープレート244の背
後に配置されたキー242によって前記枢支ピン34にキー結合されている。前
記スライド部材32の両側部には摩耗プレート246が設けられ、これら摩耗プ
レート246は前記スロット44内に、このスロット44内の摩耗プレート24
8に接当した状態で捕捉されている。前記スライド部材32は、ピン250を介
して、前記ピストンロッド36のロッドアイ252に接続されている。前記ピン
250は、前記トラニオン40の軸芯から90度の軸芯回りでの、前記ロッド3
6の回動を可能にする。前記ピン34の取り外し後においても、前記スリーブ2
14は前記両リンク24,28を互いに保持する。さらに、この交換可能なスリ
ーブ214は、伝達される剪断荷重の大半を吸収し、摩耗の大半が、前記ピン3
4側ではなくスリーブ214側で生じるようにする。各リンク24,28に配置
されたブッシュ260は適切な位置合わせを確保し、リンク同士の摩耗又はリン
ク部材・スライド部材間の摩耗を無くす。前記枢支ピン34、スリーブ214及
びスライド部材32をキー242によって互いにキー結合することによって、ピ
ン34又はスリーブ214の回転が防止され、これらいずれかの構造に平坦なス
ポットが形成されることを防止する。前記ロッドアイ252のスライド部材32
に対するピン止めによって前記油圧シリンダ38及びスライド部材32に対する
位置ずれが許容されるが、これは、前記トラニオン40との協働で、前記油圧シ
リンダ38のシール寿命を延ばすのに役立つ。最後に、前記摩耗プレート246
は、グラファイトを含浸した高摩耗真鍮によって形成されており、これにより、
これら構成部材の潤滑の必要性を無くしている。これら構成部材は、二つの機能
に寄与する。第1に、スライド部材32と前記スロット44内における対応部分
との間の摩耗を防止する。第2に、不意に側方荷重がかかった時にも前記摩耗プ
レート246がスライド部材32の正確な直線運動を保持し、これによって、作
動時における可能な最大のシリンダ力を維持する。
【0052】 図42に示すジョー及びリンク構造の略図においても、図41に示すものに類
似のオフセットが備えられている。しかしながら、図42に示す実施例は、各リ
ンク24、28が交差していることから「負の」オフセットと考えられる。図4
2に示す実施例に代表される負のオフセットは、剪断機の理論的作動においては
有利な効果を有するかもしれないが、その交差配置又はリンク配置を適切に構成
することが、装置をより複雑なものにする可能性がある。
【0053】 図43に示す剪断機10の一実施例では、前記ピストンロッド36とスライド
部材32との間に回転可能な接続部280が設けられている。このようなロータ
リーカプラー280を設ける意義は、前記トラニオン40を後方移動させ、この
トラニオン40を、油圧シリンダ38を前記ヨーク21にではなく前記軸受ハウ
ジング20に対して取り付けるのに利用することが可能な点にある。さらに、前
記ユニバーサル本体18が回転しても前記油圧シリンダ38は回転しないので、
この実施例では、単純で、より従来式に近い油圧シリンダ28を利用することが
できる。
【0054】 図44〜図46は、前記剪断機10と異なるタイプの剪断機300を示す。具
体的には、この剪断機300は、固定ブレード304にハブ305を介して枢支
連結された第1の揺動可能ブレード302を有する。この剪断機300と上述し
た剪断機10とは、リンク306によって前記ブレード302がスライド部材3
08に接続され、このスライド部材308が案内スロット310内に受け入れら
れている点では類似している。前記剪断機300は、さらに、上述した剪断機1
0と同様、ピストンロッド36、油圧シリンダ38、トラニオン40及び軸受ハ
ウジング20を有する。
【0055】 図47及び図48に示す剪断機300の改造構成では、前記スライド部材30
8とスロット310が、前記固定ブレード304に対する別のリンク312と、
ピストンロッド36のロッドアイ252とに置換されている。前記リンク306
も、前記ロッドアイ252とリンク312とに取り付けられている。この実施例
においては、前記ピストンは非直線状に案内され、前記リンク312によって形
成される円弧に沿って移動する。前記油圧シリンダ38も、前記リンク312の
移動全体にわたって、トラニオン40回りで回動する。
【0056】 図49〜図53に示す剪断機10には、前記ロータリーカプラー32とアダプ
タ20aとの間に単純な4ピン接続構造を有するユニバーサル本体18が詳細に
示されている。前記アダプタ20aは、実質的に、前の諸実施例の軸受ハウジン
