JP2545096Y2 - 反射形表示装置における凹面鏡支持構造 - Google Patents

反射形表示装置における凹面鏡支持構造

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JP2545096Y2
JP2545096Y2 JP757492U JP757492U JP2545096Y2 JP 2545096 Y2 JP2545096 Y2 JP 2545096Y2 JP 757492 U JP757492 U JP 757492U JP 757492 U JP757492 U JP 757492U JP 2545096 Y2 JP2545096 Y2 JP 2545096Y2
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は反射形表示装置に係り、
特に、半透過性の反射部材を挟んで表示デバイスと凹面
鏡とを対向して配置し、表示デバイスの表示光を半透過
性の反射部材を透過して凹面鏡に入射し、凹面鏡で反射
した光を更に半透過性の反射部材で表示視認者に向かっ
て反射して表示を行うようにした反射形表示装置におけ
る凹面鏡支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の反射形表示装置として、
車両に搭載されて車速、エンジン回転数、各種ウオーニ
ングなどを表示するようにされた図4に示す車両用のも
のが使用されていた。図4において、1は装置ケースで
あり、これはインストルメントパネル内に収容されてい
る。インストルメントパネル内に収容された装置ケース
1内には、半透過性の反射部材であるハーフミラー2が
その反射面2aを表示を視認する運転者Eに向けて配さ
れ、ハーフミラー2の裏面側に車速、エンジン回転数な
どを表示する表示デバイス3が、ハーフミラー2を挟ん
で表示デバイス3と対向して凹面鏡4がそれぞれ配置さ
れている。
【0003】なお、5は装置ケース1の開口部を塞ぐア
クリル樹脂のような透明材料によって形成された表ガラ
スであり、6はインストルメントパネルと一体に形成さ
れたメータフードである。また表示デバイス3はその表
示面が凹面鏡4の焦点内になるように配設され、凹面鏡
4が表示デバイス3の表示面に対して拡大作用を有する
ようにしている。
【0004】表示デバイス2の表示光は、ハーフミラー
2を透過して凹面鏡4に向けられ、この凹面鏡4によっ
てハーフミラー2に向けて反射される。そして、ハーフ
ミラー2の反射面2aで反射された表示光が運転者Eに
向けられ、運転者E側から反射面2aを見ると、この反
射面2aの表示範囲内に表示の虚像が視認される。この
とき、凹面鏡4とハーフミラー2とによる反射の繰り返
し、及び凹面鏡4の拡大作用により遠方表示が行われ
る。
【0005】ところで、上述した従来の装置における凹
面鏡支持構造においては、凹面鏡4の固定は、図5乃至
図7に示すように、凹面鏡4の長手方向に沿った上下縁
部を下支える凹面鏡4の形状に倣って湾曲したリブ10
aと、長手方向と直交する方向に沿った左右縁部を下支
える凹面鏡4の形状に倣って湾曲したリブ10bとを有
する下支え部材10の上に凹面鏡4をセットしてからそ
の上に蓋11を乗せてサンドイッチ構造にして固定して
いる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、凹面鏡4の曲
率Rは、図8に示すように、実線で示す理想形状を中心
にし点線で示す大きな範囲でバラツキが生じる。このよ
うなバラツキがあると、上述したように凹面鏡4の周囲
の縁部を下支え部材10のリブにセットして固定するよ
うにしたものにおいては、曲率の小さい凹面鏡4の場
合、左右縁部のみがリブによって下支えされ、光学上の
中心である中央部分がリブから浮いてしまうようにな
る。
【0007】このようなことが生じると、光学上重要で
ある凹面鏡4の中央部と表示デバイス3及びハーフミラ
ー2との距離が設計値から大きくズレてしまい、表示像
の位置や大きさが変化してしまうようになる。また、サ
ンドイッチ構造によって浮きを強引になくそうとすると
凹面鏡4が歪んでしまって表示像に歪みを生じさせるよ
うになる。
【0008】一方、曲率の大きな凹面鏡4の場合、凹面
鏡4はその中央部分の1点しかリブによって下支えされ
なくなり、左右両端が浮いてしまうため、固定が不安定
となって振動により凹面鏡4が振動し易くなるという問
題があった。また、この場合もサンドイッチ構造によっ
て両端の浮きを強引になくそうとすると凹面鏡4が歪ん
でしまって表示像に歪みを生じさせるようになる。
【0009】よって本考案は、上述した従来の問題点に
鑑み、凹面鏡の曲率のバラツキに対して光学上の中心部
を変化させず、かつ凹面鏡の曲率を歪ませることなく固
定できるようにした反射形表示装置における凹面鏡支持
構造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案により成された反射形表示装置における凹面鏡支
持構造は、半透過性の反射部材を挟んで表示デバイスと
凹面鏡とを対向して配置し、表示デバイスの表示光を半
透過性の反射部材を透過して凹面鏡に入射し、凹面鏡で
反射した光を更に半透過性の反射部材で表示視認者に向
かって反射して表示を行うようにした反射形表示装置に
おいて、凹面鏡の長手方向に沿った上下縁部を凹面鏡の
光軸中心を挟んだ2点において下支え部材の支えリブに
より下支えた凹面鏡を緩衝材を介して蓋により抑えて支
持したことを特徴としている。
【0011】前記反射形表示装置における凹面鏡支持構
造はまた、前記支えリブによって下支えられた前記凹面
鏡の縁部以外の部分を凹面鏡の縁部から間隔をおいて前