グ20に取って代るものである。図50及び図51に示すように、前記ロータリ
ーカプラー23は、4つのコネクタピンアセンブリ330を受け入れる互いに平
行な接続プレート320を備えている。前記コネクタピンアセンブリ330は、
前記ロータリーカプラー23と前記アダプタ20aとの間を単純な接続構造にす
る。図51には、コネクタピンアセンブリ330の詳細を示す。各コネクタピン
アセンブリ330は接続ピン332を有し、この接続ピン332は、両ブッシュ
334、336内部の、一対の隣接するコネクタプレート320に受け入れられ
、これらプレート320の間に延設される。前記ブッシュ336と接続ビン33
2は、ナット340によって固定された固定ボルト338を受け入れ、前記コネ
クタピンアセンブリ330を位置保持する。図52及び図53に示すように、前
記アダプタ20aは、受け入れ開口部342付きの互いに平行な一対の側部プレ
ートを有し、これら受け入れ開口部342が隣接対の接続プレート320間に受
け入れられ、そこに前記接続ピン332が貫通される。これは、前記ロータリー
カプラー23と前記アダプタ20aとの間の接続構造を、単純かつ解除容易にす
るものである。
【0057】 図54に示す剪断機10’においては、ヨーク21’と前記アダプタ20aと
の間に単純な4ピン接続構造を備えたユニバーサル本体18’が詳細に示されて
いる。前記4ピン接続構造は、前記ユニバーサル本体にロータリーカプラーが無
いことを除けば、図49の剪断機に類似する。平行な前記接続プレートは、ロー
タリーカプラーからではなくヨーク21’から延出している。
【0058】 図55に示す剪断機10は、図49に示すものと同様、前記ロータリーカプラ
ー23と前記アダプタ20aとの間に単純な4ピン接続構造を備える。図55の
剪断機10は、スティック取り付け式剪断機(stick mounted type shear)とし
て構成され、第3部材取り付け式アダプタとも称されるものである。実質的に、
前記アダプタ20aは、このタイプの構造用に構成されている。図55は、本発
明による剪断機の多用性を例証するものでもある。
【0059】 当業者にとって、本発明に対して、その精神及び範囲から逸脱することなく、
様々な改変が可能であることは明白であろう。ここに記載した実施例は、本発明
の諸概念の例示に過ぎず、これらを限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による建設工具システム用のユニバーサル本体に組み込まれた、本発明に
よる強力型(heavy-duty)剪断機を示す側面図
【図2】 図1に類似の剪断機であるがユニバーサル本体に回転体を持たないものの側面図
【図3】 図1の剪断機の、ユニバーサル本体の外側サイドパネルを取り外した側面図
【図4】 図3のA−A線に沿った断面図
【図5】 図1の剪断機の平面図
【図6】 本発明による前記ユニバーサル本体のスライド部材の、一部断面の拡大平面図
【図7】 図6に示すスライド部材の側面図
【図8】 図1に示す建設工具システム用のユニバーサル本体に取り付けられた工具ユニッ
トの、主軸アセンブリの一部断面の平面図
【図9】 図1に示す建設工具システム用のユニバーサル本体に取り付けられた工具ユニッ
トの、一連の分解作業を示す図
【図10】 図1に示す建設工具システム用のユニバーサル本体に取り付けられた工具ユニッ
トの、一連の分解作業を示す図
【図11a】 図1に示す建設工具システム用のユニバーサル本体に取り付けられた工具ユニッ
トの、一連の分解作業を示す図
【図11b】 本発明によるクイック交換システムの改造型ブリッジの正面図
【図11c】 図11bの改造型ブリッジに使用されるクイック交換システムの分解図
【図11d】 図11b〜図11cのクイック交換システムに使用されるキーパーピンの側面図
【図12】 図1のユニバーサル本体に組み込まれた本発明によるプレート剪断機の側面図
【図13】 図12に示すプレート剪断機の正面図
【図14】 図1のユニバーサル本体に組み込まれた本発明によるコンクリートクラッカの側
面図
【図15】 図14に示されたコンクリートクラッカの正面図
【図16】 図1のユニバーサル本体に組み込まれた本発明によるコンクリート粉砕機の側面
【図17】 図16に示すコンクリート粉砕機の正面図
【図18】 図1のユニバーサル本体に組み込まれた本発明による木材剪断機の側面図
【図19】 図18に示す木材剪断機の正面図
【図20】 図1のユニバーサル本体に組み込まれた本発明による掴み機の側面図
【図21】 図20に示す掴み機の正面図
【図22】 図1のユニバーサル本体に組み込まれる本発明による鉄・レールクラッカの側面
【図23】 図22に示す鉄・レールクラッカの正面図
【図24】 図5のA−A線に沿った、図1に示すユニバーサル本体の断面図
【図25】 本発明による前記ユニバーサル本体用の、油圧シリンダの断面図
【図26】 図1の剪断機の、ジョー及びリンク機構の概略側面図
【図27a】 図26のリンク機構を有する剪断機の、出力曲線及び相対ジョー位置のグラフ
【図27b】 本発明により、ジョー移動の終わり近くに出力曲線ピークを有するように構成さ
れた剪断機の出力曲線のグラフ
【図28】 本発明の別実施例による強力型剪断機を示す、図1に類似の側面図
【図29】 図28に示す剪断機の平面図
【図30】 図28に示す剪断機の断面図
【図31】 図28に示すユニバーサル本体に取り付けられた工具ユニットの、一連の分解作
業を示す図
【図32】 図28に示すユニバーサル本体に取り付けられた工具ユニットの、一連の分解作
業を示す図
【図33】 図28に示すユニバーサル本体に取り付けられた工具ユニットの、一連の分解作
業を示す図
【図34】 図28に示すユニバーサル本体に取り付けられた工具ユニットの、一連の分解作
業を示す図
【図35】 改造型ユニバーサル本体に組み込まれた図28の剪断機の側面図
【図36】 本発明による改造型ユニバーサル本体の平面図
【図37】 本発明による別の改造型ユニバーサル本体の平面図
【図38】 図37に示すユニバーサル本体の側面図
【図39】 改造型ユニバーサル本体に組み込まれた図28の剪断機の側面図
【図40】 図39に示すユニバーサル本体の平面図
【図41】 さらに別の改造型ユニバーサル本体に組み込まれた本発明による剪断機の略側面
【図42】 本発明による剪断機のジョー部分の概略側面図
【図43】 さらに別の改造型ユニバーサル本体に組み込まれた、本発明による剪断機の一部
断面の側面図
【図44】 本発明による剪断機の側面図
【図45】 図44に示す剪断機の側面図であって、明瞭化のためにその前方部を除去して示
す図
【図46】 図45のA−A線に沿った断面図
【図47】 本発明による剪断機の略側面図
【図48】 図47に示す剪断機の、その閉鎖位置における概略側面図
【図49】 さらに別の改造型ユニバーサル本体に組み込まれた、本発明による剪断機の一部
断面の側面図
【図50】 図49に示す剪断機のロータリーカプラーの背面図
【図51】 図50に示すロータリーカプラー用のコネクタピンアセンブリの拡大図
【図52】 図49に示す剪断機のアダプタの側面図
【図53】 図52のアダプタの正面図
【図54】 図49の剪断機に類似の剪断機であるがユニバーサル本体にロータリーカプラー
を持たないものの一部断面の側面図
【図55】 図49の剪断機に類似の剪断機であってスティック取り付け式剪断機として構成
されたものの、一部断面の側面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E02F 3/36 E02F 3/36 A E04G 23/08 E04G 23/08 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW

Claims (75)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下のものを有する解体工具、 解体作業機に取り付けられるよう構成されたユニバーサル本体、前記ユニバー
    サル本体は、このユニバーサル本体に沿って長手方向に延出する案内スロットを
    備える、 共に揺動可能に取り付けられるとともに、前記ユニバーサル本体に取り外し可
    能に取り付けた一対の揺動可能ブレード、 各ブレードに取り付けられた少なくとも一つのリンク、 前記案内スロット内に受け入れられたスライド部材、各リンクは前記スライド
    部材に取り付けられている、及び 前記ユニバーサル本体に取り付けられるとともに、前記スライド部材に接続さ
    れて、前記スライド部材と前記一対の揺動可能ブレードとを移動させるピストン
    ・シリンダ機構。
  2. 【請求項2】 さらに、各リンクを前記スライド部材に接続する共通の枢支
    ピンを有する請求項1の解体工具。
  3. 【請求項3】 各リンクを前記スライド部材に接続する前記共通の枢支ピン
    が、前記ピストン・シリンダ機構のピストンロッドに位置合わせされている請求
    項2の解体工具。
  4. 【請求項4】 さらに、前記一対の揺動可能ブレードを前記ユニバーサル本