記下支え部材に形成した光漏れ防止リブによって覆った
ことを特徴としている。
【0012】
【作用】上記構成により、凹面鏡はその長手方向に沿っ
た上下縁部を凹面鏡の光軸中心を挟んだ2点において下
支え部材の支えリブにより下支えられているので、凹面
鏡の曲率にバラツキがあっても凹面鏡の光軸中心は殆ど
一定位置に保持されるようになり、また2点支持構造と
なっているので位置決めが安定的に行われるようになっ
ている。また、凹面鏡の縁部全体が覆われているので、
凹面鏡に入射した光によって縁部が光ってもこれが半透
過性の反射部材に映り込むことが防止される。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2は本考案による反射形表示装置にお
いて採用されている凹面鏡支持構造を示し、図5乃至図
7について上述した従来のものと同等のものには同一の
符号を付してある。
【0014】図において、下支え部材10は凹面鏡4の
長手方向に沿った上下縁部を凹面鏡4の光軸中心を挟ん
だ2点において下支える支えリブ10cと、この支えリ
ブ10cに連続して凹面鏡4の長手方向に沿った上下縁
部から僅かな間隔をあけて形成された光漏れ防止リブ1
0dと、長手方向と直交する方向に沿った左右縁部をス
ポンジのような緩衝材12を介して支える支えリブ10
eとを有する。
【0015】支えリブ10c上に凹面鏡4の上下縁部が
光軸中心の近傍において乗り、かつ支えリブ10e上に
凹面鏡4の左右縁部が緩衝材11を介して乗るように、
凹面鏡4を下支え部材10にセットし、その後支えリブ
10cに対応する位置にスポンジのような緩衝材12を
介在させてその上に蓋11を乗せてサンドイッチ構造に
して凹面鏡4を支持している。
【0016】以上の凹面鏡支持構造では、凹面鏡4は上
下縁部の光軸中心近傍の2点が支えリブ10cによりそ
れぞれ下支えられ、左右縁部は緩衝材12を介して支え
リブ10eによってそれぞれ下支えられるようになって
いるので、凹面鏡4の曲率にバラツキがあっても凹面鏡
4の光軸中心は殆ど変わることなく位置決めされると共
に左右縁部の浮き沈みは緩衝材12によって吸収される
ようになり、また蓋11は緩衝材12を介して凹面鏡4
を支えリブ10cに対して押し付けるので凹面鏡4を歪
ませることがない。
【0017】また、凹面鏡4の上下及び左右縁部は支え
リブ10c及び10eだけでなく光漏れ防止リブ10d
によって囲まれているので、凹面鏡4の縁部が入射光に
よって光ることがあっても、この光った縁部がハーフミ
ラー2の周囲に映り込むことが防止されるため、映り込
みが防止されていないときに、見る方向によっては運転
者に見えてしまう好ましくない映り込みが解消される。
【0018】なお、凹面鏡4の縁部が光る理由は、凹面
鏡4が図3に示すように透明無機ガラスからなる基材4
1の裏面に金属蒸着などによって反射膜42を形成する
ことによって構成されている関係で、凹面鏡4の表面側
に入射した光の一部が基材41内を導光されて縁部に至
るからである。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、凹
面鏡の曲率にバラツキがあっても凹面鏡の光軸中心は殆
ど一定位置に保持されるようになり、また2点支持構造
となっているので位置決めが安定的に行われるので、凹
面鏡の曲率のバラツキに対して光学上の中心部を変化さ
せず、かつ凹面鏡の曲率を歪ませることなく固定でき
る。
【0020】また、凹面鏡に入射した光によって縁部が
光ってもこれが半透過性の反射部材に映り込むことが防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による反射形表示装置における凹面鏡支
持構造の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の支持構造の一部分を示す平面図である。
【図3】凹面鏡の断面構造を示す図である。
【図4】従来の反射形表示装置の一例を示す図である。
【図5】従来の凹面鏡支持構造の一例を示す断面図であ
る。
【図6】図5の支持構造の一部分を示す平面図である。
【図7】図5の支持構造の一部分を示す斜視図である。
【図8】凹面鏡のバラツキの様子を示す図である。
【符号の説明】
2 半透過性の反射部材(ハーフミラー) 3 表示デバイス 4 凹面鏡 10 下支え部材 10c 支えリブ 10d 光漏れ防止リブ 11 蓋 12 緩衝材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半透過性の反射部材を挟んで表示デバイ
    スと凹面鏡とを対向して配置し、表示デバイスの表示光
    を半透過性の反射部材を透過して凹面鏡に入射し、凹面
    鏡で反射した光を更に半透過性の反射部材で表示視認者
    に向かって反射して表示を行うようにした反射形表示装
    置において、 凹面鏡の長手方向に沿った上下縁部を凹面鏡の光軸中心
    を挟んだ2点において下支え部材の支えリブにより下支
    えた凹面鏡を緩衝材を介して蓋によってサンドイッチ構
    造にして支持したことを特徴とする凹面鏡支持構造。
  2. 【請求項2】 前記支えリブによって下支えられた前記
    凹面鏡の縁部以外の部分を凹面鏡の縁部から間隔をおい
    て前記下支え部材に形成した光漏れ防止リブによって覆
    ったことを特徴とする請求項1記載の凹面鏡支持構造。
JP757492U 1992-02-21 1992-02-21 反射形表示装置における凹面鏡支持構造 Expired - Fee Related JP2545096Y2 (ja)

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