    体に接続するクイック交換アセンブリを有する請求項1の解体工具。
  5. 【請求項5】 前記クイック交換アセンブリが、前記一対の揺動可能ブレー
    ドを揺動可能に接続するメインピンと、このメインピンを包囲するとともに、前
    記ユニバーサル本体に取り外し可能に接続されたブリッジハウジングとを有する
    請求項4の解体工具。
  6. 【請求項6】 前記ピストン・シリンダ機構が油圧シリンダとロータリーカ
    プラーの組合せからなる請求項1の解体工具。
  7. 【請求項7】 前記油圧シリンダとロータリーカプラーの組合せが、回転可
    能なシリンダハウジングと、このシリンダハウジングから延出する回転可能シリ
    ンダ延長部と、このシリンダ延長部を包囲する固定ハウジングとを有する請求項
    6の解体工具。
  8. 【請求項8】 各ブレードが、複数の取り外し可能な挿入部材を有する請求
    項1の解体工具。
  9. 【請求項9】 さらに、前記ユニバーサル本体に設けられ、前記一対の揺動
    可能ブレードの360度回転を可能にするロータリーカプラーを有する請求項1
    の解体工具。
  10. 【請求項10】 以下のものを有する、複数の解体工具用ユニバーサル本体
    のアセンブリ、 前記ユニバーサル本体を解体作業機に取り付ける軸受ハウジング、 前記軸受ハウジングの前方に配置されるヨーク、 前記ヨークから延設される一対の側部、これら側部は、前記ユニバーサル本体
    アセンブリに沿って長手方向に延設される案内スロットを形成し、かつ、複数の
    別々の解体工具の一つを取り外し可能に受け入れるように構成されている、及び 前記案内スロット内に配置され、この案内スロットの長さに沿って移動可能な
    スライド部材。
  11. 【請求項11】 前記一対の側部が、前記ヨークに揺動可能に取り付けられ
    ている請求項10のユニバーサル本体。
  12. 【請求項12】 揺動可能な前記一対の側部が移動されて前記スライド部材
    に対するアクセスを提供するように構成されるとともに、さらに、揺動可能な前
    記一対の側部を互いに接続するために設けられファスナが貫通延設されたタイバ
    ーが備えられている請求項11のユニバーサル本体。
  13. 【請求項13】 前記一対の側部が、前記スライド部材に対するアクセスを
    提供する取り外し可能なアクセスプレートを有する請求項10のユニバーサル本
    体。
  14. 【請求項14】 さらに、前記スライド部材に接続されてこのスライド部材
    を移動させるピストン・シリンダアセンブリを有する請求項10のユニバーサル
    本体。
  15. 【請求項15】 さらに、前記ピストン・シリンダアセンブリを前記ヨーク
    に揺動可能に取り付けるトラニオンを有する請求項14のユニバーサル本体。
  16. 【請求項16】 さらに、前記ビストン・シリンダアセンブリの前記ピスト
    ンロッドを前記スライド部材に接続する枢支ピンを有し、この枢支ピンが、前記
    トラニオンの軸芯に対して実質的に直交する軸芯を備える請求項15のユニバー
    サル本体。
  17. 【請求項17】 さらに、前記軸受ハウジングと前記ヨークとの間にロータ
    リーカプラーを有する請求項10のユニバーサル本体。
  18. 【請求項18】 さらに、前記スライド部材に接続されてこのスライド部材
    を移動させるピストン・シリンダアセンブリを有し、このピストン・シリンダア
    センブリのシリンダが前記ヨークと共に回転可能である請求項17のユニバーサ
    ル本体。
  19. 【請求項19】 さらに、前記一対の側部に設けられて迅速に工具を取り付
    けるためのクイック交換アセンブリを有する請求項10のユニバーサル本体。
  20. 【請求項20】 解体作業機に取り付けられるように構成されたマルチ工具
    取り付けシステムであって、以下のものを有するマルチ工具取り付けシステム、 前記解体作業機に取り付け可能なユニバーサル本体、 前記ユニバーサル本体に取り付けられる油圧シリンダ、 前記油圧シリンダに接続されるように構成された一対のリンク、及び 複数の解体工具ユニット、各解体工具ユニットは前記ユニバーサル本体及び前
    記油圧シリンダに選択的にかつ取り外し可能に取り付け可能に構成されていると
    ともに、各解体工具ユニットは、前記ユニバーサル本体及び前記一対のリンクに
    対し揺動可能に接続されるように構成された一対の揺動可能なブレードを有する
  21. 【請求項21】 前記複数の解体工具ユニットのうち、少なくとも一つが切
    断剪断機である請求項20のマルチ工具取り付けシステム。
  22. 【請求項22】 前記複数の解体工具ユニットのうち、少なくとも一つがコ
    ンクリート粉砕機である請求項21のマルチ工具取り付けシステム。
  23. 【請求項23】 前記複数の解体工具ユニットのうち、少なくとも一つが掴
    み機である請求項22のマルチ工具取り付けシステム。
  24. 【請求項24】 前記複数の解体工具ユニットのうち、少なくとも一つがそ
    れぞれ、取り外し可能な複数の挿入部材を備えるブレードを有する請求項20の
    マルチ工具取り付けシステム。
  25. 【請求項25】 請求項20のマルチ工具取り付けシステムであって、さら
    に、各解体工具ユニットの前記一対の揺動可能ブレードを前記ユニバーサル本体
    に接続するクイック交換アセンブリを有する。
  26. 【請求項26】 前記クイック交換アセンブリが、各解体工具ユニットの前
    記ブレードを揺動可能に接続するメインピンと、このメインピンを包囲するとと
    もに前記ユニバーサル本体に取り外し可能に接続されたブリッジハウジングとを
    有する請求項25のマルチ工具取り付けシステム。
  27. 【請求項27】 前記クイック交換アセンブリがさらに複数のキーパーピン
    を有し、これらキーパーピンが、互いに位置合わせされた前記ブリッジハウジン
    グの開口部及び前記ユニバーサル本体の開口部の中に受け入れられるように構成
    されている請求項26のマルチ工具取り付けシステム。
  28. 【請求項28】 前記一対のリンクが、異なるリンクを有する別の解体工具
    ユニットを受け入れるべく、前記油圧シリンダと前記ユニバーサル本体から選択
    的に取り外し可能である請求項20のマルチ工具取り付けシステム。
  29. 【請求項29】 前記一対のリンクがスリーブ内の共通の枢支ピンを介して
    前記油圧シリンダに接続され、かつ、前記スリーブが、前記油圧シリンダからの
    取り外し後、前記一対のリンクを互いに保持可能である請求項28のマルチ工具
    取り付けシステム。
  30. 【請求項30】 解体作業機に取り付け可能な本体と、 前記本体に設けられた少なくとも一つの油圧シリンダと、 共通の枢支点において前記本体に取り付けられるとともに、少なくとも一つの
    シリンダに接続されて切断関係に移動する一対の揺動可能ブレードと、を有する
    強力型剪断機であって、 前記一対の揺動可能ブレードのうち少なくとも一方が、 i)前記ブレードの前記枢支点側に設けられる第1切断部と、 ii)前記ブレードの遠端側に設けられる交換可能な穿孔用先端部と、 iii)前記穿孔用先端部と前記第1切断部との間に設けられる第2切断部と
    、を有し、かつ、 前記第1切断部の長さが前記第2切断部の長さよりも短く設定されている強力
    型剪断機。
  31. 【請求項31】 前記本体が案内スロットを有するとともに、 さらに、各ブレードに取り付けられたリンクと、前記案内スロット内に受け入
    れられ前記シリンダに接続されたスライド部材とが設けられている請求項30の
    強力型剪断機。
  32. 【請求項32】 さらに、各リンクを前記スライド部材に接続する共通の枢
    支ピンを有する請求項31の強力型剪断機。
  33. 【請求項33】 各リンクを前記スライド部材に接続する前記共通の枢支ピ
    ンが、前記シリンダのピストンロッドに位置合わせされている請求項32の強力
    型剪断機。
  34. 【請求項34】 さらに、前記一対の揺動可能ブレードを前記本体に接続す
    るクイック交換アセンブリを有する請求項30の強力型剪断機。
  35. 【請求項35】 前記クイック交換アセンブリが、前記ブレードを前記共通
    の枢支点で揺動可能に接続するメインピンと、前記メインピンを包囲するととも
    に前記ユニバーサル本体に取り外し可能に接続されるブリッジハウジングとを有
    する請求項34の強力型剪断機。
  36. 【請求項36】 前記本体が、 前記剪断機を解体作業機に取り付ける軸受ハウジングと、 前記軸受ハウジングの前方に配置されるヨークと、 前記ヨークから延設され、前記本体の長手方向に沿う案内スロットを形成する
    一対の側部と、 前記案内スロット内に配置されてこの案内スロットの長さに沿って移動可能な
    スライド部材と、 を有する請求項30の強力型剪断機。
  37. 【請求項37】 前記一対の側部が前記ヨークに揺動可能に取り付けられ、
    かつ、前記スライド部材に対するアクセスを提供するべく移動される請求項36
    の強力型剪断機。
  38. 【請求項38】 前記油圧シリンダが前記スライド部材に接続されてこのス
    ライド部材を移動するとともに、 さらに、前記ピストン・シリンダアセンブリを前記ヨークに揺動可能に取り付
    けるトラニオンが設けられている請求項36の強力型剪断機。
  39. 【請求項39】 さらに、前記トラニオンの軸芯に対して実質的に直交な軸
    芯を備えた、前記ピストン・シリンダアセンブリの前記ピストンロッドを前記ス
    ライド部材に接続する枢支ピンと、前記軸受ハウジングと前記ヨークとの間のロ
    ータリーカプラーとを有する請求項38の強力剪断機。
  40. 【請求項40】 解体作業機に取り付け可能な軸受ハウジングと、 前記軸受ハウジングに固定されるロータリーカプラーと、 前記ロータリーカプラーに取り付けられ、かつ、このロータリーカプラーを介
    して前記軸受ハウジングに対して回転可能なヨークと、 前記ヨークに取り付けられた側方部材と、 前記側方部材に取り付け可能な少なくとも一つの解体工具と、 前記ヨークと前記軸受ハウジングとに取り付けられて前記解体工具を移動させ
    る油圧シリンダと、 を有する解体工具であって、 前記油圧シリンダのうち前記ヨークに取り付けられる部分が、この油圧シリン
    ダのうち前記軸受ハウジングに取り付けられた部分に対して回転可能である解体
    工具。
  41. 【請求項41】 前記油圧シリンダが、 前記軸受ハウジングに対して回転する、シリンダハウジング及び当該シリンダ
    ハウジングから延設されるシリンダ延長部と、 前記軸受ハウジングに取り付けられ、前記シリンダ延長部を包囲する固定ハウ
    ジングと、を有する請求項40の解体工具。
  42. 【請求項42】 さらに、前記シリンダハウジングと前記シリンダ延長部と
    前記軸受ハウジングの内部に設けられる油圧ラインを有し、前記シリンダハウジ
    ングが、シリンダボアを前記シリンダ延長部から分離する請求項41の解体工具
  43. 【請求項43】 さらに、前記シリンダハウジングを前記ヨークに揺動可能
    に取り付けるトラニオンを有する請求項41の解体工具。
  44. 【請求項44】 さらに、前記油圧シリンダのピストンロッドをこの油圧シ
    リンダによって移動されるスライド部材に接続する枢支ピンを有し、この枢支ピ
    ンが、前記トラニオンの軸芯に対して実質的に直交な軸芯を有する請求項43の
    解体工具。
  45. 【請求項45】 さらに、前記油圧シリンダのピストンロッドの移動を案内
    する案内部材を有する請求項40の解体工具。
  46. 【請求項46】 前記案内部材が、前記側方部材と、前記油圧シリンダのピ
    ストンロッドとに揺動可能に取り付けられたリンクである請求項45の解体工具
  47. 【請求項47】 前記案内部材が案内ロッドであるとともに、 さらに、前記油圧シリンダのピストンロッドに接続され、前記案内ロッド上に
    スライド可能に受けられたスライド部材が設けられている請求項45の解体工具
  48. 【請求項48】 前記案内部材が前記側方部材に形成された案内スロットで
    あるとともに、 さらに、前記油圧シリンダのピストンロッドに接続され、前記案内スロットに
    スライド可能に受けられたスライド部材が設けられている請求項45の解体工具
  49. 【請求項49】 前記側方部材が前記ヨークから分離可能である請求項40
    の解体工具。
  50. 【請求項50】 ジョー構造を形成する一対の可動ブレードと、各ブレード
    に接続されるリンクと、各リンクに取り付けられて前記一対のブレードを移動さ
    せる共通の油圧シリンダとを備える解体工具ユニットを設計・形成する方法であ
    って、 A)前記解体工具ユニットの一般ジョー構造(general jaw structure)に関
    する主な幾何学的パラメータを規定する、一般ジョー幾何学的形態(general ja
    w geometry)を開発する工程、 B)前記ジョー幾何学的形態を分析し、少なくとも、前記一対のブレードの移
    動範囲にわたる一般ジョー構造の作用トルクを決定する工程、 C)前記一般ジョー構造の主な幾何学的パラメータの相対値を決定し、少なく
    とも、前記一対のブレードの移動範囲にわたる前記作用トルクを最適化する工程
    、及び D)工程C)で決定された前記主な幾何学的パラメータを有する解体工具ユニ
    ットを形成する工程、 を有する方法。
  51. 【請求項51】 分析される前記一般ジョー構造の主な幾何学的パラメータ
    が、各ブレードのレバーアームと、各リンクの長さとを含む請求項50の方法。
  52. 【請求項52】 分析される前記一般ジョー構造の主な幾何学的パラメータ
    が、さらに、前記一対のブレードのジョー深さと、これらブレードの最大開口度
    と、前記油圧シリンダに対する前記リンクの相対角度向きと、前記油圧シリンダ
    に対する前記レバーアームの相対角度向きとを含む請求項51の方法。
  53. 【請求項53】 さらに、前記一般ジョー構造のサイクル時間を分析する工
    程を有する請求項52の方法。
  54. 【請求項54】 最大の前記作用トルクが、前記一対のブレードの閉鎖位置
    近くに設定される請求項50の方法。
  55. 【請求項55】 前記作用トルクが、前記一対のブレードの移動全体にわた
    って増大する請求項50の方法。
  56. 【請求項56】 前記主な幾何学的パラメータの相対値を決定する工程が、
    各前記リンクの長さと各前記レバーアームとの長さを変化させることを含む請求
    項50の方法。
  57. 【請求項57】 前記主な幾何学的パラメータの相対値を決定する工程が、
    各リンクの端部と前記油圧シリンダの中心線との間の距離を変化させることを含
    む請求項50の方法。
  58. 【請求項58】 解体作業機に取り付けられるように構成されたユニバーサ
    ル本体と、 前記ユニバーサル本体に揺動可能に取り付けられた少なくとも一つの可動ブレ
    ードと、 各可動ブレードから油圧ピストンまで延設される一つのリンクと有する解体工
    具であって、 各リンクの長さが、当該リンクが前記ブレードに接続されている位置から、前
    記ブレードの、前記ユニバーサル本体回りの枢支点までの長さに実質的に等しい
    解体工具。
  59. 【請求項59】 各ブレードのジョー深さが、各リンクの前記長さに実質的
    に等しい請求項58の解体工具。
  60. 【請求項60】 さらに、前記油圧ピストンへの各リンクの各接続部と前記
    ピストンの軸芯との間に、オフセットを有する請求項58の解体工具。
  61. 【請求項61】 各リンクが、共通の枢支ピンにおいて前記油圧ピストンに
    接続されている請求項58の解体工具。
  62. 【請求項62】 前記共通の枢支ピンが、前記ピストンの軸芯に位置合わせ
    されている請求項61の解体工具。
  63. 【請求項63】 解体作業機に取り付けられるように構成された解体工具で
    あって、この解体工具が、 前記解体作業機に取り付けられるように構成されたユニバーサル本体と、 前記ユニバーサル本体に揺動可能に取り付けられる一対の揺動可能ブレードと
    、 各ブレードに取り付けられる少なくとも一つのリンクと、 前記ユニバーサル本体内に受け入れられるとともに、各リンクが取り付けられ
    るスライド部材と、 前記ユニバーサル本体に取り付けられるとともに前記スライド部材に接続され
    、このスライド部材と前記一対の揺動可能ブレードとを移動させるピストン・シ
    リンダ機構と、 を有し、かつ、 前記一対の揺動可能ブレードによってその移動中に作り出される力が、両ブレ
    ードの閉じ位置近くにピークを有する解体工具。
  64. 【請求項64】 複数の工具セットのうち一つを選択的に解体作業機に取り
    付けるためのマルチ工具取り付けシステムであって、 このマルチ工具取り付けシステムが、 案内スロットが形成されたユニバーサル本体と、 前記案内スロットにスライド可能に受け入れられたスライド部材と、 前記ユニバーサル本体に取り付けられるとともに前記スライド部材に接続さ
    れ、このスライド部材を前記案内スロットに沿って移動させる油圧シリンダと 工具セットを選択的に取り付けるクイック解除部材と、 を有し、かつ、 クイック交換アセンブリが、各解体工具セットの可動ブレードを揺動可能に接
    続するメインピンと、前記メインピンを包囲するとともに前記ユニバーサル本体
    に取り外し可能に接続されたブリッジハウジングと、を有するマルチ工具取り付
    けシステム。
  65. 【請求項65】 前記クイック交換アセンブリが、さらに、互いに位置合わ
    せされた前記ブリッジハウジングの開口部と前記ユニバーサル本体の開口部とに
    受け入れられるよう構成されたキーパーピンを有する請求項64のマルチ工具取
    り付けシステム。
  66. 【請求項66】 前記ユニバーサル本体が、マルチ工具取り付けシステムを
    解体作業機に取り付けるための軸受ハウジングと、前記軸受ハウジングの前方に
    配置されるヨークと、前記ヨークから延設される一対の側部とを有し、これら一
    対の側部が、当該ユニバーサル本体に沿って長手方向に延設される前記案内スロ
    ットを形成する請求項64のマルチ工具取り付けシステム。
  67. 【請求項67】 前記一対の側部が、前記ヨークに揺動可能に取り付けられ
    るとともに、前記スライド部材に対するアクセスを提供するべく移動可能である
    請求項66のマルチ工具取り付けシステム。
  68. 【請求項68】 前記一対の側部が、前記ヨークに取り外し可能に取り付け
    られるとともに、前記スライド部材に対するアクセスを提供するべく取り外し可
    能である請求項66のマルチ工具取り付けシステム。
  69. 【請求項69】 複数の工具セットのうち一つを選択的に解体作業機に取り
    付けるためのマルチ工具取り付けシステムであって、以下のものを有するマルチ
    工具取り付けシステム、 一対の揺動可能側部を有するユニバーサル本体、各揺動可能側部には案内スロ
    ットが形成されている、 各揺動可能側部の前記案内スロットにスライド可能に受け入れられるスライド
    部材、及び 前記ユニバーサル本体に取り付けられるとともに前記スライド部材に接続され
    、このスライド部材を前記案内スロットに沿って移動させる油圧シリンダ。
  70. 【請求項70】 複数の工具セットの一つを選択的に解体作業機に取り付け
    るためのマルチ工具取り付けシステムであって、 案内スロットを有するユニバーサル本体と、 前記案内スロット内にスライド可能に受け入れられるスライド部材と、 前記ユニバーサル本体に取り付けられるとともに前記スライド部材に接続され
    、このスライド部材を前記案内スロットに沿って移動させる油圧シリンダと、 前記スライド部材上の共通ポイントから延設され、各工具セットの各可動ジョ
    ーに対し選択的に取り付けられるよう構成された一対のリンクと、 を有するマルチ工具取り付けシステム。
  71. 【請求項71】 本体に接続されるための工具セットであって、前記本体に
    、この工具セットを駆動させるための油圧シリンダが設けられたものにおいて、 前記工具セットが、 互いに枢支連結される一対の可動ブレードと、 前記一対のブレードを互いに接続する共通の枢支ピンと、 前記枢支ピンに接続されたブリッジハウジングと、 を有し、かつ、 前記ブリッジハウジングが、前記工具セットを前記本体に取り付けるためのク
    イック解除システムを提供するように構成されている工具セット。
  72. 【請求項72】 解体作業機に取り付け可能な本体と、 前記本体に設けられた少なくとも一つの油圧シリンダと、 一対の揺動可能ブレードと、 を有する強力型剪断機であって、 前記一対の揺動可能ブレードが共通の枢支点で前記本体に取り付けられるとと
    もに少なくとも一つのシリンダに接続されて、切断関係を維持しながら移動する
    よう構成され、一方の可動ブレードには他方の可動ブレードを受け入れるスロッ
    トが設けられ、かつ、 一方の揺動可能ブレードが、以下のものを有する強力型剪断機、 i)このブレードの前記枢支点側に設けられる第1切断部、 ii)このブレードの遠端部側に設けられる、交換可能な穿孔用先端部、及び iii)前記穿孔用先端部と前記第1切断部との間に設けられる第2切断部、
    実質的に連続した切断線が前記穿孔用先端部から、前記第2切断部の、前記第1
    切断部側の端部まで形成される。
  73. 【請求項73】 前記本体が案内スロットを有するとともに、 さらに、各ブレードに取り付けられるリンクと、前記案内スロット内に受け入
    れられ前記シリンダに接続されるスライド部材とが備えられている請求項72の
    強力型剪断機。
  74. 【請求項74】 前記第1切断部と前記第2切断部とが、複数の交換可能な
    挿入部材からなる請求項72の強力型剪断機。
  75. 【請求項75】 前記複数の交換可能な挿入部材がスライド可能であり、こ
    れにより各挿入部材が、選択的に作動位置へと位置決め可能な複数の切断エッジ
    を備える請求項74の強力型剪断機。
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